シャオミから、待望の最新フラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」がついに登場しました!
革新的な「デュアルアンプ同軸トリプルドライバー」とオーディオ界の名門Harmanによるチューニングが融合し、これまでにない圧倒的な高解像度サウンドを実現。
さらに、業界最高レベルの最大55dB/5kHz対応アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能が、周囲の騒音を劇的に低減できることで、早くも話題になっています。
この記事では、そんな大注目のXiaomi Buds 5 Proのデザイン、装着感、音質、ANC性能、バッテリー、そして注目の独自機能まで、あらゆる側面を徹底的に深掘りし、レビューします。
【この記事で分かること】
- Xiaomi Buds 5 Proの詳細なスペック(ドライバー構成、対応コーデック、バッテリー性能など)
- 実際の試聴に基づいた音質の評価(解像度、音場、低音・高音の質)
- ANC(ノイズキャンセリング)性能と通話品質の実力
- 装着感やデザイン、携帯性の評価
- 録音機能やWi-Fi接続(Wi-Fi版)など独自機能のレビュー
- 前モデルXiaomi Buds 5との具体的な違い
- 他の最新イヤホンとの比較(メリット・デメリット)
- Xiaomi Buds 5 Proが「買い」かどうかの判断材料
また、前モデル Xiaomi Buds 5との詳細な比較も行い、その進化のポイント(違い)を明らかにしていきます。購入する前に知っておきたいメリットやデメリット、評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
Xiaomi Buds 5 Pro発売開始!- Wi-Fi版も選べる新時代の完全ワイヤレスイヤホン
2025年3月13日、シャオミは革新的な完全ワイヤレスイヤホン「Xiaomi Buds 5 Pro」の販売を開始しました。接続方式が異なるBluetooth版とWi-Fi版の2種類が用意され、ライフスタイルや音質へのこだわりに合わせて選択できます。
カラーバリエーションは、Bluetooth版が上品な「チタングレー」と「セラミックホワイト」、Wi-Fi版がクールな「トランスパレントブラック」の計3色展開です。
発売を記念し、新規のSpotify Premium個人プランユーザーを対象とした3ヶ月無料キャンペーンも2026年8月8日まで実施中です。詳細はXiaomi Earbudsアプリで確認できます。
未体験のサウンドへ誘う「デュアルアンプ同軸トリプルドライバー」の音質
Xiaomi Buds 5 Proは、シャオミが独自開発した「デュアルアンプ同軸トリプルドライバー」を搭載しています。これは、低音域を担当する11mmデュアルマグネットダイナミックドライバー、広いサウンドステージを生み出すプラナードライバー、そしてクリアな高音域を再生するセラミックツィーターという3つのドライバーを同軸上に配置したものです。
さらに、高周波と低周波ユニットをそれぞれ独立したアンプで駆動するデュアルアンプ構造により、信号間の干渉を効果的に低減。これにより、音の細やかなディテールと明瞭度が飛躍的に向上し、15Hzから50kHzという驚異的な超ワイド周波数範囲での再生を実現します。
Harman監修の高品位サウンドとロスレス再生
この革新的なドライバーシステムに加え、オーディオ界の名門Harmanの「Golden Ear Team」によるHarman AudioEFXチューニングが施されています。これにより、深みのある豊かな低音と、聴く人を満足させる音楽表現が可能になり、プロレベルの高品位なサウンド体験が得られます。
さらに、Qualcomm® aptX™ Losslessオーディオコーデックに対応しており、対応するスマートフォンなどと接続すれば、最大48kHz/24bit(Bluetooth版)のロスレスオーディオをワイヤレスで楽しむことができます。まるでレコーディングスタジオにいるかのような、純粋でディテールに富んだ音楽体験が、いつでもどこでも可能です。
業界最高レベルの静寂を実現する「強力なノイズキャンセリング」
Xiaomi Buds 5 Proは、業界をリードする最大55dBのノイズ低減効果と、5kHzという広い周波数帯域に対応したアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しています。
これにより、飛行機や電車内の騒音から、カフェでの話し声まで、日常の様々なノイズを効果的に遮断し、音楽やコンテンツへの深い没入感を提供します。
ノイズキャンセリングのレベルは手動で複数段階に調整できるほか、周囲の騒音レベルに合わせて自動で最適化するアダプティブANC機能も利用でき、常に快適な静寂空間を作り出します。
クリアな通話品質と風切り音対策
通話品質にも妥協はありません。左右合計3つのマイクとAIベースのノイズリダクションアルゴリズムが連携し、通話中の周囲の雑音を効果的に抑制します。騒がしい街中や駅のホームなどでも、相手にはクリアな音声が届きます。さらに、最大15m/秒の風切り音にも対応しており、風の強い屋外での通話も聞き取りやすく、快適なコミュニケーションを実現します。
真のロスレス体験を「Wi-Fi接続」で(Wi-Fi版限定)
Wi-Fi版のXiaomi Buds 5 Proは、Bluetooth接続の限界を超える、真のロスレスオーディオ伝送を実現します。現時点ではXiaomi 15 Ultraとの組み合わせに限定されますが、独自のXPAN Wi-Fi Technologyにより、最大4.2Mbpsという高速かつ安定したデータ伝送を可能にし、最大96kHz/24bitというスタジオクオリティのハイレゾロスレスオーディオをワイヤレスで体験できます。
これにより、Bluetooth接続では再現しきれなかった微細な音のニュアンスや空気感まで忠実に再現され、音楽本来の感動を余すことなく味わえます。今後のOTAアップデートで対応モデルが拡大される予定です。
音楽だけじゃない!「多彩なスマート機能」で毎日を豊かに
Xiaomi Buds 5 Proは、優れたオーディオ体験に加え、日々の生活を豊かにする多彩なスマート機能も搭載しています。イヤホン単体または充電ケース経由で最大4時間の録音が可能で、会議の議事録作成やインタビュー、とっさのアイデアメモなどに役立ちます。さらに、20言語に対応したAI翻訳と音声文字起こし機能も搭載予定(2025年夏頃提供開始予定、当初はXiaomi 15 Ultraで利用可能)。海外の方とのコミュニケーションやオンライン会議で活躍します。
パーソナライズされた没入感と快適性
パーソナライズされた3Dオーディオ機能は、個々のユーザーの耳道や頭の大きさに合わせて音響特性を最適化。さらにヘッドトラッキング機能により、頭の動きに合わせて音の定位が変化し、まるで映画館やライブ会場にいるかのような臨場感あふれるサラウンドサウンドを提供します。
また、周囲の騒音レベルを検知して自動で音量を調整するアダプティブサウンド機能や、接続したXiaomiスマートフォンのリモートシャッター機能など、細やかな配慮が行き届いた機能も魅力です。
バッテリー切れの心配無用「長時間再生と便利な充電」
バッテリー性能も充実しています。イヤホン単体で最大8時間(Bluetooth版)または10時間(Wi-Fi版)の連続音楽再生が可能。充電ケースを併用すれば、最大40時間という長時間の再生を実現し、旅行や出張中でもバッテリー残量を気にすることなく音楽を楽しめます。
また、急速充電にも対応しており、わずか10分間の充電で約4時間から4.5時間の再生が可能。充電ポートは汎用性の高いUSB Type-Cを採用し、さらに充電ケースはQiワイヤレス充電にも対応しているため、置くだけで手軽に充電できます。
デザインから接続性まで、魅力あふれる充実の機能
人間工学に基づき設計されたイヤホンは、片側わずか5.6gと軽量で、長時間装着しても疲れにくい快適なフィット感を提供します。最新のBluetooth® 5.4に対応し、aptX™ LosslessやaptX™ Adaptive、低遅延・低消費電力のLE Audioなど多彩なコーデックをサポート。
そのほかにも2台のデバイスと同時に接続できるデュアルデバイス接続、タッチコントロールエリアでの直感的な操作、IP54等級の防滴防塵性能、Xiaomi Earbudsアプリでの詳細設定に対応するなど魅力的な要素が満載です!
早速どんな完全ワイヤレスイヤホンなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)、前モデルからの変更点を見ていきましょう。
この製品の購入はこちら→ Amazonリンク / AliExpress リンク
公式ページ:Xiaomi Buds 5 Pro – Xiaomi Japan
価格をチェック!Xiaomi Buds 5 Proは他の完全ワイヤレスよりも安いのか?
Xiaomi Buds 5 Proはシャオミ オンラインストアで24,980円で販売されています。
また、ECサイトのAmazonでも24,980円で販売中。楽天市場(24,980円 ※Wi-Fi版は27,980円)やAliExpress(32,880円)でも購入できます。
Powerbeats Pro 2
2025年2月13日に発売されたBeats「Powerbeats Pro 2」はAmazonで36,182円で販売中です。こちらは、アクティブなシーンでの音楽体験を追求する方に最適な完全ワイヤレスイヤホンです。特徴的なイヤーフックは激しい動きでも耳から外れにくく、安定した装着感を提供します。IPX4等級の耐汗耐水性能も備えているため、ワークアウトやランニング中でも安心して使用できます。
さらに、心拍数モニタリング機能を搭載し、トレーニング中のコンディション把握をサポート。アクティブノイズキャンセリング機能で周囲の騒音を低減し、音楽に集中できる環境を作り出す一方、外部音取り込みモードで周囲の状況も確認可能です。空間オーディオ対応で臨場感あふれるサウンドを楽しめ、最大45時間再生可能なバッテリーも長時間の使用を支えます。
FreeBuds Pro 4
2025年2月7日に発売されたファーウェイ「FreeBuds Pro 4」はAmazonで25,519円で販売中です。こちらは、音質とノイズキャンセリング性能を高いレベルで融合させた完全ワイヤレスイヤホンです。11mmクアッドマグネットダイナミックドライバーと平面振動板ドライバーを搭載し、L2HCやLDACといった高音質コーデックにも対応。ハイレゾワイヤレス認証を受けた、繊細かつ迫力のあるサウンドを楽しめます。
従来モデルから30%向上したという強力なアクティブノイズキャンセリング機能は、周囲の騒音を効果的に低減し、静かな環境で音楽や通話に集中できます。新開発の形状記憶フォームイヤーチップは、耳に優しくフィットし、快適な装着感と高い遮音性を実現。IP54の防水防塵性能やマルチポイント接続など、日常での使いやすさも考慮されています。
LinkBuds Fit
2024年11月15日に発売された「LinkBuds Fit」はAmazonで21,490円で販売中です。こちらは、軽快な装着感と高音質を両立させた完全ワイヤレスイヤホンです。片耳約4.9gという軽量設計と、耳に優しくフィットするフィッティングサポーター、浅めのイヤーピースにより、長時間装着していても疲れにくい快適さを実現しています。
統合プロセッサーV2とダイナミックドライバーXを搭載し、クリアで伸びやかなサウンドを提供。LDACコーデックや圧縮音源をハイレゾ相当にアップスケーリングするDSEE Extremeにも対応しています。ノイズキャンセリング機能で静寂に浸ることも、外音取り込み機能で周囲の音を聞くことも可能。耳元をタップして操作するワイドエリアタップや、話し始めると音楽が自動停止するSpeak-to-Chatなど、日常を便利にする機能も充実しています。
AirPods 4
2024年9月20日に発売された「AirPods 4」はAmazonで28,596円で販売中です。こちらは、Appleデバイスユーザーにとって最高の体験を提供する完全ワイヤレスイヤホンです。パワフルなH2チップを搭載し、空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングによって、まるでその場にいるかのような臨場感あふれるサウンドを実現します。
iPhoneやiPad、Macとのペアリングは一瞬で完了し、デバイス間の切り替えもシームレス。新しい感圧センサーによる直感的な操作や、Siriによるハンズフリーコントロールも快適です。IP54等級の防水・防塵性能を備えているため、汗や多少の雨も気にせず使用できます。通常モデルに加え、より没入感を高めるアクティブノイズキャンセリング搭載モデルも用意されています。
まとめ
Xiaomi Buds 5 Proの価格(24,980円)は、今回比較した他の最新完全ワイヤレスイヤホンの中では、比較的手頃な価格帯に位置します。最も安価なLinkBuds Fit(21,490円)よりは高いものの、FreeBuds Pro 4(25,519円)とは近く、AirPods 4(28,596円)やPowerbeats Pro 2(36,182円)よりは安価です。
ただし、価格だけでなく、それぞれのイヤホンが持つ特徴を考慮することが重要です。
スポーツやワークアウトでの使用を重視するならPowerbeats Pro 2、最高の音質とノイズキャンセリングを求めるならFreeBuds Pro 4、軽さと快適な装着感を優先するならLinkBuds Fit、Appleデバイスとの連携を最大限に活用したいならAirPods 4が候補となるでしょう。
Xiaomi Buds 5 Proは、これらのモデルと比較して、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって魅力的な選択肢の一つと言えそうです。使い方や予算に合わせて、最適なイヤホンを選んでみてください。
デザイン:洗練された進化と所有欲をくすぐる質感
ワイヤレスイヤホンを選ぶ際、音質や機能性はもちろん重要ですが、毎日身につけるものだからこそ、デザインも妥協したくないポイントです。Xiaomi Buds 5 Proは、そんなデザインへのこだわりを持つユーザーの期待に応えるべく、洗練された進化を遂げました。ここでは、前モデル「Xiaomi Buds 5」との比較を交えながら、Xiaomi Buds 5 Proの持つデザインの魅力、質感について詳しく紹介します。
エレガントさを増したカラーと素材感
Xiaomi Buds 5 Proは、見る人の目を引くエレガントなカラーバリエーションが用意されています。Bluetooth版では、上品な「セラミックホワイト」と、落ち着きと高級感を両立した「チタングレー」がラインナップ。一方、Wi-Fi版限定の「トランスパレントブラック」は、内部構造が透けて見えるクリアデザインの充電ケースが特徴的で、ガジェット好きの心をくすぐります。前モデルのXiaomi Buds 5にもセラミックホワイトとチタングレーはありましたが、Buds 5 Proでは光沢感のある仕上げや細部の処理により、一層ラグジュアリーな印象を高めています。
充電ケース:質感とデザインの進化
充電ケースのデザインも、Xiaomi Buds 5 Proの魅力の一つです。特にチタングレーモデルでは、ケースの上部が光沢仕上げ、下部が非光沢仕上げというツートンデザインを採用。光沢部分は華やかですが、指紋がやや目立ちやすいかもしれません。
しかし、このコントラストが独特の高級感を演出しています。前モデルXiaomi Buds 5のケースと比較すると、Buds 5 Proのケースはより角の取れた丸みを帯びたフォルムになり、手に馴染みやすくなっています。また、Xiaomiのロゴがわずかに大きくなり、ブランドの存在感をさりげなく主張しています。Wi-Fi版のトランスパレントブラックのクリアケースは、他にはないユニークな印象です。
イヤホン本体:軽さとフィット感のバランス
イヤホン本体のデザインは、前モデルXiaomi Buds 5の基本的な形状を踏襲しつつ、より洗練された印象です。人間工学に基づいた設計により、耳へのフィット感を高め、長時間の使用でも快適さを目指しています。
例えば、通勤中に好きなアーティスト、Vaundyの最新アルバムを通しで聴いたり、週末にNetflixで話題のドラマ『ブリジャートン家』を数話連続で鑑賞したりする際にも、耳への負担が少ないのは嬉しいポイントです。
ただし、装着感は耳の形によって個人差があるため、すべての人に完璧にフィットするとは限りません。重さに関しては、イヤホン片側がXiaomi Buds 5の4.2gに対し、Buds 5 Proは5.6gとわずかに増加しています。これは、機能向上に伴うものかもしれませんが、その分、質感や剛性感は増しているように感じられます。
細部に宿るこだわりとビルドクオリティ
Xiaomi Buds 5 Proは、細部の仕上げにもこだわりが見られます。イヤホン本体の光沢感のある表面処理や、ステム部分にあしらわれた華やかなロゴは、精密な職人技を感じさせます。充電ケースの蓋の開閉感もスムーズで、しっかりとした作り込みがうかがえます。
前モデルXiaomi Buds 5も、メタリックな光沢のエッジコーティングなど、デザイン性の高いモデルでしたが、Buds 5 Proは全体的な質感や仕上げのレベルが一段階向上し、よりプレミアムな製品であることを感じさせます。所有する喜びを満たしてくれる、高いビルドクオリティと言えるでしょう。
充実の付属品で快適なスタート
製品体験は、パッケージを開けた瞬間から始まります。Xiaomi Buds 5 Proには、イヤホン本体と充電ケースに加え、充電用のType-Cケーブル、取扱説明書が同梱されています。さらに重要な点として、XS、S、Lサイズの交換用イヤーピース(Mサイズは本体に装着済み)が付属しています。
これにより、自分の耳のサイズに最適なイヤーピースを選ぶことができ、装着感の向上はもちろん、遮音性や音質ポテンシャルの最大化にも繋がります。前モデルXiaomi Buds 5の付属品も基本的な構成は同じですが、自分にぴったりのイヤーピースを選べる点は、Buds 5 Proの嬉しい配慮です。
まとめ:Xiaomi Buds 5からの確かな進化
Xiaomi Buds 5 Proのデザインは、前モデルXiaomi Buds 5の良い点を継承しつつ、質感や細部の仕上げを向上させ、より洗練された印象を与えるものへと進化しました。カラーバリエーションも魅力的で、特にWi-Fi版のトランスパレントブラックはユニークな存在感を放ちます。わずかな重量増はありますが、それを補って余りある高級感とビルドクオリティの高さを感じさせてくれます。
Xiaomi Buds 5からのデザインの違いポイント:
- 質感の向上: 全体的に光沢感が増し、より高級感のある仕上げに。
- 重量の変化: イヤホン片側が4.2gから5.6gへ、充電ケースが36.6gから41.8gへと増加。
- ケースデザイン: Buds 5 Proはより丸みを帯びた形状。チタングレーは光沢/非光沢のツートン、Wi-Fi版はクリアケースを採用。
- ロゴ: Buds 5 Proのケースロゴがわずかに大きい。
- カラー: グラファイトブラックが廃止され、Wi-Fi版限定のトランスパレントブラックが登場。
- 付属品: Buds 5 Proには交換用イヤーピース(XS/S/L)が付属。
軽さとフィット感が生む快適な装着感、優れた携帯性
ワイヤレスイヤホンが日常に欠かせないアイテムとなった今、音楽を楽しむだけでなく、Web会議や動画視聴、ゲームプレイなど、その活用シーンは多岐にわたります。だからこそ、長時間快適に使える「装着感」と、どこへでも気軽に持ち運べる「携帯性」は、イヤホン選びの重要な決め手となります。
ここでは、Xiaomi Buds 5 Proが、これらの要素においてどのような体験を提供してくれるのか、前モデル「Xiaomi Buds 5」との比較を交えながら詳しく見ていきましょう。
人間工学に基づいたフィット感:安定性と快適性の追求
Xiaomi Buds 5 Proのイヤホン本体は、多くの人の耳の形状データを基に、人間工学に基づいて設計されています。これにより、耳介に自然に収まり、安定した装着感を実現することを目指しています。ステム(軸)部分が適切な長さと角度を持つことで、装着時のぐらつきを抑え、例えばランニング中や、満員電車で移動中にふと体が揺れた際にも、イヤホンが脱落しにくい安心感を与えてくれます。
公式にも謳われているように、軽さと相まって、長時間の使用でも耳への負担を軽減し、快適な着け心地が持続するよう配慮されています。リモートワークでのZoomやGoogle Meetを使った長時間の会議や、就寝前にリラックスしてAudibleでオーディオブックを楽しむような場面でも、その快適さを実感できるはずです。
重量増の影響は?Xiaomi Buds 5との装着感比較
スペックを見ると、Xiaomi Buds 5 Proのイヤホン片側の重量は5.6g(±0.1g)であり、前モデルXiaomi Buds 5の4.2g(±0.2g)と比較すると、約1.4g重くなっています。この重量増が装着感にどう影響するのか、気になる方もいるでしょう。確かに数値上は重くなっていますが、Xiaomi Buds 5 Proは重量配分や形状の工夫により、重さを感じさせにくい装着感を目指していると考えられます。
むしろ、適度な重さが安定感につながっている可能性もあります。Xiaomi Buds 5はその軽さ(4.2g)が大きな魅力であり、軽快な装着感を提供していましたが、Buds 5 Proは軽さを維持しつつ、より多くの機能を搭載し、安定感を高める方向で設計されたのかもしれません。ただし、耳の形状や大きさは人それぞれ異なるため、装着感の好みや快適さの感じ方には個人差がある点は留意が必要です。
コンパクトな充電ケース:ポケットにすっきり収まる携帯性
イヤホン本体だけでなく、充電ケースの携帯性も重要です。Xiaomi Buds 5 Proの充電ケースは、サイズが60.5mm × 48.45mm × 26.79mm、重量が41.8g(±0.5g)となっています。前モデルXiaomi Buds 5のケース(53.9mm × 53.2mm × 24.5mm、36.6g ±1g)と比較すると、縦方向に少し長くなり、厚みも若干増し、重量も約5.2g増加しています。
しかし、全体としては依然として非常にコンパクトなサイズ感を保っており、ズボンのポケットやジャケットの内ポケット、小さなポーチにもすっきりと収まります。外出時に気軽に持ち運べ、カフェでの作業中にさっと取り出して使う、といった日常的なシーンでも邪魔になりません。丸みを帯びた形状は手に馴染みやすく、持ち運びのストレスを感じさせないでしょう。
総重量で見る携帯性:軽快な持ち運びを実現
イヤホン本体と充電ケースを合わせた総重量で比較してみましょう。Xiaomi Buds 5 Proは約53g(±1g)、Xiaomi Buds 5は約45g(±1g)となります。Buds 5 Proの方が約8g重い計算になりますが、それでも全体で50g強というのは、現代の多機能ワイヤレスイヤホンとしては十分に軽量な部類に入ります。
スマートフォンや財布など、普段持ち歩く他のアイテムと比べても、その重さが気になることはほとんどないでしょう。日々の通勤・通学はもちろん、数日間の旅行や出張に持って行く際も、荷物の負担を増やすことなく、どこでも手軽に高品質なサウンドやノイズキャンセリング機能を利用できる軽快さを備えています。
まとめ:バランスの取れた装着感と優れた携帯性
Xiaomi Buds 5 Proは、前モデルXiaomi Buds 5からイヤホン本体・ケース共にわずかに重量が増加したものの、人間工学に基づいた設計により快適な装着感を目指し、コンパクトなサイズ感によって優れた携帯性を維持しています。重量増が安定感の向上につながっている可能性も考慮すると、機能向上と使い勝手のバランスが取れた進化と言えるかもしれません。
Xiaomi Buds 5からの装着感・携帯性の違いポイント:
- イヤホン重量: 4.2g(Buds 5)→ 5.6g(Buds 5 Pro)へ約1.4g増加。
- ケース重量: 36.6g(Buds 5)→ 41.8g(Buds 5 Pro)へ約5.2g増加。
- 総重量: 45g(Buds 5)→ 53g(Buds 5 Pro)へ約8g増加。
- ケースサイズ: Buds 5 Proは縦にやや長く、厚みもわずかに増加(Buds 5: 53.9×53.2×24.5mm, Buds 5 Pro: 60.5×48.45×26.79mm)。
- 装着感: Buds 5 Proは重量増があるものの、人間工学設計で快適性と安定性を追求。
- 携帯性: Buds 5 Proも依然として軽量コンパクトで持ち運びに優れる。
音質の頂点へ。デュアルアンプ・トリプルドライバーが織りなす革新のサウンド
Xiaomi Buds 5 Proを選ぶ最大の理由は、その卓越した音質にあります。Xiaomiが「音と静寂の頂点へ」という目標を掲げて開発したこのイヤホンは、前モデル「Xiaomi Buds 5」から飛躍的な進化を遂げ、ワイヤレスイヤホンの新たな基準を打ち立てます。その革新的なサウンドの秘密と、音楽体験をどのように変えるのか、詳細に解き明かしていきます。
革新の音響設計:デュアルアンプ同軸トリプルドライバー
Xiaomi Buds 5 Proの音質の核となるのは、自社開発の「デュアルアンプ同軸トリプルドライバー」です。これは、力強い低音域を担当する11mmデュアルマグネットダイナミックドライバー、繊細な中音域を再現するプラナードライバー(平面駆動型ドライバー)、そしてクリアで伸びやかな高音域を鳴らすセラミックツィーターという、3種類の異なるドライバーを巧みに組み合わせた画期的な構成です。
さらに、低音域用と中高音域用に独立したアンプ(デュアルアンプ)を搭載することで、各ドライバーを最適に駆動し、信号の干渉を徹底的に排除します。これにより、前モデルXiaomi Buds 5のシングルダイナミックドライバー構成とは比較にならないほどの、圧倒的な音の分離と明瞭度を実現しているのです。
広大な音の世界:15-50kHzの超ワイドレンジ再生能力
Xiaomi Buds 5 Proは、人間の可聴域をはるかに超える15Hzから50kHzという驚異的な再生周波数帯域をカバーします。これは、前モデルXiaomi Buds 5の16Hz~40kHzと比べても、特に高域方向へ大きくスペックアップしています。この広帯域再生能力により、高音域の繊細なニュアンスや空気感、そして低音域のより深い沈み込みを忠実に再現することが可能です。
例えば、坂本龍一のピアノソロ「Merry Christmas Mr. Lawrence」における鍵盤のタッチの繊細さや余韻、あるいはBillie Eilishの「bad guy」で特徴的な深く沈むベースラインの質感が、これまで以上にリアルに感じられます。公式には低周波パフォーマンスがXiaomi Buds 4 Pro比で200%向上したとされており、そのパワフルかつ質の高い低音は特筆に値します。
原音を忠実に:ロスレスオーディオ対応の真価
真の高音質を追求するため、Xiaomi Buds 5 Proはロスレスオーディオ再生に対応します。Bluetooth版ではQualcomm® aptX™ Losslessコーデックにより、最大2.1Mbpsの伝送速度で48kHz/24bitのロスレス音源を再生可能です。これは、前モデルXiaomi Buds 5の最大1.2Mbpsから大幅に向上した数値です。
さらにWi-Fi版(対応するXiaomiスマートフォン、例えばXiaomi 15 Ultraなどが必要)では、Qualcomm® XPANテクノロジーにより、最大4.2Mbpsという驚異的な速度で96kHz/24bitのハイレゾロスレス音源を伝送できます。
Amazon Music UnlimitedのUltra HD音源やApple Musicのロスレス音源など、対応サービスと組み合わせることで、ワイヤレスでありながらCDを超える、スタジオクオリティに迫る緻密でダイナミックなサウンドを体験できます。非対応環境でも十分高音質ですが、ロスレス環境はその真価を発揮する最高のステージです。
プロの技が光る:Harman AudioEFXチューニングと多彩なEQ
優れたハードウェア性能を最大限に活かすのが、Harman社のオーディオエキスパートチーム「Golden Ear Team」によるプロフェッショナルなチューニング、Harman AudioEFXです。このチューニングにより、Xiaomi Buds 5 Proは単にフラットで正確なだけでなく、音楽の持つ躍動感や感情を豊かに表現します。深く沈み込みながらも輪郭のはっきりした低音、艶やかで表現力豊かな中音、そしてどこまでもクリアに伸びる高音が見事に調和し、聴く者を音楽の世界へと引き込みます。
さらに、ユーザーの好みや楽曲に合わせてサウンドを調整できる6種類のプリセットEQ(2つの専用プロファイルを含む)も搭載。ロックにはパワフルなサウンド、ジャズには臨場感のあるサウンドといったように、最適な音質で楽しむことが可能です。
没入感を深化させる:パーソナライズ3Dオーディオ
Xiaomi Buds 5 Proは、ヘッドトラッキングに対応したパーソナライズ3Dオーディオ機能も搭載しています。これにより、頭の動きに合わせて音の定位が変化し、まるでその場にいるかのような立体的な音響空間を創り出します。
Dolby Atmos対応の映画、例えばDisney+で配信されている『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の壮大な水中シーンや、Apple Musicの空間オーディオで提供される宇多田ヒカルの楽曲などを視聴すれば、その圧倒的な没入感に驚くはずです。この機能は、ユーザーの耳の形状や頭の大きさを測定し、インテリジェントに調整されるため、一人ひとりに最適化された最高の3Dオーディオ体験を提供します。
Xiaomi Buds 5との音質比較:これがProの実力
前モデルXiaomi Buds 5も、価格を考えれば非常にバランスの取れた優れた音質を提供していました。しかし、Xiaomi Buds 5 Proは、音質のあらゆる面で明確な進化を遂げています。革新的なデュアルアンプ同軸トリプルドライバーによる解像度と音の分離の向上、15-50kHzの広帯域再生がもたらす音場の広がりと高域の伸びやかさ、そしてより深く質の高い低音再生能力は、Buds 5 Proを明らかに別次元のイヤホンたらしめています。
ロスレスオーディオへの対応強化も、音源の持つ情報を余すことなく引き出す上で大きなアドバンテージです。音楽再生はもちろん、映画鑑賞やゲームプレイ(例:『原神』の広大な世界の効果音やBGM)においても、その差は歴然としています。
まとめ:価格以上の価値を持つ、妥協なき高音質
Xiaomi Buds 5 Proの音質は、間違いなくその最大の魅力であり、前モデルXiaomi Buds 5から劇的な進化を遂げています。革新的なドライバー構成、広帯域再生、ロスレスオーディオ対応、そしてHarmanによる巧みなチューニングが融合し、同価格帯のワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスのサウンドクオリティを実現しました。これは、単なるスペック上の進化ではなく、聴く人の心を揺さぶる感動的な音楽体験を提供するものです。
Xiaomi Buds 5からの音質の違いポイント:
- ドライバー構成: シングルダイナミック(Buds 5)→ デュアルアンプ同軸トリプルドライバー(Buds 5 Pro)へ進化。解像度、分離、表現力が大幅向上。
- 再生周波数帯域: 16-40kHz(Buds 5)→ 15-50kHz(Buds 5 Pro)へ拡大。高域の伸びと低域の深みが向上。
- ロスレス対応 (Bluetooth): aptX Lossless 最大1.2Mbps(Buds 5)→ 最大2.1Mbps(Buds 5 Pro)へ強化。情報量が向上。
- ロスレス対応 (Wi-Fi): Buds 5は非対応 → Buds 5 Pro (Wi-Fi版) は最大4.2Mbps, 96kHz/24bit対応。
- 低音: Buds 5 Proはより深く、質感が向上(Buds 4 Pro比200%向上)。
- 全体的な音質: Buds 5 Proは音場が広く、より立体的で没入感のあるサウンドを実現。
最大55dB/5kHz ANCが生み出す静寂とクリアな通話品質
現代社会において、ワイヤレスイヤホンは単に音楽を楽しむための道具ではありません。騒音から逃れて自分だけの世界に没入したり、どこにいてもクリアな音声でコミュニケーションを取ったりするための重要なツールです。
Xiaomi Buds 5 Proは、アクティブノイズキャンセリング(ANC)性能と通話品質を大幅に強化し、前モデル「Xiaomi Buds 5」を超える、まさに「音と静寂の頂点」を目指した実力を備えています。その進化した静寂性能の詳細を見ていきましょう。
より深く、より広く:進化した最大55dB/5kHz ANCの実力
Xiaomi Buds 5 ProのANC性能は、業界トップクラスの最大55dBという驚異的なノイズ低減能力を誇ります。さらに重要なのは、その効果が5kHzという非常に広い周波数帯域に及ぶ点です。これは、前モデルXiaomi Buds 5が最大52dB/4kHzであったことと比較すると、ノイズ低減の深さだけでなく、対応できる騒音の種類が大幅に広がったことを意味します。
特に、従来のANCが苦手としていた比較的高周波なノイズ、例えばカフェでの周囲の話し声や、オフィスでのキーボードのタイピング音などに対しても、より効果的に静寂をもたらします。これにより、騒がしい通勤電車の中でMrs. GREEN APPLEの最新曲に没頭したり、集中したい作業中に周囲の雑音をシャットアウトしたり、飛行機のエンジン音を気にせず快適な空の旅を楽しんだりすることが可能です。
環境に合わせて最適化:マルチレベル調整とアダプティブANC
Xiaomi Buds 5 ProのANCは、ただ強力なだけではありません。Xiaomi Earbudsアプリを使えば、複数の段階でANCの強度を手動で調整できます。静かな場所では弱めに、騒音の大きな場所では強めにといった、状況に応じた最適な静寂レベルを選択可能です。これは前モデルXiaomi Buds 5の3段階調整から進化したポイントです。
さらに便利なのが「アダプティブANC」機能です。これをオンにしておけば、イヤホンが周囲の騒音レベルを自動で判断し、常に最適な強度に調整してくれます。ユーザーは複雑な設定を意識することなく、いつでも快適な静寂の中で過ごすことができます。
自然でクリアな外音取り込みモード
完全に外部の音を遮断するだけでなく、必要な時に周囲の音を聞き取れる「外音取り込みモード(トランスペアレンシーモード)」も重要です。Xiaomi Buds 5 Proは、このモードにおいても自然でクリアな音質を実現しています。イヤホンを着けたままコンビニで会計をする際や、駅で乗り換えのアナウンスを聞く必要がある場面でも、不自然な音のこもりや歪みを感じることなく、スムーズに周囲の状況を把握できます。音楽を聴きながらでも、安全に周囲に注意を払う必要があるウォーキングやランニング中にも役立ちます。
騒音下でもクリアな声を:3マイク+AIによる優れた通話品質
ビジネスシーンやプライベートでの通話において、イヤホンのマイク性能は非常に重要です。Xiaomi Buds 5 Proは、左右それぞれに3つのマイクを搭載し、AIベースの高度なノイズリダクションアルゴリズムを組み合わせています。これにより、ユーザーの声と周囲の騒音を正確に分離し、騒がしい環境下でも自分の声をクリアに相手へ届けます。例えば、賑やかなカフェからオンライン会議(Microsoft TeamsやZoomなど)に参加する場合や、駅のホームで電話をする際にも、周囲の雑音に邪魔されることなく、スムーズなコミュニケーションが可能です。
風の中でも安心:最大15m/sの強力な風切り音低減
屋外での通話時に悩まされるのが風切り音です。Xiaomi Buds 5 Proは、最大15m/s(秒速15メートル)という強力な風切り音にも耐えうる設計が施されています。これは、前モデルXiaomi Buds 5の最大12m/sからさらに強化された点です。
風の強い日に屋外を歩きながら電話をしたり、自転車に乗りながら通話したりするような状況でも(安全には十分注意してください)、相手に不快な「ゴーーッ」という風切り音を聞かせることなく、自分の声をはっきりと伝えることができます。対応するスマートフォンとの組み合わせでは、より高音質な32K HD通話も利用でき、さらにクリアな会話が実現します。
まとめ:静寂とクリアな通話、どちらも妥協しない実力
Xiaomi Buds 5 Proは、アクティブノイズキャンセリング性能と通話品質の両面において、前モデルXiaomi Buds 5から着実かつ大幅な進化を遂げました。特に、ANCの対応周波数帯域の拡大による高周波ノイズへの対応力向上と、強化された風切り音低減性能は、日常の様々なシーンでその恩恵を実感できるポイントです。音楽やコンテンツへの没入感を高めるだけでなく、ビジネスやプライベートでのコミュニケーションツールとしても、極めて高い実用性を備えています。
Xiaomi Buds 5からの静寂性能の違いポイント:
- ANC性能: 最大52dB/4kHz(Buds 5, レビュー情報)→ 最大55dB/5kHz(Buds 5 Pro)へ向上。より深く、より広い帯域のノイズに対応。
- ANC調整: 3段階(Buds 5)→ マルチレベル調整+アダプティブANC(Buds 5 Pro)へ進化。より細かく、または自動で最適化。
- 通話マイク: Buds 5 Proは3マイク+AIノイズリダクションでクリアな通話を実現。
- 風切り音低減: 最大12m/s(Buds 5, レビュー情報)→ 最大15m/s(Buds 5 Pro)へ強化。強風下での通話品質が向上。
録音からWi-Fi接続まで、多彩な独自機能
Xiaomi Buds 5 Proは、ただ音楽を高音質で聴いたり、周囲の騒音を打ち消したりするだけのイヤホンではありません。日々の生活や仕事をより便利で豊かにするための、数々の革新的な機能が詰め込まれています。
前モデル「Xiaomi Buds 5」にはなかった、Proモデルならではのユニークな機能を中心に、その多才な魅力と付加価値を詳しくご紹介します。
イヤホンがボイスレコーダーに:最大4時間の長時間・高機能録音
Xiaomi Buds 5 Proの際立った特徴の一つが、イヤホン本体に内蔵された録音機能です。驚くべきことに、イヤホン単体、あるいは充電ケースに入れた状態でも、最大で4時間もの音声を録音できます。
これは、最大3時間だった前モデルXiaomi Buds 5から着実に進化しています。さらに便利なのが、充電ケース側面のボタンを素早く3回クリックするだけで、スマートフォンを取り出すことなく即座に録音を開始できる点です。
通話中の会話を録音することも可能で、重要な内容を後で聞き返すのに役立ちます。会議の議事録作成の補助として、大学の講義内容の復習用に、あるいはふと思いついたアイデアを忘れないためのメモとして、様々なシーンで活躍します。録音した音声ファイルは、Xiaomi Earbudsアプリを通じて簡単にスマートフォンへ転送・管理できます。
究極のロスレス体験へ:Wi-Fi接続という新たな選択肢 (Wi-Fi版限定)
Xiaomi Buds 5 ProのWi-Fi版モデルは、ワイヤレスオーディオの常識を覆す可能性を秘めた「Wi-Fi接続」に対応しています。これはQualcomm® XPANテクノロジーを利用したもので、Bluetooth接続しか選択肢のなかったXiaomi Buds 5との決定的な違いです。
対応するXiaomiスマートフォン(例:Xiaomi 15 Ultra)と組み合わせることで、Bluetoothの帯域幅の制約を受けない、最大4.2Mbpsという超高速データ転送が実現します。
これにより、96kHz/24bitといった高解像度のロスレス音源を、その情報量を損なうことなく、極めて安定した接続でワイヤレス再生することが可能です。自宅などのWi-Fi環境下で、音質に一切の妥協をしたくないオーディオファイルにとって、これはまさに待望の機能です。
未来のコミュニケーションがここに:AI翻訳・文字起こし機能 (2025年夏頃提供予定)
Xiaomi Buds 5 Proは、将来的なファームウェアアップデートにより、さらに強力なコミュニケーションツールへと進化します。Xiaomiの先進的なAI技術「Xiaomi HyperAI」を活用した、リアルタイムAI翻訳機能と音声文字起こし機能が、2025年夏頃に提供開始予定です。
この機能は20言語に対応し、例えば海外旅行先で現地の人と会話する際や、異なる言語を話す相手との国際電話、多言語が飛び交うオンラインミーティングなどで、言葉の壁を取り払う大きな助けとなります。このような高度なAI機能は、前モデルXiaomi Buds 5には搭載されておらず、Buds 5 Proの将来性を示すものです。(※提供時期は予定であり、変更される可能性があります)
よりスマートなリスニングを実現:アダプティブボリューム機能
周囲の環境音に合わせて、再生中のコンテンツの音量を自動で調整してくれる「アダプティブボリューム」機能も、Xiaomi Buds 5 Proならではの便利な機能です。前モデルXiaomi Buds 5にはこの機能はありませんでした。
例えば、電車に乗っていてトンネルに入り周囲が静かになると、イヤホンがそれを検知して自動的に音量を少し下げ、逆に駅に到着して騒がしくなると音量を上げて聞き取りやすく調整します。これにより、ユーザーがいちいち手動で音量ボタンを操作する煩わしさから解放され、常に快適な音量バランスで音楽やポッドキャストなどを楽しむことができます。
低遅延で快適なゲーム・動画視聴体験
Xiaomi Buds 5 Proは、最新のBluetooth規格であるLE Audioに対応しており、わずか50ミリ秒(0.05秒)という低遅延を実現しています。これは、対応スマートフォン使用時で73ミリ秒だった前モデルXiaomi Buds 5よりもさらに改善されており、Bluetoothイヤホンでしばしば問題となる音声の遅延を大幅に抑制します。
例えば、動きの激しいFPSゲーム『Apex Legends Mobile』での銃声や足音の聞き取り、人気リズムゲーム『あんさんぶるスターズ!!Music』でのタイミング合わせ、あるいはYouTubeやNetflixで映画を観る際にも、映像と音声のズレがほとんど気にならず、ストレスフリーでコンテンツに没入できます。
日常を支えるその他の便利機能
これらの特徴的な機能に加え、Xiaomi Buds 5 Proは日々の使い勝手を高める機能も充実しています。イヤホンのタップ操作でスマートフォンのカメラシャッターを切れる「リモートシャッター」機能(Xiaomi Buds 5にも搭載)は、集合写真の撮影などに便利です。イヤホン本体はIP54等級の防滴防塵性能を備えているため、小雨の中での使用やスポーツ時の汗も心配ありません(充電ケースは非対応)。
充電ケースはQi規格のワイヤレス充電に対応し、ケーブルレスで手軽に充電できます。バッテリー持続時間も、ケース併用で最大40時間と長く、急速充電にも対応しているため、バッテリー切れの心配は少ないです。
まとめ:単なるイヤホンを超えた、多機能インテリジェントデバイス
Xiaomi Buds 5 Proは、卓越したオーディオ性能に加え、最大4時間の高機能録音、Wi-Fi版限定の革新的なWi-Fi接続、将来有望なAI翻訳・文字起こし機能、そしてアダプティブボリュームや低遅延といった数々のインテリジェントな機能によって、前モデルXiaomi Buds 5から大きく飛躍しました。これはもはや単なる音楽再生デバイスではなく、日々の活動を多方面からサポートする多機能なパートナーと言えます。
Xiaomi Buds 5からの機能の違いポイント:
- 録音機能: 最大3時間(Buds 5)→ 最大4時間、ケースボタン録音、通話録音対応(Buds 5 Pro)へ強化。
- Wi-Fi接続: Buds 5は非対応 → Buds 5 Pro (Wi-Fi版) は対応(最大4.2Mbps, 96kHz/24bitロスレス)。
- AI翻訳/文字起こし: Buds 5は非搭載 → Buds 5 Proは搭載予定(2025年夏頃、20言語対応)。
- アダプティブボリューム: Buds 5は非搭載 → Buds 5 Proは搭載。
- 低遅延: 73ms(Buds 5, 対応スマホ)→ 50ms(Buds 5 Pro, LE Audio)。
- リモートシャッター: 両モデルとも搭載。
- 防滴防塵: 両モデルともイヤホン本体IP54(ケース非対応)。
最大40時間のバッテリーと急速・ワイヤレス充電の利便性
ワイヤレスイヤホンを日常的に使う上で、バッテリーの持続時間や充電の手軽さは、音質や機能と同じくらい重要な要素です。
Xiaomi Buds 5 Proは、長時間の使用に耐える十分なスタミナと、現代のライフスタイルにマッチした便利な充電機能を備え、前モデル「Xiaomi Buds 5」から確かな進化を遂げています。バッテリー切れのストレスから解放され、いつでも快適に使える安心感。その詳細を見ていきましょう。
丸一日使える安心感:最大40時間の頼れるロングバッテリー
Xiaomi Buds 5 Proは、イヤホン本体と充電ケースを合わせて最大40時間という、非常に長いバッテリー持続時間を実現しています。これは前モデルXiaomi Buds 5の最大39時間とほぼ同等であり、頻繁な充電の手間なく、安心して使い続けることができる長さです。
注目すべきはイヤホン単体での再生時間の大幅な向上です。Bluetooth版では最大8時間、Wi-Fi版ではさらに長い最大10時間もの連続再生が可能です。
これは、最大6.5時間だったXiaomi Buds 5から大きく進化した点であり、朝の通勤ラッシュで音楽を聴き始めてから、夜に帰宅してリラックスするまで、途中で充電することなく使い続けられるほどのスタミナです。
例えば、北海道から沖縄へのフライトでも、機内でAmazon Prime Videoでダウンロードしておいた映画を数本観ても、まだバッテリーに余裕がある計算になります。(※再生時間は音量50%, AACコーデック, ANCオフなどの条件下でのメーカー公称値です。ANCオンやaptX Adaptiveなどの高音質コーデック使用時は短くなります。)
バッテリー容量の増加がスタミナ向上の背景
この優れたバッテリー性能の背景には、バッテリー容量自体の増加があります。イヤホン本体のバッテリー容量は、Xiaomi Buds 5の35mAhに対し、Buds 5 ProではBluetooth版が53mAh、Wi-Fi版が64mAhへと大幅にアップしました。充電ケースの容量も、Buds 5の480mAhからBuds 5 Proでは570mAhへと増強されています。この物理的な容量アップが、イヤホン単体での再生時間の大幅な延長と、ケース込みでの長時間のバッテリーライフをしっかりと支えているのです。
時間がない時も安心!大幅に進化した超高速充電
忙しい毎日の中で、「イヤホンを使おうと思ったらバッテリーがなかった!」という経験は誰にでもあるはずです。Xiaomi Buds 5 Proは、そんなピンチを救う超高速充電に対応しています。驚くべきことに、わずか10分間の充電で、Bluetooth版なら約4.5時間、Wi-Fi版でも約4時間もの再生時間を確保できます。
これは、前モデルXiaomi Buds 5が「10分間の充電で2時間再生」だったことと比較すると、充電スピードが実に2倍以上に向上していることを意味します。朝、出かける直前にバッテリー残量が心許ないことに気づいても、慌てる必要はありません。着替えや身支度をしているわずかな時間で、通勤・通学中に音楽を楽しむのに十分なバッテリーをチャージできます。(※10分間の急速充電を行うには、充電ケースのバッテリー残量が20%以上必要です。)
置くだけで充電完了:待望のQiワイヤレス充電に標準対応
Xiaomi Buds 5 Proは、現代のスマートデバイスの標準機能となりつつある「Qi(チー)規格のワイヤレス充電」に、充電ケースが標準で対応しています。これは、有線接続のみだった前モデルXiaomi Buds 5からの大きな進化であり、利便性を格段に向上させるポイントです。
市販のQi対応ワイヤレス充電パッド(別売)の上に充電ケースを置くだけで、ケーブルを接続する手間なく、スマートに充電を開始できます。デスク周りをすっきりとさせたい方や、スマートフォンなど他のQi対応デバイスと充電器を共用したい方にとっては、非常に嬉しい機能です。充電する際は、ケースの前面(ロゴのある面)を上に向け、充電ポートに液体や金属片などの異物が付着していないことを確認してから充電パッドに置いてください。
まとめ:長時間再生と便利な充電でストレスフリーな体験を
Xiaomi Buds 5 Proは、バッテリー持続時間と充電機能の両面で、前モデルXiaomi Buds 5から着実な進化を遂げ、ユーザーの利便性を大きく向上させました。イヤホン単体での再生時間の大幅な延長、驚異的なスピードを誇る急速充電、そして待望のQiワイヤレス充電対応により、バッテリーに関するあらゆるストレスから解放してくれます。
Xiaomi Buds 5からのバッテリー・充電の違いポイント:
- イヤホン単体再生時間: 最大6.5時間(Buds 5)→ 最大8時間(Buds 5 Pro BT版)/ 最大10時間(Wi-Fi版)へ大幅延長。
- ケース込み再生時間: 最大39時間(Buds 5)→ 最大40時間(Buds 5 Pro)とほぼ同等。
- バッテリー容量: イヤホン(35mAh→53/64mAh)、ケース(480mAh→570mAh)共に増加。
- 急速充電: 10分充電で2時間再生(Buds 5)→ 10分充電で約4~4.5時間再生(Buds 5 Pro)へ大幅高速化。
- ワイヤレス充電: Buds 5は非対応 → Buds 5 ProはQiワイヤレス充電に対応。
快適操作と安定接続。Bluetooth 5.4とLE Audioがもたらすスムーズな体験
ワイヤレスイヤホンを選ぶ上で、音質やバッテリーと同じくらい重要なのが、日々の使い勝手を左右する「操作性」と「接続性」です。Xiaomi Buds 5 Proは、指先で直感的に扱える操作体系と、最新技術に裏打ちされた安定かつ高速な接続性能により、ユーザーにストレスフリーな体験を提供します。前モデル「Xiaomi Buds 5」からどのように進化し、より快適になったのか、その詳細を見ていきましょう。
直感的で確実!進化したタッチ&スワイプ操作
Xiaomi Buds 5 Proの操作は、イヤホンの軸(ステム)部分を使ったジェスチャーで行います。ステム部分を指で軽く「つまむ」動作と、上下に「スワイプ」する動作を組み合わせることで、音楽の再生・一時停止、曲送り・曲戻し、着信応答・終話、ノイズキャンセリングモードの切り替え、そして音量調整まで、スマートフォンを取り出すことなくコントロール可能です。
操作時には「カチッ」というクリック音と振動によるフィードバックがあるため、操作が正しく認識されたかどうかが分かりやすく、誤操作を防ぎます。さらに、これらの操作割り当ては、専用アプリ「Xiaomi Earbuds」を使って自由自在にカスタマイズできます。例えば、「右のイヤホンを2回つまんだら次の曲、左を2回つまんだら前の曲」「右のスワイプは音量アップ、左のスワイプはダウン」といった具合に、自分の使いやすいように設定変更が可能です。
イヤホンをフル活用するための多機能コンパニオン:Xiaomi Earbudsアプリ
Xiaomi Buds 5 Proの真価を引き出すには、専用スマートフォンアプリ「Xiaomi Earbuds」の活用が不可欠です。このアプリは、単なる設定ツールにとどまらず、イヤホンの様々な機能を最大限に活かすための司令塔となります。アプリを通じて、好みの音質に調整できるEQ(イコライザー)設定、周囲の騒音レベルに合わせて強度を変えられるANC(アクティブノイズキャンセリング)の詳細設定、そして前述のタッチ・スワイプ操作のカスタマイズが可能です。
さらに、イヤホン本体のファームウェアアップデートもこのアプリから行い、将来的な機能追加や性能改善にも対応します。パーソナライズ3Dオーディオのセットアップやアダプティブボリュームのオン/オフ設定、そしてユニークな録音機能のファイル管理なども、すべてこのアプリ上で直感的に行えます。
途切れにくく、素早く繋がる!Bluetooth 5.4の安定性
接続性の基盤となるBluetoothには、最新規格である「Bluetooth 5.4」が採用されています。これにより、従来の規格に比べて接続安定性が向上し、電波が混雑しやすい駅のホームや繁華街などでも、音途切れのリスクが低減されています。ペアリング(初期接続)も非常にスムーズで、一度スマートフォンやPCと接続してしまえば、次回からは充電ケースの蓋を開けるだけで自動的に再接続されるため、すぐに使い始めることができます。
公称の通信範囲は、障害物のないオープンスペースで最大10メートル。自宅内でスマートフォンをリビングに置いたまま、キッチンや隣の部屋へ移動する程度であれば、接続が途切れることなく音楽を聴き続けることが可能です。
ゲームも動画もストレスフリー!LE Audio対応による50ms超低遅延
Xiaomi Buds 5 Proは、次世代のBluetoothオーディオ規格「LE Audio」に対応しています。対応するスマートフォン(例:Xiaomi 15 Ultra、Xiaomi 14 Ultraなど)と組み合わせ、スマートフォンの設定でBluetooth Low Energyを有効にすることで、わずか50ミリ秒(0.05秒)という驚異的な低遅延を実現します。
これは、前モデルXiaomi Buds 5がaptX Adaptiveコーデック利用時に達成していた73ミリ秒と比較しても大幅な進化です。この超低遅延により、Bluetoothイヤホン特有の「音ズレ」がほとんど感じられなくなります。
例えば『原神』のようなオープンワールドゲームでの環境音のリアルタイム性、『太鼓の達人 RHYTHM CONNECT』のようなリズムゲームでのシビアなタイミング合わせ、そしてHuluやTVerでドラマを視聴する際の俳優の口の動きとセリフの同期など、あらゆるコンテンツをストレスなく、最高の没入感で楽しむことができます。
2台同時接続でシームレス!便利なデュアルデバイス接続(マルチポイント)
現代のデジタルライフでは、スマートフォンとPC、あるいはタブレットとスマートフォンといったように、複数のデバイスを使い分けるのが当たり前になっています。Xiaomi Buds 5 Proは、このような使い方を強力にサポートする「デュアルデバイス接続(マルチポイント)」機能を搭載しています。これにより、例えば会社のノートPCでWeb会議に参加しながら、個人のスマートフォンにも接続しておく、といった使い方が可能です。
PCで作業中にスマートフォンに着信があれば、イヤホンは自動的にスマートフォンに切り替わり、そのまま通話できます。通話が終われば、再びPCの音声にスムーズに戻ります。デバイス間の接続を手動で切り替える手間がなくなり、シームレスなデバイス連携が実現します。(デバイス切り替え時に音量レベルが意図せず変わる場合があります。)
まとめ:ストレスフリーな操作感と盤石の接続性能
Xiaomi Buds 5 Proは、直感的でカスタマイズ性に優れた操作体系と、最新のBluetooth 5.4およびLE Audioに支えられた安定かつ低遅延な接続性能により、極めて快適なユーザー体験を提供します。便利なデュアルデバイス接続も加わり、前モデルXiaomi Buds 5から日常的な使い勝手が格段に向上しました。これらの洗練された操作性と接続性は、高性能な音質やANC機能をストレスなく存分に楽しむための、重要な基盤となっています。
Xiaomi Buds 5からの操作性・接続性の違いポイント:
- Bluetoothバージョン: Buds 5 Proは最新のBluetooth 5.4を採用(安定性向上)。
- 操作フィードバック: Buds 5 Proはクリック音と振動フィードバックがあり、より確実な操作感。
- 低遅延: 73ms(Buds 5, aptX Adaptive)→ 50ms(Buds 5 Pro, LE Audio対応時)へ大幅改善。
- LE Audio: Buds 5は非対応 → Buds 5 Proは対応(低遅延、省電力)。
- アプリ機能: Buds 5 Proは録音管理、アダプティブボリューム設定など、より多機能化。
【徹底比較】Xiaomi Buds 5 Pro vs Xiaomi Buds 5:全スペック・機能の違いを解説
Xiaomi Buds 5 ProはXiaomi Buds 5の上位モデルとして、多くの点で性能や機能が向上しています。以下にその違いを項目別に詳しく解説します。
1. オーディオ性能:ドライバーから空間オーディオまで
ドライバー構成:
- Buds 5 Pro: 革新的なトリプルドライバー(11mmダイナミック + プラナー + セラミックツィーター)とデュアルアンプを採用し、各音域を専門ドライバーが担当。
- Buds 5: 11mmデュアルマグネットシングルダイナミックドライバーを搭載。
再生周波数帯域:
- Buds 5 Pro: 15Hz~50kHzの超広帯域をカバー。
- Buds 5: 16Hz~40kHzの広帯域をカバー。
チューニング:
- 両モデルともHarman AudioEFXを採用。
- Buds 5 ProはさらにHarman Golden Ear Teamが監修。
EQ設定:
- Buds 5 Pro: 6種類のプリセットEQ(専用プロファイル2つ含む)。
- Buds 5: 5種類のプリセットEQとカスタムEQ設定が可能。
空間オーディオ:
- Buds 5 Pro: ヘッドトラッキング(頭の動き追従)に対応したパーソナライズ3Dオーディオ。
- Buds 5: ヘッドトラッキングには非対応の内蔵3Dオーディオ。
2. 接続性:Wi-Fi、コーデック、低遅延
接続方式:
- 両モデルともBluetooth 5.4に対応。
- Buds 5 Pro (Wi-Fi版のみ): **Wi-Fi接続 (Qualcomm® XPAN)**にも対応し、対応スマホと連携して高音質伝送が可能。
対応コーデック:
- 両モデル: SBC, AAC, aptX Losslessに対応。
- Buds 5 Proのみ: さらにaptX Adaptive, LE Audio (LC3)にも対応。
最大伝送速度:
- Buds 5 Pro: Bluetooth: 最大2.1Mbps / Wi-Fi: 最大4.2Mbps (Wi-Fi版)。
- Buds 5: Bluetooth: 最大1.2Mbps。
低遅延:
- Buds 5 Pro: 50ms (LE Audio対応時、対応スマホ・設定が必要)。
- Buds 5: 73ms (aptX Adaptive対応時)。
3. ノイズキャンセリング(ANC)と通話品質
ANC性能:
- Buds 5 Pro: 最大55dBの強力なノイズ低減、5kHzの広帯域対応、マルチレベル調整が可能。
- Buds 5: 最大52dB / 4kHz対応 (※レビュー情報あり)、調整は3段階。
通話マイク:
両モデルとも3マイク + AIノイズリダクションを搭載。
風切り音低減:
- Buds 5 Pro: 最大15m/sの風に対応。
- Buds 5: 最大12m/sの風に対応 (※レビュー情報あり)。
4. バッテリーと充電:持続時間、急速充電、ワイヤレス
バッテリー容量:
- Buds 5 Pro: イヤホン: 53mAh(BT)/64mAh(Wi-Fi) / ケース: 570mAh。
- Buds 5: イヤホン: 35mAh / ケース: 480mAh。
イヤホン単体再生時間:
- Buds 5 Pro: 最大8時間(BT) / 最大10時間(Wi-Fi)。
- Buds 5: 最大6.5時間。
ケース込み再生時間:
両モデルとも約40時間(Buds 5 Pro: 最大40時間 / Buds 5: 最大39時間)。
急速充電 (10分充電):
- Buds 5 Pro: 約4~4.5時間再生可能。
- Buds 5: 約2時間再生可能。
ワイヤレス充電:
- Buds 5 Pro: Qi規格に対応。
- Buds 5: 非対応。
5. 独自機能:録音、AI、アダプティブボリューム
録音機能:
- Buds 5 Pro: 最大4時間録音可能、ケースボタンでの録音開始や通話録音にも対応。
- Buds 5: 最大3時間録音可能。
AI機能 (予定):
Buds 5 Proのみ: 将来的にAI翻訳(20言語)とAI文字起こし機能を追加予定 (2025年夏頃)。
アダプティブボリューム:
Buds 5 Proのみ: 周囲の騒音レベルに応じて音量を自動調整する機能を搭載。
6. デザインと重量:軽さか、機能か
重量:
- Buds 5 Pro: イヤホン片側 5.6g / 総重量 53g (やや重め)。
- Buds 5: イヤホン片側 4.2g / 総重量 45g (軽量)。
防滴防塵:
両モデルともイヤホン本体はIP54等級。
カラー:
- 共通: セラミックホワイト, チタングレー。
- Buds 5 Pro (Wi-Fi版)のみ: トランスパレントブラック。
- Buds 5のみ: グラファイトブラック。
7. その他
共通機能: デュアルデバイス接続(マルチポイント)、リモートシャッター。
以上がXiaomi Buds 5 ProとXiaomi Buds 5の主な違いです。Proモデルは多くの面でスペックアップしていますが、Buds 5には軽さや価格の手頃さという利点があります。ご自身の使い方や重視するポイントに合わせて選ぶことが重要です。
Xiaomi Buds 5 Proのメリット
Xiaomi Buds 5 Proは、多くの競合製品と比較して、いくつかの明確なメリットを持っています。ここでは、ファイルに記載のあるPowerbeats Pro 2、HUAWEI FreeBuds Pro 4、Sony LinkBuds Fit、Apple AirPods 4といったモデルと比較しながら、その優位性を解説します。
革新的なドライバー構成が生む高音質
Xiaomi Buds 5 Proの音質の核となるのは、シャオミ独自開発の「デュアルアンプ同軸トリプルドライバー」です。低音・中音・高音をそれぞれ専門のドライバー(ダイナミック、プラナー、セラミックツィーター)が担当するこの構成は、例えばデュアルドライバーのFreeBuds Pro 4や、シングルドライバー構成と考えられるPowerbeats Pro 2、LinkBuds Fit、AirPods 4と比較して、より各音域の表現力と分離に優れた、高度な設計と言えます。
クラス最高レベルの広帯域再生能力
さらに、Xiaomi Buds 5 Proは15Hzから50kHzという非常に広い再生周波数帯域をカバーしています。これはFreeBuds Pro 4(14Hz~48kHz)に匹敵し、LinkBuds Fit(LDAC時20Hz~40kHz)や他の多くのイヤホンよりも広い範囲です。これにより、重低音から超高音域までの微細なニュアンスを豊かに再現し、より臨場感のあるサウンド体験を提供します。
強力かつ広帯域なノイズキャンセリング
アクティブノイズキャンセリング(ANC)性能もXiaomi Buds 5 Proの大きな強みです。最大55dBというノイズ低減能力と、5kHzという広い周波数帯域への対応は、業界最高クラスです。これにより、低音域の騒音だけでなく、FreeBuds Pro 4なども注力しているような、カフェでの話し声といった中高音域のノイズに対しても高い効果を発揮します。また、最大15m/sという強力な風切り音低減性能も、屋外でのクリアな通話品質において優位性を示します。
多彩な先進コーデックと独自のWi-Fi接続
Xiaomi Buds 5 Proは、aptX Lossless、aptX Adaptive、そしてLE Audio(LC3)といった先進的なBluetoothコーデックに対応しています。これにより、AACのみ対応のPowerbeats Pro 2やAirPods 4よりも、対応機器との接続時に高音質・低遅延の恩恵を受けやすくなっています。FreeBuds Pro 4やLinkBuds Fitが対応するLDACには非対応ですが、幅広い選択肢を提供します。
さらに、Wi-Fi版モデル限定の「Wi-Fi接続」機能は、他の比較対象機種にはない独自のアドバンテージです。対応スマートフォンとの組み合わせにより、Bluetoothの限界を超える最大4.2Mbpsの高速伝送で、最大96kHz/24bitの真のロスレスオーディオをワイヤレスで楽しむことが可能です。これは音質を最優先するユーザーにとって非常に魅力的です。
圧倒的な急速充電性能
バッテリー性能全体も優秀ですが、特に急速充電の速さは特筆すべき点です。Xiaomi Buds 5 Proは、わずか10分間の充電で約4時間から4.5時間もの再生が可能です。これは、例えばPowerbeats Pro 2の「5分で最大1.5時間」(10分換算で約3時間)を上回る効率の良さです。急な外出時でもすぐに十分な再生時間を確保できるこの性能は、多忙な現代のライフスタイルにおいて大きなメリットとなります。Qiワイヤレス充電に対応している点も利便性を高めています。
他にないユニークな多機能性
Xiaomi Buds 5 Proは、イヤホン本体に最大4時間もの音声を録音できる機能を搭載しています。これは、会議のメモや語学学習など、様々な用途に活用できるユニークな機能であり、Powerbeats Pro 2、FreeBuds Pro 4、LinkBuds Fit、AirPods 4といった他のモデルには見られない大きな特徴です。アダプティブボリューム機能や、将来的なAI翻訳・文字起こし機能の搭載予定も、その多機能性を際立たせています。
優れたコストパフォーマンス
これだけの高性能と多機能を備えながら、Xiaomi Buds 5 Proの価格(24,980円)は、競合製品と比較しても非常に競争力があります。LinkBuds Fitよりは高価ですが、同等クラスの性能を持つFreeBuds Pro 4とほぼ同価格帯であり、AirPods 4や特に高価なPowerbeats Pro 2と比較すると明らかに安価です。機能・性能に対する価格バランスが良く、高いコストパフォーマンスを実現しています。
Xiaomi Buds 5 Proのデメリット
「Xiaomi Buds 5 Pro」は多くの点で高性能ですが、他の最新イヤホンと比較した場合、いくつかの側面で弱点やデメリットとなり得る点も存在します。ここでは、ファイルに記載のあるPowerbeats Pro 2、HUAWEI FreeBuds Pro 4、Sony LinkBuds Fit、Apple AirPods 4と比較しながら、その可能性について解説します。
スポーツ用途での安定性や特化機能
Xiaomi Buds 5 ProはIP54等級の防滴防塵性能を持ちますが、激しい運動時の装着安定性という点では、スポーツ特化型モデルに劣る可能性があります。例えば、Beats Powerbeats Pro 2は耳にしっかりと固定するためのイヤーフックを備えており、ランニングなどの動きでも外れにくい設計です。Xiaomi Buds 5 Proにはこのようなイヤーフックはありません。
また、Powerbeats Pro 2は心拍数モニタリング機能といったトレーニングに役立つ付加価値も提供します。ソニーのLinkBuds Fitもフィッティングサポーターを備え、安定性に配慮しています。スポーツシーンでの利用を最優先に考えるユーザーにとっては、Xiaomi Buds 5 Proの設計や機能は物足りなく感じるかもしれません。
特定の高音質コーデックへの非対応
Xiaomi Buds 5 ProはaptX LosslessやaptX Adaptive、LE Audioなどに対応しますが、一方でLDACやファーウェイ独自のL2HCといった高音質コーデックには対応していません。HUAWEI FreeBuds Pro 4はL2HCとLDACに、Sony LinkBuds FitはLDACに対応しています。これらのコーデックに対応した再生機器を主に使用し、その音質を最大限に活かしたいユーザーにとっては、Xiaomi Buds 5 Proの対応コーデックは限定的であり、デメリットと感じられる可能性があります。
イヤホン本体の重量
長時間の装着感に影響するイヤホン本体の重量も、比較対象によってはデメリットとなり得ます。Xiaomi Buds 5 Proの片側約5.6gという重さは、多機能モデルとしては標準的ですが、軽量性を追求したモデルと比べるとやや重めです。例えば、Sony LinkBuds Fit(約4.9g)やApple AirPods 4(4.3g)はより軽量に作られています。少しでも軽いイヤホンを求めるユーザーにとっては、この重量差が気になる可能性があります。
特定のエコシステム連携と独自便利機能
Appleデバイスとの連携においては、Apple AirPods 4がH2チップによるシームレスな接続・切り替え機能を提供しており、エコシステム内での利便性は非常に高いです。Xiaomi Buds 5 Proもデュアルデバイス接続は可能ですが、Apple製品間のような緊密な連携は実現できません。iPhoneユーザーにとっては、この連携のスムーズさの差がデメリットになる場合があります。
また、Sony LinkBuds Fitが搭載するワイドエリアタップ(耳周辺でのタップ操作)やSpeak-to-Chat(会話開始で音楽停止)のような、メーカー独自の便利な機能はXiaomi Buds 5 Proにはありません。特定の便利機能を重視する場合、機能不足と感じる可能性があります。
タッチ操作への好み
Xiaomi Buds 5 Proは、イヤホンの軸(ステム)部分を「つまむ」「スワイプ」するタッチコントロールを採用しています。これは慣れれば直感的ですが、物理的なボタンの確実なクリック感を好むユーザーもいます。Beats Powerbeats Pro 2は物理ボタンを、Apple AirPods 4は感圧センサーを搭載しており、手袋をしている際や、より確実な操作フィードバックを求めるユーザーにとっては、これらの操作方法の方が優れていると感じられるかもしれません。
Xiaomi Buds 5 Proのスペック
- 形式: カナル型
- オーディオ: デュアルアンプ同軸トリプルドライバー(11mmデュアルマグネット型ダイナミック、プラナー、セラミックツィーター)、15-50kHz超広帯域、Harman AudioEFXチューニング、6プリセットEQ、パーソナライズされた3Dオーディオ
- 音声: 最大55dB/5kHzアクティブノイズキャンセリング(マルチレベル調整/アダプティブANC)、3マイク+AIノイズキャンセル(最大15m/s風切り音低減)、32K HD通話
- コーデック: SBC, AAC, aptX Lossless, aptX Adaptive, LC3
- バッテリー: イヤホン: Bluetooth版 53mAh, Wi-Fi版 64mAh; 充電ケース: 570mAh
- 駆動時間: イヤホン単体: 最大 8時間 (Bluetooth版) / 10時間 (Wi-Fi版); 充電ケース併用: 最大 40時間
- 充電: Type-C、イヤホン入力 5V⎓270mA、ケース入力 5V⎓2000mA、ケース出力 5V⎓540mA、急速充電 (10分で4-4.5時間)、Qiワイヤレス充電対応
- 通信: Bluetooth® 5.4、Wi-Fi (Wi-Fi版/Xiaomi 15 Ultra接続時/XPAN Wi-Fi Technology)、Bluetooth Low Energy/HFP/A2DP/AVRCP、通信範囲10m
- マイク: 3つ
- 防水: IP54防滴防塵 (イヤホン本体のみ)
- 操作: タッチコントロール(つまむ/スワイプ)、ジェスチャー設定カスタマイズ可能
- 接続: Bluetooth接続、Wi-Fi接続 (Wi-Fi版/Xiaomi 15 Ultra接続時)、デュアルデバイス接続
- 機能: 最大55dB ANC、アダプティブサウンド、パーソナライズされた3Dオーディオ、最大4時間録音、AI音声文字起こし・翻訳 (一部機種/時期)、リモートシャッター (Xiaomi)、インイヤー検出、Spotify Premium 3ヶ月無料
- アプリ: Xiaomi Earbuds (Android 6.0以降/iOS 14.0以降)、EQ/ANC/ジェスチャー設定/ファームウェアアップデート/3Dオーディオ設定など
- 筐体: エレガントなカラー、ラグジュアリーデザイン、光沢感のある本体と華やかなロゴ、精密な職人技、軽くてコンパクト、快適な着け心地、人間工学に基づいたフィット感、Wi-Fi版はクリアデザインのケース
- サイズ: イヤホン1個: 25.78mm x 31.39mm x 21.24mm、充電ケース: 60.5mm x 48.45mm x 26.79mm
- 重量: イヤホン1個: 5.6g(±0.1g)、充電ケース: 41.8g(±0.5g)、総重量: 53g(±1g)
- カラー: Bluetooth版: チタングレー、セラミックホワイト; Wi-Fi版: トランスパレントブラック
- 対応OS: Xiaomi Earbudsアプリ対応 (Android 6.0以降、iOS 14.0以降)、Wi-Fi接続は現時点Xiaomi 15 Ultraのみ (今後OTAアップデート予定)
- 付属品: Xiaomi Buds 5 Pro本体 (またはWi-Fi版)、充電ケース、Type-C充電ケーブル、取扱説明書、イヤーピース (XS/S/L/M)
Xiaomi Buds 5 Proの評価
7つの基準で「Xiaomi Buds 5 Pro」を5段階で評価してみました。
音質: ★★★★★ (非常に満足)
理由:シャオミ独自開発の「デュアルアンプ同軸トリプルドライバー」(ダイナミック+プラナー+セラミック)とHarman AudioEFXチューニングにより、15Hz~50kHzの広帯域で解像度と明瞭度の高い、プロレベルの高品位サウンドを実現しています。aptX LosslessやWi-Fi版でのハイレゾロスレス再生にも対応しており、音質へのこだわりが非常に強く感じられます。
ノイズキャンセリング: ★★★★★ (非常に満足)
理由: 業界最高レベルの最大55dBのノイズ低減効果と5kHzの広帯域対応を実現しており、飛行機内からカフェの話し声まで効果的に遮断します。マルチレベル調整やアダプティブANC、クリアな通話品質、最大15m/sの高い風切り音耐性も備え、静寂性能はトップクラスです。
装着性・デザイン: ★★★★☆ (満足)
理由: 人間工学に基づいた設計で快適なフィット感を目指しており、光沢仕上げやツートンカラー、クリアケース(Wi-Fi版)など、高級感のある洗練されたデザインは魅力的です。ただし、前モデルよりやや重量が増加(5.6g)している点と、装着感には個人差がある点を考慮しました。
バッテリー: ★★★★★ (非常に満足)
理由: イヤホン単体で最大8~10時間、ケース込みで最大40時間という十分な再生時間を確保しています。特に10分間の充電で約4~4.5時間再生できる急速充電性能は非常に優秀です。さらにQiワイヤレス充電にも対応しており、利便性は抜群です。
機能: ★★★★★ (非常に満足)
理由:最大4時間の本体録音機能、Wi-Fi版のWi-Fi接続(ハイレゾロスレス対応)、将来的なAI翻訳・文字起こし機能、アダプティブボリューム、ヘッドトラッキング付き3Dオーディオ、LE Audioによる低遅延(50ms)、デュアルデバイス接続など、他にはない独自機能や最新機能を豊富に搭載しており、単なるイヤホンを超えた多機能性が魅力です。
使いやすさ: ★★★★☆ (満足)
理由:つまむ/スワイプ操作は直感的でカスタマイズ性も高く、Xiaomi Earbudsアプリで詳細な設定が可能です。Bluetooth 5.4による接続安定性やデュアルデバイス接続も便利です。ただし、Wi-Fi接続やLE Audioの低遅延など一部機能は対応デバイスが限定されるため、満点には至りませんでした。
価格: ★★★★☆ (満足)
理由: 公式ストア価格24,980円(Wi-Fi版は別価格の場合あり)は、搭載されているフラッグシップ級の音質、ANC性能、多機能性を考慮すると、競合の最新モデルと比較してもコストパフォーマンスが高いと言えます。「比較的手頃な価格帯」であり、性能に対する価格のバランスは良好です。
総評: ★★★★★ (非常に満足)
Xiaomi Buds 5 Proは、音質、ノイズキャンセリング、機能性の全てにおいて現行の完全ワイヤレスイヤホン市場でトップクラスの実力を持つ、非常に完成度の高い製品です。革新的なトリプルドライバーとHarmanチューニングによる卓越したサウンド、 最大55dB/5kHzという強力かつ広帯域なANC性能は、音楽への深い没入感と快適な静寂を提供します。
加えて、最大4時間の本体録音、Wi-Fi版のWi-Fi接続による真のロスレス体験、将来性のあるAI機能、便利なアダプティブボリュームや低遅延モードなど、他の製品にはない独自の付加価値が満載です。長時間再生可能なバッテリー、高速な急速充電、待望のワイヤレス充電対応も日常的な使い勝手を大きく向上させています。
デザイン面でも高級感があり、身に着ける喜びを感じさせてくれます。これだけの性能と機能を備えながら、価格設定も競合と比較して競争力があり、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。いくつかの先進機能は対応デバイスが限定されるものの、それを差し引いても、あらゆるユーザーにおすすめできる、総合的に非常に満足度の高い完全ワイヤレスイヤホンです。
Xiaomi Buds 5 Proは「買い」か?メリット・デメリットを踏まえた総合判断
結論から言うと、Xiaomi Buds 5 Proは、多くのユーザーにとって「買い」と判断できる非常に魅力的な完全ワイヤレスイヤホンです。その理由は、最新技術を惜しみなく投入した高い基本性能と、独自の付加価値、そしてそれらに見合った競争力のある価格設定にあります。もちろん、いくつかの注意点や、他のイヤホンが優位に立つ側面もありますが、総合的に見てその価値は高いと言えます。
「買い」と判断できる理由:卓越した性能と独自性
Xiaomi Buds 5 Proを「買い」と推奨できる最大の理由は、その卓越したオーディオ性能とノイズキャンセリング能力にあります。革新的なトリプルドライバー構成とHarmanチューニングによるサウンドは、同価格帯の製品の中でもトップクラスの解像度と表現力を誇ります。最大55dB/5kHz対応の強力なANC性能も、日常の騒音を効果的に遮断し、音楽やコンテンツへの深い没入感を提供します。これはHUAWEI FreeBuds Pro 4やApple AirPods 4(ANCモデル)などと比較しても遜色のない、あるいはそれを上回る可能性のあるレベルです。
さらに、バッテリー性能も優秀です。イヤホン単体で最大8~10時間という再生時間はSony LinkBuds FitやAirPods 4よりも長く、Beats Powerbeats Pro 2に匹敵します。特に10分で約4時間以上再生できる急速充電性能は、多忙なユーザーにとって大きな安心材料です。Qiワイヤレス充電への対応も利便性を高めています。加えて、最大4時間の本体録音機能やWi-Fi版のWi-Fi接続、将来的なAI翻訳・文字起こし機能といった独自機能は、他のイヤホンにはない明確な付加価値を提供します。
特に購入をおすすめしたいユーザー像
Xiaomi Buds 5 Proは、特に最新技術を積極的に取り入れたい、あるいは音質やANC性能に妥協したくないと考えているユーザーに強くおすすめできます。
また、会議の録音やインタビューなどで活用できる本体録音機能に魅力を感じる方や、対応スマホとの組み合わせで究極のロスレス体験を追求したい方(Wi-Fi版)にも最適です。
約2万5千円という価格でこれだけの高性能・多機能を実現しているため、コストパフォーマンスを重視しつつ、ハイエンドな体験を求めるユーザーにとっても非常に有力な選択肢となります。
購入を検討する上での注意点
一方で、全てのユーザーにとってXiaomi Buds 5 Proが最適とは限りません。例えば、激しいスポーツでの利用を主目的とするならば、イヤーフック付きで安定性が高く、心拍数モニタリング機能も備えるPowerbeats Pro 2の方が適している可能性があります。また、LDACコーデックでの接続を必須と考えるならFreeBuds Pro 4やLinkBuds Fitが、Appleデバイスとのシームレスな連携を最優先するならAirPods 4がより魅力的に映るでしょう。イヤホンの軽さを何よりも重視するなら、より軽量なLinkBuds FitやAirPods 4も検討に値します。
最終的な判断
Xiaomi Buds 5 Proには、特定の用途やコーデック対応、エコシステム連携において、他のイヤホンに軍配が上がる点も確かに存在します。しかし、音質、ANC性能、バッテリー、充電の利便性、そして録音機能などの独自性といった多くの面で非常に高いレベルにあり、その総合力は際立っています。
価格もその性能を考えれば十分に競争力があります。最終的には、ご自身の使い方、重視するポイント、そして予算と照らし合わせ、これらのメリットとデメリットを比較検討した上で、「買い」かどうかを判断することをおすすめします。多くの場合において、Xiaomi Buds 5 Proはその期待に応えてくれるはずです。
Xiaomi Buds 5 Proの価格・購入先
シャオミ オンラインストア
24,980円で販売されています。
シャオミ オンラインストアで「Xiaomi Buds 5 Pro」をチェックする
ECサイト
- Amazonで24,980円、
- 楽天市場で24,980円(※Wi-Fi版は27,980円)、
- AliExpressで32,880円、
で販売されています。
Amazonで「Xiaomi Buds 5 Pro」をチェックする
楽天市場で「Xiaomi Buds 5 Pro」をチェックする
ヤフーショッピングで「Xiaomi Buds 5 Pro」をチェックする
AliExpressで「Xiaomi Buds 5 Pro」をチェックする
米国 Amazon.comで「Xiaomi Buds 5 Pro」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
Xiaomi Buds 5 Proに似た性能をもつ完全ワイヤレスイヤホンも販売されています。
Powerbeats Pro 2
Beatsから発売された、カナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年2月13日発売)。
充電ケース併用で最大45時間、イヤホン単体で最大10時間駆動するバッテリー、3つの高性能マイク(左右にそれぞれ)、イヤーフックを搭載しています。
また、心拍数モニタリング機能、アクティブノイズキャンセリング(ANC)、外部音取り込みモード、アダプティブイコライゼーション、空間オーディオ、ダイナミックヘッドトラッキング、ワンタッチペアリング、自動切り替え、オーディオ共有、Siriによるハンズフリーコントロール、「探す」機能、
Qi対応のワイヤレス充電、防水 IPX4等級の耐汗耐水性能、5種類のサイズから選べるシリコーンイヤーチップ(XS、S、M、L、XL)、コーデック AAC、物理ボタンによる操作、Beatsアプリ、Class 1 ワイヤレス Bluetooth、に対応しています。
価格は、Amazonで36,182円(税込)、楽天市場で38,500円(送料無料)、ヤフーショッピングで38,680円、です。
関連記事:【Powerbeats Pro 2 レビュー】心拍と音質で進化したワークアウト用イヤホン
FreeBuds Pro 4
HUAWEIから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年2月7日発売)。
11mmのクアッドマグネットダイナミックドライバーと平面振動板ドライバー、新開発の3層構造形状記憶フォームイヤーチップ、充電ケース込みで約33時間駆動できるバッテリー、3つのマイク(AIノイズキャンセリング対応)を搭載しています。
また、30%向上したノイズキャンセリング、外部音取り込み機能、ヘッドコントロール機能、マルチポイント接続、ポップアップペアリング、コーデック(L2HC、LDAC、AAC、SBC)、ハイレゾワイヤレス認証、パーソナライズされたサウンド、IP54防水防塵、HUAWEI AI Life アプリ、S、M、Lの3サイズのイヤーチップ(付属)、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで25,519円(税込)、楽天市場で25,920円(送料無料)、ヤフーショッピングで25,920円(送料無料)、AliExpressで24,162円、米国 Amazon.comで$200.00、です。
関連記事:HUAWEI FreeBuds Pro 4 レビュー!音質、ノイキャン、装着性は最強か?
LinkBuds Fit
ソニーから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2024年11月15日発売)。
統合プロセッサーV2、ダイナミックドライバーX、イヤホン単体の音楽再生で最大8時間 (NCオフ)間 駆動できるバッテリーを搭載しています。
また、ノイズキャンセリング(ANC)、外音取り込み、フィッティングサポーター、浅めのイヤーピース、DSEE Extreme、コーデック(LDAC、LC3、SBC、AAC)、
ワイドエリアタップ、Speak-to-Chat、IPX4相当の防滴、マルチポイント接続、Sony Sound Connect アプリ、Bluetooth 5.3、LE Audioにも対応しています。
価格は、Amazonで21,490円(税込・WF-LS910N)、楽天市場で24,260円(送料無料)、ヤフーショッピングで24,240円(送料無料)、です。
関連記事:Sony「LinkBuds Fit」とLinkBuds Open、Sを比較
AirPods 4
Appleから発売された完全ワイヤレスイヤホンです(2024年9月20日 発売)。
通常モデルのほかにアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルも用意しています。
アップル製ドライバー、「H2」チップ、最大5時間、充電ケース併用時は最大30時間 駆動するバッテリー、新しい音響アーキテクチャ、歪みを低減するドライバ、ハイダイナミックレンジアンプ、新しい感圧センサー、アップグレードされたマイクを搭載しています。
また、空間オーディオ、ダイナミックヘッドトラッキング、48kHz/16bitでの音楽再生、IP54相当の防水・防塵性能、外部音取り込みモード、Siri音声操作、USB-Cポート(充電ケース)、Apple Watchの充電器・Qi規格の充電器(※ANC搭載モデルの充電ケースのみ)、「探す」アプリのスピーカー(※ANC搭載モデルの充電ケースのみ)、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで28,596円、楽天市場で21,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで21,500円、AliExpressで15,457円、です。
関連記事:Apple「AirPods 4」とAirPods 3、Pro 2を比較
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