2万円台でSnapdragon 685搭載のタブレット「CHUWI AuPad」。早くも「デザインもコスパも最高すぎる!」と評判です。
しかし、その一方で「安いので性能が悪いのでは?他のものを検討した方がいい」という口コミがあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回はその優れた性能をよく知ってもらうために、次の8点を重点的に解説します。
- 外観・デザイン(接続ポート、サイズ・重量)
- プロセッサ性能(ベンチマーク、ゲーム性能)
- メモリ・ストレージ
- ディスプレイ(Widevine L1)
- カメラ性能
- 通信性能(4G LET)
- バッテリー・充電性能
- スピーカー・オーディオ性能
また、前モデル「CHUWI HiPad 11」との違いも分かるように紹介!Antutuベンチマークやゲーム性能(FPS)、拡張性(増設)、カメラ性能、通信性能にいたるまで総合的に評価していきます。
そのほか、購入する前に知っておきたいデメリットや詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「CHUWI AuPad」がAliExpressで発売中!コスパは意外と高い?
「CHUWI AuPad」がAliExpressで2万円台で発売中です。Snapdragon 685搭載で性能も良さそう。前モデル「CHUWI HiPad 11」との違いも気になりますね。
「CHUWI AuPad」とは?
「CHUWI AuPad」(ツーウェイ オーパッド)は中国 ツーウェイから発売された10.95インチのタブレットです。
2024年9月13日に海外のChuwi公式ストアで発売されましたが、当初はAliExpressでは発売されず、入手するのは困難だったモデルです。
OSはAndroid 14で、プロセッサはSnapdragon 685です。
Snapdragon 685はAntutu V10 ベンチマーク総合で約35万前後で、MediaTek Helio G99 プロセッサに近い性能を発揮します。
シャオミの11インチタブレット「Redmi Pad SE」(Snapdragon 680)よりも性能が高く、Webサイトの読み込みや動画視聴も高速です。
また、メモリは標準で8GBですが、仮想メモリで最大20GBまでに拡張することも可能です。
ゲーム用や動画視聴調用に使える?
Snapdragon 685と最大20GBメモリの組み合わせで、ゲームもかなり快適にプレイできるようになります。
また、ディスプレイは低価格ながらもフルHD画質で画質がとてもいいです。
リフレッシュレートは高くありませんが、明るくワイドな画面で、ゲームはもちろん、写真や動画も鮮やかなに表示できます。
そのほか、クアッドスピーカー搭載で、低価格なタブレットと比べて音質がそこそこいいレベルです。
SIMフリーの4G LET通信にも対応しているので、外出先でゲームや動画を楽しむこともできます。
しかも、耐久性の高いフルメタル製で高級感もバッチリ!厚さ8mm、重さ493gの軽量ボディで、持ち運びも便利ですね。
もちろん、原神や鳴潮 (Wuthering Waves)などのゲームもプレイできますよ!
それでは早速どんなタブレットなのか、もっと詳しくその価格や特徴(メリット)を見ていきましょう。
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公式ページ:CHUWI AuPad
価格をチェック!他メーカーのタブレットよりも安いのか?
新モデル「CHUWI AuPad」はAliExpressで24,646円で販売されていますが、割引クーポンを利用することで、約3千円ほど安く購入できます。
クーポンはAliExpress内にあるのCHUWI 公式ストアのトップページに貼ってあるので、そこにある「受け取る」をクリックするだけで取得できます。
日本のAmazonでは未発売ですが・・・実は同スペックの「Acer E10 ETPad」が発売されています。価格は22,900円でけっこう安いです。ただし、よく見ると、「CHUWI AuPad」とは背面のロゴが違っています。ちなみにサポート先も違っています。
「CHUWI HiPad 11」
一方、前モデル「CHUWI HiPad 11」はAmazonで19,900円(税込)で発売中です。こちらはUnisoc T616 オクタコア プロセッサと6GB LPDDR4 メモリを搭載したモデルです。
他にフルHD IPS液晶、128GB ストレージ、7000mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラを搭載しています。スペックは新モデル「CHUWI AuPad」とよく似ていますが、プロセッサ性能が異なり、新モデルの方が少し高い性能になります。
他メーカーのライバル機の価格は?
新モデル「CHUWI AuPad」と同じQualcomm Snapdragon 685を搭載したタブレットは今いくらになっているのでしょうか?同じぐらいの性能のタブレットを含めて価格を調べてみました。
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」
2024年11月15日に日本国内で発売されたNEC PC「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」は楽天市場で65,780円(税込)、ヤフーショッピングで65,780円(送料無料)で発売中です。
こちらはSnapdragon 685、8GB LPDDR4Xメモリを搭載したモデルです。ほかに11.45インチの2K液晶、256GB ストレージ、8600 mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラ、クアッド ステレオスピーカーを搭載しており、スペックは高めです。
また、アクションキーやNFC決済、個人認証情報の読み取り機能、リフレッシュレート 90Hzに対応するなど、機能性が非常に高いのが特徴です。デジタルペン3(PC-AC-AD042C)、Bluetoothキーボード(PC-AC-AD049C)など豊富なオプション製品も用意されています。
「OPPO Pad Neo」
2024年12月12日に国内向けに発売された「OPPO Pad Neo」はAmazonで40,727円で発売中です。
こちらはColorOS 13 (Android 13ベース) 、MediaTek Helio G99、6GB LPDDR4Xメモリを搭載したモデルです。他に11.4インチで2.4KのLCD液晶、128GB UFS2.2ストレージ、8000 mAhバッテリー、背面 8MPのメインカメラ、前面 8MPのフロントカメラを搭載するなどスペックは高めです。
33W 急速充電やリフレッシュレート 90Hz、タッチサンプリングレート 最大180Hz、Dolby Atmosサウンドにも対応し、機能性にも優れています。
「N-one Npad Ultra」
Snapdragon 685搭載モデルとしてN-oneから発売された12インチのタブレット「N-one Npad Ultra」もあります。価格はAmazonクーポン適用で実質23099円とかなり安いです。
スペックは2K液晶、128GB UFSストレージ、9200mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、比較的良い方です。
18W PD急速充電やステレオサウンド、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2にも対応しており、お買い得な要素が多いタブレットです。
デザインを確認・厚さと重さは?高級感はある?
新モデル 「CHUWI AuPad」は薄くて軽いボディに、鮮やかな10.95インチのフルHDディスプレイを搭載したスタイリッシュなタブレットです。
落ち着いたスペースグレーのアルミボディは、高級感にあふれ、洗練された印象を与えます。
本体の厚さはわずか8.0 mmで、重さは493gです。鞄の中に入れてもかさばらない薄さで、長時間持っていても疲れにくく、外出先で気軽に持ち歩くのに最適です。
エッジに丸みを帯びたデザインは、手に優しくフィットし、快適に操作できます。
背面にはCHUWIのロゴが小さく配置されています。
カメラは横にした場合、右上に位置し、四角い枠に収められています。レンズは大きいものと小さいものが2つあります。
側面は電源ボタンと音量ボタン、SIMカード(microSDカード)スロットがあり、底面はType-Cポートがあります。3.5mmヘッドホンジャックはその横の角に配置されています。また、左右には4つのスピーカーも交互に配置されています。
全体的にスタイリッシュで高級感のあるデザインです。薄型軽量のフルメタルボディで、カメラやロゴはあまり目立たず、必要なポート類もしっかりと搭載されています。
前モデルと比較
前モデル「CHUWI HiPad 11」とはサイズ、重量がほぼ同じでデザインも大きく変更されていません。
ただし、低価格な「CHUWI Hi10 X Pro」とは大きく異なり、新モデル「CHUWI AuPad」の方が薄く、軽くなっています。
なお、「Xiaomi Redmi Pad SE」は厚さ7.36 mm、重さ445gで「CHUWI AuPad」よりも薄く軽くなります。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「CHUWI AuPad」・・・257.3 x 168.9 x 8.0 mm / 493g
- 2.「CHUWI HiPad 11」・・・257.3 x 168.9 x 8.0 mm、493g
- 3.「CHUWI Hi10 X Pro」・・・ 242.3 x 161.3 x 9.15 mm、517g
- 4.「Xiaomi Redmi Pad SE」・・・255.53 x 167.08 x 7.36 mm / 445g
プロセッサ性能を確認・ベンチマークは?ゲームはできるか?
新モデル 「CHUWI AuPad」は最新の6nmプロセスで製造されたQualcomm Snapdragon 685オクタコアプロセッサを搭載。このパワフルなCPUにより、アプリの起動やWebページの読み込みが驚くほど速く、ストレスフリーな操作性を実現しています。
Antutuベンチマークは総合で約35万前後を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「344026」、CPUで「109357」、GPUで「43613」、MEMで「102886」、UXで「88170」
高画質動画の再生もスムーズで、3Dゲームだって快適にプレイ可能。複数のアプリを同時に開いてもサクサク動作するので、Webブラウジングをしながら動画を見たり、ゲームをプレイしたりと、マルチタスクも思いのままです。
しかも省電力設計なので、バッテリーも長持ち。外出先でも安心して使えます。
前モデルと比較
一方、前モデル「CHUWI HiPad 11」が搭載するUnisoc T616 プロセッサは、
Antutu V10 ベンチマーク総合で約 30万 前後 を記録していました。
新モデルのSnapdragon 685の方が約5万ほど高いスコアになり、CPU性能が向上しているといえます。
Snapdragon 685の性能を比較
性能的にはSnapdragon 680 (Redmi Pad SE)やUnisoc T620 (Teclast T50 Plus)よりも少し高くなります。
Amazonの Fire Max 11が搭載するMediatek MT8188Jよりも性能が高いため、動作は比較的良好です。
低価格なタブレットに搭載されることが多いUNISOC T606 プロセッサとは約10万のスコア差があり、
ワンランク高い性能を発揮できることが分かります。
<CPUランキング>
※Antutu V10 ベンチマーク総合のスコアで比較したものです。
- Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:約 62万
- MediaTek Dimensity 7050 (Lenovo Tab P12)・・・Antutu:約 52万
- MediaTek Helio G99 (OPPO Pad Neo/N-one Npad X1/Headwolf HPad5)・・・Antutu:約 40万
- Snapdragon 685 (CHUWI AuPad/LAVIE Tab T11 T1175/JAS、N-one Npad Ultra)・・・Antutu:約 35万
- Unisoc T616 (CHUWI HiPad 11)・・・Antutu:30万 前後
- Mediatek MT8188J (Fire Max 11)・・・Antutu:30万 前後
- Unisoc T620 (Teclast T50 Plus)・・・Antutu:30万 前後
- Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:約 27万
- UNISOC T606 (Teclast T50HD/HEADWOLF Wpad 5/Alldocube iPlay 60)・・・Antutu:約 25万
ゲーム性能
Snapdragon 685は、AnTuTuベンチマークv10で総合スコアが約35万前後のミドルレンジSoCです。CPUスコアは約11万点、GPUスコアは約4.4万点となっており、日常的なアプリ利用には十分な性能を持っています。
ゲーム性能に関しては、GPUスコアが中程度であるため、重い3Dゲームを最高画質で快適にプレイするのは難しい可能性があります。ただし、設定を調整することで、多くのゲームをプレイ可能です。
以下は、Snapdragon 685でプレイできる代表的なゲームタイトルと、そのフレームレート(FPS)を紹介します。
<重いゲームタイトルのFPS>
- 原神:最低設定で30FPSで動作しますが、璃月港など、負荷の高いエリアではフレームレートが低下する可能性があります。
- タワーオブファンタジー:低設定では30FPSでプレイできますが、画質をさらに落とせば60FPSも可能です。ただし、動作が不安定になり、カクつきやクラッシュが発生する可能性があります。
- 鳴潮 (Wuthering Waves):最低設定でも30FPSで動作しますが、敵が多い場面やエフェクトが多い場面ではカクつきが発生する可能性があります。
- ウマ娘 プリティーダービー:低設定で30FPSで動作しますが、レースシーンなど、負荷の高い場面では動作が不安定になり、カクつきが発生する可能性があります。
<中程度のゲームタイトルのFPS>
- Apex Legends Mobile:低設定では30FPSでプレイできますが、激しい戦闘シーンではフレームレートが低下する可能性があります。中設定以上では、快適なプレイは難しい場合があります。
- 荒野行動:低~中設定で30FPS程度のフレームレートでプレイできます。ただし、高設定ではフレームレートが低下し、カクつきが発生する可能性があります。
- League of Legends: Wild Rift:中設定で30~45FPSでプレイできます。ただし、集団戦など、エフェクトが多い場面ではフレームレートが低下する可能性があります。
<軽いゲームタイトルのFPS>
- PUBG Mobile:低設定では、パラシュート降下時や市街地など、プレイヤーが集まる場所を除き、おおむね30FPSで動作します。スムーズ設定では、60FPSで滑らかなプレイを楽しめますが、バッテリーの消費が早くなる可能性があります。
- Call of Duty Mobile:低設定では30FPSで動作し、中設定では45FPSでよりスムーズなプレイが可能です。ただし、高設定ではフレームレートが低下し、カクつきが発生する可能性があります。
- Minecraft:設定を調整することで、描画距離や描画品質を落とせば、60FPSでプレイすることも可能です。ただし、高設定ではフレームレートが低下する可能性があります。
- Among Us:処理が軽いため、問題なくプレイできます。
- ポケモンGO:位置情報を利用したゲームですが、処理が軽いため、問題なくプレイできます。
メモリ・ストレージを確認・容量は十分か?拡張・増設はできる?
新モデル 「CHUWI AuPad」は8GB LPDDR4の大容量メモリを搭載し、複数のアプリを同時に開いてもスムーズに動作し、重いゲームでも快適にプレイできます。
また、2GB~12GBまでの仮想メモリ機能を利用することで、合計で最大20GBまで拡張が可能です。大容量メモリで動画編集やゲーム、複数アプリの同時使用(マルチタスキング)などの負荷の高い作業もストレスなく行えます。
<大容量メモリを必要とする動画編集、ゲームアプリ>
- 動画編集アプリ・・・Adobe Premiere Rush、Kinemaster、PowerDirector
- ゲーム・・・PUBG Mobile、Call of Duty Mobile、Genshin Impactなど
ストレージは?
128GB UFS2.2の高速ストレージを搭載しています。大容量なので、旅行先で撮影した写真や動画を、容量を気にせず保存できます。
また、UFS 2.2ストレージにより、アプリの起動やデータの読み込みも高速です。例えば原神やPUBGなどのゲームのロード時間が短くなったり、Netflixの高解像度動画のロード時間も高速になります。
さらに、microSDカードで最大512GBまでストレージを拡張できるので、将来ストレージ不足になってもすぐに対処できます。
<メモリ・ストレージを比較>
- 1.「CHUWI AuPad」・・・8GB LPDDR4(最大20GB)/ 128GB UFS2.2(最大512GB)
- 2.「CHUWI HiPad 11」・・・6GB LPDDR4 / 128GB (最大512GB)
- 3.「CHUWI Hi10 X Pro」・・・4GB LPDDR4X (最大8GB)/ 128GB (最大512GB)
- 4.「Xiaomi Redmi Pad SE」・・・4GB/6GB/8GB LPDDR4X(最大7GB/9GB) / 128GB/256GB
ディスプレイ性能を確認・高精細か?タッチ感度は?
新モデル 「CHUWI AuPad」は10.95インチの大画面はあらゆるコンテンツを鮮やかに映し出します。
350nitsの明るい高輝度ディスプレイは1920×1200のフルHD+解像度で、細部までくっきりと表示。視野角の広いIPSパネルを採用しているので斜めからでも見やすく表示できます。
また、16:10のアスペクト比は、動画視聴や電子書籍の閲覧に最適です。NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスを1080pの高画質で楽しみたい方、電子書籍リーダーとしても活用したい方にぴったりのタブレットです。
さらに、Widevine L1に対応しているので、NetflixやHulu、Amazon Prime Video、Youtube、Disney+など対応する動画配信サービスで高画質コンテンツを思う存分楽しめます。
そのほか、60Hzのリフレッシュレートにより、画面スクロールや動画再生も滑らか。
優れたタッチレスポンス(タッチ感度)で、ピンチイン・ピンチアウトやスワイプ、ダブルタップなどの操作も瞬時に反応し、ストレスなく操作できます。
画面分割は利用できる?
画面分割に対応し、2つのアプリを同時に利用できます。例えば、動画を見ながらチャットアプリで会話する、電子書籍を読みながらメモを取る、などの使い方が可能です。もちろん、遅延なくスムーズに利用できます。
<ディスプレイを比較>
- 1.「CHUWI AuPad」・・・ 10.95インチ、解像度1980 x 1200 ドットのIPS(350nit)
- 2.「CHUWI HiPad 11」・・・10.95インチ、解像度1920 x 1200 ドットのIPS(350nit)
- 3.「CHUWI Hi10 X Pro」・・・10.51インチ、解像度1280×800 ドットのIPS
- 4.「Xiaomi Redmi Pad SE」・・・11インチ、解像度1920 x 1200ドットのIPS(400nit)
カメラ性能を確認・画質は十分か?ビデオ通話に使える?
新モデル 「CHUWI AuPad」は13MPの背面カメラと5MPの前面カメラを搭載しています。
高速オートフォーカス対応で、すばやくピントを合わせらえるので一瞬のシャッターチャンスを逃しません。もちろん、フラッシュ対応で暗いシーンでもバッチリと明るく撮影が可能。
1300万画素で風景写真もある程度キレイに撮影できます。
<作例1>
(画像はCHUWI AuPadで撮影した海辺の風景。海の青さ、ハトの立体感まで鮮明に映し出されている。タブレットでも意外なほど高画質に撮影できることが分かる。)
また、メモ用のカメラとしては十分な性能で、細かいテキスト文字を拡大しても比較的はっきりと見やすく表示できます。
前面カメラは500万画素で、ポートレートモード撮影用としてはやや画質が粗くなります。しかし、オンライン会議などのビデオ通話では十分にクリアな画質です。
シングルマイク内臓で、音声のやり取りもスムーズに行えます。
そのほか、ビデオ撮影に対応し、旅行先で見た美しい景色や子供の運動会や発表会など、大切なイベントの瞬間を動画で記録し、SNSで共有することもできます。
Googleレンズを使えば、撮影した写真から被写体の情報を検索したり、テキストを翻訳したり、QRコードを読み取ったりすることもできます。
<カメラの画素数を比較>
- 1.「CHUWI AuPad」・・・背面13MP、前面5MP
- 2.「CHUWI HiPad 11」・・・背面13MP + 前面5MP
- 3.「CHUWI Hi10 X Pro」・・・背面8MP + 前面5MP
- 4.「Xiaomi Redmi Pad SE」・・・背面8MP + 前面5MP
通信性能を確認・4G LETやGPSナビは使える?
新モデル 「CHUWI AuPad」は、2.4GHz/5GHzのデュアルバンドに対応したWi-Fi 5に対応し、Webサイトの閲覧やメールの送受信をスムーズに行えます。電波干渉の少ない5GHz帯を利用できるため、より安定した通信が利用可能です。
また、Bluetooth 5.0に対応し、バージョン4.2よりもワイヤレスイヤホンやキーボードなどを安定して接続できます。低遅延なので、ワイヤレスイヤホンで音楽や動画を楽しむ際も、音ズレを気にせず快適に視聴できます。
そのほか、4G LTEにも対応しているので、Wi-Fi環境がない場所でも、動画ストリーミングサービスをスムーズに楽しんだり、電子書籍のダウンロードやオンラインでの読書も快適に行えます。
SIMカードはnano SIMで、ドコモやau、ソフトバンク、楽天モバイル回線のSIMでも通信できます。対応バンドについては、スペックの下で詳細に解説してあります。
GPSナビゲーションは?
GPS機能(※GPSセンサー内蔵)を搭載しているので、地図アプリやナビゲーションアプリを利用して、現在地を確認したり、目的地までの経路を検索したりできます。
4つの衛星測位(GPS/GLONASS/GALILEO/Beidou)に対応しているため、より正確な位置情報を取得できます。
<通信性能比較>
- 1.「CHUWI AuPad」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、4G LET、GPS
- 2.「CHUWI HiPad 11」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、4G LET、GPS
- 3.「CHUWI Hi10 X Pro」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPS
- 4.「Xiaomi Redmi Pad SE」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0
バッテリー・充電性能を確認・駆動時間は? 急速充電に対応か?
新モデル 「CHUWI AuPad」は7000mAhの大容量バッテリーを搭載し、最大10時間もの動画再生が可能です。一日中外出してもバッテリー切れの心配がなく、安心して使えます。
さらに、18WのPD急速充電に対応しているので、短時間で充電が完了し、スキマ時間に手軽に充電できます。通勤・通学中のエンタメや、旅行先での長時間使用も快適です。もうモバイルバッテリーを持ち歩く必要はありません。
前モデルと比較
前モデル「CHUWI HiPad 11」は急速充電に対応していませんでした。新モデル 「CHUWI AuPad」の方が充電速度が速いです。
なお、「Xiaomi Redmi Pad SE」は18W急速充電に対応していますが、アダプターが10W対応になります。
<バッテリー・充電を比較>
- 1.「CHUWI AuPad」・・・7000mAh / 18W急速充電
- 2.「CHUWI HiPad 11」・・・7000mAh / 10W Type-C充電
- 3.「CHUWI Hi10 X Pro」・・・5000mAh / Type-C充電
- 4.「Xiaomi Redmi Pad SE」・・・8000 mAh / 18W急速充電
スピーカー・オーディオ性能を確認
新モデル 「CHUWI AuPad」は4つのスピーカーを搭載し、タブレットを囲むように配置することで、立体的なサウンドを再生できるようになっています。そのクリアな高音と豊かな低音、そして迫力のあるサウンドは、まるで映画館にいるような臨場感で、映画鑑賞はもちろん、音楽鑑賞やゲームプレイにも最適です。
ただし、Dolby Atmosには対応していません。そのため、より低音が効いた立体感のあるサウンド再生はできません。
前モデルと比較
前モデル「CHUWI HiPad 11」はデュアル ステレオスピーカーとデュアルマイクを搭載していました。新モデル 「CHUWI AuPad」の方がスピーカーの数が2倍多くなっていますが、音質は前モデルの方が良いといえます。また、新モデルはシングルマイクで、その点も前モデルより劣っています。
なお、「Xiaomi Redmi Pad SE」はクアッドスピーカー搭載で、Dolby Atmosサウンドにも対応しています。
<スピーカー・オーディオ性能を比較>
- 1.「CHUWI AuPad」・・・クアッド スピーカー
- 2.「CHUWI HiPad 11」・・・デュアル ステレオスピーカー
- 3.「CHUWI Hi10 X Pro」・・・デュアル スピーカー
- 4.「Xiaomi Redmi Pad SE」・・・クアッドスピーカー、Dolby Atmos
「CHUWI AuPad」のデメリット
「CHUWI AuPad」はコスパに優れたタブレットですが、デメリットもあります。購入する前に必ず確認しておきましょう。
リフレッシュレートの値が高くない
「CHUWI AuPad」はリフレッシュレートの値は60Hzで、最近のタブレットとしては標準的な数値です。90Hzや120Hzなどの高リフレッシュレートに対応していないため、スクロールや動画視聴時に、滑らかさに欠ける印象を受ける可能性があります。
10点マルチタッチに対応していない
「CHUWI AuPad」は10点マルチタッチに対応していません。そのため、一部のゲームアプリやクリエイティブなアプリでスムーズな操作ができず、不便を感じるかもしれません。一般的な操作は問題ありません。
Wi-Fi 6に対応していない
「CHUWI AuPad」はWi-Fi: Wi-Fi 5に対応していますが、最新のWi-Fi 6には対応していません。そのため、Wi-Fi 6対応のルーターを利用している場合、通信速度の面で最大限の性能を引き出せない可能性があります。
5G通信に対応していない
「CHUWI AuPad」は4G LTEには対応していますが、5G通信には対応していません。そのため、高速なモバイル通信を利用したい場合は、注意が必要です。なお、eSIMには対応していません。物理SIMカードのみの対応となります。
指紋認証に対応していない
「CHUWI AuPad」は顔認証には対応していますが、指紋認証には対応していません。そのため、パスコード入力によるロック解除が必要となります。
「CHUWI AuPad」のスペック
- ディスプレイ 10.95インチ、解像度1980 x 1200 ドットのIPS
※FHD+/16:10/輝度350nit/画面比率88% - リフレッシュレート 60Hz
- Widevine L1 対応 (Youtube、Disney+、Amazon Prime Videoを1080pで再生)
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 685
※6nm/64bit/8コア/最大2.8 GHz - GPU Qualcomm Adreno 610
- RAM (メモリ) 8GB LPDDR4
- ストレージ 128GB UFS2.2
- 外部ストレージ microSDカードで最大512GBまで
- バッテリー 26.6 Wh (7000mAh /3.8V)
- 充電 18W PD急速充電(9V/2A)
- 背面カメラ 13MP ※AF対応
- 前面カメラ 5MP ※HDビデオ
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0
- 衛星測位 GPS/GLONASS/GALILEO/Beidou
- インターフェース USB 2.0 Type-C (OTG)、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャック
- センサー Gセンサー、光センサー、GPSセンサー
- スピーカー クアッド スピーカー
- マイク シングルマイク
- 筐体 アルミ合金、ユニボディ
- OS Android 14
- サイズ 257.3 x 168.9 x 8.0 mm
- 重量 493g
- カラー スペースグレー
- 付属品 充電器、Type-Cケーブル、ユーザーマニュアル(説明書)、保証カード
- 4G通信 対応・VoLTE通話、デュアルスタンバイ
- SIMカード NanoSIM(デュアルSIM+TFカード)
対応バンド
「CHUWI AuPad」は4G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMに対応しています。
基本的には本体にSIMカードを入れて、APN設定を済ませると、通信できます。
対応バンドは以下の通りです。
4G LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B17/B20/B28AB/B38/B40
3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B8
2G GSM: B2/B3/B5/B2/B3/B5/B8
4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
対応バンドの詳細
ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線、楽天モバイル回線のバンドにどのくらい対応しているのか調べてみました。
- ドコモ回線・・・主要バンドであるB1、B3、B28ABに対応しています。
- au回線・・・主要バンドであるB1、B3、B28ABに対応しています。
- ソフトバンク回線・・・主要バンドであるB1、B3、B8、B28ABに対応しています。
- 楽天モバイル回線・・・主要バンドであるB1、B3、B28ABに対応しています。
結論
これらのバンドは、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要バンドをカバーしています。そのため、基本的には快適に通信・通話できると言えます。
ただし、上記の対応バンドは主要バンドのみを記載しており、すべてのバンドを網羅しているわけではありません。また、各キャリアの対応バンドは、地域や機種によって異なる場合があります。
「CHUWI AuPad」の評価
8つの基準で「CHUWI AuPad」を5段階で評価してみました。
- 画面の見やすさ:★★★★
- スペック:★★★
- デザイン:★★★★
- 耐久性:★★★
- 通信:★★★★
- 機能:★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★★
<総合評価>
CHUWIから発売されたSnapdragon 685搭載のSIMフリータブレットです。
10.95インチの高精細なフルHDディスプレイやクアッドスピーカーも搭載されています。
シャオミの「Redmi Pad SE」の方がいいのか?
シャオミの「Redmi Pad SE」(Snapdragon 680)とは画面サイズが約11インチでほぼ同じになりますが、
プロセッサ性能はSnapdragon 685を搭載する「CHUWI AuPad」の方が高くなります。
また、合計で最大20GBまでメモリを拡張できる点やカメラ性能(背面13MP、前面5MP)、4G LET通信やGPS対応である点、OSが最新のAndroid 14である点などでも「CHUWI AuPad」が有利です。
ただし、「Redmi Pad SE」は「CHUWI AuPad」よりも薄く軽いボディである点、Dolby Atmos対応で音質が比較的良い点、リフレッシュレート 最大90Hzやタッチサンプリングレート 最大180Hzに対応するなど、
「CHUWI AuPad」にはメリットを多分に持っています。特に動画視聴に関しては「Redmi Pad SE」の方が有利になるので、購入する前によく比較・検討した方がいいでしょう。
「CHUWI AuPad」はどんな人に最適か?
ズバリ、外出先で快適にタブレットに使いたい人に最適です。
厚さ8.0 mm、重さ493gと薄型軽量で、しかもフルメタルのアルミ合金製で見栄えもバッチリ!
多少ぶつけてもびくともしない頑丈さなので、頻繁に持ち歩いても安心です。
また、SIMフリーの4G LET通信に対応しているため、Wi-Fi環境のない場所でも利用できます。
10.95インチの画面は高精細で見やすく、外出先でOfficeアプリで作成した資料を確認する際にも役立ちます。
道に迷った際にはGPSのナビゲーション機能が利用できるので安心。
高精細なカメラとクアッドスピーカー、マイク内蔵で、突然かかってきたビデオ通話にも対応できます。
価格も約2万円台半ばでコスパも優れています。
外出先でフル活用できる有能で優秀なタブレットとしておすすめします。
「CHUWI AuPad」の価格・購入先
「CHUWI AuPad」はAliExpressなどのECサイトで購入できます。
ECサイト
AliExpressで24,646円、
で販売されています。
Amazonで「CHUWI AuPad」をチェックする
楽天市場で「CHUWI」をチェックする
ヤフーショッピングで「CHUWI タブレット」をチェックする
AliExpressで「CHUWI AuPad」をチェックする
米国 Amazon.comで「CHUWI AuPad」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
おすすめの類似製品を紹介
「CHUWI AuPad」に似た性能をもつタブレットも販売されています。
「Acer E10 ETPad」
AcerがCHUWIと共同開発した11インチのタブレットです。Android 14、Qualcomm Snapdragon 685、8GB LPDDR4メモリ、フルHDのIPS液晶、128GB UFS 2.2ストレージ、7000 mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、
クアッド ステレオスピーカー、18W PD急速充電 (9V/2A)、最大512GBまでのストレージ拡張、Widevine L1、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで22,900円(税込)、楽天市場で24,900円(送料無料)です。
関連記事:コスパ炸裂「Acer E10 ETPad」タブレットのメリット・デメリット
「LAVIE Tab T11(T1175/JAS)」
NEC PCから発売された11.45インチタブレットです(2024年11月15日に発売開始・出荷は12月12日以降)。
Qualcomm Snapdragon 685、8GB LPDDR4Xメモリ、2K液晶、256GB ストレージ、8600 mAhバッテリー、背面13MPカメラ、前面8MPカメラを搭載しています。
また、アクションキー、NFC決済、個人認証情報の読み取り機能、リフレッシュレート 90Hz、つながる!LAVIE for Android(PCのセカンドモニター)、クアッド ステレオスピーカー、Dolby Atmos、ステレオマイク、IP52防水防塵、
デジタルペン3(PC-AC-AD042C)、Bluetoothキーボード(PC-AC-AD049C)、タブレットカバー(PC-AC-AD050C)、ガラス保護フィルム(PC-AC-AD051C)、Googleキッズスペース、ペアレンタルコントロール、顔認証、NFC(Type-A/B)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、楽天市場で65,780円(税込)、ヤフーショッピングで65,780円(送料無料)、NECダイレクトで58,080円(税込)~です。
関連記事:【LAVIE Tab T11 T1175/JAS レビュー】進化した機能は?
「N-one Npad Ultra」
N-oneから発売された12インチのタブレットです。Android 14、Snapdragon 685、2K液晶、128GB UFSストレージ、9200mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、最大20GBまでのメモリ拡張、18W PD急速充電、Widevine L1、クアッドスピーカー、ステレオサウンド、ペアレンタルコントロール、Googleキッズスペース、顔認証、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで32,999円(税込・30%OFFで実質23099円)、楽天市場で38,990円(送料無料)、米国 Amazon.comで$219.99 です。
関連記事:12型で最安「N-one Npad Ultra」のメリット・デメリット
「OPPO Pad Neo」
OPPOから発売された11.4インチのタブレットです(2024年12月12日 発売)。
ColorOS 13 (Android 13ベース) 、MediaTek Helio G99、6GB LPDDR4Xメモリ、2.4KのLCD液晶、128GB UFS2.2ストレージ、8000 mAhバッテリー、背面 8MPのメインカメラ、前面 8MPのフロントカメラを搭載しています。
また、33W 急速充電、ジェスチャー操作、タスクバー、クアッドスピーカー、Dolby Atmos、ステレオサウンド、リフレッシュレート 90Hz、タッチサンプリングレート 最大180Hz、Widevine L1 対応、デュアルマイク、顔認証、スマートカバー(別売)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで40,727円(税込・単品・ケースセットは43,207円で2480円 OFFクーポン付き)、楽天市場で44,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで44,800円、です。
関連記事:OPPO Pad Neoレビュー|7:5画面を選ぶべき理由とは?
他のCHUWIタブレットと比較する
他にもCHUWIタブレットが販売されています。2024年モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
Chuwiタブレットはコスパ最強 全機種 ラインナップ まとめ
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