7インチの高性能な携帯ゲーム機「AYANEO Pocket EVO」。早くも「Androidならこのゲーム機が最高レベルだ」と評判です。
しかし、その一方で「もっと安いAndroidゲーム機で十分なのでは?」という意見もあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回はその性能や魅力がよく分かるように、次の6点を重点的に解説します。
- ディスプレイ(7インチ、有機EL)
- プロセッサ性能(ゲームプレイ体験・Antutu、発熱量)
- メモリ、ストレージ、バッテリー
- デザイン(接続ポート、サイズ、重量)
- 操作性(スターコントローラー、RGBホールビッグジョイスティック)
- 機能(カスタムパフォーマンスモード、キーマッピングなど)
また、実機を使ったゲーム性能も紹介!プレイできるゲームやフレームレート、Antutuベンチマーク、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
至高のゲーム機は8万円台から・他の安いゲーム機よりもお買い得か?
「AYANEO Pocket EVO」(アヤネオ ポケット エボ)は2024年11月21日に日本のハイビームで発売された携帯ゲーム機です(※発送は2025年2月6日)。
OSはAndroid 13で圧倒的に美しい7インチの有機ELディスプレイや、超パワフルなQualcomm Snapdragon G3x Gen 2 プロセッサを搭載しています。
価格は最安でも85,310円で、Androidの携帯ゲーム機としては高額な方です。
一方、AYANEOからは2024年7月上旬に発売されたSnapdragon G3x Gen 2搭載の「AYANEO Pocket S」(アヤネオ ポケット エス)もありますが、
こちらはAmazonで113,810円で、Pocket EVOよりも高額になります。
他にPocket EVOと同時期に発売された3.92インチでタテ型の「AYANEO POCKET DMG」(アヤネオ ポケット ディーエムジー)も発売されていますが、
こちらも80,560円とかなり高額です。
他メーカーでは Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 搭載の6型「AYN ODIN 2 PRO」がAliExpressで66,596円発売中です。
こちらはAndroid 13搭載でIPSディスプレイを搭載しています。
また、Snapdragon 865搭載の5.5型「Retroid Pocket 5」がAliExpressで49,632円で発売中。こちらは5.5インチのフルHDのOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しています。
そのほか、ANBERNICから発売された4インチのヨコ型 携帯ゲーム機「ANBERNIC RG406H」(IPS液晶)がAmazonでも29,999 円で発売中。
Razerから発売された6.8インチのAndroid携帯ゲーム機「Razer Edge」(フルHD+の有機EL液晶)はAmazonで64,980円で発売されています。
「AYANEO Pocket EVO」は非常に高性能で魅力的なゲーム機ですが、
少し性能を落として他メーカーの携帯ゲーム機を購入するという手もあります。
それでは、いったいどちらを購入するのがベストなのか、
「AYANEO Pocket EVO」の性能をくわしく見ながら考えていきましょう。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク
公式ページ:AYANEO Pocket EVO – AYANEO
7インチ有機ELディスプレイの魅力を深掘りしてみた
新モデル「AYANEO Pocket EVO」は7インチ(解像度 1920 x 1080 px )のOLED ディスプレイを搭載しています。
このディスプレイは最大輝度800nitの明るく高精細な表示が可能で、よりリアルで鮮やかな色彩表現が可能なHDRにも対応しています。
実機でのゲームプレイの様子を見てみると、有機ELディスプレイなだけあって、発色が非常に鮮やかです。
「ANBERNIC RG556」を使ったときはじわりと感じる鮮やかさですが、Pocket EVOの場合は最初から鮮やかさかのインパクトを強烈に感じます。
しかも、色再現が非常に豊かで見ていて心地よい感じがします。この点は150%sRGB、110% DCI-P3の色域をカバーしているせいでしょうね。
爆発シーンなどで白トビもなく、高品質な映像再現ができているように思います。
また、有機ELディスプレイの良さは暗いシーンでも発揮されます。
黒の締りが非常に良いため、明るい部分の発色が際立ち、しかも、黒つぶれすることなく、暗い部分もしっかりと見えます。
夜のシーンやRPGのダンジョンなどでも明るく見えるので、非常にプレイしやすいですね。
最大165Hz の可変リフレッシュレートに対応
「AYANEO Pocket EVO」のディスプレイは最大165Hz の可変リフレッシュレートに対応しています。
そのため、1秒間に最大165コマの映像を表示でき、映像が圧倒的に滑らかになります。
実際に実機を使って負荷の高い原神などのゲームをプレイしても、爆発シーンなど負荷のかかりやすいシーンでも、
残像感が全くなく、ヌルヌル動くので、まるで現実世界を見ているかのような錯覚に陥りますね。
従来の60Hzディスプレイと比べて、3倍近く滑らかではないでしょうか?
FPSやアクションゲームなど、動きの激しいゲームに最適だと思います。
<ディスプレイを比較>
- 1.「AYANEO Pocket EVO」・・・7インチ、解像度 1920 x 1080 px のOLED
- 2.「Retroid Pocket 5」・・・5.5インチ、解像度 1920 x 1200 pxのOLED
- 3.「ANBERNIC RG406H」・・・4インチ、解像度 960 x 720 ドットのIPS
- 4.「Razer Edge」・・・6.8インチ、解像度2400×1080ドットのAMOLED
Snapdragon G3x Gen 2 搭載!最新ゲームタイトルは快適に動く?
「AYANEO Pocket EVO」が搭載するQualcomm Snapdragon G3x Gen 2 プロセッサで最新ゲームは快適に動作するのでしょうか?
Antutuベンチマークについては、「AYANEO POCKET DMG」の記事で紹介したように、Antutu V10 ベンチマーク総合で約169万を記録しています。
このスコアはRazer Edgeよりも70万も高いスコアで非常に高性能なプロセッサです。
<ハイエンドな携帯ゲーム機とそのAntutu スコア 一覧>
- Snapdragon G3x Gen 1 (Razer Edge)・・・Antutu総合:100万
- Snapdragon XR2(Pimax Portal)・・・Antutu総合:85万
- MediaTek Dimensity 1100 (Retroid Pocket 4 Pro)・・・Antutu総合:75万
- Qualcomm Snapdragon 865 (Retroid Pocket 5)・・・Antutu総合:60万 前後
ただし、これはあくまでデータ上の話です。実機でのプレイを通して検証すると、どうなるのか見てみましょう。
FPSゲーム
Call of Duty・・・Mobile: 最高設定で平均60FPSで動作し、激しい戦闘シーンでもスムーズなゲームプレイが可能でした。
PUBG Mobile・・・HDRとUltra HD設定で平均40FPSを維持し、快適にプレイできます。ただし、混戦時など負荷の高い状況ではフレームレートが低下することがあります。
RPGゲーム
原神・・・最高設定で平均50~60FPSで動作し、広大なオープンワールドを滑らかに探索できます。ただし、璃月港など負荷の高いエリアではフレームレートが低下することがありました。
Tower of Fantasy・・・高設定で平均60FPSで動作し、美しいグラフィックと爽快なアクションを楽しめます。
鳴潮 (Wuthering Waves)・・・高設定で平均30~40FPS程度で動作します。オープンワールドを舞台にしたアクションRPGで、美麗なグラフィックと爽快なアクションが特徴です。
アクションゲーム
Honkai Impact 3rd・・・最高設定で平均60FPSを維持し、迫力のあるバトルシーンを滑らかに楽しめました。
Devil May Cry Mobile・・・高設定で平均50~60FPSで動作し、スタイリッシュなアクションを快適にプレイできます。
その他のゲーム
ウマ娘 プリティーダービー・・・高設定で平均60FPSで動作します。3Dモデルのレースシーンやライブシーンなど、高いグラフィック性能が求められますが、比較的スムーズに動作します。
Asphalt 9・・・Legends: 最高設定で平均60FPSで動作し、レースゲームのスピード感を存分に味わえます。
Minecraft・・・高設定で平均60FPS以上で動作し、快適にブロックを積み重ねたり、冒険したりできます。
(まとめ)
Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2 プロセッサは、FPSやRPGなどの人気ゲームでも平均40~60FPS以上で動作することが分かりました。その他のゲームでもどうように高フレームレートで動作するため、ゲームの動作においては非常に快適で、処理速度が低下するなどの心配する点はほぼないといえます。
発熱、バッテリー消費は?
グラフィックを多用する最新ゲームは、処理負荷が高いため発熱量も大きくなります。特に高解像度や高フレームレートでプレイすると、より多くの処理能力が必要となり、発熱量も増加するので、注意が必要です。また、長時間プレイすると、デバイスの温度が上昇しやすくなります。
ただし、AYANEO Pocket EVOの場合は、大型のベイパーチャンバーとファンを搭載した冷却システムで効率的に熱を排出できるため、高温になりすぎることはありません。発熱に関しては過度に心配する必要はありません。
バッテリー消費に関してはCall of Duty: MobileのようなFPSゲームを高フレームレートでプレイすると、かなりバッテリーが消耗します。設定を調整して、発熱やバッテリー消費を抑えながらプレイする必要があります。
メモリ、ストレージ容量、バッテリー駆動時間など詳細スペックを確認
新モデル「AYANEO Pocket EVO」でのゲームプレイは非常に快適ですが、メモリやストレージ、バッテリーなどは一体どのようになっているのでしょうか?
一つ一つ、詳細なスペックを検証してみましょう。
メモリ
- 容量:8GB/12GB/16GB/24GB LPDDR5X 8533Mbps
- 転送速度:約1066.6MB/s
メモリは最大24GBの大容量LPDDR5Xメモリを搭載しています。最低でも8GBあるので、複数のアプリを同時に起動したり、重いゲームをプレイしたりしても、サクサク快適に動作します。これだけメモリ容量があれば、もう、メモリ不足でゲームがカクカクするストレスとは無縁ですね。
また、PC並みの大容量メモリを搭載することで、ゲームのロード時間を大幅に短縮できます。待ち時間のイライラもなく、広大なオープンワールドをストレスなく探索できるのがいいですね。
ストレージ
- 容量:128GB/256GB/512GB/1TB UFS4.0 (128GB バージョンはUFS3.1)
- 転送速度:最大 23.2GB/s(ギガバイト毎秒)
- 外部ストレージ:microSD カードスロット(100MB/s)
ストレージは最大1TBの高速UFS 4.0ストレージを搭載しています。ゲームのインストールやロードが爆速なので、待ち時間のストレスを感じさせません。膨大なゲームライブラリを持ち歩いても、容量不足の心配は無用です。また、microSDカードスロットも搭載しているので、ストレージ容量をさらに拡張可能です。お気に入りのゲームや動画、音楽などをたっぷり保存して、いつでもどこでも楽しめます。
バッテリー
- 容量:8600 mAh
- 充電:PD急速充電
バッテリーは8600mAhの大容量で、長時間のゲームプレイも可能です。外出先でもバッテリー切れの心配をせずに、思う存分ゲームに没頭できます。また、急速充電にも対応しているので、短時間でバッテリーを回復できます。ちょっとした休憩時間に充電するだけで、すぐにゲームを再開できるので非常に便利です。
<メモリ、ストレージ、バッテリーを比較>
- 1.「AYANEO Pocket EVO」・・・最大24GB LPDDR5X、最大1TB UFS4.0、8600 mAh
- 2.「Retroid Pocket 5」・・・8GB LPDDR4、128GB UFS 3.1、5000 mAh
- 3.「ANBERNIC RG406H」・・・8GB LPDDR4X、128G UFS2.2、5000 mAh
- 4.「Razer Edge」・・・6GB LPDDR5、128GB UFS 3.1、5000mAh
シンプルで機能的なデザイン・グリップが持ちやすく疲れにくい
新モデル「AYANEO Pocket EVO」は無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインで、高級感とスタイリッシュさを兼ね備えています。
また、人間工学に基づいた設計を採用し、手に馴染む滑らかな曲線と、持ちやすいグリップ設計により、長時間のプレイでも疲れにくい快適な操作性を実現しています。
サイズは約260.5 x 100 x 17 mmで、7インチながらもコンパクトです。
重さは約 478 gと500g以下に抑えているため、携帯性にも優れています。
カラーはスターリーブラック、スカイホワイト、レトロパワーの3色展開です。
レトロパワーは初代ゲームボーイを思わせる、グレーに近いカラーですが、
日本ではスターリーブラック、スカイホワイトの2色のみが販売予定です。
<接続ポート>
AYANEO Pocket EVOの接続ポートは以下の通りです。
- USB 3.2 Gen2 Type-Cポート × 1・・・DisplayPort Alternate Mode対応で、外部ディスプレイへの映像出力に対応しています。USB Power Deliveryによる急速充電も可能です。
- microSD カードスロット(100MB/s) x1
- 3.5mmヘッドフォンジャック・・・有線イヤホンやヘッドホンを接続できます。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「AYANEO Pocket EVO」・・・約260.5 x 100 x 17 mm / 約478 g
- 2.「Retroid Pocket 5」・・・199.2 x 78.5 x 15.6 mm / 280 g
- 3.「ANBERNIC RG406H」・・・17.4 x 8.1 x 1.79 cm / 265 g
- 4.「Razer Edge」・・・260 x 85 x 11mm / 401g(コントローラー装着時)
ボタン配置、スティックの操作感、使い心地は?
新モデル「AYANEO Pocket EVO」は快適に操作できるように様々な工夫を凝らしています。
特にジョイスティックは、RGB ホールビック ジョイスティックを採用し、ホール効果の高精度な操作だけでなく、RGBライトの光る演出でゲームを盛り上げてくれます。
また、上部にあるライナーホールトリガーも非常に高精度な操作が可能で快適です。
例えばレースゲームやシューティングゲームなど、繊細な操作が求められるゲームでも、きっちりと正確に操作できます。
そのほか、十字キー、LRボタンなど、人間工学に基づいた最適な配置で、ボタンの押し心地も良好です。
6軸ジャイロスコープも搭載し、デバイスを傾けることで、キャラクターやカメラを操作することもできます。
なお、AYANEO Pocket EVOは、他のAYANEOのハイスペックなポータブルゲーミングPCと同じ「マスターコントローラー」を採用しています。
このコントローラーは、ドリフトしにくいジョイスティ一や感度の調整もあるなど、プロ仕様のコントローラーに匹敵する操作性を実現しています。
例えば、正確なボタン操作とスムーズなカメラ操作が求めらる「モンスターハンターライズ:サンブレイク」のようなアクションゲームでも、
マスターコントローラーの高精度な操作性があれば、ミス操作に悩まされることなく、快適に狩猟を楽しむことができます。
ゲームで使える便利な機能はある? レトロゲーム用のエミュレーターとの相性も確認
新モデル「AYANEO Pocket EVO」は快適にゲームをプレイできるように様々な機能を搭載しています。
特に便利なのが「カスタムパフォーマンスモード」です。
この機能はユーザーが自分のプレイスタイルやゲームの要求に合わせて、CPU/GPUのクロック周波数やTDP、ファン速度を
デバイスのパフォーマンスを細かく調整できる機能です。
例えば、負荷の高いゲームにはCPU、GPU性能を上げてパフォーマンスを向上させたり、逆に負荷の低いゲームにはCPU、GPU性能を下げて、
バッテリー消費をおさえることができます。
AYANEO Pocket EVOの場合は、最初から、4つのパフォーマンスモードがプリセットされています。
- 省電力モード・・・バッテリー駆動時間を重視したモード。
- バランスモード・・・パフォーマンスとバッテリー駆動時間のバランスを取ったモード。
- ゲームモード・・・ ゲームプレイに最適化されたモード。
- 最大パフォーマンスモード・・・パフォーマンスを最大限に引き出すモード。
これらのプリセットモードをベースに、さらに細かくカスタマイズすると、よりゲームを快適にプレイできるようになります。
「AYANEO Pocket EVO」にはその他にも便利な機能を利用できます。
<その他の便利なゲーム機能>
- キーマッピング機能・・・ボタンの機能を自由に割り当てることができる機能です。自分のプレイスタイルや好みに合わせてボタン配置を変更することで、より快適にプレイできます。
- Xboxストリーミングコールメニュー・・・boxストリーミングコールメニューを使用すると、Xbox Cloud Gamingを簡単に利用することができます。有料のXbox Game Pass Ultimateに加入していれば、様々なゲームをストリーミングでプレイできます。
- ターボキー・・・ボタンを押しっぱなしにする操作を自動化できる機能です。例えばシューティングゲームなどで、連射が必要な場合に利用します。
- ホームボタン(クイックアクセス)・・・ホームボタンを押すことで、ゲームを中断してホーム画面に戻ることができます。ゲームのプレイ中に、他のアプリを起動したり、設定を変更したりするときに使います。
「AYANEO Pocket EVO」にはレトロゲームのエミュレーターに特化した機能も搭載されています。
エミュレーターショートカット機能・・・ワンタッチでエミュレーターを起動することができます。様々なレトロゲームを、手軽に楽しむときに使います。
実機でこの機能を利用すると、画面に豊富なエミュレーターが画面が一覧で表示されます。あとは各エミュレーターのゲームを選んでプレイするだけですが、
ゲームのROMは入っていません。そのため、自分でゲームのROMを用意しなければなりません。この点が最初からゲームのROMが入っている中華ゲーム機と大きく違う点です。
本来であれば自分で吸い出して用意する必要がありますが、面倒な場合はAliExpressで購入することも可能です。AliExpressで「AYANEO Pocket EVO」と検索すると、
SDカードに入ったゲームROMがたくさんヒットするので、気になる人はチェックしてみてください。
「AYANEO Pocket EVO」のデメリット
「AYANEO Pocket EVO」のデメリットを紹介します。
Windowsのゲームをプレイできない
「AYANEO Pocket EVO」はAndroid 13 OSのため、そのままではWindows 11のPCゲームをプレイすることはできません。
Steam Linkなどのストリーミングアプリを利用すると、PCの画面をAYANEO Pocket EVO上に映し出してプレイすることができます。
ただし、Wi-Fi 6など高速な通信環境が必要になること、PCの電源をONにしたままにする必要があるなど、さまざまなデメリットがあります。
そのため、Windowsのゲームをプレイしたい場合は、ASUS「ROG Ally X」のようなポータブルゲーミングPCを選んだ方がいいでしょう。
「AYANEO Pocket EVO」のスペック
- ディスプレイ 7インチ、解像度 1920 x 1080 px のOLED
※800nit/HDR/315ppi/150%sRGB/110% DCL-P3/ - リフレッシュレート 最大165Hz (可変リフレッシュレート対応)
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2
※4nm/8コア/最大3.36GHz/TDP 15W - GPU Qualcomm Adreno A32 GPU 1GHz
- RAM(メモリ)8GB/12GB/16GB/24GB LPDDR5X 8533Mbps
- ストレージ 128GB/256GB/512GB/1TB UFS4.0 (128GB バージョンはUFS3.1)
- バッテリー 8600 mAh
- 充電 PD急速充電
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3
- インターフェース USB 3.2 Gen2 Type-C(10Gbps、DisplayPort1.4)x1、microSD カードスロット(100MB/s) x1
- スピーカー 立体感のあるステレオスピーカー
- ジャイロ機能 6軸ジャイロスコープ
- コントローラー マスターコントローラー
- 操作 ジョイスティック:RGB ホールビック ジョイスティック、トリガー:ライナー ホール トリガー
- 振動モーター HD リニアモーター
- 機能 SoundTAPMagic、さまざまなシーンに対応したパフォーマンスモード、キーマッピング(カスタムボタン)、XInputデバイス振動
- 冷却システム 空冷式アクティブ、超大型銅板、放熱フィン
- 管理機能 AYASpace(管理ソフト)、AYAHome(デスクトップランチャー)
- 生体認証 電源ボタン一体型指紋認証
- OS Android 13
- サイズ 約260.5 x 100 x 17 mm
- 重量 約 478 g
- カラー スターリーブラック、スカイホワイト、レトロパワー
「AYANEO Pocket EVO」の評価
8つの基準で「AYANEO Pocket EVO」を5段階で評価してみました。
- 画面の見やすさ:★★★★★
- エミュレーター:×自分でインストール
- 操作性:★★★★★
- バッテリーの持ち:★★★★
- 通信:★★★★
- デザイン:★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
AYANEOから発売された7インチのAndroid携帯ゲーム機です。
Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2 プロセッサでパワフルに動作し、
RGB ホールビック ジョイスティックやライナー ホール トリガーを備えた優れた操作性も兼ね備えています。
また、パフォーマンスモード、キーマッピングなどのゲーム機能も充実しています。
冷却システム、振動効果、高音質なステレオスピーカーも搭載され、Wi-Fi 7の超高速通信に対応するなど、快適にゲームを楽しめる性能を備えています。
AYANEO Pocket EVOはどんな人におすすめ?
Androidのゲームを主にプレイする人で、特に原神レベルの負荷の高いゲームをメインにプレイする人に最適です。
現状、7インチクラスの携帯ゲーム機ではSnapdragon G3x Gen 2が最も性能が高く、
快適にプレイできる性能を備えているといえます。
スマホよりも冷却性能が高いため、高熱によってプレイを妨げられることもないので安心です。
また、ディスプレイの美しさに徹底的にこだわる人にもおすすめです。
フルHDの有機ELディスプレイはリフレッシュレート 最大165Hzにも対応しており、
現状で最高に美しく、滑らかに再生できるディスプレイであるといえます。
7インチのスマホよりも大きな画面なので、見やすさもバツグンに優れているといえます。
レトロゲーム用として使えるか?
レトロアーチ対応で、豊富なエミュレーターが利用でき、十分にクラシックゲームをプレイできる性能は持っています。
ただし、すでに説明した通り、ゲームのROMは自分で用意する必要があります。
全くROMを持っていない人が吸出し作業をしてゲームを楽しむにはかなり労力がかかるので、
AYANEO Pocket EVOを購入する前に中華ゲーム機を一台購入しておくのもいいかもしれません。
(まとめ)
「AYANEO Pocket EVO」は非常に性能が高く、負荷の高いAndroidゲームをプレイしたい人に最適です。
スマホや格安の中華ゲーム機では満足できず、より性能の高い携帯ゲーム機がほしい人は、ぜひ購入を検討してみてください。
「AYANEO Pocket EVO」の価格・購入先
「AYANEO Pocket EVO」はハイビームオンラインストアやAmazonなどのECサイトで購入できます。
ハイビームオンラインストア
※予約開始。発送予定:2025年2月7日
※先行予約/12月1日まで5%OFF
※AYANEOオリジナル特典付き、液晶保護フィルム、ジョイスティックキャップ
- 8GB/128GBモデル(スカイホワイト)が89,800円(先行予約価格が85,310円)
- 12GB/256GBモデル(スカイホワイト、スターリーブラック)が104,800円(先行予約価格が99,560円)
- 16GB/512GBモデル(スカイホワイト、スターリーブラック)が119,800円(先行予約価格が113,810円)
ハイビームで「AYANEO Pocket EVO」をチェックする
※支払い方法はvisa、マスター、アメックス、JCB、paypal、銀行振込です。
ECサイト
Amazonで85,310円(税込・8GB+128GBモデル/12GB+256GBは99,560円/16GB+256GBは113,810円)、
で販売されています。
Amazonで「AYANEO Pocket EVO」をチェックする
楽天市場で「AYANEO」をチェックする
ヤフーショッピングで「AYANEO」をチェックする
AliExpressで「AYANEO Pocket EVO」をチェックする
米国 Amazon.comで「AYANEO Pocket EVO」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
「AYANEO Pocket EVO」に似た性能をもつ携帯ゲーム機も販売されています。
「ANBERNIC RG406H」
ANBERNICから発売された4インチのヨコ型 携帯ゲーム機です(2024年11月19日に発売)。
Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4X、IPS液晶(4:3)・128G UFS2.2 ストレージ、5000 mAh バッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャック、ファンクションキーを搭載しています。
また、RGBライト、ホールジョイスティック、ホールトリガー、エミュレーター(29種類以上)、Hi-Fi ステレオスピーカー、6軸ジャイロセンサー、
冷却システム、振動モーター、ストリーミング プレイ、最大2TBまでのストレージ拡張、Google Playストア、レトロアーチ(RetroArch)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5 、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonでも29,999 円(税込)、米国 Amazon.comで$249.00、です。
関連記事:ANBERNIC RG406Hレビュー!Retroid Pocket 5より魅力的?
「Retroid Pocket 5」
Retroid Pocketから発売された5.5インチの携帯ゲーム機です。Android 13、Qualcomm Snapdragon 865、8GB LPDDR4x メモリ、フルHDのOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1ストレージ、5000 mAhバッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。
また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティックR2/L2、ストレージの拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。
価格はAliExpressで49,632円、です。
関連記事:「Retroid Pocket 5」とPocket 4 /4Proの違いを解説
「Razer Edge」
Razerから発売された6.8インチのAndroid携帯ゲーム機です。Qualcomm Snapdragon G3x Gen 1プロセッサと8GB LPDDR5メモリを搭載。フルHD+のAMOLED液晶(タッチ対応)、128GB UFS 3.1ストレージ、5000mAhバッテリー、前面5MPのフロントカメラを搭載しています。
また、5G通信(※5Gモデルのみ)、リフレッシュレート144Hz、「Razer Cash V2 Pro」(コントローラー・取り外し可)、Razer HyperSense ハプティクス(触覚振動)、
2ウェイスピーカー、THX空間オーディオ、2つのデジタルマイク、最大2TBまでのストレージ拡張、クラウドゲーム(「Xbox Cloud Gaming」、「Nvidia GeForce Now」)、リモートプレイ(「Steam Link」、XBOX、PS)、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで64,980円、楽天市場で64,980円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで60,020円、米国 Amazon.comで$249.99、です。
関連記事:「Razer Edge」と人気のAndroid携帯ゲーム機を徹底 比較!
「AYANEO Pocket S」
AYANEOから発売された6インチの携帯ゲーム機です。Android 13、Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2、12GB / 16GB LPDDR5X メモリ、解像度 2560 x 1440 pxの液晶、128GB UFS 3.1 / 512GB UFS 4.0 ストレージ、6000 mAhバッテリー搭載で、
マスターコントローラー、指紋認証(電源ボタンにセンサー)、冷却システム、PD急速充電、SoundTAPMagic サウンドバイブレーション、Xインプット振動、X軸リニアモーター、ホールセンシング・ジョイスティック、リニアホール・トリガー、USB 3.2 Gen2 Type-C (data/PD/DP) x1、microSDカードスロット x1、ボタン(ターボボタン、ホームボタン)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで114,800円(税込)、楽天市場で114,800円(税込)、AliExpressで73,901円 です。
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