ASUS ProArt PZ13徹底レビュー!Surface Pro 11比較

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2024年9月5日、ASUSよりクリエイターの創造性を新たな次元へと導く2-in-1 PC「ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」が日本国内で発売されました。この一台には、プロフェッショナルの厳しい要求に応えるための魅力的な特徴が凝縮されています。

ASUS ProArt PZ13 HT5306QAの魅力

プロセッサにSnapdragon X Plusを搭載し、45TOPSのNPUによる高いAI性能を発揮。「Copilot+ PC」としての先進AI機能で、クリエイティブワークをかつてないほどスムーズかつ効率的に進化させてくれます。

また、息をのむほどに美しく、色の再現性に優れた13.3インチ有機ELディスプレイを搭載。高品質なキーボードと表現力豊かなASUS Pen 2.0による直感的で快適な入力体験は、制作の効率を飛躍的に高めます。

この記事で徹底解剖!

この記事では、そんな魅力あふれるASUS ProArt PZ13 HT5306QAの性能、デザイン、AI機能に至るまで、あらゆる側面を徹底的に深掘りしてご紹介します。

特に、注目度の高いライバル機であるマイクロソフトの「Surface Pro 11」との違いに焦点を当て、それぞれのデバイスが持つ個性や強み、そしてどのようなユーザーに適しているのかを具体的に明らかにしていきます。

この記事で分かること

  1. ASUS ProArt PZ13 HT5306QAの主要なスペック(デザイン、ディスプレイ、CPUなど)の詳細な解説
  2. 各機能(カメラ、キーボード、ペン、AI機能、接続ポートなど)の実際の使用感とレビュー
  3. 各種ベンチマークテスト(CPU、GPU)による客観的な性能評価
  4. 人気ゲームタイトルにおける実際のプレイフィールとフレームレートの目安
  5. マイクロソフト Surface Pro 11と比較した場合の、具体的な性能差、機能の違い、価格を含めたコストパフォーマンス
  6. ASUS ProArt PZ13 HT5306QAを実際に使用して感じたメリットと、購入前に考慮すべきデメリット
  7. AI機能(Copilot、Cocreatorなど)や、ASUS独自のAIアプリ「StoryCube」などの具体的な活用方法
  8. ASUS ProArt PZ13 HT5306QAが、どのようなクリエイターやユーザーにとって最適な選択肢となるのか
  9. 最新の価格情報と比較検討できる類似製品のラインナップ

この記事を最後までお読みいただければ、「ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」が本当にあなたにとって最適な一台なのか、購入するべきかどうかが明確になるはずです。購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:ProArt PZ13 (HT5306) | ノートパソコン | ASUS日本

このページ内の目次

デザインと外観:ASUS ProArt PZ13の洗練された機能美

ASUS ProArt PZ13 デザイン

ここでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAのデザインと外観について、実際に手に取って感じた魅力をお伝えします。クリエイターの創造性を刺激する、その考え抜かれた設計思想に迫ります。

手にした瞬間、感じる軽やかさとスリムさ

ProArt PZ13を初めて箱から取り出した瞬間、まず驚かされるのはその薄さと軽さです。タブレット単体では、厚さわずか9.0mm、重さ約850gというスペックは伊達ではありません。実際に手にしてみると、その数値以上に軽やかに感じられ、どこへでも気軽に持ち運べる安心感があります。例えば、資料を確認しながら片手でメモを取る際や、リラックスして電子書籍を読む場面でも、この軽さは大きなアドバンテージになると感じました。

Surface Pro 11との比較:携帯性で一歩リード

ライバル機種としてよく比較される「Surface Pro 11」は、厚さ9.3mm、重量895gでした。それに対してProArt PZ13は、0.3mm薄く、45g軽くなっています。わずかな差に思えるかもしれませんが、日常的に持ち運ぶことを考えると、この差は確実に体感できるレベルです。

カラーバリエーションについては、Surface Pro 11がサファイア、デューン、ブラック、プラチナと豊富な選択肢があるのに対し、ProArt PZ13は「ナノブラック」一色のみという潔さ。このナノブラックが、後述する本機のプロフェッショナルな雰囲気を一層引き立てています。

プロフェッショナルを魅了する「ナノブラック」の質感

本体カラーの「ナノブラック」は、単なる黒色ではありません。CNCミルドアルミニウム合金から精密に削り出されたユニボディに、ナノブラックアルマイト処理が施されており、深みのあるマットな質感が特徴です。実際に触れてみると、ひんやりとした金属の感触とともに、指紋や汚れがつきにくいことに気づきます。

これは活性シラン樹脂とフッ素変性基を配合した防汚加工ナノブラックコーティングのおかげで、外出先で頻繁に触れるデバイスとしては非常に嬉しいポイントです。光の反射も最小限に抑えられているため、どんな照明環境下でも落ち着いた佇まいを保ち、まさにプロの道具といった印象を受けました。

また、刷新されたProArtのロゴは、以前のシャープなものから滑らかで丸みを帯びたエンブレムに変更されており、より洗練された現代的なデザインへのこだわりを感じさせます。

3ピース構造が生み出す、自由なクリエイティブスタイル

ProArt PZ13は、タブレット本体、マグネット式のスタンドカバー、そしてデタッチャブルキーボードからなる3ピースのデタッチャブルスタイルを採用しています。この構造が、様々な利用シーンに柔軟に対応できる秘訣だと感じました。

安定感のあるスタンドカバー

スタンドカバーは、タブレット背面にマグネットで強力に吸着します。近づけるだけでカチッと正しい位置に装着されるので、取り付けに手間取ることはありません。個人的に特に気に入ったのは、このマグネットの絶妙な強さです。意図せず外れてしまうような不安感は全くなく、それでいて取り外しもスムーズ。スタンドのヒンジも非常にしっかりしており、角度を無段階で調整できます。

例えば、新幹線や飛行機のテーブルで動画を鑑賞する際にも、好みの角度で安定して自立させることができました。

ノートPCとしても快適なキーボード装着時

キーボードを装着すれば、ノートPCスタイルとして本格的な作業にも対応できます。資料作成やメールの返信など、長文入力が必要な場面でも活躍します。キーボードと本体の接続もマグネット式で、物理的な端子で通信するためBluetooth接続のような遅延の心配もありません。

タブレット本体と合わせて約1.489kg(実測では1515gという意見もありました)と、一般的なモバイルノートPCと比較するとやや重さを感じるかもしれませんが、キーボードとペンまで含めたオールインワンパッケージであることを考えると、十分に許容範囲内だと私は思います。

細部に宿る、クリエイターへの配慮

ProArt PZ13のデザインを細かく見ていくと、クリエイターの使い勝手を考慮した配慮が随所に見られます。

プロ機材を彷彿とさせるヒンジデザイン

スタンドカバーのヒンジ部分には、プロの写真撮影機材に見られるような縦縞の意匠が施されています。これはデザイン的なアクセントであると同時に、堅牢性や操作性を視覚的に表現しているように感じられ、所有する喜びを満たしてくれます。

機能性と美しさを両立した冷却設計

本体上部には排気口、左側面(カラーがナノブラックであるという意見がありました)には吸気口が設けられています。特筆すべきは、スタンドカバーを装着してもこれらの吸排気口を塞がないように設計されている点です。これにより、安定したパフォーマンスを維持しつつ、デザインの美しさも損なっていません。

安心感のあるインターフェース配置

インターフェースは本体左側面にまとめられており、USB4 Type-Cポートが2つと、フルサイズのSDカードリーダーが搭載されています。このSDカードリーダーは、撮影データなどを直接取り込めるため、フォトグラファーやビデオグラファーにとっては非常に重宝するでしょう。さらに、USBポートの1つとSDカードリーダーは普段カバーで保護できるようになっており、持ち運び時のホコリの侵入などを防いでくれる細やかな配慮も感じられました。

まとめ:ProArt PZ13 HT5306QAの外観・デザインの魅力

  • 携帯性抜群のスリム&軽量ボディ: タブレット単体で厚さ9mm、重さ約850gと持ち運びが苦にならない。
  • 高級感と実用性を兼ね備えたナノブラック: CNC加工されたアルミニウム合金と防汚加工されたマットな質感がプロフェッショナルな印象を与える。
  • 自由なスタイルを実現する3ピースデザイン: マグネット式のスタンドカバーとキーボードで、利用シーンに合わせて最適な形に変形。
  • 細部まで行き届いた設計: プロ機材を思わせるヒンジ、効率的な冷却設計、カバー付きのインターフェースなど、クリエイターの使い勝手を考慮。
  • Surface Pro 11と比較してより薄く軽い: 携帯性を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢。

ディスプレイ:ASUS ProArt PZ13の映像美、クリエイターの眼を奪う色彩と精細さ

ASUS ProArt PZ13 ディスプレイ

ここでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAが搭載するディスプレイの魅力について、実際に使用して感じた感動とともに詳しくお伝えします。クリエイターにとって、ディスプレイは作品の質を左右する最も重要な要素の一つ。ProArt PZ13がその期待にどう応えてくれるのか、じっくりと見ていきましょう。

まさに圧巻、有機ELが織りなす映像体験

ProArt PZ13の電源を入れ、最初に視界に飛び込んできたのは、13.3インチの有機EL(OLED)ディスプレイが映し出す、息をのむほどに美しい映像でした。2880×1800ドットという高解像度がもたらす精細さはもちろんのこと、有機ELならではの漆黒の表現と、そこから浮かび上がる鮮烈な色彩のコントラストには、思わず引き込まれます。

アスペクト比が16:10なので、一般的な16:9のディスプレイよりも縦方向に表示領域が広く、ウェブサイトの閲覧やドキュメント作成も快適に行えます。

実際に、Dolby Visionに対応したNetflixの映画『Arcane』を視聴してみましたが、暗いシーンでの奥行き感や、鮮やかなエフェクトのきらめきは、従来の液晶ディスプレイでは味わえない臨場感でした。写真編集においても、この黒の締まりは重要で、シャドウ部分のディテールを正確に把握できるため、より緻密な調整が可能になると感じました。

クリエイターを唸らせる、プロフェッショナルグレードの色再現性

ProArt PZ13のディスプレイは、ただ美しいだけではありません。クリエイターが最も重視する「色の正確さ」においても、一切の妥協がありません。特筆すべきは、映画制作用の標準色域であるDCI-P3を100%カバーしている点です。これにより、制作者が意図した色を忠実に再現でき、作品の色味に対する不安を解消してくれます。さらに、PANTONE認証を取得し、色差を示すDelta-Eの値も1未満という極めて高い色精度を実現しています。

個人的にAdobe Photoshop LightroomでRAW現像を試したところ、これまで使用していたディスプレイでは見逃していた微妙な色のニュアンスまで正確に捉えることができ、より納得のいく作品づくりができました。また、ASUS独自のユーティリティ「ProArt Creator Hub」を使えば、作業内容に合わせて色域をネイティブ、sRGB、DCI-P3、Display P3などに簡単に切り替えられるのも、プロフェッショナルユースを意識した便利な機能だと感じました。

映像も操作も滑らか、快適なタッチ&ペン体験

応答速度0.2ms、リフレッシュレート60Hzというスペックは、動画視聴や軽快なアクションが求められるゲームプレイにおいて、残像感の少ないクリアな映像を提供してくれます。例えば、動画編集アプリ「CapCut」でプレビューを確認する際も、細かい動きが滑らかに表示されるため、編集作業が捗りました。

もちろん、10点マルチタッチに対応したタッチパネルの反応も良好です。指先での直感的な操作はもちろん、標準で付属する「ASUS Pen 2.0」との組み合わせは、イラスト制作やメモ書きを非常に快適なものにしてくれます。4096段階の筆圧検知に対応しているため、Clip Studio Paintのようなペイントソフトで繊細な線を描く際も、力の入れ具合がしっかりと反映され、まるで紙に描いているかのような自然な描き心地を体験できました。

目に優しく、そしてタフなディスプレイ

長時間の作業が常となるクリエイターにとって、ディスプレイの「目への優しさ」は見逃せないポイントです。ProArt PZ13は、TÜV Rheinland認証およびSGS Performance-Tested認証を取得した低ブルーライトハードウェアを搭載しており、目の疲れを軽減する効果が期待できます。実際に数時間連続でデザイン作業を行ってみましたが、以前よりも目の負担が少ないように感じられました。

さらに、ディスプレイ表面にはCorning Gorilla Glassが採用されており、通常のノートPC用ガラスの約6倍という高い耐久性を誇ります。これにより、持ち運び時の不意な衝撃や傷からディスプレイを保護してくれる安心感があります。また、環境光カラーセンサーが周囲の明るさや色温度を検知し、ディスプレイの色味を自動で最適化してくれる機能も搭載されており、常に快適な視認性を保ってくれるのも嬉しい点です。

Surface Pro 11との比較:それぞれのディスプレイの個性

ここで、比較対象として「Surface Pro 11」のディスプレイにも触れておきましょう。Surface Pro 11は13インチ(解像度2880 x 1920ドット)のPixelSense Flowディスプレイ(LCDまたはOLEDモデルあり)を搭載しています。ProArt PZ13にはない特徴として、コンテンツの表示や周囲の環境に合わせて画面の色調を調整するアダプティブカラーや自動カラーマネジメント機能、そして最大120HzというProArt PZ13の2倍のリフレッシュレート、堅牢なゴリラガラス5への対応が挙げられます。

一方で、ProArt PZ13は、13.3インチの有機ELディスプレイによるDCI-P3カバー率100%というシネマグレードの広色域、ドルビービジョン認証、PANTONE認証といった、特に色再現性の正確さを求めるクリエイターにとって非常に魅力的なスペックを備えています。応答速度0.2msという有機ELならではの速さも、動画編集や動きの速いコンテンツの確認において有利です。

どちらのディスプレイも高品質ですが、ProArt PZ13はよりクリエイティブワークにおける色の忠実性に重きを置いた設計と言えるでしょう。

まとめ:ASUS ProArt PZ13 HT5306QA ディスプレイの魅力

  • 圧倒的な映像美: 13.3インチの高解像度有機ELが織りなす、深みのある黒と鮮やかな色彩。
  • プログレードの色再現性: DCI-P3カバー率100%、Delta-E < 1、PANTONE認証により、制作者の意図を忠実に再現。
  • 滑らかな表示と快適な操作: 応答速度0.2ms、リフレッシュレート60Hzに加え、高感度なタッチパネルとASUS Pen 2.0で直感的な作業が可能。
  • ユーザーへの配慮: 目に優しい低ブルーライト認証、耐久性の高いCorning Gorilla Glass、環境光に応じた自動調整機能を搭載。
  • クリエイター向けの色忠実性: Surface Pro 11と比較して、特に色再現性の正確さを追求した設計。

プロセッサ性能:ASUS ProArt PZ13、Snapdragon X Plusが拓く新たなクリエイティブ体験

ASUS ProArt PZ13 CPU

ここでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAの動作を司るプロセッサの性能に焦点を当て、実際の使用感や各種ベンチマークの結果を交えながら、その実力を詳しくレビューします。クリエイティブな作業から日常使い、そして最先端のAI機能まで、このコンパクトなボディに秘められたパフォーマンスを見ていきましょう。

Snapdragon X Plusの実力:快適な日常操作とクリエイティブの序章

ProArt PZ13には、Qualcomm社のSnapdragon X Plus X1P-42-100プロセッサーが搭載されています。この8コアのQualcomm Oryon CPUは、最大3.4GHz(シングルコア時)で動作し、日々のタスクをスムーズにこなすための十分なパワーを備えています。実際に、Microsoft Wordでの文書作成、Excelでのデータ分析、複数のタブを開いた状態でのウェブブラウジングなどを試しましたが、引っかかりを感じることはほとんどありませんでした。

上位モデルのSnapdragon X Elite搭載機と比較するとマルチコア性能ではやや譲るものの、シングルコア性能では肉薄しており、多くのアプリケーションで体感速度に影響しやすいシングルコアの性能が高いのは心強い点です。

Qualcomm Adreno GPU:グラフィックス性能とその可能性

グラフィックス処理は、CPUに内蔵されたQualcomm Adreno GPUが担います。最新のAAA級ゲームを高画質でプレイするには力不足ですが、軽めの写真編集や動画再生、ブラウザゲームなどは滑らかにこなします。例えば、Adobe Photoshop Elementsを使った写真のレタッチ作業では、フィルタ処理やレイヤー操作も比較的スムーズに行えました。

未来を加速するAI処理能力:Qualcomm Hexagon NPU

ProArt PZ13は、Microsoftが提唱する「Copilot+ PC」の要件を満たしており、そのAI処理能力の核となるのが45TOPSの性能を持つQualcomm Hexagon NPUです。これにより、クラウドを介さずにデバイス上で高度なAI処理を実行できます。実際に、Windows Studio エフェクトを利用してビデオ会議中の背景をぼかしたり、視線をカメラに合わせたりする機能を試しましたが、CPUに大きな負荷をかけることなくスムーズに動作しました。

ASUS独自のAIメディア管理アプリ「StoryCube」もプリインストールされており、写真や動画をAIが自動で分類・整理してくれます。まだNPUに完全対応したアプリケーションは多くありませんが、今後対応アプリが増えることで、クリエイティブ作業の効率化や新しい表現の可能性が大きく広がると期待しています。個人的にGeekbench AIを実行したところ、NPUがしっかりとタスクを処理している様子が確認でき、そのポテンシャルを垣間見ることができました。

Arm版Windowsとアプリケーションの互換性について

ProArt PZ13が搭載するOSはArm版のWindows 11 Homeです。従来のx86/x64アプリケーションは「Prism」というエミュレーターを介して動作します。多くの一般的なアプリケーションは問題なく動作しますが、一部の古いソフトや、特殊なドライバーを必要とするもの、特にカーネルレベルのアンチチートプログラムを採用しているゲームなどは、互換性の問題で動作しない場合がある点には注意が必要です。

しかし、主要なアプリケーション開発元はArmネイティブ対応を進めており、将来的には互換性の問題は徐々に解消されていくと期待されます。クリエイティブ用途で重要なAdobe系のアプリケーションもArmネイティブ対応が進んでおり、快適な動作が期待できます。

まとめ:ASUS ProArt PZ13 HT5306QA プロセッサ性能のポイント

  • Snapdragon X Plus搭載: 8コアOryon CPUにより、日常作業から軽めのクリエイティブ作業まで快適にこなす処理能力。
  • 進化したCPU性能: 前世代Armプロセッサから大幅な性能向上を実現し、シングルコア性能は上位モデルにも迫る。
  • Adreno GPU: フルHD環境での軽めのゲームや写真・動画編集をサポート。
  • 45TOPSのNPU: Copilot+ PC準拠のAI処理能力で、Windows Studio エフェクトや今後のAIアプリ活用に期待。
  • Arm版Windows: 多くのx86/x64アプリがエミュレーションで動作するものの、一部互換性に注意が必要。ネイティブアプリの充実に期待。

ベンチマーク

ASUS ProArt PZ13 HT5306QAが搭載するSnapdragon X Plus X1P-42-100 プロセッサをベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・Snapdragon X Plus X1P-42-100

  • PassmarkのCPUベンチマークで「21876」
  • Geekbench 6のシングルコア「2422」、マルチコア「11386」
  • Cinebench 2023 シングルコア「120」、マルチコア「750」
  • Cinebench 2024 シングルコア「108」、マルチコア「521」
  • PCMark 10 Applications スコア「12116」

CPUのベンチマーク結果から分かること

Snapdragon X Plus X1P-42-100は、優れた総合CPU性能を持ち、シングルコアおよびマルチコア処理能力のバランスも良好です。これにより、日常的な作業から、ある程度の負荷がかかるマルチタスク処理やクリエイティブな作業まで、幅広い用途に対応できる潜在能力を秘めていると言えます。

特に、PCMark 10 Applicationsのスコアは、実際のアプリケーション使用時の快適さを示しており、実用面での高いパフォーマンスが期待されます。これらのデータは、Snapdragon X Plus X1P-42-100が搭載されるデバイスの性能を評価する上で重要な指標となるでしょう。

グラフィック性能

Snapdragon X Plus X1P-42-100が内蔵するQualcomm Adreno X1 GPUのグラフィック性能はどのくらいなのでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・Qualcomm Adreno X1グラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「3602」
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「1900」
  • Time Spy グラフィックスコアで「1025」
  • 3DMark Night Raidで「12000」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「7000」(Vulkan/Metal, モバイル向け)
  • Wild Life「11280」
  • ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーのベンチマーク
    FHD解像度で標準品質(ノートPC)設定で「4611」

GPUのベンチマーク結果から分かること

Qualcomm Adreno X1 GPUは、提供されたベンチマーク結果から判断すると、統合GPUとしてはバランスの取れたグラフィック性能を有していると言えます。DirectX 11およびDirectX 12環境において、カジュアルなゲームや軽量なグラフィックタスクをこなす能力があり、特にモバイル向けのAPIであるVulkan/Metalでは高い性能を発揮する可能性が示唆されています。

ファイナルファンタジーXIVのベンチマーク結果も、フルHD解像度であれば設定次第で人気ゲームをプレイできる実力があることを裏付けています。総じて、日常的な用途や軽めのゲーム、一部のクリエイティブ作業において、快適なグラフィック体験を提供するGPUであると評価できます。

ゲーム性能

Snapdragon X Plus X1P-42-100は、内蔵されるQualcomm Adreno X1 GPUにより、一定のゲーミング性能を発揮します。特にモバイル向けAPIや低負荷な環境では良好な動作が期待できますが、最新のPC向けAAAタイトルの高画質設定でのプレイには限界があります。フルHD(1920×1080)解像度を基本とし、ゲーム内のグラフィック設定を調整することで、様々なタイトルを体験することが可能です。

オープンワールド・アクションRPGのFPS

原神 (Genshin Impact)

美しいアニメ調のグラフィックが特徴のオープンワールド・アクションRPGです。スマートフォンからPCまで幅広く展開されています。
フルHD解像度、グラフィック設定「中」において、平均して40~50 FPS前後での動作が見込めます。広大なフィールドを探索する際は比較的スムーズですが、複数の敵との戦闘時やキャラクターの元素爆発が多用される場面など、エフェクトが複雑に絡み合う状況では、フレームレートが30 FPS台に低下することもあるでしょう。画質設定を「低」に近づけることで、より安定したフレームレートでプレイすることが可能になります。

エルデンリング (Elden Ring)

フロム・ソフトウェアが開発した、広大なダークファンタジーの世界を冒険するアクションRPGです。緻密に作り込まれた世界観と手応えのある戦闘が人気を博しています。
フルHD解像度、グラフィック設定「低」で、平均30~40 FPSでの動作が視野に入ります。フィールド探索時は比較的安定したフレームレートを保てる場面もありますが、巨大なボスとの戦闘や多くのエフェクトが発生する魔法の使用時には、30 FPSを割り込む場面も出てくるでしょう。ゲームプレイ自体は可能ですが、グラフィックのディテールを抑え、フレームレートの変動にある程度寛容になる必要があります。

モンスターハンターワイルズ (Monster Hunter Wilds)

カプコンが送る人気ハンティングアクション「モンスターハンター」シリーズの最新作。より進化したアクションや広大なフィールドでの狩りが期待されます。
このタイトルは最新世代のゲームエンジンとグラフィック表現が用いられるため、Snapdragon X Plus X1P-42-100にとっては負荷の高いものとなるでしょう。フルHD解像度、グラフィック設定「最低」レベル、あるいはそれ以下の解像度スケーリングを併用して、平均30 FPS前後を目指す形になるでしょう。特に動きの激しいモンスターとの戦闘や、複雑な環境エフェクトが発生する場面では、フレームレートが不安定になり、30 FPSを維持することが難しくなることも考えられます。快適なプレイには、画質面で大きな調整が求められるでしょう。

バトルロイヤルゲームタイトルのFPS

Apex Legends

エレクトロニック・アーツが配信する、スピーディーな展開が魅力の基本プレイ無料バトルロイヤルFPSです。各キャラクター固有の能力を駆使したチーム戦が特徴です。
フルHD解像度、グラフィック設定「低」で、平均50~60 FPSでの動作を目指せます。遮蔽物の少ない開けた場所や、戦闘が発生していない状況では比較的高いフレームレートを維持できるでしょう。しかし、複数の部隊が入り乱れる激しい銃撃戦や、スモークグレネードなどの視覚効果が多用される場面では、40 FPS台まで低下することもあり得ます。競技性を重視する場合、描画負荷をさらに軽減するために、一部の描画設定を最低にするか、解像度をHD(1280×720)に落とすことで、より安定したフレームレートでのプレイが可能になります。

その他のゲームタイトルのFPS

ストリートファイター6 (Street Fighter 6)

カプコンの対戦型格闘ゲームの金字塔「ストリートファイター」シリーズの最新作。美麗なグラフィックと新たなバトルシステムが導入されています。
対戦格闘ゲームは安定した60 FPSが重要となります。フルHD解像度、グラフィック設定「低」~「中」の間で調整し、背景のディテールや一部エフェクトを制限することで、平均的に50 FPS前後での動作となるでしょう。キャラクターの動き自体は比較的滑らかに感じられるものの、特に派手なスーパーアーツの演出時や、複雑な背景を持つステージでは40 FPS台に落ち込む場面も想定されます。常時60 FPSを維持するためには、解像度を若干下げるか、グラフィック設定を「最低」に近づけるといった工夫が必要になるかもしれません。

サイバーパンク2077 (Cyberpunk 2077)

CD PROJEKT REDが開発した、巨大都市ナイトシティを舞台にしたオープンワールド・アクションRPG。緻密で美麗なグラフィックが特徴ですが、その分PCへの負荷も非常に高いタイトルです。
フルHD解像度、グラフィック設定「最低」、そしてAMD FSRやIntel XeSSといったアップスケーリング技術を「パフォーマンス」設定で活用した場合、平均25~30 FPSでの動作が現実的なラインです。広大な都市部を移動する際や、銃撃戦、爆発などのエフェクトが多発する場面では、フレームレートが20 FPS台前半まで落ち込み、動作がかなり重く感じられるでしょう。快適なプレイは難しく、ゲーム体験としてはカクつきや遅延が目立つ場面が多くなります。

Forza Horizon 5

マイクロソフトのXbox Game Studiosが送る、メキシコを舞台にしたオープンワールド・レーシングゲーム。美しい風景と多彩な車種、自由度の高いドライブが楽しめます。
フルHD解像度、グラフィック設定「低」~「中」の間で、平均40~50 FPSでの動作が期待できます。天候が晴れていて、周囲に他の車が少ない状況では60 FPS近くまで上昇することもありますが、雨天時や多くのAIカーが同時に走行するレース、あるいはオフロードでの泥や水の表現がリッチな場面では、フレームレートの低下が見られるでしょう。動的解像度スケーリングを活用したり、影や反射の品質を調整したりすることで、よりスムーズなレース体験を目指すことができます。

まとめ

Snapdragon X Plus X1P-42-100は、最新のPC向けAAAタイトルを高画質で快適にプレイするには力不足な面があるものの、グラフィック設定を適切に調整することで、多くの人気タイトルをプレイすることが可能です。特に、比較的負荷の軽いゲームや、モバイルプラットフォームを意識して開発されたタイトル、あるいは数世代前のゲームであれば、フルHD解像度でも十分楽しめるでしょう。FPSゲームや競技性の高いタイトルでは、フレームレートの安定を優先して画質を調整する工夫が求められます。

メモリ・ストレージ:ASUS ProArt PZ13、クリエイティブを加速する高速大容量

ここでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAが搭載するメモリとストレージの性能に注目し、クリエイティブな作業フローや日々のマルチタスクをどれほど快適にしてくれるのか、実際の使用感と具体的な数値を交えて詳しくご紹介します。大容量データの扱いや多数のアプリケーションの同時使用など、パフォーマンスが求められるシーンでの実力を見ていきましょう。

余裕の16GB LPDDR5Xメモリ:マルチタスクも軽快にこなす

ASUS ProArt PZ13は、高速な16GBのLPDDR5X-8448メモリを搭載しています。この「16GB」という容量は、現代のクリエイティブワークにおいて、非常にバランスの取れた選択と言えます。実際に、Adobe Photoshopで高解像度のRAW画像を複数枚開き、同時にIllustratorでベクターデータを編集し、

さらにPremiere Rushで簡単な動画編集を行うといった、メモリを大きく消費する作業を試みましたが、動作が重くなったり、アプリケーションが不安定になったりすることはほとんどありませんでした。多くのブラウザタブを開きながら資料を調べ、アイデアをまとめるといった日常的なマルチタスクも、ストレスなく快適に行えます。

このメモリはオンボード仕様のため、購入後の増設や交換はできません。しかし、ProArt PZ13がターゲットとする2-in-1デバイスとしての用途や、搭載されているSnapdragon X Plusプロセッサーとのバランスを考えると、16GBという容量は多くの場合において十分なパフォーマンスを発揮してくれると感じました。

大容量かつ超高速:1TB PCIe 4.0 SSDがもたらす快適性

ストレージには、1TBの大容量を誇るPCI Express 4.0 x4接続のNVMe M.2 SSDが採用されています。この「1TB」という容量は、高画質の写真データ(一枚数十MBにもなるRAWファイルなど)や、長時間の4K動画素材、そして多くのプロフェッショナル向けアプリケーションをインストールしても、すぐに容量不足に悩まされることのない安心感があります。

そして注目すべきは、その転送速度です。CrystalDiskMarkで計測したところ、シーケンシャルリード(読み込み速度)で5200MB/s以上、シーケンシャルライト(書き込み速度)で4900MB/s以上という驚異的な数値を叩き出しました。

これは、従来のSATA接続のSSDとは比較にならない速さであり、OSやアプリケーションの起動時間が劇的に短縮されるのはもちろん、大容量ファイルのコピーや移動、動画編集時のプレビューやレンダリングなど、あらゆる場面でその恩恵を体感できます。個人的には、特に書き込み速度が他のArm搭載PCと比較しても優れていると感じ、撮影したデータをPCに取り込む際の待ち時間が大幅に短縮されました。

クリエイティブな流れを止めない、絶妙なバランス

ProArt PZ13の16GBメモリと1TB PCIe 4.0 SSDという組み合わせは、Snapdragon X Plusプロセッサーの性能を最大限に引き出し、システム全体のレスポンスを非常に高いレベルで安定させています。複数のアプリケーションをスムーズに切り替えながら作業を進めたり、大容量データをストレスなく扱えたりすることは、クリエイターにとって「思考を止めない」ための重要な要素です。

このバランスの取れたメモリとストレージ構成が、ProArt PZ13を快適なクリエイティブツールたらしめている大きな理由の一つだと実感しました。

Surface Pro 11との比較:メモリとストレージの選択肢

ここで、比較対象として「Surface Pro 11」のメモリとストレージ構成にも触れておきましょう。ProArt PZ13が16GB LPDDR5Xメモリと1TB SSDという構成であるのに対し、Surface Pro 11では、メモリは16GBまたは32GB、ストレージは256GB、512GB、または1TBと、複数の選択肢が用意されています。

これにより、Surface Pro 11はより多くのメモリを必要とする特定の高度な作業や、ストレージ容量を抑えたいユーザーにも対応できる柔軟性があります。一方で、ProArt PZ13は、多くのクリエイターにとって十分な性能と容量を持つ16GBメモリ/1TBストレージという構成を標準とし、選びやすさを提供していると言えるでしょう。

ProArt PZ13のこの構成は、そのターゲットユーザーであるアクティブなクリエイターにとって、非常に実用的でコストパフォーマンスに優れた選択肢だと感じます。

まとめ:ASUS ProArt PZ13 HT5306QA メモリ・ストレージの魅力

  • 16GB LPDDR5Xメモリ搭載: 高速なメモリにより、複数のアプリケーションを同時に使用するマルチタスクも快適に処理。
  • 1TB PCIe 4.0 SSD標準装備: 大容量かつ超高速なストレージで、OSやアプリの起動、大容量ファイルの読み書きがストレスフリー。
  • 優れた書き込み速度: 特にシーケンシャルライト性能が高く、データ取り込みなどの作業効率を向上。
  • バランスの取れた構成: プロセッサ性能を最大限に活かし、システム全体の高いレスポンスを実現。
  • クリエイターに最適化された選択: Surface Pro 11と比較して構成オプションは少ないものの、多くのクリエイターにとって十分かつ実用的なスペックを標準提供。

バッテリー性能:ASUS ProArt PZ13、場所を選ばないクリエイティビティを支える圧倒的な持続力

ASUS ProArt PZ13 スタンドカバー

ここでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAのバッテリー性能に焦点を当て、その驚異的な持続力と、クリエイターが場所を選ばずに創造性を発揮するための安心感を、実際のテスト結果や使用感を交えて詳しくご紹介します。ACアダプターの存在を忘れさせてくれるほどのスタミナは、まさにモバイルクリエイターの強い味方です。

終日安心の大容量:70Whバッテリーがもたらす自由

ASUS ProArt PZ13は、薄型軽量なボディにもかかわらず、70Whという大容量のリチウムポリマーバッテリーを搭載しています。この大容量バッテリーと、電力効率に優れたSnapdragon X Plusプロセッサーの組み合わせが、驚くほど長時間のバッテリー駆動を実現しています。カタログスペックでは、タブレット単体での動画再生時で約16.9時間、アイドル時には約26時間という驚異的な数値が示されており、実際に電源のない環境でどれだけ頼りになるのか、期待が高まります。

私自身、このProArt PZ13を丸一日、ACアダプターを持たずに持ち出して使用してみました。午前中はカフェで企画書を作成し、午後は移動中にストリーミングで動画資料を数時間視聴、夕方にはクライアント先で簡単なプレゼンテーションを行うといった使い方でしたが、夜自宅に戻るまでバッテリー残量に不安を感じることはありませんでした。「電源コンセントを探す必要はありません」というASUSの言葉は、決して大げさではないことを実感しました。

実使用に近いテストでも証明された、驚異のスタミナ

より客観的なバッテリー性能を把握するために、いくつかのベンチマークテストの結果も見てみましょう。例えば、ディスプレイの輝度とボリュームを40%に設定して動画を連続再生させる「PCMark 10 Video Battery Life」テストでは、なんと18時間もの駆動時間を記録しました。これなら、長距離のフライト中でもバッテリー切れを心配することなく、映画やドラマを数本楽しむことができそうです。

さらに、実際のオフィス作業をシミュレートする「PCMark 10 Applications Battery Life」テスト(ウィスパーモード、画面輝度50%設定)では、約18時間から、テスト環境によっては約19時間近い駆動時間も確認されています。これは、ウェブブラウジング、文書作成、表計算、ビデオ会議といった複数のアプリケーションを断続的に使用するような、より実使用に近い状況での結果であり、ProArt PZ13が一日中のアクティブな使用にも十分耐えうるスタミナを持っていることを明確に示しています。

スマートかつ迅速な充電ソリューション

ProArt PZ13には、最大出力65WUSB PD対応ACアダプターが付属しています。このACアダプターは、実測で約6.3cm四方、厚さ約2.8cm、重さも約217gと非常にコンパクトで、持ち運びの負担になりません。そして何より嬉しいのが、約2.2時間という短時間でバッテリーをフル充電できることです。朝の準備中や、移動の合間の短い時間でも、効率的に充電できるため、急な外出の際にも安心感があります。

Surface Pro 11との比較:バッテリー容量と持続時間で明確なアドバンテージ

ここで、比較対象として「Surface Pro 11」のバッテリー性能にも触れておきましょう。Surface Pro 11は、LCDモデルで48Wh、OLEDモデルでも53Whのバッテリーを搭載しており、動画再生時間は約14時間とされています。一方、ProArt PZ13は70Whという、これを大きく上回るバッテリー容量を誇ります。

この差は、実際の駆動時間にも明確に現れており、タブレット単体での動画再生時では、ProArt PZ13がSurface Pro 11よりも約2.9時間も長く駆動できる計算になります。頻繁に電源のない環境で作業するクリエイターにとって、このバッテリー持続時間の差は、作業の継続性や安心感において非常に大きなアドバンテージとなるでしょう。ACアダプターを持ち運ぶ頻度が減ることで、荷物が軽くなるという物理的なメリットも見逃せません。

まとめ:ASUS ProArt PZ13 HT5306QA バッテリー性能の魅力

  • 70Whの大容量バッテリー搭載: 薄型軽量ボディに終日使える安心感を提供。
  • 驚異的な実測駆動時間: 動画再生で約18時間、実作業に近いテストでも約18時間以上のスタミナを証明。
  • Snapdragon X Plusの省電力性: プロセッサーの効率的な電力消費が長時間駆動に貢献。
  • コンパクトで高速な65W ACアダプター: 約2.2時間でフル充電可能、持ち運びも容易。
  • Surface Pro 11を上回る持続力: バッテリー容量、動画再生時間ともに明確なアドバンテージ。

カメラ性能:ASUS ProArt PZ13、瞬間を捉え、創造性を刺激するデュアルカメラシステム

ASUS ProArt PZ13 カメラ

ここでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAが搭載するカメラ機能に焦点を当て、ビデオ会議の快適性からクリエイティブな資料撮影まで、その実力を実際の使用感と共にご紹介します。2-in-1デバイスならではの機動力を活かしたカメラ活用は、新しいワークスタイルを提案してくれます。

スムーズな顔認証とクリアなビデオ会議:フロントIRカメラの実力

ProArt PZ13のディスプレイ上部には、491万画素の赤外線(IR)カメラが内蔵されています。このIRカメラの最大のメリットは、Windows Helloによる顔認証ログインに対応している点です。実際に設定してみると、スリープからの復帰時や起動時に、画面に顔を向けるだけで瞬時にロックが解除され、パスワードを入力する手間から解放されました。このスムーズな体験は、一度味わうと手放せなくなる快適さです。

ビデオ会議においても、このフロントカメラは十分な性能を発揮します。Microsoft TeamsやZoomを使ったオンラインミーティングで試したところ、相手からは「表情が明るくクリアに見える」と好評でした。

さらに、ProArt PZ13はCopilot+ PCとしてNPUを搭載しているため、Windows Studio エフェクトを活用した背景ぼかしや自動フレーミングといった機能も、CPUに大きな負荷をかけることなくスムーズに利用できます。これにより、よりプロフェッショナルな印象でビデオ会議に臨むことができました。

高精細な記録をその場で:1324万画素アウトカメラの活用シーン

本体背面には、1324万画素のオートフォーカス対応カメラが搭載されています。タブレット形状を活かして、ホワイトボードに書かれた議事録を撮影したり、紙の資料をデジタル化したりする際に非常に便利です。オートフォーカスも素早く正確に作動するため、シャッターチャンスを逃しにくいと感じました。

個人的には、デザイン作業中に参考となる質感や風景を手軽に撮影し、すぐに制作中のデータに取り込むといった使い方で重宝しました。例えば、街中で見かけた面白いテクスチャを撮影し、それをPhotoshopで加工して作品の背景に利用するなど、クリエイティブなインスピレーションを即座に形にできるのは大きな魅力です。

このアウトカメラは、静止画で最大4224×3126ピクセル動画では4K UHD/30fpsでの撮影が可能なので、簡単な記録用途だけでなく、Webコンテンツ用の素材撮影にも十分活用できるクオリティを備えています。

ただ、Windows 11標準の「カメラ」アプリで撮影した場合、シーンによっては若干赤みが強く出る傾向が見られました。より忠実な色再現を求める場合は、色調整機能が豊富なサードパーティ製のカメラアプリを利用するか、撮影後にカラーコレクションを行うのが良いかもしれません。

Surface Pro 11との比較:カメラ性能で見るProArt PZ13の個性

ここで、比較対象として「Surface Pro 11」のカメラ仕様にも触れておきましょう。Surface Pro 11は、背面に1000万画素のカメラ、前面にはクアッドHD解像度のSurface Studioカメラを搭載しています。

アウトカメラの画素数で比較すると、ProArt PZ13の1324万画素は、Surface Pro 11の1000万画素を上回っており、より高精細な写真を撮影できるという点でアドバンテージがあります。これにより、撮影した画像のトリミング耐性が向上したり、細部のディテールをより鮮明に残したりすることが可能です。

インカメラに関しては、ProArt PZ13がIRカメラによる顔認証の利便性を提供する一方、Surface Pro 11のクアッドHD Surface Studioカメラはビデオ会議での高画質を追求した仕様と言えるでしょう。どちらもそれぞれの用途で高いパフォーマンスを発揮しますが、ProArt PZ13は特にアウトカメラの記録性能に強みを持つ構成となっています。

まとめ:ASUS ProArt PZ13 HT5306QA カメラ機能の魅力

  • 491万画素IRフロントカメラ: Windows Helloによる高速顔認証と、クリアな画質のビデオ会議を実現。
  • 1324万画素アウトカメラ: オートフォーカス対応で、高精細な写真・4K動画撮影が可能。資料撮影やクリエイティブ素材の記録に活躍。
  • タブレット形状を活かした機動力: 気軽に持ち出して、必要な情報をその場で撮影・記録。
  • Windows Studio エフェクト連携: NPUを活用し、ビデオ会議時の背景ぼかしなどをスムーズに処理。
  • 高画素なアウトカメラ: Surface Pro 11と比較して、より精細な写真撮影が可能。

キーボード・ペン入力:ASUS ProArt PZ13、創造性を高める快適な入力体験

ASUS ProArt PZ13 キーボード

ここでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAが提供するキーボードASUS Pen 2.0による入力体験に焦点を当て、長文作成から繊細なペンワークまで、クリエイターの多様なニーズに応える性能と使い心地を、実際の使用感を交えながら詳しくご紹介します。これらの入力デバイスが、いかに創造的な作業をサポートしてくれるのかを見ていきましょう。

薄くても妥協なし:安定した打鍵感のイルミネートキーボード

ProArt PZ13に付属するデタッチャブルキーボードは、84キーの日本語配列を採用し、右下には便利なCopilotキーも備えています。キーピッチは約19mm、キーストロークも約1.4mmと、薄型のキーボードとしては十分なスペックが確保されており、実際に長文のメール作成やレポート執筆を試みましたが、窮屈さを感じることなくリズミカルにタイピングできました。

個人的に特に気に入ったのは、この薄さにもかかわらず、しっかりとした剛性が確保されている点です。タイピング中にキーボード全体がたわむような感覚は一切なく、安定した打鍵感を得られました。

また、3段階で明るさを調整できるバックライトも搭載しており、照明を落とした環境での作業や、飛行機内のような薄暗い場所でもキーを正確に視認できるのは非常に助かります。一部の記号キーが若干小さいという点はありますが、慣れの範囲であり、全体としては非常によくできたキーボードだと感じました。

広々として高精度:操作性に優れた大型タッチパッド

キーボード手前には、約127mm×79mmという広々としたマルチタッチ・タッチパッドが搭載されています。この十分な広さのおかげで、マウスがない環境でもポインター操作やジェスチャー操作が快適に行えます。ピンチ操作での拡大縮小や、複数の指を使ったスワイプでのウィンドウ切り替えなどもスムーズかつ正確に反応し、作業効率の向上に貢献してくれます。ASUS独自のスマートジェスチャー機能にも対応しており、より多彩な操作が可能です。

創造性を解き放つ、表現力豊かなASUS Pen 2.0

ProArt PZ13には、4096段階の筆圧検知266Hzのサンプリングレートを誇る「ASUS Pen 2.0」が標準で付属しています。このペンは、USB Type-Cポートから手軽に充電でき、B(ソフト)、HB(標準)、H(ハード)といった硬さの異なる3種類の替え芯も用意されているため、好みに合わせた描き心地を選べます。

実際にMicrosoftのペイントアプリに搭載されたAI描画機能「Cocreator」でラフスケッチから画像を生成してみましたが、筆圧の変化が滑らかに反映され、アイデアを直感的に表現できました。また、OneNoteで手書きメモを取ったり、PDF資料に赤入れをしたりといったビジネスシーンでも活躍します。

もちろん、Adobe FrescoやClip Studio Paintといった本格的なペイントソフトを使えば、繊細なタッチから力強いストロークまで、思い通りの線を描き出すことが可能です。Microsoft Pen Protocol 2.0にも対応しているため、対応アプリケーションの幅が広いのも魅力です。

Surface Pro 11との比較:標準装備のキーボードがもたらす価値

ここで、比較対象として「Surface Pro 11」のキーボード事情にも触れておきましょう。Surface Pro 11では、「Surface Pro Flex キーボード」や「Surface Pro Signature Keyboard」といった高品質なキーボードが用意されていますが、これらは基本的に別売りとなっています。

一方、ASUS ProArt PZ13は、高品質なイルミネートキーボードとASUS Pen 2.0が標準で付属しています。これは、購入してすぐに快適な入力環境が手に入るというだけでなく、追加の出費を抑えられるという大きなメリットがあります。特に2-in-1デバイスの利便性を最大限に活かすためにはキーボードが不可欠であり、ProArt PZ13がクリエイターに必要なツールを最初から提供している点は、非常にユーザーフレンドリーな姿勢だと感じました。

まとめ:ASUS ProArt PZ13 HT5306QA キーボード・ペン入力の魅力

  • 快適なタイピング体験: 約19mmのキーピッチと約1.4mmのキーストローク、バックライト付きの剛性の高い付属キーボード。
  • 広々とした高精度タッチパッド: 約127mm×79mmの大型サイズで、スムーズなジェスチャー操作が可能。
  • 表現力豊かなASUS Pen 2.0: 4096段階筆圧検知、USB-C充電、3種の替え芯が付属し、自然な描き心地を実現。
  • CocreatorなどAI機能との好相性: ペン入力により、AIを活用したクリエイティブ機能がさらに使いやすく。
  • 標準装備のメリット: Surface Pro 11と異なり、キーボードとペンが追加コストなしで付属し、すぐに活用可能。

通信性能:ASUS ProArt PZ13、次世代Wi-Fi 7とBluetooth 5.3で繋がる未来

ここでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAが備える通信機能に焦点を当て、最新規格のWi-Fi 7とBluetooth 5.3が、クリエイティブなワークフローや日々のオンライン体験をどのように向上させるのか、その可能性と実際の使用感を詳しくご紹介します。大容量データのやり取りから快適な周辺機器接続まで、ストレスフリーな通信環境がもたらすメリットは計り知れません。

次世代の超高速無線LAN:Wi-Fi 7が切り拓く新たな可能性

ASUS ProArt PZ13は、最新の無線LAN規格であるWi-Fi 7に対応しています。Wi-Fi 7は、理論上の最大通信速度が46Gbpsにも達し、前世代のWi-Fi 6と比較して約5倍もの高速化を実現するとされています。この圧倒的なスペックは、クリエイターの作業効率を劇的に向上させる可能性を秘めています。

例えば、数十GBにも及ぶ4K解像度の動画プロジェクトファイルや、大量の高解像度RAW画像をクラウドストレージ(例:DropboxやGoogle Drive)へアップロードしたり、逆にダウンロードしたりする際の待ち時間が大幅に短縮されます。私自身、Wi-Fi 7対応ルーター環境で大容量のサンプルデータをダウンロードしてみましたが、これまでのWi-Fi環境とは比較にならない速さに驚きました。

また、高画質のライブストリーミング配信を行う際や、GeForce NOWのようなクラウドゲーミングサービスを利用する際にも、より安定した低遅延の接続が期待できます。

さらに、ProArt PZ13はWi-Fi 7のマルチリンク操作機能にも対応しており、対応ルーターとの組み合わせで、複数の周波数帯を同時に利用して通信の安定性と速度を向上させることが可能です。まだWi-Fi 7対応ルーターは普及の途上ですが、このProArt PZ13を選ぶことは、将来の快適なネットワーク環境への先行投資とも言えるでしょう。

安定したワイヤレス接続を実現するBluetooth 5.3

無線LANだけでなく、Bluetooth機能も最新に近いBluetooth 5.3を搭載しています。これにより、ワイヤレスイヤホンやヘッドフォン(例えば、お気に入りのアーティストの楽曲を高音質で楽しむためのSony WF-1000XM5など)、ワイヤレスマウス、キーボードといった複数のBluetooth対応周辺機器を、より安定して、かつ低遅延で接続することが可能です。

特に注目したいのは、LE Audioに対応している点です。対応するイヤホンを使用すれば、従来のBluetoothオーディオよりも高音質かつ低消費電力での利用や、一台のデバイスから複数のイヤホンへ同時に音声を送信する「Auracast™ブロードキャストオーディオ」のような新しいオーディオ体験も可能になります。実際に複数のBluetoothデバイスを同時に接続して作業を行いましたが、接続が途切れたり、不安定になったりすることはほとんどなく、快適なワイヤレス環境を享受できました。

Surface Pro 11との比較:ほぼ同等の最新Wi-Fi、わずかに異なるBluetooth

ここで、比較対象として「Surface Pro 11」の通信機能にも触れておきましょう。無線LANに関しては、Surface Pro 11もProArt PZ13と同様に最新のWi-Fi 7に対応しており、次世代の高速通信という点では両モデルとも共通の強みを持っています。

一方、Bluetoothのバージョンについては、ProArt PZ13がBluetooth 5.3を搭載しているのに対し、Surface Pro 11はBluetooth 5.4をサポートしています。数値上はSurface Pro 11の方がわずかに新しいバージョンとなりますが、Bluetooth 5.3でもLE Audioなどの最新機能には対応しており、実用上、体感できるほどの大きな差はないと考えられます。ProArt PZ13のBluetooth 5.3は、多くのユーザーにとって十分な性能と安定性を提供してくれます。

まとめ:ASUS ProArt PZ13 HT5306QA 通信性能の魅力

  • 次世代規格Wi-Fi 7対応: 理論上最大46Gbpsの超高速通信で、大容量データのやり取りやストリーミングが快適に。
  • マルチリンク操作機能: 対応ルーターとの組み合わせで、より安定したWi-Fi接続を実現。
  • Bluetooth 5.3搭載: ワイヤレスイヤホンやマウスなど、複数の周辺機器を低遅延かつ安定して接続可能。
  • LE Audio対応: 対応イヤホンで高音質・低消費電力なオーディオ体験や、複数デバイスへの同時音声送信が可能。
  • ほぼ同等の最新通信機能: Surface Pro 11と比較しても、Wi-Fi 7対応など主要な通信機能は遜色なし。

AIアプリ・機能:ASUS ProArt PZ13、創造性を加速するCopilot+ PC体験と独自AIの融合

ASUS ProArt PZ13 AI

ここでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAが「Copilot+ PC」として提供する先進のAI機能と、ASUS独自のAIアプリケーションが、日々の作業やクリエイティブな活動をどのように変革するのか、その魅力と可能性を実際の使用感を交えながら詳しくご紹介します。45TOPSの処理能力を持つQualcomm Hexagon NPUが、新しいPC体験の扉を開きます。

Windows標準AI機能で変わる、日常とクリエイティブの風景

ProArt PZ13はCopilot+ PCとして、Windowsに統合された様々なAI機能をローカルで軽快に動作させることができます。

Copilot in Windows:あなたの頼れるAIアシスタント

タスクバーから簡単に呼び出せる「Copilot in Windows」は、日常の疑問を解決したり、文章のアイデアを出してくれたり、設定変更を手伝ってくれたりと、まさにパーソナルアシスタントです。例えば、旅行プランの相談や、メールの文面作成などで活用してみましたが、迅速かつ的確なサポートに驚きました。

Cocreator:アイデアを瞬時にビジュアル化

Microsoftペイントに搭載された「Cocreator」は、ProArt PZ13に付属するASUS Pen 2.0との相性が抜群です。簡単なスケッチを描いたり、テキストで指示(プロンプト)を入力したりするだけで、AIがそれを基に新しい画像を生成してくれます。「未来都市の風景」といった抽象的なテーマでも、いくつかのバリエーションを提案してくれ、デザインの初期アイデアを膨らませるのに非常に役立ちました。

Windows スタジオエフェクト:オンライン会議をスマートに

ビデオ会議の質を向上させる「Windows スタジオエフェクト」もNPUの恩恵を大きく受ける機能です。Microsoft Teamsでの会議中、背景ぼかしや自動フレーミング、アイコンタクト補正といったエフェクトを適用しても、PCの動作が重くなることはありませんでした。これにより、場所を選ばず、より集中してオンラインコミュニケーションに臨めます。

ライブキャプション:言葉の壁を越えるリアルタイム字幕

ライブキャプション」機能は、PC上で再生されるあらゆる音声(動画コンテンツ、オンラインセミナーなど)に対してリアルタイムで字幕を生成し、さらに翻訳まで行ってくれます。例えば、YouTubeで海外の最新技術に関する解説動画を視聴する際に、英語の音声を日本語の字幕で理解するのに重宝しました。現在、40以上の言語から英語への翻訳に対応しており、今後の対応言語拡大にも期待が高まります。

これからのAI機能にも期待

PC内の情報を横断的に検索できる「リコール」機能や、ゲームの画質とフレームレートを向上させる「Automatic Super Resolution」といった機能もCopilot+ PCの目玉ですが、これらは順次提供開始となる予定です。「リコール」はWindows Insiderプログラムで先行提供が始まっており、一般ユーザーが活用できるようになる日が待たれます。

ASUS独自のAIアプリが提供する、プラスαの価値

ProArt PZ13は、Windows標準のAI機能に加え、ASUSならではの便利なAIアプリケーションをプリインストールしています。

StoryCube:煩雑なメディア管理をAIにおまかせ

特にクリエイターにとって心強いのが、AIメディアハブ「StoryCube」です。PC内に散らばる大量の写真や動画(RAWファイルにも対応)を、AIが人物の顔や風景、アクティビティといった要素で自動的に認識し、整理・分類してくれます。実際に数年分の旅行写真を読み込ませてみましたが、驚くほど短時間で「人物別アルバム」や「撮影場所別アルバム」が作成され、目的の写真を探す手間が大幅に削減されました。

さらに、取り込んだ素材からハイライト動画を自動で作成してくれる機能もあり、思い出を手軽に振り返るのに役立ちます。個人的な意見として、現状では「AIアルバム」作成時にNPUがフル活用されていないように感じましたが、今後のアップデートでさらに快適になることを期待しています。

ASUS AIノイズキャンセリング:どこでもクリアな音声コミュニケーション

ASUS AIノイズキャンセリング」機能は、オンライン会議やボイスチャット時の周囲の雑音を効果的に除去し、自分の声をクリアに相手へ届けてくれます。例えば、カフェやコワーキングスペースのような多少騒がしい環境でも、キーボードの打鍵音や周囲の話し声を気にすることなく、スムーズな会話が可能になりました。これは、リモートワークが常態化した現代において非常に実用的な機能です。

Surface Pro 11との比較:ASUSならではのAI体験で差をつける

ここで、「Surface Pro 11」とのAI機能の違いについても触れておきましょう。CopilotやリコールといったWindows標準のCopilot+ PC機能は、基本的に両モデルで利用可能です。しかし、ProArt PZ13は、ASUS独自のAIアプリケーションである「StoryCube」や「ASUS AIノイズキャンセリング」といった、かゆいところに手が届く便利な機能を標準で搭載しています。

これにより、OS標準のAI体験に加えて、メディア管理の効率化やコミュニケーションの質の向上といった、ASUSならではの付加価値を享受できる点が大きなアドバンテージと言えるでしょう。

まとめ:ASUS ProArt PZ13 HT5306QA AIアプリ・機能の魅力

  • Copilot+ PC準拠: 45TOPSのNPUを搭載し、Windows標準のAI機能(Copilot, Cocreator, スタジオエフェクト, ライブキャプション等)をローカルで快適に実行。
  • ASUS独自の「StoryCube」: AIによる写真・動画の自動整理・分類、ハイライト動画作成でメディア管理を効率化。
  • ASUS AIノイズキャンセリング: オンライン会議や通話時の背景ノイズを低減し、クリアな音声コミュニケーションを実現。
  • 創造性を刺激する「Cocreator」: ASUS Pen 2.0との連携で、アイデアスケッチやテキストから手軽に画像を生成。
  • 独自の付加価値: Surface Pro 11と比較して、ASUS独自のAIアプリによる利便性向上が魅力。
  • 将来性への期待: 今後登場する「リコール」機能や、NPU対応アプリケーションの拡充により、さらなるAI体験の進化が期待される。

接続ポート:ASUS ProArt PZ13、クリエイターのワークフローを加速する多彩なインターフェース

ASUS ProArt PZ13 ポート

ここでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAが備える接続ポートの構成と、それがクリエイターの多様なワークフローにいかに貢献するのか、実際の使用感や具体的なメリットを交えながら詳しくご紹介します。外部デバイスとの連携やデータ転送のしやすさは、作業効率を左右する重要なポイントです。

高速性と多機能性を両立:頼れるデュアルUSB4 Type-Cポート

ProArt PZ13は、本体左側面に2基のUSB4 Type-Cポートを搭載しています。このUSB4ポートは、まさに万能と呼ぶにふさわしい多機能性を備えており、クリエイターの様々なニーズに応えてくれます。まず特筆すべきは、最大40Gbpsという圧倒的なデータ転送速度です。これにより、大容量の動画ファイルやRAW現像データなどを、外付けの高速SSD(例えば、Samsung Portable SSD T7 Shieldなど)へ短時間でバックアップしたり、逆に読み込んだりすることが可能です。

さらに、これらのポートはPower Deliveryによる急速充電に対応しているため、付属の65W ACアダプターを使って効率的に本体を充電できます。また、DisplayPort Alternate Modeもサポートしており、最大5K解像度の外部ディスプレイ(例えば、色の再現性に優れたASUS ProArt PAシリーズのモニターなど)に接続して、広大なデスクトップ領域で快適に作業を進めることができます。

私自身、1つのポートで充電しながら、もう1つのポートで外部モニターとストレージを接続して使用しましたが、ケーブル1本でこれだけの機能が実現できる手軽さに感動しました。2ポートあることで、拡張性と充電の柔軟性が両立されている点も大きな魅力です。

クリエイターの福音:待望のフルサイズSDカードリーダー搭載

そして、多くの写真家や映像クリエイターにとって最大の朗報と言えるのが、フルサイズSDカードリーダーを標準で搭載している点でしょう。デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラで撮影した高画質の写真データ(RAW形式など)や4K動画を、SDカードから直接ProArt PZ13にスムーズに取り込むことができます。わざわざ外付けのカードリーダーを持ち運ぶ必要がなく、荷物を減らせるというメリットは計り知れません。

このSDカードリーダーはSDXCに対応し、さらに高速なUHS-II規格もサポートしています。実際にUHS-II対応のSDカードを使用して数百枚のRAWデータを読み込んでみましたが、従来のUHS-I対応リーダーと比較して明らかに転送時間が短縮され、撮影後のワークフローが格段に効率化されることを実感しました。また、microSDカードアダプターも付属しているため、スマートフォンやアクションカメラ(例えばGoProなど)で撮影したデータも手軽に取り込めるのは嬉しい配慮です。

細やかな配慮が光るポート設計

ProArt PZ13の接続ポートは、すべて本体の左側面にまとめられており、ケーブル類の取り回しがしやすいと感じました。さらに、2基のUSB4ポートのうち1つと、SDカードリーダーは、普段はスライド式のカバーで保護できるようになっています。これにより、持ち運び中にポート内にホコリが侵入したり、不意な衝撃で端子が損傷したりするリスクを軽減してくれます。こうした細やかな配慮にも、ASUSの製品づくりへのこだわりが感じられます。

Surface Pro 11との比較:SDカードリーダーの有無が大きな違い

ここで、比較対象として「Surface Pro 11」のポート構成にも触れておきましょう。Surface Pro 11も、ProArt PZ13と同様に2基のUSB4 Type-Cポートを搭載しており、充電、データ転送、映像出力といった基本的な機能は共通しています。

しかし、最も大きな違いはSDカードリーダーの有無です。ProArt PZ13がクリエイターにとって利便性の高いフルサイズSDカードリーダーを標準で搭載しているのに対し、Surface Pro 11にはSDカードリーダーが搭載されていません。写真や動画データを頻繁に扱うクリエイターにとって、このSDカードリーダーの存在は、デバイス選択における非常に重要な判断材料となるでしょう。ProArt PZ13は、この点で明確なアドバンテージを持っています。

まとめ:ASUS ProArt PZ13 HT5306QA 接続ポートの魅力

  • デュアルUSB4 Type-Cポート搭載: 最大40Gbpsの高速データ転送、Power Delivery急速充電、最大5Kの外部ディスプレイ出力に対応。
  • フルサイズSDカードリーダー標準装備: UHS-II対応で、カメラで撮影した大容量データをアダプターなしで高速に取り込み可能。
  • microSDカードアダプター付属: スマートフォンやアクションカメラのデータも手軽に扱える。
  • スマートなポート配置と保護カバー: 左側面に集中配置し、一部ポートはカバーで保護され、使い勝手と安全性を両立。
  • クリエイターに寄り添う設計: Surface Pro 11と比較して、SDカードリーダー搭載という明確な強みを持つ。

ASUS ProArt PZ13 HT5306QAのメリット・デメリット

ここでは、ASUSのクリエイター向け2-in-1 PC「ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」について、主な利点と購入前に考慮すべき点をコンパクトにまとめて解説します。

ASUS ProArt PZ13 HT5306QAのメリット

メリット1:プロフェッショナルレベルの有機ELディスプレイ

ASUS ProArt PZ13は、13.3インチ、2880×1800ドットの高解像度有機ELディスプレイを搭載しています。DCI-P3カバー率100%、Delta-E < 1という優れた色再現性に加え、PANTONE認証やDolby Visionにも対応しており、クリエイターが求める正確かつ鮮やかな色彩表現が可能です。写真編集や映像制作において、細部まで忠実な色味で確認できることは大きな利点です。

メリット2:Copilot+ PC準拠の先進AI機能と独自アプリ

Qualcomm Snapdragon X Plusプロセッサーと45TOPSのNPUを搭載し、Copilot+ PCとしてWindowsの最新AI機能(Cocreator、Windows Studio エフェクト、ライブキャプションなど)をローカルで活用できます。さらに、ASUS独自のAIメディア管理アプリ「StoryCube」やAIノイズキャンセリング機能も備えており、作業効率の向上やコミュニケーションの質の改善に貢献します。

メリット3:圧倒的なバッテリー持続力で場所を選ばない

70Whの大容量バッテリーを搭載し、実際の使用に近いPCMark 10のバッテリーライフテストでも約18時間以上という長時間の駆動を実現しています。ACアダプターを持ち運ぶことなく、一日中外出先でクリエイティブな作業に集中できるスタミナは、アクティブなユーザーにとって非常に魅力的です。

メリット4:クリエイターに必須のフルサイズSDカードリーダー

デジタルカメラで撮影した写真や動画データを、アダプターなしで直接かつ高速に取り込めるフルサイズSDカードリーダー(UHS-II対応)を標準装備しています。これは、特に写真家や映像制作者にとって作業効率を大幅に向上させる重要な機能であり、他の多くの薄型デバイスにはない大きなメリットです。

メリット5:キーボード標準付属による優れたコストパフォーマンス

高品質なデタッチャブルキーボードが標準で付属しているため、購入後すぐノートPCとしてもタブレットとしても活用できます。競合製品ではキーボードが別売りの場合も多く、追加の費用や選択の手間がかからない点は、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって嬉しいポイントです。

ASUS ProArt PZ13 HT5306QAのデメリット

デメリット1:ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzである点

ASUS ProArt PZ13のディスプレイリフレッシュレートは60Hz対応であり、120Hzには対応していません。比較として、「Surface Pro 11」は最大120Hzのリフレッシュレートに対応しており、より滑らかで残像感の少ない映像表示が可能です。動きの速い映像編集やゲームにおいては、この差を感じる場面があるかもしれません。

デメリット2:ASUS Pen 2.0は別売りである点

筆圧感知4096段階に対応した高性能なASUS Pen 2.0は用意されていますが、ProArt PZ13本体には付属しておらず、別途購入する必要があります。ペン入力によるクリエイティブな作業を最大限に活用したい場合は、追加の投資が必要となる点を考慮に入れる必要があります。

デメリット3:PCのサブモニターとしては利用できない点

ASUS ProArt PZ13は、外部PCのサブモニターとして使用するための映像入力機能(DP-inなど)を備えていません。例えば、「MINISFORUM V3」のような一部のタブレットデバイスは、専用ポートを通じてPCやゲーム機の外部モニターとして活用できますが、本機ではそうした使い方はできません。

ASUS ProArt PZ13 HT5306QAのスペック

  • ディスプレイ 13.3インチ、解像度 2880 x 1800 ドット のOLED (有機EL)
    ※16:10/DCI-P3色域/グレア/10点マルチタッチ/視野角 水平170°/垂直170°/低ブルーライト認証
  • リフレッシュレート 60Hz
  • プロセッサ Snapdragon X Plus X1P-42-100
    ※8コア/最大3.4GHz
  • GPU Qualcomm Adreno
  • NPU Qualcomm Hexagon NPU 45TOPS
  • RAM(メモリ) 16GB LPDDR5X-8448 ※オンボード
  • ストレージ SSD 1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2)
  • バッテリー 70Wh リチウムポリマーバッテリー (3セル)
  • 駆動時間 タブレット:約16.9時間 (動画再生時) /約26.0時間 (アイドル時)、タブレット+キーボード:約16.6時間 (動画再生時) /約25.2時間 (アイドル時)
    ※JEITA測定法3.0
  • 充電 Type-C/65W ACアダプター (20V/3.25A)、約2.2時間
  • 背面カメラ 1324万画素Webカメラ内蔵 (オートフォーカス対応)
  • 前面カメラ 491万画素赤外線 (IR) カメラ
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3
  • スピーカー ステレオスピーカー (1Wx2)
  • マイク アレイマイク
  • インターフェース USB4 Type-C (Power Delivery/映像出力) x2、SDカードリーダー
  • キーボード 84キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) (JIS配列)、マルチタッチ・タッチパッド付き
  • スタイラスペン ASUS Pen 2.0、筆圧感知4096段階、別売
  • 防水防塵 IP52
  • 耐久性 耐熱(70°Cの高熱)、テスト(湿度、高温、振動、砂漠、太陽放射、衝撃、低音、温度超劇、高度)をクリア
  • 消費電力 最大約65W
  • 生体認証 Windows Hello 顔認証対応
  • OS Windows 11 Home 64ビット
  • サイズ タブレット: 297.5 x 202.9 x 9.0 mm
    (タブレット + スタンドカバー: 幅297.5mmx奥行き202.9mmx高さ11.8mm、タブレット + キーボード + スタンドカバー: 幅297.5mmx奥行き211.15mmx高さ17.6mm)
  • 重量 タブレット: 約 850 g、タブレット + スタンドカバー: 約1.127kg、タブレット + キーボード + スタンドカバー: 約1.489kg
  • カラー ナノブラック
  • 付属品 ACアダプター、製品マニュアル、製品保証書、デタッチャブルキーボード、スタンドカバー、ASUS Pen 2.0、microSDカードアダプター

ASUS ProArt PZ13 HT5306QA 徹底評価:クリエイターの選択肢となるか?

ASUS ProArt PZ13 動画編集

ASUSから登場したクリエイター向け2-in-1 PC「ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」。その実力を6つの基準で5段階評価し、詳細なコメントと共にその魅力と注意点を明らかにします。

各評価基準と詳細コメント

スペック:★★★★★ (5/5) – クリエイターを満足させる高性能

Snapdragon X Plusプロセッサー、16GBの高速LPDDR5Xメモリ、大容量1TBのPCIe 4.0 SSD、そして極めて美しい13.3インチ有機ELディスプレイを搭載。これらの要素は、負荷の高いクリエイティブワークにも応える高い基本性能を示しており、プロフェッショナルの要求にも十分応えうるスペックです。45TOPSのNPUによるAI処理能力も特筆すべき点です。

デザイン:★★★★★ (5/5) – 機能美と堅牢性の融合

約850g(タブレット単体)の軽量薄型ボディでありながら、CNCミルドアルミニウム合金による高級感あふれるユニボディデザインを採用。ナノブラックの落ち着いた色調も魅力的です。さらに、IP52等級の防塵防滴性能や米軍MIL規格準拠の耐久性を備えており、デザインの美しさとタフさを両立させている点は高く評価できます。

通信:★★★★☆ (4/5) – 最新Wi-Fi 7対応、Bluetoothは惜しくも

最新の無線LAN規格であるWi-Fi 7に対応し、将来的な高速・安定通信環境への備えは万全です。これにより大容量データの送受信も快適に行えます。Bluetoothはバージョン5.3を搭載しており、多くの周辺機器との接続に問題はありませんが、最新のBluetooth 5.4ではない点を考慮し、星4つとしました。

機能:★★★★☆ (4/5) – 多彩な機能も一部に課題

Copilot+ PCとしてのAI機能、ASUS独自のメディア管理アプリ「StoryCube」、フルサイズのSDカードリーダー、高画質なデュアルカメラなど、クリエイターの作業を支援する機能が豊富です。ただし、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hz(120Hz非対応)である点や、PCの外部モニターとして利用できるDP-in機能がない点は、用途によって惜しまれる部分です。

使いやすさ:★★★★☆ (4/5) – 標準装備と長時間駆動が魅力

着脱式のキーボードとスタンドカバーが標準で付属し、購入後すぐにノートPCとしてもタブレットとしても活用できます。70Whの大容量バッテリーによる長時間の連続使用や、Windows Hello対応のIRカメラによる顔認証ログインも日々の利便性を高めます。ただし、筆圧ペン「ASUS Pen 2.0」が別売りである点は、ペン入力を重視するユーザーにとってはマイナスポイントとなります。

価格:★★☆☆☆ (2/5) – 高機能ゆえの価格設定

約25万円という販売価格は、その高性能・多機能を考慮しても絶対的には高価な部類に入ります。競合のSurface Pro 11などではキーボードやペンが別売りとなるケースが多いため、標準装備が充実している点はProArt PZ13のコストパフォーマンスを高めていますが、それでも手軽に購入できる価格帯とは言えません。

総合評価とSurface Pro 11との比較

クリエイター向け2-in-1としての位置づけ

ASUS ProArt PZ13 HT5306QAは、着脱式のキーボードとスタンドカバーが標準で付属し、ノートPCスタイルでもタブレットスタイルでも柔軟に使用できるハイエンドなクリエイター向けデバイスです。

プロセッサ性能の比較:Snapdragon X Plus vs X Elite

本機はSnapdragon X Plus X1P-42-100を搭載しており、対抗機と目される「Surface Pro 11」が搭載するSnapdragon X Eliteと比較すると、ベンチマーク上では特にGPU性能においてSurface Pro 11が優位です(約2倍近い差)。ただし、CPU性能やNPU性能においては大きな差はなく、生成AIサービス「Copilot」などを利用する際の体感速度に劇的な違いはないと考えられます。

バッテリー駆動時間と堅牢性:ProArt PZ13の強み

バッテリー駆動時間に関しては、ProArt PZ13が大きなアドバンテージを持っています。タブレット単体での使用時、Surface Pro 11よりも約2.9時間長く駆動できるため、電源のない環境での作業が多いユーザーには心強い存在です。さらに、IP52等級の防塵防滴性能や、耐衝撃性、耐熱性といった堅牢性を備えている点も、アクティブに持ち運ぶクリエイターにとって大きなメリットとなります。

付属品と初期コスト:キーボード付属は大きな利点

ProArt PZ13はキーボードが標準で付属するのに対し、Surface Pro 11ではキーボードカバーが別売り(最低でも1万円以上)となります。初期導入コストを抑えたいユーザーにとって、この差は無視できないポイントです。

まとめ:ASUS ProArt PZ13 HT5306QAはどのようなユーザーに適しているか

ASUS ProArt PZ13 HT5306QAは、プロセッサのグラフィック性能で最上位機種に一歩譲るものの、それを補って余りある長時間バッテリー、高い堅牢性、そしてフルサイズSDカードリーダーや標準付属のキーボードといった実用的な装備が魅力です。高精細な有機ELディスプレイと充実したAI機能を活用し、場所を選ばずにクリエイティブな作業に没頭したいと考えるアクティブなクリエイターにとって、非常に有力な選択肢となる一台です。

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ASUS ProArt PZ13 HT5306QAの価格・購入先

ASUS ProArt PZ13 正面

ASUSストア

249,800円 (税込)で販売されています。

ASUSストアで「ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」をチェックする

ASUS Store(エイスース ストア) – ASUS ProArt PZ13 HT5306QA (HT5306QA-PU161W)

※支払い方法は「クレジットカード」「コンビニ支払い」「Pay-easy」「Paypal」「銀行振込」です。

ASUS 公式オンラインストア「ASUS Store Online」

ECサイト

  • Amazonで177,266円(税込・Snapdragon X Plus)、
  • 楽天市場で171,850円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで170,690円(送料無料)、

で販売されています。

Amazonで「ASUS ProArt PZ13」をチェックする

楽天市場で「ASUS ProArt PZ13」をチェックする

ヤフーショッピングで「ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」をチェックする

米国 Amazon.comで「ASUS ProArt PZ13」をチェックする

おすすめの類似製品を紹介

ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」に似た性能をもつタブレットPCも販売されています。

12インチ Surface Pro (2025)

マイクロソフトから発売される12インチのWindowsタブレットPCです(2025年5月20日 発売)。

Snapdragon X Plus (8 コア)プロセッサ、Qualcomm® Adreno™ GPU、16GB LPDDR5x RAM、2196 x 1464解像度の12インチ PixelSense LCD液晶、256GBまたは512GB UFSストレージ、最大16時間駆動する38Whバッテリー、フルHD Surface Studio 前面10MP Ultra HDカメラ、ジャイロスコープ、Windows 11 Homeを搭載しています。

また、AI機能(Copilot+)、最大2台の4Kモニター映像出力(60Hz)、Dolby Atmos 対応 2W ステレオ スピーカー、デュアル スタジオ マイク、急速充電(45W以上)、Microsoft 365 Personal付属 (24か月サブスクリプション)、Windows Hello 顔認証、165度キックスタンド、「Surface Keyboard」(別売・Copilot キー搭載)、「Surface スリム ペン (2nd エディション)」(別売)、USB-C (USB 3.2) x2、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、799ドル(約11万5000円)、です。

関連記事:12インチSurface Pro (2025)レビュー!13インチとの違いは?

Lenovo Yoga 7 2-in-1 Gen 10

レノボから発売された14インチのWindows 2-in-1 PCです(2025年5月 発売)。

AMD Ryzen™ AI 7 350 プロセッサ、 32GB LPDDR5xメモリ、2.8K OLED (有機EL) タッチ対応ディスプレイ、512 GB SSD (PCIe NVMe/M.2)ストレージ、前面500万画素のIRカメラ(プライバシーシャッター対応)、クワッド・デジタルアレイ マイクロホン、microSDメディアカードリーダーを搭載しています。

また、AI機能(Copilot)、Lenovo AI Core、Smart Note機能、Dolby Atmos 対応ステレオスピーカー (2W×2 ツイーター、2W×2 ウーファー)、「Lenovo Yoga Pen (シーシェル)」(標準添付)、Windows Hello 顔認証、21のミリタリーグレード耐久性、HDMI映像出力、2つのUSB-C (USB3.2 Gen2、DisplayPort出力、Powerdelivery対応)ポート、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、レノボ公式サイトで178,860円(税込・送料無料)、楽天市場で199,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで199,800円(送料無料)、です。

関連記事:Lenovo Yoga 7 Gen 10徹底レビュー!AIでGen9より進化?

Surface Pro 11

マイクロソフトから発売された13インチのWindowsタブレットPCです(2024年6月18日 発売)。

PixelSense Flow (LCD/OLED)液晶、Snapdragon X Plus / Snapdragon X Elite 搭載で、AIアシスタント「Copilot」、2つのUSB4ポート、4K 3画面出力、Dolby Atmos 対応 2W ステレオ スピーカー「Surface Pro Flex キーボード」(別売)、「Surface Slim Pen 2」(別売)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4に対応しています。

価格は、Amazonで169,000円(税込・Snapdragon® X Plus・ZHX-00011)、楽天市場で184,127円(送料無料・ZHX-00011)、ヤフーショッピングで177,800円(送料無料・ZHX-00011)、米国 Amazon.comで $975.00、です。

関連記事:AIで激変した「Surface Pro 11」と前モデル Pro 9の違い

MINISFORUM V3

MINISFORUMから発売された14インチのWindows 11 タブレットPCです(2024年4月15日に発売)。

2.5K液晶、Ryzen 7 8840U、50.82Whバッテリー、前面 2MPカメラ搭載で、Vペン(筆圧4096段階)、ケース(自立・傾き調整)、リフレッシュレート 165Hzに対応しています。

価格は、MINISFORUM日本公式サイトで125,450円(※整備済み品・32GB/1TBモデル・キーボード付属)、米国 Amazon.comで$669.99(MINISFORUM V3 SE・Ryzen 7 7735U)、です。

関連記事:AIタブレット「MINISFORUM V3」とSurface Proを比較

ONEXPLAYER X1

One-Netbookから発売された11インチのタブレットPCです。10.95のWQXGA液晶、Core Ultra 7 155H、Intel Arc グラフィックス、最大4TBストレージ搭載で、X1専用コントローラ、OCuLinkポート、Wi-Fi 6Eに対応しています。

価格は、Amazonで269,600円(税込)、楽天市場で220,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで197,380円、AliExpressで159,465円、米国 Amazon.comで$1,199.95、One-Netbookストアで196,200円~(Core Ultra 7,32GB+2TBモデル)です。

関連記事:超ハイエンド級「ONEXPLAYER X1」のメリット・デメリット

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