爆安で高性能「Black Shark GS3」スマートウォッチの性能を解説

Black Shark GS3 top
爆安で高性能なスマートウォッチ「Black Shark GS3」の性能を解説!機能やできること、スペック、詳細な価格情報も掲載しています。

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「Black Shark GS3」が発売!

2024年5月、AliExpressでかつてゲーミングスマホを販売していたBlack Shark(ブラックシャーク)の新製品「GS3」(ジーエス3)が発売されました。

強力な防水防塵 性能を備えた低価格なスマートウォッチです(※6/1-6/7発売セールで約5千円)。

Black Sharkはこれまで、ゲーミングスマホ以外にスマートウォッチやゲームパッド、完全ワイヤレスイヤホン、スマートフォン用の冷却クーラーなどを販売してきました。

いずれも低価格で品質も良く、かつてのBlack Sharkユーザーから親しまれてきたという経緯があります。

中でもスマートウォッチ(「S1」、「S1 Pro」など)の売れ行きは好調で、2024年の1月には1.96インチでIP68防水防塵の「Black Shark GT3」も発売されています。

新モデルの「GS3」はその高い性能を受け継ぎつつ、新たにアウトドアなどで使用に耐えられる高い耐久性を兼ね備えました。

もちろん、他メーカーのスマートウォッチと比べて圧倒的に安く、性能も高いですよ。

それでは早速どんなスマートウォッチなのか、詳しく見ていきましょう。

1.43インチのAMOLED タッチスクリーン

Black Shark GS3 ディスプレイ

新モデル「Black Shark GS3」は1.43インチのAMOLED タッチスクリーン(円形)を搭載しています。

解像度は466 x 466 px と非常に高精細で、最大輝度も600 nits非常に明るいです。

屋外でスマートウォッチを使用すると、よく太陽光で画面が見えづらくなりますが、これなら問題なく画面を見られそうです。

ちなみに低価格なスマートウォッチ「Xiaomi Smart Band 8 Active」の輝度は450nitで、屋外でも明るく見やすいと評判です。

新モデル「Black Shark GS3」はそれ以上に明るく、1万円台のスマートウォッチ「Redmi Watch 4」と同じ輝度になっています。

ゴリラガラスで保護

液晶の表面はCorning(コーニング)社の強化ガラス Gorilla Glass (ゴリラガラス)を採用しています。

傷がつきにくく、多少ぶつけたり、落としたりしてもビクともしないので、アウトドアなど屋外に適していますね。

Garmin(ガーミン)やタフネス仕様のスマートウォッチにはよく搭載されていますが、低価格なスマートウォッチに採用されることは珍しいです。

クラウン操作に対応

Black Shark GS3 クラウン

本体の右側面に回転クラウン(リューズ)が搭載されています。

これがあると、タッチ操作せずに画面を切り替えられて、すばやくデータやスポーツモードなどにアクセスできるので便利です。

低価格なスマートウォッチでは「Redmi Watch 4」にも搭載されていますが、一万円以下のモデルでは非常に珍しいといえます。

AIウォッチフェイス

新モデル「Black Shark GS3」は文字盤デザインの変更に対応し、豊富なデザインの中から好きなものに変更できます。

また、「AIウォッチフェイス」にも対応しています。この機能の詳細は不明ですが、おそらく「OPPO Watch Free」と同じく、AIで服装に合わせた文字盤デザインを作成できるものだと思います。

HUAWEI WATCH FIT Special Edition」にも同様の機能があり、その日の服装の写真から最適なウォッチフェイスを自動で生成できるようになっています。

5衛星測位のGPSに対応

Black Shark GS3 GPS

新モデル「Black Shark GS3」は独立した GNSS チップ搭載で、5つの衛星測位に対応し、より正確な位置情報を取得できるようになっています。

低価格なスマートウォッチにはGPSがないため、距離やペース、ルート(経路)を取得するためにスマートフォンが必須になります。しかし、新モデルではスマホ不要で位置情報をウォッチから直接 取得して表示できます。

また、新モデルは、アメリカのA-GPS、中国のBeidou、欧州のGLONASS、ロシアのGALILEOの人工衛星の他に、日本のみちびき「QZSS」人工衛星にも対応しています。

よく、ニュースで携帯電話がつながらない場所で行方不明になったというニュースを耳にしますが、強力なGPS機能があれば、そんなトラブルに合うこともありません。

たとえスマホの電波が届かない場所であっても、スマートウォッチで位置情報を知り、道に迷わず正しいルートで進めます。

知らない土地や高い山に行くときにはこうした強力なGPS機能を備えたスマートウォッチがあると便利です。

なお、低価格なスマートバンド「Xiaomi Smart Band 8 Active」にはGPS機能がありません。一万円台の「Redmi Watch 4」は5衛星測位のGPSに対応しています。

IP69Kの防水防塵とMIL規格に対応

新モデル「Black Shark GS3」はIP68/IP69Kの防水防塵に対応しています。一般的なスマートウォッチは5気圧防水(50m防水)ですが、新モデルはより強力な防水性能で深さ1.5mまでの水没(30分)や高温・高水圧・スチームジェットでも耐えられます。もちろん、埃も本体の内部に入らないように完全にシャットアウトできます。

また、アメリカ規格のMIL-STD-810Hに準拠した15のテストもクリアしています。MIL規格の中には最後が「H」になっていないSTD-810Gに対応したモデルもありますが、STD-810Hはそれよりも頑丈で耐久性が高いことを示しています。

ちなみに、低価格なスマートウォッチでIP68/IP69Kの防水防塵とMIL規格に対応するモデルは非常に少ないです。

2万円台の「Amazfit Active Edge」は10気圧防水 (10ATM)に対応していますが、MIL規格はSTD-810Gで、7項目(「低圧」、「極端な高温」、「極端な低温」、「熱による衝撃」、「塩霧」、「振動」、「衝撃」)のクリアになります。

新モデル「Black Shark GS3」はそれ以上の高い耐久性を備えていることになります。

100種類のスポーツモード

Black Shark GS3 スポーツモード

新モデル「Black Shark GS3」はランニング、ウォーキング、サイクリング、水泳、ローイングマシン、エリプティカル、トレッドミルなど100種類のスポーツモードに対応しています。

公式動画を見ると、右側面の一番下にあるボタンを押すと各スポーツモードのアイコンが表示され、それを選択することでスポーツモードを開始できるようになっているようです。

自動認識があると便利ですが、利用できるかどうかはまだ不明です。

GPSセンサーを内蔵しているため、ランニングやサイクリングなどでは距離やペース、ルートも合わせて測定できます。1.47インチの大画面なので、運動中でもデータを確認しやすそうです。

なお、低価格な「Xiaomi Smart Band 8 Active」は50種類のスポーツモードに対応していました。新モデル「Black Shark GS3」のスポーツモードはその2倍多いことになります。

ヘルスケア機能も充実

Black Shark GS3 背面

新モデル「Black Shark GS3」は一般的なスマートウォッチと同様に心拍数(心拍数・24時間・リアルタイム)、睡眠、血中酸素、歩数、消費カロリーの測定に対応しています。

本体が1.47インチの大型サイズなので、24時間着けていることはないと思いますが、アウトドアなどで心拍や消費カロリーを測定できるのは便利です。

ただし、健康モニタリングは各メーカーによって精度が若干 異なることがあるので、どのくらい正確に測定できるかが やはり気になります。

最近の低価格なスマートウォッチはかなり精度を上げており、上位モデルとあまり変わらなくなってきていますが、こればかりは実際に試してみないと分かりません。

その他の機能

Black Shark GS3 機能

その他の機能にも魅力的なものが多数あります。ただし、中国でしか利用できない可能性があります。

地図のナビゲーション機能

新モデル「Black Shark GS3」では「Baidu Maps ナビゲーション」という地図を使ったナビゲーション機能も利用できます。

Google Pixel Watch」シリーズや「Fitbit Charge 6」など一部のスマートウォッチではGoogle Mapを使ったナビゲーション機能がありましたが、それと似た機能だと思われます。

一応パソコンで「Baidu Maps」を検索したら普通に使えました。もしかしたら日本でも使えるかもしれない機能です。

NFCでキャッシュレス決済

NFCを使ったキャッシュレス決済が利用できます。タッチ決済ではなく、「支払いコード」がウォッチ上に送信され、それにすばやくアクセスして決済する方式のようです。

低価格なスマートウォッチでは絶対に利用できない機能なので、もし日本で使えたら便利ですね。なお、中国国内でトップシェアのAlipayは日本で使うのが難しいようです。中国の観光客は利用できるそうです。

スマート ドア ロック用の NFC 機能

NFCを使ったスマートドアのロック解除が利用できます。車の近くでウォッチ上のボタンを押すと、すぐドアが開いて乗れるようになる機能です。似た機能を中国版のHuaweスマートウォッチで見かけましたが、日本では対応していませんでした。車を使う人には便利な機能ですね。

AIによる音声アシスタント

音声クエリと情報検索用の Baidu Wenxin Yiyuan AI アシスタントが使えるそうです。音声で天気や交通情報を聴いたり、測定したデータを音声で読み上げたりすることができるので、非常に便利です。ただし、中国語のみ対応である可能性が大です。日本語に対応していたら凄いですね。

Bluetooth 通話と ENC ノイズ低減機能

イヤホンと連携してBluetooth 通話が利用できます。スピーカーは内蔵していないようで、イヤホンかヘッドホンとの接続が必須になるそうです。雑音を除去するノイズ低減機能もあるそうなので、使えたら便利そうです。

Black Shark の公式サイト

公式サイト:Black Shark Official Store – Game is Real – Black Shark (Global)  https://blackshark.gg/

スペック

  • ディスプレイ 1.43インチ、466 x 466 px のAMOLED タッチスクリーン
    ※最大輝度600 nits/Corning Gorilla Glass
  • リフレッシュレート 60Hz
  • クラウン 回転式デジタルクラウン
  • バッテリー駆動時間 21日間
  • ワイヤレス通信 Bluetooth
  • 衛星測位 Beidou、Glonass、Galileo、QZSS
  • NFC 対応(※海外のみ非接触型決済が利用可)
  • インターフェース 充電端子
  • 防水 5 ATM(5気圧防水)
  • 防水防塵 IP69K/IP68
  • 耐久性 MIL-STD-810H / 810G 規格(15のテストをクリア)
  • OS 独自OS
  • サイズ 不明
  • 重量 不明
  • カラー ブラック、グリーン

できること まとめ

Black Shark GS3 画面を見る

Black Shark GS3」でできることをまとめてみました。

  • 太陽光の下でも見やすく表示できる
  • 落としたりぶつけたりしても液晶に傷がつきにくく、頑丈に作られている
  • 回転クラウンで快適に操作できる
  • 文字盤デザインの変更やAIで服装にぴったりと合ったウォッチフェイスを生成できる
  • 5衛星測位のGPSで正確な位置情報を取得できる
  • IP69Kの防水防塵に対応し、30分の水没にも耐えられる
  • MIL規格に対応した耐寒・耐熱・耐衝撃性能を持ち、壊れにくい
  • 100種類のスポーツモードが使える
  • 血中酸素や心拍、睡眠などの健康データを測定できる
  • 地図のナビゲーション機能が使える
  • NFCでキャッシュレス決済が利用できる
  • スマート ドア ロック用の NFC 機能が使える
  • AIによる音声アシスタントが使える
  • Bluetooth 通話と ENC ノイズ低減機能が使える

評価

Black Shark GS3 2つ

中国メーカーBlack Sharkによる初のタフネス スマートウォッチになります。

低価格なので機能もそんなに高くないと思われがちですが、その予想に反して非常に高性能なスマートウォッチです。

特にGPS機能が強力で、正確な位置情報を取得できることで、登山などで道に迷うリスクもなくなりそうです。

また、低価格でありながらもIP69K/IP68の強力な防水防塵とMIL-STD-810H対応の高い耐久性を備えていることも大きな魅力です。

これほど高いタフネス性能を備えた低価格なスマートウォッチはまだ販売されたことがなく、その点で非常に珍しく希少価値が高いといえます。

今年3月に発売された「Amazfit Active Edge」は10気圧防水とMIL-STD-810G に対応していますが、価格は約2万円です。

AliExpressでは「Amazfit T-Rex Pro」を安く購入できますが、それでも1万5千円ほどはします。

Black Shark GS3」はそれらの半分以下の金額で購入でき、しかも100種類のスポーツモードや血中酸素、心拍、睡眠などのモニタリングも可能です。

中国でしか使えなさそうな機能もありますが、これらの機能だけでも十分に元がとれるスマートウォッチではないかと思います。

Black Shark GS3」の発売時の価格は、14,419円。これから6/1-6/7の期間で発売セールが始まり、なんと$35.99 (日本円で約5664円)で販売されます。

AliExpressでの販売になりますが、もちろん日本からでも購入できます。

まだAliExpressで買い物をしたことのない人や、コスパの高い海外製のスマートウォッチが欲しい人におすすめです。

価格・販売先

Black Shark GS3 本体

ECサイト

AliExpressで14,419円で販売されています。※6/1-6/7で発売セールを開始し、$35.99 (日本円で約5664円)で販売されます。

AliExpressで「Black Shark GS3」をチェックする

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ヤフーショッピングで「Black Shark」をチェックする

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

類似製品の紹介

Black Shark GS3」のようにタフで頑丈なスマートウォッチや低価格なモデルも販売されています。

「Amazfit Active Edge」

Amazfitから発売されたタフネス仕様のスマートウォッチです。1.32のTFTスクリーン、最大16日間バッテリ搭載で、10気圧防水、MIL規格、130種類のスポーツモード、Zeppコーチ 2.0、5衛星測位、5つのナビゲーション機能に対応しています。

価格は、Amazonで19,900円(税込・10% OFFクーポン付き)、楽天市場で19,053円(送料無料)、ヤフーショッピングで19,900円(送料無料)、AliExpressで20,880円、米国 Amazon.comで$149.99 (日本円で約23601円)です。

関連記事:「Amazfit Active Edge」で できることは何? 詳細な機能と評価も紹介

「Redmi Watch 4」

シャオミから発売された低価格なスマートウォッチです。1.97のAMOLED液晶、回転リュウズ、20日間駆動するバッテリ、高精度PPG センサー搭載で、150種類のスポーツモードやBluetooth通話に対応しています。

価格は、Amazonで11,890円、楽天市場で11,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで11,980円(送料無料)、AliExpressで10,175円、米国 Amazon.comで $115.58 (日本円で約18186円)です。

関連記事:「Redmi Watch 4」大画面で高性能? 低価格なスマートウォッチと徹底 比較!

「Xiaomi Smart Band 8 Active」

シャオミから発売された低価格なスマートバンドです。1.47のTFT液晶、14日間駆動するバッテリ搭載で、100種類の文字盤デザイン、急速充電、5気圧防水、5色のバンド、血中酸素の計測に対応しています。

価格は、Amazonで3,490円(税込)、楽天市場で3,480円(送料無料)、ヤフーショッピングで3,480円(送料無料)、AliExpressで3,743円、米国 Amazon.comで$39.72 (日本円で約6250円)です。

関連記事:「Xiaomi Smart Band 8 Active」激安でも十分? 低価格スマートバンドと徹底 比較!

Xiaomi スマートウォッチと比較

シャオミのスマートウォッチも販売されています。低価格なモデルや耐久性の高いモデルもあるので、ぜひ比較してみてください。

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