Pixel Watch 2 徹底レビュー!初代比較でわかる進化点と欠点を評価

Google Pixel Watch 2 外観
2023年10月12日に発売された「Google Pixel Watch 2」は、Google初のスマートウォッチとして大きな話題を呼んだ初代モデルの正統後継機です。その洗練されたデザインはそのままに、パフォーマンスや健康管理機能、そして多くのユーザーが課題と感じていたバッテリー性能に至るまで、内部が全面的に刷新され、真の完成度を追求した注目のスマートウォッチです。

このレビューでは、Google Pixel Watch 2が私たちの日常をどれだけ快適で豊かなものに変えてくれるのか、そして前モデルである「Google Pixel Watch 1」から具体的にどう進化したのか、あらゆる側面から徹底的に比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

Google Pixel Watch 2 の長所(Pros):

  • Snapdragon W5 Gen 1チップ搭載による、初代から飛躍的に向上したサクサク軽快なパフォーマンス
  • ストレスや皮膚温も検知する新センサーと、より高精度になった心拍・GPS機能
  • 常時表示ONでも24時間持続するよう改善されたバッテリーと、朝の支度中でも間に合う圧倒的な充電スピード
  • Gmail・カレンダーの標準搭載やバックアップ機能など、利便性が向上した最新OS「Wear OS 4.0」
  • 軽量なアルミニウムボディと、初代モデルと互換性のある豊富なバンドによる快適な装着感とファッション性

Google Pixel Watch 2 の短所(Cons):

  • バッテリー性能は向上したものの、依然として毎日の充電が必要
  • Qiワイヤレス充電に非対応となり、専用の接点式充電ケーブルが必須に
  • 性能向上に伴い、初代モデルの発売時よりも価格が上昇
  • デザインの大きな変更はなく、サイズ展開も41mmの1種類のみ
  • 高度な健康分析機能の利用には、有料の「Fitbit Premium」への加入が必要

総合評価:

Google Pixel Watch 2は、初代の美しいデザインを磨き上げつつ、パフォーマンスやバッテリーといった弱点を的確に克服した正当進化モデルです。Googleのスマートな機能とFitbitの高度な健康管理機能の融合を求めるAndroidユーザーにとって、これ以上ないほど魅力的で、最も有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

<この記事で分かること>

  • 初代からどう進化した?アルミニウム採用によるデザインと耐久性の質感
  • 屋外での見やすさは?ディスプレイの輝度と豊富なウォッチフェイス
  • サクサク動く?チップ刷新によるパフォーマンスの劇的な変化
  • 精度は上がった?新しいセンサーがもたらすヘルスケア・スポーツ機能の実力
  • 本当に1日持つ?常時表示GPS利用時のリアルなバッテリー持続時間
  • 充電は速い?新しい充電方式のメリット・デメリット
  • Suicaは使いやすい?おサイフケータイや4G通信、通知などのスマート機能
  • アプリは何ができる?Gmail・カレンダーが加わったWear OS 4.0の使い勝手
  • 初代Google Pixel Watch 1とのスペック徹底比較
  • 購入前に知っておきたいメリット・デメリット
  • 専門家による5段階評価と詳細な総評
  • 最新の価格お得な購入先・他機種との価格比較

この記事を最後まで読むことで、「Google Pixel Watch 2」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:Google Pixel Watch 2 – Turn insights into improvements – Google Store

デザインと耐久性:Google Pixel Watch 2、洗練された見た目と進化した実用性

Google Pixel Watch 2 本体 正面の外観

ここでは、Google Pixel Watch 2のデザインと耐久性について、前モデルであるGoogle Pixel Watch 1との比較を交えながら、実際に使って感じた魅力や進化のポイントを詳しくレビューしていきます。

洗練されたデザインの継承と心地よい素材感

Google Pixel Watch 2を手にして最初に感じるのは、初代から受け継がれた、一目でPixel Watchだとわかるアイコニックなデザインです。滑らかなドーム状のガラスがケースと一体化したその姿は、他のスマートウォッチとは一線を画す、まるで磨かれた小石のような美しさを放っています。この丸みを帯びた形状は、ガジェット特有の硬質さを感じさせず、どんなファッションにも自然に馴染む親しみやすさがあります。

本体の素材は、初代Google Pixel Watch 1のステンレススチールから100%リサイクルアルミニウムへと変更されましたが、その高級感が損なわれることはありません。むしろ、ガラスからアルミへと続くシームレスな曲線はより洗練された印象を受け、所有する喜びを感じさせてくれます。このミニマルながらも存在感のあるデザインは、まさにGoogle製品ならではの魅力を体現していると言えるでしょう。

驚くほどの軽さと快適な装着感

デザインの印象は初代と大きく変わりませんが、手に取るとその軽さに驚かされます。本体素材の変更により、重量は初代Google Pixel Watch 1の36gから31gへと約14%も軽量化されました。このわずか5gの差が、装着感に大きな違いをもたらしています。実際に一日中、そして睡眠時も装着してみましたが、つけていることを忘れてしまうほど快適で、まったく負担になりません。

PCで作業をしている際にデスクの縁に当たっても、初代のステンレス製のような硬い感触がなく、カチャカチャという音が気にならないのも地味に嬉しいポイントでした。サイズは直径41mmのワンサイズ展開ですが、手首が細めの私にはまさにベストサイズです。ただ、より大きな文字盤を好む方にとっては、将来的にサイズの選択肢が増えることを期待したいかもしれません。

日常からアクティビティまで、安心の耐久性

美しいデザインだけでなく、日常使いでの安心感も着実に進化しています。初代Google Pixel Watch 1から引き継がれた5ATMの防水性能に加え、新たにIP68等級の防塵性能が備わりました。これにより、ランニング中の突然の雨やキッチンでの水仕事はもちろんのこと、キャンプのような少し埃っぽい環境でのアクティビティでも、故障を心配することなく思い切り楽しむことができます。

ディスプレイには初代と同じく、傷に強いカスタム3D Corning® Gorilla® Glass 5が採用されています。ドーム状の美しいデザインゆえに保護フィルムが貼りにくいという点は変わりませんが、初代を長期間使用しても気になる傷はつかなかった経験から、通常の使用で過度に神経質になる必要はないでしょう。ただし、万が一破損した場合に修理ができないという点は注意が必要です。この美しいデザインを長く楽しむためにも、丁寧な扱いを心がけたいところです。

ファッションの幅を広げるバンドの互換性と多様性

ファッションアイテムとしての魅力も、Google Pixel Watch 2の大きな特徴です。特に注目すべきは、バンドの取り付け機構が初代Google Pixel Watch 1と共通であるため、以前のモデルで集めたお気に入りのバンドをそのまま活用できる点です 。これは初代からの乗り換えを検討しているユーザーにとって、非常に嬉しいポイントではないでしょうか。

付属のアクティブバンドは、ソフトなフルオロエラストマー素材で肌触りが非常に良く、汗をかいても快適です。先端を内側に差し込む独自の装着方法も、慣れれば手首にしっかりと固定でき、例えば『Spotify』でアップテンポな曲を聴きながらランニングするような激しい運動でも、ずれる心配はありませんでした。

さらに、Pixel Watch 2の発売に合わせて通気性の良い「アクティブ スポーツ バンド」や上品な「メタル スリムバンド」といった新たな純正バンドも登場し、選択の幅が大きく広がりました。サードパーティ製も豊富に揃っているため、その日の気分や服装に合わせて、自分だけのスタイルを無限に楽しむことができます。

Google Pixel Watch 2の付属品

  • Google Pixel Watch 2 本体
  • アクティブ バンド(SサイズとLサイズの2種類)
  • USB-C 高速充電ケーブル
  • クイック スタートガイド

まとめ:デザインと耐久性

  • 洗練されたデザインの継承と軽量化:初代の美しいドーム形状を受け継ぎつつ、100%リサイクルアルミニウム採用で約14%軽量化を実現。
  • 終日続く快適な装着感:その軽さから、睡眠時や長時間のデスクワークも含め、一日中つけていることを忘れるほど快適。
  • 向上したタフネス性能:従来の5ATM防水に加え、新たにIP68の防塵性能に対応し、より幅広いシーンで安心して使用可能。
  • 無限に広がるカスタマイズ性:初代Google Pixel Watch 1とのバンド互換性を維持し、豊富な純正・サードパーティ製バンドでファッション性がさらに向上。

ディスプレイと操作性:Google Pixel Watch 2、日々の体験を彩る鮮やかさと快適操作

Google Pixel Watch 2 ディスプレイ

ここでは、Google Pixel Watch 2のディスプレイの美しさと、日常の使い勝手を左右する操作性について、前モデルであるGoogle Pixel Watch 1との比較を交えながら、実際に使って感じた魅力や進化したポイントを詳しくレビューしていきます。

引き込まれるような色彩と、洗練された表示品質

Google Pixel Watch 2の電源を初めて入れたとき、その鮮やかで深みのある表示に思わず息をのみました。AMOLED(有機EL)ディスプレイが映し出す色彩は非常に豊かで、特に黒の表現力は圧巻です。ウォッチフェイスの背景に設定した夜景の写真も、吸い込まれるような奥行き感で再現してくれました。この美しい表示は、前モデルGoogle Pixel Watch 1から受け継がれたDCI-P3カラー対応の高品質なディスプレイによるものです。

ドーム状にカーブしたガラスとディスプレイが一体となり、まるで文字やアイコンが浮かび上がっているかのような独特の視覚体験をもたらします。このデザインは、単なる情報表示デバイスではなく、腕元を飾る洗練されたアクセサリーとしての満足感を高めてくれる要素だと感じました。

屋外でもクリアな視認性と、変わらぬサイズ感

ディスプレイの基本的な仕様は、直径41mmのケース320ppiの解像度と、初代Google Pixel Watch 1から変更はありません。一部で指摘されるベゼルの太さも同様ですが、黒を基調としたウォッチフェイスや通知画面が多いため、普段使いで気になることはほとんどありませんでした。むしろ、この黒い縁がディスプレイの表示を際立たせ、デザインの一部として溶け込んでいるようにさえ感じられます。

注目すべきは、最大1,000ニトという輝度の高さです。晴れた日の屋外でランニングをしていた際も、太陽光に負けることなく、ペースや心拍数といった情報を瞬時に、そして明確に読み取ることができました。カフェのテラス席で友人からのLINEメッセージを確認する場面でも、わざわざ日陰を探す必要がないのは非常に快適です。「常に表示状態」をオンにしておけば、時計を見るために腕を上げる動作をしなくても、いつでもさりげなく時間を確認できる点も便利です。

直感的で心地よい、進化した操作フィーリング

操作性に関しては、初代Google Pixel Watch 1から着実な進化を感じます。特に、本体右側にあるリューズ(竜頭)は、わずかに大きく、そして丸みを帯びた形状に再設計されました。この小さな変更が、スクロール操作の快適さを劇的に向上させています。指がかりが良くなり、アプリの一覧や長い通知を滑らかに、そして正確に読み進めることができます。リューズを回すたびに伝わる、上品で心地よい振動フィードバック(高性能ハプティクス)も相まって、触れること自体が楽しくなるような感覚です。

タッチ操作の反応性も向上しており、初代で時折感じられたわずかなもたつきは解消され、スワイプやタップが小気味よく反応します。まるで指に吸い付くようなスムーズさで、ストレスなく直感的に扱えるようになりました。このサクサクとした動作は、日々の小さな操作を積み重ねるスマートウォッチにおいて、非常に重要な満足度に繋がると実感しました。

自分らしさを表現する、無限のウォッチフェイス

スマートウォッチの楽しみの一つは、その日の気分や服装に合わせて文字盤カスタマイズできることです。Google Pixel Watch 2では、新たに6種類のスタイルが加わり、合計で130種類以上のウォッチフェイスから選ぶことができます。ミニマルで現代的なデザインから、クラシックなアナログ時計風のデザインまで、そのバリエーションは実に豊かです。

私は平日の仕事中は、スケジュールや通知が一目でわかる情報量の多いデジタルフェイスに設定し、休日は服装に合わせてお気に入りの写真を背景にしたシンプルなアナログフェイスに切り替えて楽しんでいます。色やレイアウト、表示する情報(コンプリケーション)を細かくカスタマイズできるため、まさに自分だけのオリジナルウォッチを作り上げる感覚です。Google Playストアからさらに多くのデザインを追加することも可能で、その日のスタイルを完成させる最後のピースとして、完璧なパートナーになってくれます。

Google Pixel Watch 2のディスプレイ仕様

  • 種類: AMOLED ディスプレイ(DCI-P3 カラー)
  • 保護ガラス: カスタム 3D Corning® Gorilla® Glass 5
  • 解像度: 320 ppi
  • 最大輝度: 1,000 ニト
  • その他: 常に表示状態のディスプレイに対応

まとめ:ディスプレイと操作性

  • 鮮やかなAMOLEDディスプレイ: DCI-P3カラー対応で、写真や文字が吸い込まれるような美しさで表示される。
  • 屋外での高い視認性: 最大輝度1,000ニトにより、直射日光の下でも時間や通知をはっきりと確認可能。
  • 進化したリューズ操作: 初代Google Pixel Watch 1よりわずかに大きくなったリューズは、指がかりが良く、スクロール操作が格段に快適になった。
  • スムーズなタッチ反応: 初代Google Pixel Watch 1のもたつきが解消され、指に吸い付くようなサクサクとした操作感を実現。
  • 豊富なウォッチフェイス: 130種類以上のデザインと高いカスタマイズ性で、ファッションや気分に合わせて自分だけのスタイルを表現できる。

パフォーマンス:Google Pixel Watch 2、日々の操作を劇的に変える快適さ

ここでは、Google Pixel Watch 2のパフォーマンスについて、前モデルであるGoogle Pixel Watch 1との比較を交えながら、その飛躍的な進化と、それがもたらす快適な操作体験を詳しくレビューしていきます。

全てが変わった、ストレスフリーな操作感

Google Pixel Watch 2を語る上で、最も大きな進化を遂げたのがパフォーマンスです。その最大の要因は、搭載されているチップセットが初代Google Pixel Watch 1の「Exynos 9110」から、最新の「Snapdragon W5 Gen 1」へと刷新されたことにあります。この変更は、まさに劇的でした。初代モデルで時折感じられた、アプリを開く際のわずかな「間」や、画面をスワイプした時のかすかな引っかかりが、Pixel Watch 2では完全になりを潜めています。

朝の忙しい時間に天気を確認したり、届いたLINEの通知をチェックしたりといった日常の何気ない操作が、驚くほどサクサクとこなせます。タップすれば瞬時に反応し、スクロールは指の動きに滑らかに追従する。この小気味よいレスポンスは、まるでハイエンドスマートフォンのような快適さで、一度体験すると初代モデルには戻れないと感じるほどの違いです。まさに、日々の小さなストレスから解放されたような爽快感があります。

スペックは同じでも、体感は別次元

興味深いことに、メモリ(2GB SDRAM)ストレージ(32GB eMMC)の容量は、初代Google Pixel Watch 1から据え置かれています。しかし、新しい高性能なチップセットとの組み合わせが、このハードウェアのポテンシャルを最大限に引き出しているようです。スペックシートの数字だけではわからない、明らかな「体感速度」の向上がそこにありました。

例えば、外出先で『Spotify』からお気に入りのプレイリストを数十曲ダウンロードし、ストレージに保存した後でも、動作が重くなるような気配は一切ありません。ワークアウトをバックグラウンドで記録しながら音楽を操作し、さらに『Googleマップ』で現在地を確認するといった、複数の機能を同時に使うような場面でも、初代Google Pixel Watch 1で感じたような処理の遅延はなく、非常にスムーズにタスクを切り替えることができました。32GBというストレージ容量は、たくさんのアプリや音楽を保存しても十分な余裕があり、容量不足を心配する必要は当分なさそうです。

Google Pixel Watch 2のパフォーマンス仕様

  • チップ: Snapdragon W5 Gen 1, Cortex-M33 コプロセッサ
  • メモリ: 2GB SDRAM
  • ストレージ: 32GB eMMC型フラッシュ

まとめ:パフォーマンス

  • 劇的なパフォーマンス向上:Snapdragon W5 Gen 1チップ搭載により、初代Google Pixel Watch 1のもたつきが完全に解消され、サクサクとした快適な操作感を実現。
  • ストレスフリーな日常操作:アプリの起動、画面のスクロール、通知の表示など、あらゆる動作が高速化され、日々の体験が格段に向上。
  • 十分なメモリとストレージ:スペックは据え置きながら、新しいチップとの最適化によりマルチタスクもスムーズにこなし、音楽やアプリを多数保存しても余裕の容量を確保。
  • 体感速度こそが真価:スペックシートの数字以上に、実際の使用感が大幅に進化している点が最大の魅力であり、初代ユーザーが最も驚くポイント。

スポーツ機能:Google Pixel Watch 2、トレーニングを革新するパートナー

Google Pixel Watch 2 スポーツ機能

ここでは、Google Pixel Watch 2のスポーツ機能について、前モデルであるGoogle Pixel Watch 1との比較を交えながら、トレーニング体験がどのように進化したのか、その実力と魅力を詳しくレビューしていきます。

毎日のアクティビティをカバーする多彩なワークアウト

Google Pixel Watch 2は、前モデルGoogle Pixel Watch 1と同様に、40種類以上の豊富なワークアウトモードを搭載しています。ランニングやウォーキングといった基本的なものから、HIIT(高強度インターバルトレーニング)、ヨガ、スイミングまで、幅広いアクティビティに対応しているため、日々のさまざまな運動を記録できます。

私が特に便利だと感じたのは、ランニングやサイクリングなど7つのエクササイズで利用できる自動ワークアウト検出機能です。公園を走り始めると、ウォッチが自動で「ワークアウトを開始しますか?」と通知してくれるため、記録のし忘れがなくなりました。初代Google Pixel Watch 1にも同様の機能はありましたが、Pixel Watch 2ではそのリマインダー機能がより洗練され、運動の管理がさらに手軽になった印象です。

自動検出できるワークアウト一覧

ランニング、ウォーキング、サイクリング、エリプティカル(クロストレーナー)、ローイング(ローイングマシン)、スピニング(スピニングバイク)、屋外ワークアウト

あなただけのパーソナルコーチ機能

Google Pixel Watch 2が初代Google Pixel Watch 1から大きく進化した点は、単なる記録だけでなく、トレーニングの質を高める「コーチング機能」が加わったことです。新たに搭載された「心拍ゾーンコーチング」と「ペーストレーニング」機能は、まさに手首につけるパーソナルトレーナーです。

例えば、脂肪燃焼を目的としたランニングでは、あらかじめ設定した心拍数ゾーンを外れると、ウォッチが振動して知らせてくれます。これにより、常に最適な強度でトレーニングを続けることができ、効率が格段に上がりました。また、マラソン練習で目標ペースを設定すれば、リアルタイムでフィードバックが得られるため、一人でのトレーニングでもモチベーションを高く維持することができました。

ランニングで体感する、劇的に進化した心拍計測とGPS精度

先日、インターバル走に挑戦した際、Pixel Watch 2の真価を実感しました。新しいマルチパス心拍数センサーは驚くほど正確で、ダッシュで心拍数が急上昇し、その後のジョグで落ち着いていく様子を、胸に装着した専用の心拍計とほぼ変わらない精度でリアルタイムに捉えてくれました。HIITスピニングといった激しい運動中の読み取り精度は、前モデルと比較して最大40%も向上しているというのも頷けます。

GPSの性能も飛躍的に向上しています。GPSの衛星を捕捉する速度が非常に速く、玄関先で走り始める前の待ち時間がほとんどなくなりました。これは、新たに日本の準天頂衛星「みちびき」に対応した恩恵が大きいと感じます。高層ビルが立ち並ぶオフィス街を走った際も、初代Google Pixel Watch 1では時折ルートが乱れることがありましたが、Pixel Watch 2は驚くほど安定して正確な経路を記録し続けてくれました。ランニング後、Fitbitアプリに同期されたデータは、すぐに『Strava』にも自動で共有され、トレーニングの振り返りもスムーズに行えました。

万が一の時も安心、強化された安全機能

トレーニングに集中できるのは、安心感があってこそです。Pixel Watch 2は、従来の転倒検出緊急SOS機能に加え、新たに「安全確認」機能が搭載されました。これは、特に早朝や夜間に一人でランニングに出かける私にとって、心強いお守りのような機能です。

使い方は簡単で、外出前にタイマーを設定しておくだけ。もし設定した時間内に私が応答しない場合、あらかじめ登録しておいた家族の連絡先に、私の現在地情報が自動で共有される仕組みです。スマートフォンを持たずに走る時でも、この機能があるだけで、万が一の事態への不安が大きく軽減されました。これは、初代Google Pixel Watch 1にはなかった、ユーザーの安全を第一に考えた大きな進化点と言えるでしょう。

Google Pixel Watch 2のスポーツ機能 一覧

  • 対応ワークアウト: 40種類以上(ランニング、スイミング、ヨガ、HIITなど)
  • 自動ワークアウト検出: 7つのエクササイズで開始・停止を自動でリマインド
  • コーチング機能: 心拍ゾーンコーチング、ペーストレーニング機能を新搭載
  • 心拍数センサー: 新開発のマルチパス光学式心拍数センサー
  • GPS: GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、準天頂衛星「みちびき」に対応
  • 安全機能: 転倒検出、緊急SOSに加え、新機能「安全確認」を搭載

まとめ:スポーツ機能

  • パーソナルコーチング機能の追加:心拍ゾーンやペースをリアルタイムで指導してくれる新機能により、トレーニングの質が向上。
  • 飛躍的に向上した心拍数精度:新しいマルチパスセンサーにより、激しい運動中でも専用機器に匹敵する正確な心拍数を記録。
  • より高精度になったGPS:準天頂衛星「みちびき」への対応で、ビル街でも安定したルート追跡が可能になり、ストレスなくアクティビティに集中できる。
  • 安心感を高める「安全確認」機能:一人でのワークアウト時も、万が一の事態に備えることができる新機能で、トレーニングの安全性が向上。

ヘルスケア機能:Google Pixel Watch 2、日々の健康を深く見つめる新たな視点

Google Pixel Watch 2 センサー

ここでは、Google Pixel Watch 2のヘルスケア機能について、前モデルであるGoogle Pixel Watch 1から遂げた飛躍的な進化に焦点を当て、新搭載されたセンサーがもたらす健康管理の新たな可能性を、私の実体験を交えながら詳しくレビューしていきます。

心と体の声に耳を澄ます、先進のストレス&皮膚温センサー

Google Pixel Watch 2が初代Google Pixel Watch 1から最も大きく進化した点、それは私たちの体の微細な変化を捉える新しいセンサーの搭載です。特に注目すべきは、新たに加わった継続的皮膚電気活動(cEDA)センサーによる「身体反応」の検知機能です。仕事で重要なプレゼンテーションを控えていた日、自分では意識していませんでしたが、ウォッチが「身体反応の可能性があります」と通知してくれました。

その通知をきっかけに、ガイドに従って数分間の深呼吸を実践したところ、高ぶっていた気持ちが落ち着き、リラックスして本番に臨むことができました。最初は通知に戸惑うこともありましたが、今では自分の心身の状態を客観的に把握するための、頼れる指標になっています。

さらに、睡眠中の健康状態をより深く知るための皮膚温センサーも新搭載されました。Google Pixel Watch 1では取得できなかった夜間の皮膚温度の変動を記録してくれるため、体調の変化の兆候を早期に捉える一助となります。使い始めの数日間はデータの較正期間が必要でしたが、その後は安定して記録され、日々のコンディションを把握する上で欠かせないデータの一つとなっています。

毎秒を捉える、高精度な健康モニタリング

もちろん、心拍数測定や活動量計といった基本的なヘルスケア機能も、その精度を大きく向上させています。心拍数センサーは、複数のLEDで測定する「マルチパス光学式」へと進化。実際にHIIT(高強度インターバルトレーニング)を試した際、初代Google Pixel Watch 1では激しい動きの中で時折追従が遅れる感覚がありましたが、Pixel Watch 2は心拍数の急な上昇と下降に瞬時に反応し、驚くほど正確な数値を記録し続けてくれました。

歩数計測の精度も向上しており、専門機器との誤差はわずか0.2%と、Google Pixel Watch 1の0.9%から大幅に改善されています。日々のウォーキングから本格的なトレーニングまで、あらゆる活動をより正確に記録してくれるという信頼感は、健康管理を続ける上での大きなモチベーションに繋がります。安静時の心拍数が設定範囲から外れた際の通知機能も、日々の体調管理に役立っています。

睡眠の質を解き明かす、Fitbitとの強力な連携

毎晩の睡眠トラッキングも、Pixel Watch 2で大きく変わった体験の一つです。Google Pixel Watch 1では対応していなかった睡眠中の血中酸素レベル(SpO2)や、前述の皮膚温の測定が可能になったことで、睡眠の質を多角的に分析できるようになりました。これにより、睡眠時無呼吸症候群の傾向など、これまで気づけなかった可能性にも目を向けることができます。

記録されたデータは、刷新されたFitbitアプリで非常に分かりやすく可視化されます。睡眠時間や睡眠段階はもちろん、その日の活動が睡眠にどう影響したかといった洞察も得られます。ただ、睡眠段階の詳細な内訳など、一部の高度な分析機能を利用するには有料の「Fitbit Premium」への加入が必要です。とはいえ、無料プランでも日々の睡眠スコアや基本的な傾向は十分に把握できるため、まずは6ヶ月間の無料体験でその実力を試してみるのが良いでしょう。

Google Pixel Watch 2のヘルスケア機能 一覧

  • 心拍数測定: マルチパス光学式センサーによる常時測定、高心拍数/低心拍数の通知
  • 血中酸素ウェルネス: 睡眠中の血中酸素レベルの変動をモニタリング
  • 睡眠モニタリング: 睡眠段階、睡眠スコア、睡眠プロフィール
  • 皮膚温センサー: 睡眠中の皮膚温の変動を記録
  • ストレスマネジメント: cEDAセンサーによる身体反応の検知とガイド付き呼吸法
  • 心電図(ECG)アプリ: 心房細動の兆候を記録
  • 安全機能: 転倒検出、緊急SOS、安全確認

まとめ:ヘルスケア機能

  • 心と体を可視化する新センサー: ストレスの兆候を検知するcEDAセンサーと、睡眠中の健康状態を把握する皮膚温センサーを新たに搭載。
  • 飛躍的に向上した心拍数精度: マルチパス光学式センサーにより、特に激しい運動中の測定精度がGoogle Pixel Watch 1から最大40%向上し、信頼性が大幅にアップ。
  • より深くなった睡眠インサイト: 睡眠中の血中酸素レベルと皮膚温の測定に対応し、睡眠の質を多角的に分析可能になった。
  • Fitbitとの強力な連携: 刷新されたアプリで健康データを分かりやすく管理できる一方、全機能の利用には有料プランへの登録が必要。

バッテリー持ちと充電:Google Pixel Watch 2、毎日の使い方を支える確かな進化

Google Pixel Watch 2 充電

ここでは、多くのユーザーが最も関心を寄せるGoogle Pixel Watch 2のバッテリー性能と充電機能について、前モデルであるGoogle Pixel Watch 1との比較を交えながら、実際の使用感に基づいたリアルな実力と進化したポイントを詳しくレビューしていきます。

「常時表示ON」でも一日使える、頼れるバッテリー持続時間

スマートウォッチ選びで常に課題となるバッテリー。Google Pixel Watch 2は、標準バッテリー容量を初代Google Pixel Watch 1の294mAhから306mAhへと微増させるとともに、省電力性能に優れた新しいCPUを搭載しました。これにより、メーカーは「常に表示状態のディスプレイで24時間使用可能」と公表しています。これは、初代モデルでは常時表示をオフにしても一日持つか不安だった状況から考えると、大きな進化です。

実際のテストでは、常時表示をオンにした状態で朝から晩まで通知確認やヘルスケア機能を使用し、就寝時の睡眠トラッキングも含めて約29時間バッテリーが持続しました。これは公称値を上回る結果です。常時表示をオフにすれば、さらに余裕が生まれ、約33時間まで伸びました。もちろん、GPSを45分間使用するランニングなどを行うと、全体の駆動時間は約20時間まで短くなりますが、それでも初代Google Pixel Watch 1よりも明らかにスタミナが向上していることを実感できます。もはや、「バッテリーが持たない」という初代の悩みからは解放されたと言えるでしょう。

朝の支度が充電時間に変わる、圧倒的な充電スピード

バッテリー持続時間の向上以上に、私が感動したのは充電体験の革新です。充電方式は、初代Google Pixel Watch 1のワイヤレス方式から、4つの接点を持つ専用のマグネット式に変更されました。この変更により、充電速度が劇的に向上。バッテリーが空の状態からでも、わずか30分で50%まで、約75分で100%まで充電が完了します。

この高速充電は、日々の使い方を大きく変えました。以前は就寝中に充電するのが必須でしたが、Pixel Watch 2では、朝起きてから身支度をする間のわずかな時間で、一日を乗り切るのに十分なバッテリーを確保できます。夜、お風呂に入っている間に充電を済ませて、睡眠トラッキングに備えるといった使い方も可能になりました。充電器のマグネットも初代より強力になり、ケーブルの途中で外れて充電できていなかった、という悲劇もなくなりました。ただし、充電する向きが固定されてしまった点や、専用ケーブルしか使えない点は、今後の改善に期待したいところです。

Google Pixel Watch 2のバッテリー・充電 仕様

  • バッテリー容量: 標準 306 mAh
  • 公称駆動時間: 常に表示状態のディスプレイで 24 時間
  • 充電方式: USB-C® 急速充電ケーブル(接点式)
  • 充電速度:
  • 30 分で 50% まで充電可能
  • 43 分で 80% まで充電可能
  • 75 分で 100% まで充電可能

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • 確かなバッテリー持続時間の向上:常時表示をオンにしても24時間以上使用可能になり、初代Google Pixel Watch 1の弱点を克服。
  • 革新的な高速充電:朝の支度中などの短時間で一日分の充電が可能になり、充電のストレスから解放される。
  • 毎日の充電は依然として必要:持続時間は向上したものの、複数日にわたる連続使用は難しく、日々の充電ルーティンは変わらない。
  • 充電方式の変更点:マグネットが強力になり安定性が増した一方で、ワイヤレス充電に非対応となり、専用ケーブルが必須。

スマート機能:Google Pixel Watch 2、スマホなしで、もっと身軽に、もっと自由に

ここでは、Google Pixel Watch 2が日常生活をどれだけ便利にしてくれるか、その「スマート機能」に焦点を当ててレビューします。前モデルであるGoogle Pixel Watch 1から何が進化したのか、4G通信、おサイフケータイ、音楽再生、通話、通知機能といった側面から、私のリアルな体験談を交えて詳しく解説していきます。

スマホを置いて出かけよう、身軽さを実現する4G LTE通信

Google Pixel Watch 24G LTEモデルは、まさに「スマートフォンからの解放」を体験させてくれる存在です。ドコモの「ワンナンバーサービス」を契約して使ってみたところ、設定は驚くほど簡単でした。休日のランニングでスマートフォンを家に置いたまま出かけても、ウォッチ単体で電話を受けたり、LINEのメッセージを確認したり、音楽をストリーミング再生したりと、普段スマートフォンで行っていることのほとんどが手首の上で完結します。

初代Google Pixel Watch 1もLTE通信に対応していましたが、Pixel Watch 2は新しい省電力CPUのおかげか、単体通信時のバッテリーの持ちが少し安定したように感じます。スマートフォンを忘れて外出してしまった時も、これさえあれば大事な連絡を見逃す心配がなく、Suicaで電車に乗ったりコンビニで買い物をしたりできるという安心感は、一度体験すると手放せなくなります。

手首をかざすだけ、キャッシュレス決済の快適体験

FeliCaを搭載したPixel Watch 2は、まさにお財布いらずの生活を実現してくれます。Suica、iD、QUICPayといった主要な電子マネーに対応しているため、スマートフォンを取り出す手間さえなく、手首をリーダーにかざすだけで支払いが完了します。特に、FeliCa非対応のスマートフォンを使っている私にとって、ウォッチと連携させるだけでモバイルSuicaが使えるようになったのは大きな喜びでした。

初代Google Pixel Watch 1でもSuicaは利用できましたが、改札で時々反応が鈍いことがありました。Pixel Watch 2ではその点が改善されたように感じ、今のところスムーズに通過できています。ただし、Suicaの定期券機能に非対応である点や、iDで利用できるクレジットカードが限られているといった制約は初代から引き継がれています。このあたりは、Apple Watchに一歩譲る点かもしれません。

音楽も通話も、手首の上でスマートにこなす

ランニング中の最高のパートナーは、やはり音楽です。Pixel Watch 2は『Spotify』や『YouTube Music』といったアプリに対応しており、プレイリストをウォッチ本体にダウンロードしておけば、スマートフォンがなくてもオフラインで音楽を楽しめます。ワイヤレスイヤホンとの連携もスムーズで、手元の操作だけで曲送りや音量調整ができるのは非常に快適です。

また、内蔵されたマイクとスピーカーにより、ウォッチ単体での通話も可能です。実際に友人からの電話を受けてみましたが、相手の声はクリアに聞こえ、こちらの声も問題なく届いていたようです。初代Google Pixel Watch 1ではスピーカーの音質が少し気になりましたが、Pixel Watch 2ではわずかに改善されている印象を受けました。ハンズフリーでサッと電話に出られる手軽さは、荷物で両手がふさがっている時などに重宝します。

大事な情報を見逃さない、進化した通知機能

日々のコミュニケーションを円滑にしてくれる通知機能も、Pixel Watch 2の大きな魅力です。LINEやGmailの通知が届けば、手元で全文を確認できるだけでなく、定型文や音声入力で簡単な返信まですぐに行えます。特に、Wear OS 4に進化したことで、通知に画像やGIFが表示されるようになったのは嬉しいポイント。友人から送られてきた写真も、わざわざスマートフォンを開かずに手首で確認できます。

初代Google Pixel Watch 1でも通知の確認はできましたが、Pixel Watch 2では新しくなったGmailアプリで受信トレイを直接確認したり、予定の出欠を返信したりと、より能動的な操作が可能になりました。スマートフォンを鞄から取り出す回数がぐっと減り、日々の細かな手間が削減されていくのを実感しています。

Google Pixel Watch 2のスマート機能 一覧

  • 通信: Wi-Fi (802.11 b/g/n 2.4GHz), Bluetooth® 5.0, 4G LTE (オプション)
  • おサイフケータイ: FeliCa搭載、Suica, iD, QUICPay, Google ウォレットに対応
  • 音楽再生: YouTube Music, Spotifyなどに対応、スマートフォンなしでのストリーミング・オフライン再生が可能
  • 通話機能: 内蔵マイク・スピーカーによる通話
  • 通知機能: 各種アプリ通知の受信、プレビュー表示、簡易返信(音声入力、定型文など)に対応

まとめ:スマート機能

  • スマホからの解放:4G LTEモデルなら、スマートフォンがなくても通話・通信・音楽再生が完結し、身軽な外出が可能に。
  • 手首で完結するキャッシュレス決済:FeliCa搭載でSuicaやiD、QUICPayに対応し、支払いがよりスピーディーで快適に。
  • いつでもどこでも音楽を:音楽アプリからのストリーミングやオフライン再生に対応し、ワークアウト中も手軽に楽しめる。
  • 見逃さず、すぐ返せる通知機能:画像プレビューにも対応した進化した通知機能で、コミュニケーションがより円滑に。

OSとアプリ:Google Pixel Watch 2、Googleエコシステムとの完全なる融合

ここでは、Google Pixel Watch 2のソフトウェア体験の中核をなすOSとアプリの進化について、前モデルであるGoogle Pixel Watch 1との比較を交えながら、その洗練された使い勝手とGoogleサービスとの深い連携がもたらす魅力を、私の実体験に基づいて詳しくレビューしていきます。

最新OS「Wear OS 4.0」がもたらす、洗練された操作体験

Google Pixel Watch 2には、最新の「Wear OS 4.0」が搭載されており、その操作感は非常にスムーズで直感的です。文字盤を上になぞると通知、下になぞるとクイック設定が表示され、リューズを押せばアプリ一覧が現れるというUIは、Androidスマートフォンに慣れ親しんだユーザーなら誰でも迷うことなく使いこなせるでしょう。初代Google Pixel Watch 1で時折感じられた、わずかなもたつきは完全に解消され、サクサクとした快適な操作を実現しています 。

注目すべきは、スマートフォンを買い替える際に非常に便利になった点です。Wear OS 4.0では新たにバックアップと復元機能が追加されたため、これまでのようにウォッチを初期化して一から設定し直す必要がなくなりました 。実際に新しいスマートフォンに切り替えた際も、以前の設定やデータを簡単に引き継ぐことができ、この手間がなくなっただけでも、長く使い続ける上での満足度が大きく向上したと感じます。

ウォッチ上で完結する、純正Googleアプリの進化

Pixel Watch 2Google Pixel Watch 1から遂げた最も大きな進化の一つが、GmailGoogleカレンダーアプリが標準搭載されたことです。これにより、単に通知を受け取るだけでなく、ウォッチ上でメールの全文を読んだり、音声入力で手軽に返信したり、予定の出欠を返したりといった、より高度な操作が可能になりました。わざわざスマートフォンを取り出すことなく、手首の上でタスクが完結するシーンが格段に増えました。

もちろん、Googleマップナビ機能も健在です。目的地を設定すれば、手首への振動と画面表示で曲がり角を知らせてくれるため、スマートフォンの画面をずっと見続ける必要がありません。初めて訪れる場所でも、周囲の景色を楽しみながら、安心して歩くことができました。Googleアシスタントの反応も素早く、「OK Google」と話しかけるだけで、天気予報の確認からスマートホーム機器の操作まで、ハンズフリーでスムーズに行えます。

アプリを追加して、自分だけのスマートウォッチに

Google Pixel Watch 2は、Google Playストアを通じてサードパーティ製のアプリを追加し、機能を拡張できるのも大きな魅力です。私は普段から利用している『Spotify』をインストールし、ランニング中にスマートフォンなしで音楽を楽しんでいます。

ヘルスケアデータの管理は、従来通り「Fitbit」アプリで行います。初期設定の流れで自然に連携設定へと導かれるため、迷うことはありませんでした。ただ、ウォッチ自体の設定を行う「Google Pixel Watch」アプリと、健康データを管理する「Fitbit」アプリの2つを使い分ける必要があり、この点が将来的に統合されれば、さらにシームレスな体験になるだろうと感じました。とはいえ、Androidとの連携は素晴らしく、通知もアプリとの連携もスムーズです。

Androidユーザーのための、最高のパートナー

最後に、対応機種についてです。Google Pixel Watch 2は、Android 9.0以降を搭載したほとんどのスマートフォンで利用できます。Googleアカウントがあれば、ペアリングもスムーズに行えます。しかし、重要な点として、iPhoneには対応していません。このデバイスは、まさにAndroidユーザーのために作られた、Googleエコシステムを最大限に活用するためのパートナーと言えるでしょう。今後iPhoneに乗り換える可能性がある方は、この点を考慮する必要があります。

Google Pixel Watch 2のOS・アプリ仕様

  • 搭載OS: Wear OS 4.0
  • 対応機種: Android 9.0以降を搭載したスマートフォン(※iPhoneは非対応)
  • UIデザイン: スワイプとリューズによる直感的な操作、カスタマイズ可能なタイル表示
  • 新機能: バックアップと復元、スマートフォン転送機能
  • プリインストールアプリ: Gmail, Googleカレンダー, Googleマップ, Googleアシスタント, Googleウォレット, YouTube Music, Fitbitなど
  • アプリ追加: Google Playストアからサードパーティ製アプリをインストール可能

まとめ:OSとアプリ

  • 最新OSによる快適な操作性:Wear OS 4.0を搭載し、初代Google Pixel Watch 1のもたつきが解消され、サクサクとした直感的な操作感を実現。
  • 純正Googleアプリの完全統合:GmailとGoogleカレンダーが標準搭載され、通知確認から返信、予定管理までウォッチ上で完結できるようになった。
  • 機種変更もストレスフリーに:待望のバックアップ・復元機能が追加され、スマートフォンを買い替える際にウォッチをリセットする必要がなくなった。
  • Androidユーザー限定の体験:Android 9.0以降に対応し、iPhoneでは使用できないが、AndroidユーザーにとってはGoogleエコシステムを最大限に活用できる最高のパートナー。

Google Pixel Watch 2 と Google Pixel Watch 1の違い

Google Pixel Watch 2」は、初代「Google Pixel Watch」のデザインコンセプトを継承しつつ、パフォーマンス、健康管理機能、バッテリー性能など、多くの点で重要なアップグレードが施されています。ここでは、両モデルの主なスペックの違いを項目別に詳しく比較します。

OS

  • Google Pixel Watch 1: Wear OS 3.5
  • Google Pixel Watch 2: Wear OS 4.0
  • 違い: Pixel Watch 2は最新のWear OS 4.0を搭載して登場しました。これにより、GmailやGoogleカレンダーアプリが標準搭載されたほか、スマートフォンを買い替える際にウォッチをリセットする必要がなくなる「バックアップと復元機能」が追加され、利便性が大幅に向上しています。(※現在、初代Pixel WatchもアップデートによりWear OS 4.0を利用可能です)

チップ

  • Google Pixel Watch 1: Exynos 9110 SoC
  • Google Pixel Watch 2: Snapdragon W5 Gen 1
  • 違い: パフォーマンスの要となるチップセットが刷新されました。これにより、Pixel Watch 2はアプリの起動や画面の切り替えといったあらゆる動作がよりスムーズになり、初代モデルで時折見られたもたつきが解消されています。

本体素材と重量

  • Google Pixel Watch 1: 80%リサイクルステンレススチール / 36g(バンド除く)
  • Google Pixel Watch 2: 100%リサイクルアルミニウム / 31g(バンド除く)
  • 違い: 本体ケースの素材がステンレスからアルミニウムに変更されたことで、約14%の軽量化を実現。サイズは同じ直径41mmですが、この軽量化により、睡眠時も含めて一日中着けていても、より快適な装着感が得られます。

センサー

  • Google Pixel Watch 1: 光学式心拍数センサー
  • Google Pixel Watch 2: マルチパス光学式心拍数センサー、皮膚温センサー、継続的皮膚電気活動(cEDA)センサー
  • 違い: Pixel Watch 2の最大の進化点です。心拍数センサーの精度が向上しただけでなく、新たに皮膚温センサーとcEDAセンサーが追加されました。これにより、睡眠中の体の変化やストレスの兆候を検知できるようになり、健康管理機能が大幅に強化されています。

GPS

  • Google Pixel Watch 1: GPS, GLONASS, BeiDou, Galileo
  • Google Pixel Watch 2: 上記に加え、準天頂衛星システム「みちびき(QZSS)」に対応
  • 違い: 日本の準天頂衛星「みちびき」に対応したことで、特にビル街や山間部など、GPSが不安定になりがちな場所での位置情報測位の精度と安定性が向上しています。

耐久性

  • Google Pixel Watch 1: 5 ATM 防水
  • Google Pixel Watch 2: 5 ATM 防水 + IP68 防塵
  • 違い: 従来の5気圧防水性能はそのままに、新たにIP68等級の防塵性能が追加されました。これにより、汗や雨だけでなく、砂や埃が気になるアウトドア環境でも、より安心して使用できます。

バッテリーと充電

  • Google Pixel Watch 1: 294mAh / ワイヤレス充電 / フル充電 約110分
  • Google Pixel Watch 2: 306mAh / 接点式急速充電 / フル充電 約75分
  • 違い: バッテリー容量が微増し、省電力な新CPUの恩恵で「常時表示ON」でも24時間の駆動が可能になりました。また、充電方式が接点式に変更されたことで充電速度が大幅に向上し、朝の支度中などの短時間充電でも実用性が高まっています。ただし、初代の充電器との互換性はありません。

カラーバリエーション

  • Google Pixel Watch 1: ケースの色はMatte Black, Polished Silver, Champagne Goldの3色展開でした。
  • Google Pixel Watch 2: ケースの色はMatte Black, Polished Silver, Champagne Goldの3色で同じですが、組み合わせるバンドの色が一部変更されています。(例:Polished SilverケースにBayやPorcelainのバンドが組み合わされるなど)
  • 違い: 基本的なカラーラインナップは継承しつつ、付属バンドの色の組み合わせによって新しい印象を与えています。

まとめ

Google Pixel Watch 2は、初代モデルの洗練されたデザインを維持しながら、パフォーマンス、ヘルスケア機能、バッテリーの利便性といったユーザーが最も改善を望んでいた点を中心に、中身を全面的に刷新した正当進化モデルです。特にセンサー類の強化とチップセットの変更は、日常の使い勝手を大きく向上させており、単なるマイナーチェンジに留まらない、確かな進化を遂げています。

Google Pixel Watch 2のメリット・デメリット

Google Pixel Watch 2」は、初代モデルから多くの点で着実な進化を遂げていますが、一方でいくつかの課題も残っています。ここでは、前モデルであるGoogle Pixel Watch 1との比較を交えながら、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。

【メリット】

メリット1:ストレスフリーになった軽快なパフォーマンス

注目すべきは、チップセットが初代のExynos 9110から最新のSnapdragon W5 Gen 1へと刷新されたことです。これにより、初代モデルで時折感じられたアプリ起動や画面遷移のもたつきが解消され、まるでスマートフォンのようにサクサクと快適に動作します。日々のあらゆる操作がストレスフリーになり、最も大きな進化を実感できるポイントです。

メリット2:実用性が増したバッテリーと高速充電

バッテリー容量の微増と省電力な新CPUの搭載により、画面を常時表示した状態でも24時間以上の駆動が可能になりました。さらに、充電方式が接点式に変更されたことで充電速度が劇的に向上。朝の支度中などのわずかな時間で1日分の充電ができるため、バッテリーに関するストレスが大幅に軽減されました。

メリット3:より深くなった健康管理機能

新たにcEDA(継続的皮膚電気活動)センサーと皮膚温センサーが搭載され、ストレスの兆候や睡眠中の体の変化をより深く把握できるようになりました。また、心拍数センサーもマルチパス光学式に進化し、特に激しい運動中の測定精度が初代と比較して最大40%も向上。日々の健康管理の質を大きく高めてくれます。

メリット4:Wear OS 4.0による利便性の向上

最新のWear OS 4.0を搭載し、GmailとGoogleカレンダーアプリがウォッチに標準搭載されました。これにより、手元でメールの確認・返信や予定の管理が完結し、利便性が大幅に向上しました。また、スマートフォンを買い替える際にウォッチをリセットする必要がなくなるバックアップ・復元機能も、長く使う上で非常に嬉しい改善点です。

メリット5:安心感を高める新しい安全機能

従来の転倒検出や緊急SOSに加え、新たに「安全確認」機能が追加されました。夜間のランニングや一人での外出時にタイマーを設定しておけば、万が一の際に現在地を緊急連絡先に自動で共有してくれます。スマートフォンを持たない状況でも安心感が高まり、アクティブなライフスタイルを力強くサポートします。

【デメリット】

デメリット1:依然として毎日の充電は必要

バッテリー性能は大きく向上しましたが、他社の一部製品のように数日間にわたって充電なしで使い続けることはできません。睡眠トラッキングも含めて全ての機能を活用するには、基本的に毎日の充電が前提となります。この点は、購入前に自身のライフスタイルと照らし合わせておく必要があります。

デメリット2:専用充電器の採用と互換性の問題

充電速度向上の代償として、充電方式が独自の接点式に変更されました。これにより、一般的なQiワイヤレス充電器との互換性がなくなり、充電ケーブルを持ち運ぶ手間が増えました。また、初代Pixel Watchの充電器も使用できないため、旧モデルからの乗り換えユーザーは注意が必要です。

デメリット3:変わらないデザインとサイズ展開

デザインは初代モデルをほぼ踏襲しており、新鮮味には欠けます。また、サイズ展開も41mmのワンサイズのみです。このミニマルなデザインを好むユーザーも多い一方で、より大きな画面サイズを求めるユーザーにとっては、選択肢がないことがデメリットに感じるでしょう。

デメリット4:初代モデルからの価格上昇

性能が向上したことに伴い、販売価格も初代モデルの発売時より上昇しています。さまざまな機能が追加されたことを考慮すれば妥当とも言えますが、競合製品と比較した場合、価格が選択のハードルになる可能性は否めません。

デメリット5:全機能の利用には有料プランが必要

Fitbitの高度な健康分析機能(今日のエナジースコアや睡眠プロフィールの詳細など)を最大限に活用するには、月額制の「Fitbit Premium」への加入が必要です。6ヶ月の無料トライアルは付属しますが、継続的に利用する場合は追加のコストが発生します。

Google Pixel Watch 2のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ: 1.2インチ、AMOLED ※320 ppi/DCI-P3/最大輝度1000 ニト/常時表示/カスタム 3D Corning Gorilla Glass 5
  • クラウン: 触覚式リューズ (高性能な触覚技術)
  • プロセッサ(チップ): Qualcomm 5100 , Cortex M33 コプロセッサ
  • RAM(メモリ) :2GB SDRAM
  • ストレージ: 32GB eMMC フラッシュ
  • バッテリー: 標準 306 mAh / 充電式リチウムイオン電池内蔵
  • 駆動時間: 常時表示で24時間使用可能
  • 充電 急速充電:(約30分で50%、約43分で80%、約75分で100%)、USB-C 高速充電ケーブル
  • ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11 b/g/n (2.4GHz)、Bluetooth 5.0
  • GPS: 内蔵(GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、Quasi-Zenith Satellite)
  • 4G通信: 4G LTE および UMTS
  • NFC: 対応(FeliCa)
  • インターフェース: サイドボタン、触覚式リューズ
  • センサー: コンパス、高度計、酸素飽和度(血中酸素ウェルネス)モニタリング用の赤色および赤外線センサー、心電図アプリに対応する多目的電気センサー、マルチパス光学式心拍数センサー、3軸 加速度計、ジャイロスコープ、周囲光センサー、皮膚コンダクタンスを測定する電気センサー(cEDA)が身体反応を計測、皮膚温センサー、気圧計、磁力計
  • 操作: サイドボタン、触覚式リューズ、高性能な触覚技術
  • スピーカー/マイク: 内蔵
  • 防水: 5 ATM (5気圧防水)
  • 耐久性: カスタム 3D Corning Gorilla Glass 5
  • バンド: アクティブバンド:2種類 同梱(S:手首周り130~175mm/L:手首周り165~210mm)
  • 筐体: 本体: 100% リサイクル アルミニウム(ケース)、アクティブ バンド: ソフトタッチ コーティング加工フルオロエラストマー
  • アプリ: Fitbitアプリ
  • 対応OS: Android 9.0 以降を搭載したスマートフォンのほとんどに対応
  • OS: Wear OS 4.0
  • サイズ: 直径: 41 mm 高さ: 12.3 mm
  • 重量: 31 g(バンドを除く)
  • カラー: Polished Silver アルミケース / Bay アクティブ バンド、Matte Black アルミケース / Obsidian アクティブ バンド、Champagne Gold アルミケース / Hazel アクティブ バンド、Polished Silver アルミケース / Porcelain アクティブ バンド
  • 付属品: アクティブ バンド(S / L サイズ)、USB-C 高速充電ケーブル、クイック スタートガイド

Google Pixel Watch 2の評価

Google Pixel Watch 2 通知

8つの評価基準で「Google Pixel Watch 2」を5段階で評価してみました。

項目別評価

画面の見やすさ ★★★★☆

最大輝度1,000ニトのAMOLEDディスプレイは、屋外の明るい場所でも非常にクリアです。文字やアイコンが鮮明に表示されるため、視認性は良好です。

健康管理・スポーツ ★★★★☆

新しいセンサーの搭載により、心拍数測定の精度が大幅に向上しました。ストレスレベルの可視化や皮膚温測定といった新機能も加わり、日々の健康管理がより深く行えるようになりました。

機能性 ★★★★★

Wear OS 4.0を搭載し、GmailやGoogleカレンダーアプリが標準で使用可能になりました。おサイフケータイ機能や4G LTEモデルによる単体通信など、日常生活を便利にする機能が満載です。

バッテリーの持ち ★★★☆☆

常時表示ONでも24時間持続するよう改善され、充電速度も向上しましたが、他社製品と比較するとまだ物足りなさを感じます。毎日の充電は依然として必要です。

耐久性 ★★★★☆

軽量な100%リサイクルアルミニウムを採用しつつ、IP68の防塵性能が追加されました。5ATM防水と合わせて、日常からアクティビティまで安心して使えます。

ファッション性 ★★★★★

初代から受け継がれた洗練されたドーム型デザインは健在です。バンドの互換性もあり、豊富なウォッチフェイスと合わせて、あらゆるスタイルに合わせられます。

価格 ★★★☆☆

初代モデルから価格が上昇しており、競合製品と比較するとやや高価な印象は否めません。しかし、性能向上を考えれば妥当な範囲とも言えます。

使いやすさ ★★★★★

新しいCPUと最新OSにより、動作は非常にスムーズです。バックアップ・復元機能の追加で、スマートフォンの買い替え時もストレスフリーになりました。

総評】★★★★☆

初代の魅力を磨き上げ、弱点を克服した正当進化モデル

Google Pixel Watch 2は、初代Google Pixel Watchが持つデザイン性の高さを継承しつつ、ユーザーが不満に感じていたパフォーマンスやバッテリーといった核心的な部分に、的確な改良が施された「完成形」に近いスマートウォッチです。特に、新しいチップセットによるサクサクとした快適な動作は、初代ユーザーであれば誰もが感動するほどの進化を遂げています。

日々の健康管理を新たな次元へ

健康管理機能の充実は、このウォッチの最大の魅力と言えるでしょう。ストレスレベルを可視化するcEDAセンサー皮膚温センサーといった新機能は、私たちの心身の状態をより深く理解する手助けをしてくれます。さらに、マルチパス光学式心拍数センサーによって、ランニングなどの激しい運動中でも驚くほど正確なデータを取得できるようになりました。これは、日々の健康を意識するすべての人にとって、非常に価値のある進化です。

利便性とバッテリーの現実的なバランス

一方で、バッテリー性能は向上したものの、依然として毎日の充電が必要という現実は変わりません。しかし、その弱点を補って余りあるのが、圧倒的な充電スピードです。朝の短い支度の時間で一日分のバッテリーを確保できるため、生活スタイルに充電を組み込むことで、バッテリーに関するストレスは大幅に軽減されます。

購入前の注意点

バッテリー性能は大きく向上したものの、依然として毎日の充電は必要不可欠です。また、充電は専用の接点式ケーブルとなり、一般的なQiワイヤレス充電には対応していない点も理解しておく必要があります。旅行先でケーブルを忘れると充電手段がなくなる可能性があるのは注意点です。

そして最も重要なのは、このウォッチはAndroid 9.0以降のスマートフォン専用であり、iPhoneでは使用できないことです。加えて、Suicaは定期券機能に非対応であったり、一部の健康指標を深く分析するには有料のFitbit Premiumへの加入が必要になる点も、購入前に知っておくべきでしょう。

どんな人に最適か

このスマートウォッチは、GmailやGoogleマップといったGoogleのサービスを日常的に使いこなし、その連携を最大限に活用したいAndroidスマートフォンユーザーにとって、まさに最高のパートナーとなるでしょう。また、数あるスマートウォッチの中でも、この洗練されたミニマルな丸型デザインに強く惹かれる人には、他に代えがたい選択肢です。

すでにFitbitの健康管理機能に親しんでおり、より高機能なスマートウォッチ体験を求めている既存のFitbitユーザーにも最適です。そして何より、初代Pixel Watchの性能に物足りなさを感じていたユーザーであれば、その飛躍的な進化に大きな満足感を得られるはずです。

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Google Pixel Watch 2の価格・販売先

※価格は2025/10/16に調査したものです。価格は変動します。

ECサイト

  • Amazonで22,400円(整備済み品)、
  • 楽天市場で21,629円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで24,539円、
  • 米国 Amazon.comで$197.00、

で販売されています。

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おすすめのライバル機種と価格を比較

Google Pixel Watch 2」に似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

Google Pixel Watch 4

Googleから発売されたWear OS 6.0搭載のスマートウォッチです(2025年10月9日に発売)。

Actua 360 ディスプレイ、最長40時間駆動できるバッテリー、Qualcomm Snapdragon W5 Gen 2 チップ、2GBメモリ、32GBストレージ、触覚式リューズ(Haptic Crown)、マルチパス心拍数センサーを搭載しています。

また、AIアシスタント「Gemini」、「手をあげて話す」機能、AIによるワークアウト自動検出、心電図測定、「水抜き機能」、デュアル周波数 GPS、超広帯域無線、ボイスレコーダーに対応。

50以上のエクササイズモード、ランニング機能、健康管理(心拍数、睡眠、ストレス等)、急速充電、決済(Googleウォレット)、通知、転倒検出、自動車事故検出、Gmail、Googleカレンダー、Googleマップ、Fitbit関連アプリ、アプリの追加(Google Playストア)、単体での音楽再生、4G LTE、Bluetooth 6.0、Wi-Fi 6、NFC、FeliCa、5気圧防水にも対応しています。

価格は、Amazonで59,800円(税込)、ヤフーショッピングで55,319円、AliExpressで65,069円、Google ストアで52,800 円~、です。

関連記事:Pixel Watch 4 徹底レビュー!先代比較とメリット・デメリットを評価

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Google Pixel Watch 3

Googleから発売されたWear OS 5.0搭載のスマートウォッチです。Qualcomm SW5100、2GB メモリ、1.6/1.7インチのActua液晶、32 GB eMMCストレージ、 307 mAh / 420 mAh バッテリー、スピーカー、マイク搭載で、

高度なランニング機能、Suica決済、音楽再生、Bluetooth通話、4G通信(LETモデルのみ)、「朝の​ブリーフィング」​​機能、Googleサービスの連携、最大輝度 2000 ニト、カスタム 3D Corning Gorilla Glass 5、安全確認機能、40種類以上のスポーツモード、自動検出、エナジースコア、有酸素運動負荷、バッテリー セーバーモード(最長36時間)、5気圧防水、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで43,500円(税込)、楽天市場で46,220円(未開封品)、ヤフーショッピングで52,800円、AliExpressで45,821円、米国 Amazon.comで$231.00、です。

関連記事:Pixel Watch 3徹底レビュー!できること・評価・進化点を比較解説

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