Helio G99で格安「UMIDIGI G3 Tab Ultra」の性能を比較

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」と人気タブレットの性能を比較して紹介！Antutuベンチマーク、原神のFPS、ゲーム性能、Helio G99の性能、メリット・デメリット、スペック、評価、詳細な価格情報も掲載しています。

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このページ内の目次

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」が発売開始！

2024年2月、中国の通信機器メーカー UMIDIGI (ユミディジ)の新製品「G3 Tab Ultra」（ジー3 タブウルトラ）が発売されました。

MediaTek Helio G99とAndroid 13を搭載した10.1インチのタブレットです。

UMIDIGIからは2023年4月にMediaTek MT8766とAndroid 13を搭載した10.1型「G3 Tab」（ジー3 タブ）が発売されています。

このタブレットは「激安価格でも意外と使える」、「バッテリーの持ちがいい」と評判でした。

新モデルはMediaTek Helio G99を搭載しつつ、コストパフォーマンスに優れていることで話題になっています。

もちろん、ウマ娘や原神などの人気ゲームも快適にプレイできますよ。

それでは早速どんなタブレットなのか、その特徴（メリット）を詳しく見ていきましょう。

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公式ページ:UMIDIGI G3 Tab Ultra Price/Specs/Review-UMIDIGI

Helio G99のAntutuベンチマーク

新モデル「UMIDIGI G3 Tab Ultra」はMediaTek Helio G99 プロセッサを搭載し、

Antutu V10 ベンチマーク総合で約 40万前後を記録しています。

同じプロセッサは「HEADWOLF HPad 5」、「Teclast T50 Max」、「BMAX I11 Power」、「Lenovo Tab Plus」、「AGM PAD P2 ACTIVE」、「DOOGEE T30 Pro」などにも搭載されています。

例: Antutu V10 総合で「396794」、CPUで「132657」、GPUで「63374」、MEMで「99371」、UXで「101392」

一方、前モデル「UMIDIGI G3 Tab」はMediaTek MT8766 プロセッサ搭載で、

Antutu V10 ベンチマーク総合で約10万 (112838) 前後を記録していました。

例: Antutu V10 総合で「112838」、CPUで「30225」、GPUで「12979」、MEMで「38863」、UXで「30771」

新モデル「UMIDIGI G3 Tab Ultra」は前モデルよりもスコアが約30万上がっていることから、

大幅に性能が向上したといえます。

Helio G99 性能比較

Helio G99と他のCPUの性能をAntutu ベンチマーク総合で比較してみました。

結果は15機種中、5番目に高いスコアを記録していました。

Snapdragon 695 5G (Galaxy Tab A9+)はAntutu V10 総合で約40 万前後で、Helio G99とほぼ同じ性能です。

Snapdragon 685 プロセッサとは約5万ほどの差で、性能的に大きな違いはありません。

5万円台のタブレットに搭載されることが多い Snapdragon 7s Gen 2 プロセッサとは約22万の差がありますが、

Helio G99 搭載タブレットは約3万円前後とコスパが非常に高いです。

1.Snapdragon 870 (Xiaomi Pad 6)・・・Antutu:約 80万

2.Snapdragon 888 (nubia Pad 3D)・・・Antutu:約 70万

3.Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・Antutu:約 62万

4.MediaTek Dimensity 7050 (Lenovo Tab P12)・・・Antutu:約 52万

5.★ MediaTek Helio G99 (UMIDIGI G3 Tab Ultra/HEADWOLF HPad 5/UMIDIGI G7 Tab Pro /DOOGEE T40 Pro/N-one Npad Ultra/Headwolf HPad5)・・・Antutu:約 40万

6.Snapdragon 685 (N-one Npad Ultra)・・・Antutu:約 35万

7.Mediatek MT8188J (Fire Max 11)・・・Antutu:30万前後

8.Unisoc T620 (Teclast T50 Plus)・・・Antutu:30万前後

9.Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:約 27万

10.UNISOC T606 (Teclast T50HD/HEADWOLF Wpad 5/Alldocube iPlay 60)・・・Antutu:約 25万

11.MediaTek MT8788 (aiwa tab AS10 6)・・・Antutu:約 20万前後

12.MediaTek MT8183 (Fire HD 10 2022 11 Gen)・・・Antutu:20万前後

13.Allwinner A523 (TECLAST P30T)・・・Antutu:16万以上

14.Rockchip RK3562 (UMIDIGI G1 Tab)・・・Antutu:15万前後

15.MediaTek MT8766 (Teclast P26T)・・・Antutu:10万前後

MediaTek Helio G99 プロセッサの性能

新モデル「UMIDIGI G7 Tab Pro」はMediaTek Helio G99 プロセッサを搭載しています。

このプロセッサは6nmプロセスで製造された8コア、最大2.2GHz駆動のCPUを搭載し、省電力でパワフルに動作するという特徴があります。

内蔵のGPUはARM Mali-G57 MC2で、2K 30fpsの映像出力やビデオエンコード規格のH.264, H.265 / HEVCをサポートしています。

そのほか、MediaTek HyperEngine 2.0 Lite ゲーミングテクノロジーに対応し、負荷の高いゲームでもスムーズに動作できるようになっています

原神のFPS

人気ゲームの「原神」はグラフィック設定「低」、30 FPS 前後で快適にプレイできます。

グラフィック設定は最初のプレイで固定されており、しばらくプレイした後で設定アイコンが表示され、「中」に変更できるようです。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは20 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。

ゲーム性能

MediaTek Helio G99 プロセッサはゲームに最適化されているため、多くのゲームをプレイできます。

各ゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。

原神 Genshin Impact・・・27 FPS

PUBG Mobile・・・32 FPS

Call of Duty: Mobile・・・35 FPS

フォートナイト Fortnite・・・26 FPS

Shadowgun Legends・・・60 FPS

World of Tanks Blitz・・・60 FPS

Mobile Legends: Bang Bang・・・32 FPS

そのほか、比較的軽い「Honor of Kings」、「ビックリマン・ワンダーコレクション」、「HIT : The World」、「マインクラフト」、「ウマ娘」なども快適に動作します。

メリット1:10.1インチのHD液晶・アイケアモードを利用できる

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」は10.1インチで解像度 1280 x 800 ドットのディスプレイを搭載しています。

このディスプレイは、アスペクト比16:10の色鮮やかなHD液晶で、

目の負担を軽減するアイケアモードや2つのアプリを同時に使える画面分割に対応しています。

他のタブレットと比較

一方、「Galaxy Tab A9+」は11インチで解像度1920 x 1200ドットのTFTディスプレイを搭載し、リフレッシュレート最大90Hzや約1600万色の色表示、Wi-Fi ダイレクトにも対応しています。

「HEADWOLF HPad 5」は10.51インチ、解像度 1200 x 1920 ドットのIPS ディスプレイを搭載し、Widevine L1や画面分割、ワイヤレス投影に対応しています。

「Redmi Pad SE」は11インチで解像度1920 x 1200 ドットのディスプレイを搭載し、リフレッシュレート90Hzやタッチサンプリングレート最大180 Hz、1670万色の色表示、TÜV Rheinland 認証の低ブルーライト認証、TUV Rheinland フリッカーフリー認証に対応しています。

メリット2:長持ち6000 mAhバッテリーで長時間使用できる・18W急速充電に対応

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」は容量 6000 mAh のバッテリーを搭載しています。

駆動時間は、スタンバイで510時間、ビデオ再生で13時間です。

また、Type-C ポートを介して18W急速充電（USB PD対応）も利用できます。

他のタブレットと比較

一方、「Galaxy Tab A9+」は7040 mAh バッテリーを搭載し、長時間の駆動が可能です。また、USB 2.0 Type-C ポートを介して15W急速充電も利用できます。

「HEADWOLF HPad 5」は8500mAh バッテリー搭載で、1080Pビデオ再生で最大10時間駆動できます。また、Type-Cポートを介して30W急速充電も利用できます。

「Redmi Pad SE」は8000mAh バッテリーを搭載し、スタンバイで43日間、音楽で219時間、動画再生で14時間駆動できます。また、Type-Cポートを介して10W急速充電も利用できます。

メリット3:最大16GBメモリと128GBストレージで快適に使用できる

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」は8GB LPDDR4X メモリを搭載し、+8GBの仮想メモリ機能で最大16GBまで拡張・増設できます。

ストレージは128GBで、別売のmicroSDカードで最大1TBまで拡張・増設できます。

他のタブレットと比較

一方、「Galaxy Tab A9+」は4GBメモリ搭載でスムーズに動作します。ストレージは64GBで、別売のmicroSDXCカードで最大1TBまで拡張できます。

「HEADWOLF HPad 5」は8GB メモリを搭載し、最大16GBまで拡張できます。また、128GB ストレージ搭載で、microSDカードで最大2TBまで拡張できます。

「Redmi Pad SE」は4GB/6GB/8GB LPDDR4X メモリ搭載で最大7GB/9GB/11GBまで拡張できます。また、ストレージは128GB/256GB eMMC 5.1で、別売のmicroSDカードで最大1TBまで拡張できます。

メリット4:背面8MPカメラと前面8MPカメラで快適に使用できる

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」は背面に8MPカメラを搭載しています。

このカメラはf2.2の明るいレンズで、オートフォーカスやフフラッシュ撮影、720PのHD動画も撮影できます。

また、前面に8MPカメラを搭載し、ビデオ通話やチャットなどに活用できます。

他のタブレットと比較

一方、「Galaxy Tab A9+」は背面に8MPのメインカメラを搭載し、オートフォーカスやフルHDの動画撮影を利用できます。また、前面に5MPのフロントカメラを搭載しています。

「HEADWOLF HPad 5」は背面に20MPのメインカメラを搭載し、オートフォーカスを利用できます。また、前面に8MPカメラを搭載しています。

「Redmi Pad SE」は背面に8MPのメインカメラを搭載し、1080Pの動画撮影が可能です。また、前面に5MPのフロントカメラを搭載しています。

メリット5:デュアルステレオスピーカー搭載で音がいい・FMラジオも利用できる

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」は本体にデュアルステレオスピーカーを搭載。大音量で高音質なステレオサウンドを再生できます。

また、3.5mmオーディオジャックを搭載し、有線でヘッドホン、イヤホンと接続することが可能。

ヘッドホンでFMラジオを聴くこともできます。

メリット6:厚さ9.25 mm、重さ482 gの薄型軽量デザイン・スペースグレーカラーを用意

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」は厚さ9.25 mm（サイズ 244.8 x 162.2 x 9.25 mm）、重さ482gの薄型軽量デザインを採用しています。

カラーはスペースグレーを用意しています。

他のタブレットと比較

一方、「Galaxy Tab A9+」はサイズ 168.7 x 257.1 x 6.9 mm、重さ480gで、グラファイトカラーを用意しています。

「HEADWOLF HPad 5」はサイズ 260.1 x 164.7 x 7.5 mm、重さ505 gで、グレーカラーを用意しています。

「Redmi Pad SE」はサイズ 255.53 x 167.08 x 7.36 mm、重さ445gで、ミントグリーン、グラファイトグレー、ラベンダーパープルの3色を用意しています。

メリット7:4G LET通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、GPS対応で快適に通信できる

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」は4G通信、Wi-Fi 5とBluetooth 5.2、GPSをサポートしています。

4G通信はSIMフリーで、Wi-Fi環境のない場所でも単体で通信できます。

Wi-Fi 5はacデュアルバンドに対応し、高速で途切れづらい通信を利用できます。

Bluetooth 5.2は高音質で低遅延なサウンドを再生できる LE Audioや、複数デバイスへの同時接続をサポートしています。

GPSは4つの衛星測位（GPS,AGPS,Glonass,Galileo）に対応し、より正確な位置情報を取得できるようになっています。

メリット8:AI顔認証ですばやくロック解除できる

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」はAI顔認証に対応しています。

そのため、カメラに顔をかずすだけで安全かつスピーディにログインできます。

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」のデメリット

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」のデメリットを紹介します。

デメリット1:ディスプレイがフルHD画質でない

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」のディスプレイはHD画質で、フルHD画質ではありません。

そのため、細かいテキスト文字を高精細に表示することができません。

デメリット2:クアッドスピーカーでない

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」はデュアルスピーカー搭載で、クアッドスピーカーは搭載していません。

スピーカーの数が4つでないので、音量がやや小さく、迫力にかけたサウンドになってしまいます。

デメリット3:指紋認証に対応していない

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」はAI顔認証に対応していますが、指紋認証には対応していません。

タッチするだけですばやくログインできないので、少々不便です。

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」のスペック

ディスプレイ 10.1インチ、解像度1280 x 800 ドット
※HD/16:10/アイケアモード/画面分割
プロセッサ MediaTek Helio G99 (MT6789)
※6nm/64bit/8コア/最大2.2GHz
CPU 2x 2.2 GHz ARM Cortex-A76, 6x 2.0 GHZ ARM Cortex-A55
GPU Arm Mali-G57 MC2
RAM（メモリ）8GB LPDDR4X
拡張メモリ +8GBで最大16GBまで
ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDカードで最大1TBまで
バッテリー 6000 mAh
駆動時間 スタンバイで510時間、ビデオ再生で13時間、ビデオ通話で12時間、音楽再生で26時間、文書処理で15時間
充電 18W急速充電、Type-C
背面カメラ 8MP
前面カメラ 8MP
ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.2、GPS (GPS,AGPS,Glonass,Galileo)
インターフェース USB Type-C (OTG)、3.5mmヘッドホンジャック
センサー Gセンサー、仮想ジャイロスコープ、Eコンパス、環境光センサー、ホールセンサー
スピーカー デュアルステレオスピーカー
FMラジオ 対応（ヘッドホン必須）
生体認証 顔認証
筐体指紋防止、汚れ防止
OS Android 13
サイズ 244.8 x 162.2 x 9.25 mm
重量 482g
カラー スペースグレー
付属品 1x 保護フィルム (適用済み) 1x タブレットケース 1x 電源アダプター 1x SIMトレイイジェクター 1x USB Type-C ケーブル 1x クイックスタートガイド
4G通信 対応
SIMカード NanoSIM

対応バンド

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」は4G通信に対応しています。

SIMはNanoSIMに対応しています。

対応バンドは以下の通りです。

4G: LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/B66
3G: WCDMA: B1/2/4/5/8
2G: GSM: B2/3/5/8

4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。

ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。

こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。

ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック！

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」の評価

6つの基準で「UMIDIGI G3 Tab Ultra」を5段階で評価してみました。

スペック：★★★

デザイン：★★★

通信：★★★★

機能：★★★

使いやすさ：★★★★

価格：★★★★

＜総合評価＞

2023年4月に発売された「UMIDIGI G3 Tab」の上位モデルになります。パワフルなプロセッサを搭載し、他のスペックも大幅に強化されています。

プロセッサはMediaTek Helio G99で、MediaTek MT8766搭載だった「UMIDIGI G3 Tab」よりも非常に高速に動作します。

同じプロセッサは「HEADWOLF HPad 5」などにも搭載されており、「原神」や「ウマ娘」などのゲームも軽快にプレイできることが確認されています。

また、メモリは3GBから8GBに、ストレージは32GBから128GBに増強しています。メモリは最大16GBまで、ストレージは最大1TBまで拡張も可能で、「Galaxy Tab A9+」(4GB+64GB)よりも容量が多くなります。

ディスプレイ（HD画質）、バッテリー容量（6000 mAh）、カメラ性能（背面8MP+前面8MP）は変更されていません。

全体的なスペックは前モデルからかなり高くなり、Helio G99搭載の「HEADWOLF HPad 5」に近い性能を持っています。ディスプレイ解像度がHD画質であるというデメリットがありますが、それ以外は十分な性能で、かなり快適に使えるタブレットであるといえます。

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」の発売時の価格は24,900円（4000円 OFFクーポン付き）。

クーポンを適用すると20,900円となり、Helio G99プロセッサを搭載したモデルの中で最安になります。また、4GB+128GBの「Redmi Pad SE」よりも安くなることから、コスパは非常に高いといえます。

Helio G99を搭載した、コスパの高いSIMフリータブレットを探している人におすすめです。

「UMIDIGI G3 Tab Ultra」の価格・販売先

ECサイト

Amazonで18,320円（税込）、

楽天市場で24,900円（送料無料）、

AliExpressで22,016円、

米国 Amazon.comで$149.99 ($15 OFFクーポン付き)、

で販売されています。

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