「XREAL Air 2」が最良の選択か? 最新のAR / VRグラスと徹底 比較!


2023年10月16日に発売された「XREAL Air 2」と最新のAR / VRグラスと徹底 比較!価格やできること・機能、スペックの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2023年11月17日、上位モデルの「XREAL Air 2 Pro」が発売されました。スペック情報を追記しています。

「XREAL Air 2」の特徴

XREAL Air 2」の特徴をまとめてみました。

0.55型マイクロOLED・最大330インチ・薄型軽量ボディ

XREAL Air 2」はソニー製 0.55インチで解像度3840 × 1080 ピクセルのMicro-OLED ディスプレイを搭載。最大輝度 500 nits、コントラスト比 100,000:1の明るく高コントラストな液晶で、Gamma 2.2で平均色精度△E2000<3の高性能なカラーキャリブレーションにも対応しています。

また、XREAL Beam接続時で最大330インチの大画面 表示が可能。スマートフォンやPC、ゲーム機などをミラーリングして迫力あるAR拡張現実を楽しめます。そのほか、厚さ19mm(約10%薄型化)、重さ72g(10%軽量化)の薄型軽量デザインを採用。柔軟性に富む先セル(耳の後ろに直接触れる部分)と斬新なエアクッション ノーズパッドを採用し、重量配分1:1の最適なバランスを実現しています。

リフ120Hz・第2世代音響システム・指向性サウンド

XREAL Air 2」はリフレッシュレート 最大120 Hzに対応。Steam DeckやROG Allyに接続した際でも、超滑らかな映像でゲームを楽しめます。また、第2世代音響システムでより豊かで没入感のある音響体験が可能。2つの開放型スピーカーと無指向性のデュアルマイクも搭載しています。そのほか、指向性サウンド デザインを採用。音漏れが減少したことで、よりクリアなサウンドを再生できるほか、公共の場で他人への迷惑を最小限に抑えられます。

USB-Cポート・XREAL Beam・度入りレンズ

XREAL Air 2」はUSB-C ポートを搭載し、DisplayPort Alternate Mode 対応のAndroid スマートフォンやUSB 3.1 Gen 2搭載デバイスと接続することが可能。WindowsやMacなどのパソコン、Nintendo Switchなどのゲーム機、Steam Deck、ROG Ally などのポータブルゲーミングPCとも接続できます。

また、オプションで「XREAL Beam」を用意。 DP Altモードに対応しないスマホをワイヤレスで接続できるほか、より安定した通信が可能な有線接続も利用できます。そのほか、「XREAL Air 2」用の度付きレンズを販売。公式パートナー企業「JUN GINZA」(https://junginza.com/nreal)からオンラインで注文できます。

公式ページ: XREAL – 複合現実の構築

XREAL Air 2

価格を比較

XREAL Air 2」と「TCL NXTWEAR S」、「Rokid Air」、「VIVE Flow」の価格を比較してみました。

「XREAL Air 2」

XREAL Air 2」は、Amazonで54,980円(税込・国内版/前モデルXREAL Air 2 Proは61,980円)、楽天市場で54,980円 (税込・国内版・X1004G)、ヤフーショッピングで63,880円(送料無料)、AliExpressでUS $368.04 (日本円で約54959円)、米国 Amazon.comで$399.00 (日本円で約59,582円)で販売されています。

「TCL NXTWEAR S」

TCL NXTWEAR S」は、Amazonで54,909円(税込)、楽天市場で54,918円円 (税込・送料無料・2,495ポイント付き)、ヤフーショッピングで55,176円 (税込・送料無料)で販売されています。

「Rokid Air」

Rokid Air」は、楽天市場で65,978円 (中古品・税込・送料無料)、ヤフーショッピングで22,800円(中古Aランク品・税込・送料無料)、AliExpressでUS $288.33 (日本円で約43,201円)、米国 Amazon.comで$499.00 (Joy Pack)で販売されています。

「VIVE Flow」

VIVE Flow」は、Amazonで59,439円、楽天市場で27,275円 (税込・送料無料・国内版・99HASV006-00)、ヤフーショッピングで27,000円、AliExpressでUS $92.97 (日本円で約13930円) で販売されています。

できること・機能を比較

XREAL Air 2」と「TCL NXTWEAR S」、「Rokid Air」、「VIVE Flow」のできること・機能を比較してみました。

「XREAL Air 2」

できること

ミラーリング(※スマホ・PC、ゲーム機などの接続必須)、動画視聴(XREAL Beamと併用で330インチ・ソニー製0.55型マイクロOLED)、Webサイトの閲覧、ゲームなど

※基本的にミラーリング接続したスマホ・PC、ゲーム機などのコンテンツはすべて閲覧できます。DP Altモード対応スマホ、もしくはUSB 3.1 Gen 2 相当のUSB-Cポート搭載デバイスと接続可能です。

機能

「Air Casting」(ミラーリング機能・USB-Cディスプレイポート搭載デバイスと接続可)、「Smooth Follow」(衝突時のディスプレイの動きを抑えて表示する・XREAL Beamが必要)、「Body Anchor」(スクリーンを空中に固定する)、「Sideview」(ディスプレイを縮小して横に移動させる・継続して動画視聴できる・XREAL Beamが必要)、リフレッシュレート 最大120 Hz、第2世代音響システム、指向性サウンド(音漏れ防止)、

MR Space機能(複数コンテンツ表示)、低ブルーライト・フリッカーフリー、3DoF ヘッドトラッキング、デュアルスピーカー、ノイズキャンセリング(マイク)、度入りレンズ、「XREAL Beam」(別売・DP Altモードに対応しないデバイスでも接続可能・有線接続に対応)

「TCL NXTWEAR S」

できること

独自UI「XRモード」で操作、ミラーリング(※スマホ・PC接続必須)、動画視聴(数メートル離れた場所から120インチの画面)、Webサイトの閲覧、ゲームなど

※基本的にミラーリング接続したスマホのコンテンツはすべて閲覧できます。

機能

高解像度な映像出力(3Dで1920 x 1080、2Dで3840 x 1080 )、視度調整(マグネット式のメガネフレームを装着)、音量調整(ボリュームホイール搭載)、明るさ調整(スティックボタン搭載)、デュアルスピーカー、ステレオサウンド、音漏れ抑制モード

マルチデバイス接続(スマホ、タブレット、PCと接続可)、Displayport有線接続、HDMI有線接続(※専用アダプタ「Mira Screen Portable Adapter」を使用)、ゲーム機との接続(※HDMIと専用アダプタを使用)、スマホでタッチ操作

「Rokid Air」

できること

ミラーリング(※スマホ・PC接続必須)、動画視聴(数メートル離れた場所から120インチの画面)、Webサイトの閲覧、ゲームなど

※基本的にミラーリング接続したスマホのコンテンツはすべて閲覧できます。

機能

視度調整(ピント調整ノブで度数を変更できる)、音声操作(動画の再生やアプリの起動、音量や明るさの調整など)、HD指向性デュアルスピーカー、ノイズキャンセリング対応のデュアルマイク、マルチデバイス接続(スマホ、タブレット、PCと接続可)、ワイヤレス接続(※Rokid Wi-FIアダプタを使用)、ゲーム機との接続(※HDMIアダプタを使用)、スマホでタッチ操作、リフレッシュレート75Hz、フルHDディスプレイ

「VIVE Flow」

できること

スマホと接続しミラーリング、動画視聴(YouTube、Netflix、Amazonプライムビデオ、huluなど)、バーチャル会議、VRプレゼン(「VIVE Sync」)、ゲーム(VIVEPORTからダウンロード)、アート鑑賞(STYLYアプリ利用)、瞑想(アプリ利用)

※基本的にスマホのミラーリングを利用するため、5G通信も利用可能です。

機能

視度調整、冷却機能、スマホとペアリング(Bluetooth)、簡単な着脱(2段階ヒンジ)、ジェスチャー操作、189gの軽量設計、75Hzのリフレッシュレート、100°の視野角、空間オーディオ(スピーカー)、ノイズキャンセリング(マイク)

スペックを比較

XREAL Air 2」と「TCL NXTWEAR S」、「Rokid Air」、「VIVE Flow」のスペックを比較してみました。

「XREAL Air 2」のスペック

  • ディスプレイ 0.55インチ、解像度3840 × 1080 ピクセル(両眼)のMicro-OLED (有機EL)
    ※輝度 最大500nits/49 ppd/1080 FHD/コントラスト比 100,000:1/光学エンジン AetherXR 3.0/ΔE2000<3/Gamma 2.2/TUV認証ブルーライト低減
  • 見え方 XREAL Beamと併用で330インチ、4mで130インチ(Air Casting 使用時)、6mで201インチの大画面モードを実装(MR Space 使用時)
  • 視野角 46度 FoV
  • トラッキング 3DoF ヘッドトラッキング
  • IPD(瞳孔間距離)  なし
  • リフレッシュレート 最大120 Hz
  • バッテリー なし・USBケーブルで給電
  • インターフェース USB-C ※USB 3.1 Gen 2 (最大転送速度10Gbps) 相当
  • センサー 加速度センサー、ジャイロスコープ、磁力計、近接センサー
  • スピーカー 2つの開放型スピーカー
  • マイク デュアルマイクロフォンアレイ、無指向性MEMSマイクロフォン、ノイズキャンセル対応
  • オーディオ 第2世代音響システムでより豊かで没入感のある音響体験
  • コントロール スクリーンのオン/オフボタン、画面の明るさ調整ボタン ※物理的なコントローラー なし
  • アプリストア スマホのGoogle Playストアなどを利用
  • アプリ「Nebula」
  • オプション XREAL Beam (DP Altモードに対応しないデバイスでも接続可能にする・ワイヤレスでミラーリング・有線接続に対応)
  • 対応デバイス DisplayPort Alternate Mode 対応のAndroid スマートフォン、USB 3.1 Gen 2 (最大転送速度10Gbps) 相当のUSB-Cポート搭載デバイス
  • 筐体 厚さ19mm、柔軟なゴム製のテンプル、斬新なエアクッションのノーズパッド、ワイドに広がる柔軟なヒンジ、3段階の高さ調整、1:1の重量比
  • サイズ 148 x 51.4 x 161 mm (使用時)、56.4 x 51.4 x 56.4 mm (収納時)
  • 重量 約72g
  • カラー ダークグレー、レッド

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「TCL NXTWEAR S」のスペック

  • ディスプレイ Sony Micro-OLED Display
    ※16:9/sRGBカバー率108%/光学設計BirdBath/TÜVブルーライト低減
  • 解像度 3Dで1920 x 1080、2Dで3840 x 1080
  • 視野角/PPD 45度/49ピクセル
  • 見え方 130インチで4m
  • トラッキング 3DoF
  • IPD(瞳孔間距離) 不明
  • 視度調整 対応(内部に磁力で取り付けられるメガネフレームを用意)
  • バッテリー 非搭載(接続デバイスから電力を供給)
  • インターフェース USB Type-C with Display Port、付属ケーブル接続端子(マグネット式)
  • センサー 加速度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー
  • スピーカー デュアルスピーカー内蔵(イヤホン対応・Bluetooth接続も可)
  • オーディオ ステレオサウンド、音漏れ抑制モード
  • コントロール 音量:左側のボリュームホイール、画面の明るさ:右側のツルにあるスティックボタン
  • XRモード スマートフォンをリモコンとして使える/DP出力対応デバイスのみ/アプリはAndroidのみ対応
  • オプション 別売のMira Screen Portable Adapter
  • サイズ 175mm x 166mm x 51mm (着用時) / 56mm x 154mm x 51mm (折りたたみ時)
  • 重量 82g(フロントレンズを除く)
  • カラー ブラック

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「Rokid Air」のスペック

  • ディスプレイ 片目の解像度1920×1080ドット、OLED、輝度1800nits、視野角43度、コントラスト比100000:1
  • 視度調整 0.00から-5.00Dの近視に対応・度数を変更
  • リフレッシュレート 75Hz
  • 見え方 数メートル離れた場所から120インチの画面
  • トラッキング  不明
  • IPD(瞳孔間距離) なし
  • バッテリー なし・接続した機器から電力を供給
  • 通信 別売りのアダプタ使用でWi-Fi、HDMI接続可
  • インターフェース USB Type-C、ボタン(スクリーンON/OFF)
  • センサー 強化された 9 軸、センサー フュージョン方式、近接センサー
  • オーディオ HD 指向性スピーカー ×2、サラウンドサウンド
  • マイク ノイズキャンセリングマイク ×2
  • 操作 スマホを利用
  • アプリストア スマホのGoogle Playストアなど
  • アプリ Rokid Airアプリ
  • 音声操作 対応
  • サイズ 18.14 x 15.63 x 5.5 cm
  • 重量 85g
  • カラー  ルビーレッド、スペースグレイ

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「VIVE Flow」のスペック

  • ディスプレイ 合計3.2k (2 x 2.1” LCD片目あたり1600 x 1600)
    ※視野角最大100°
  • 最大リフレッシュレート 75 Hz
  • トラッキング 2個のカメラによるインサイドアウト形式の6DoFトラッキング
    ※外部センサー不要/PC接続は利用不可
  • IPD(瞳孔間距離) 非対応・利用できません
  • 焦点距離調整 対応・焦点距離調整により、それぞれのレンズの焦点を簡単に補整
  • CPU Snapdragon XR
  • GPU 不明
  • RAM(メモリ) 4GB
  • バッテリー駆動時間 最大2時間
  • 充電 外部電源 (モバイルバッテリーなど)
  • ACアダプター 対応・モバイルバッテリーから給電可能
  • ストレージ 64GB
  • インターフェース USB-C、ボタン
  • 通信 Wi-Fi、Bluetooth 5.0
  • オーディオ 空間オーディオ対応のステレオスピーカー、エコーとノイズキャンセリング機能付きデュアルマイク、Bluetoothヘッドホン対応
  • 冷却機能 あり・安定したパフォーマンスと快適性を保つ強制冷却機能
  • 筐体の素材 交換可能なフェイスクッションとテンプルパッド
  • 筐体の特徴 超軽量、メガネ型、折りたたみ式、独自設計の2段階ヒンジ
  • 対応アプリ  ※スマホ接続でミラーリング
  • アプリストア VIVEPORTストア
  • コントローラー スマートフォンを接続してコントローラとして利用可能
  • 対応機種 Android P以降 ※CPUがExynosのものは非対応
  • サイズ 不明
  • 重量 189g (+50g [1.2mケーブル])
  • カラー ブラック

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「XREAL Air 2」のメリット・デメリット

XREAL Air 2」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・0.55インチのMicro-OLEDディスプレイを搭載・高性能なカラーキャリブレーションで優れた色再現に対応

XREAL Air 2」は0.55インチで解像度3840 × 1080 ピクセルのMicro-OLEDディスプレイを搭載。最大輝度 500nits、コントラスト比 100,000:1の明るく高コントラストな液晶で、Gamma 2.2で平均色精度△E2000<3の高性能なカラーキャリブレーションにも対応しています。

一方、「TCL NXTWEAR S」は高解像度なソニーMicro-OLEDディスプレイで130インチの大画面が楽しめるようになっています。「Rokid Air」はフルHDのOLEDディスプレイで120インチの大画面を楽しめるようになっています。「VIVE Flow」は解像度3664×1920ピクセルのディスプレイを搭載しています。

・リフレッシュレート 最大120 Hzに対応

XREAL Air 2」はリフレッシュレート 最大120 Hzに対応。Steam DeckやROG Allyに接続した際でも、超滑らかな映像でゲームを楽しめます。

一方、「TCL NXTWEAR S」は最大120 Hzリフレッシュレートに対応していません。「Rokid Air」と「VIVE Flow」はリフレッシュレート75Hzに対応し、より滑らかに映像を再生できます。

・第2世代音響システム採用で音がいい

XREAL Air 2」は第2世代音響システムでより豊かで没入感のある音響体験が可能です。また、2つの開放型スピーカーと無指向性のデュアルマイクも搭載しています。

一方、「TCL NXTWEAR S」は本体に大型チャンバー採用のデュアルスピーカーを搭載。心地より重低音でステレオサウンドが楽しめます。「Rokid Air」は本体に高音質なHD 指向性スピーカーを2つ搭載しています。「VIVE Flow」は空間オーディオ対応のステレオスピーカーを搭載しています。

・指向性サウンド採用で音漏れしない

XREAL Air 2」は指向性サウンドデザインを採用。音漏れが減少したことで、よりクリアなサウンドを再生できるほか、公共の場で他人への迷惑を最小限に抑えられます。

一方、「TCL NXTWEAR S」は音漏れを抑制させる音漏れ抑制モードを搭載し、50%程度の音量にすることで周囲にもほとんど聞こえないようになります。「Rokid Air」と「VIVE Flow」は音漏れ抑制機能がありません。

・USB-Cポート搭載でスマホ・タブレット・PC、ゲーム機などとDP接続できる

XREAL Air 2」はUSB-Cポートを搭載し、DisplayPort Alternate Mode 対応のAndroid スマートフォンやUSB 3.1 Gen 2搭載デバイスと接続することが可能。WindowsやMacなどのパソコン、Nintendo Switchなどのゲーム機、Steam Deck、ROG Ally などのポータブルゲーミングPCとも接続できます。

一方、「TCL NXTWEAR S」はスマホ、タブレット、PCとType-CケーブルでDisplayport接続することができます。「Rokid Air」はType-Cケーブルでスマホ、タブレット、PCと接続できます。「VIVE Flow」はUSB 3.0ポートとDisplayPortで接続できます。

・専用アダプター「XREAL Beam」でDP Altモードに対応しないデバイスでも接続できる・有線接続にも対応

XREAL Air 2」はオプションで「XREAL Beam」を用意し、 DP Altモードに対応しないスマホをワイヤレスで接続できるほか、より安定した通信が可能な有線接続も利用できます。

一方、「TCL NXTWEAR S」はDisplayPort出力に対応していないPCやゲーム機でも専用アダプター「MiraScreen Portable Adapter」(※別売)で接続できるようになります。「Rokid Air」はRokid Wi-FIアダプタを利用してワイヤレス接続することもできます。「VIVE Flow」は別売のアダプターを用意していません。

・バッテリーレス仕様・USB-Cケーブルで電源を供給

XREAL Air 2」はバッテリーレス仕様でUSB-Cケーブルで電源を供給します。

一方、「Rokid Air」はビデオ再生で最大5時間駆動できるバッテリーを搭載しています。「VIVE Flow」は最大2時間駆動するバッテリーを搭載しています。「TCL NXTWEAR S」はバッテリーレス仕様でマグネットでデバイスと接続できます。

・厚さ19mm、重さ約72gの薄型軽量デザイン・重量配分1:1の最適なバランスを実現・2色カラーを用意

XREAL Air 2」は厚さ19mm(約10%薄型化)、重さ72g(10%軽量化)の薄型軽量デザインを採用。柔軟性に富む先セル(耳の後ろに直接触れる部分)と斬新なエアクッション ノーズパッドを採用し、重量配分1:1の最適なバランスを実現しています。また、グレー、レッドの2色カラーを用意しています。

一方、「TCL NXTWEAR S」は重さ 82g(フロントレンズを除く)の軽量デザインで、気軽に持ち運ぶことができます。「Rokid Air」は重さ約85gのメガネ型で気軽に携帯することができます。「VIVE Flow」は重さ189gになっています。

・度入りレンズをオンラインで注文できる

XREAL Air 2」は「XREAL Air 2」用の度付きレンズを販売。公式パートナー企業「JUN GINZA」(https://junginza.com/nreal)からオンラインで注文できます。

一方、「TCL NXTWEAR S」と「Rokid Air」、「VIVE Flow」は度入りレンズをオンラインで注文できません。

デメリット

・視度調整に対応していない・メガネのまま装着できない

XREAL Air 2」は視度調整に対応していないため、メガネのまま装着できません。

一方、「TCL NXTWEAR S」は視度調整機能に対応し、メガネのままでも装着できます。「Rokid Air」は0.00から-5.00Dの近視に対応し、度数を変更することができます。「VIVE Flow」は視度調整機能に対応しています。

・音声操作に対応していない

XREAL Air 2」は音声操作に対応していません。

一方、「Rokid Air」は音声操作に対応し、動画の再生やアプリの起動、音量や明るさの調整などを音声だけで操作することができます。「TCL NXTWEAR S」と「VIVE Flow」は音声操作に対応していません。

「XREAL Air 2」の評価

XREAL Air 2」の評価を紹介します。

スペック:★★★★

通信:★★★★

機能:★★★★

デザイン:★★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

2022年7月に発売された「XREAL Air」(旧製品名: Nreal Air)の後継モデルになります。本体を薄型軽量化したほか、ディスプレイ性能とオーディオを強化し、新たに専用アダプターXREAL Beamも用意しています。

ディスプレイはSONYセミコンダクタソリューション社製の最新の0.55インチ Micro-OLEDパネルです。前モデルは0.68インチMicro-OLEDパネルだったので、サイズが小さくなっていますが、最大輝度が400nitsから500nitsに向上し、より明るい映像を再生できるようになっています。

また、オーディオには第2世代音響システムを採用。前モデルは第1世代サウンドシステムで、音質が向上しています。オーディオ面ではそのほかに指向性サウンドを採用し、音漏れを強力に防止。この機能は前モデルには採用されていませんでした。

そのほか、新たに専用アダプターXREAL Beamも用意。このアダプターを利用することで、 DP Altモードに対応しないスマホでもミラーリングが可能になり、安定した通信が可能な有線接続も利用できるようになります。

なお、「XREAL Air 2」は厚さ19mm(約10%薄型化)、重さ72g(10%軽量化)の薄型軽量デザインで、重量配分1:1の最適なバランスを実現。斬新なエアクッション ノーズパッドなども採用し、より快適に装着できるように改善されています。

XREAL Air 2」の発売時の価格は54,980円。

ちょうど「TCL NXTWEAR S」と同じくらいの価格です。「Rokid Air」(中古)と「VIVE Flow」(新品)は2~3万円台なので、約2倍の価格になります。スマホやPC、ゲーム機と接続できる高性能なARグラスを探している人におすすめです。

「XREAL Air 2 Pro」も発売!

2023年11月17日、上位モデルの「XREAL Air 2 Pro」が発売されました。3段階の調光機能を備え、0%、35%、100%の3段階で明るさを調整できます。また、カラーはダークグレーのみを用意しています。

スペックは以下の通りです。

「XREAL Air 2 Pro」のスペック

  • ディスプレイ 0.55インチ、解像度3840 × 1080 ピクセル(両眼)のMicro-OLED (有機EL)
    ※最大輝度500nits/49 ppd/1080 FHD/コントラスト比 100,000:1/光学エンジン AetherXR 3.0/ΔE2000<3/Gamma 2.2/TUV認証ブルーライト低減
  • 見え方 XREAL Beamと併用で330インチ、4mで130インチ(Air Casting 使用時)、6mで201インチの大画面モードを実装(MR Space 使用時)
  • 調光 エレクトロクロミック調光、三つの調光レベル:0%/35%/100%
  • 視野角 46度 FoV
  • トラッキング 3DoF ヘッドトラッキング
  • IPD(瞳孔間距離)  なし
  • リフレッシュレート 最大120 Hz
  • バッテリー駆動時間 Air Casting モードで最大5時間のビデオストリーミングが可能
  • インターフェース USB-C ※USB 3.1 Gen 2 (最大転送速度10Gbps) 相当
  • センサー 加速度センサー、ジャイロスコープ、磁力計、近接センサー
  • スピーカー 2つの開放型スピーカー
  • マイク デュアルマイクロフォンアレイ、無指向性MEMSマイクロフォン、ノイズキャンセル対応
  • オーディオ 第2世代音響システムでより豊かで没入感のある音響体験
  • コントロール スクリーンのオン/オフボタン、画面の明るさ調整ボタン ※物理的なコントローラー なし
  • アプリストア スマホのGoogle Playストアなどを利用
  • アプリ「Nebula」
  • オプション XREAL Beam (DP Altモードに対応しないデバイスでも接続可能にする・ワイヤレスでミラーリング・有線接続に対応)
  • 対応デバイス DisplayPort Alternate Mode 対応のAndroid スマートフォン、USB 3.1 Gen 2 (最大転送速度10Gbps) 相当のUSB-Cポート搭載デバイス
  • 筐体 人間工学に基づいたデザイン、新型ゼロプレッシャーノーズパッド、柔軟性に富む先セル、改良された重量配分 1:1
  • サイズ 148 x 51.4 x 161 mm (使用時)、56.4 x 51.4 x 56.4 mm (収納時)
  • 重量 約75g
  • カラー ダークグレー

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「XREAL Air 2」の販売・購入先

XREAL Air 2」は、Amazonで54,980円(税込・国内版/前モデルXREAL Air 2 Proは61,980円)、楽天市場で54,980円 (税込・国内版・X1004G)、ヤフーショッピングで63,880円(送料無料)、AliExpressでUS $368.04 (日本円で約54959円)、米国 Amazon.comで$399.00 (日本円で約59,582円)で販売されています。

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他のスマートグラスと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報、性能、価格などが分かるようになっています。

★「RayNeo Air 2」(XRグラス・201インチ相当)

★「VITURE One」(120インチ相当・フルHD有機EL・度数調整)

TCL NXTWEAR S

Rokid Air

VIVE Flow

Meta Quest 3」(MR機能・カラーパススルー・Wi-Fi 6E)

DPVR E4」(PC接続・Steam VR・90度のフリップアップ)

PICO 4

PlayStation VR2

Pico Neo3 Link

Meta Quest 2

VIVE XR Elite

他のARグラスと比較

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スマートグラスはARグラスを選べ! おすすめモデルと選び方を紹介

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