「VIVE Flow」 の特徴、使い方、機能・モード、価格を紹介します。動画を視聴する方法やPC接続する方法、詳細な価格情報、おすすめの類似製品も紹介しています。
※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。
HTC「VIVE Flow」が日本で発売開始!
2021年11月18日、台湾 HTCの新製品「VIVE Flow」(ヴァイブ フロー)が発売されました。
スマートフォンと連携して使うメガネ型のVRグラスです。
HTCからは2021年6月24日に「VIVE Focus 3」(ヴァイブ フォーカス3)が発売されています。
このVRヘッドセットは、「5Kの高解像度で没入感が高い」、「PC不要でスタンドアロンで使えるのが便利」と評判でした。
新モデルはより気軽に使えるように軽量化し、Androidスマホをコントローラーとして使えることで話題になっています。
もちろん、寝転がって動画を視聴することもできますよ。
それでは早速どんなVRグラスなのか、その特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
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公式ページ:VIVE Flow | VIVE 日本 https://www.vive.com/jp/product/vive-flow/overview/
「VIVE Flow」とは?
「VIVE Flow」はHTC製のVRグラスです。
重さ189gのボディにSnapdragon XRプロセッサと4GBメモリを搭載しています。
また、3.2kの高解像度ディスプレイ、64GBストレージ、最大2時間駆動するバッテリー、ノイズキャンセリング機能付きデュアルマイクも備えています。
そのほか、6DoFトラッキング、最大リフレッシュレート75Hz、100°の視野角、空間オーディオ、ステレオスピーカー、視度調整、冷却機能、スマホとペアリング(Bluetooth)、ジェスチャー操作、VIVEPORTストア、USB-C、Wi-Fi、Bluetooth 5.0にも対応しています。
「VIVE Flow」の使い方
「VIVE Flow」は本体だけで使うのではなく、スマートフォンと接続して使います。
利用するには、専用アプリをインストールしたスマートフォンとVIVE FlowをBluetoothでペアリングします。
その後、メガネのように装着し、レンズの位置を調整し、VIVE Flowを起動させます(※電源ボタンの長押しで起動)。
起動後はミラーリング機能で、スマートフォンの画面をVIVE Flow内に映し出すことができます。
「VIVE Flow」の機能・モード
「VIVE Flow」は快適にVRコンテンツを楽しめるために複数の機能、モードを利用できるようになっています。
パッセンジャーモード・・・VIVE Flowで見ている動画などのコンテンツを、スマートフォンを通して複数人で楽しむことができます。
キオスクモード・・・特定のコンテンツのみを閲覧できるモードです。展示会やイベントでの製品紹介、教育現場でのトレーニングなどで利用できます。
動画視聴モード・・・スマートフォン内の動画をVR空間で視聴できます。
ゲームモード・・・一部のゲームに対応し、VR空間内でゲームを楽しむことができます。
瞑想モード・・・瞑想に特化したアプリを使用し、リラックス効果を得られます。
音楽鑑賞モード・・・音楽を聴きながらVR空間でリラックスできます。
ASMRモード・・・ASMR(自律感覚経絡反応)の音を聞きながらリラックスできます。
「VIVE Flow」で動画を視聴する方法
「VIVE Flow」で動画を視聴するには大きく分けて3つの方法があります。
1.VIVE FlowのVIVEPORT Videoアプリで視聴する方法
VIVE Flowの内部ストレージに動画をコピーし、VIVEPORT Videoアプリで再生することができます。また、VIVEPORT Videoアプリで、オンラインの動画サービスと連携し、ストリーミングで視聴することも可能です。
2.ファイルブラウザで直接再生する方法
VIVE Flowのダウンロードフォルダに動画をコピーし、ファイルブラウザから直接再生できます。
3.スマートフォンの画面をミラーリングする方法
スマートフォンの画面をVIVE Flowにミラーリングし、スマートフォンで再生している動画を大画面で視聴できます。
「VIVE Flow」でPC接続する方法
「VIVE Flow」はPC接続するように設計されていません。
しかし、例外的にPCと接続して使用することは可能です。
主な方法は、
Vridgeなどのソフトウェアを利用する・・・Vridgeなどのソフトウェアを使用することで、VIVE Flowを3DoFコントローラーとして認識させ、SteamVRで利用できる場合があります。
Vive Trackerを利用する・・・Vive TrackerをVIVE Flowに取り付け、6DoFトラッキングを実現することで、より本格的なPCVR体験が可能になる場合があります。
CloudXRを利用する・・・CloudXRのようなクラウドゲーミングサービスを利用することで、高性能なPCの処理能力を遠隔で利用し、VIVE FlowでPCVRゲームを楽しむことができます。
などがありますが、いずれも高度な設定が必要で非常に難しいです。
時間があれば試してみてもいいかもしれませんが、忙しいときはやめた方がいいでしょう。
「VIVE Flow」のスペック
- ディスプレイ 合計3.2k (2 x 2.1” LCD片目あたり1600 x 1600)
※視野角最大100° - 最大リフレッシュレート 75 Hz
- トラッキング 2個のカメラによるインサイドアウト形式の6DoFトラッキング
※外部センサー不要/PC接続は利用不可 - IPD(瞳孔間距離) 非対応・利用できません
- 焦点距離調整 対応・焦点距離調整により、それぞれのレンズの焦点を簡単に補整
- CPU Snapdragon XR
- GPU 不明
- RAM(メモリ) 4GB
- バッテリー駆動時間 最大2時間
- 充電 外部電源 (モバイルバッテリーなど)
- ACアダプター 対応・モバイルバッテリーから給電可能
- ストレージ 64GB
- インターフェース USB-C、ボタン
- 通信 Wi-Fi、Bluetooth 5.0
- オーディオ 空間オーディオ対応のステレオスピーカー、エコーとノイズキャンセリング機能付きデュアルマイク、Bluetoothヘッドホン対応
- 冷却機能 あり・安定したパフォーマンスと快適性を保つ強制冷却機能
- 筐体の素材 交換可能なフェイスクッションとテンプルパッド
- 筐体の特徴 超軽量、メガネ型、折りたたみ式、独自設計の2段階ヒンジ
- 対応アプリ ※スマホ接続でミラーリング
- アプリストア VIVEPORTストア
- コントローラー スマートフォンを接続してコントローラとして利用可能
- 対応機種 Android P以降 ※CPUがExynosのものは非対応
- サイズ 不明
- 重量 189g (+50g [1.2mケーブル])
- カラー ブラック
「VIVE Flow」 のできること・機能 まとめ
「VIVE Flow」 のできること・機能をまとめてみました。
できること
スマホと接続しミラーリング、動画視聴(YouTube、Netflix、Amazonプライムビデオ、huluなど)、バーチャル会議、VRプレゼン(「VIVE Sync」)、ゲーム(VIVEPORTからダウンロード)、アート鑑賞(STYLYアプリ利用)、瞑想(アプリ利用)
※基本的にスマホのミラーリングを利用するため、5G通信も利用可能です。
機能
視度調整、冷却機能、スマホとペアリング(Bluetooth)、簡単な着脱(2段階ヒンジ)、ジェスチャー操作、189gの軽量設計、75Hzのリフレッシュレート、100°の視野角、空間オーディオ(スピーカー)、ノイズキャンセリング(マイク)
「VIVE Flow」の価格・販売先
ECサイト
Amazonで22,010円、
楽天市場で27,275円 (税込・送料無料・国内版・99HASV006-00)、
ヤフーショッピングで27,000円、
AliExpressでUS $92.97 (日本円で約13930円) 、
で販売されています。
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おすすめの類似製品
「VIVE Flow」に似た性能をもつVRヘッドセット、MRヘッドセットも販売されています。
「VIVE Focus Vision」
HTCから発売されたVIVEポート ストアに対応したMRヘッドセットです(2024年10月18日発売)。
Qualcomm Snapdragon XR2、5K解像度のディスプレイ、12 GB LPDDR5メモリ、128 GBストレージ、2時間使用できるバッテリー(着脱、交換可能)、内蔵予備バッテリー、microSDカードスロット、トラッキングカメラ x 4、アイトラッキングカメラ x 2、高解像度フルカラーパススルーカメラ x 2、赤外線センサー、深度センサーを搭載しています。
また、アイトラッキング、フェイストラッキング、ハンドトラッキング(コントローラーなし)、高解像度フルカラーパススルー、DisplayPortモード、視野角(FOV) 最大120度、リフレッシュレート 90 Hz、自動IPD調整、視度調整、専用アプリ「VIVEマネージャー」(設定、管理)、USB 3.2 Gen 1 Type-C ポート x 1、DisplayPort 対応 USB 3.2 Gen 1 Type-C ポート x 1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2 + BLEに対応しています。
価格は、Amazonで169,000円(税込・ストリーミングキット)です。
関連記事:リアル度が増した「VIVE Focus Vision」のできることを解説
「VIVE XR Elite」
HTCから発売されたXRヘッドセットです(2023/2月以降に発売)。
Qualcomm Snapdragon XR2、12GBメモリ、両目3840 x 1920pxのディスプレイ、128GBストレージ、取り外し可能な26.6 Whバッテリークレードルを搭載しています。
また、IPD調整(メガネなしで使用可)、XRパススルー機能、最大リフレッシュレート90Hz、ハンドトラッキング機能、6DoF、デュアルスピーカー、空間オーディオ、「VIVEストリーミング」、「VIVERSE」 (メタバース)、PC接続、単体での使用、Viveport ストアに対応しています。
価格は、Amazonで143,550円(税込)、楽天市場で142,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで149,808円、AliExpressで206,043円、です。
関連記事:「VIVE XR Elite」はMetaより快適? 人気VRデバイスと徹底 比較!
「PICO 4 Ultra」
Pico Technologyから発売されたPico ストア、Steam VR対応のMRヘッドセットです(2024年9月20日発売)。
Qualcomm Snapdragon XR2 Gen 2、2.56インチのMini-LEDディスプレイ(片目 解像度 2160 x 2160 px)、12GB LPDDR5メモリ、256GB UFS 3.1ストレージ、5700mAhバッテリー、32MPのカラーシースルーカメラx2、iToF深度センサーカメラx1、環境トラッキングカメラx4を搭載しています。
また、MR(複合現実)世界の体験、モーショントラッカー「PICO Motion Tracker」(全身トラッキング・別売)、パノラマワークスペース、PICO 4 Ultraコントローラー、リフレッシュレート 90Hz、45W急速充電(QC 4.0 / PD 3.0)、デュアルステレオスピーカー、空間オーディオ、4つのマイク、メガネの装着(スペーサー同梱)、Wi-Fi 7、2×2 MIMO、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで89,800円(税込)、楽天市場で92,164円(送料無料)、AliExpressで105,679円、です。
関連記事:MR対応「PICO 4 Ultra」とMeta Quest 3を比較
「Meta Quest 3」
Metaから発売されたMRヘッドセットです(2023年10月10日 発売)。Qualcomm Snapdragon XR2 Gen 2、8GBメモリ、解像度2064 x 2208ドットのInfinite Display、次世代パンケーキレンズ、128GB、512GBストレージ、平均2.2時間駆動するバッテリー、18 PPDの2つのRGBカメラを搭載しています。
また、MR世界の体験、「カラーパススルー」、「Xbox Cloud Gaming」、Meta Quest Touch Plusコントローラー(触覚フィードバック・付属)、40%音量アップしたステレオスピーカー、、空間オーディオ、リフレッシュレート 90Hz、120Hz (テスト機能使用時)、調節可能なソフトストラップ、USB Type-C、3.5mmイヤフォンジャック、PC接続、Wi-Fi 6E、Bluetooth、Metaストアに対応しています。
価格は、Amazonで81,400円(税込)、楽天市場で81,400円(送料無料)、ヤフーショッピングで83,957円、米国 Amazon.comで$528.01 です。
関連記事:MR機能付きの「Meta Quest 3」とQuest 2を比較
「Meta Quest 3S」
Metaから発売されたMetaストア対応のMRヘッドセットです(2024年10月15日発売)。Qualcomm Snapdragon XR2 Gen 2、8GBメモリ解像度1832 x 1920ドットのInfinite ディスプレイ、フレネルレンズ、128GB、256GBストレージ、平均2.5時間駆動する4324mAhバッテリー、18 PPDの2つのRGBカメラを搭載しています。
また、MR世界の体験、「カラーパススルー」、「Xbox Cloud Gaming」、Meta Quest Touch Plusコントローラー(触覚フィードバック・付属)、40%音量アップしたステレオスピーカー、空間オーディオ、リフレッシュレート 90Hz、120Hz、調節可能なソフトストラップ、USB Type-C、3.5mmイヤフォンジャック、PC接続、Wi-Fi 6E、Bluetoothに対応しています。
価格は、Amazonで48,800円(税込・128GBモデル・256GBモデルは64,900円)、米国 Amazon.comで$350.03 (128GB + Elite Strap)、です。
関連記事:「Meta Quest 3S」がQuest 3よりもお得な理由を解説!
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