2024年9月10日、Googleから待望のスマートウォッチ「Google Pixel Watch 3」が発売されました。洗練されたデザインと日々の生活をより豊かにする多彩な機能で、スマートウォッチ市場で大きな注目を集めています。
このレビューでは、Google Pixel Watch 3が私たちの日常をどれほど快適でスマートにしてくれるのか、そして多くの方が気になるであろう前モデル「Google Pixel Watch 2」からどのような進化を遂げたのか、その実力をあらゆる角度から徹底的に比較・検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Google Pixel Watch 3 の長所(Pros):
- 選べる2つのサイズ展開: 新たに45mmモデルが加わり、より多くのユーザーの腕や好みにフィット。
- 圧倒的に見やすいディスプレイ: 最大輝度2,000ニトのActuaディスプレイは、真夏の直射日光下でも驚くほど鮮明。
- 実用レベルに進化したバッテリー: 特に45mmモデルは容量が35%増加し、使い方によっては2日間の連続使用も可能に。
- より賢くなったフィットネス機能: 「今日のエナジー」など3つの新ツールで、パーソナルな健康管理を実現。
- シームレスなGoogle連携: Google TVリモコンやNest Cam連携など、エコシステム全体の利便性が大幅に向上。
Google Pixel Watch 3 の短所(Cons):
- 依然として毎日の充電が基本: バッテリーは大幅に改善されたが、数日持つ他社製品には及ばない。
- 主要な内部ハードウェアは据え置き: プロセッサやメモリは前モデルから変更がなく、性能の飛躍的な向上はない。
- 価格の上昇: 機能向上に伴い、前モデルより価格が上昇しており、高価に感じる可能性がある。
- iOSに非対応: 引き続きAndroidスマートフォン専用で、iPhoneユーザーは利用できない。
総合評価:
Google Pixel Watch 3は、特にPixelスマートフォンユーザーやGoogleのサービスを多用する方にとって、日常生活をよりシームレスで豊かにしてくれる最高のパートナーです。前モデルの弱点であったバッテリー性能と屋外での視認性が劇的に改善されたことで、デザイン、機能、実用性の全てにおいて高いレベルで完成された、Androidユーザーのための決定版スマートウォッチと言えるでしょう。
【この記事で分かること】
- Google Pixel Watch 3のデザインと新サイズ(45mmモデル)のフィット感
- 進化したディスプレイ(最大輝度2,000ニト、Actuaディスプレイ)の屋外での見やすさ
- バッテリー持続時間と充電性能(バッテリーセーバーモード、充電速度)の実力
- Wear OS 5.0によるパフォーマンスと新しいUIの操作性
- 新しい健康指標やランニング機能強化など、Fitbitのフィットネス・ヘルスケア機能
- Google TVリモコン、Nest Cam連携、PixelレコーダーアプリといったGoogleサービス連携
- Google Pixel Watch 3とGoogle Pixel Watch 2のスペック詳細比較
- 購入前に知っておきたメリット・デメリット
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、Google Pixel Watch 3を買うべきかどうかがはっきりとわかるはずです。最新スマートウォッチの購入を検討されている方は、ぜひ本記事を参考に、ご自身に最適な一台を見つけてください。
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公式ページ:Fitbit と Google AI のランニング インサイトを搭載した Google Pixel Watch 3
デザイン:Google Pixel Watch 3 ~洗練されたスタイルと選べるサイズ感~
ここでは、Google Pixel Watch 3のデザインについて、その外観、素材、装着感などを中心に、前モデル「Google Pixel Watch 2」との比較を交えながら、実際に使って感じたことを詳しくレビューしていきます。
継承されたミニマルなデザインと質感
Google Pixel Watch 3を箱から出して最初に感じたのは、前モデルから受け継がれたデザイン哲学への安心感です。Apple Watchのような角張った形状とは一線を画す、継ぎ目のない滑らかな丸いドーム状のフォルムは、まさにPixel Watchシリーズの象徴と言えるでしょう。シンプルでありながらモダンな佇まいは、ガジェット特有の無骨さを感じさせず、どんな服装にも自然に溶け込みます。
ケースの柔らかな曲線と、ガラスの縁が光を反射して生まれる上品な輝きは、所有する喜びを静かに満たしてくれます。実際に装着してみると、この丸みを帯びたデザインが実用面でも優れていることに気づかされます。PCでキーボードをタイピングする際など、手首を動かしても角が当たる不快感がなく、一日中快適に過ごせました。この洗練されたデザインは、多くのスマートウォッチの中でも際立っていると感じます。
最大の進化点:待望の45mmモデル登場
デザイン面で「Google Pixel Watch 2」から最も大きく進化したのは、新たに45mmモデルがラインナップに加わったことでしょう。前モデルまでは41mmのワンサイズ展開だったため、大柄な男性や、より大きな画面で情報を確認したいユーザーにとっては、まさに待望の選択肢です。
実際に45mmモデルを試してみると、その視認性の高さに驚きました。特に「Google マップ」でナビを表示させた際、地図が約40%も広くなったことで、交差点の名前や細かい道筋が格段に見やすくなりました。普段からスマートウォッチで情報を積極的に確認したい私にとって、このサイズ感はまさに「正解」だと感じました。
一方で、従来からの41mmモデルも健在です。腕が細めの方や、睡眠中も含めて常に装着していたい方にとっては、主張しすぎない41mmモデルの絶妙なサイズ感が心地よいでしょう。私も睡眠トラッキングを重視しているので、夜間に邪魔に感じにくい41mmモデルの軽さ(本体31g)は魅力的でした 。どちらのサイズを選ぶかによって体験が大きく変わるため、自分の使い方や好みに合わせて選べるようになったのは、大きな進歩です。
装着感:軽さとフィット感の両立
ケース素材は「Google Pixel Watch 2」と同様に100%リサイクルアルミニウムが採用されており、軽量化に貢献しています。本体は軽量で、長時間身に着けていてもストレスになりません。特に41mmモデルは睡眠トラッキングの際も気にならない絶妙なサイズ感です。ただし、付属のアクティブバンドはフィット感が高い反面、通気性はあまり良くないため、夏場の運動中などは少し蒸れを感じることもありました。
日常生活で安心の耐久性
毎日身に着けるものだからこそ、耐久性は重要なポイントです。ディスプレイには、引き続きCorning Gorilla Glass 5が採用されており、日常的な擦れなどから画面を守ってくれます。とはいえ、サファイアガラスではないため、岩場でのアクティビティや、硬いものにぶつける可能性がある場面では、保護フィルムやケースを装着したほうが安心かもしれません。
また、5 ATM(5気圧防水)とIP68準拠の防水・防塵性能も備えています。これにより、ランニング中の突然の雨や、汗をかくワークアウト、さらには手洗いや洗い物といった日常生活の様々なシーンで、いちいち取り外す必要がなく、ストレスフリーで使い続けられる安心感がありました。
バンド:シーンで選べる多彩なスタイルと互換性
Google Pixel Watch 3の魅力の一つは、その日の気分や服装、シーンに合わせてスタイルを自由に変えられる多彩なバンドのラインナップです。
標準で付属する「アクティブ バンド」は、柔軟性と防水性に優れ、普段使いに最適です。しかし、Googleストアにはさらに多くの選択肢が用意されています。通気性を高めた「アクティブ スポーツ バンド」や、軽量で伸縮性のある「パフォーマンス ループバンド」は、ランニングなどのワークアウトにぴったりです。
もう少しファッション性を高めたい日には、リサイクル繊維で作られた「ウーブンバンド」や、上質なイタリアンレザーを使用した「クラフト レザーバンド」が手元を上品に飾ってくれます。さらに、ステンレススチール製の「メタル メッシュバンド」や「メタル リンクバンド」を選べば、フォーマルな場面にも対応できるでしょう。
既存のPixel Watchユーザーにとって嬉しいのは、41mmモデルでは初代や「Google Pixel Watch 2」のバンドがそのまま使える点です。私も以前から集めていたレザーバンドやウーブンバンドを付け替えて楽しむことができました。ただし、注目すべき点として、新登場の45mmモデルはバンドの接続部の幅が異なるため、互換性はありません。45mmモデルを選ぶ際は、専用のバンドが必要になることを覚えておきましょう。
<Google Pixel Watch 3の付属品>
- Google Pixel Watch 3 本体
- アクティブ バンド (S サイズ・L サイズ各1本)
- USB-C® 急速充電ケーブル
- クイック スタートガイド
まとめ:デザイン
- 第一印象:Pixel Watchシリーズの象徴である、継ぎ目のない洗練された丸形デザインを継承し、所有感を満たしてくれる。
- サイズ展開:新たに45mmモデルが加わり、視認性を重視するユーザーからコンパクトさを求めるユーザーまで、幅広いニーズに対応できるようになった点が最大の進化。
- 装着感:軽量なアルミニウムケースと丸みを帯びた形状により、PC作業などでも邪魔になりにくく、一日中快適に装着できる。
- バンド:スポーツ向けからフォーマルなメタルバンドまで公式の選択肢が非常に豊富で、様々なシーンに対応可能。
- バンドの互換性:41mmモデルは過去モデルのバンドを流用できる一方、45mmモデルは専用バンドが必要なため、既存ユーザーは注意が必要。
- 耐久性:日常生活や一般的なワークアウトには十分な防水・防塵性能を備えるが、ディスプレイの傷への対策は考慮しておくとより安心。
ディスプレイ:Google Pixel Watch 3 ~太陽の下でも鮮やかに、操作はもっと滑らかに~
ここでは、Google Pixel Watch 3の「顔」ともいえるディスプレイに焦点を当てます。前モデル「Google Pixel Watch 2」からどれほど進化したのか、その視認性、操作感、そしてカスタマイズの楽しさについて、実際に使用して感じた体験を詳しくレビューしていきます。
息をのむほどの美しさ、Actuaディスプレイ
Google Pixel Watch 3を初めて起動したとき、その画面の美しさに純粋な感動を覚えました。新しく採用された「Actua ディスプレイ」は、AMOLEDならではの深みのある黒と、鮮やかで自然な色表現が特徴です。アナログ風ウォッチフェイスの繊細な針の動きから、Fitbitアプリのカラフルなグラフまで、あらゆる表示が驚くほどクリアで、まるで上質な腕時計を眺めているような満足感があります。Pixel Watchシリーズ特有の丸みを帯びたドーム状のガラスと相まって、表示される情報が手首の上で美しく浮かび上がるように見えます。これは単なる情報の表示装置ではなく、日々の気分を高めてくれる洗練されたアクセサリーだと感じました。
明るさと広さがもたらす、圧倒的な実用性の向上
ディスプレイの進化は、見た目の美しさだけにとどまりません。「Google Pixel Watch 2」と比較して、実用性が劇的に向上しています。最大の進化点は、最大輝度が1,000ニトから2,000ニトへと倍増したことです。夏の強い日差しの下でランニングをした際、以前なら手で画面を覆わなければ見えにくかったランニングデータが、Pixel Watch 3では驚くほどハッキリと確認できました。これは、屋外でのアクティビティが多い私にとって、非常に大きなメリットです。
さらに、ベゼルがスリムになったことで、表示領域そのものが拡大しました 。私が使用した45mmモデルは「Google Pixel Watch 2」より画面が約40%も広くなっており、その差は歴然です。例えば「Google マップ」で初めての場所へ向かう際、一度に表示される地図の範囲が広がり、周囲の状況を把握しやすくなったことで、道に迷う不安が大きく軽減されました。この視認性の向上は、日々のあらゆるシーンで、よりスマートで快適な体験をもたらしてくれます。
滑らかな操作感を生むリフレッシュレート
注目すべきは、最大60Hzの動的リフレッシュレートに対応したことです。これにより、「Google Pixel Watch 2」と比べて画面のスクロールやアニメーションが格段に滑らかになりました。通知を次々と確認したり、アプリ一覧をスワイプしたりする際の「ぬるぬる動く」感覚は、まるでスマートフォンのような快適さです。この指に吸い付くようなスムーズな操作感は、デバイス全体の上質感を高めており、一度慣れると元には戻れないほどの違いを感じさせます。
自分だけの「顔」を作るウォッチフェイス
スマートウォッチの醍醐味の一つが、気分や服装に合わせて「顔」を変えられるウォッチフェイスのカスタマイズです。Google Pixel Watch 3では、96種類以上もの豊富なウォッチフェイスが用意されており、その日の予定や気分に合わせて選ぶのが日課になりました。特に気に入っているのが、表示項目(コンプリケーション)の自由度の高さです。私は天気、次の予定、そして「Google Keep」のショートカットを配置したカスタムフェイスを作成しました。これにより、スーパーで買い物リストをワンタップで確認できるようになり、非常に便利です。
豊富な純正オプションが用意されている一方で、一部のヘビーユーザーにとっては残念な変更点もあります。これまでのモデルで利用できたサードパーティ製のカスタマイズアプリ「WatchMaker」が使えなくなったのです 。より深いカスタマイズを求めていたユーザーにとっては、この点は大きなマイナスポイントとなるかもしれません。
<Google Pixel Watch 3のディスプレイ仕様>
- ディスプレイタイプ: Actua ディスプレイ, 320 ppi AMOLED LTPO
- ガラス: カスタム 3D Corning® Gorilla® Glass 5
- 最大輝度: 2,000ニト
- リフレッシュレート: 1Hzから60Hzまでの動的リフレッシュレート
- 常時表示: 対応
まとめ:ディスプレイ
- 視認性:最大輝度が2,000ニトに倍増し、直射日光の下でも驚くほど画面が見やすくなった。
- 表示領域:ベゼルがスリム化し、特に45mmモデルでは表示領域が約40%拡大、地図などの情報量が格段に増えて実用性が向上した。
- 応答性:最大60Hzの滑らかなリフレッシュレートにより、スクロールなどの操作感が非常にスムーズになり、デバイス全体の上質感を高めている。
- カスタマイズ性:96種類以上の豊富なウォッチフェイスと、アプリショートカットなどを配置できる自由度の高いカスタマイズで、自分だけの最適な「顔」を作れる。
パフォーマンスと操作性:Google Pixel Watch 3 ~滑らかな操作感がもたらす快適な毎日~
ここでは、Google Pixel Watch 3の日常的な使い心地を左右するパフォーマンスと操作性についてレビューします。スペック表の数字だけでは見えてこない、実際のレスポンスの良さや操作のしやすさを、前モデル「Google Pixel Watch 2」との比較を交えながら、詳しく解説していきます。
スペックは同じ、されど体感は別次元へ
驚くべきことに、Google Pixel Watch 3のスペックシートを見ると、プロセッサは「Snapdragon W5 Gen 1」、メモリは2GB、ストレージは32GBと、主要なハードウェアは「Google Pixel Watch 2」から据え置かれています。しかし、実際に操作してみると、その差は歴然でした。前モデルで時折感じられたわずかなカクつきは姿を消し、アプリの切り替えや通知の確認など、あらゆる動作が非常にスムーズになっています。
この快適さの秘密は、ハードウェアのスペック向上ではなく、最大60Hzのリフレッシュレートに対応した新しいディスプレイと、最適化された新OS「Wear OS 5」の相乗効果にあると感じます。特に、画面をスワイプした際の「ぬるぬる動く」感覚は、前モデルの体験とは一線を画すもので、まるで最新のスマートフォンのように指に吸い付くような操作感を実現しています。数字上のスペックは同じでも、日々の使い心地は確実にワンランク上のレベルに進化したと言えるでしょう。
直感的で快適な操作体系
Google Pixel Watch 3の優れた操作性は、タッチ操作と物理ボタンの絶妙な組み合わせによって支えられています。ウォッチフェイスの右側面に配置されたリューズ(竜頭)は、回すことで通知やアプリ一覧をスムーズにスクロールでき、押し込むことでアプリ一覧を瞬時に呼び出せます。この物理的な操作感は、画面を直接触るよりも直感的に感じられる場面が多く、非常に便利です。
リューズの上にあるサイドボタンは、1回押すと最近使ったアプリを、長押しすると「Googleアシスタント」を起動できます。例えば、料理中に手が濡れている時でも、サイドボタンを長押しして「OK Google, 5分のタイマー」と話しかけるだけでタイマーをセットできるなど、具体的なシーンでその価値を実感しました。タッチ操作の感度も良好で、これらの操作が一体となることで、ストレスのない快適なユーザー体験が生み出されています。特に45mmモデルでは画面が広くなった分、キーボード入力などの細かい操作がしやすくなった点も嬉しい進化です。
<Google Pixel Watch 3のパフォーマンス・操作性 仕様>
- プロセッサ: Snapdragon W5 Gen 1, Cortex M33 コプロセッサ
- OS: Wear OS 5.0
- メモリ: 2GB SDRAM
- ストレージ: 32GB eMMC 型フラッシュ
- 操作: サイドボタン, 触覚式リューズ, タッチ操作
まとめ:パフォーマンスと操作性
- 基本性能:プロセッサやメモリなどの主要スペックは前モデルから据え置きだが、それを感じさせない快適さを実現している。
- 体感速度の向上:最大60Hz対応ディスプレイと新OSの最適化により、スクロールやアニメーションが非常に滑らかになり、操作感が格段に向上した。
- 操作の直感性:タッチ操作と、回転できるリューズやサイドボタンといった物理ボタンの組み合わせが秀逸で、誰でも直感的に使いこなせる。
- サイズによる操作性の差:新たに加わった45mmモデルは、画面が広いことでキーボード入力などの細かい操作がしやすくなり、快適性がさらに高まっている。
スポーツ機能:Google Pixel Watch 3 ~あなたのトレーニングを賢く導くパートナーへ~
ここでは、Google Pixel Watch 3がフィットネスパートナーとしてどれほど進化したのか、そのスポーツ機能に焦点を当てます。特にランニング機能の強化と、日々のコンディション管理を劇的に変える新ツールについて、「Google Pixel Watch 2」との違いを実感しながら詳しくレビューしていきます。
あなたの体を理解する3つの新ツール
「Google Pixel Watch 2」も優れたフィットネストラッカーでしたが、Pixel Watch 3は、まるでパーソナルコーチが腕にいるかのような、より賢いデバイスへと進化しました。注目すべきは、Fitbitから導入された3つの新しいツール、「今日のエナジー」「有酸素運動負荷」「目標負荷」です。
「今日のエナジー」は、その日の自分のコンディションを数値で示してくれます。睡眠の質や心拍変動などから「今日はハードなトレーニングをすべきか、それとも回復を優先すべきか」を判断してくれるのです。実際に、前日の夜更かしがたたってスコアが低かった日に、無理せず軽いジョギングに切り替えたところ、翌日に疲れを残さず快適に過ごせました。これは、ただがむしゃらに運動するのではなく、自分の体と対話しながらトレーニングの質を高めるための強力な指標になります。
「有酸素運動負荷」は、日々の運動が心臓に与えた負荷を追跡し、トレーニングのしすぎや不足がないかを可視化します。そして「目標負荷」が、これらの情報を統合し、「今日、あなたが目指すべき運動強度」を具体的に提案してくれるのです。これらの機能は「Google Pixel Watch 2」にはなかったもので、日々のトレーニングをより計画的で、かつパーソナルなものへと引き上げてくれました。
ランナーのために進化した専用機能
Pixel Watch 3は、特にランナーにとって大きな進化を遂げています。新機能の「ワークアウト ビルダー」を使えば、自分だけのカスタムランを作成できます。例えば、私は「10分間のウォームアップ後、400mの全力走と2分間のジョギングを5セット繰り返し、最後に10分間のクールダウン」というインターバル走のメニューをウォッチ上で簡単に設定できました。
さらに感動的だったのが、ランニング中のリアルタイムガイダンスです。設定したメニュー通りに走っていると、「スプリントを開始」「ペースを維持」「クールダウンの時間です」といった指示を、音声と心地よい振動で伝えてくれます。これにより、何度も時計に目を落とす必要がなくなり、純粋に走ることだけに集中できました。ペースが目標から外れたり、心拍数が設定したゾーンを超えたりした時にもアラートをくれるので、トレーニングの質が格段に向上したと実感しています。ランニング後には、歩幅や上下動などを分析するフォーム分析機能もあり、自分の走り方を客観的に見直す良いきっかけになりました。
実際のランニングでの使用感とGPS精度
新機能の実力を確かめるため、作成したインターバルメニューを携えて、いつものコースを走ってみました。走り始める際にワークアウトを開始すると、都心部のビル街だったせいか、GPSの接続に少し時間がかかる印象を受けました。接続まで十数秒待つ場面があり、すぐに走り出したい方にとっては少し気になるかもしれません。
しかし、一度走り出してからの体験は素晴らしいものでした。特にリアルタイムガイダンスは秀逸で、インターバルの切り替えタイミングを振動で的確に伝えてくれるため、時計画面を気にすることなく走りに集中できました。一方で、ランニング中のリアルタイムのペース表示には、時折わずかな誤差が見られることがありました。最終的にFitbitアプリに記録されたルートマップや総距離は正確でしたが、瞬間的なペースの安定性は、専門的なランニングウォッチには一歩譲るかもしれません。とはいえ、ランニング後にアプリで詳細なフォーム分析を確認できるのは非常に有益で、トレーニングの質を確実に一段階引き上げてくれると感じました。
豊富なワークアウトと日常の使い勝手
ランニング以外にも、Pixel Watch 3は40種類以上のワークアウトに対応しており、ヨガから筋力トレーニングまで、幅広いアクティビティを記録できます。運動中の心拍数測定の精度は非常に高く、専門機器と比べても遜色ないレベルです。ワークアウト画面に表示される心拍ゾーンメーターは、運動の強度をリアルタイムで把握するのに役立ち、モチベーション維持にも繋がりました。
また、運動中に「Spotify」のプレイリストを変えたい時も、ワークアウト画面から直接メディアを操作できるようになったのは、地味ながら嬉しい改善点です。運動の流れを止めずに音楽を変えられるため、より快適にトレーニングに没頭できました。
<Google Pixel Watch 3のスポーツ機能 一覧>
- 対応ワークアウト: 40種類以上(うち7種類は自動検知に対応)
- 新トレーニングツール: 今日のエナジー, 有酸素運動負荷, 目標負荷
- ランニング新機能: カスタムラン作成, リアルタイムガイダンス(音声・振動), フォーム分析(歩調、歩幅、上下動など)
- 心拍数測定: マルチパス光学式心拍数センサー, 心拍ゾーントラッキング
- GPS: GPS, Galileo, Glonass, Beidou, QZSS(みちびき)対応
- その他: 運動中のメディアコントロール機能
まとめ:スポーツ機能
- トレーニング管理の進化:「今日のエナジー」など3つの新ツールにより、日々のコンディションに基づいた、より賢くパーソナルなトレーニング計画が可能になった。
- ランナー向け機能の強化:カスタムラン作成やリアルタイムガイダンス機能は非常に強力で、まるで専属コーチがいるかのようにトレーニングの質を高めてくれる。
- 高いセンサー精度:運動中の心拍数測定は非常に正確で、信頼性の高いデータに基づいたトレーニング分析ができる。
- 汎用性と利便性:ランニング以外の40種類以上のワークアウトにも対応し、運動中のメディア操作など、使い勝手も着実に向上している。
ヘルスケア機能:Google Pixel Watch 3 ~日々の健康と眠りを、もっと深く見つめる~
ここでは、Google Pixel Watch 3が日々の健康管理、つまりウェルネスのパートナーとしてどれほど優れているのかに焦点を当てます。進化したスポーツ機能だけでなく、睡眠やストレスといった日常の指標をいかに手軽に、そして深く把握できるようになったのか、その魅力を「Google Pixel Watch 2」との比較を交えながらレビューします。
一日の始まりを整える新機能「朝のブリーフィング」
Google Pixel Watch 3を使って最も感動した新機能が、この「朝のブリーフィング」です。朝、目覚めるとウォッチに届いている一つの通知を開くだけで、昨晩の睡眠スコア、その日のコンディションを示す「今日のエナジー」、そして天気予報までが一目で確認できます。これは、「Google Pixel Watch 2」にはなかった体験で、朝の忙しい時間にスマートフォンを開いて複数のアプリを確認する手間を省いてくれます。
自分のコンディションを起床後すぐに把握できるため、「今日はエナジースコアが高いから、少し強度を上げた運動をしよう」「睡眠の質が良くなかったから、今日は無理せず過ごそう」といったように、その日の活動計画をより健康的に立てるのに役立ちました。一日の始まりを、自分の体と向き合うことからスタートさせてくれる、非常にスマートで便利な機能です。
精度と信頼性の高いヘルスモニタリング
Google Pixel Watch 3は、心拍数、血中酸素ウェルネス、皮膚温、ストレスレベルなど、私たちの健康状態を24時間見守ってくれます。搭載されているセンサー群は「Google Pixel Watch 2」から引き継がれた高性能なものですが、そのデータの信頼性は驚くほど高いです。専門機器と比較しても、心拍数の精度は98.44%、歩数の精度は99.40%と、ほとんど誤差がありませんでした。
特に注目すべきは、アルゴリズムの改善による心拍数測定の進化です。ハードウェアは同じでも、ランニング中の心拍数トラッキングはより安定し、リアルタイムでの正確性が向上していると感じました。高すぎる心拍数や低すぎる心拍数を検知した際には通知も届くため、日々の活動やトレーニングを安心して行えます。
トップクラスの精度を誇る睡眠トラッキング
睡眠トラッキング機能の詳しさは、他のスマートウォッチと比較してもトップクラスです。Pixel Watch 3は、レム睡眠や深い睡眠といった睡眠段階を正確に分析し、専門機器と比べても遜色ないデータを示してくれました。
特に便利なのが、睡眠を検知すると自動で画面オフや通知オフになる「おやすみ時間モード」です 。朝起きると自動で通常モードに戻してくれるため、自分でモードを切り替える手間がなく、つけ忘れや消し忘れの心配がありませんでした。この機能のおかげで、毎晩ストレスなくウォッチを装着したまま眠りにつくことができ、精度の高い睡眠データを継続的に記録できています。
より深い洞察を得るためのFitbit Premium
収集したデータをさらに深く活用するために欠かせないのが「Fitbit Premium」です。Pixel Watch 3には6ヶ月間の無料トライアルが付属しており、これを利用することで、単なるデータ以上の価値を体験できます。
例えば、私の睡眠パターンを分析し、「イルカ(眠りが浅く、途中で目が覚めやすいタイプ)」という面白いキャラクターで特徴を教えてくれた上で、睡眠の質を向上させるためのパーソナライズされたアドバイスを提供してくれました。このような深い洞察は、健康的な生活習慣を築く上で強力なモチベーションになります。他にも、プロトレーナーが指導するワークアウトや瞑想セッションなど、豊富なコンテンツを利用できるのも魅力です。
<Google Pixel Watch 3のヘルスケア機能 一覧>
- 新機能: 朝のブリーフィング
- 心拍数測定: マルチパス光学式心拍数センサー、常時測定、高心拍・低心拍の通知
- 血中酸素ウェルネス: 睡眠中のモニタリング
- 皮膚温センサー: 睡眠中の変動を記録
- ストレスマネジメント: cEDAセンサーによる身体反応の計測、ストレススコア表示
- 睡眠トラッキング: 睡眠スコア、睡眠段階の分析、自動おやすみ時間モード
- Fitbit Premium連携: より詳細な分析、パーソナライズされたガイダンス、スリープアニマルなど(6ヶ月無料)
- その他: 歩数、消費カロリー、移動距離の記録
まとめ:ヘルスケア機能
- 朝のブリーフィング:起床時に睡眠、エナジー、天気などをまとめて確認できる非常に便利な新機能。
- センサーの精度:心拍数や歩数の測定精度は専門機器レベルに高く、日々の健康指標として非常に信頼できる。
- 睡眠トラッキング:詳細かつ正確な睡眠分析が可能で、自動おやすみ時間モードの搭載により、使い勝手も大きく向上している。
- Fitbit Premiumの価値:6ヶ月間の無料トライアルで、パーソナライズされた深い洞察やアドバイスを得られ、健康管理の質をもう一段階高めてくれる。
スマート機能:Google Pixel Watch 3 ~日常生活をよりシームレスにするGoogleエコ連携~
ここでは、Google Pixel Watch 3が日々の健康を見守るだけでなく、私たちの生活をいかに賢く、そして便利にしてくれるのか、そのスマート機能に焦点を当てます。「Google Pixel Watch 2」から受け継がれた機能に加え、新たに追加されたGoogleエコシステムとの深い連携がもたらす体験を、具体的なエピソードを交えながらレビューします。
Google Pixelとの連携で広がる創造性と利便性
Pixel Watch 3は、特にGoogle Pixelスマートフォンとの組み合わせでその真価を発揮します。友人との集合写真を撮る際に、三脚に立てたPixelスマートフォンのカメラ映像を手元のウォッチで確認しながら、ベストなタイミングでシャッターを切る。このカメラの遠隔操作機能は前モデルから引き継がれたものですが、やはり非常に実用的です。
そして、注目すべき新機能が「レコーダー」アプリの搭載です。先日、外出先でふと思いついたアイデアを、スマートフォンを取り出すことなく、ウォッチに話しかけるだけでさっと音声メモとして録音できました。録音データは自動でPixelスマートフォンに同期され、後からテキストに変換することも可能です。ただし、文字起こしの精度はスマートフォン本体には及ばず、録音時間も30分という上限があるため、あくまで簡易的なメモ用途と割り切るのが良さそうです。
リビングがもっと便利になるGoogle Home連携
「Google Pixel Watch 2」にはなかった、Google Homeデバイスとの連携強化も大きな魅力です。自宅のリビングでくつろいでいる時、ふとテレビの音量を上げたくなりましたが、リモコンが見当たりません。そんな時、ウォッチをスワイプしてGoogle Homeのタイルをタップするだけで、Chromecastに接続されたテレビの音量を簡単に調節できました。ソファの隙間を探す手間が省ける、この小さな便利さが日々の暮らしの質を上げてくれます。
さらに感動的だったのが、玄関に設置したGoogle Nest Doorbellとの連携です。来客の通知がウォッチに届き、タップすると玄関先のライブ映像が手元に表示されました。そのままウォッチを通じて「今、出ます」と応答できたのです。スマートフォンを探す必要すらないこのシームレスな体験は、Googleエコシステム全体でデバイスを使っているユーザーにとって、非常に強力なメリットだと感じました。
いざという時の頼れる安心機能
Google Pixel Watch 3は、日々の便利さだけでなく、万が一の時のための安心機能も「Google Pixel Watch 2」からしっかりと受け継いでいます。例えば、夜間のランニングに出かける前に「安全確認」タイマーをセットしておけば、設定時間内に私が無事を応答しない場合、あらかじめ登録しておいた緊急連絡先に現在地が自動で通知されます。
また、激しい転倒を検知して自動で緊急サービスに通報する「転倒検出」や、サイドボタンの長押しで助けを呼べる「緊急SOS」も搭載されています。これらの機能があることで、一人で活動する際も大きな安心感を得られます。ただし、一部の高度な安全機能は、価格が高いLTEモデルや有料のFitbit Premiumへの加入が必要になる場合がある点は、購入前に確認しておくと良いでしょう。
<Google Pixel Watch 3のスマート機能 一覧>
- Pixel連携: Google Pixelカメラの遠隔操作, 「レコーダー」アプリによる録音と同期
- Google Home連携: Google TVのリモコン操作(音量調整、再生/停止など), Google Nest Cam/Doorbellのライブ映像確認と応答
- 安全機能: 安全確認, 転倒検出, 緊急SOS, 緊急事態の共有, 医療に関する情報
- その他: Googleアシスタント, Googleマップナビゲーション, Googleウォレット(決済機能)
まとめ:スマート機能
- Pixel連携の深化:従来のカメラ操作に加え、新搭載の「レコーダー」アプリにより、Pixelスマートフォンとの連携がさらに強力で便利になった。
- スマートホーム連携:Google TVのリモコン操作やNestカメラの映像確認機能が追加され、ウォッチが手首の上のスマートホームハブとして機能する。
- 安心の安全機能:「安全確認」や「転倒検出」といった、いざという時に頼りになる機能が前モデルから継承されており、大きな安心感を与えてくれる。
- エコシステムの価値:これらのスマート機能は、Googleの製品やサービスを多用しているユーザーであればあるほど、その真価を実感できる。
バッテリー持ちと充電:Google Pixel Watch 3 ~ついに訪れた「2日目の朝」と充電の快適性~
ここでは、スマートウォッチ選びで最も重要な要素の一つであるバッテリー性能について、Google Pixel Watch 3がどのような進化を遂げたのかをレビューします。これまでのモデルで常に課題とされてきたこの点について、スペックと実際の使用感を「Google Pixel Watch 2」と比較しながら、詳しく解説していきます。
進化したバッテリー性能:スペックと前モデルとの比較
Google Pixel Watch 3のバッテリーは、サイズごとに異なるアプローチで進化を遂げています。41mmモデルのバッテリー容量は307mAhで、「Google Pixel Watch 2」(306mAh)とほぼ同等です。一方、新登場の45mmモデルは420mAhのバッテリーを搭載しており、これは前モデルから約35%も大容量化したことになります。
メーカーの公称値では、どちらのモデルも画面を常に表示する「常時表示(AOD)」モードで最長24時間、新機能の「バッテリーセーバーモード」を利用すれば最長36時間の駆動が可能とされています。スペック上では、41mmモデルは効率化と充電速度で、45mmモデルは物理的な容量で、バッテリー体験の向上を図っていることがわかります。
大幅に向上したバッテリー駆動時間を検証
「Google Pixel Watch 2」を使っていた頃、私には常にバッテリー残量への小さな不安が付きまとっていました。しかし、Pixel Watch 3を使い始めて、その不安は過去のものとなりました。
私の使い方では、45mmモデルは日中の通知確認や簡単な操作、夜間の睡眠トラッキングを含めて丸一日使用しても、翌朝のバッテリー残量は60%以上残っていることがほとんどでした。画面の常時表示をオフにすれば、ほぼ2日間、充電なしで過ごすことができたのには嬉しい驚きがありました。41mmモデル(307mAh)も同様に進化しており、フル充電の状態から約1日半、最長で43時間連続で使用できたこともありました。これは、毎日充電が必須だった「Google Pixel Watch 2」の体験からは考えられないほどの大きな進歩です。
画面を常に表示させるAODモードはバッテリー消費が大きいですが、ここでも進化を実感できました。メーカー公称値は「最長24時間」ですが、私が45mmモデルでAODをオンにし、さらに睡眠トラッキングも併用した状態でも、24時間経過時点でバッテリーが20%~40%残っていることがほとんどでした。一日中、時計らしい見た目を保ちながら、夜間の健康データもしっかり記録できる。この安心感は何物にも代えがたいものがあります。
GPSを継続的に使用するランニングや、「Google マップ」でのナビゲーションはバッテリーを大きく消費する機能です。しかし、Pixel Watch 3では、30分程度のランニングでGPSを使用しても、その後のバッテリー持ちに致命的な影響はありませんでした。「Google マップ」を使いながら外出しても、余裕で1日を乗り切ることができ、アクティブなシーンでもバッテリー残量を過度に気にする必要がなくなりました。
毎日の習慣に溶け込む、スマートな充電体験
Pixel Watch 3は、充電の快適性においても細やかな進化を遂げています。特に41mmモデルは充電速度が向上し、0%から100%までのフル充電が約60分で完了します。これは「Google Pixel Watch 2」より約15分速い数値です 。大容量の45mmモデルでも、フル充電にかかる時間は約80分です。
この充電速度は、私の生活リズムに完璧にフィットしました。毎朝、シャワーを浴びて身支度を整える間の約25分充電するだけで、41mmモデルなら50%、45mmモデルでも50%近くまで回復し、一日中使うには十分な電力を確保できます。
また、充電ケーブルが「Google Pixel Watch 2」と共通で使える互換性や 、充電中に「約20分で充電完了」といった目安時間が表示されるようになった点も、ユーザーに寄り添った嬉しい改善点です。
<Google Pixel Watch 3のバッテリー・充電 仕様>
- バッテリー容量:
- 41mmモデル: 標準 307 mAh
- 45mmモデル: 標準 420 mAh
- 公称駆動時間:
- 常時表示ディスプレイで最長24時間
- バッテリーセーバーモードで最長36時間
- 充電速度(0%→100%):
- 41mmモデル: 約60分
- 45mmモデル: 約80分
- 充電方式: USB-C® マグネット式急速充電ケーブル
まとめ:バッテリー持ちと充電
- バッテリー性能の進化:45mmモデルは35%の大容量化で2日間の使用も視野に入り、41mmモデルも実使用で1日半以上持つなど、前モデルから大幅に向上した。
- シーン別の実力:常時表示やGPS使用時でも、公称値を上回ることもある安定したパフォーマンスを発揮し、あらゆるシーンで実用的に使えるレベルに進化した。
- 充電速度と快適性:41mmモデルは約60分、45mmモデルは約80分でフル充電が可能で、朝の短い時間で一日分の充電を賄える利便性を実現した。
- 充電体験の改善:充電ケーブルの互換性維持や完了までの目安時間表示など、ユーザーに寄り添った細やかな改善が施されている。
- 総括:これまでの弱点だったバッテリー性能が、サイズごとの的確なアプローチによって実用的なレベルへと大きく改善され、もはや購入をためらう理由にはならない。
通信性能:Google Pixel Watch 3 ~より速く、より安定した「つながる」未来へ~
ここでは、スマートウォッチの快適さを陰で支える通信性能に焦点を当てます。Google Pixel Watch 3が搭載する最新の通信技術が、日々の使い心地をどのように向上させるのか。「Google Pixel Watch 2」からの目に見えない部分での着実な進化を、具体的な使用感を交えながらレビューしていきます。
UWBチップがもたらす、よりスマートな連携
Google Pixel Watch 3の通信性能における最大の進化点が、UWB(超広帯域無線)チップの新規搭載です。これまでのPixel Watch 2ではBluetoothを利用していたPixelスマートフォンのロック解除が、UWBに対応したPixel 7 Pro以降のProモデルと組み合わせることで、さらに素早く、そして安定して行えるようになりました。
実際にPixel 8 Proと連携させて使ってみると、ウォッチを手首に装着したままスマートフォンに近づくだけで、スッとロックが解除される体験は非常にシームレスです。Bluetooth接続のように時折解除に失敗することもほとんどなく、より確実性が増した印象を受けました。将来的には、BMWやMINIといった対応車種のデジタルキーとしても利用可能になるとのことで、スマートウォッチが生活の鍵となる未来を予感させる、エキサイティングな進化です。
Wi-Fi 6とBluetooth 5.3への着実なアップグレード
Pixel Watch 3は、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)とBluetooth 5.3という、最新の通信規格に対応しました。「Google Pixel Watch 2」が対応していたWi-Fi 4やBluetooth 5.0からの着実なアップグレードです。
この恩恵は、特に自宅のWi-Fi環境下で感じられました。ウォッチフェイスのダウンロードや、「Spotify」からプレイリストを本体に保存する際の転送速度が、明らかに速くなったと体感できます。また、Bluetooth 5.3は接続の安定性と省電力性に優れており、イヤホンとの接続が途切れにくくなっただけでなく、バッテリー持ちの向上にも貢献しているはずです。これらの地味ながらも堅実な進化が、デバイス全体の快適さを底上げしています。
スマートフォンから解放されるLTEモデルの利便性
もちろん、スマートフォンなしで単体通信が可能なLTEモデルもラインナップされています。私はランニングに出かける際、あえてスマートフォンを家に置いてウォッチだけで出かけることが多いのですが、LTEモデルの利便性は絶大です。
ウォッチだけで電話を受けたり、「YouTube Music」をストリーミング再生しながら走ったりと、身軽にアクティビティを楽しめます。また、万が一の際に役立つ「安全確認」機能も、スマートフォンが手元になくても緊急連絡先に位置情報を共有できるため、大きな安心材料になります。ウォッチの内蔵マイクとスピーカーでの通話も、静かな環境であれば問題なく行え、まさに手首の上の小さなスマートフォンとして活躍してくれます。
<Google Pixel Watch 3の通信性能 仕様>
- UWB(超広帯域無線): 搭載
- Wi-Fi: Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax), 2.4GHz/5GHz対応
- Bluetooth: Bluetooth® 5.3
- モバイル通信(LTEモデル): 4G LTE および UMTS
- NFC/FeliCa: 搭載
- GPS: GPS, Galileo, Glonass, Beidou, QZSS
まとめ:通信性能
- UWBチップの新搭載:対応Pixelスマートフォンのロック解除がより素早く安定し、将来的なデジタルキーへの拡張性も備えている。
- 最新規格への対応:Wi-Fi 6とBluetooth 5.3へのアップグレードにより、データ転送速度や接続の安定性が着実に向上した。
- LTEモデルの価値:スマートフォンを持たずに通話や音楽、安全機能を利用できる利便性は、アクティブなユーザーにとって大きな魅力。
- 総括:目には見えにくい部分だが、通信規格の堅実な進化が、デバイス全体の接続性と将来性を高め、より快適で安心な体験を提供している。
OSとアプリ:Google Pixel Watch 3 ~Wear OS 5がもたらす、より賢く、より快適な体験~
ここでは、Google Pixel Watch 3の体験全体を支えるソフトウェア、つまりOSとアプリの使い勝手に焦点を当てます。新しく搭載された「Wear OS 5.0」がもたらす改善点や、アプリによる拡張性について、「Google Pixel Watch 2」との比較を交えながら、その魅力を詳しくレビューしていきます。
Wear OS 5.0が実現する、直感的で快適なUI
Google Pixel Watch 3には、最新の「Wear OS 5.0」が搭載されています。これにより、ユーザーインターフェース(UI)は「Google Pixel Watch 2」から着実な進化を遂げました。特に私が便利だと感じたのが、アプリ一覧の新しい表示方法です。従来の一列に並ぶリスト表示に加え、アプリアイコンを格子状に並べる表示が選べるようになりました。これにより、多くのアプリの中から目的のものを少ないスクロールで素早く見つけ出せるようになり、操作の効率が格段に向上しました。
通知の見やすさも優れています。文字サイズを6段階で調整できるため、自分の見やすい大きさに設定できます。また、周囲の明るさに応じて輝度が自動で調整されるので、屋外の明るい場所から室内の暗い場所へ移動しても、常に見やすい状態が保たれていました。
日々の生活を豊かにする新機能
Wear OS 5では、日々の生活をより便利にする機能がOSレベルで追加されました。その一つが、睡眠を検知すると自動で通知や画面表示をオフにする「おやすみ時間モード」です。これにより、就寝中の意図しない通知で睡眠を妨げられることがなくなりました。また、「Google マップ」がオフラインでの利用に対応したのも大きな進化です。事前に地図をダウンロードしておけば、スマートフォンが手元にない状態でもナビゲーションが利用できるため、ランニングなどの際に大きな安心感がありました。
手首の上で完結する、多彩なGoogleアプリ
Wear OSの最大の強みは、やはりGoogleの各種サービスとのシームレスな連携です。Pixel Watch 3では、その体験がさらにリッチになりました。「Gmail」や「Googleカレンダー」でメールや予定を手軽に確認できるのはもちろん、「Googleウォレット」を使えば手首をかざすだけでSuicaやタッチ決済が完了します。
注目すべきは、新たに追加されたアプリです。「Google TVリモコン」アプリを使えば、リビングで見失いがちなリモコンを探すことなく、手元でテレビを操作できます。「レコーダー」アプリは、ふとした瞬間のアイデアを音声メモとして記録し、自動でPixelスマートフォンに同期してくれるので非常に便利です。これらの純正アプリが充実したことで、スマートフォンを取り出す機会がさらに減りました。ただし、サードパーティ製アプリのラインナップは、Apple Watchと比較するとまだ発展途上だと感じる場面もあり、今後のエコシステムの充実に期待したいところです。
対応機種と今後のサポートについて
Google Pixel Watch 3を利用するには、Android 10.0以降を搭載したスマートフォンが必要です。「Google Pixel Watch 2」の対応OSがAndroid 9.0以降だったことから、条件が少し厳しくなっている点には注意が必要です。また、これまでと同様にiPhoneなどのiOSデバイスには対応していません。セットアップにはGoogleアカウントと「Google Pixel Watch」アプリが必須となります。
スマートウォッチを長く使い続ける上で、ソフトウェアのアップデートは重要な要素です。その点、Google純正デバイスであるPixel Watchシリーズは、定期的な機能追加やセキュリティアップデートが期待できるため、安心して使い続けることができるでしょう。
<Google Pixel Watch 3のOS・アプリ 仕様>
- OS: Wear OS 5.0
- UI: 新しい格子状アプリランチャー、カスタマイズ可能なタイル
- 独自アプリ: Google TVリモコン, レコーダー, Googleマップ(オフライン対応), Google Homeなど
- アプリストア: Google Playストア
- 対応機種: Android 10.0以降を搭載したスマートフォン
- 非対応機種: iOSデバイス(iPhone, iPadなど)
まとめ:OSとアプリ
- OSの進化:新搭載のWear OS 5.0と滑らかなディスプレイにより、UIの操作感が「Google Pixel Watch 2」から格段に向上した。
- UIの改善:新しい格子状のアプリランチャーが追加され、多くのアプリへのアクセス性が向上し、より直感的な操作が可能になった。
- Googleアプリ連携:Gmailやマップに加え、レコーダーやTVリモコンといった便利な純正アプリが追加され、Googleエコシステムとの連携がさらに深化した。
- 対応機種:利用にはAndroid 10.0以降のスマートフォンが必須であり、iPhoneユーザーは利用できないため注意が必要。
Google Pixel Watch 3 と Google Pixel Watch 2の違い:スペック比較
ここでは、Google Pixel Watch 3と前モデルであるGoogle Pixel Watch 2の主要な仕様を徹底比較し、それぞれのハードウェアがどのように異なり、進化したのかを客観的なデータに基づいて詳しく見ていきます。サイズ、ディスプレイ、バッテリー、パフォーマンス、接続性など、購入を検討する上で重要なポイントを一つひとつ明らかにしていきます。
モデルとサイズ展開
スマートウォッチの装着感や視認性に大きく関わる本体サイズと重量から見ていきましょう。
- Google Pixel Watch 2:
サイズ展開:直径41mmの1種類のみでした。
重量:31g(バンドを除く)。 - Google Pixel Watch 3:
サイズ展開:従来の41mmモデルに加え、新たに直径45mmの大型モデルが追加されました。 これにより、手首の太さや好みに合わせて選べる選択肢が広がりました。
重量(バンドを除く):
41mmモデル:31g(Pixel Watch 2と同じ)
45mmモデル:37g
ディスプレイの進化
次に、情報を表示するディスプレイの進化点です。Google Pixel Watch 3では、より明るく、見やすい画面へと進化を遂げています。
- Google Pixel Watch 2:
ディスプレイ:320 ppi AMOLEDディスプレイ(DCI-P3 カラー)
最大輝度:1,000ニト
解像度:384×384ドット
リフレッシュレート:30Hz - Google Pixel Watch 3:
ディスプレイ:Actuaディスプレイ(カスタム 3D Corning® Gorilla® Glass 5)
最大輝度:2,000ニト(Pixel Watch 2の2倍の明るさ) これにより、日差しの強い屋外での視認性が格段に向上しました。
ベゼル縮小による表示領域拡大:
41mmモデル:Pixel Watch 2より10%拡大
45mmモデル:Pixel Watch 2より40%拡大
解像度:
41mmモデル:408×408ドット
45mmモデル:456×456ドット
リフレッシュレート:1Hz~60Hzの動的(可変)リフレッシュレートに対応し、電力効率と応答性が向上しています。
バッテリーと充電性能
スマートウォッチの使い勝手を左右するバッテリー持続時間と充電速度も比較します。
- Google Pixel Watch 2:
バッテリー容量:標準306mAh
バッテリー駆動時間:常時表示ONで最大24時間
充電速度:30分で50%、75分で100% - Google Pixel Watch 3:
バッテリー容量:
41mmモデル:標準307mAh
45mmモデル:標準420mAh(Pixel Watch 2より約35%増量) - バッテリー駆動時間:
常時表示ON:最大24時間(Pixel Watch 2と同じ)
バッテリーセーバーモード:最長36時間
充電速度:
41mmモデル:約24分で50%、約60分で100%
45mmモデル:約28分で50%、約80分で100%
その他:充電ケーブルはPixel Watch 2と互換性があり、充電中に満充電までの残り時間が表示されるようになりました。
パフォーマンス(チップ・メモリ・ストレージ・OS)
ウォッチの動作速度や処理能力に関わるスペックです。
- Google Pixel Watch 2:
チップセット:Snapdragon W5 Gen 1、Cortex M33 コプロセッサ
メモリ:2GB SDRAM
ストレージ:32GB eMMC型フラッシュ
OS:Wear OS 4.0 - Google Pixel Watch 3:
チップセット:Snapdragon W5 Gen 1、Cortex M33 コプロセッサ(Pixel Watch 2と同じ)
メモリ:2GB SDRAM(Pixel Watch 2と同じ)
ストレージ:32GB eMMC型フラッシュ(Pixel Watch 2と同じ)
OS:Wear OS 5.0
接続性
スマートフォンや他のデバイスとの連携をスムーズに行うための通信機能も進化しています。
- Google Pixel Watch 2:
Bluetooth:Bluetooth® 5.0
Wi-Fi:802.11 b/g/n 2.4GHz
UWB(超広帯域無線):非搭載 - Google Pixel Watch 3:
Bluetooth:Bluetooth® 5.3
Wi-Fi:Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac/ax 2.4GHz、5GHz(Wi-Fi 6対応)
UWB(超広帯域無線):搭載
センサー
健康管理やフィットネス機能の基盤となるセンサー類です。
- Google Pixel Watch 2:
搭載センサー:コンパス、高度計、酸素飽和度センサー、多目的電気センサー、マルチパス光学式心拍数センサー、3軸加速度計、ジャイロスコープ、周囲光センサー、皮膚コンダクタンス(cEDA)測定用電気センサー、皮膚温センサー、気圧計、磁力計 - Google Pixel Watch 3:
搭載センサー:Pixel Watch 2に搭載されていたものと同じ種類です。
進化点:これらのセンサーを活用したランニング中の心拍数トラッキング精度がPixel Watch (初代) および Pixel Watch 2よりも向上しました。 また、一部地域では脈拍喪失検出機能が導入されましたが、日本での対応は未定です。
価格
Googleストアでの発売時の価格(税込)です。
- Google Pixel Watch 2:
Wi-Fiモデル:51,800円
LTEモデル:59,800円 - Google Pixel Watch 3:
41mm Wi-Fiモデル:52,800円
41mm LTEモデル:69,800円
45mm Wi-Fiモデル:59,800円
45mm LTEモデル:76,800円
まとめ:進化したポイントと変わらない安心感
Google Pixel Watch 3は、前モデルであるGoogle Pixel Watch 2の優れた点を継承しつつ、特にユーザーの選択肢を広げるサイズ展開、視認性を大幅に向上させたディスプレイ、そしてより柔軟なバッテリー運用を可能にするバッテリーセーバーモードの追加や充電速度の向上といった点で着実な進化を遂げています。
また、最新のWear OS 5.0の搭載や、UWBチップの追加、Wi-Fi 6への対応など、接続性やソフトウェア面での機能強化も見逃せません。
一方で、チップセットやメモリ、ストレージ容量は据え置きとなっており、基本的な処理性能に大きな変化はありません。センサーの種類も同様ですが、心拍数トラッキング精度の向上など、ソフトウェアによる改善が図られています。
全体として、Google Pixel Watch 3は、より明るく見やすい画面と、使い方に合わせたサイズ選択、そして安心感を増したバッテリー周りを求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。特に屋外での活動が多い方や、より大きな画面で情報を確認したい方には45mmモデルが、従来のコンパクトさを好む方やPixel Watch 2からの乗り換えで既存のバンド資産を活かしたい方には41mmモデルが適していると言えそうです。
Google Pixel Watch 3のメリット・デメリット
ここでは、Google Pixel Watch 3を実際に使用して感じたメリットと、購入前に知っておきたいデメリットについて、詳しく解説していきます。デザイン、ディスプレイ、バッテリー、パフォーマンス、健康管理機能など、様々な角度からその魅力と注意点を明らかにします。
【メリット】
メリット1:選べる2つのサイズと洗練されたデザイン
Google Pixel Watch 3は、従来からの41mmモデルに加え、新たに45mmモデルが登場しました 。これにより、自分の手首の太さや好みの装着感に合わせて最適なサイズを選べるようになったのは大きな魅力です。円形のドーム型ディスプレイと100%リサイクルアルミニウムのケースが生み出す洗練されたデザインは健在で 、どんなファッションにも馴染みます。また、液晶が丸みを帯びているため、手首を動かした際に圧迫感が少ないのも嬉しいポイントです 。
メリット2:驚くほど明るく見やすいディスプレイ
新採用のActuaディスプレイは、最大輝度が前モデルGoogle Pixel Watch 2の1,000ニトから2倍の2,000ニトへと大幅に向上しました 。これにより、日差しの強い屋外でも画面の表示が驚くほどクリアに見えます。さらに、ベゼルがスリムになったことで、41mmモデルで10%、45mmモデルでは40%も表示領域が拡大し 、解像度も向上したため 、文字やアイコンがよりくっきりと表示されます。1Hzから60Hzのダイナミックリフレッシュレートにも対応し、滑らかな表示と省電力性を両立しています 。
メリット3:安心感を増したバッテリーと高速充電
特に45mmモデルでは、バッテリー容量がGoogle Pixel Watch 2と比較して約35%増加しました 。また、新たに搭載されたバッテリーセーバーモードを利用すれば、最長で36時間のバッテリー駆動が可能です 。充電速度も向上しており、41mmモデルなら約60分、45mmモデルでも約80分でフル充電が完了します 。Google Pixel Watch 2の充電ケーブルとの互換性がある点や 、充電中に満充電までの残り時間が表示されるようになったのも便利な改善点です 。
メリット4:Wear OS 5.0による快適な操作性と新機能
最新のWear OS 5.0を搭載し、全体的な動作の最適化や新機能の追加が図られています 。アプリ一覧の表示方法にアイコンが格子状に並ぶ新しいUIが追加され、より直感的な操作が可能になりました 。また、ユーザーの睡眠を検知して自動でおやすみモードに移行する「自動おやすみ時間モード」は、睡眠の質の向上とバッテリー節約に貢献します 。触覚式リューズとサイドボタン、タッチスクリーンの組み合わせによる操作性の良さも健在です 。
メリット5:UWBチップ搭載と最新規格で強化された接続性
新たにUWB(超広帯域無線)チップが搭載され、対応するPixelスマートフォンとの連携がよりスムーズになりました。例えば、スマートフォンのロック解除がより安定して行えるようになります 。Bluetoothも5.3にアップデートされ 、Wi-FiはWi-Fi 6に対応し5GHz帯も利用可能になるなど 、接続の安定性と速度が向上しています。
メリット6:進化したFitbitの健康・フィットネス機能
Fitbitの機能がさらに強化され、「今日のエナジー」「有酸素運動負荷」「目標負荷」といった新しい健康指標が導入されました 。これにより、日々のコンディションに基づいたパーソナルな健康管理が可能です。ランニング機能も大幅に進化し、カスタムランの作成、リアルタイムガイダンス、フォーム分析などが可能になりました 。また、起床時に健康情報や天気をまとめて確認できる「朝のブリーフィング」機能も便利です 。ランニング中の心拍数トラッキング精度も向上しています 。
メリット7:よりシームレスになったGoogleエコシステムとの連携
Google TVリモコン機能が追加され、ウォッチからテレビの操作が可能になりました 。Google Nest CamやDoorbellとの連携も強化され、ウォッチ上でリアルタイムのカメラ映像を確認できます 。また、Pixelレコーダーアプリが追加され、ウォッチで録音した音声メモをPixelスマートフォンと同期し、文字起こしも可能です 。
Googleマップのオフライン利用にも対応し 、GoogleアシスタントやGoogleウォレット(Suica、iD、QUICPayなどに対応)も引き続き便利に使えます 。
【デメリット】
デメリット1:価格の上昇
Google Pixel Watch 3は、前モデルのGoogle Pixel Watch 2と比較して全体的に価格が上昇しています 。最も安価な41mmのWi-Fiモデルでも5万円を超える価格設定は、気軽に購入するにはやや高価だと感じるかもしれません 。
デメリット2:依然として毎日の充電が必要な可能性
バッテリー性能は向上しているものの、公称値では常時表示ONで24時間となっており、使い方によっては毎日の充電が必要になる可能性があります 。特に多機能なスマートウォッチの中では、バッテリー持ちが良いとは言えないかもしれません。
デメリット3:iOSユーザーは非対応
Google Pixel Watch 3はAndroid 10.0以降を搭載したスマートフォンに対応しており、iPhoneなどのiOSデバイスでは使用できません 。Apple WatchがAndroidスマートフォンで使えないのと同様に、プラットフォーム間の互換性はありません。
デメリット4:主要な内部ハードウェアは据え置き
心臓部となるチップセット(Snapdragon W5 Gen 1)、メモリ(2GB)、ストレージ(32GB)といった主要な内部ハードウェアは、Google Pixel Watch 2から変更されていません 。OSの最適化による動作改善は見られますが、処理性能の大幅な向上を期待していたユーザーにとっては物足りないかもしれません。
デメリット5:45mmモデルのバンドは専用設計
新たに追加された45mmモデルのバンドは専用設計となっており、従来の41mmモデルやGoogle Pixel Watch 2のバンドとの互換性がありません 。複数のバンドを使い分けたいと考えている方は注意が必要です。
デメリット6:Fitbit Premiumの有料機能
Fitbitの全ての機能を最大限に活用するには、月額または年額の料金が発生するFitbit Premiumへの加入が必要になる場合があります 。購入時には6ヶ月の無料トライアルが付いていますが、その後も詳細な分析やガイダンスを利用したい場合は追加費用がかかります。
Google Pixel Watch 3のスペック(仕様)
- ディスプレイ 41mm / 45mm Actua (AMOLED LTPO)
※320 ppi、DCI-P3 カラー、最大輝度 2,000 ニト、最小輝度 1 ニト(AOD)、常時表示、3D Corning Gorilla Glass 5 - リフレッシュレート 1~60 Hz
- クラウン 触覚式リューズ (高性能な触覚技術)
- プロセッサ(チップ)Qualcomm SW5100、Cortex M33 コプロセッサ
- RAM(メモリ) 2GB SDRAM
- ストレージ 32 GB eMMC 型フラッシュ
- バッテリー 41mm:標準 307 mAh、45mm:標準 420 mAh
- 駆動時間 常時表示で24時間使用可能、バッテリー セーバーモードで最長 36 時間
- 充電 USB-C 急速充電ケーブル
41mm:約 24 分で 50% / 約 35 分で 80% / 約 60 分で 100%
45mm:約 28 分で 50% / 約 50 分で 80% / 約 80 分で 100% - ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.3
- 衛星測位 GPS、Galileo、Glonass、Beidou、QZSS
- 4G通信 4G LTE および UMTS2
- NFC 対応(FeliCa)
- インターフェース サイドボタン、触覚式リューズ
- センサー コンパス、高度計、酸素飽和度(血中酸素ウェルネス)モニタリング用の赤色光および赤外線センサー、多目的電気センサー、マルチパス光学式心拍数センサー、3 軸加速度計、ジャイロスコープ、周囲光センサー、身体反応を計測するための皮膚コンダクタンス(cEDA)測定用電気センサー、皮膚温センサー、気圧計
- 操作 サイドボタン、触覚式リューズ、高性能ハプティクス
- スピーカー/マイク 内蔵
- 防水 5 ATM (5気圧防水) + IP68
- 耐久性 カスタム 3D Corning Gorilla Glass 5
- バンド アクティブ バンド(S サイズ・L サイズ各 1 本が同梱)
41mm:S サイズ: 手首周りが 130~175 mm の方向け、L サイズ: 手首周りが 165~210 mm の方向け
45mm:S サイズ: 手首周りが 150~185 mm の方向け、L サイズ: 手首周りが 165~215 mm の方向け - 筐体 41mm:本体: 100% リサイクル アルミニウム、アクティブ バンド: ソフトタッチ コーティング加工フルオロエラストマー
45mm:本体: 100% リサイクル アルミニウム、アクティブ バンド: ソフトタッチ コーティング加工フルオロエラストマー - アプリ Fitbitアプリ
- 対応OS Android 10.0 以降を搭載したほぼすべてのスマートフォンに対応
- OS Wear OS 5.0
- サイズ 41mm:直径: 41 mm 高さ: 12.3 mm、45mm:直径: 45 mm、高さ: 12.3 mm
- 重量 41mm:31 g(バンドを除く)、45mm:37 g(バンドを除く)
- カラー 41mm:Matte Black アルミケース / Obsidian アクティブ バンド、Polished Silver アルミケース / Porcelain アクティブ バンド、Champagne Gold アルミケース / Hazel アクティブ バンド、Polished Silver アルミケース / Rose Quartz アクティブ バンド
45mm:Matte Black アルミケース / Obsidian アクティブ バンド、Polished Silver アルミケース / Porcelain アクティブ バンド、Matte Hazel アルミケース / Hazel アクティブ バンド - 付属品 アクティブ バンド (S サイズ・L サイズ各 1 本)、USB-C 急速充電ケーブル、クイック スタートガイド
Google Pixel Watch 3の評価
ここでは、Google Pixel Watch 3を各項目別に5段階(星の数)で評価し、その理由を簡潔に説明します。最後に総合的な評価とコメントをまとめました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★ (5/5)
最大輝度2,000ニトのActuaディスプレイは、日差しの強い屋外でも驚くほど鮮明です。ベゼル縮小と解像度向上で表示領域も広がり、情報が一目で把握しやすくなりました。
健康管理・スポーツ:★★★★☆ (4.5/5)
Fitbitの新しい健康指標や強化されたランニング機能、心拍数トラッキング精度の向上は素晴らしいです。ただ、一部の高度な機能はFitbit Premiumへの加入が必要です。
機能性:★★★★★ (5/5)
Google TVリモコン、Nest Cam連携強化、Pixelレコーダーアプリ、Googleマップのオフライン利用など、Googleエコシステムとの連携が大幅に強化され、非常に便利になりました。
バッテリーの持ち:★★★☆☆ (3.5/5)
45mmモデルの容量増加やバッテリーセーバーモードの搭載で改善は見られますが、依然として毎日の充電が基本となるでしょう。充電速度の向上は評価できます。
耐久性:★★★★☆ (4/5)
Corning Gorilla Glass 5の採用や5ATM防水、IP68の防塵防水性能は安心感があります。ただ、修理が難しいという情報もある点は考慮が必要です。
ファッション性:★★★★★ (5/5)
洗練されたミニマルなデザインは健在で、新たに45mmモデルが加わったことで、より多くの人の手首やスタイルに合わせやすくなりました。豊富なバンドの選択肢も魅力です。
価格:★★★☆☆ (3/5)
機能向上は著しいものの、前モデルから価格が上昇しており、特にLTEモデルは高価に感じられます。コストパフォーマンスを重視するユーザーには悩ましいかもしれません。
使いやすさ:★★★★☆ (4.5/5)
Wear OS 5.0によるUIの改善や、アプリ一覧の新しい格子状表示、自動おやすみ時間モードなど、日々の操作性が向上しました。物理ボタンとタッチ操作のバランスも良好です。
総合評価:★★★★☆ (4.3/5)
【総評】総合的な魅力と進化したポイント
Google Pixel Watch 3は、前モデルのGoogle Pixel Watch 2の洗練されたデザインと優れた基本性能を引き継ぎつつ、ユーザー体験を格段に向上させる多くの進化を遂げました。特に、太陽の下でも驚くほど見やすい最大2,000ニトのActuaディスプレイ、そしてユーザーの選択肢を広げる45mmモデルの追加は大きな魅力です。これにより、視認性と装着感の好みに合わせて最適な一台を選べるようになりました。
健康管理機能においては、Fitbitの新しい指標「今日のエナジー」「有酸素運動負荷」「目標負荷」が加わり、日々のコンディションに合わせたよりパーソナルな健康管理が可能になりました。ランニング機能もカスタムラン作成やリアルタイムガイダンス、フォーム分析といった専門的なサポートが充実し、モチベーションの維持とパフォーマンス向上に貢献してくれるでしょう。
Googleエコシステムとの連携も飛躍的に強化されました。Google TVリモコンやGoogle Nest Cam/Doorbellとのシームレスな操作、Pixelレコーダーアプリによる手軽な音声メモ、そして待望のGoogleマップのオフライン利用対応など、日常生活のあらゆる場面でその利便性を実感できます。これらの機能は、特にPixelスマートフォンユーザーやGoogleのサービスを頻繁に利用する方にとって、手放せない価値を提供するはずです。
購入を検討する上での注意点
一方で、いくつかの注意点も存在します。まず価格ですが、機能向上に伴い前モデルから上昇しており、気軽に購入できる価格帯とは言えなくなっています。また、バッテリー性能は改善されたものの、依然として毎日の充電が基本となる可能性が高く、数日に一度の充電で済ませたいユーザーにとっては物足りないかもしれません。
内部のチップセットやメモリ、ストレージといった主要なハードウェアスペックがGoogle Pixel Watch 2から据え置かれている点も、最新技術を期待していたユーザーにとっては少し残念なポイントかもしれません。そして、Apple WatchがAndroidスマートフォンで利用できないのと同様に、Google Pixel Watch 3もiOSデバイスには対応していません。
どのようなユーザーにおすすめか
Google Pixel Watch 3は、最新のウェアラブル技術を体験したいAndroidスマートフォンユーザー、特にPixelエコシステムを最大限に活用したい方に強くおすすめします。日々の健康状態をより深く理解し、運動習慣をスマートに管理したい健康意識の高い方にも最適です。また、洗練されたデザインと豊富なカスタマイズ性で、ファッションアイテムとしてスマートウォッチを楽しみたい方にも満足のいく選択肢となるでしょう。
バッテリーの持ちや価格といった点を許容できるのであれば、Google Pixel Watch 3は日常をより便利で豊かなものにしてくれる、非常に魅力的なスマートウォッチと言えます。
[amazon]
Google Pixel Watch 3の価格・購入先
※価格は2025/10/16に調査したものです。価格は変動します。
Google ストア
- 41 mmモデルが53,300円から、
- 45 mmモデルが41,500円から、
で販売されています。
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※支払い方法はクレジットカード、PayPal、Google ストア クレジットです。
ドコモ オンラインショップ
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ECサイト
- Amazonで43,500円(税込)、
- 楽天市場で46,220円(未開封品)、
- ヤフーショッピングで52,800円、
- AliExpressで45,821円、
- 米国 Amazon.comで$231.00、
で販売されています。
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おすすめのライバル機種と価格を比較
「Google Pixel Watch 3」に似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Google Pixel Watch 4
Googleから発売されたWear OS 6.0搭載のスマートウォッチです(2025年10月9日に発売)。
Actua 360 ディスプレイ、最長40時間駆動できるバッテリー、Qualcomm Snapdragon W5 Gen 2 チップ、2GBメモリ、32GBストレージ、触覚式リューズ(Haptic Crown)、マルチパス心拍数センサーを搭載しています。
また、AIアシスタント「Gemini」、「手をあげて話す」機能、AIによるワークアウト自動検出、心電図測定、「水抜き機能」、デュアル周波数 GPS、超広帯域無線、ボイスレコーダーに対応。
50以上のエクササイズモード、ランニング機能、健康管理(心拍数、睡眠、ストレス等)、急速充電、決済(Googleウォレット)、通知、転倒検出、自動車事故検出、Gmail、Googleカレンダー、Googleマップ、Fitbit関連アプリ、アプリの追加(Google Playストア)、単体での音楽再生、4G LTE、Bluetooth 6.0、Wi-Fi 6、NFC、FeliCa、5気圧防水にも対応しています。
価格は、Amazonで59,800円(税込)、ヤフーショッピングで55,319円、AliExpressで65,069円、Google ストアで52,800 円~、です。
関連記事:Pixel Watch 4 徹底レビュー!先代比較とメリット・デメリットを評価
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Google Pixel Watch 2
Googleから発売されたWear OS 4.0を搭載したスマートウォッチです(2023年10月12日に発売)。
1.6インチのAMOLEDディスプレイ、常時表示で24時間駆動できる306 mAhバッテリー、Qualcomm 5100とCortex M33 コプロセッサ、2GB SDRAMメモリ、32GBストレージを搭載しています。
また、身体反応計測(ストレスマネジメント)機能、、40種類以上のスポーツモード(ワークアウトモード)、自動検出(7つの一般的なワークアウト)、安全確認機能に対応。
Googleウォレット(SuicaやiD、QUICPay、VISAタッチ決済、MasterCardタッチ決済)、Google マップ、Google Pay、Google アシスタント、YouTube Music、Gorilla Glass 5の保護、触覚式リューズ、5気圧防水、Fitbitアプリ、4G LTE通信(対応モデルのみ)、Googleアカウントへのデータのバックアップと復元、NFC(FeliCa)、Wi-Fi (2.4GHz)、Bluetooth 5.0にも対応しています。
価格は、Amazonで22,400円(整備済み品)、楽天市場で21,629円(送料無料)、ヤフーショッピングで24,539円、米国 Amazon.comで$197.00、です。
関連記事:「Google Pixel Watch 2」のできることとデメリット
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Xiaomi Watch S4 41mm
シャオミから発売されたXiaomi HyperOS 3搭載のスマートウォッチです(2025年9月26日に発売)。
1.32インチのAMOLED タッチスクリーン、通常使用で最大8日間駆動できる320mAhバッテリー、回転式リューズを搭載しています。
また、皮膚温度測定、ワンタップヘルス情報(Checkup機能)、スキーモードと転倒検知機能、Bluetooth心拍データ送信、スポーツVlog機能(スマートフォン連携)、安全機能(緊急SOS機能、緊急サイレン機能)、フィットネスのデータ連携(Suuntoアプリ)、デバイス連携(「Xiaomi Smart Hub」)に対応。
150種類以上のスポーツモード、睡眠・血中酸素・心拍・ストレスのモニタリング、音楽保存、Bluetooth通話、マルチGNSS(GPSセンサー内蔵)、200種類以上のウォッチフェイス(文字盤)、リニアモーター、通知の受信、5気圧防水、Mi Fitnessアプリにも対応しています。
価格は、Amazonで19,980円(税込・ミントグリーン)、楽天市場で19,980円(ブラック・送料無料)、ヤフーショッピングで19,980円(ミントグリーン)、AliExpressで28,122円(グリーン)、です。
関連記事:Xiaomi Watch S4 41mmを徹底レビュー!47mm比較と評価
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Galaxy Watch8
Samsungから発売されたWear OS 6.0搭載のスマートウォッチです(2025年8月1日に発売)。
1.34/1.47インチのSuper AMOLED タッチスクリーン(40mm/44mmモデル・最大輝度3000nits)、最大40時間駆動できるバッテリー、Exynos W1000プロセッサ、2GB RAM、32GBストレージ、生体電気インピーダンス解析センサー・電気心拍センサー・光学式心拍センサー、GPSセンサーを搭載しています。
また、Gemini連携機能、One UI 8 Watc、AIコーチ、100種類以上のエクササイズ記録、エナジースコア、就寝時刻ガイダンス、血管負荷測定、抗酸化指数測定、体組成、睡眠トラッキング、ストレス測定、バンド交換システム「ダイナミックラグシステム」に対応。
音楽再生、Bluetooth通話、Google Gemini(音声アシスタント)、デュアルGPS、通知の受信、カメラのリモート操作、スマートフォンの検索、天気予報、5ATM + IP68防水、ワイヤレス充電、FeliCa、専用アプリ(Samsung Health、Galaxy Wearable)、Bluetooth 5.3、Wi-Fi4、デュアルGPS (L1+L5) にも対応しています。
価格は、Amazonで53,527円(40mmモデル・税込)、楽天市場で57,900円(Classicモデルは75,980円)、ヤフーショッピングで39,490円、AliExpressで50,128円、米国 Amazon.comで$262.00、です。
関連記事:Galaxy Watch8/Classicレビュー!Watch7との違いと評価
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HUAWEI WATCH 5
ファーウェイから発売されたハイエンドなスマートウォッチです(2025年6月3日に発売)。
1.38インチ/1.5インチ LTPO 2.0 AMOLEDカラースクリーン(解像度466×466ピクセル, 最大輝度3000nit)
46mmモデル標準モード通常使用で約4.5日間、42mmモデル標準モード通常使用で約3日間駆動できるバッテリー、光学式心拍センサー 6.0を搭載しています。
また、HUAWEI X-TAP技術を活用したヘルスケアチェック、ヘルスケアチェック機能「Health Glance」、高性能NPUを活用したスマートジェスチャー操作、心電図(ECG)・心拍数・睡眠・血中酸素(10秒)・ストレス・体温のモニタリング、情緒モニタリング機能、100種類以上のワークアウトモード、ゴルフナビ機能、カラーマップナビゲーションに対応。
5気圧防水(IP69準拠、水深40mまでのフリーダイビングに対応)、ワイヤレス急速充電(約15分の充電で約1日使用可能)、、音楽ファイルの保存と再生、ウォッチフェイスのカスタマイズ、HUAWEI Healthアプリ、アプリ追加(HUAWEI AppGallery)、Wi-Fi 6、eSIMによるBluetooth通話、L1+L5デュアルバンド対応マルチGNSS(GPSセンサー内蔵)、などにも対応しています。
価格は、Amazonで69,800円(税込)、楽天市場で64,800円~(送料無料)、ヤフーショッピングで64,800円、AliExpressで50,472円、です。
関連記事:HUAWEI WATCH 5徹底レビュー!WATCH 4と機能・健康管理を比較
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Apple Watch Series 11
Appleから発売されたwatchOS 26搭載のスマートウォッチです(2025年9月19日に発売)。
LTPO3広視野角OLED常時表示Retinaディスプレイ、通常使用時で最大24時間(低電力モードで最大38時間)駆動できるバッテリー、第3世代の光学式心拍センサーを搭載しています。
また、5G通信、AIコーチ「Workout Buddy」、睡眠スコア、バイタル監視、手首フリック、スマートスタック、ライブ翻訳、UIデザイン「Liquid Glass」、メモアプリに対応。
数十種類のワークアウトモード、高度なランニング指標、高速充電(約30分で80%)、低電力モード、血中酸素ウェルネス・心電図・皮膚温・心拍数・睡眠モニタリング、音楽再生、マインドフルネス(呼吸エクササイズ)、衝突事故検出・転倒検出、
マルチGNSS(GPSセンサー内蔵)、Taptic Engine、LTE通話、50メートルの耐水性能、IP6X等級の防塵性能、Apple Pay、通知の受信(LINE対応)、カメラのリモート操作、iPhoneの検索、懐中電灯、天気予報、文字盤デザインのカスタマイズ、クイックリリースバンド、Bluetooth 5.3にも対応しています。
価格は、Amazonで63,481円(42mm・GPSモデル・税込)、楽天市場で68,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで64,420円、Appleオンラインストアで64,800円(税込)~、です。
関連記事:Apple Watch Series 11 レビュー!Series 10との違いと欠点とは?
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Garmin vivoactive 6
Garminから発売された独自OS搭載のスマートウォッチです(2025年4月10日に発売)。
直径1.2インチ(30.4 mm)の鮮やかなAMOLEDタッチスクリーン(常時表示オプション対応、390 x 390ピクセル)、スマートウォッチモードで約11日間(常時表示モードで約5日間)、GPSモードで約21時間駆動できるバッテリー、8GBのメモリ、Garmin Elevateリストベース心拍計、内蔵センサー(コンパス、ジャイロスコープ、加速度計、環境光センサー、別売りのtempeセンサーで温度測定も可能)を搭載しています。
また、80種類以上のスポーツアプリ(車いすモード対応)、「スマート起床アラーム」、カスタマイズ可能なモーニングレポート、「MOVEアラート」、「モビリティアクティビティ」、SuicaおよびGarmin Payによる非接触決済、音楽再生・音楽保存機能、セーフティ機能(事故検出・援助要請)、高精度なマルチGNSS(GPS、GLONASS、Galileo、みちびき、BeiDou)、クイックリリースに対応した20mmバンドに対応しています。
さらに、血中酸素、睡眠モニタリング(睡眠スコアと睡眠コーチ)、Body Battery、ストレスレベル計測、呼吸、スマートフォン通知(テキストメッセージ、着信、アプリ通知など)、ワイヤレス接続(Bluetooth, ANT+, Wi-Fi)、Garmin Connectアプリ、Connect IQストア、Garmin Messengerアプリ、Garmin Golfアプリとの連携、5気圧防水にも対応しています。
価格は、Amazonで45,993円(税込)、楽天市場で47,954円(送料無料)、ヤフーショッピングで47,955円(送料無料)、米国 Amazon.comで$299.99、です。
関連記事:Garmin vivoactive 6徹底レビュー!前モデルからの進化点を解説
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Amazfit Balance 2
Amazfitから発売されたZepp OS 5搭載のスマートウォッチです(2025年6月24日に発売)。
1.5インチのHD AMOLED タッチスクリーン、標準使用で最大21日間駆動できるバッテリー、32GBストレージ、デュアルスピーカー、高性能マイク、BioTracker™ PPGセンサーを搭載しています。
また、ゴルフ機能、ダイビング機能、、10気圧防水、MIL規格準拠(6項目)、170種類以上のスポーツモード、AI機能(Zepp Flow™、Zepp Coach™)、BioChargeスコア(エネルギー残量)、レディネススコア(回復度)、表面温度測定、心拍変動 (HRV) 測定、ワンタップ測定に対応。
音声メモ録音 & AI議事録、音楽再生(単体・ストレージ)、Bluetooth通話、デュアルバンド6衛星測位(GPS)、オフラインの等高線マップナビゲーション機能、ミニアプリの追加、にも対応しています。
価格は、Amazonで43,890円(税込)、楽天市場で43,890円(送料無料)、ヤフーショッピングで43,890円、米国 Amazon.comで$299.99、です。
関連記事:Amazfit Balance 2徹底レビュー!初代モデルとの違いを比較・評価
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TicWatch Pro 5
TicWatchから発売されたWear OS 3 搭載のスマートウォッチです。
Qualcomm Snapdragon W5+ Gen 1、2GBメモリ、AMOLED + 超低電力(FSTN液晶)の2層式ディスプレイ、32GBストレージ、80時間駆動できる628mAhバッテリー搭載で、
100種類以上のワークアウトモード、ワンタップ測定、5つの衛星測位、Google Payキャッシュレス決済、急速充電(30分で65%まで回復)、5気圧防水、MIL-STD-810H、気圧・コンパスの測定、VO2MAX(最大酸素摂取量)・血中酸素・心拍数・睡眠・ストレスの計測、Google Playストア(アプリの追加)、Wi-Fi (2.4GHz)、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで17,500円、楽天市場で21,500円(送料無料)、ヤフーショッピングで25,672円、AliExpressで18,740円、 です。
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