2024年9月20日に発売されたApple Watch Series 10は、その洗練されたデザインと革新的な機能で、瞬く間に多くのAppleファンやスマートウォッチユーザーを魅了し、人気モデルとなっています。
Apple Watch Series 10の魅力
最大の魅力は、まずその研ぎ澄まされたデザインと、かつてないほど鮮明で見やすいディスプレイです。Apple Watch史上最薄となる9.7mmのケースは 、腕にしなやかにフィットし、新色ジェットブラックアルミニウム や鏡面仕上げのチタニウム といった素材の美しさが所有する喜びを高めます。
さらに、前モデルApple Watch Series 9と比較して最大9%拡大した表示領域 と、斜めからでも最大40%明るく見える広視野角OLEDディスプレイ は、最大輝度2000ニト と相まって、日差しの強い屋外でも驚くほど快適に情報を確認できます。
日々の健康管理も新たな次元へと進化しました。新たに搭載された「睡眠時無呼吸の通知」機能 は、これまで気づきにくかった睡眠中の呼吸状態への意識を高め、水深・水温センサー の追加は、シュノーケリングやプールでの水遊びといったレクリエーションの楽しみを一層深めてくれます。
そのほかにも、最新のwatchOS 11による直感的でパーソナルな操作体験 、新開発S10 SiPプロセッサによる軽快な高速動作 、Apple Watch単体で楽しめる内蔵スピーカーからの音楽再生 、進化したダブルタップのジェスチャー操作 、そして約30分で80%まで充電可能な驚異的な高速充電 と、通常使用で最大18時間、低電力モードなら最大36時間持続するバッテリーライフ など、Apple Watch Series 10には日々の生活を豊かにする魅力が満載です!
この記事でApple Watch Series 10を徹底解剖!
この記事では、そんな魅力あふれるApple Watch Series 10の性能や機能を、デザイン、ディスプレイ、ヘルスケア、ワークアウト、バッテリー、そして操作性に至るまで、徹底的に深掘りしてご紹介します。
特に、多くの方が気になるであろう前モデル「Apple Watch Series 9」との違いに焦点を当て、どのような点が進化し、私たちの体験をどう変えてくれるのかを明らかにしていきます。
【この記事で分かること】
- Apple Watch Series 10 詳細レビュー:実体験に基づく注目ポイントと総合評価
- 最新スマートウォッチ徹底比較:Series 10 対 Series 9の機能とスペックの違い
- 新機能徹底解説:Series 10の睡眠時無呼吸通知、水深センサー、できること一覧
- デザインの魅力:Series 10の薄型化、新色ジェットブラック、チタニウムモデルの使用感
- ディスプレイ進化の全貌:Series 10における視認性向上と常時表示の進化点
- バッテリー性能と充電革命:Series 10の実際の持続力、高速充電の実力とメリット
- 価格情報と賢い買い方:Apple Watch Series 10の各モデル値段とおすすめ購入方法
- watchOS 11完全ガイド:Series 10での新機能と便利な使い方、おすすめ設定
- 購入検討者必見:Series 10のメリット・デメリット、買うべきかどうかの判断ポイント
この記事を最後まで読むことで、Apple Watch Series 10が本当に必要なのか、購入するべきかどうかが、よりはっきりと見えてくるはずです。スマートウォッチの購入や買い替えで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:Apple Watch Series 10 – Apple(日本)
デザインと装着感:Apple Watch Series 10の洗練された薄さと輝き
ここでは、Apple Watch Series 10が誇る外観デザインの魅力と、実際に腕にした際の優れた装着感について、前モデルApple Watch Series 9との比較を交えながら、私の実体験に基づいて詳しくレビューしていきます。毎日身に着けるものだからこそ、見た目の美しさと着け心地は妥協できないポイントですよね。Series 10は、その期待に見事に応えてくれる一台だと感じています。
Apple Watch史上最薄がもたらす、格別の装着感
Apple Watch Series 10を初めて腕に着けた瞬間、その圧倒的な薄さに驚かされました。数値では9.7mmと、前モデルのApple Watch Series 9の10.7mmと比較して約10%も薄くなっています 。このわずか1mmの違いが、装着感にこれほど大きな影響を与えるとは予想以上でした。ワイシャツやジャケットの袖口にもスムーズに収まり、日常生活での引っかかりが明らかに減りました。
<本体の厚さ・重量を比較>
- 1.「Apple Watch Series 10」・・・厚さ:9.7mm、重量 42mm:29.3g~ / 46mm: 35.3g~
- 2.「Apple Watch Series 9」・・・厚さ:10.7mm、重量 41mm:42.3g / 45mm: 51.5g
- 3.「Apple Watch Ultra 2」・・・厚さ14.4mm、重量 61.4g
- 4.「Apple Watch SE (第2世代) 」・・・厚さ:10.7mm、重量 40mm:26.4g / 44mm: 32.9g
特に感動したのは、睡眠中の快適さです。これまでのモデルでも睡眠トラッキングは活用していましたが、Series 10の薄さとエッジのない滑らかなフォルムは、まるで何も着けていないかのような自然なフィット感で、腕への密着感が増し、朝まで気にせずぐっすり眠れるようになりました。
この薄型化は、S10 SiPやDigital Crown、スピーカーといった内部部品の設計を徹底的に見直すことで実現されたそうです 。その恩恵は、長時間のデスクワークからアクティブな運動時まで、あらゆるシーンで実感できるでしょう。私自身、以前のモデルでは就寝時に外すこともありましたが、Series 10では一日中着けていても全く苦になりません。
研ぎ澄まされた素材美と、新色の誘惑
Apple Watch Series 10は、素材と仕上げの美しさも所有する喜びを格段に高めてくれます。特にアルミニウムケースに新たに追加された「ジェットブラック」は、多くの人を魅了するでしょう。30段階もの酸化皮膜処理とナノ粒子による研磨を経て生み出される鏡面仕上げは、吸い込まれるような深い艶を湛えており、光の加減で様々な表情を見せてくれます 。
私自身、当初は別の色を検討していましたが、店頭でジェットブラックの実物を見た瞬間、その圧倒的な質感と高級感に心を奪われ、こちらを選んで良かったと確信しました。ウェブサイトの画像だけでは伝わりきらない、本物だけが持つオーラがあります。
チタニウムケースもまた、航空宇宙産業レベルの素材を丁寧に磨き上げた鏡面仕上げとなり、ナチュラル、ゴールド、スレートという洗練された3色が用意されています 。チタニウムならではの頑丈さはもちろん、Apple Watch Series 9のステンレススチールモデルと比較して約20%も軽量化されており 、見た目の重厚感とは裏腹に驚くほど軽快な着け心地です。
<カラーバリエーション>
- アルミニウムケース採用モデル:ジェットブラック、ローズゴールド、シルバーの3色
- チタニウムケースを採用したモデル:スレート、ゴールド、ナチュラルの3色
どちらの素材も、それぞれの個性が光り、選ぶ楽しさを提供してくれます。さらに、Series 10ではどの素材や仕上げを選んでもカーボンニュートラルな製品を構成できるようになった点も、現代の価値観にマッチしており、製品への愛着を一層深めてくれます 。
まとめ:デザインと外観
- 圧倒的な薄さ:Apple Watch Series 9から約10%薄くなり、Apple Watch史上最薄の9.7mmを実現 。袖口にも収まりやすく、睡眠時でも気にならない快適な装着感を提供。
- 洗練された素材と仕上げ:新色ジェットブラックアルミニウムの吸い込まれるような深い艶や 、鏡面仕上げチタニウムの宝石のような輝きが、所有する喜びを格段に高める 。
- 軽快な装着感:薄型化に加え、チタニウムモデルでは前世代のステンレススチールモデルより約20%軽量化され 、腕へのフィット感と一体感が向上。
- デザインの統一感:細部まで見直された設計により、ケースとバンドがより滑らかに繋がり、全体として洗練された印象を与える。
ディスプレイ体験:手首に広がるApple Watch Series 10の鮮明な世界
ここでは、Apple Watch Series 10が搭載する全く新しいディスプレイの魅力について、前モデルApple Watch Series 9との比較を交えながら、実際に使用して感じた驚きやメリットを詳しくレビューしていきます。通知の確認からワークアウト中の情報把握まで、あらゆる操作の中心となるディスプレイは、Series 10で格段の進化を遂げました。
視界いっぱいに広がる、Apple Watch史上最大のスクリーン
Apple Watch Series 10を手にして、まずそのディスプレイの広さに目を見張りました。前モデルのApple Watch Series 9と比較して有効画面領域は最大9%も拡大し 、私が以前使用していたApple Watch Series 6と比べると、その差は実に最大30%にもなります 。この大型化は、日々の使い勝手に直結する大きなメリットをもたらしてくれました。
例えば、LINEやメールの通知が来た際、手首の上でより多くの本文を読むことができるため、iPhoneを取り出す頻度が確実に減りました。特に便利だと感じたのはキーボード入力で、Series 10の広い画面ではフリック入力時のタイプミスが減り、短い返信ならApple Watchだけで完結させられる場面が増えたのです。Apple PayでSuicaを使って改札を通過する際や、ワークアウトアプリで運動を一時停止する際のボタン操作も、格段にしやすくなりました。
どんな角度からでも鮮やか、革新的な広視野角OLEDディスプレイ
Apple Watch Series 10には、Appleのウェアラブルデバイスとして初めて広視野角OLEDディスプレイが搭載されました。 これが本当に素晴らしく、ディスプレイを斜めから見たときの明るさが、Apple Watch Series 9と比較して最大40%も向上しているとのことです。
実際に、デスクでキーボードを打っている最中にふと手首に目をやると、以前のモデルでは少し腕の角度を調整しないと見えにくかった情報が、Series 10ではどんな角度からでも驚くほどクリアに読み取れます。 例えば、カフェでMacBook Proを開いて作業している時、Apple Watchをわざわざ顔に向けなくても、置かれた腕の角度のままで通知内容や再生中のApple Musicの曲名が一目でわかる快適さは、一度体験すると元には戻れないほどです。この視認性の高さは、まさに革新的です。
常時表示の進化と、目を奪う輝度
Apple Watch Series 10の常時表示Retinaディスプレイは、LTPO技術によってさらに洗練され、体験を一段引き上げています。私が特に気に入っているのは、新しい「フラックス」や「リフレクション」といった文字盤で、手首を下げている状態でも秒針が滑らかに動き続けるようになった点です。 これにより、時間を確認する際の仕草がより自然になり、本物の腕時計に近い感覚で使えるようになりました。
また、ディスプレイの輝度は最大2000ニトと非常に明るく 、これはApple Watch Series 9と同等ですが、私が以前愛用していたSeries 6の最大1000ニトと比較すると、その差は歴然です。
<ディスプレイの仕様を比較>
- 1.「Apple Watch Series 10」・・・42mm / 46mmのRetina、最大輝度2000 nits
- 2.「Apple Watch Series 9」・・・41mm / 45mmのRetina、最大輝度2000 nits
- 3.「Apple Watch Ultra 2」・・・49mmのRetina、最大輝度3000 nits
- 4.「Apple Watch SE (第2世代) 」・・・40mm / 44mmのRetina、最大輝度1000 nits
例えば、夏の日差しが強い屋外でランニングをする際や、冬にスキー場でゴーグル越しに時間を確認するような場面でも、画面の表示が太陽光に負けることなく、くっきりと情報を視認できるのには感動しました。
反対に、就寝前に寝室で時間を確認する際は、最小輝度1ニトまで抑えられるため 、目に優しく、睡眠を妨げない点も細やかな配慮だと感じます。
まとめ:ディスプレイ
- 表示領域の拡大:Apple Watch Series 9と比較して最大9%画面が広くなり 、一度に多くの情報を表示可能。メッセージ入力やマップ確認がより快適に。
- 圧倒的な視認性:新採用の広視野角OLEDにより、斜めから見てもSeries 9比で最大40%明るく 、どんな状況でも情報を読み取りやすい。
- 進化した常時表示:一部文字盤で秒針が常時表示に対応し 、より腕時計らしい自然な使い心地を実現。
- 環境を選ばない輝度:最大2000ニトの明るさで日中の屋外でもクリアに表示し 、最小1ニトで暗闇でも目に優しい。
ヘルスケア機能:Apple Watch Series 10は日々の健康を見守る、進化したパートナー
ここでは、Apple Watch Series 10が提供する先進的な健康管理機能について、特に新たに追加された機能や、前モデルApple Watch Series 9から進化した点を中心に、私の実体験や期待を交えながら詳しくレビューしていきます。毎日の生活に寄り添い、心身の状態をより深く理解するためのかけがえのないツールとなるでしょう。
新たな視点をもたらす「睡眠時無呼吸の通知」機能
Apple Watch Series 10で特に注目すべき新機能の一つが、「睡眠時無呼吸の通知」です 。これは、睡眠中に加速度センサーを利用して手首のわずかな動きから呼吸の乱れをモニタリングし、睡眠時無呼吸の兆候を一貫して示している場合に通知してくれるというものです 。私自身、日中のパフォーマンス向上のために睡眠の質にはこだわっており、この機能には大きな期待を寄せていました。
実際に使用してみると、すぐに何かが診断されるわけではありませんが、数週間にわたって「呼吸の乱れ」が高くないことを確認できるだけでも、日々の安心感に繋がっています 。もし兆候が見られた場合には、医療機関に相談する際の重要な情報となり得るため、長期的な健康管理の観点から非常に心強い機能だと感じています 。
<睡眠時無呼吸症の検知の対応を比較>
- 1.「Apple Watch Series 10」・・・睡眠時無呼吸症の検知に対応
- 2.「Apple Watch Series 9」・・・アップデートで対応
- 3.「Apple Watch Ultra 2」・・・2024モデルは対応(アップデートあり)
- 4.「Apple Watch SE (第2世代) 」・・・アップデートで対応
包括的な健康指標の把握:「バイタル」アプリと手首の上の見守り役
日々の健康管理において、Apple Watch Series 10はさらに頼れる存在になりました。watchOS 11で新しく追加された「バイタル」アプリは、夜間の心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間といった重要な健康指標をまとめて確認でき、自分の健康状態のベースラインからの変化を視覚的に把握しやすくしてくれます 。
先日、少し体調を崩して39度近い熱を出した際には、翌朝このバイタルアプリを確認すると、睡眠時の心拍数、呼吸数、そして皮膚温が平常時から外れていることが明確に示されていました 。自覚症状とデータが一致することで、体調変化への意識が高まりました。
Apple Watch Series 10は、いつでもどこでも手軽に心電図を記録できる心電図アプリを引き続き搭載しています 。胸に少し違和感を覚えた時、例えば忙しい仕事の合間やリラックスしている自宅ですぐに記録でき、そのデータを医師に見せることで、より具体的な相談が可能になります。S10 SiPのおかげか、アプリの起動や反応も非常にスムーズで、必要な時に待たされるストレスがありません。
また、血中酸素ウェルネスアプリも日々の体調管理に欠かせない機能です 。特に私は、週末に軽い登山や高地でのハイキングを楽しむことがあるのですが、その前後で血中酸素ウェルネスレベルをチェックすることで、身体が環境にどう適応しているかの一つの目安としています。就寝中の測定も自動で行ってくれるため、睡眠の質と関連付けて自身のコンディションをより深く理解するのに役立っています。
皮膚温センサーは、特に女性にとって心強い味方です。睡眠中の手首皮膚温の変動を記録し、そのデータを周期記録アプリと連携させることで、より精度の高い月経周期の予測や過去の排卵日の推定に役立ちます 。これにより、自身の体のリズムを把握しやすくなり、日々の計画や体調管理が格段にしやすくなったと感じています。
そして、常に私たちの心臓を見守ってくれるのが、心拍数モニタリングと異常通知機能です。設定した閾値を超えた高心拍数や低心拍数を検知すると通知してくれるのはもちろん、心房細動の兆候となり得る不規則な心拍リズムを検知した場合にもアラートで知らせてくれます 。
私自身、幸いにして通知を受けたことはありませんが、自覚症状がない場合でも重大な問題の早期発見に繋がる可能性があると思うと、まるで手首に信頼できる「お守り」を着けているような安心感があります。
まとめ:健康管理(ヘルスケア)機能
- 睡眠の質の向上へ:新搭載の「睡眠時無呼吸の通知」機能により、睡眠中の呼吸状態をモニタリングし、潜在的なリスクの早期発見をサポート 。
- 包括的な健康指標の把握:新登場の「バイタル」アプリ(watchOS 11)で夜間の主要な健康指標を一元管理し、体調変化に気づきやすく 。
- 心臓の健康を常にチェック:心電図アプリでいつでも心電図を記録可能 。高心拍数・低心拍数の通知、不規則な心拍リズムの通知機能で、心臓の異常を早期に警告 。
- 日々のウェルネスをサポート:血中酸素ウェルネスアプリで呼吸器系の健康状態の目安を把握 。皮膚温センサーは女性の周期記録精度向上に貢献 。
ワークアウト機能と耐久性:Apple Watch Series 10であらゆる挑戦を記録する
ここでは、Apple Watch Series 10が提供する多彩なワークアウト機能と、日々の活動から過酷な環境まで耐えうる堅牢な耐久性について、私の実体験を交えながら詳しくレビューしていきます。アクティブなライフスタイルを送る人々にとって、信頼できるパートナーとなるでしょう。
多彩なスポーツを網羅、進化したワークアウト測定機能
Apple Watch Series 10は、まさに手首の上のパーソナルトレーナーです。ランニングやサイクリング、スイミングといった定番の運動はもちろんのこと、スキーやヨガ、ダンス、さらにはHIIT(高強度インターバルトレーニング)やピラティスまで、実に24種類以上ものワークアウトに対応しています。
私が特に活用しているのはランニング機能です。週末には近所の公園の周回コースで5kmほど走るのですが、事前にカスタムワークアウトを作成し、目標心拍数範囲を設定することで、ただ走るだけでなく、より質の高いトレーニングを意識できるようになりました。ペースや距離だけでなく、歩幅の長さや接地時間、上下動といった詳細なランニングフォームに関する指標も記録してくれるため、自分の走り方を客観的に分析し、改善に繋げられるのは大きな魅力です。
サイクリング機能も進化を感じました。これまでも基本的な記録は取れましたが、Series 10ではBluetooth経由で外部のサイクリングアクセサリ、例えばWahooのケイデンスセンサーやパワーメーターといった専門機器と直接ペアリングできるようになったのです。
これにより、より専門的で詳細なデータを手首の上でリアルタイムに確認しながらトレーニングに打ち込めるようになり、モチベーションが格段に向上しました。スイミングでは、プールでの自動ストローク検出や泳ぎの効率を示すSWOLFスコアの計測はもちろん、オープンウォータースイミングでのGPSによる正確な距離計測も頼りになります。
水中アクティビティを豊かにする水深・水温センサー
さらにApple Watch Series 10では、新たに水深計(最大6mまで計測可能)と水温センサーが搭載されたことで、レクリエーションとしてのシュノーケリングや浅い水中での活動がより楽しくなりました。例えば、家族で海に出かけた際、Apple Watchが水温を計測し、潜った深さを記録してくれるので、子供たちとの水遊びが一層思い出深いものになります。
Huish Outdoorsと共同開発されたOceanic+アプリを使えば、シュノーケリングスポットの情報を見つけたり、水深や水温を確認しながら安全に楽しむことも可能です。
<水深計と水温センサーの有無を比較>
- 1.「Apple Watch Series 10」・・・水深計と水温センサー:あり
- 2.「Apple Watch Series 9」・・・水深計と水温センサー:なし
- 3.「Apple Watch Ultra 2」・・・水深計と水温センサー:あり
- 4.「Apple Watch SE (第2世代) 」・・・水深計と水温センサー:なし
より深く、計画的に。watchOS 11がもたらすトレーニングへの洞察
Apple Watch Series 10の真価は、ハードウェアだけでなく、最新のwatchOS 11との組み合わせでさらに引き出されます。特に注目したいのが「トレーニングの負荷」機能です。これは、個々のワークアウトの強度や時間が、長期的に自分の体にどのような影響を与えているかを可視化してくれるもので、無理のない範囲で効果的にパフォーマンスを向上させるための計画を立てるのに非常に役立ちます。
以前は感覚に頼りがちだったトレーニングの強度管理が、データに基づいて行えるようになったことで、オーバートレーニングを防ぎつつ、着実にステップアップできている実感があります。
また、日々の活動量を示すお馴染みの「アクティビティリング」も、watchOS 11でより柔軟になりました。曜日ごとにムーブやエクササイズのゴールを個別に設定できるようになったり、怪我や休息日には一時的にリングの記録を停止できるようになったりしたのです。
これにより、例えば週末は長距離ランニングに挑戦するのでゴールを高めに設定し、平日はリカバリーに専念するために一時停止するといった、自分のライフスタイルやコンディションに合わせた使い方が可能になり、以前よりもストレスなくアクティビティ目標の達成を継続できるようになりました。
日常からアクティブシーンまで安心の耐久性能
どれだけ高機能でも、すぐに壊れてしまっては意味がありません。その点、Apple Watch Series 10は、Apple Watch Series 9から引き続き、非常に高い耐久性を備えています。
まず、50メートルの耐水性能は、プールでの本格的なスイミングトレーニングはもちろん、サーフィンやカヤックといったウォータースポーツ、さらには日常生活での突然の雨やシャワーの際にも全く心配いりません。この耐水性に加え、水深計や水温センサーが搭載されたことで、水中での活動をより深く楽しむための情報も得られるようになりました。
さらに、IP6X等級の防塵性能も備えているため、例えばビーチでのバレーボールや、埃っぽい中でのガーデニング作業、あるいはトレイルランニングのような環境でも、内部への塵や砂の侵入を気にすることなくアクティビティに集中できます。ディスプレイの保護も万全で、アルミニウムケースモデルにはIon-X強化ガラス、チタニウムケースモデルにはさらに強靭なサファイア前面クリスタルが採用されています。
私自身、何度かドアの角に軽くぶつけてしまったことがありますが、今のところディスプレイに傷一つついておらず、その堅牢性に日々助けられています。
まとめ:ワークアウト機能と耐久性
- 多彩なワークアウト対応:ランニング、サイクリング、スイミングなど24種類以上の運動を詳細に記録し、パフォーマンス向上を多角的にサポート。
- 水中アクティビティの充実:新搭載の水深計・水温センサーにより、シュノーケリングや浅水での活動記録がより詳細になり、楽しみ方が広がる。
- トレーニングの質の向上 (watchOS 11):「トレーニングの負荷」機能で長期的な体への影響を可視化し、より計画的なトレーニングが可能に。アクティビティリングも柔軟にカスタマイズ可能。
- 信頼の耐水・防塵性能:50メートルの耐水性能とIP6X等級の防塵性能で、水泳からアウトドアアクティビティまで幅広いシーンで安心して使用可能。
- 強靭なディスプレイ:アルミニウムモデルのIon-Xガラス、チタニウムモデルのサファイアクリスタルが、日常の衝撃や傷から大切なディスプレイを保護。
多彩な機能と進化した操作性:Apple Watch Series 10で日常をよりスマートに、快適に
ここでは、Apple Watch Series 10が搭載する最新のwatchOS 11、進化したS10 SiPプロセッサ、そして音楽再生や新しい操作方法といった日々の使い勝手を向上させる機能について、私の実体験を交えながら詳しくレビューしていきます。これらの進化が、Apple Watch Series 9からどのように私たちのデジタルライフを豊かにしてくれるのか、その魅力に迫ります。
watchOS 11でさらに賢く、パーソナルに
Apple Watch Series 10は、最新のwatchOS 11を搭載し、日々の体験がより直感的でパーソナルなものへと進化しました。特に私が便利だと感じているのが、進化した「スマートスタック」です。
時間や場所に応じて、天気予報や次のカレンダーの予定、再生中の音楽などを自動で表示してくれるだけでなく、搭乗予定のフライト情報や、応援しているサッカーチーム「リヴァプールFC」の試合状況といったライブアクティビティもタイムリーに手首で確認できるようになりました。これは、iPhoneを取り出す手間を省き、必要な情報へ素早くアクセスできる大きなメリットです。
また、新しい「翻訳」アプリは、インターネット接続がないオフライン環境でも利用可能になったのが嬉しい驚きでした 。先日、海外出張で訪れたパリのカフェで、自信のないフランス語でエスプレッソを注文する代わりに、この翻訳アプリを使ってスムーズにコミュニケーションを取ることができました。
さらに、夜間にランニングから帰宅する際に「到着確認」機能を使えば、予め設定しておいた家族や友人に自動で無事の到着を知らせてくれるため、安心して自分の時間を楽しめます。刷新された「写真」文字盤もお気に入りで、大切な思い出を手首でいつでも眺められるようになりました。
<OSを比較>
- 1.「Apple Watch Series 10」・・・watchOS 11
- 2.「Apple Watch Series 9」・・・watchOS 10
- 3.「Apple Watch Series 8」・・・watchOS 9
- 4.「Apple Watch Series 7」・・・watchOS 8
S10 SiPが実現する、軽快なパフォーマンスと新体験
Apple Watch Series 10には、新開発のS10 SiPプロセッサが搭載されています。Apple Watch Series 9のS9 SiPからさらに進化したこのチップは、あらゆる操作において目覚ましいパフォーマンス向上をもたらしてくれました。アプリの起動は一瞬で、画面遷移やアニメーションも驚くほど滑らかです。
<プロセッサを比較>
- 1.「Apple Watch Series 10」・・・S10 SiP プロセッサ
- 2.「Apple Watch Series 9」・・・S9 SiP プロセッサ
- 3.「Apple Watch Ultra 2」・・・S9 SiP プロセッサ
- 4.「Apple Watch SE (第2世代) 」・・・S8 SiP プロセッサ
特に、Siriにタイマーの設定やリマインダーの作成を頼んだ際の応答速度は格段に向上し、以前のような「少々お待ちください」という表示を見る機会はほとんどなくなりました。このキビキビとした動作は、日々の小さなストレスを確実に軽減してくれます。
また、S10 SiPは「声を分離」機能を搭載したマイクの処理能力も高めており、通話品質の向上にも貢献しています 。先日、駅のホームのような周囲が騒がしい場所で電話がかかってきた際も、相手の声がクリアに聞こえ、こちらの声もはっきりと届いていたようで、スムーズな会話ができました。このパワフルなプロセッサは、Series 10の薄型デザインの実現や、一日中使えるバッテリー効率の維持にも貢献していると感じます。
手首の上で楽しむ音楽と、直感的なダブルタップ操作
私にとって画期的だったのが、Apple Watch Series 10で初めて可能になった、内蔵スピーカーからの音楽やポッドキャストの直接再生機能です 。
これまではAirPodsなどのイヤホンが必須でしたが、Series 10では、例えばAirPodsを忘れてしまった朝の通勤準備中や、キッチンで洗い物をしながらちょっとしたBGMが欲しい時に、手首のApple Watchから直接Apple Musicのお気に入りプレイリスト「朝のカフェBGM」を流せるようになりました。
<音楽再生を比較>
- 1.「Apple Watch Series 10」・・・スピーカーで音楽再生できる
- 2.「Apple Watch Series 9」・・・スピーカーで音楽再生できない・通話、通知音のみ
- 3.「Apple Watch Ultra 2」・・・スピーカーで音楽再生できる
- 4.「Apple Watch SE (第2世代) 」・・・スピーカーで音楽再生できない・通話、通知音のみ
音質も、小さなスピーカーからは想像できないほどしっかりとしており、パーソナルな空間で楽しむには十分なクオリティだと感じています 。
操作性においては、Apple Watch Series 9から搭載された「ダブルタップ」ジェスチャーが、watchOS 11でさらに進化し、ほとんどのアプリで画面をスクロールする操作にも使えるようになりました。
<ダブルタップのジェスチャー操作でできること>
- スマートスタックの開閉(どの文字盤からでもスマートスタックを開き、ウィジェットをスクロールできる)
- 電話の応答/終了:(着信時にダブルタップで電話に出ることができ、通話終了も同様にダブルタップで行える)
- 通知の操作(通知を表示し、さらにダブルタップすることで長い通知をスクロールしたり、音声入力で返信したりできる)
- メディアの再生/一時停止(音楽の再生や一時停止、スキップなどの操作を行える)
- タイマーの操作(タイマーの一時停止、再開、終了などを行える)
これは本当に便利で、例えば電車で吊革に掴まっている時や、両手に荷物を持っている時に、手首をタップするだけで通知を読み進めたり、スマートスタックのウィジェットを切り替えたりできます。親指と人差し指を2回合わせるだけのこの直感的な操作は、Apple Watchの使い勝手を新たなレベルに引き上げてくれました。
<ダブルタップ ジェスチャーの対応を比較>
- 1.「Apple Watch Series 10」・・・ダブルタップ ジェスチャーに対応
- 2.「Apple Watch Series 9」・・・ダブルタップ ジェスチャーに対応
- 3.「Apple Watch Ultra 2」・・・ダブルタップ ジェスチャーに対応
- 4.「Apple Watch SE (第2世代) 」・・・ダブルタップ ジェスチャーに非対応
大容量ストレージと、暮らしに役立つ新アプリ・新文字盤
Apple Watch Series 10は、64GBの内蔵ストレージを搭載しており、これはApple Watch Series 9と同容量ですが、音楽やポッドキャスト、お気に入りのアプリを多数ダウンロードしても余裕があります 。私は普段、移動中にオフラインで楽しむために、よく聴いているビジネス系ポッドキャスト「Off Topic」のエピソードをいくつかまとめてダウンロードしておくのですが、容量を気にせず使えるのは嬉しいポイントです。
<ストレージ容量を比較>
- 1.「Apple Watch Series 10」・・・64GB
- 2.「Apple Watch Series 9」・・・32GB
- 3.「Apple Watch Ultra 2」・・・64GB
- 4.「Apple Watch SE (第2世代) 」・・・32GB
watchOS 11では、新たに「潮位アプリ」が追加されました 。サーフィンや釣り、潮干狩りといった海のレジャーを楽しむ人にとっては、特定のビーチ、例えば海岸の満潮・干潮の時間や潮の流れを簡単に確認できるため、非常に実用的な機能となるでしょう。
また、Series 10の大きく美しいディスプレイを最大限に活かす新しい文字盤デザインも見逃せません。「フラックス」文字盤は、秒ごとに色がダイナミックに変化し見ていて飽きませんし、「リフレクション」文字盤は、特にチタニウムケースモデルの鏡面仕上げと美しく調和し、洗練された印象を与えてくれます。これらの新しい文字盤は、時刻を確認するたびにちょっとした喜びを感じさせてくれます。
まとめ:その他の機能と操作性
- 進化したOS体験 (watchOS 11):より賢くなったスマートスタック、オフラインでも使える翻訳アプリ、安心の到着確認機能などが日常をサポート 。
- パワフルなS10 SiP: アプリ起動やSiriの応答が高速化し、全体的な操作性が向上 。通話時の音声分離機能も搭載 。
- 自由なメディア再生と直感操作: 内蔵スピーカーでの音楽・ポッドキャスト再生に対応 。進化したダブルタップジェスチャーでスクロール操作も可能に 。
- 充実のアプリとデザイン: 64GBストレージで多くのデータを保存可能 。潮位アプリや新しい文字盤(フラックス、リフレクション)が日々の体験を豊かに彩る 。
バッテリー持続力:Apple Watch Series 10のスタミナと驚きの充電速度
ここでは、Apple Watch Series 10のバッテリー性能と充電速度について、Apple Watch Series 9との比較を交えながら、実際に私が日常生活やアクティビティで使用して感じたメリットや驚きを詳しくレビューしていきます。スマートウォッチを選ぶ上で非常に重要なバッテリー問題に、Series 10はどのように応えてくれるのでしょうか。
一日中頼れるバッテリーライフ、低電力モードも活用
Apple Watch Series 10のバッテリー駆動時間は、Appleの公称値では通常使用時で最大18時間、低電力モードを利用すれば最大36時間とされています 。これは、前モデルのApple Watch Series 9の公称値と同じであり 、一見すると大きな変化はないように感じるかもしれません。
<バッテリー駆動時間・充電の仕様を比較>
- 1.「Apple Watch Series 10」・・・18時間、高速充電(約30分で80%まで)
- 2.「Apple Watch Series 9」・・・18時間、高速充電(約45分で80%まで)
- 3.「Apple Watch Ultra 2」・・・通常使用時で36時間、低電力モードで最大72時間、 高速充電(約1時間で80%まで)
- 4.「Apple Watch SE (第2世代) 」・・・通常使用時で最大18時間
実際に私が使用してみたところ、通知の頻度やワークアウトの実施時間、常時表示ディスプレイのオンオフなど、使い方によってバッテリーの消費量は変動します。
例えば、朝7時に100%の状態で装着し、日中は通知確認やApple Payでの支払い、1時間程度のランニングを行い、夜には睡眠記録を取るといった使い方をしても、翌朝までバッテリーが持つこともありました。しかし、ヘビーな使い方をすれば、やはり一日の終わりには充電が必要になるという印象です 。
ただ、Series 10の真価は、この基本的な持続力に加えて、進化した充電性能との組み合わせで発揮されます。週末に泊まりがけで友人とキャンプに出かけた際、うっかり充電ケーブルを忘れてしまったのですが、「低電力モード」に切り替えることで、iPhoneを探したり、時刻を確認したりといった最低限の機能を使いながらも、なんとか2日間持たせることができました。このような万が一の状況でも頼りになるのは心強い点です。
驚異の進化、Apple Watch史上最速の充電スピード
Apple Watch Series 10を使っていて最も感動し、日々の生活を一変させたと言っても過言ではないのが、その圧倒的な充電スピードの向上です。Apple Watch Series 9では80%まで充電するのに約45分かかっていましたが 、Series 10ではなんと約30分で同じレベルまで充電が完了します 。
このわずか15分の短縮が、私の日常にもたらした恩恵は計り知れません。朝起きてから家を出るまでの慌ただしい時間、シャワーを浴びている間や朝食の準備をしているほんの短い時間に充電器に置くだけで、その日一日を安心して過ごせるだけのバッテリーが確保できるのです 。以前は「しまった、充電し忘れた!」と焦ることもありましたが、Series 10にしてからは、そんな心配がほとんどなくなりました。
特に素晴らしいと感じたのは、睡眠記録のための充電効率です。Series 10は、わずか8分間の充電で最大8時間の睡眠記録が可能になりました 。これは、夜寝る直前に「あ、充電が少ない…」と気づいても、歯磨きをしている間などのちょっとした時間で十分間に合うことを意味します。お陰で、充電忘れで睡眠データが取れなかったという残念な思いをすることもなくなりました。
充電の習慣が変わる、ストレスフリーな毎日へ
Apple Watch Series 10のこの驚異的な充電速度は、私のApple Watchとの付き合い方、充電の習慣そのものを大きく変えました。以前は、夜寝る前に必ず充電器にセットするというのが半ば強迫観念のようになっていましたが、今では日中のちょっとした空き時間、例えばデスクワークの合間や夕食の準備中にサッと充電するだけで十分になりました。この変化は、精神的な負担を大きく軽減してくれています。
結果として、Apple Watchを腕に着けている時間が以前よりも長くなり、心拍数のモニタリングや活動量の記録、通知の確認といった便利な機能を、バッテリー残量を気にすることなく最大限に活用できるようになりました。充電のわずらわしさから解放され、Apple Watchのある生活が、よりシームレスで快適なものになったと心から実感しています。これは、Series 10がもたらしてくれた大きな喜びの一つです。
まとめ:バッテリーと充電性能
- バッテリー持続時間:通常使用で最大18時間、低電力モードで最大36時間と、Apple Watch Series 9と同等の安心の持続力を維持 。
- 革新的な充電速度:Apple Watch Series 9から大幅に高速化し、約30分で80%まで充電可能に 。朝の短時間充電で一日中安心して使える。
- 睡眠記録も安心:わずか8分の充電で最大8時間の睡眠記録が可能となり、充電忘れによる記録漏れの心配が軽減 。
- ストレスフリーな運用:充電のタイミングに縛られにくくなり、より柔軟なライフスタイルに対応。結果として装着時間が増え、機能をフル活用できる。
Series 10とSeries 9、何が進化した?:Apple Watchの世代間比較
ここでは、Apple Watch Series 10が前モデルのApple Watch Series 9からどのような進化を遂げたのか、その主な違いを具体的に比較しながら詳しく解説していきます。デザイン、ディスプレイ、パフォーマンス、そして新機能など、多岐にわたる変更点を知ることで、どちらのモデルが自分に合っているのか、あるいは買い替える価値があるのかが見えてくるでしょう。
Apple Watch Series 10は、Series 9から多くの点で着実な進化を遂げています。毎日身に着けるデバイスだからこそ、細かな違いが日々の体験を大きく左右することもあります。以下に主な変更点をまとめました。
デザインとディスプレイの進化
薄さと軽さ:
- Apple Watch Series 10は、Series 9の厚さ10.7mmから約10%薄い、Apple Watch史上最薄の9.7mmを実現しました 。実際に腕に着けると、この1mmの違いが袖口への収まりや長時間の装着感を大きく向上させていることを実感できます。
- 軽量化も進んでおり、Series 10のアルミニウムケースはSeries 9の同ケースと比較して最大10%軽くなっています 。また、Series 10のチタニウムケースは、Series 9のステンレススチールモデルと比較して約20%も軽量です 。
ディスプレイ:
- Series 10のディスプレイは、Series 9と比較して有効画面領域が最大9%拡大しました 。これにより、一度に表示できる情報量が増え、メッセージの確認やアプリの操作がより快適になりました。
- Apple Watchとして初めて広視野角OLEDディスプレイを搭載したのもSeries 10の大きな特徴です 。これにより、ディスプレイを斜めから見た際の明るさがSeries 9よりも最大40%向上し、どんな角度からでも情報を読み取りやすくなりました 。
- Series 10では、常時表示ディスプレイのリフレッシュレートが1分間に1回から1秒間に1回へと高速化され、一部の新しい文字盤(フラックス、リフレクションなど)では秒針が常に滑らかに動く様子を確認できます 。
素材と仕上げ:
- Series 10のアルミニウムケースには、新たに鏡面仕上げの「ジェットブラック」が登場し、深い艶が高級感を醸し出しています 。Series 9のアルミニウムケースのカラーバリエーションは、ピンク、ミッドナイト、スターライト、シルバー、(PRODUCT)REDでした 。
- Series 10では、従来のステンレススチールモデルに代わり、鏡面仕上げが美しいチタニウムケース(ナチュラル、ゴールド、スレートの3色)がラインナップされました 。Series 9ではステンレススチールケース(ゴールド、シルバー、グラファイト)が提供されていました 。
パフォーマンスと新機能
プロセッサ:
Series 10には新開発の「S10 SiP」が搭載されており、アプリの起動やSiriの応答など、全体的なパフォーマンスが向上しています 。Series 9は「S9 SiP」を搭載していました 。どちらのチップも4コアのNeural Engineを内蔵しています 。
充電速度:
- Series 10は充電速度が大幅に向上し、約30分でバッテリー残量0%から80%まで充電可能になりました 。Series 9では同じく80%まで充電するのに約45分かかりました 。
- さらに、Series 10はわずか8分間の充電で最大8時間の睡眠記録、15分間の充電で最大8時間の通常使用が可能です 。
スピーカーでのメディア再生:
Series 10は、Apple Watchとして初めて内蔵スピーカーから直接音楽やポッドキャストなどのメディアを再生できるようになりました 。Series 9ではBluetoothイヤホンやヘッドホンが必要でした。
マイク:
Series 10のマイクは、4コアNeural Engineを活用した「声を分離」機能を搭載しており、騒がしい環境でもクリアな通話品質を実現します 。
健康機能:
- Series 10には、新たに睡眠中の呼吸の乱れをモニタリングする「睡眠時無呼吸の通知」機能が搭載されました 。Appleによると、この機能はSeries 9にもwatchOSのアップデートで提供される予定です 。
- Series 10は水深計(最大6mまで計測可能)と水温センサーを新たに搭載し、シュノーケリングなどのウォーターアクティビティの記録がより詳細になりました 。これらのセンサーはSeries 9には搭載されていません。
OSと関連アプリ:
- Series 10は最新のwatchOS 11を搭載して登場します。これにより、「潮位アプリ」や夜間の健康指標をまとめて確認できる「バイタルアプリ」、より賢くなった「スマートスタック」、オフラインでも使える「翻訳アプリ」、「到着確認」機能などが利用可能になります 。
- Series 9はwatchOS 10を搭載して登場しました 。
新しい文字盤:
Series 10には、その大きく進化したディスプレイを最大限に活かす新しい文字盤「フラックス」や「リフレクション」が用意されています 。
共通点
- バッテリー駆動時間: 通常使用で最大18時間、低電力モードで最大36時間というバッテリー駆動時間は、Series 10とSeries 9で共通です 。
- ストレージ容量: 内蔵ストレージ容量は、両モデルとも64GBです 。
- 耐久性: 50メートルの耐水性能とIP6X等級の防塵性能は、Series 10とSeries 9で共通して備わっています 。
- ダブルタップジェスチャー: Series 9で導入された、人差し指と親指を2回タップして操作するダブルタップジェスチャーは、Series 10でも引き続き利用可能です 。watchOS 11では、このジェスチャーでスクロール操作も可能になるなど、機能が拡張されています 。
まとめ:Apple Watch Series 10とApple Watch Series 9の違い
Apple Watch Series 10は、前モデルのSeries 9からデザインの洗練度、ディスプレイの視認性と表現力、そして何よりも充電速度において大きな飛躍を遂げています。特に、より薄く軽くなったボディと新しい仕上げオプションは所有する喜びを高め、進化した広視野角OLEDディスプレイは日々の情報確認を格段に快適にしてくれます。
S10 SiPによるパフォーマンスの向上や、内蔵スピーカーでのメディア再生、水深・水温センサーといった新機能も、日々の活動をより豊かに、そして便利にしてくれるでしょう。一方で、基本的なバッテリー駆動時間やストレージ容量、主要な耐久性能といった面ではSeries 9から堅実に引き継がれています。
どちらのモデルを選ぶかは、これらの新たな進化点にどれだけの価値を見出すか、そして現在の使用状況や予算によって総合的に判断することになるでしょう。より薄く、より見やすく、そして圧倒的に速く充電できる体験を求めるならば、Apple Watch Series 10は間違いなく魅力的な選択肢となります。
Apple Watch Series 10のメリット・デメリット:購入前に知っておきたいポイント
Apple Watch Series 10は、多くの魅力的な進化を遂げていますが、購入を検討する際にはメリットだけでなく、デメリットとなり得る点も理解しておくことが重要です。ここでは、私が実際に使用して感じた主な利点と、留意すべき点を詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:デザインとディスプレイの飛躍的な進化
Apple Watch Series 10を腕にした瞬間、その洗練された佇まいに心を奪われました。Apple Watch史上最も薄い9.7mmというスリムなデザインは、装着感を格段に向上させており、ワイシャツの袖口にも引っかからず、一日中着けていてもほとんど気になりません。
睡眠時にもその快適さは際立ちます。新色として登場したアルミニウムケースの「ジェットブラック」は、吸い込まれるような深い艶があり、鏡面仕上げのチタニウムケースと共に、確かな高級感を演出しています。
ディスプレイの進化も目覚ましく、前モデルのApple Watch Series 9と比較して最大9%も表示領域が拡大しました。これにより、通知の確認やメッセージの入力が格段にしやすくなったと感じています。さらに特筆すべきは、Apple初の広視野角OLEDディスプレイの採用です。
これにより、ディスプレイを斜めから見た際の明るさがSeries 9よりも最大40%も向上し、デスクワーク中にちらりと時間を確認する際や、運動中に腕を完全に上げずに情報を把握したい時など、どんな角度からでも驚くほどクリアに見えるようになりました。
メリット2:充電ストレスからの解放、驚異の充電スピード
Apple Watch Series 10を使っていて、日々の生活が最も変わったと感じるのが充電性能の大幅な向上です。Apple Watch Series 9では80%まで充電するのに約45分かかっていましたが、Series 10ではその時間が約30分に短縮されました。
この差は大きく、朝の忙しい時間帯、例えばシャワーを浴びている間や朝食を準備しているわずかな時間に充電器に置くだけで、その日一日を安心して過ごせるだけのバッテリーを確保できるようになったのです。「充電し忘れた!」と焦る朝とは無縁になりました。
特に感動したのは、睡眠記録のための充電効率です。わずか8分間の充電で最大8時間の睡眠記録が可能になったため、以前は充電残量が気になって諦めていた夜でも、寝る直前の短時間充電でしっかりと睡眠データを取れるようになりました。これは、日々の健康管理を重視する私にとって、非常に大きなメリットです。
メリット3:進化したパフォーマンスと多彩な新機能
Apple Watch Series 10には、新開発のS10 SiPプロセッサが搭載されており、その恩恵はあらゆる操作で実感できます。アプリの起動は瞬時で、画面のアニメーションも非常に滑らかです。Siriに話しかけた際の応答速度も向上し、よりストレスなく音声アシスタントを活用できるようになりました。
また、Apple Watch単体で音楽やポッドキャストを内蔵スピーカーから直接再生できるようになったのは、私にとって待望の機能でした。AirPodsを忘れた日でも、手首からお気に入りの音楽を流せる手軽さは、想像以上に便利です。
さらに、健康管理面では「睡眠時無呼吸の通知」機能が新たに追加され、これまで気づきにくかった睡眠中の呼吸状態への意識を高めてくれます。
水深計や水温センサーの搭載は、シュノーケリングやプールでの水遊びをより楽しく、詳細に記録することを可能にしました。watchOS 11で利用可能になる「潮位アプリ」や夜間の健康指標をまとめて確認できる「バイタルアプリ」など、ソフトウェア面でも日々の生活を豊かにする新機能が満載です。
【デメリット】
デメリット1:バッテリー持続時間自体は据え置き
充電速度が飛躍的に向上した一方で、Apple Watch Series 10の基本的なバッテリー持続時間は、通常の使用で最大18時間、低電力モードで最大36時間となっており、これは前モデルのApple Watch Series 9から変わっていません。多くの機能が追加され、ディスプレイも常時表示に対応しているため、使い方によっては、やはり一日の終わりには充電が必要となるでしょう。
特に、GPSを使った長時間のワークアウトやCellularモデルでの単体通信を多用するようなヘビーユーザーにとっては、毎日の充電が必須となる点は留意が必要です。数日間の充電なしでの連続使用を期待している方にとっては、この点は物足りなさを感じるかもしれません。
デメリット2:依然として高価格帯
多くの魅力的な進化を遂げたApple Watch Series 10ですが、その価格は最もベーシックなアルミニウムケースのGPSモデルでも59,800円(税込)からと、決して気軽に購入できる価格帯ではありません。美しい鏡面仕上げのチタニウムモデルや、単体で通信可能なGPS + Cellularモデルを選択すると、価格はさらに上昇します。
機能面やデザイン性の高さを考えると納得できる部分もありますが、予算を重視するユーザーにとっては、購入のハードルとなる可能性があるでしょう。
デメリット3:一部新機能の恩恵は限定的か
新たに追加された水深計や水温センサー、そしてwatchOS 11で提供される潮位アプリといった機能は、シュノーケリングやサーフィン、釣りといった特定のウォーターアクティビティを楽しむユーザーにとっては非常に魅力的なものですが、そうしたアクティビティに馴染みのない私のようなユーザーにとっては、その恩恵を十分に享受する機会は少ないかもしれません。
また、睡眠時無呼吸の通知機能も、過去に睡眠時無呼吸と診断されたことがない18歳以上の方が対象となるなど、全てのユーザーが等しくそのメリットを受けられるわけではない点も理解しておく必要があります。
Apple Watch Series 10のスペック(仕様)
- ディスプレイ 42mm / 46mmのLTPO3常時表示 Retina
※最大輝度2,000ニト/最小輝度1ニト/326ppi/広視野角OLED/Ion-X前面ガラス(アルミニウムケース)/サファイア前面クリスタル(チタニウムケース) - ケース アルミニウムケース、チタニウムケース
- クラウン 触覚的な反応を返すDigital Crown (回すだけでウィジェットを表示)
- プロセッサ Apple S10 Sip デュアルコア
※4コア Neural Engine / 第2世代の超広帯域(UWB)チップ内蔵 - GPU PowerVR
- RAM(メモリ)1GB
- ストレージ 64GB
- バッテリー リチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵
- 駆動時間 一日中駆動するバッテリー。通常使用時で最大18時間、低電力モードで最大36時間
- 充電 高速充電(約30分で80%まで回復、15分間の充電で最大8時間の通常使用、8分間の充電で最大8時間の睡眠記録)、Type-C充電、ワイヤレス充電(※充電器は別売)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 4( 802.11n)、Bluetooth 5.3
- 衛星測位 L1 GPS、GNSS、Galileo、BeiDou
- NFC/Apple Pay 対応・Suica決済に対応
- インターフェース 充電端子
- センサー 電気心拍センサー、第3世代の光学式心拍センサー、皮膚温センサー、血中酸素ウェルネスセンサー、コンパス、常時計測の高度計、高重力加速度センサー、ハイダイナミックレンジジャイロスコープ、環境光センサー、水深計、水温センサー
- スピーカー 内蔵・メディア再生機能あり
- マイク 搭載
- 音声操作 オンデバイス処理対応のSiri
- 防水防塵 50m防水(泳げる耐水性能)、IP6X等級の防塵性能
- 安全 緊急SOS、海外における緊急通報、衝突事故検出、転倒検出、騒音のモニタリング、バックトレース
- バンド 交換可
- 対応OS iOS 18以降を搭載したiPhone XS以降(第2世代以降のiPhone SEを含む)
- OS watchOS 11
- サイズ 42mmケース:42 x 36 x 9.7 mm /46mmケース:46 x 39 x 9.7 mm
- 重量 42mm:アルミニウム、GPSモデルで30g、アルミニウム、GPS Cellularモデルで29.3g、チタニウムで34.4g
※46mm:アルミニウム、GPSモデルで36.4g、アルミニウム、GPS Cellularモデルで35.3g、チタニウムで41.7g - カラー
アルミニウムケース: ジェットブラック、ローズゴールド、シルバー
チタニウムケース: スレート、ゴールド、ナチュラル - 付属品 バンド、Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル(1m)
- 4G通信 Cellularモデルのみ対応
- SIMカード eSIM ※Cellularモデルのみ
ヘルスケア機能
睡眠時無呼吸症の検知
血中酸素飽和度(SpO2)、心電図(不整脈)、皮膚温(排卵日を推測)、心拍数(第3世代の光学式心拍センサー・心拍数範囲、強度レベル)、ストレスレベル、VO2MAX(最大酸素摂取量)、酸素レベル
マインドフルネス、ルート・速度・移動距離(GPS/GNSS内蔵)、高度(常時計測の高度計)、気圧・高度、方角(コンパス)、歩数、消費カロリー
心電図の作成、Apple Pay(Suica対応)、睡眠アドバイス、不規則な心拍リズムの通知、高心拍数と低心拍数の通知、
スポーツ機能
25種類以上のワークアウトモード
(室内ウォーキング、ウォーキング、室内ランニング、ランニング、エリプティカル、ローイング、プールスイミング、オープンウォータースイミング、スクワット、スピン、ストライド、筋力トレーニング、高強度インターバルトレーニング、ピラティス、瞑想など)
※自転車は自動検出ができるように改善・自転車の転倒も検知
水中アクティビティの詳細な記録・分析(水深計と水温センサーを搭載・潮位アプリを追加)
ライブアクティビティ(サイクリングのワークアウトをApple Watchで開始すると、iPhone上に自動でライブアクティビティとして表示する)
ワークアウトのカスタマイズ(ワークとリカバリーのインターバルを設定)、レースコース(自己ベスト、過去の自分と競争※対応予定)
その他の機能
オーディオ再生(Apple Music、Apple Podcasts、Apple Books、サードパーティー製アプリなど)、高速充電(約30分で80%まで)
ダブルタップ(人差し指と親指を2回タップすることで、着信の応答/切断、音楽の再生/停止、タイマーの停止、アラームのスヌーズ、カメラリモコンでの写真撮影などの操作を行える)、
S10 SiPによる機械学習タスクの高速化、高速化したSiri(ネット接続なし)、「Precision Finding」(スマホ探索機能・第2世代の超広帯域通信チップでiPhoneをより正確に探せる)、「新しいスマート スタック」(必要な時に関連するウィジェットを表示する)、新しい文字盤(スヌーピー、パレット、ソーラー アナログ、Nike Globeなど)
衝突事故検出、転倒検出(自転車を含む)、緊急SOS(海外)、海外における緊急通報、低電力モード(駆動時間を最大36時間まで延長)、ファミリー共有設定(1台のiPhoneに複数のApple Watchをペアリング)
32GBストレージ保存、常時表示、防水(50m防水)、GymKitアプリ、インターコム機能、アクティビティの共有、スマートフォンの通知受信、通話、Wi-Fi(2.4GHz)、Bluetooth 5.3、、携帯電話通信機能(セルラーモデルのみ)、国際ローミング(2022年秋頃に対応)
Apple Watch Series 10の評価
8つの評価基準で「Apple Watch Series 10」を5段階で評価してみました。
Apple Watch Series 10の項目別評価と総評は以下の通りです。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★★
Apple Watch史上最大かつ最も先進的なディスプレイは、斜めからでも驚くほど明るく鮮明です。表示領域の拡大と常時表示の進化も相まって、あらゆる場面で情報確認が格段に快適になりました。
健康管理・スポーツ:★★★★★
睡眠時無呼吸の通知や水深・水温センサーといった新機能に加え、バイタルアプリやトレーニングの負荷機能(watchOS 11)が健康とアクティビティへの意識をさらに高めます。既存の心電図や血中酸素ウェルネス機能も充実しており、頼れるパートナーです。
機能性:★★★★★
新開発S10 SiPプロセッサによるサクサクとした動作、内蔵スピーカーでの音楽再生、進化したwatchOS 11の多彩な新機能(オフライン翻訳、到着確認など)により、日常の利便性が飛躍的に向上しました。
バッテリーの持ち:★★★★☆
バッテリー駆動時間自体は前モデルから据え置きの最大18時間ですが、充電速度が劇的に向上。約30分で80%まで充電可能となり、朝の短時間充電だけで一日安心して使えるため、実質的なストレスは大幅に軽減されました。
耐久性:★★★★★
50メートルの耐水性能とIP6X等級の防塵性能は引き続き搭載し、アルミニウムモデルのIon-Xガラス、チタニウムモデルのサファイアクリスタルがディスプレイをしっかり保護。アクティブなシーンでも安心して使えます。
ファッション性:★★★★★
Apple Watch史上最薄のデザインは洗練されており、新色ジェットブラックアルミニウムや鏡面仕上げのチタニウムは非常に魅力的です。どんなスタイルにも合わせやすく、所有する喜びを感じさせてくれます。
価格:★★★☆☆
最もベーシックなアルミニウムGPSモデルで59,800円からと、決して安価ではありません。しかし、その多機能性と日々の生活の質を向上させる価値を考慮すれば、納得できる範囲とも言えます。
使いやすさ:★★★★★
S10 SiPによる軽快な動作、視認性が向上したディスプレイ、そして充電のストレスが大幅に軽減されたことで、総合的な使いやすさは過去最高レベルに達しています。直感的な操作性は健在です。
【総評:★★★★★】
日常を革新する、確かな進化
Apple Watch Series 10は、これまでのApple Watchの集大成とも言える完成度を誇りつつ、日常体験を静かに、しかし確実に革新する一台です。まず特筆すべきは、そのデザインの洗練です。Apple Watch史上最も薄くなった9.7mmのケースは、腕へのフィット感を格段に向上させ、まるで体の一部であるかのような自然な装着感を実現しています。
新色ジェットブラックアルミニウムの吸い込まれるような艶や、宝石のような輝きを放つ鏡面仕上げのチタニウムは、所有する喜びを日々感じさせてくれます。
そして、毎日何度も目にするディスプレイの進化は目覚ましいものがあります。Series 9と比較して最大9%拡大した表示領域と、Apple初の広視野角OLEDディスプレイの採用により、斜めからでも驚くほど明るく、色鮮やかに情報を捉えることができます。デスクワーク中にふと目を落とす時も、アクティビティ中にちらりと確認する際も、その視認性の高さはストレスフリーな体験を提供してくれます。
健康とアクティビティの、より深化したパートナー
健康管理機能においては、新たに搭載された「睡眠時無呼吸の通知」が、これまで気づきにくかった睡眠中の呼吸状態への意識を高めてくれます。また、水深計と水温センサーの追加は、シュノーケリングやプールでの水遊びといったレクリエーションの楽しみを広げてくれるでしょう。
watchOS 11で登場する「バイタル」アプリや「トレーニングの負荷」といった新機能は、日々の体調管理やトレーニング計画をより科学的かつパーソナルなものへと導いてくれます。心電図アプリや血中酸素ウェルネス測定といった実績のある機能も引き続き搭載されており、私たちの健康を多角的にサポートしてくれる頼もしさは揺るぎません。
パフォーマンスと利便性の飛躍
新たに搭載されたS10 SiPプロセッサは、アプリの起動からSiriの応答まで、あらゆる動作をよりスムーズで快適なものにしています。特筆すべきは、Apple Watch単体での音楽やポッドキャストの再生が内蔵スピーカーで可能になったことです。AirPodsが手元にない時でも、手首から直接お気に入りの音楽を楽しめる手軽さは、想像以上に生活を豊かにしてくれます。
watchOS 11によるスマートスタックの進化や、オフラインでも使える翻訳アプリ、友人や家族に安心を届ける到着確認機能など、日々の利便性を高める細やかな配慮も光ります。
バッテリー運用に革命、驚異の充電スピード
多くのスマートウォッチユーザーが抱えるバッテリーに関する悩みに対し、Apple Watch Series 10は「充電速度の劇的な向上」という形で一つの答えを示しました。バッテリーの持続時間自体は前モデルのApple Watch Series 9から大きく変わっていませんが、約30分で80%まで充電できるようになったことは、日々の運用における革命と言えるでしょう。
朝の僅かな時間や、ちょっとした休憩時間に充電するだけで、一日中安心して使用できるようになったのです。特に、わずか8分間の充電で最大8時間の睡眠記録が可能になった点は、充電忘れによる記録漏れの心配を大きく軽減してくれました。この充電体験の変化は、Apple Watchをよりストレスなく、常に身に着けていたいと思わせてくれる強力な魅力です。
価格と総合的な満足度
価格はエントリーモデルでも59,800円からと、気軽に購入できるものではありません。しかし、Apple Watch Series 10が提供するデザインの美しさ、ディスプレイの進化、健康とフィットネス機能の充実度、向上したパフォーマンス、そして何よりも充電に関するストレスからの解放を総合的に考えると、日々の生活の質を確実に向上させてくれる投資として、十分にその価値があると感じます。
特に数世代前のモデルを使用しているユーザーにとっては、その進化の大きさに驚きと満足を覚えることでしょう。Apple Watch Series 10は、私たちの日常に寄り添い、より豊かで健康的な生活をサポートしてくれる、現時点で最も完成されたスマートウォッチの一つであると断言できます。
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Apple Watch Series 10の価格・購入先
Appleオンラインストア
59,800円(税込)または3回払いで19,933円/月で販売されています。
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ドコモ オンラインショップ
- 頭金0円
- 分割支払金(1~23回/月)2,219円×23回 *
- (お客様負担額)(51,040円)
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- 【内訳】
- オンラインショップ価格 85,360円 (支払総額/現金販売価格)
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au オンラインショップ
- アルミニウム 41mmの場合
- 機種代金83,380円(現金販売価格/支払総額)
- ※スマホトクするプログラム適用の場合
- 実質負担額41,690円
- 頭金0円
- 毎月のお支払額:初回1,826円、2回目以降(×22回)1,812円、+最終回 41,690円
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ソフトバンク
- 販売価格総額 95,040円
- 毎月の支払額1〜24回1,980円、25〜48回1,980円
- 現金販売価格/割賦販売価格(総額)95,040円、実質年率0%、支払期間49ヵ月、支払回数48回
- ※新トクするサポート スタンダード 適用の場合
- 支払総額47,520円
- 毎月の支払額1〜24回1,980円、25~48回 お支払い不要
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楽天モバイル
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約1.82インチのAMOLED タッチスクリーン (480 x 408ピクセル, 最大輝度3,000 nits) 、通常使用で約10日間駆動できるバッテリー、深度センサー、温度センサー、GPSセンサー、、回転クラウン付きホームボタン、スピーカー・マイクを搭載しています。
また、心電図(ECG)アプリ、ゴルフ機能、40mフリーダイビング、ボイスメモ機能、、ワイヤレス急速充電(約60分でフル充電完了)、NFC、・食事管理サポート(Stay Fitアプリ連携)、皮膚温度測定、情緒モニタリング、100種類以上のスポーツモード、ランニング機能(AIランニングフォーム分析など)、血中酸素レベル測定・心拍数モニタリング・睡眠モニタリング・ストレスモニタリングに対応。
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ファーウェイから発売されたハイエンドなスマートウォッチです(2025年6月3日に発売)。
1.38インチ/1.5インチ LTPO 2.0 AMOLEDカラースクリーン(解像度466×466ピクセル, 最大輝度3000nit)
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また、HUAWEI X-TAP技術を活用したヘルスケアチェック、ヘルスケアチェック機能「Health Glance」、高性能NPUを活用したスマートジェスチャー操作、心電図(ECG)・心拍数・睡眠・血中酸素(10秒)・ストレス・体温のモニタリング、情緒モニタリング機能、100種類以上のワークアウトモード、ゴルフナビ機能、カラーマップナビゲーションに対応。
5気圧防水(IP69準拠、水深40mまでのフリーダイビングに対応)、ワイヤレス急速充電(約15分の充電で約1日使用可能)、、音楽ファイルの保存と再生、ウォッチフェイスのカスタマイズ、HUAWEI Healthアプリ、アプリ追加(HUAWEI AppGallery)、Wi-Fi 6、eSIMによるBluetooth通話、L1+L5デュアルバンド対応マルチGNSS(GPSセンサー内蔵)、などにも対応しています。
価格は、Amazonで64,800円(税込・ブラックモデル・パープル、ベージュは69,800円)、楽天市場で64,800円~(送料無料)、です。
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Garmin vivoactive 6
Garminから発売された独自OS搭載のスマートウォッチです(2025年4月10日に発売)。
直径1.2インチ(30.4 mm)の鮮やかなAMOLEDタッチスクリーン(常時表示オプション対応、390 x 390ピクセル)、スマートウォッチモードで約11日間(常時表示モードで約5日間)、GPSモードで約21時間駆動できるバッテリー、8GBのメモリ、Garmin Elevateリストベース心拍計、内蔵センサー(コンパス、ジャイロスコープ、加速度計、環境光センサー、別売りのtempeセンサーで温度測定も可能)を搭載しています。
また、80種類以上のスポーツアプリ(車いすモード対応)、「スマート起床アラーム」、カスタマイズ可能なモーニングレポート、「MOVEアラート」、「モビリティアクティビティ」、SuicaおよびGarmin Payによる非接触決済、音楽再生・音楽保存機能、セーフティ機能(事故検出・援助要請)、高精度なマルチGNSS(GPS、GLONASS、Galileo、みちびき、BeiDou)、クイックリリースに対応した20mmバンドに対応しています。
さらに、血中酸素、睡眠モニタリング(睡眠スコアと睡眠コーチ)、Body Battery、ストレスレベル計測、呼吸、スマートフォン通知(テキストメッセージ、着信、アプリ通知など)、ワイヤレス接続(Bluetooth, ANT+, Wi-Fi)、Garmin Connectアプリ、Connect IQストア、Garmin Messengerアプリ、Garmin Golfアプリとの連携、5気圧防水にも対応しています。
価格は、Amazonで48,000円(税込)、楽天市場で47,955円(送料無料)、ヤフーショッピングで47,955円(送料無料)、です。
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Apple Watch Ultra 2
Appleから発売されたwatchOS 11を搭載したハイエンドなスマートウォッチです。
49mm(約1.9インチ)のOLEDディスプレイ、Apple S9 Sip プロセッサ、1GBメモリ、64GBストレージ、通常の使用時で36時間駆動できるバッテリー、デュアルスピーカー、水深計、水温センサー、航空宇宙産業レベルのチタニウムケースを搭載しています。
また、バンド「チタニウムミラネーゼループ」、モジュラーUltra、100m防水、IP6X防塵、MIL-STD 810H、L1とL5周波数(高精度なGPS)、水中アクティビティの詳細な記録・分析、オーディオ再生、睡眠時無呼吸症の検知、
低電力モード(最大72時間)、常時表示、夜間モード、高速充電(約1時間で80%まで回復)、ワイヤレス充電(※充電器は別売)、パワーメーターとの接続、25種類以上のワークアウトモード、Apple Pay、Suica決済、音声操作 Siri、Wi-Fi、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで126,198円(税込)、楽天市場で128,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで124,236円(送料無料)、米国 Amazon.comで$610.76、です。
関連記事:「Apple Watch Ultra 2」とSeries 10、SE2を比較
Google Pixel Watch 3
Googleから発売されたWear OS 5.0搭載のスマートウォッチです。
Qualcomm SW5100、2GB メモリ、1.6/1.7インチのActua液晶、32 GB eMMCストレージ、 307 mAh / 420 mAh バッテリー、スピーカー、マイク搭載で、
高度なランニング機能、Suica決済、音楽再生、Bluetooth通話、4G通信(LETモデルのみ)、「朝のブリーフィング」機能、Googleサービスの連携、最大輝度 2000 ニト、カスタム 3D Corning Gorilla Glass 5、安全確認機能、40種類以上のスポーツモード、自動検出、エナジースコア、有酸素運動負荷、バッテリー セーバーモード(最長36時間)、5気圧防水、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、GPSに対応しています。
価格は、Amazonで56,793円(税込)、楽天市場で52,800円、ヤフーショッピングで49,800円、AliExpressで62,020円、です。
関連記事:「Google Pixel Watch 3」とPixel Watch 2の違い
Galaxy Watch7
サムスンから発売されたWear OS 5 + One UI 6を搭載したスマートウォッチです。
1.31/1.47インチSuper AMOLED スクリーン、Exynos W1000、2GBメモリ、32GBストレージ、最大40時間 駆動する300 mAh / 425 mAhバッテリー搭載で、AI機能、Felica(電子マネー決済)、バイオアクティブセンサーによる高精度な測定、IP68防水防塵、5気圧防水、MIL-STD-810H、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.3、GPSにも対応しています。
価格は、Amazonで59,491円(SM-L310NZSJXJP)、楽天市場で46,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで52,980円(送料無料)、AliExpressで26,845円、米国 Amazon.comで$219.98、です。
関連記事:AI対応「Galaxy Watch7」と前モデル Watch6の違いを解説
HUAWEI WATCH GT 5
ファーウェイから発売されたAndroid 8.0以降、iOS 13.0以降に対応したスマートウォッチです(2024年10月9日発売)。
1.32/1.43インチのAMOLEDカラーディスプレイ、通常使用で約7日間 駆動するバッテリー、スピーカー、マイクを搭載しています。
また、TruSenseシステム、100種類以上のワークアウトモード、フルカラーマップ表示、ランニングフォーム分析、情緒の測定機能、キーボード入力機能、スクリーンショット機能、EasyFit 3.0ベルト、ワイヤレス充電、
5気圧防水 + IP69K防水防塵、ヒマワリ型アンテナ、Bluetooth通話、音楽再生(単体)、通知の受信(LINE対応)、スマートフォン探索、GNSS、Bluetooth 5.2 (BR+BLE)に対応しています。
価格は、Amazonで32,800円(Pro版は63,780円)、楽天市場で33,880~36,080円(送料無料・Pro版は48,180~87,780円)、ヤフーショッピングで36,080円(Pro版は48,180円)、AliExpressで42,350円、です。
関連記事:「HUAWEI WATCH GT 5」(Pro)とGT4、GT3を比較
Amazfit Balance
Amazfitから発売されたZepp OS 3.0 搭載のスマートウォッチです。
1.5インチの円形AMOLEDスクリーン、通常使用で14日間駆動できる475 mAhバッテリーを搭載しています。
また、AI機能「GPT-4o」、体組成の測定、レディネススコア、ワンタップ測定、Bluetooth通話、Alexa 音声アシスタント、音楽再生、文字盤デザインのカスタマイズ(200種類以上・写真アップロード)、
150種類以上のスポーツモード、自動認識(8つのスポーツ・25の筋力トレーニング)、Zepp Coach 2.0 AIトレーニングガイド、ワンタップ測定(心拍数、血中酸素飽和度、ストレスレベル・呼吸数)、PAI健康評価、5衛星測位のGPSナビゲーション、5気圧防水、ミニアプリの追加、無線LAN 2.4GHz、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで34,900円(税込)、楽天市場で34,900円(税込)、ヤフーショッピングで34,900円(送料無料)、AliExpressで29,816円、米国 Amazon.comで$199.99 です。
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