2万円台の前半で買える32型スマートテレビ「Xiaomi TV A 32 2025」。早くも「とんでもないコスパで、ちゃんと使えるレベルだ」と評判です。
しかし、その一方で、「あまりにも安いので、全く使い物にならないのでは?やめておけ」という口コミもあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回はその性能やメリットをよく知ってもらうため、次の6点を重点的に解説します。
- ディスプレイ(リフレッシュレート、低ブルーライトモード)
- オーディオ性能(Dolby Audio、DTS:X、DTS Virtual:X)
- 操作方法(音声操作、リモコン)
- デザイン(サイズ、重量、ベゼルレスデザイン、プレミアムメタルフレーム)
- 接続ポート(HDMI、USB端子、ゲーム)
- Google TV OSのできること(Fire TV OSとの違い、Chromecast built-in、ミラーリング)
<使い方>
- セットアップ方法(設定方法、初期設定、設置方法、壁掛け)
- Airplayを利用する方法
- 地上波放送を見る方法
また、セットアップ方法やAirplay、地上波放送を利用する方法も紹介!ディスプレイやオーディオ性能の詳しい解説、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「Xiaomi TV A 32 2025」とは?
「Xiaomi TV A 32 2025」(シャオミ テレビ エー32 2025)はシャオミから発売されたスマートテレビ(チューナーレステレビ)です。
画面サイズは32インチで、Google TV OS(Google アシスタント対応)を搭載しています。
前モデルには2024年8月28日に日本で発売された43型「Xiaomi TV A Pro 43 2025」があります。
このスマートテレビは「量子ドット技術と4K解像度で映像がリアルに見える」、「Dolby AtmosとDTS-HD対応で大迫力のサウンドが聴ける」と評判でした。
新モデルは 1670万色の美しい液晶とDTS Virtual:X対応の高いオーディオ性能を備えつつ、コストパフォーマンスも高いことで話題になっています。
もちろん、HDMI端子を使ってゲーム機と接続したり、USB端子で地上波放送用の外付けチューナーと接続したりすることもできますよ。
それでは早速、どんなスマートテレビなのか、その価格や特徴をくわしく見ていきましょう。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク
公式ページ:Xiaomi TV A 32 2025 – Xiaomi Japan
価格は約2万3千円・3万円台の他のスマートテレビよりもお買い得なのか?
新モデル「Xiaomi TV A 32 2025」のくわしい特徴(メリット)を見ていく前に、関連した製品の価格を全体的に抑えておきましょう。
まず、新モデル「Xiaomi TV A 32 2025」はシャオミ オンラインストアとAmazonで22,800円で発売されています。どちらも12月6日までは早割価格で4080円OFFの割引クーポンが付き、1万8720円で購入できます。
一方、前モデルで43インチの「Xiaomi TV A Pro 43 2025」はAmazonや楽天市場で39,800円で発売中。
新モデルと同時期に発売された85型の「Xiaomi TV Max 85 2025」はシャオミ オンラインストアやAmazon、楽天市場などで189,800円で発売され、
12月6日まで早割価格で1万円OFFの割引クーポンが付き、17万9800円で購入できます。
他メーカーの32型スマートディスプレイは、Google TV OS搭載のグリーンハウス「GH-EC32GTVB-BK」がAmazonで29,981円(税込)で発売中。
こちらの製品は地上・BS・110度CSデジタル放送対応のダブルチューナー、外付けHDDへの裏番組録画機能など、充実した機能を備えています。
また、Alexa対応のスマートテレビ「ハイセンス 32V型 32A4N」もAmazonで25,993円で発売中です。
Google TV搭載の32型スマートテレビ「TCL 32S54J」は28,900円(税込)で発売中です。
まとめると、32インチのスマートテレビは約3万円前後で販売されていることが多いようです。新モデルよりも約7千円前後 高くなり、「Xiaomi TV A 32 2025」はやはりかなり安い価格であるといえます。
果たして新モデル「Xiaomi TV A 32 2025」はこれらのスマートテレビよりも、本当にお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見ていきましょう。
<関連製品>
グリーンハウス GH-EC32GTVB-BK
グリーンハウスの32インチ スマートテレビ「GH-EC32GTVB-BK」は、Google TVを搭載した高画質・高機能モデルです。ベゼルレスフレームの没入感の高いハイビジョン対応の広視野角VAパネルを採用し、引き締まった美しい映像を映し出します。
また、Google TVによる豊富なコンテンツ、地上・BS・110度CSデジタル放送対応のダブルチューナー、外付けHDDへの裏番組録画機能など、充実した機能で快適なテレビライフを実現。HDMI入力端子、LAN端子、USB端子など、豊富なインターフェースを備え、様々な機器との接続が可能です。壁掛けにも対応しており、設置場所を選びません。
ハイセンス 32V型 32A4N
ハイセンス 32V型 32A4Nは、Alexa対応のスマートテレビです。音声で電源オン/オフやチャンネル変更などの操作が可能です。32V型のフルハイビジョン液晶ディスプレイは、ADSパネルを採用し、広視野角で鮮やかな映像を楽しめます。直下型LEDバックライトが画面全体を均一に照らし、奥行きのある美しい映像を映し出します。
また、VIDAAプラットフォームを搭載し、Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、Disney+などの人気VODサービスに対応。映画、ドラマ、アニメなど、豊富なコンテンツを思う存分楽しめます。そのほか、HDMI入力端子、USB端子などを備え、Bluetooth、AirPlay2に対応。ゲームモードも搭載し、遅延の少ないスムーズな映像表示を実現。FPSや格闘ゲームなど、動きの速いゲームも快適にプレイできます。
TCL 32インチ チューナーレス テレビ 32S54J
TCL 32インチ チューナーレス テレビ 32S54Jは、Google TV搭載のスマートテレビです。フルハイビジョン(1920×1080)解像度とHDR10に対応し、鮮やかでリアルな映像美を実現。直下型LEDバックライトが画面全体を均一に照らし、奥行きのある映像を映し出します。Dolby Audio対応で、臨場感あふれるサウンドを楽しめます。
また、ゲームモードを搭載し、低遅延でスムーズな映像表示を実現。FPSや格闘ゲームなど、動きの速いゲームも快適にプレイできます。そのほか、HDMI入力端子、USB端子を搭載。Google TVによるシンプルで直感的な操作性、Googleアシスタント、ベゼルレスデザイン、Wi-Fi機能、壁掛けにも対応しています。
メリット1:1670万色のHDディスプレイ・高コントラストで黒の締りも優秀
新モデル「Xiaomi TV A 32 2025」は32インチ(解像度1,366 x 768 ドット)のディスプレイを搭載しています。
このディスプレイは視野角178°、1670万色の色域に対応したベゼルレスのワイドなHD液晶で、鮮明で美しい映像を映し出せます。
また、低ブルーライトモードに対応し、目の負担を軽減できます。
液晶パネルについて
パネルについては公開されていませんが、過去のモデルから「VAパネル」を採用しているようです。
「VAパネル」はIPSパネルよりも高コントラストで黒色が深く、引き締まった映像を表示できます。
IPSパネルとの違い
また、「VAパネル」はIPSパネルと違い、斜めから見ても色変化が少ないという特徴もあります。
ただし、応答速度に関してはIPSパネルよりも遅く、残像が発生しやすいです。
また、視野角に関してもIPSほど広くはありません。
有機ELパネルとの違い
なお、有機ELパネルと比較すると、完全な「黒」ではなく、少し灰色がかった黒になります(これを「黒浮き」といいます)。
また、コントラストにおいては静止画や暗い場面でも十分なレベルですが、有機ELよりは劣ります。有機ELは非常に鮮やかな色再現が可能で深い色も表現できますが、VAパネルは深い色や自然な色合いに限界があります。
リフレッシュレートについて
リフレッシュレートは60Hzです。そのため、特に高速な動きが多いゲームや映像で、滑らかさやレスポンスが不足することがあります。これにより、映像のブレやティアリングが発生しやすく、特にゲーマーや映像制作には不満が生じることが多いです。
HDRについて
HDRには対応していません。HDRに対応していないと、映像の明暗差が狭く、色の深みや鮮やかさが失われ、特に明るい部分や暗い部分で詳細が見えにくくなります。これにより、映像のクオリティが全体的に劣化し、視覚的な体験が制限されることがあります。
他のスマートテレビと比較
一方、「Xiaomi TV A Pro 43 2025」、「Xiaomi TV Max 85 2025」は4K画質で、量子ドット技術を採用したVAパネルが使われています。
量子ドット技術は色再現を向上させる技術で、液晶ディスプレイに追加されることで、より広い色域と鮮やかな色彩を実現します。VAパネルと違い、色域や視野角に限界がないのが特徴です。また、量子ドット技術は通常の液晶ディスプレイ、IPS、VAなどのパネルに組み込むことができます。
<ディスプレイを比較>
- 1.「Xiaomi TV A 32 2025」・・・32インチ、解像度1,366 x 768(HD)
- 2.「Xiaomi TV A Pro 43 2025」・・・43インチ、解像度、3840 x 2160(4K UHD)
- 3.「Xiaomi TV Max 85 2025」・・・83インチ、解像度3840 × 2160(4K)
メリット2:10Wの2chステレオスピーカー搭載・Dolby Audio、DTS:Xサウンドにも対応
新モデル「Xiaomi TV A 32 2025」は 10W出力の2ch(チャンネル)ステレオスピーカーを搭載しています。
このスピーカーはDolby Audio、DTS:X、DTS Virtual:Xに対応し、臨場感あふれるサウンドを楽しめます。
- Dolby Audio・・・複数のスピーカーを使って音の方向性や深さを強調し、リアルで没入感のあるサラウンドサウンドを実現します。これにより、映画館での体験に近い音響効果が家庭でも楽しめます。
- DTS:X・・・、音が空間内を自由に動くように感じさせる立体的な音響体験を提供します。従来のサラウンドサウンド(5.1ch、7.1chなど)に比べて、音の方向や位置がよりリアルに表現されます。
- DTS Virtual:X・・・物理的にスピーカーを増設せずに、立体的なサウンド体験を作り出す技術です。これにより、2.1ch(2つのスピーカーとサブウーファー)や、3.1ch、5.1chのシステムでも、仮想的に上方や周囲の音を再現できます。
ツイーターやウーファーについて
高音域を再生するツイーターや、低音域を強化するウーファーは搭載していません。そのため、低音が弱く、迫力に欠け、高音域がややシャリつくような音質になります。そのため、音質にこだわる方には物足りないと感じるかもしれません。
音質に不満がある場合は、外部スピーカーやサウンドバーの追加をおすすめします。
光デジタル音声出力端子があるので、サウンドバーやAVアンプと接続して、より高音質なサウンドを楽しむことができます。
他のスマートディスプレイと比較
一方、前モデル「Xiaomi TV A Pro 43 2025」は2基の8Wスピーカー(合計16W出力)搭載で、Dolby Audio、DTS-HDによる臨場感のあるサウンドに対応していました。
「Xiaomi TV Max 85 2025」は2基の15Wスピーカー(合計30W出力)を搭載し、Dolby Atmos対応の立体的なサウンドを再生できます。
なお、Dolby Audioは音質を向上させるための技術で、Dolby Atmosの立体音響(3Dオーディオ)技術とは目的が違っています。
<スピーカーを比較>
- 1.「Xiaomi TV A 32 2025」・・・10W出力の2ch ステレオスピーカー
- 2.「Xiaomi TV A Pro 43 2025」・・・2基の8Wスピーカー(合計16W出力)
- 3.「Xiaomi TV Max 85 2025」・・・2基の15Wスピーカー(合計30W出力)
メリット3:BluetoothリモコンでショートカットボタンやGoogleアシスタントボタンも使える
新モデル「Xiaomi TV A 32 2025」は付属のBluetoothリモコンとGoogleアシスタントの音声で操作できます。
タッチ操作には対応していないので注意してください。他のシャオミ製スマートテレビもタッチ操作は利用できません。
Bluetoothリモコンについて
上部には電源キーとGoogle アシスタントボタンがあります。Googleアシスタントボタンを押すと、Google アシスタントを起動し、音声でテレビを操作したり、情報検索したりできます。
中央には設定ボタン、方向キー、ホームボタンがあり、その下にNETFLEX、プライムビデオ、YouTube、アプリに直接アクセスするためのショートカットボタンが用意されています。アプリには、例えば、「ブラウザ」、「Hulu」など特定のアプリを割り当てることができます。
下部には音量ボタンがあります。
音声操作について
「最新の映画を見せて」や「○○の音楽を再生して」のように話しかけることで、コンテンツを検索できます。また、「YouTubeを開いて」のように、アプリを音声で起動できます。そのほか、「今日の天気は?」や「最新のニュースを教えて」のように、情報検索をしたり、対応するスマートホームデバイスを音声で操作したりできます。
なお、音声操作には必ず「リモコン」に話かける必要があります。リモコンがないと音声操作することができません。
メリット4:ベゼルレスのスタイリッシュなデザイン・高級感のあるメタルフレームも採用
新モデル「Xiaomi TV A 32 2025」は低価格ながらシンプルでモダンなデザインになっています。
ベゼルレスデザイン
ディスプレイ周辺の枠を極限までに狭くしたベゼルレスデザインを採用しているため、画面がより大きく感じられ、見た目もスタイリッシュになっています。
プレミアムメタルフレーム
筐体には高品質な金属素材を使用したプレミアムメタルフレームを採用しています。このフレームはプラスチックよりも頑丈で耐久性があり、高級感もあります。また、金属フレームによって熱を効率的に放散しやすくなり、テレビの温度上昇を抑える効果もあります。
薄型の省スペース設計
サイズは716.0 x 80.0 x 422.7mm (台座を含まない寸法)で、薄くコンパクトな大きさで、省スペースで設置できます。
シンプルなスタンド(付属)
2本のシンプルな脚でテレビを支えるタイプです。安定して設置できるよう設計されています。スタンドを使うことで、テレビ台などの上にテレビを置いて視聴することができます。
ブラックカラー
本体のカラーはブラックです。シンプルで落ち着いたインテリアにも馴染みやすい色です。
<サイズ・重量を比較>※スタンドは含まない
- 1.「Xiaomi TV A 32 2025」・・・716.0 x 80.0 x 422.7mm / 3.83Kg
- 2.「Xiaomi TV A Pro 43 2025」・・・960.5 x 77.3 x 569.7 mm / 約7.2kg
- 3.「Xiaomi TV Max 85 2025」・・・1890 x 436.9 x 1153 mm / 約29.8kg
メリット5:2つのHDMIとUSB2.0を搭載・光デジタルとコンポジット入力も利用できる
新モデル「Xiaomi TV A 32 2025」は様々な機器を接続するための豊富な接続ポートを備えています。
主な接続ポートは以下の通りです。
- HDMIポート・・・映像出力用のHDMI 2.0ポートを2つ搭載しています。ゲーム機、Blu-rayプレーヤー、ストリーミングデバイスなどを接続できます。
- USBポート・・・USB 2.0ポートを1つ搭載しています。USBメモリや外付けハードディスク、テレビチューナーなどを接続して、写真や動画、音楽などを再生できます。
- コンポジット入力(AV)・・・黄色の映像端子と赤白の音声端子からなる、アナログの映像・音声入力方式です。レトロゲーム機など、HDMI出力に対応していないゲーム機を接続できます。
- 光デジタル音声出力端子・・・サウンドバーやAVアンプなど、外部オーディオ機器と接続するための端子です。
- ヘッドホン出力端子・・・ヘッドホンを接続するための端子です。
- LANポート・・・有線LANでインターネットに接続するためのポートです。
※CI+スロットは搭載していません。CI+スロットとは、有料放送を視聴するために必要な CAM (Conditional Access Module) を挿入するためのスロットです。CAMは、B-CASカードのようなもので、有料放送のスクランブルを解除する役割を担います。
<HDMIとUSBポートの数を比較>
- 1.「Xiaomi TV A 32 2025」・・・HDMI x2、USB 2.0 x1
- 2.「Xiaomi TV A Pro 43 2025」・・・HDMI x3、USB 2.0 x1
- 3.「Xiaomi TV Max 85 2025」・・・HDMI x3、USB 2.0 x2
メリット6:Google TV OS搭載・おすすめコンテンツやキャスト、ミラーリングに対応
新モデル「Xiaomi TV A 32 2025」はGoogle TV OSを搭載しているため、様々なコンテンツにアクセスできます。
また、個人に最適化されたおすすめのコンテンツを表示する機能も利用できます。
この機能はユーザーの視聴履歴や好みに基づいて、おすすめのコンテンツを表示するもので、新しいコンテンツを見つけやすくしてくれます。
また、Chromecast built-inに対応しているため、スマートフォンからテレビにコンテンツをキャストできます。例えば、帰宅途中に見ていた動画の続きをキャストして「Xiaomi TV A 32 2025」で視聴することができます。
また、ミラーリング機能にも対応し、写真や動画、スマホの画面に表示されているもの(写真や動画、ゲーム画面などすべて)をすべて映し出すこともできます。ミラーリング機能ではスマホの操作がそのままテレビに反映されるため、プレゼン資料を共有したり、スマホゲームを大画面でプレイするのに便利です。
Fire TV OSとの違い
Google TV OSはFire TV OSと違い、Googleのサービス (Googleアシスタント、Chromecastなど)と連携しやすく、Androidスマホとの親和性(連携機能)が高くなっています。また、Google TV OSは、Google Playストアの豊富なアプリを利用できる点や、パーソナライズされたおすすめ機能を利用できる点で、Fire TV OSとは違っています。
「Xiaomi TV A 32 2025」のデメリット
「Xiaomi TV A 32 2025」のデメリットを紹介します。
デメリット1:高精細な4K解像度でない・HDRにも非対応
「Xiaomi TV A 32 2025」は解像度がHD (1366×768) であるため、4Kテレビと比べると画質が劣ります。また、HDRに対応していないため、コントラスト比が低く、明暗の表現力がやや劣ります。
デメリット2:迫力に満ちた超高音質なサウンドを再生できない
「Xiaomi TV A 32 2025」は10W×2chのスピーカー搭載のため、迫力に満ちた超高音質なサウンドは再生できません。音質にこだわる場合は、外部スピーカーやサウンドバーの追加を検討する必要があります。
デメリット3:地上波放送を見るのに地上デジタルチューナーが必要になる
「Xiaomi TV A 32 2025」はチューナーレステレビのため、地上波デジタル放送を視聴するには、別途地上デジタルチューナーが必要になります。そのため、初期費用が少し高くなってしまう可能性があります。
「Xiaomi TV A 32 2025」のスペック
- ディスプレイ 32インチ、解像度1,366 x 768 ドット
※HD/1670万/視野角178°(H), 178°(V) - リフレッシュレート 60Hz
- プロセッサ クアッド A55
- GPU Mali G31 MP2
- RAM(メモリ)2GB
- ストレージ 8GB
- 電源 50W、電圧:100~240V 50/60Hz、動作温度 0℃〜40℃、湿度20%~80%、保管温度 -15℃〜45℃、相対湿度80%未満
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 2.4GHz/5GHz、Bluetooth 5.0
- 有線LAN 対応
- インターフェース USB 2.0 x1、HDMI x2、コンポジット入力(AV)、イーサネット(LAN)、光デジタルオーディオ出力、3.5mmヘッドホンジャック、CI+スロット
- スピーカー 2 x 10W
- オーディオ Dolby Audio、DTS:X、DTS Virtual:Xサウンド対応
- コンテンツ Netflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeがプリインストール済み
- スマートホーム Googleアシスタントbuilt-in、スマートホームコントロールハブ、Chromecast built-in、Miracastに対応
- スタンド プラスチック
- 筐体 フレーム:メタル(金属)
- OS Google TV
- サイズ 716.0 x 80.0 x 422.7mm (台座を含まない寸法)
- 重量 3.83Kg
- カラー ブラック
- 付属品 360°Bluetoothリモコン x1、ねじ袋 x1、スタンド x2、電源ケーブル x1、取扱説明書 x1、保証に関するお知らせ
「Xiaomi TV A 32 2025」の使い方
「Xiaomi TV A 32 2025」の使い方を紹介します。
セットアップ方法
電源ケーブルをテレビ本体とコンセントに接続し、リモコンの電源ボタンを押して、テレビの電源を入れます。
テレビの電源を入れると、初期設定 画面が表示されるので、画面の指示に従って、言語(日本語を選択)、ネットワーク、Googleアカウントなどの設定を行います。
Googleアカウント設定が終了すると、セットアップは終了です。
設置方法
最初にスタンドを取り付ける必要があります。テレビを箱から取り出し、柔らかい布などを敷いた平らな場所に置きます。その後、スタンドをテレビ本体の底面にある取り付け穴に合わせ、付属のネジで固定します。
壁掛け
スタンドを使わずに、壁掛けでテレビを設置することもできます。ただし、壁掛けにする場合は、別途 VESA規格に対応した壁掛け金具 を用意する必要があります。Xiaomi TV A 32 2025のVESA規格は 200mm x 100mm です。なお、壁掛けマウントは製品に付属しません。別途購入する必要があります。壁掛け金具は、家電量販店やオンラインショップなどで購入できます。
Airplayを利用する方法
「Xiaomi TV A 32 2025」はAppleが開発したワイヤレス技術「Airplay」に対応していません。そのため、iPhoneやiPadの画面をミラーリングしたい場合は、iPhoneやiPadをHDMIケーブルでテレビに接続します。
また、AirServerやReflectorなどのサードパーティ製のミラーリングアプリをテレビにインストールすることで、AirPlayを利用できるようになります。
地上波放送を見る方法
「Xiaomi TV A 32 2025」はチューナーレステレビなので、地上波放送を視聴するには、別途 地上デジタルチューナー を用意する必要があります。
HDMI端子を搭載している地上デジタルチューナーであれば、「Xiaomi TV A 32 2025」と接続できます。
なお、録画機能付きのチューナーであれば、番組を録画して後で視聴することができます。ダブルチューナーであれば、番組を視聴しながら別の番組を録画することができます。
「Xiaomi TV A 32 2025」の評価
7つの基準で「Xiaomi TV A 32 2025」を5段階で評価してみました。
- デザイン:★★★
- 画面の見やすさ:★★★
- オーディオ性能:★★★
- 通信性能:★★★
- スマートホーム連携機能:★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★★★
<総合評価>
シャオミから発売された32インチのスマートテレビ(チューナーレステレビ)です。
低価格ながらも必要な機能をしっかりと備えており、一人暮らし用のテレビとして十分な性能を備えています。
ただし、高性能なモデルとは違い、さまざまな点でコストカットを図っており、その点を納得できるかが購入の決め手になります。
まず、最も不満が噴出しそうなのは「オーディオ性能」です。
10W出力の2ch ステレオスピーカーなので、音に厚みがなく、立体感もありません。
迫力に満ちた臨場感のあるサウンドが再生できないので、
「音質が良くない」というレビューが続々と投稿されることでしょう。
しかし、そんなことは購入する前から当然知っているべきことで、わざわざレビューで語ることではありません。
それに前もって外部スピーカーも用意しておけば、音質の面で困ることはなくなります。
次に不満が噴出しそうなのはディスプレイの「画質」です。
最近では4K解像度のテレビが普及し、最低でもフルHD画質ですが、「Xiaomi TV A 32 2025」の場合はHD画質です。
しかも高コントラストで明るく見やすく表示してくれるHDR機能も利用できません。
これでは確かに暗いシーンで見づらくなってしまい、動画やゲームで影響がありそうです。
この点に関しては外部機器でなんとかするわけにもいかないので、最初から「画質」について過度に期待しない方がいいでしょう。
ただし、レトロゲームをプレイするには十分な画質です。リフレッシュレートが高くないので、本格的なPCゲームには向きませんが、
クラシックなレトロゲームなら、むしろちょうどいい感じで映るはずです。
そのほか、Wi-Fi 6に対応していない、ストレージ容量が少ない、USBポートが1つしかない、などあらゆる観点から不満が噴出しそうです。
しかし、自分はコンポジット入力(AV)搭載で据え置きのレトロゲーム機(例えばPS2)と接続できる点などが非常に気に入りました。
寝室でちょっと動画をみたり、レトロゲームを楽しんだりするのにちょうどいい感じがします。
高性能な機能よりも、必要最低限の機能を備えたコスパの高いスマートテレビを探している人におすすめします。
「Xiaomi TV A 32 2025」の価格・販売先
シャオミオンラインストアとECサイト(Amazon)で購入できます。
シャオミ オンラインストア
22,800円で販売されています。
シャオミ オンラインストアで「Xiaomi TV A 32 2025」をチェックする
※支払い方法はクレジットカード、デビットカードです。
ECサイト
Amazonで22,800円(税込・4080円 OFFクーポン付き)、
で販売されています。
Amazonで「Xiaomi TV A 32 2025」をチェックする
楽天市場で「Xiaomi TV A 32 2025」をチェックする
ヤフーショッピングで「Xiaomi TV」をチェックする
AliExpressで「Xiaomi TV」をチェックする
米国 Amazon.comで「Xiaomi TV」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
「Xiaomi TV A 32 2025」に似た性能をもつスマートテレビ、スマートディスプレイ、スマートモニターも販売されています。
「Echo Show 15(第2世代)」
Amazonから発売された15.6インチのAlexa対応スマートディスプレイです(2024年11月21日に発売)。
2.0インチウーファー、0.6インチツイーター、13MPカメラ、広角レンズを搭載しています。
Fire TV機能、空間オーディオ、3.3倍のデジタルズーム機能、自動フレーミング機能、ノイズ低減、カメラカバー(プライバシー保護)、スマートハブ機能(Zigbee、Thread、Matter)
Alexa音声操作、壁掛け(マウント付属)、スタンド(別売)、Wi-Fi 6E、Bluetooth (A2DP)に対応しています。
価格は、Amazonで47,980円(税込)、です。
関連記事:Echo Show 15(第2世代)レビュー!音質やカメラはどう進化した?
「Xiaomi TV A Pro 43 2025」
シャオミから発売されたGoogle TV OSを搭載したチューナーレステレビ(スマートテレビ)です(43V型、55V型、65V型、75V型の4モデルを用意)。
10億色の量子ドットLEDディスプレイ、クアッド A55 プロセッサ、2GBメモリ、8GBストレージ、2つの8Wスピーカー搭載で、
Dolby Audio、DTS:X、DTS Virtual:Xサウンド、Googleアシスタント、キャスト機能(Miracast)、動画配信サービスの視聴、ストリーミング音楽の再生、USB 2.0 x1、HDMI x3(eARC付き1ポート)、コンポジット入力(AV)、イーサネット(有線LAN)、光デジタルオーディオ出力、3.5mmヘッドホンジャック、CI+スロット、Wi-Fi 2.4GHz/5GHz、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、Amazonで39,800円(税込・43型)、楽天市場で39,800円(送料無料)です。
関連記事:量子で美しい「Xiaomi TV A Pro 2025」の性能を解説
「New Bridge AN-M010」
慶洋エンジニアリングから発売されたAndroid TV 搭載のスマートモニターです。11.6インチのHD IPS液晶、Amlogic S805X2、4GB メモリ、128GBストレージ、スピーカー(2W + 2W)、キックスタンド搭載で、
HDMI入力端子(ゲーム機、DVDプレーヤーなどの映像出力)、Googleアシスタント(音声リモコン付き)、Chormecast Built-in、最大256GBまでのストレージ拡張、動画配信サービス、音楽ストリーミング、USB端子、DC電源入力端子、AV入力端子、ヘッドホン出力端子、データ再生用USB端子、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。
価格は、Amazonで19,800円(税込)、楽天市場で18,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで19,800円、です。
関連記事:スマートモニター「New Bridge AN-M010」のできることを解説
「Echo Show 10(第3世代)」
Amazonから発売された10.1インチのAlexa対応スマートディスプレイです。350度回転するHDタッチスクリーン、MediaTek 8183、2.1チャンネルスピーカー搭載で、350度の首振りモーション機能、ビデオ通話、ライブビュー、スキル共有、高音質な音楽再生、自動フレーミング、Zigbeeスマートホームハブ、ユーザー補助機能、プライバシー機能、モーション機能、低電力モード、Wi-Fi、Bluetooth、MIMOに対応しています。
価格は、Amazonで29,980円(税込)、楽天市場で35,469円(送料無料)、です。
関連記事:「Echo Show 10 第3世代」のできること、できないことを解説
他のスマートテレビと比較
他にも最新のスマートテレビ(チューナーレステレビ)が販売されています。2024モデルも多数あるので、ぜひ比較してみてください。
チューナーレステレビはどれを買う? おすすめ機種と選び方を紹介
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スティック型ストリーミング端末をまとめて紹介しています。
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