Fire TV機能を搭載した15.6インチのスマートディスプレイ「Echo Show 15(第2世代)」。早くも「音質も向上して動画視聴が超快適そう」と評判です。
しかし、その一方で、「前モデルや他のモデルでも十分なのでは?」という口コミもあり、購入を迷っている人も多くいるようです。
そこで今回はその違いがよく分かるように、次の5点を重点的に解説します。
- オーディオ性能(スピーカー、音質)
- カメラ性能(ビデオ通話、Zoom)
- スマートホームハブ機能(Matter)
- 通信性能(Wi-Fi 6E)
- デザイン(サイズ・重量・カメラの位置・壁掛け・VESA)
<使い方>
- セットアップ方法(設置方法)
- ウィジェットと月間カレンダー表示を利用する方法
- テレビ番組を視聴する方法
また、セットアップ方法などの使い方も紹介!できることや強化された機能、使い方、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「Echo Show 15(第2世代)」とは?
「Echo Show 15(第2世代)」(エコーショー 15)は2024年11月21日にAmazonから発売されたスマートディスプレイです。
画面サイズは15.6インチで、Alexa音声操作とFire TV機能を利用できます。
前モデルは2022年4月7日に日本で発売された「Echo Show 15(第1世代)」です。
このスマートディスプレイは「15.6インチの大画面で動画や写真、カレンダーが見れて快適」、
「顔認識で家族それぞれに合わせた情報表示やリマインダー設定」ができるのが便利」と評判でした。
新モデルはFire TV機能を搭載し、オーディオ性能とカメラ性能、スマートホームハブ機能が強化されたことで話題になっています。
もちろん、NetflixやAmazon プライムビデオなどのストリーミング動画(テレビ番組)の視聴や、カレンダーの月間表示も利用できますよ。
それでは早速どんなスマートディスプレイなのか、その価格や特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
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公式ニュースリリース:Amazon Newsroom – Amazon、「Echo Show 15(第2世代)」を国内で発売
価格は約4万8千円・2万円前後のモデルよりもお買い得なのか?
新モデル「Echo Show 15(第2世代)」のくわしい特徴(メリット)を見ていく前に、関連した製品の価格を全体的に抑えておきましょう。
まず、新モデル「Echo Show 15(第2世代)」はAmazonで47,980円(税込)で販売されています。
一方、、10.1インチの「Echo Show 10 第3世代」はAmazonで29,980円(税込)で発売中です。
8インチの「Echo Show 8(第3世代)」はAmazonで22,980円で販売されていました。
他メーカーでは慶洋エンジニアリングから発売されたAndroid TV 搭載のスマートモニター「New Bridge AN-M010」が19,800円で発売中です。こちらはGoogleアシスタント対応で、Chormecast Built-inにも対応しています。
また、シャオミから発売されたGoogle TV OSを搭載したチューナーレステレビ(スマートテレビ)「Xiaomi TV A Pro 43 2025」が39,800円で発売中です。こちらは43インチの大画面で、10億色の量子ドットLEDディスプレイを搭載しています。
そのほか、10インチの「Google Nest Hub Max」は楽天市場で22,380円で発売中。
7インチの「Google Nest Hub 2」は楽天市場で9,980円(送料無料)で販売されています。
まとめると、10~11インチのスマートディスプレイやスマートモニターは約2~3万円前後で販売されることが多いようです。
7~8インチのスマートディスプレイなら1~2万円台で購入できます。
また、チューナーレステレビ(スマートテレビ)なら43インチでも約4万円前後で購入でき、新モデルよりも約8千円ほど安くなります。
果たして新モデル「Echo Show 15(第2世代)」はこれらのスマートディスプレイ(モニター)よりも本当にお買い得なのでしょうか?
くわしい特徴(メリット)を見てみましょう。
違い1:2.0インチウーファーと0.6インチツイーターを搭載・空間オーディオにも対応
新モデル「Echo Show 15(第2世代)」は前モデル「Echo Show 15(第1世代)」よりもオーディオ性能が向上し、
よりクリアな音声でコンテンツを楽しむことができます。
具体的には、2つの2.0インチウーファーと2つの0.6インチツイーターを搭載。
前モデル「Echo Show 15(第1世代)」よりも低音域が2倍に強化されています。
<スピーカーユニットの構成>
- 2.0インチウーファー・・・スピーカーユニットの中で低音域を担当するもの。ウーファーの口径が大きいほど、より低い音域まで再生することができます。
- 0.6インチツイーター・・・スピーカーユニットの中で高音域を担当するもの。高音域をクリアに再生するために、軽量で振動しやすい素材で作られています。
一方、「Echo Show 15(第1世代)」は2つの1.6インチフルレンジドライバーを備えたスピーカーを搭載していました。
スピーカーの詳細な仕様は公開されていませんが、ウーファーとツイーターは搭載されていないようで、
その分、新モデルよりも音質がやや劣るようです。
空間オーディオに対応
また、空間オーディオ にも対応。対応するコンテンツを再生することで、
音に包まれるような臨場感あふれるサウンドで、映画鑑賞や音楽鑑賞を楽しめます。
一方、前モデル「Echo Show 15(第1世代)」は空間オーディオに対応していませんでした。
「Echo Show 10 第3世代」、「Echo Show 8(第3世代)」も空間オーディオに対応していません。
<スピーカーを比較>
- 1.「Echo Show 15(第2世代)」・・・2.0インチウーファー x 2、0.6インチツイーター x 2
- 2.「Echo Show 15(第1世代)」・・・1.6インチフルレンジドライバー x 2
- 3.「Echo Show 10 第3世代」・・・3.0インチウーファー x 1、1.0インチツイーター x 2
- 4.「Echo Show 8(第3世代)」・・・1.0インチツイーター x 2、パッシブラジエーター x 1
違い2:13MPカメラを搭載・ズーム機能や自動フレーミング機能を利用できる
新モデル「Echo Show 15(第2世代)」は前モデル「Echo Show 15(第1世代)」よりもカメラ性能が大幅に向上しています。
具体的には、 5メガピクセルから13メガピクセルの高解像度カメラに変更し、ノイズ低減技術も採用。
Zoomなどのビデオ通話でも、鮮明な映像を映し出すことが可能になりました。
また、広角レンズを採用することで、撮影範囲が第1世代と比べて2倍以上に拡大。
3.3倍のデジタルズームで被写体を拡大表示できるほか、
自動フレーミング機能で会話中に被写体が動いても、常に画面中央に捉え続けることもできます。
カメラ位置の変更
なお、第1世代では左上隅にあったカメラが、第2世代では上側中央に変更されました。
これにより、より自然な目線でビデオ通話を行うことができます。
カメラカバーでプライバシーを保護できる
プライバシーを保護するためのカメラカバーが 内蔵され、
カバーを左右にスライドさせるだけで、カメラのオン/オフを切り替えることができます。
Echo Show 15(第1世代)にもカメラカバーはありましたが、第2世代ではカメラ位置が変更されたことに伴い、
カバーのデザインも変更されています。
一方、前モデル「Echo Show 15(第1世代)」は5メガピクセルのカメラで、
広角レンズによる広視野角な表示や3.3倍のデジタルズーム、自動フレーミング機能、ノイズ低減には対応していませんでした。
カメラ性能において、新モデルは前モデルから大幅に性能が向上しているといえます。
<カメラ性能を比較>
- 1.「Echo Show 15(第2世代)」・・・13MP (カメラカバー付き)※上側中央
- 2.「Echo Show 15(第1世代)」・・・5MP (カメラカバー付き)※左上隅
- 3.「Echo Show 10 第3世代」・・・13MP(自動フレーミング機能、追従機能あり)
- 4.「Echo Show 8(第3世代)」・・・13MP(自動フレーミング機能、デジタルパン&ズームあり)
違い3:スマートハブ機能を強化・Matterコントローラーとして使える
新モデル「Echo Show 15(第2世代)」は前モデル「Echo Show 15(第1世代)」よりもスマートホームハブ機能が強化され、
より便利にスマートホームデバイスをコントロールできるようになっています。
具体的には、Zigbeeの他にThreadとMatter規格に対応し、
対応するデバイスを簡単に設定・操作できるようになっています。
接続可能なデバイスには、例えば、照明、セキュリティカメラ、スマートプラグ、エアコンなどがあります。
これらの製品がZigbee、Thread、Matter規格に対応していれば、
面倒な作業をせずにすばやく簡単にEcho Show 15(第2世代)と接続できます。
スマートホーム規格について
スマートホーム規格には以下の3つがあります。
- Zigbee・・・低消費電力で、多くのスマートホームデバイスで採用されている無線通信規格です。
- Matter・・・異なるメーカーのスマートホームデバイス間の互換性を高めるための新しい規格です。
- Thread・・・安定した接続と高速な通信を実現する、次世代のスマートホーム規格です。
Matterコントローラーとは?
Matter規格をサポートするデバイスのことを指します。例えば、Echo Show 15(第2世代)です。
Matterは、複数のスマートホームプラットフォーム(Google Home、Amazon Alexa、Apple HomeKitなど)を横断して、
異なるブランドや種類のデバイスを統一的に操作できるようにするためのオープンで標準化されたプロトコルです。
<スマートホーム規格を比較>
- 1.「Echo Show 15(第2世代)」・・・Zigbee、Thread、Matter
- 2.「Echo Show 15(第1世代)」・・・Zigbee
- 3.「Echo Show 10 第3世代」・・・Zigbee、Thread、Matter
- 4.「Echo Show 8(第3世代)」・・・Zigbee、Thread、Matter
違い4:超高速通信 Wi-Fi 6E 対応で動画ストリーミングやビデオ通話も快適に利用できる
新モデル「Echo Show 15(第2世代)」は前モデル「Echo Show 15(第1世代)」よりも通信性能が向上しています。
具体的にはWi-Fi 6Eに対応し、6GHz帯(5.925~7.125GHz)、2.4GHz帯、5GHz帯を利用した、より高速で安定した通信を利用できます。
通信速度はWi-Fi 5(802.11ac)よりも約2倍高速です。
これにより、動画ストリーミングやビデオ通話などをよりスムーズに行うことができます。
一方、前モデル「Echo Show 15(第1世代)」はWi-Fi 5に対応していました。
「Echo Show 10 第3世代」、「Echo Show 8(第3世代)」もWi-Fi 5対応で、Wi-Fi 6には対応していません。
新モデルはWi-Fi 6Eに対応したことで、前モデルよりも高速な通信を利用できるようになっています。
Bluetoothに対応
そのほか、Bluetooth (A2DP)に対応し、スマートフォンやスピーカーなどのBluetooth対応デバイスと接続することができます。
また、AVRCPプロファイル対応で、接続中のデバイスの再生や停止などを音声でコントロールできます。
<通信性能を比較>
- 1.「Echo Show 15(第2世代)」・・・Wi-Fi 6E、Bluetooth (A2DP)
- 2.「Echo Show 15(第1世代)」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth (A2DP)
- 3.「Echo Show 10 第3世代」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth (A2DP)
- 4.「Echo Show 8(第3世代)」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth (A2DP)
違い5:15.6インチの大型サイズ・カメラ位置とカバーデザインを変更
新モデル「Echo Show 15(第2世代)」は第1世代とほぼ同じデザインを継承していますが、細部に改良が加えられています。
カメラ位置の変更
第1世代では左上隅にあったカメラが、第2世代では上側中央に移動しています。これにより、ビデオ通話時により自然な目線で相手と話すことができます。
カメラカバーのデザインを変更
カメラカバーのデザインが変更され、より操作しやすくなっています。
その他は前モデルとほぼ共通しています。
ディスプレイとベゼル
15.6インチのフルHD(1920×1080)ディスプレイを搭載し、写真や動画を鮮やかに表示します。ディスプレイ周りのベゼルはスリムで、スタイリッシュな印象を与えます。
背面
スピーカーは縦置きした場合で、背面の上下に配置されています。背面の中央にはVESA規格対応の取り付け部があり、その中に電源ポートもあります。
側面
側面にはカメラのオン/オフボタン、音量ボタン、マイク、カメラカラー(オン/オフ)が配置されています。
サイズは 幅408mm x 高さ257mm x 奥行36mm、重量は2.3kgで、
カラーはチャコールを採用しています。
壁掛け対応で、壁掛け用のマウントが付属しており、壁に掛けて使用することができます。
なお、別売りのスタンドを使用することで、卓上にも設置することができます。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「Echo Show 15(第2世代)」・・・408 x 257 x 36 mm / 2.3kg
- 2.「Echo Show 15(第1世代)」・・・402 x 252 x 35 mm / 2.2kg
- 3.「Echo Show 10 第3世代」・・・251 x 230 x 172 mm / 2.56kg
- 4.「Echo Show 8(第3世代)」・・・200 x 139 x 106 mm / 1.03kg
「Echo Show 15(第2世代)」のデメリット
「Echo Show 15(第2世代)」のデメリットを紹介します。
デメリット1:ミラーリングに対応していない・HDMI出力やサブモニター機能もなし
「Echo Show 15(第2世代)」はミラーリング(画面ミラーリング)に対応していないため、
スマートフォンやパソコンの画面をそのままEcho Show 15に映し出すことはできません。
そのため、「Echo Show 15(第2世代)」をPCのサブモニターに使用することはできません。
また、HDMI入力端子も搭載されていないため、HDMIケーブルで有線接続し、HDMI映像出力を利用することもできません。
デメリット2:Google Playストアを利用できない(Android化できない)
「Echo Show 15(第2世代)」はFire OSを搭載しているため、FireタブレットやFire TV Stickと同じように、Amazonアプリストアからアプリをダウンロードしてインストールすることができます。
Amazonアプリストアには、動画配信サービス、音楽ストリーミングサービス、ゲーム、ニュース、ユーティリティなど、様々なカテゴリーのアプリが揃っています。
ただし、Google Playストアとは異なるため、Google Playストアで配信されているすべてのアプリがAmazonアプリストアで利用できるわけではありません。
AmazonアプリストアにないアプリはAKP Pureなどの外部のストアからダウンロードする必要があります。
デメリット3吊り下げ用の金具が付属していない
「Echo Show 15(第2世代)」は吊り下げ用の金具が付属していません。
これは壁掛けまたはスタンド設置を前提に設計されており、吊り下げ用の機構は備わっていないためです。
付属の壁掛け金具も、壁に直接固定するタイプです。
ただし、工夫次第では吊り下げて使うことも不可能ではありません。
例えば、Echo Show 15をしっかりと固定できる金具を自作する方法があります。
この方法を用いる場合、本体が2.3kgと重く、落下すると危険なため、しっかりと固定する必要があります。
「Echo Show 15(第2世代)」のスペック
- ディスプレイ 15.6インチ、解像度1920 x 1080 ドットのタッチスクリーン
※縦/横向き両方で利用可能 - プロセッサ オクタコアSoC (Amlogic Pop1)、Amazon AZ2 ニューラルネットワークエンジン
- RAM(メモリ)3GB
- ストレージ 16GB(システムファイルとOSの保存、アプリのダウンロード、写真や動画、音楽の保存)
- 電源 ACアダプター
- カメラ 13MP (カメラカバー付き)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6E (802.11a/b/g/n/ac/ax、2.4/5GHz)、Bluetooth (A2DP)
- インターフェース 電源ポート、カメラ/マイクのON/OFFボタン、音量ボタン
- センサー ALS RGB周囲光センサー、加速度センサー
- オーディオ 2.0インチウーファー x 2、0.6インチツイーター x 2
- マイク 内蔵(マイクのオン/オフボタン付き)
- 音声操作 Alexa
- 機能 Fire TV機能、プライバシー機能、ユーザー補助機能、Alexa機能
- アプリ Alexaアプリ
- OS Fire OS
- サイズ 幅408mm x 高さ257mm x 奥行36mm
- 重量 2.3kg
- カラー チャコール
- 附属品 Alexa対応音声認識リモコン(2024 – 電池同梱)、電源アダプタ (30W – 白) 及びケーブル (1.5m – 白)、壁掛け用マウント、アンカー、ネジ、壁掛け用テンプレート、クイックスタートガイド
「Echo Show 15(第2世代)」の使い方
「Echo Show 15(第2世代)」の使い方を紹介します。
セットアップ方法
インターネットに接続し、Alexaアプリをインストールします。
Echo Show 15を電源アダプタに接続し、コンセントに差し込みます。すると、画面が表示されるので、使用する言語(日本語)を選択します。
Echo Show 15の画面に表示されるWi-Fiネットワークのリストから、自宅のWi-Fiネットワークを選択し、パスワードを入力します。
Alexaアプリを起動し、Amazonアカウントにログインします。次にアプリの指示に従って、Echo Show 15をアカウントに登録します。
最後に設定をします。面の指示に従って、Echo Show 15の名前、壁紙、時間帯などの設定を行います。また、必要に応じて、Fire TVの設定やAmazon Kidsの設定も行います。
設置方法
Echo Show 15(第2世代)は、壁掛けとスタンド設置の2つの方法で設置できます。
壁掛けする場合は、付属の壁掛け金具を、ネジを使って壁にしっかりと固定します。壁の材質によっては、付属のネジでは取り付けられない場合があります。石膏ボードなどの場合は、専用のアンカーなどが必要になることがあります。
スタンドで設置する場合は、別売りのスタンドを購入する必要があります。
製品には付属しないため、Amazon純正のスタンドや、サードパーティ製のスタンドなどから選び、用意します。
ウィジェットと月間カレンダー表示を利用する方法
ウィジェットはホーム画面から利用できます。また、ホーム画面を上から下にスワイプし、「ウィジェットを追加」をタップします。
次に、表示したいウィジェット(カレンダー、To Doリスト、付箋、天気など)を選択します。
なお、ウィジェットはドラッグ&ドロップで好きな場所に配置できます。また、不要になった際はウィジェットを長押しし、「削除」をタップすることで、捨てることができます。
月間カレンダーの表示方法
Echo Showの月間カレンダーを表示させるには、「アレクサ、カレンダーを見せて」と話しかけます。カレンダーウィジェットでは、今日の予定と近日中の予定しか表示されないので気をつけてください。
また、GoogleカレンダーやOutlookカレンダーなどのカレンダーアプリをEcho Show 15にインストールし、アプリを起動して月間カレンダーを表示させることもできます。
テレビ番組を視聴する方法
「Echo Show 15(第2世代)」でテレビ番組を視聴するにはいくつかの方法があります。
Fire TV機能を利用する
Fire TV機能が内蔵されているため、対応する動画配信サービスを利用することで、テレビ番組を視聴することができます。例えば、民放公式テレビポータルTVerを利用すれば、見逃したテレビ番組を無料で視聴できます。
また、U-NEXTでは民放の番組をはじめ、NHKの番組も視聴できます(別途オプション契約が必要)。なお、Amazonプライムビデオでも別途オプション契約をすることでNHKの番組を視聴できます。
ネットワーク対応テレビチューナーを利用する
ネットワーク対応テレビチューナーを自宅のネットワークに接続し、Echo Show 15でテレビ視聴アプリを利用することで、テレビ番組を視聴することができます。
また、nasneを自宅のネットワークに接続し、Echo Show 15でnasne ACCESSアプリを利用することで、テレビ番組を視聴することができます。
「Echo Show 15(第2世代)」の評価
7つの基準で「Echo Show 15(第2世代)」を5段階で評価してみました。
- デザイン:★★★★
- 画面の見やすさ:★★★★★
- オーディオ性能:★★★★
- 通信性能:★★★★
- スマートホーム連携機能:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★
<総合評価>
2022年4月7日に日本で発売された「Echo Show 15(第1世代)」の後継モデルになります。
新たにFire TV機能を搭載し、オーディオ性能、カメラ性能、スマートホームハブ機能も強化しています。
第1世代から劇的に変化したのはFire TV機能が搭載されたことです。
第1世代ではこの機能がなかったため、別途Fire TV Stickシリーズを接続する必要がありました。
新モデルはFire TV機能が最初から内蔵されているため、外部の機器を接続することなく単体で
Netflix、Amazon Prime Video、YouTubeなどの動画配信サービスや、
Amazon Music、Spotify、Apple Music、YouTube Musicなどの音楽ストリーミングを楽しめます。
オーディオ性能やカメラ性能も向上
また、オーディオ性能やカメラ性能が向上したことも大きな違いです。
特にオーディオ面では低音が強化されたことで、より臨場感のあるサウンドが聴けるようになっています。
この点は音楽視聴だけでなく、動画視聴にも大きな変化を与え、
Echo Show 15の15.6インチの大画面で動画を楽しみたいという人が増えていきそうです。
カメラ性能においては広視野角や自動フレーミングに対応するなど、
ビジネスで使用するビデオ通話を意識した改善になっています。
これはおそらくZoomなどで「Echo Show 15」を利用する人が多かったためであると考えられます。
そのほか、スマートホームハブ機能が強化され、外部機器との非常に簡単になっています。
最近ではスマート家電の種類も豊富になり、多くの外部機器と接続して使う人も増えているので、
こうした機能の強化は非常に役立ちそうです。
(まとめ)
新モデル「Echo Show 15(第2世代)」はFire TV機能を搭載することで、
シンプルに動画配信サービスや音楽ストリーミングサービスを利用できるようになっています。
また、オーディオ性能が強化されたことで、音楽や動画がより楽しくなり、
カメラ性能が向上したことで、ビデオ通話も快適になっています。
価格は少々高めですが、15.6インチの大画面でこれほど機能が充実したスマートディスプレイは他にありません。
一般的なスマートディスプレイよりも大きな画面で動画や音楽を楽しみたいと考えている人におすすめします。
「Echo Show 15(第2世代)」の価格・販売先
ECサイト
Amazonで47,980円(税込)、
で販売されています。
Amazonで「Echo Show 15」をチェックする
楽天市場で「Echo Show 15」をチェックする
ヤフーショッピングで「Echo Show 15」をチェックする
米国 Amazon.comで「Echo Show 15」をチェックする
おすすめの類似製品を紹介
「Echo Show 15(第2世代)」に似た性能をもつスマートディスプレイ、スマートモニターも販売されています。
「New Bridge AN-M010」
慶洋エンジニアリングから発売されたAndroid TV 搭載のスマートモニターです。11.6インチのHD IPS液晶、Amlogic S805X2、4GB メモリ、128GBストレージ、スピーカー(2W + 2W)、キックスタンド搭載で、
HDMI入力端子(ゲーム機、DVDプレーヤーなどの映像出力)、Googleアシスタント(音声リモコン付き)、Chormecast Built-in、最大256GBまでのストレージ拡張、動画配信サービス、音楽ストリーミング、USB端子、DC電源入力端子、AV入力端子、ヘッドホン出力端子、データ再生用USB端子、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。
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関連記事:スマートモニター「New Bridge AN-M010」のできることを解説
「Xiaomi TV A Pro 43 2025」
シャオミから発売されたGoogle TV OSを搭載したチューナーレステレビ(スマートテレビ)です(43V型、55V型、65V型、75V型の4モデルを用意)。
10億色の量子ドットLEDディスプレイ、クアッド A55 プロセッサ、2GBメモリ、8GBストレージ、2つの8Wスピーカー搭載で、
Dolby Audio、DTS:X、DTS Virtual:Xサウンド、Googleアシスタント、キャスト機能(Miracast)、動画配信サービスの視聴、ストリーミング音楽の再生、USB 2.0 x1、HDMI x3(eARC付き1ポート)、コンポジット入力(AV)、イーサネット(有線LAN)、光デジタルオーディオ出力、3.5mmヘッドホンジャック、CI+スロット、Wi-Fi 2.4GHz/5GHz、Bluetooth 5.0に対応しています。
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関連記事:量子で美しい「Xiaomi TV A Pro 2025」の性能を解説
「Echo Show 10(第3世代)」
Amazonから発売された10.1インチのAlexa対応スマートディスプレイです。350度回転するHDタッチスクリーン、MediaTek 8183、2.1チャンネルスピーカー搭載で、350度の首振りモーション機能、ビデオ通話、ライブビュー、スキル共有、高音質な音楽再生、自動フレーミング、Zigbeeスマートホームハブ、ユーザー補助機能、プライバシー機能、モーション機能、低電力モード、Wi-Fi、Bluetooth、MIMOに対応しています。
価格は、Amazonで29,980円(税込)、楽天市場で35,469円(送料無料)、です。
関連記事:「Echo Show 10 第3世代」のできること、できないことを解説
「Echo Show 8(第3世代)」
Amazonから発売された8インチのAlexa対応スマートディスプレイです。HD タッチスクリーン、Amazon AZ2ニューラルネットワークエンジン内蔵のオクタコアSoC、前面13MPカメラ(※カバー付き)、マイク、2.0インチネオジムスピーカー x 2搭載で、
画面表示の自動調整機能(ビジュアルID、ウィジェット)、空間オーディオ、スマートホームハブ機能(Zigbee、Matter、Threadボーダールーター対応)、自動フレーミング機能(カメラ位置が中央に変更)、自動色彩調整機能、ビデオ通話、フォトフレーム機能、プライバシー設定、タイマー機能(アラーム・リマインダー)、スキルの追加(2,500種類以上)、削除機能、Wi-Fi5、Bluetoothに対応しています。
価格は、Amazonで22,980円(税込・スタンドは別売)、楽天市場で22,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで22,980円、米国 Amazon.comで$184.98 (調節可能なスタンドとUSB-C 充電ポート付き)です。
関連記事:Amazon「Echo Show 8(第3世代)」と第2世代の違いを解説
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