量子ドットを採用したスマートテレビ「Xiaomi TV A Pro 2025」。早くも「画面がキレイで音も良さそう」と評判です。しかし、その一方で「くわしい性能がよく分からない」という人も多くいるようです。
そこで今回はその性能をよく知ってもらうために、次の8点を重点的に解説します。
- ディスプレイ
- スピーカー・オーディオ
- 音声操作・リモコン
- デザイン
- OS(Google TV)
- キャスト機能
- 通信
- プロセッサ・メモリ・ストレージ
また、スマートディスプレイ(スマートモニター)との違いも紹介!メリットや機能、できること、
購入する前に知っておきたいデメリット、評価、詳細な価格情報もあるのでぜひ参考にしてみてください。
「Xiaomi TV A Pro 2025」シリーズが日本で発売!
2024年8月28日、日本で中国 Xiaomi(シャオミ)の新製品「Xiaomi TV A Pro 2025」(シャオミ テレビ エープロ 2025)シリーズが発売されます。
Google TV OSを搭載したチューナーレステレビ(スマートテレビ)で、
43V型、55V型、65V型、75V型の4モデルを用意しています。
シャオミはこれまで日本でスマートフォンやタブレットを中心に販売してきました。
いずれも価格が安く、性能が高いことで定評があります。
今回発売するスマートテレビは「10億色の量子ドットLEDディスプレイ」を搭載したことで注目を集めています。
もちろん、Netflix (ネットフリックス) などの動画配信サービスを視聴したり、
Google Playストアからアプリを追加したりすることもできますよ(※地上波のテレビ放送は視聴できません)。
それでは早速、どんなスマートテレビなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。
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公式ページ:Xiaomi TV A Pro 43 2025 – Xiaomi Japan
メリット1:量子ドットディスプレイを採用・より生き生きとした映像で動画を視聴できる
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」シリーズは最先端の量子ドットディスプレイテクノロジーを採用したカラーディスプレイを採用しています。
「量子ドット」は高純度の色を再現することができ、一般的なディスプレイよりも色深度が深く、より現実に近い、リアルな映像を映し出せるというメリットがあります。
色域(表現できる色の範囲)は約10億色で、目の覚めるような、生き生きとした映像で動画を視聴できます。
解像度は3840 × 2160 ピクセルで、高精細な4KウルトラHD 画質に対応しています。
また、豊かな色再現が可能なDCI-P3 94%、高コントラストで明るく表示できるHDR10、幅広いダイナミックレンジを表現できるHLGに対応。
視野角は178°で斜めからも見やすく表示できます。
なお、ディスプレイのサイズは43V型、55V型、65V型、75V型の4モデルが用意されており、用途に合わせて選べるようになっています。
スマートディスプレイよりも大きなサイズで、解像度も高い映像を視聴できるのが魅力です。
量子ドットディスプレイを採用したスマートディスプレイもないため、
画質にこだわるなら、スマートテレビの方が良さそうです。
<ディスプレイの仕様を比較>
1.「New Bridge AN-M010」・・・11.6 インチ、解像度 1336 x 736 ドットのIPS
2.「Echo Show 10(第3世代)」・・・10.1インチ、解像度1,280×800ドットタッチスクリーン
3.「Google Nest Hub Max」・・・10 インチ 、HD タッチスクリーン(1280×800 PX)
4.「Echo Show 15」・・・15.6インチ、解像度1920×1080ドットのタッチスクリーン
MEMCテクノロジー対応で滑らかな映像を再生できる
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」シリーズはMEMCテクノロジーに対応し、
レーシングゲームやスポーツなど動きの速い映像でも、滑らかに再生できます。
なお、リフレッシュレートは一般的なスマートフォンと同じ60Hzです。
メリット2:2つの8Wスピーカーを搭載・Dolby AudioやDTS:Xにも対応
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」は8Wのスピーカーを2つ搭載し、外部のスピーカーなしでも大音量でパワフルなサウンドを再生できます。
また、Dolby Audio(ドルビー・オーディオ)に対応し、「前後」、「左右」、「頭の上」から音が届く立体的なサウンドを再生することが可能。
3次元の立体的なサウンドを再生できるデジタル圧縮・再生方式「DTS:X」、
2台のスピーカーで臨場感あふれるホームシアター体験を実現するバーチャル3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」にも対応しています。
スマートディスプレイと違い、立体的なDolby Audio(ドルビー・オーディオ)に対応している点が魅力です。
音量も8W+8Wで大きく、迫力あるサウンドを再生できそうです。
音質にこだわるなら、やはりスマートディスプレイの方が良さそうです。
<スピーカー・オーディオの仕様を比較>
1.「New Bridge AN-M010」・・・2W + 2W
2.「Echo Show 10(第3世代)」・・・2.1チャンネルシステム: 1インチツイーター x 2 (ステレオ)、2.5インチウーファー
3.「Google Nest Hub Max」・・・ステレオ スピーカー(3インチの30Wウーファー、ツイーター: 2 x 18 mm、10 W)
4.「Echo Show 15」・・・1.6インチスピーカー x2、1.6インチ (40mm) フルレンジドライバー x 2
メリット3:Googleアシスタント対応で音声で操作できる・専用のリモコンも付属
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」は音声操作が可能なGoogleアシスタント機能が内蔵されています。
付属の「360°Bluetoothリモコン」のGoogleアシスタントボタンを押して話しかけることで、
動画の検索やアプリのストリーミング、音楽の再生、テレビの操作、スマートホーム家電の操作を音声でコントロールできます。
また、リモコンには、Netflix (ネットフリックス) 、プライムビデオ、YouTube、アプリに直接アクセスできるボタンが搭載されています。
メリット4:上質なメタリックデザイン・境界を感じないウルトラスリムベゼルも採用
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」はメタリックフレームを採用した高級感のあるデザインを採用しています。
ボディは継ぎ目のないユニボディ設計です。
また、ウルトラスリムベゼルデザインを採用し、画面の境界がほぼ感じられない、臨場感のある、よりワイドな映像を楽しめるようになっています。
メリット5:Google TV OSでアプリの切り替え表示なしで一覧表示できる・Android アプリも動作
「Xiaomi TV A Pro 43 2025」はGoogle TV OSを搭載しています。
このOSはGoogleが2020年に開発したテレビ向けのOSです。
Netflix、Hulu、Amazon プライムビデオ、Disney+などの動画配信サービスを、アプリの切り替えなしで一覧表示できます。
また、Android TV OSで動作するアプリもほぼすべて動作します。
もちろん、dTV、FOD、TVer、Paraviといった日本の動画配信サービスも利用でき、Spotify、AWA、YouTube Musicなどの音楽ストリーミングサービスも利用できます。
<対応サービス 一覧>
動画配信サービス・・・Netflix、YouTube、Hulu、Amazon Prime Video、ABEMA、TVer、dTV、U-NEXTなどに対応
ストリーミング音楽・・・Spotify、、AWA、Apple Music、Youtube Music、Amazon Music Unlimited、LINE MUSIC、TOWER RECORDS MUSIC、Rakuten Musicなどに対応
Google TV OSはAndroid TV OSと違い、
複数のアプリ内から総合的にコンテンツを検索できて便利です。
Android TV OSはアプリごとに検索しなければならず、
Google TV OSのようにまとめて検索できないのでやや不便です。
Fire TV OSでも同じことができますが、Google Playストアを利用することはできません。
これはスマートディスプレイ「Google Nest Hub Max」も同じです。
<OSを比較>
1.「New Bridge AN-M010」・・・Android TV
2.「Echo Show 10(第3世代)」・・・Fire TV OS
3.「Google Nest Hub Max」・・・独自OS「Fuchsia(フクシア)」
4.「Echo Show 15」・・・Fire TV OS
メリット6:キャスト機能で動画の続きを視聴できる
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」はChormecast Built-inに対応し、キャスト機能を利用できます。
この機能はスマートフォンやタブレットで視聴していたコンテンツの続きを、スマートテレビ上で視聴できるようにする機能です。
例えば、スマホでネットフリックスの動画を観ていて、その続きを「Xiaomi TV A Pro 2025」上で視聴できます。
また、SpotifyやGoogle Play Musicなどで聞いていた音楽の続きを、「Xiaomi TV A Pro 2025」上で楽しむこともできます。
メリット7:Wi-Fi通信とBluetooth 5.0で快適に通信できる
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」はWi-Fi通信とBluetooth 5.0に対応しています。
Wi-Fiは2.4GHz/5GHzacのデュアルバンド対応で、高速で途切れづらい通信を利用できます。
Bluetooth のバージョンは5.0で、ワイヤレスのスピーカーやイヤホン、ヘッドホンなどとも接続できます。
メリット8:クアッド A55 プロセッサと2GBメモリで高速に動作・ストレージは32GB
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」はクアッド A55 プロセッサと2GBメモリで高速に動作します。
また、ストレージは32GBで、大量のアプリを保存できます。
スマートテレビの場合、ストレージは主にアプリで使用します。
8GBもあれば十分な容量でしょう。
なお、本体にUSB 2.0ポートもあるため、動画再生用のアプリを利用して、
ローカルのビデオ再生も可能です。
SDカードスロットはないので、ポータブルHDDなど外付けのHDDを利用した方がいいでしょう。
<プロセッサ・メモリ・ストレージを比較>
1.「New Bridge AN-M010」・・・Amlogic S805X2、4GBメモリ、約128GB(最大256GBまで)
2.「Echo Show 10(第3世代)」・・・MediaTek 8183、その他は不明
3.「Google Nest Hub Max」・・・不明
4.「Echo Show 15」・・・Amlogic PopcornA (Pop1) オクタコア、その他は不明
「Xiaomi TV A Pro 2025」のデメリット
「Xiaomi TV A Pro 2025」のデメリットを紹介します。
デメリット1:サイズが大きく、持ち運びが不便
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」は一般的なテレビと同じく大型で持ち運びには適していません。
43インチモデルでもサイズ 957.4mm x 80.7mm x 562.2 mm、重量 6.1Kgです。
引っ越しの際に不便に感じるかもしれません。
デメリット2:Wi-Fi 6に対応していない
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」はWi-Fi 6に対応していません。Wi-Fi 5に対応です。
Wi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上した超高速なワイヤレス通信が利用できないので不便です。
デメリット3:デオ通話が使えない
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」はカメラとマイクを搭載していないため、ビデオ通話を利用できません。
一方、「Echo Show 10(第3世代)」、「Google Nest Hub Max」、「Echo Show 15」はカメラ、マイク、スピーカー搭載で、ビデオ通話が利用できます。
「Xiaomi TV A Pro 43 2025」のスペック
- ディスプレイ 43インチ、4K UHD 解像度、3840 x 2160
※DCI-P3 94%/約10億7000万/最大UHD 60Hz/視野角178°/HDR10、HLG対応 - リフレッシュレート 60Hz
- プロセッサ クアッド A55
- GPU Mali G52 MC1
- RAM(メモリ)2GB
- ストレージ 8GB
- 電源 90W、電圧:100~240V 50/60Hz、動作温度 0℃〜40℃、湿度20%~80%、保管温度 -15℃〜45℃、相対湿度80%未満
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 2.4GHz/5GHz、Bluetooth 5.0
- 有線LAN 対応
- インターフェース USB 2.0 x1、HDMI x3(eARC付き1ポート)、コンポジット入力(AV)、イーサネット(LAN)、光デジタルオーディオ出力、3.5mmヘッドホンジャック、CI+スロット
- スピーカー 2 x 8W
- オーディオ Dolby Audio、DTS:X、DTS Virtual:Xサウンド対応
- コンテンツ Netflix、Amazonプライムビデオ、YouTubeがプリインストール済み
- スマートホーム Googleアシスタントbuilt-in、スマートホームコントロールハブ、Chromecast built-in、Miracastに対応
- スタンド ダブル
- 筐体 フレーム:メタル、スタンド:プラスチック
- OS Google TV
- サイズ 957.4mm x 80.7mm x 562.2 mm (台座を含まない寸法)
- 重量 6.1Kg
- カラー ブラック
- 付属品 360°Bluetoothリモコン x1、ねじ袋 x1、スタンド x1(セット)、電源ケーブル x1、取扱説明書 x1、保証に関するお知らせ
「Xiaomi TV A Pro 2025」の評価
6つの基準で「Xiaomi TV A Pro 2025」を5段階で評価してみました。
スペック:★★★★
デザイン:★★★★
通信:★★★
機能:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
シャオミから発売されたチューナーレステレビです。
Google TV OS搭載でアプリの追加も可能で、
音声操作、リモコン操作にも対応しています。
チューナーレスなので地上波の放送は視聴できません。
注目点は3つです。
一つは量子ドットディスプレイ搭載で、映像が非常にキレイだということです。
一般的なテレビよりも再現できる色の数が豊富で、しかも色に「深み」もあります。
有機ELディスプレイを使ったことがある人は分かりますが、
じわりじわりと「写りの良さ」が実感でき、一度使うと二度と手放せなくなります。
2点目の注目点は「音がいい」ことです。
スマートディスプレイのレビューの中には意外と「音」関する不満が多くあります。
もちろん、ふつうに聴く分には十分な音質なわけですが、
こだわりのあるサウンドにはなってないんです。
しかし、「Xiaomi TV A Pro 2025」は2つの8Wスピーカー搭載で、
立体的なDolby Audio(ドルビー・オーディオ)にも対応しています。
これはレビューを見るまでもなく、確実に音がいいといえます。
スカスカとした軽い音質ではなく、低音も重厚で体を包み込むようなサウンドですね。
こんな音質で動画を観たら、いつも以上に快適なことはいうまでもありません。
3点目の注目点はGoogle TV OSを採用していることです。
テレビボックスに採用されることが多いAndroid TV OSと違い、
あらゆるアプリを横断的にまとめて検索できて便利です。
忙しいときにいちいちアプリを開いて検索するのは面倒ですよね?
特に急いでいる朝はざっくり検索してすぐに見たいコンテンツを見つけられた方が便利です。
なお、Google TV OSはキャスト機能やホーム家電の音声操作にも対応しています。
スマホ動画の続きを見たい人、スマート家電の操作をしたい人にバッチリ合ったOSといえます。
(まとめ)
新モデル「Xiaomi TV A Pro 2025」は量子ドットディスプレイ採用で画質が良く、
スピーカー、オーディオの性能も高い。
Google TV OSで快適にコンテンツを見つけられるなどのメリットもあり、
動画視聴にはスマートディスプレイ以上に便利に活用できそうです。
「Xiaomi TV A Pro 2025」の価格は43インチで、通常価格 39,800円(送料無料)です。
9月10日23時59分までの期間限定で29,800円で買えるキャンペーンも実施されているので、
欲しい人は早めに購入した方がいいでしょう。
43インチ以上の大画面で動画を視聴できるスマートテレビを探している人におすすめです。
「Xiaomi TV A Pro 43 2025」の価格・販売先
市場想定価格
43インチ・・・Xiaomi TV A Pro 43″ 2025:39,800円(税込)
55インチ・・・Xiaomi TV A Pro 55″ 2025:64,800円(税込)
65インチ・・・Xiaomi TV A Pro 65″ 2025:89,800円(税込)
75インチ・・・Xiaomi TV A Pro 75″ 2025:119,800円(税込)
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