「HiMeLE PCG02 Pro」と「MINISFORUM S100」を比較

HiMeLE PCG02 Pro top
スティックタイプのミニPC「HiMeLE PCG02 Pro」。早くも「インテル N100搭載でコスパも良さそう」と評判です。

しかし、その一方で「MINISFORUM S100の方がいいのでは?」と口コミもあり、購入を迷っている人も多くいるようです。

そこで今回はその性能を違いを知ってもらうために、次の6点を重点的に解説します。

  1. デザイン(サイズ・重量)
  2. 接続端子(USBポート)
  3. 映像出力
  4. メモリストレージ
  5. 冷却
  6. 通信

引き継いだメリット

  1. OS
  2. VESAマウント

また、前モデル「MeLe Overclock4C」との違いや引き継いだメリットを紹介!インテル N100 のベンチマークゲーム性能、スペック、

購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

「HiMeLE PCG02 Pro」が日本で発売!

2024年9月14日、日本で中国 HiMeLE(ハイメレ ※Mele Technologies製)ブランドの新製品「PCG02 Pro」(ピーシー02 プロ)が発売されます。

インテル N100 プロセッサを搭載した超小型サイズのWindows ミニPC(スティックPC)です。

Mele Technologies からは2023年11月にインテルN95を搭載した「Overclock4C」(オーバークロック4シー)が発売されています。

このミニPCは「小さいのにパワフルに動作する」、「スペックが高めで意外と使える」と評判でした。

新モデルはさらに小型化し、よりパワフルに動作することで話題になっています。

もちろん、「原神」などのPCゲームも動作しますよ。

それでは早速、どんなミニPC(スティックPC)なのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:PCG02Pro-ADLN-Shenzhen MeLE

HiMeLE PCG02 Pro | 株式会社リンクスインターナショナル

違い1:ポケットに入る超小型サイズ・重さ180gで快適に持ち運びべる

HiMeLE PCG02 Pro デザイン

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」はスティック型の小型デザインで、ポケットに入れて持ち運ぶことができます。

サイズは 60 x 145 x19 mmで、重量はわずか180gです。

前モデル「MeLe Overclock4C」と比べると、約半分ほどのサイズになり、重量もかなり軽くなっています。

MINISFORUM S100」とはほぼ同じくらいのサイズですが、

新モデルはファンレス設計のため、105g軽くなっています。

なお、新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」のカラーはブラックのみを用意しています。

MINISFORUM S100」のようなホワイトカラーは用意されていません。

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」と「MINISFORUM S100」のデザインはこちらのYouTube動画で確認できるようになっています。ぜひご覧ください。

サイズ・重量を比較

1.「HiMeLE PCG02 Pro」・・・サイズ 60 x 145 x19 mm、重量 180g

2.「MeLe Overclock4C」・・・サイズ 178 mm x 93.5 mm x 21 mm、重量 不明(200-300g程度)

3.「MINISFORUM S100」・・・サイズ 152 x 58 x19.5 mm、重量 約285 g

4.「Lenovo Chromebox Micro」・・・サイズ 約 163 x 79 x 19.7mm、重量 約350g

違い2:合計3つのUSB3.2 Gen2 ポートを搭載・Type-Cポートも利用できる

HiMeLE PCG02 Pro ポート

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」は1つのUSB3.2 Gen2 Type-C ポートと2つのUSB3.2 Gen2 Type-A ポートを搭載しています。

USB3.2 Gen2 規格の最大転送速度は10Gbps(ギガビット毎秒)で、USB3.2 Gen1 (5Gbps)よりも2倍 高速に転送できます。

合計で3つのUSBポートが使えるため、さまざまな周辺機器と接続して使用することができます。

Type-Cからの映像出力、PD給電は利用できません。

一方、前モデル「MeLe Overclock4C」はUSB-C 3.2 Gen 2 (フル機能/DP1.4/PD3.0) ×1、USB3.2 Gen 2 (10Gbps) ×2、USB 2.0 (480Mbps) ×1を搭載していました。

新モデルよりも大きなサイズのため、合計で4つのUSBポートを利用できるようになっています。

USB-C(Type-C)ポートからの映像出力、PD給電にも対応していました。

また、「MINISFORUM S100」はUSB3.2 Gen2 Type-C (Data/DP/PD) x1、USB3.2 Gen2 Type-A ポート x2 を搭載していました。

USB-CポートはAltモード(PD給電対応)に対応し、接続したモニターから給電することができました。

USBポートを比較

1.「HiMeLE PCG02 Pro」・・・USB3.2 Gen2 Type-C x1、USB3.2 Gen2 Type-A x2、給電用USB-Cポート x1

2.「MeLe Overclock4C」・・・USB-C 3.2 Gen 2 (DP/PD) ×1、USB-C (電源用) ×1、USB3.2 Gen 2 ×2、USB 2.0 ×1

3.「MINISFORUM S100」・・・USB3.2 Gen2 Type-C (DP/PD) x1、USB3.2 Gen2 Type-A ポート x2

4.「Lenovo Chromebox Micro」・・・USB Type-C 3.2 Gen 1 x2、USB 3.2 Gen 1 x2

違い3:2つのHDMIポートを搭載・4K画質で2画面出力できる

HiMeLE PCG02 Pro 映像出力

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」は2つのHDMIポートを利用して映像出力できます。

2台のモニターに同時に映像出力できます。

映像出力の画質は4K@60Hzをサポートしています。

一方、前モデル「MeLe Overclock4C」はUSB-Cと2つのHDMIポートを利用して3画面出力が可能でした。

MINISFORUM S100」はUSB-C ポートとHDMI 2.0で2画面出力できるようになっています。

映像出力のポートを比較

1.「HiMeLE PCG02 Pro」・・・2つのHDMIポート(2画面出力)

2.「MeLe Overclock4C」・・・USB-Cと2つのHDMIポート(3画面出力)

3.「MINISFORUM S100」・・・USB-C ポートとHDMI 2.0ポート(2画面出力)

4.「Lenovo Chromebox Micro」・・・HDMI(1画面出力)

違い4:8GBメモリと128GBストレージを搭載・SDカードで増設できる

HiMeLE PCG02 Pro 斜め

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」は8GB LPDDR4x 4266 MHz メモリを搭載しています。

LPDDR4x規格は最大4.266Gpsの転送が可能で、LPDDR4規格(最大3.2Gbps)よりも高速に転送できます。

オンボード仕様なので、メモリの拡張・増設はできません。

ストレージは128GB eMMC です。

別売のmicroSDカード(USH-I、USB2.0対応/60MB/s)で最大2TBまで拡張・増設することもできます。

一方、前モデル「MeLe Overclock4C」は8GB/16GB/32GB DDR4-3200MHz メモリを搭載していました。

ストレージはM.2 2280 NVMe SSDストレージ(最大4TBまで拡張可)搭載で、

micro SDカードで最大2TBまで拡張・増設できるようになっています。

MINISFORUM S100」は8GB LPDDR5-4800MHz メモリを搭載していました。

ストレージは256GB UFS2.1で、新モデルよりも2倍多い容量を搭載しています。

また、ストレージの規格はUFS2.1で、新モデルのeMMCよりも高速に転送できます。

ただし、「MINISFORUM S100」にはmicroSDカードスロットがありません。

そのため、新モデルのようにストレージ容量を2TBまで拡張することができません。

メモリ・ストレージの仕様を比較

1.「HiMeLE PCG02 Pro」・・・8GB LPDDR4x 4266 MH + 128GB eMMC

2.「MeLe Overclock4C」・・・8GB/16GB/32GB DDR4-3200MHz + M.2 2280 NVMe SSD

3.「MINISFORUM S100」・・・8GB LPDDR5-4800MHz + 256GB UFS2.1

4.「Lenovo Chromebox Micro」・・・8GB + 32GB eMMC

違い5:ファンレス設計を採用・騒音ゼロの静かな環境で作業できる

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」はファンを搭載しないファンレス設計を採用しています。

そのため、ファンを搭載したミニPCよりも静音で使用できるというメリットがあります。

一方、前モデル「MeLe Overclock4C」は冷却ファンや純銅パイプを採用した冷却システムを搭載していました。

MINISFORUM S100」も冷却ファンを搭載しています。騒音レベルはアイドル状態24dB、全負荷状態43dBで静かな方ですが、

新モデルと比べると静音性が劣ります。

冷却ファンの有無を比較

1.「HiMeLE PCG02 Pro」・・・ファンレス設計、騒音ゼロ

2.「MeLe Overclock4C」・・・ファンあり

3.「MINISFORUM S100」・・・ファンあり

4.「Lenovo Chromebox Micro」・・・ファンレス設計、騒音ゼロ

違い6:Wi-Fi 5、Bluetooth、1Gbps有線LANn対応で高速な通信を利用できる

HiMeLE PCG02 Pro 通信

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」はWi-Fi 5Bluetooth有線LAN通信に対応しています。

Wi-Fi 5はacデュアルバンド対応で、高速で途切れづらい高速な通信を利用できます。

有線LANは1000Mbpsのギガビットに対応し、Wi-Fiよりも安定した高速通信を利用できます。

Bluetooth(バージョン不明)は、ワイヤレスのキーボード、マウス、ゲームパッド、イヤホン、ヘッドホン、スピーカーなどと接続できます。

一方、前モデル「MeLe Overclock4C」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、1000Mbpsのギガビット有線LAN通信に対応していました。

Wi–Fi 6はWi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上した高速通信が利用できるため、新モデルよりも高速な通信が可能です。

MINISFORUM S100」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。

有線LANは2.5Gbps対応で、1Gbpsの新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」や「MeLe Overclock4C」よりも高速な通信を利用できます。

通信の仕様を比較

1.「HiMeLE PCG02 Pro」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth、1Gbps ギガビット有線LAN

2.「MeLe Overclock4C」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、1Gbps ギガビット有線LAN

3.「MINISFORUM S100」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、2.5G ギガビット有線LAN

4.「Lenovo Chromebox Micro」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、1Gbps ギガビット有線LAN

「MeLe Overclock4C」から引き継いだメリット

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」が前モデル「MeLe Overclock4C」から引き継いだメリットを紹介します。

メリット1:Windows 11 Pro搭載で高度な機能を利用できる

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」はWindows 11 Pro 64 bit がプリインストールされています。

このOSはWindows Homeよりも高度な機能が搭載されています。

具体的には、

  • BitLocker:などの高度なセキュリティ機能
  • リモートデスクトップ機能
  • Hyper-Vなどの仮想マシン構築
  • Azure ADの統合などのクラウドベースのID管理サービスとの連携

などの機能が利用できるようになっています。

一方、前モデル「MeLe Overclock4C」は Windows 11 Pro を採用していました。

MINISFORUM S100」はWindows 11 Home 採用で、Pro版の高度な機能が利用できなくなっています。

なお、「Lenovo Chromebox Micro」はChrome OS搭載で、Android アプリも利用できるようになっています。

OSを比較

1.「HiMeLE PCG02 Pro」・・・Windows 11 Pro 64 bit

2.「MeLe Overclock4C」・・・Windows 11 Pro 64 bit

3.「MINISFORUM S100」・・・Windows 11 Home 64 bit

4.「Lenovo Chromebox Micro」・・・Chrome OS

メリット2:VESAマウント対応でモニターの背面に設置できる

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」はVESAマウントに対応し、モニターの背面に設置できるようになっています。

設置するために必要なVESAマウント用のネジも付属します。

一般的なデスクトップPCと違い、設置するためのスペースが必要なくなるので、机をより広く使うことができます。

一方、前モデル「MeLe Overclock4C」はVESAマウントに対応していました。

MINISFORUM S100」はVESAマウントに対応していません。

そのため、設置するために必要なVESAマウント用のネジも付属しません。

VESAマウント対応を比較

1.「HiMeLE PCG02 Pro」・・・VESAマウントに対応

2.「MeLe Overclock4C」・・・VESAマウントに対応

3.「MINISFORUM S100」・・・VESAマウントに非対応

4.「Lenovo Chromebox Micro」・・・VESAマウントに非対応

「HiMeLE PCG02 Pro」のデメリット

HiMeLE PCG02 Pro」のデメリットを紹介します。

デメリット1:Type-Cポートで映像出力できない

HiMeLE PCG02 Pro」はType-Cポートを介したDP映像出力が利用できません。

一方、「MeLe Overclock4C」と「MINISFORUM S100」はType-Cポートを介したDP映像出力を利用できます。

デメリット2:Wi-Fi 6に対応していない

HiMeLE PCG02 Pro」はWi-Fi 6に対応していません。

そのため、Wi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上した高速通信が利用できません。

一方、「MeLe Overclock4C」、「MINISFORUM S100」、「Lenovo Chromebox Micro」はWi-Fi 6に対応しています。

デメリット3:メモリを増設できない

HiMeLE PCG02 Pro」はオンボード仕様のため、メモリを増設することができません。

一方、一般的な大型デスクトップPCの多くはメモリの交換や増設に対応しています。

「HiMeLE PCG02 Pro」のスペック

  • 型番 PCG02 Pro-8/128-W11Pro(N100) ※リンクス販売
  • プロセッサ(CPU) 第12世代 (Alder Lake) Intel N100
    ※10nm/4コア/4スレッド/最大3.4GHz
  • GPU Intel UHD Graphics
  • RAM(メモリ)8GB LPDDR4x 4266 MHz Single Channel ※オンボード、増設不可
  • ストレージ 128GB eMMC
  • 外部ストレージ microSDカードで最大2TBまで
  • 電源 給電用USB-Cポート
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5、BlueTooth ※オンボード、交換不可
  • 有線LAN 1000Mbps LAN
  • インターフェース USB3.2 Gen2 Type-C x1、USB3.2 Gen2 Type-A x2、HDMI x2、RJ45 1G ギガビットイーサネットポート x1、オーディオ端子 x1、microSDカードスロット(USH-I) x1、DC-IN(給電用USB-Cポート) x1
  • 映像出力 HDMI 2.0 (4K@60Hz) x2
  • オーディオ出力 HDMIx1
  • 冷却 ファンレスヒートシンク
  • VESA 対応 (100 mm, 75 mm)
  • MS Office なし(利用できません)
  • ケンジントンロック 対応
  • OS Windows 11 Pro 64 bit
  • サイズ 60 x 145 x19 mm
  • 重量 180g
  • カラー ブラック
  • 付属品 電源アダプター x1、ネジセット x1、VESAマウント x1、説明書 x1 ※HDMIケーブルは付属しない

第12世代 Intel N100の性能とベンチマーク

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」は第12世代 (Alder Lake) Intel N100 プロセッサを搭載しています。

このプロセッサは10nmプロセス、4コア、4スレッド、最大3.4GHz 駆動のCPUを搭載し、省電力(TDP 6W)でパワフルに動作するという特徴があります。

また、内蔵のGPUは第12世代のIntel UHD Graphics 750 MHzで、4K 60Hzの映像出力に対応。

グラフィック API のDirectX 12.1、OpenGL 4.6、OpenCL 3.0にも対応し、ゲームや映像をスムーズに再生できます。

同じプロセッサは「MINISFORUM S100」にも搭載されています。

PassmarkのCPUベンチマークは約5600を記録しています。

現在 販売されているスティックPCの中で最も高いスコアになります。

<他のCPUと比較>

1.Intel N100・・・Passmark:5600

2.Intel N95・・・Passmark:5400

3.Intel N5105・・・Passmark:4000

4.Celeron J4125・・・Passmark:3000

5.Core m3-6Y30・・・Passmark:2168

6.Celeron N4000・・・Passmark:1423

7.Atom x5-Z8300・・・Passmark:814

一方、前モデル「MeLe Overclock4C」は.Intel N95 プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで約 5400 前後を記録していました。

N100との差はわずかですが、Geekbench 6 マルチで比較すると、その差は大きくなります。

Geekbench 6 マルチで比較

1.Intel N97・・・Geekbench 6 M:3051

2.Intel N200・・・Geekbench 6 M:3504

3.Intel N100・・・Geekbench 6 M:3129

4.Intel N95・・・Geekbench 6 M:2857

5.Intel N5105・・・Geekbench 6 M:1489

ただし、GPUはともに第12世代のインテル UHD グラフィックス採用で、グラフィック性能はあまり大きく変わりません。

グラフィック性能を比較

1.intel N100 (UHD Graphics 750 MHz)・・・3DMark Fire Strikeで「800-1000」前後

2.Intel N95 (UHD Graphics 1.2GHz)・・・3DMark Fire Strikeで「1000」 前後

3.Intel N5105 (UHD Graphics 450 MHz)・・・3DMark Fire Strikeで「600-800」前後

4.Celeron J4125 (UHD Graphics 600)・・・3DMark Fire Strikeで「400」前後

intel N100はCeleron J4125と比べて約 2倍高いグラフィック性能を持っています。また、Intel N5105よりもワンランク高いグラフィック性能を持っています。

ゲーム性能

ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマークでは、

フルHD 解像度の高品質(デスクトップPC)設定で約「5900」を記録しています。

人気ゲームの原神は画質「低」設定で 30 FPSで動作します。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは15 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは50 FPS 以上を記録することもあります。

フォートナイトは45 FPSで快適にプレイできます。

Skyrim、Battlefield 3など少し古い世代のPCゲームは比較的快適に動作します。

なお、「エルデンリング」などの負荷の高いゲームは起動できないので注意してください。

各 ゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。

  • 原神(Genshin Impact)・・・30FPS
  • フォートナイト (Fortnite)・・・45 FPS
  • DOTA 2・・・40FPS
  • GRID: Autosport・・・60FPS
  • GTA V・・・44 FPS
  • Minecraft・・・30 FPS
  • Resident Evill 5・・・80 FPS
  • Skyrim・・・30 FPS
  • CS GO・・・60FPS
  • Forza Horizon 4・・・30FPS
  • ファイナルファンタージーⅢ ピクセルリマスター・・・63 FPS
  • ストリートファイター 30th Anniversary Collection・・・60 FPS
  • 怒首領蜂(どどんぱち)大復活・・・60 FPS
  • タクティクスオウガ リボーン・・・58 FPS

対応ソフト・アプリ

Intel N100 プロセッサは、Adobeのフォトショップ(Photoshop)での画像編集、イラストレーター(Illustrator)によるグラフィック制作、ライトルーム(Lightroom)の写真編集、に対応しています。

また、動画制作では豪Blackmagic Designが開発した高機能な動画編集ソフト「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」サイバーリンクが開発した動画編集ソフト「PowerDirector」を利用できます。

そのほか、3Dのグラフィック制作として、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」が使えるようになっています。

生成AIサービス

生成AIサービスは有料のものを含めて、ChatGPT、Stable Diffusion(ステーブル ディフュージョン)、Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)、Google Gemini(ジェミニ)、Microsoft Copilot(コパイロット)、Meta Llama (ラマ)3など主要なサービスを利用できます。

インテルN100の消費電力

アイドル時はおおむね10W前後

SteamのPCゲームをプレイしたときはピークでも20Wを少し越える程度です。

「HiMeLE PCG02 Pro」の評価

HiMeLE PCG02 Pro USB

6つの基準で「HiMeLE PCG02 Pro」を5段階で評価してみました。

スペック:★★★

デザイン:★★★★

通信:★★★

機能(拡張性):★★★★

使いやすさ:★★★★

価格:★★★★

<総合評価>

Mele Technologies から発売されたIntel N100搭載のミニPC(スティックPC)です。

2023年11月に発売されたインテルN95搭載の「Overclock4C」よりも小型サイズで、パワフルに動作します。

同じプロセッサを搭載したスティックタイプのミニPC「MINISFORUM S100」も販売されていますが、

ストレージ」で大きな違いがあります。

具体的には、新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」がSDカードスロットでストレージ容量を拡張・増設できるようになっています。

一方、「MINISFORUM S100」はSDカードスロットがなく、ストレージ容量を増やすことができません。

ただし、「MINISFORUM S100」は256GB UFS2.1搭載で、新モデルよりもストレージ容量が2倍多く、転送速度も高速です。

もう一つの大きな違いは「冷却ファンの有無」です。

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」はファンレス設計で非常に静音に動作する半面、強力に熱を排出することができません。

そのため、BIOS上でCPUの性能をある程度 制限しています。

一方、「MINISFORUM S100」は冷却ファンを搭載し、熱を排出することができます。

ファンレス設計に比べると騒音レベルが高くなりますが、その分パワフルに動作し、BIOSでCPU性能を制限されることもありません。

どちらも一長一短ありますが、パワー重視なら冷却ファン付きの「MINISFORUM S100」を、

静音性を重視するなら新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」を選んだ方がいいでしょう。

ただし、通信性能はWi-Fi 6に対応した「MINISFORUM S100」の方が高くなります。

ストリーミングプレイやクラウドゲームサービスなど高速な通信を頻繁に利用するのなら、

Wi-Fi 6に対応した「MINISFORUM S100」の方が無難です。

(まとめ)

新モデル「HiMeLE PCG02 Pro」は超小型サイズで、一般的なミニPCようりも圧倒的に携帯性が優れています。

また、「MINISFORUM S100」と違い、SDカードでストレージ容量を増やせたり、

騒音レベルがゼロのファンレス設計で静かな環境で作業できるというメリットもあります。

そのほかにも、Intel N100 プロセッサ搭載でPCゲームができたり、

VESAマウント対応でモニターの背面に設置できたりするメリットもあるので、

趣味や仕事など多様なシーンで活用できそうです。

HiMeLE PCG02 Pro」の発売時の価格は、30,255円です。

MINISFORUM S100」よりも約7千円ほど安く、お買い得です。

インテルN100 プロセッサを搭載したコスパの高い、スティックタイプのミニPCを探している人におすすめです。

「HiMeLE PCG02 Pro」の価格・販売先

HiMeLE PCG02 Pro 正面

リンクスダイレクト

※販売予定です。

リンクスダイレクトで「HiMeLE PCG02 Pro」をチェックする

ECサイト

Amazonで29,999円(税込)、

楽天市場で30,255円、

ヤフーショッピングで30,255円、

AliExpressで30,500円(MeLE PCG02 Pro)、

米国 Amazon.comで $179.99 ($30 OFFクーポン付き)

で販売されています。

Amazonで「PCG02 Pro」をチェックする

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おすすめの類似製品を紹介

HiMeLE PCG02 Pro」に似た性能をもつミニPCも販売されています。

「MINISFORUM S100」

MINISFORUMから発売されたIntel N100 プロセッサ搭載のミニPCです。

Windows 11 Home、8GB LPDDR5-4800、256GB UFS2.1 ストレージを搭載しています。また、4K 2画面出力(Type-C、HDMI)、POE対応LANポート、PD給電、冷却ファン、USB3.2 Gen2 Type-C (Alt Data DP and PD) x1、USB3.2 Gen2 Type-A ポート x2、Wi-Fi 6 & BlueTooth 5.2に対応しています。

価格は、38,980円(税込・7406円OFFクーポン付き)、楽天市場で39,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで43,380円(送料無料)、米国 Amazon.comで$219.99、です。

関連記事:「MINISFORUM S100」がスティックPCで最強な理由を解説 

「MeLe Overclock4C」

MeLeから発売されたIntel N95 プロセッサ搭載の超小型PCです。Windows 11 Pro、8GB/16GB/32GB DDR4-3200MHzメモリ、128GB/256GB/512GB eMMCストレージ、M.2の拡張スロットを搭載しています。

また、4K 3画面出力、冷却システム、最大4TBまでのストレージ拡張、VESAマウント、USB-C 3.2 Gen 2 (フル機能/DP1.4/PD3.0) ×1、USB-C (電源用/PD3.0) ×1、USB3.2 Gen 2 (10Gbps) ×2、USB 2.0 (480Mbps) ×1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、ギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで34,999円(税込・6500円 OFFクーポン付き)、楽天市場で35,354円(送料無料)、AliExpressで27,486円、米国 Amazon.comで $239.99 ($20 OFFクーポン付き)、です。

関連記事:極小でも妥協なし「MeLe Overclock4C」と超小型PCを比較 

「Lenovo Chromebox Micro」

レノボから発売されたCeleron N4500 プロセッサ搭載の小型Chromeboxです。8GB メモリ、32GB eMMCストレージ、Google Titan Cセキュリティチップを搭載しています。

また、IP50防塵、MIL-STD 810H、5〜500Hz、3Grmsの耐振動性能、ファンレス設計、HDMI映像出力、Google Playストア、Androidアプリ、USB Type-C 3.2 Gen 1 x2、USB 3.2 Gen 1 x2、Wi-Fi 6、Bluetoopth 5.2、有線LAN通信に対応しています。

価格は、楽天市場で67,959円(送料無料)、ヤフーショッピングで67,210円、です。

関連記事:「Lenovo Chromebox Micro」極小サイズで復活? 最新の超小型PCと徹底 比較!

リンクス「LN100W」

リンクスから発売されたIntel N100 プロセッサ搭載のミニPCです。

Windows 11 Pro、8GB DDR4 メモリ、256GB M.2 2280 SATA ストレージ、microSDスロットを搭載しています。

また、3画面出力(1xHDMI 2.0、1xDisplayPort 1.4、1xVGA D-Sub 15pin)、ファンレスの静音動作、VESAマウント、メモリの交換、ケンジントンロック、USB 3.0 x4、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2、1Gbps ギガビット 有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで34,800円(税込)、楽天市場で38,680円(送料無料)、ヤフーショッピングで46,026円(送料別)、です。

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