2024年2月6日に発表された「Lenovo Chromebox Micro」と超小型PCを徹底 比較!特徴や価格、ベンチマーク、スペックの違い、評価を紹介します。
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「Lenovo Chromebox Micro」の特徴
「Lenovo Chromebox Micro」の特徴をまとめてみました。
Celeron N4500・UHD グラフィックス・8GBメモリ
「Lenovo Chromebox Micro」は第11世代 インテル Celeron N4500 プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された2コア、2スレッド、最大2.80 GHzの省電力性の高いCPUで、24時間365日の連続稼働に対応しています。また、GPUにインテル UHD グラフィックスを搭載。4K動画の再生にも対応しています。そのほか、8GB メモリ(オンボード)を搭載。複数のアプリを同時に使用してもスムーズに動作します。
32GB eMMCストレージ・Type-C・USB 3.2ポート
「Lenovo Chromebox Micro」は32GB eMMC ストレージを搭載。USBメモリや外付けHDDなどでストレージ容量を増やすことができます。また、2つのUSB Type-C 3.2 Gen 1 ポートを搭載。Type-Cポートに対応した周辺機器と接続できます。また、USB 3.2 Gen 1 Type-A ポートを2つ搭載。外付けHDDなどの周辺機器とスムーズに接続できます。
防塵&耐衝撃・Wi-Fi 6・有線LAN
「Lenovo Chromebox Micro」はIP50の防塵に対応。MIL-STD 810H規格に準拠し、5〜500Hz、3Grmsの耐振動性能も備えています。また、従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」に対応。Bluetoopth 5.2によるワイヤレス接続も利用できます。そのほか、有線LAN通信に対応。ワイヤレス通信よりも安定した通信を利用できます。
Chrome OS・Titan Cセキュリティチップ
「Lenovo Chromebox Micro」はChrome OSを搭載し、最新のOS・セキュリティにアップデートすることが可能。Google Playストア 対応で豊富な Android アプリも利用できます。
また、Google Titan C セキュリティチップを内蔵し、ChromeOS由来の高いセキュリティでランサムウェアなどの脅威からデバイスを保護することが可能。Google 管理コンソールから端末の管理が行えるChromeOS with Chrome Enterprise Upgradeモデルも用意しています。
公式ページ: Lenovo Chromebox Micro
価格を比較
「Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」の価格を比較してみました。
「Lenovo Chromebox Micro」
「Lenovo Chromebox Micro」は、楽天市場で67,959円(送料無料)、ヤフーショッピングで67,210円で販売されています。
※レノボ公式サイトで66,000円(税込)で発売される予定です。
「MeLe Overclock4C」
「MeLe Overclock4C」は、Amazonで34,999円(税込・6500円 OFFクーポン付き)、ヤフーショッピングで45,357円、
AliExpressでUS $198.79 (日本円で約29404円)、米国 Amazon.comで $$269.99 ($50 OFFクーポン付き)、で販売されています。
「GMKtec NucBox G2」
「GMKtec NucBox G2」は、Amazonで29,900円(5000円OFFクーポン付き・税込・12GB+512GBモデル)、ヤフーショッピングで58,517円円、GMKtec公式サイトで$179.89 (日本円で約26,156円)、AliExpressでUS $111.00 (日本円で約16418円)、米国 Amazon.comで$187.98 ($20 OFFクーポン付き)で販売されています。
「ASUS Chromebox 5」
「ASUS Chromebox 5」は、楽天市場で49,713円(送料無料・Celeron 7305・4GB+128GB)、ヤフーショッピングで49,280円(Celeron 7305・4GB+128GB)、米国 Amazon.comで$294.00 (日本円で約43487円)で販売されています。
ベンチマークを比較
「Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」のベンチマーク スコアを比較してみました。
「Lenovo Chromebox Micro」
「Lenovo Chromebox Micro」は10nmプロセスで製造された2コア、2スレッド、最大2.80 GHzのインテル Celeron N4500 プロセッサ搭載で、Octane2.0 総合で約「12,000」、PassmarkのCPUベンチマークで「2006」、Geekbench 6によるベンチマークのスコアでシングルコア「445」、マルチコア「719」を記録しています。
また、GPUはインテル UHD グラフィックスで3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで「617」を記録しています。
「MeLe Overclock4C」
「MeLe Overclock4C」は10nmプロセスで製造された4コア、4スレッド、最大3.40GHz駆動のインテル N95(第12世代(Alder Lake-N))を搭載し、PassmarkのCPUベンチマークスコアで「5426」、Geekbenchによるベンチマークのスコアでシングルコア「781」、マルチコア「1978」を記録しています。
また、GPUにインテル UHD グラフィックスを搭載し、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで「1044」を記録しています。
「GMKtec NucBox G2」
「GMKtec NucBox G2」は10nmプロセスで製造された4コア、4スレッドの第12世代 (Alder Lake) Intel N100 プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで「5625」、Geekbenchによるベンチマークのスコアでシングルコア「984」、マルチコア「2523」を記録しています。
また、GPUにIntel UHD Graphicsを搭載し、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで「1000」前後を記録しています。
「ASUS Chromebox 5」
「ASUS Chromebox 5」は10nmプロセスで製造された5コア、5スレッドのCeleron 7305 プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで「2433」、Geekbench 6によるベンチマークのスコアでシングルコア「530」、マルチコア「1335」を記録しています。
また、GPUにIntel UHD Graphicsを搭載し、3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで「1000」前後を記録しています。
「Lenovo Chromebox Micro」のスペック
- プロセッサ インテル Celeron N4500
※10nm/64bit/2コア/2スレッド/最大2.80 GHz - GPU インテル UHD グラフィックス
- RAM(メモリ)8GB (オンボード)
- ストレージ 32GB eMMC
- 電源 ACアダプター
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (AX201 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetoopth 5.2
- 有線LAN 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T
- インターフェース USB Type-C 3.2 Gen 1 x2、USB 3.2 Gen 1 x2、HDMI x1、RJ45I x1、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
- 冷却ファン なし(ファンレス設計)
- 防塵 IP50
- 耐久性 MIL-STD 810H準拠、5〜500Hz、3Grmsの耐振動性能
- セキュリティ Google Titan Cセキュリティチップ内蔵
- OS Google ChromeOS(ChromeOS with Chrome Enterprise Upgrade モデルも用意)
- サイズ 約 163 x 79 x 19.7mm
- 重量 約350g
- カラー ブラック
メモリ・ストレージを比較
「Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」のメモリ・ストレージを比較してみました。
「Lenovo Chromebox Micro」
「Lenovo Chromebox Micro」は8GB メモリ(オンボード)を搭載しています。また、32GB eMMCストレージを搭載しています。
「MeLe Overclock4C」
「MeLe Overclock4C」は8GB/16GB/32GB DDR4-3200MHzメモリ搭載で 最大32GBまで拡張できます。また、128GB/256GB/512GB eMMCストレージを搭載し、M.2 2280 NVMe SSDで最大4TBまで、micro SDカードで最大2TBまで拡張できます。
「GMKtec NucBox G2」
「GMKtec NucBox G2」は12GB LPDDR5 (4800 MT/s オンボード)を搭載しています。また、512GB/1TB M.2 2242 SATA ストレージ搭載で、M.2 SSD (2242 PCle)で最大2TBまで拡張できます。
「ASUS Chromebox 5」
「ASUS Chromebox 5」は4GB DDR4 メモリ搭載で最大16GBまで拡張できます。また、ストレージは 128GB(M.2 NVMe PCIe 3.0 SSD)で、最大256GBまで拡張できます。
インターフェースを比較
「Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」のインターフェースを比較してみました。
「Lenovo Chromebox Micro」
「Lenovo Chromebox Micro」はUSB Type-C 3.2 Gen 1 x2、USB 3.2 Gen 1 x2、HDMI x1、RJ45I x1、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャックを搭載しています。
「MeLe Overclock4C」
「MeLe Overclock4C」はUSB-C 3.2 Gen 2 (フル機能/DP1.4/PD3.0) ×1、USB-C (電源用/PD3.0) ×1、USB3.2 Gen 2 (10Gbps) ×2、USB 2.0 (480Mbps) ×1、HDMI 2.0 (4K/60Hz) ×2、microSDカードスロット、有線LAN端子(RJ-45)などを搭載しています。
「GMKtec NucBox G2」
「GMKtec NucBox G2」はType-C (12V/3A・電源用のみ) x1、USB3.2 (Gen1*1 5Gbps/S) x3、DP 1.4 (4K@60Hz) x1、HDMI 2.0 (4K@60Hz) x2、microSDカードスロット x1、有線LAN端子 x2などを搭載しています。
「ASUS Chromebox 5」
「ASUS Chromebox 5」は Thunderbolt 4×1、USB 3.2 Gen 2 Type-A×2(正面)、USB 3.2 Gen 1 Type-A×2、HDMI×2、DisplayPort 1.4×1(背面)、microSDカードリーダーなどを搭載しています。
通信を比較
「Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」の通信を比較してみました。
「Lenovo Chromebox Micro」
「Lenovo Chromebox Micro」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。また、Bluetoopth 5.2によるワイヤレス接続や有線LAN通信も利用できます。
「MeLe Overclock4C」
「MeLe Overclock4C」は Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、MU-MIMO、ギガビット有線LAN(10/100/1000Mbps)に対応しています。
「GMKtec NucBox G2」
「GMKtec NucBox G2」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、 1Gbpsのギガビット有線LAN x2に対応しています。
「ASUS Chromebox 5」
「ASUS Chromebox 5」はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、2.5Gbps ギガビット有線LANに対応しています。
サイズ・重さ・カラーを比較
「Lenovo Chromebox Micro」と「MeLe Overclock4C」、「GMKtec NucBox G2」、「ASUS Chromebox 5」のサイズ・重さ・カラーを比較してみました。
「Lenovo Chromebox Micro」
「Lenovo Chromebox Micro」はサイズ 約 163 x 79 x 19.7mm、重さ約350gの小型軽量デザインで、ブラック カラーを用意しています。
「MeLe Overclock4C」
「MeLe Overclock4C」はサイズ 178 mm x 93.5 mm x 21 mm、重さ320gで、ブラック カラーを用意しています。
「GMKtec NucBox G2」
「GMKtec NucBox G2」はサイズ 87 × 87 × 39.4mm、重さ216gで、レッド/グレー、ブラック/グレーの2色を用意しています。
「ASUS Chromebox 5」
「ASUS Chromebox 5」はサイズ 166.5 x 165.8 x 45.9 mm、重さ約 800 gで、エコブラック カラーを用意しています。
「Lenovo Chromebox Micro」の評価
レノボから発売された超小型サイズのChromeboxです。豊富なインターフェースを備えつつ、防塵や耐衝撃、Wi-Fi 6、有線LANなどに対応しています。
プロセッサはインテル Celeron N4500 プロセッサ搭載で、PassmarkのCPUベンチマークで「2006」ほど。インテル N95搭載の「MeLe Overclock4C」と比べてスコアが約3千低くなることから、高速な動作は望めません。
ただし、Windows 11よりも軽いChrome OSのため、Office 文書作成や動画視聴、Webでの調べもの程度なら快適に動作します。軽量なAndroidアプリ(オフラインでもOK)も使えるので、最低限のことは一通りできる性能です。よほど重いLinuxアプリやゲームアプリでも動かさない限りはかなり快適に使えるでしょう。
ちなみに同じような性能を持つChromeboxとしてCeleron 7305搭載の「ASUS Chromebox 5」が販売されています。
こちらは超小型サイズではなく、一般的なミニPCサイズになります。
また、インターフェースには2つのUSB Type-C 3.2 Gen 1 ポートと2つのUSB 3.2 Gen 1 Type-Aポートを搭載。合計4つのUSBポートが使えるため、特にUSBメモリや外付けHDDなどの接続で便利に使えます。この点はUSBポートが少ないスティックPCよりはるかに使いやすいといえます。
そのほか、通信面では超高速なWi-Fi 6と有線LAN通信に対応。IP50の防塵やMIL-STD 810H規格に準拠した耐振動にも対応しているため、外出先でも安心して使えるというメリットがあります。
ただし、メモリやストレージが拡張できないというデメリットがあります。この点は「MeLe Overclock4C」や「GMKtec NucBox G2」の方がはるかに拡張性が高く使いやすいです。
「Lenovo Chromebox Micro」の発売時の価格は66,000円(税込)。
「MeLe Overclock4C」や「GMKtec NucBox G2」などのWindows ミニPCと比較すると約2~3倍高い価格になりますが、OS起動の高速さや強力なセキュリティ機能、耐久性などを考慮すると妥当な価格です。外出先に持ち歩いて気軽に使える超小型PCを探している人におすすめです。
「Lenovo Chromebox Micro」の販売・購入先
ECサイト
楽天市場で67,959円(送料無料)、
ヤフーショッピングで67,210円
で販売されています。
※レノボ公式サイトで66,000円(税込)で発売される予定(2/6)ですが、まだ販売されていません。
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ヤフーショッピングで「Lenovo Chromebox Micro」をチェックする
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おすすめの類似製品を紹介
「Lenovo Chromebox Micro」に似た性能をもつスティックPC、ミニPCも販売されています。
「HiMeLE PCG02 Pro」
Mele Technologiesから発売されたスティックタイプのミニPCです。
Windows 11 Pro、Intel N100、8GB LPDDR4x メモリ、128GB eMMC ストレージ、SDカードスロットを搭載しています。
また、4K 2画面出力(HDMI x2)、ファンレス設計、ストレージ拡張(microSDカードで最大2TB)、ケンジントンロック、USB3.2 Gen2 Type-C x1、USB3.2 Gen2 Type-A x2、Wi-Fi 5、Bluetooth、1Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。
価格は、Amazonで29,999円(税込)、楽天市場で30,255円、ヤフーショッピングで30,255円、AliExpressで30,500円(MeLE PCG02 Pro)、米国 Amazon.comで $179.99 ($30 OFFクーポン付き)、です。
関連記事:「HiMeLE PCG02 Pro」と「MINISFORUM S100」を比較
「MINISFORUM S100」
MINISFORUMから発売されたIntel N100 プロセッサ搭載のミニPC(スティックPC)です。
Windows 11 Home、8GB LPDDR5-4800、256GB UFS2.1 ストレージを搭載しています。また、4K 2画面出力(Type-C、HDMI)、POE対応LANポート、PD給電、冷却ファン、USB3.2 Gen2 Type-C (Alt Data DP and PD) x1、USB3.2 Gen2 Type-A ポート x2、Wi-Fi 6 & BlueTooth 5.2に対応しています。
価格は、
Amazonで38,980円(税込・7406円OFFクーポン付き)、楽天市場で39,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで43,380円(送料無料)、米国 Amazon.comで$219.99、です。
関連記事:「MINISFORUM S100」がスティックPCで最強な理由を解説
「ASUS Chromebox 5」
ASUSから発売されたChrome OSを搭載した小型PCです。
第12世代のインテルIntel Core™ i7-1260P/Core i5-1240P/Core i3-1220P/Celeron 7305プロセッサ、16GB DDR4メモリ、M.2 SSD 128/256GB(M.2 NVMe PCIe 4.0 SSD)ストレージを搭載しています。
また、Google Playストア、Androidアプリ、Linuxアプリ、Wi-Fi 6・Type-C 3.2、PD充電、DisplayPort出力、HDMI出力、4K出力、VESAマウント、Bluetooth 5.1、ギガビット有線LAN通信、最新OS・セキュリティの自動アップデートに対応しています。
価格は、楽天市場で49,713円(送料無料・Celeron 7305・4GB+128GB)、ヤフーショッピングで49,280円(Celeron 7305・4GB+128GB)、米国 Amazon.comで$294.00 (日本円で約43487円)、です。
関連記事:「ASUS Chromebox 4」の方がいい? パワフル小型PCと徹底 比較!
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