SIMフリーのタブレット「AGM PAD T1」。早くも「11インチでも薄くて軽い」と評判です。しかしその一方で、「他と何が違うのか分からない」という人も多くいるようです。
そこで今回はその違いを明らかにするために、次の7点を重点的に解説します。
- ディスプレイ・リフレッシュレート
- メモリ・ストレージ
- バッテリー・充電
- カメラ性能
- スピーカー
- 通信性能
- デザイン(サイズ・重量)
また、前モデル「AGM PAD P2」、P2 ACTIVE、P1との違いも紹介!メリットやAntutuベンチマーク、原神のFPS、ゲーム性能、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価もあるのでぜひ参考にしてみてください。
「AGM PAD T1」が発売開始!
2024年8月、中国 AGM(エージーエム)の新製品「PAD T1」( パッド ティー1)が発売されました(※AliExpressで発売中です)。
Android 14とUNISOC T606を搭載した11インチのタブレットです。
AGMからは2024年4月にAndroid 14とHelio G99搭載の11型「AGM PAD P2」が発売されています。
このタブレットは「高画質でヌルヌルと操作できる」、「ゲームも快適にできる」と評判でした。
新モデルはその性能を抑えつつ、より薄く、コストパフォーマンスに優れていることで話題になっています。
もちろん、SIMフリーの4G LET通信 対応で、専用のワイヤレスキーボード付きモデル(※プラス1500円)も用意されていますよ。
それでは早速どんなタブレットなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。
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公式ページ:Pre-sale Order|AGM PAD T1|Featherweight|11″FHD+|T606 Octa-Core Process
Antutuベンチマーク
新モデル「AGM PAD T1」はUNISOC T606 プロセッサを搭載し、
Antutu V10 ベンチマーク総合で約 22-26万 前後を記録しています。
同じプロセッサは「OUKITEL OT8」、「HEADWOLF Wpad 5」(「OUKITEL OT11」、「Blackview Tab 90 WiFi」、「TECLAST P50」)にも搭載されています。
例1: Antutu V10 総合で「258903」、CPUで「79856」、GPUで「22873」、MEMで「98269」、UXで「57905」
例2: Antutu V10.2.4 総合で「216853」、CPUで「81460」、GPUで「13452」、MEMで「66256」、UXで「55685」
一方、前モデル「AGM PAD P2」はMediaTek Helio G99 (MT8781) プロセッサを搭載し、
Antutu V10 ベンチマーク総合で約40万 前後を記録していました。
例:Antutu V10 総合で「415741」、CPUで「128654」、GPUで「65543」、MEMで「111410」、UXで「110134」
他のCPUと比較
他のCPUを搭載するタブレット 12機種 とAntutuベンチマーク総合で比較すると、
Unisoc T606 プロセッサは7番目に高いスコアを記録していました。
動作の速度は「HEADWOLF Wpad 5」の実機で検証したところ、「速くも遅くもなく、ちょうどいい速さ」でした。
MediaTek Helio G99のような高速な動作はできませんが、
それほど遅くも感じません。
ネットでの調べものでは遅延やカクつきがなく、スムーズに動作します。
ゲームもそこそこ快適に動作してくれるので気に入っています。
1.MediaTek Helio G99 (AGM PAD P2/LAVIE Tab T11 T1175/FAS/Headwolf HPad5)・・・Antutu:約 40万
2.Snapdragon 695 5G (dtab Compact d-52C)・・・Antutu:40万 前後
3.Mediatek MT8188J (Fire Max 11)・・・Antutu:30万 前後
4.Unisoc T620 (Teclast T50 Plus)・・・Antutu:30万 前後
5.Snapdragon 680 (Redmi Pad SE)・・・Antutu:約 27万
6.MediaTek Helio G88 (LAVIE Tab T11 T1155 HAS/Lenovo Tab B11/Lenovo Tab M11)・・・Antutu:約 26万
7.★ UNISOC T606 (AGM PAD T1/OUKITEL OT11/Teclast T50HD/HEADWOLF Wpad 5/Alldocube iPlay 60)・・・Antutu:約 25万
8.MediaTek MT8788 (aiwa tab AS10 6)・・・Antutu:約 20万 前後
9.MediaTek MT8183 (Fire HD 10 2022 11 Gen)・・・Antutu:20万 前後
10.Allwinner A523 (TECLAST P30T)・・・Antutu:16万 以上
11.Rockchip RK3562 (UMIDIGI G1 Tab)・・・Antutu:15万 前後
12.MediaTek MT8766 (Teclast P26T)・・・Antutu:10万 前後
違い1:高精細なフルHD+液晶・Widevine L1対応で高画質な動画を視聴できる
新モデル「AGM PAD T1」は10.95インチ(解像度1200 x 1920 ドット)のLCD ディスプレイを搭載しています。
このディスプレイはピクセル密度 300ppi、輝度350 nitの高精細で明るいフルHD+液晶です。
また、リフレッシュレート 60Hzに対応。
DRM(デジタル著作権管理)技術「Widevine L1」にも対応し、
NETFLIX(ネットフリックス)、Hulu、Prime Vedeo、Disney+などの対応する動画配信サービスで、1080P フルHD の高画質な映像を視聴できます。
前モデル「AGM PAD P2」と比べると、輝度が50nit下がり、解像度もわずかに低くなっています。
また、リフレッシュレートが90Hzから60Hzに変更され、
動画やゲームでの滑らかな映像再生ができなくなっています。
ただし、「Widevine L1」に対応している点は変更されていません。
レーシングゲームなど激しい動きの映像をあまり見ないのであれば、
リフレッシュレートの値をあまり気にする必要はありません。
<ディスプレイの仕様を比較>
1.「AGM PAD P2」・・・10.95インチ、解像度1200 x 2000 / 輝度400nit / 90Hz
2.「AGM PAD P2 ACTIVE」・・・10.95インチ、解像度1200 x 2000 / 輝度480nit / 90Hz
3.「AGM PAD P1」・・・ 10.36インチ、解像度1200 x 2000 ドット
違い2:最大8GBメモリと128GB ストレージで快適に使える
新モデル「AGM PAD T1」は4GBメモリを搭載し、
+4GBの仮想メモリ機能で、最大8GBまで拡張できます。
また、128GB ストレージ搭載で、別売のmicroSDカードで最大1TBまで拡張・増設できます。
前モデル「AGM PAD P2」と比べると、メモリ容量が半分になり、最大メモリ容量も半分になっています。
また、ストレージ容量も半分になっています。
ただし、最大8GBメモリと128GB ストレージ(最大1TB)でもかなり快適に使えます。
大容量メモリと大容量ストレージを必要としなければ十分な容量です。
<メモリ・ストレージの仕様を比較>
1.「AGM PAD P2」・・・ 8GB (最大16GB) + 256GB
2.「AGM PAD P2 ACTIVE」・・・8GB (最大16GB) + 256GB
3.「AGM PAD P1」・・・8GB + 256GB
違い3:長持ち7000 mAh バッテリーで長時間 使用できる・充電はType-Cの10W
新モデル「AGM PAD T1」は容量 7000 mAh のバッテリーを搭載しています。
駆動時間は公開されていませんが、ビデオ再生で8時間 前後は駆動できそうです。
充電はType-Cポートを利用した10W充電に対応しています。
前モデル「AGM PAD P2」と比べると、バッテリー容量が850mAh 少なくなっています。
また、急速充電にも対応していません。
ただし、Helio G99プロセッサよりも省電力なUNISOC T606 搭載のため、
比較的 長時間 駆動できそうです。
また、Type-Cポートを利用した10W充電はそれほど遅くはなく、
急いでいるとき以外は不便を感じることがあまりありません。
<バッテリー・充電の仕様を比較>
1.「AGM PAD P2」・・・7850mAh / 20W急速充電
2.「AGM PAD P2 ACTIVE」・・・8000 mAh / 20W急速充電
3.「AGM PAD P1」・・・7000mAh / 18W急速充電
違い4:背面13MPカメラと前面5MPカメラで撮影できる
新モデル「AGM PAD T1」は背面に13MP(1300万画素)のメインカメラを搭載しています。
このカメラではオートフォーカスやフラッシュ撮影などを利用できます。
また、前面に5MP(500万画素)のフロントカメラを搭載し、
ポートレート撮影やビデオ通話、チャット、顔認証などに活用できます。
前モデル「AGM PAD P2」と比べると、背面カメラの画素数が50MPから13MPに下がっています。
また、前面カメラの画素数も8MPから5MPに下がっています。
ただし、初代「AGM PAD P1」と比べると、背面カメラの画素数が8MPから13MPに上がっています。
13MP(1300万画素)でも十分にキレイな写真が撮影できるので、記録用のカメラとして十分に活用できます。
<カメラの画素数を比較>
1.「AGM PAD P2」・・・背面 50MPカメラ + 前面 8MPカメラ
2.「AGM PAD P2 ACTIVE」・・・背面 50MPカメラ + 前面 8MPカメラ
3.「AGM PAD P1」・・・背面 8MPカメラ + 前面 5MPカメラ
違い5:デュアル BOX ステレオスピーカーで高音質なサウンドを再生できる
新モデル「AGM PAD T1」は本体に2つのBOXスピーカーを搭載しています。
このスピーカーはステレオサウンドに対応し、一般的なタブレットよりも高音質なサウンドを再生できます。
前モデル「AGM PAD P2」と比べると、スピーカーの数が2つ少なくなっています。
そのため、前モデルよりも音量が小さく、迫力もなくなっています。
<スピーカーの仕様を比較>
1.「AGM PAD P2」・・・クアッド BOXステレオスピーカー / サラウンドサウンド
2.「AGM PAD P2 ACTIVE」・・・クアッド BOXステレオスピーカー / サラウンドサウンド
3.「AGM PAD P1」・・・ デュアル BOXステレオスピーカー
違い6:厚さ7.35 mm、重さ477 g・超薄く軽いボディで快適に持ち歩ける
新モデル「AGM PAD T1」は厚さ7.35 mm、重さ477 gの薄型軽量デザインになっています。
画像を見る限り、側面にはメタルフレームを採用しているようです。
背面の素材はABS樹脂(プラスチック)を使っていると思われます。
フルメタルと比べて頑丈ではありませんが、薄型軽量で使いやすそうなボディです。
カラーはグレーを採用しています。
前モデル「AGM PAD P2」と比べると、厚さはわずかに薄くなっています。
また、重さは53g 軽くなっています。
<サイズ・重量の仕様を比較>
1.「AGM PAD P2」・・・サイズ 258.37 x 169.92 x 7.5 mm、重量 530g
2.「AGM PAD P2 ACTIVE」・・・サイズ ケースなし:259.45 x 171 x 9.3 mm、重量 565g(ケースなし)
3.「AGM PAD P1」・・・サイズ 250.3 x 160.0 x 9.0 mm、重量 470g
違い7:4G LET通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、GPSに対応
新モデル「AGM PAD T1」はSIMフリーの4G LET通信に対応し、単体で通信できます。
また、高速で途切れづらいWi-Fi 5のデュアルバンドとBluetooth 5.0に対応。
3衛星測位 (GPS+beidou+GLONASS)に対応したGPSナビゲーションも利用できます。
前モデル「AGM PAD P2」と比較すると、
Bluetooth のバージョンが5.2から5.0に変更されています。
また、衛星測位のGalileoが非対応になり、4つから3つの衛星測位(GPS+beidou+GLONASS)に変更されています。
<通信性能の仕様を比較>
1.「AGM PAD P2」・・・4G LET通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、GPS(4衛星測位)
2.「AGM PAD P2 ACTIVE」・・・4G LET通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、GPS(4衛星測位)
3.「AGM PAD P1」・・・4G LET通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、GPS(4衛星測位)
「AGM PAD P2」から引き継いだメリット
新モデル「AGM PAD T1」が前モデル「AGM PAD P2」から引き継いだメリットは全部で2つあります。
以下、その項目に沿って解説します。
- キーボード・カバー
- 生体認証
メリット1:ワイヤレスキーボード付きモデルも選べる・ケースも付属
新モデル「AGM PAD T1」はワイレスキーボードが付属したモデルが用意されています。
接続はBluetoothを利用します。
また、TPUの保護カバーが付属し、傷や衝撃から保護できます。
<キーボード・ケースを比較>
1.「AGM PAD P2」・・・ワイヤレスキーボード(別売)、保護ケース(付属)
2.「AGM PAD P2 ACTIVE」・・・ワイヤレスキーボード(別売)、保護ケース(付属、360°回転スタンド、ショルダーストラップ付き)
3.「AGM PAD P1」・・・専用キーボード(別売・マグネット接続)、保護ケース(付属)
メリット2:顔認証を利用できる
新モデル「AGM PAD T1」は顔認証に対応しています。
カメラに顔をかざすだけで、安全かつスピーディにログインできます。
指紋認証には対応していません。
前モデル「AGM PAD P2」も顔認証のみで変更されていません。
<生体認証を比較>
1.「AGM PAD P2」・・・顔認証
2.「AGM PAD P2 ACTIVE」・・・顔認証
3.「AGM PAD P1」・・・顔認証
「AGM PAD T1」のデメリット
「AGM PAD T1」のデメリットを紹介します。
デメリット1:リフレッシュレート 90Hzに対応していない
新モデル「AGM PAD T1」はリフレッシュレート 90Hzに対応していません。
一方、前モデル「AGM PAD P2」と「AGM PAD P2 ACTIVE」はリフレッシュレート 90Hzに対応し、
残像の少ない、より滑らかな映像を再生できます。
デメリット2:急速充電に対応していない
新モデル「AGM PAD T1」は急速充電に対応していません。一般的な10W充電です。
一方、前モデル「AGM PAD P2」と「AGM PAD P2 ACTIVE」は20W急速充電に、
「AGM PAD P1」は18W急速充電に対応しています。
デメリット3:Wi-Fi 6に対応していない
新モデル「AGM PAD T1」は次世代通信規格のWi-Fi 6には対応していません。
Wi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上した超高速なワイヤレス通信が利用できないので不便です。
一方、Amazon「Fire Max 11」はWi-Fi 6に対応しています。
デメリット4:指紋認証に対応していない
新モデル「AGM PAD T1」は指紋認証に対応していません。
タッチするだけでログインできないので不便です。
一方、Amazon「Fire Max 11」は指紋認証に対応しています。
「AGM PAD T1」のスペック
- ディスプレイ 10.95インチ、解像度1200 x 1920 ドットのLCD
※FHD+/300ppi - リフレッシュレート 60Hz
- Widevine L1 対応
- プロセッサ UNISOC T606
※12nm/64bit/8コア/最大1.6GHz - GPU ARM Mali-G57
- RAM(メモリ) 4GB
- 拡張メモリ +4GBで最大8GB
- ストレージ 128GB
- 外部ストレージ microSDカードで最大1TBまで
- バッテリー 7000 mAh
- 充電 Type-C、10W
- 背面カメラ 13MP
- 前面カメラ 5MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 ac/a/b/g/n (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0
- 衛星測位 GPS+beidou+GLONASS
- NFC 非対応・利用できません
- インターフェース USB 2.0 Type-C (OTG)、3.5mm ヘッドホンジャック、ドッキングプラグインインターフェース(キーボード接続用)
- センサー 加速度、ホールセンサー
※ジャイロセンサーは非搭載 - スピーカー デュアル BOX ステレオスピーカー
- マイク シングル
- キーボード ワイヤレスキーボード(別売)
- ケースカバー 専用の保護ケース(付属)
- FMラジオ 対応
- 生体認証 顔認証
- OS Android 14
- サイズ 256.6 x 168.1 x 7.35 mm
- 重量 477 g
- カラー グレー
- 付属品 充電器 x1、USBケーブル x1、保護ケース (TPU) x1、説明書 x1、スクリーンプロテクター x1
- 4G LET通信 対応
- SIMカード NanoSIM
対応バンド
「AGM PAD T1」は4G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
4G FDD(B1/3/5/7/8/20) TDD(B34/38/39/40/41)
3G WCDMA(B1/2/5/8)
2G GSM(B2/3/5/8)
4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
UNISOC T606 プロセッサの性能
新モデル「AGM PAD T1」はUnisoc T606 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサは12nmプロセスで製造された8コア、最大1.6GHzのCPUで、高いグラフィック性能を発揮できるという特徴を持っています。
具体的には、内蔵のGPUにARM Mali-G571 650MHz を搭載し、ARMのGPU アーキテクチャ「Valhall」を採用。
家庭用ゲーム機と同等のグラフィックを再生できるようになっています。
原神のFPS
人気ゲーム「原神」は画質「低」設定で25 FPS で動作します。画質はゲーム序盤は「低」に固定されますが、動作は意外なほど快適です。
戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは24 FPSまで下がることがあります。
また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。
ハイスペックなタブレットと比べると、グラフィックの見栄えや爆発シーンの滑らかな映像再生で差があるようです。
しかし、初心者(原神の素人)には全く違いが分かりません。Helio G99 プロセッサは30 FPSで動作しますが、Unisoc T606 プロセッサとの違いは大きくありません。
ゲーム性能
Unisoc T606 プロセッサはゲームに最適化されているため、多くのゲームが動作します。
各ゲームタイトルをフレームレートで測定すると、以下のようになります。
原神 Genshin Impact・・・25 FPS
PUBG Mobile・・・28 FPS
Call of Duty: Mobile・・・30 FPS
フォートナイト Fortnite・・・26 FPS
Shadowgun Legends・・・54 FPS
World of Tanks Blitz・・・59 FPS
Mobile Legends: Bang Bang・・・30 FPS
このほか、「ビックリマン・ワンダーコレクション」や「HIT : The World」、「Call of Duty: Warzone Mobile」、「PUBGモバイル」、「マインクラフト」、「ウマ娘」などのゲームもプレイできます。
エミュレーター
Androidアプリの豊富なエミュレーターを利用できます。
PSP、DC(ドリームキャスト)、N64(ニンテンドー64)、などのゲームはほとんど快適に動作し、遅延があまり生じません。
その他の比較的 軽いPS1、SFC(スーパーファミコン)、MD(メガドライブ)、FC(ファミコン)、GBA(ゲームボーイアドバンス)、PCE(PCエンジン)、NEOGEO(ネオジオ)のゲームも動作します。
ただし、YabaSanshiro2 エミュレーターを利用したSS(セガサターン)の一部のゲームは遅延が生じることがあります(※軽いものは動作します)。この点はMediaTek Helio G99 プロセッサと大きく違っています。
なお、エミュレーターはGoogle Playストアからダウンロードできます。ほとんど無料ですが、有料になるものもあります。
おすすめのエミュレーターはRetroArch、DuckStation、PPSSPP、YabaSanshiro2 です。
「AGM PAD T1」の評価
6つの基準で「AGM PAD T1」を5段階で評価してみました。
スペック:★★★
デザイン:★★★★
通信:★★★★
機能:★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
AGM から発売された初のエントリー向けタブレットになります。
防水に対応していない「AGM PAD P2」よりもスペックが劣りますが、その分価格は安くなります。
スペックダウンしたのは以下の8点です。
- リフレッシュレート(90Hzから60Hzへ)、
- メモリ(8GBから4GBへ/最大16GBから最大8GBへ)
- ストレージ(256GBから128GBへ)
- バッテリー(7850mAhから7000 mAhへ/急速充電は非対応に)
- カメラ(背面 50MP + 前面 8MPから背面13MP + 前面5MPへ)
- スピーカー(4つから2つのステレオスピーカーへ)
- GPS(4衛星測位から3衛星測位へ)
- Bluetooth (5.2から5.0へ)
いろいろと性能が下がっていますが、
もともとメモリ、ストレージ、バッテリー容量が多かったため、それほど不便に感じない性能になっています。
また、ディスプレイはフルHD画質を保っており、動画配信をフルHD画質で視聴できるWidevine L1にも対応しています。
カメラは大幅に画素数が下がりましたが、背面13MPでも十分に高精細で記録用として活用できます。
ただし、動作の速度はMediaTek Helio G99からUNISOC T606に変更されたことでガクンと落ちます。
感覚的にいうと、「Helio G99」は「ビュンビュンと高速に動く」感じで、
UNISOC T606は遅さを感じない程度に「ふつうに動く」感じです。
個人的にはHelio G99は速すぎて困るぐらいです。
UNISOC T606の速度はちょうどいい感じで、かなり気に入っています。
(まとめ)
新モデル「AGM PAD T1」は前モデル「AGM PAD P2」からスペックダウンしていますが、
メモリ、ストレージ、バッテリー容量は十分で、使いやすさはあまり損なわれていません。
11インチのフルHDディスプレイとそこそこ快適に動くUNISOC T606で、
動画視聴やゲームなどにフル活用できるのでおすすめです。
「AGM PAD T1」の価格・販売先
AGM公式サイト
22,300円で販売されています。
AGM公式サイトで「AGM PAD T1」をチェックする
※支払い方法はPaypal、クレジットカード、Google Payです。
ECサイト
AliExpressで20,867円、
で販売されています。
Amazonで「AGM PAD T1」をチェックする
楽天市場で「AGM PAD」をチェックする
ヤフーショッピングで「AGM PAD T1」をチェックする
AliExpressで「AGM PAD T1」をチェックする
米国 Amazon.comで「AGM PAD T1」をチェックする
※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
おすすめの類似製品を紹介
「AGM PAD T1」に似た性能を持つタブレットも販売されています。
「OUKITEL OT11」
OUKITELから発売された11インチのAndroid 14タブレットです。UNISOC T606、HD IPS液晶、128GBストレージ、8000 mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、
4G LET通信、最大16GBまでのメモリ拡張、Widevine L1、デュアルBOXスピーカー、手書き用のペン(付属)、保護ケース(付属)、顔認証、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、4衛星測位のGPSに対応しています。
価格は、Amazonで26,750円(4000円OFFクーポン付き)、楽天市場で32,548円(送料無料)、AliExpressで62,140円、です。
関連記事:新デザイン「OUKITEL OT11」のメリット・デメリットを解説
「Blackview Tab 90 WiFi」
Blackviewから発売されたAndroid 14搭載の11型タブレットです。UNISOC T606、HD液晶、128GB UFS2.1、8200 mAhバッテリー、背面13MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラ搭載で、
最大12GBまでのメモリ拡張、Widevine L1、デュアル BOXスピーカー、ワイヤレス投影、保護ケース(別売)、顔認証、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。
価格は、楽天市場で16,900円(送料無料)、AliExpressで17,088円、米国 Amazon.comで$149.99 ($35)です。
関連記事:新OSで安い「Blackview Tab 90 WiFi」の性能を検証する
「HEADWOLF Wpad 5」
HEADWOLFから発売された10.1インチのAndroid 14 タブレットです。UNISOC T606、4GB LPDDR4Xメモリ、フルHDのIPS液晶、128GB ストレージ、5500mAhバッテリー、背面8MPのメインカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、
Widevine L1 、デュアル ステレオスピーカー、18W急速充電、最大2TBまでのストレージ拡張、Googleキッズスペース、ペアレンタルコントロール、スタイラスペン(別売)入力、USB Type-C 2.0 (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 5.0、4衛星測位のGPSナビゲーション、技適認証に対応しています。
価格は、Amazonで16,999円(4000円OFFクーポン付き)、楽天市場で14,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで19,317円、AliExpressで17,571円、です。
関連記事:格安でも高画質「HEADWOLF Wpad 5」と低価格タブレットを比較
「TECLAST P50」
TECLASTから発売された10.95インチのAndroid 14タブレットです。UNISOC T606、6GB LPDDR4 メモリ、HD IPS液晶、128GB ストレージ、8000mAh バッテリー、背面13MP+補助のAIデュアルカメラ、前面5MPのフロントカメラ搭載で、
Widevine L1、4G通信、Volte通話、デュアル チャンネルスピーカー、ステレオサウンド、最大1TBまでのストレージ拡張、顔認証、ペアレンタルコントロール、アイプロテクション(目の保護)機能、画面分割、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のac デュアルバンド、Bluetooth 5.0、4衛星測位のGPSナビゲーションに対応しています。
価格は、Amazonで20,900円(4000円OFFクーポン付き)、楽天市場で17,400円(送料無料)、ヤフーショッピングで19,980円、AliExpressで17,181円、米国 Amazon.comで$139.99 ($30 OFFクーポン付き)です。
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