ゲームにも強い5Gスマホ「POCO F4 GT」日本版の性能と評価を解説!特徴やAntutuベンチマーク、原神、カメラ性能、デメリット、評価を紹介します。
※2024年5月23日、「POCO F6 Pro」が発売されました。
※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。
「POCO F4 GT」の特徴
2022年4月28日、シャオミのサブ ブランド ポコから新製品「POCO F4 GT」が発売されました(日本版は2022年6月23日に発売)。
Android 12ベースのMIUI 13 for POCOを搭載した6.67型のスマートフォンです。
POCOからは2021年4月にSnapdragon 870 5G 搭載の「POCO F3」が発売され、
ゲーミングスマホ並みの性能で、しかもコスパが高いことで評判になりました。
新モデルはそれを上回る性能を持つ Snapdragon 8 Gen 1 プロセッサを搭載していることで、早くも話題になっています。
もちろん、日本版は技適認証に対応していますよ。
早速どんなスマートフォンなのか、詳しく見ていきましょう。
Snapdragon 8 Gen 1 プロセッサ
「POCO F4 GT」はQualcomm Snapdragon 8 Gen 1 オクタコアプロセッサを搭載。4nmプロセスで製造された8コアプロセッサでAntutuベンチマーク総合で約100万を記録し、「原神」も快適にプレイできます。
最大12GBメモリとUFS3.1ストレージ
8/12GB LPDDR5メモリを搭載しスムーズに動作します。
また、128/256GB UFS3.1ストレージを搭載し、大量のアプリや写真などのファイルも保存できます。
ゲームターボ機能
ゲーム中のパフォーマンスを一時的に向上させるゲームターボ機能も利用できます。
6.67インチの有機ELディスプレイ
「POCO F4 GT」は6.67インチで解像度2400 × 1080 pxのAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載。豊かな色再現が可能なHDR10+、DCI-P3に対応しています。
リフレッシュレート120Hzに対応
「POCO F4 GT」はより滑らかに映像を再生できるリフレッシュレート120Hzに対応しています。また、よりすばやい反応でタッチ操作できるタッチサンプリングレート最大480Hzにも対応しています。
トリガーボタンで操作できる
また、本体に物理的な磁気ポップアップトリガーボタンを搭載。ショートカット機能としても利用できます。
120W急速充電に対応
「POCO F4 GT」は4700mAhバッテリーを搭載。17分でフルチャージできる120W急速充電も利用できます。
クアッドスピーカーとトリプルマイク
ドルビーアトモス対応の対称型クアッドスピーカーやゲーム用のトリプルマイクを搭載。触覚振動のCyberEngine超広帯域X軸リニアモーターも利用できます。
多層冷却システム
多層冷却システムを搭載。デュアルベーパーチャンバーと6904mm²の超大型グラフェン層で本体を強力に冷却できます。
Wi-Fi 6e&Bluetooth 5.2に対応
「POCO F4 GT」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できるWi-Fi 6eに対応しています。また、Bluetooth 5.2対応でワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。
ランドスケープモードで安定通信
専用のゲーミングアンテナを搭載し、より安定した高速通信が利用できます。
厚さ8.5mmで重さ210gの薄型軽量デザイン
厚さ8.5mmで重さ210gの薄型軽量デザインになっています。
MIUI 13 for POCOで新機能も使える
「POCO F4 GT」はAndroid 12ベースのMIUI 13 for POCOが搭載され、新機能も使えるようになっています。
MIUI 13には
新しいゲームモード(フローティングウィンドウでゲームを開始)、ゲームターボ、カメラとマイク使用時のアイコン表示、スーパー壁紙、オーバースクロール時のアニメーション、片手操作モード、サイドバー、サウンドとバイブレーションの追加設定、ユーザー補助機能、緊急情報と緊急通報、指紋認証のロック画面設定、ピクチャー イン ピクチャー(PIP)の変更、ジェスチャーショートカット、ネットワーク診断、メモリフュージョンテクノロジー(仮想メモリの拡張)
などの機能が追加されています。
公式ページ POCO F4 GT – POCO Global
Antutuベンチマークを比較
「POCO F4 GT」は4nmプロセスで製造されたQualcomm Snapdragon 8 Gen 1 オクタコア プロセッサを搭載し、Antutuベンチマーク総合で約1,000,000点(百万点)を記録しています。
Antutuベンチマーク総合で約1,000,000
例:Antutu V9 総合「924763」、CPUで「216641」、GPUで「418161」、MEMで「126777」、UXで「163184」。
<CPU> Snapdragon 8 Gen 1
同じプロセッサは「motorola edge30 PRO」、「Xiaomi Mi 12 Pro」や「OnePlus 10 Pro」などにも搭載されています。
他のCPUと比較
「Galaxy A53 5G」が搭載するExynos 1280と比較するとスコアが約70万高くなります。
Exynos 1280・・・Antutu総合で「309057」、CPUで「89037」、GPUで「93101」、MEMで「64288」、UXで「62631」
「Black Shark 4 Pro」が搭載するSnapdragon 888と比較するとスコアが約18万高くなります。
Qualcomm Snapdragon 888・・・AnTuTu総合で「828489」、CPUで「204852」、GPUで「310090」、MEMで「159714」、UXで「153833」
ゲーミング性能
Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 プロセッサの性能をフレームレートで計測してみました。
各ゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。
原神 Genshin Impact・・・ 40 FPS
PUBG Mobile・・・ 88 FPS
Call of Duty: Mobile・・・ 60 FPS
フォートナイト Fortnite・・・ 42 FPS
Shadowgun Legends・・・ 89 FPS
World of Tanks Blitz・・・ 114 FPS
人気ゲームの原神は画質「中」で40 FPSで動作します。画質を低に落とすとより快適にプレイできるようになります。
そのほかのAndroid ゲーム、「ビックリマン・ワンダーコレクション」や「HIT : The World」、「Call of Duty: Warzone Mobile」、「PUBGモバイル」、「マインクラフト」、「ウマ娘」などのゲームも快適にプレイできます。
総合的な性能
性能的には負荷の高いAndroidの3Dゲームがサクサクと動作するレベルです。また、PS2、Xbox、PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターも快適に動作します。
もちろん、動画視聴、ネットでの調べもの、音楽再生(ストリーミングを含む)、電子書籍、写真撮影などでも快適に動作します。
スペック
- ディスプレイ 6.67インチ、解像度2400 × 1080 pxのAMOLED液晶
※20:9/395ppi/輝度800/コントラスト比5,000,000:1/DCI-P3/HDR10+/日光モード/読書モード/DisplayMate A +/Dolby VISION - リフレッシュレート 120Hz
- タッチサンプリングレート 最大480Hz ※超解像タッチで10倍精度が高い
- プロセッサ Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 オクタコア
※4nm/64bit/8コア/第7世代Qualcomm AIエンジン - GPU Qualcomm Adreno 730
- RAM(メモリ)8/12GB LPDDR5
- ストレージ 128/256GB UFS3.1
- バッテリー 4700 mAh
- 充電 120W急速充電 (17分でフルチャージ)
- 背面カメラ 64MP+8MP+2MP
- 前面カメラ 20MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e 802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4G/5GHz/6GHz)、Bluetooth 5.2、GPS (GLONASS,Galileo,Beidou)※ランドスケープモードで安定通信
- NFC/Google Pay 対応
- インターフェース USB Type-C (OTG)
- センサー 近接センサー、360°環境光センサー、色温度センサー、ジャイロスコープ、加速度計、電子コンパス、IRブラスター、指紋センサー、フリッカーセンサー、Sarセンサー
- スピーカー 対称型クワッドスピーカー
- オーディオ ドルビーアトモス、ハイレゾオーディオ認定、ハイレゾオーディオワイヤレス認定
- マイク ゲーミングマイクを側面に3つ搭載
- トリガーボタン 磁気ポップアップトリガー(シリコン素材、8つの磁石、ショートカット機能)
- 冷却システム LiquidCoolテクノロジー3.0多層冷却、デュアルベーパーチャンバー(次世代ステンレス鋼VCおよび3DステップVC)、6904mm²の超大型グラフェン層および3D高出力グラファイト
- 触覚振動 CyberEngine超広帯域X軸リニアモーター
- 機能 ゲームターボ、Xファクター(RGBゲーミングライト)、ライトニング(フラッシュ)
- 筐体の素材 AGガラス
- 生体認証 サイド指紋認証、AI顔認証
- OS Android 12ベースのMIUI 13 for POCO
- サイズ 162.5 x 76.7 x 8.5 mm
- 重量 210 g
- カラー ステルスブラック、ナイトシルバー、サイバーイエロー
- 附属品 20Wアダプター/1.5ML字型USB-Cケーブル/SIMイジェクトツール/保護ケース/クイックスタートガイド/保証書/安全情報/Type-C-3.5mmヘッドフォンアダプター
- SIMカード NanoSIM
- 対応バンド ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au回線に対応
5G: Supports NSA + SA
5G: n1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20 / 28 / 38 / 40 / 41 / 77 / 78
4G: LTE FDD: Band 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28
4G: LTE TDD: Band 38 / 40 / 41
3G: WCDMA: Band 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
2G: GSM: Band 2 / 3 / 5 / 8
対応バンド
「POCO F4 GT」は5G通信に対応しています。
SIMはNanoSIMに対応しています。
対応バンドは以下の通りです。
5G Sub6G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78
4G LTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/28/66*(NarroBand) TDD: B38/40/41
3G WCDMA: B1/2/4/5/6/8/19
2G GSM: 850/900/1800/1900MHz
5G通信はSub-6に対応しています。Sub-6はn78(国際的に主要な5G通信の周波数帯)、n79(ドコモのみが対応している周波数帯)の2つがありますが、その両方に対応しています。
4Gの対応バンドは豊富で、ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、au、楽天モバイル回線に対応しています。
ただし、モバイル通信を利用するには、自分のSIMがスマホ側のバンドに対応している必要があります。
こちらのページで対応しているかどうかを確認できます。
ドコモ、ソフトバンク、au、楽天モバイル回線の「対応バンド」を詳細にチェック!
カメラ性能
「POCO F4 GT」は背面カメラは64MP+8MP+2MPの3眼構成で、メインカメラにはSony IMX686センサーが採用されています。6400万画素の超高解像度写真が撮影可能でトリミングしても鮮明な画像になります。また、120度の超広角撮影やマクロ撮影に対応。フリッカーセンサーにより、液晶画面やライトを撮影した際でも鮮明で波紋(ノイズ)のない鮮明な画像を撮影できます。
カメラの仕様
背面カメラ 64MP+8MP+2MP
前面カメラ 20MP
超広角 対応・120°
望遠 非対応 ※ズーム機能あり
マクロ撮影 対応
機能 Sony IMX686センサー、フラッグシップフリッカーセンサー、120度の超広角撮影、マクロ撮影、PDAFオートフォーカス、ナイトモード 写真のクローンなど
デメリット
おサイフケータイが使えない
「POCO F4 GT」はおサイフケータイが(Felica)に対応していません。一応NFC対応でGoogle Payは利用できます。
microSDカードが使えない
「POCO F4 GT」はmicroSDカードスロットがないため、microSDカードでストレージ容量を増やすことができません。
一方、「motorola edge30 PRO」と「Black Shark 4 Pro」はmicroSDカードが使えません。「Galaxy A53 5G」はmicroSDカードが使えます。
3.5mmイヤホンジャックがない
「POCO F4 GT」は3.5mmイヤホンジャックがありません。使用する場合はType-C変換アダプターが必要になります。
一方、「motorola edge30 PRO」は3.5mmイヤホンジャックがありません。「Galaxy A53 5G」と「Black Shark 4 Pro」は3.5mmイヤホンジャックがあります。
「POCO F4 GT」の評価
「POCO F4 GT」の評価を紹介します。
スペック:★★★★★
通信:★★★★★
機能:★★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★★
価格:★★★★
<総合評価>
2021年4月に発売された「POCO F3」の後継モデルとなるハイスペックな5Gスマホです。すでに「POCO M4 Pro 5G」や「POCO X4 Pro 5G」が発売されていますが、今回発売された「POCO F4 GT」はさらにスペックが高くなっています。
このスマートフォンの注目すべき点は主に2点あり、その1つ目は「ゲーミング性能の高さ」です。
すでに述べたようにSnapdragon 8 Gen 1プロセッサなどのハイスペックな仕様に加え、磁気ポップアップトリガーボタンや多層冷却システムを搭載。
ゲーミングマイクや触覚振動用としてCyberEngine超広帯域X軸リニアモーターを備えるほか、ゲームターボ、120W急速充電、Xファクター(RGBゲーミングライト)、ライトニング(ゲーミングフラッシュライト)などゲームに特化した機能が非常に充実しています。
もう一つの注目すべき点はコストパフォーマンス(価格)です。
発売時の価格はUS $499.00からになっており、実質的に500ドル以下で販売されていることになります。Snapdragon 8 Gen 1プロセッサ搭載のスマホは日本では10万円前後で販売されているので、その価格は破格ともいえるでしょう。
「Redmi K50 Gaming」が発売されたときに普通のスマホが「ゲーミング化」し価格も安くなっていくと述べましたが、まさかこんなにも早く実現するとは思っていませんでした。日本で発売されるとけっこう高額になるかもしれませんが、もしかしたら「motorola edge30 PRO」よりも安くなるかもしれません。今年最も売れるスマホになるかもしれないので大注目です。
※YouTube動画でも紹介しています。POCO F4 GTが日本上陸! 性能と魅力をざっくり解説
「POCO F4 GT」の価格・販売先
「POCO F4 GT」は、
楽天市場で60,280円 (税込・送料無料・中古品)、
ヤフーショッピングで84,800円(税込・送料無料)、
AliExpressでUS $435.00 (日本円で約61941円)、
米国 Amazon.comで$399.99 (日本円で約56956円)、
で販売されています。
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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
![](https://ae01.alicdn.com/kf/S7c3bf68ac9b3413792f68c5e201b1bc5d.jpg)
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