ふだん街を歩いているとき、とても気になる光景がある。それはマイク付きのイヤホンで通話している人の姿だ。ケーブルがだらりと伸びていて、見ているこちらまでうっとうしく感じる。
それから、マイクを片手に懸命に話しているのも良くない。通話するのなら、もっとスマートに話せないものだろうか。そう思っているところに、ちょうど良い製品がサムスン電子から発売されていることを思い出した。
それはネックスレス型のBluetoothヘッドセット「Gear Circle」だ。はっきり言ってこの製品は日本ではあまり知られていない。単体で3G通信ができるウエアラブル端末「Gear S」の方に注目が集まり、「Gear Circle」は黙殺されてしまったのだった。
その理由は、とても単純なものだ。日本のほとんどはこの製品の使い道がいまいち分からなかったのだ。
サムスン「Gear Circle」の魅力
ネットで調べてみると、この製品は首飾りのようなデザインで、音質もよいBluetoothヘッドセットということになっている。もちろん、それは間違っていない。しかし、サムスン「Gear Circle」にはあまり知られていない魅力が多々ある。
メリット1 着信後にすぐ応答できる
しかし、忘れてはならないのは、この製品は「イヤホンで音楽を聴きながらも、電話の着信がきたときにさっと通話できる」というところに最大のメリットがある。
具体的に言うと、ヘッドセットの先端部分のマグネットを取り外すと同時に通話に切り替わり、そのヘッドセットのマグネット部分がそのままマイクになって通話できるようになっている。
メリット2 ワイヤレスでスマートに使える
しかもこの製品はBluetoothでワイヤレス接続しているので、着信から通話までの一連の流れが非常に美しくスムーズに行える。ケーブルにからまりそうになりながらなんとかイヤホンマイクで話している人とは大違いだ。
メリット3 シンプルで美しい
それからこの製品の良いところは、通勤時やショッピング、フィットネスなどの運動を行うときでも違和感なく身につけられるほどシンプルなデザインになっているところだろう。
首掛けタイプなので、耳にイヤホンがしっかりと固定できるところもいい。そしてなおかつ、イヤホンをする必要のないときは首にかけたままでいい。
よくイヤホンをバックの中に入れてどこにいったのかわからなくなり、探すのに一苦労するときがあるが、このイヤホンならわざわざ探す必要もなくなる。音楽を日常的に楽しんでいたい人。そして途中でかかってきた電話にもスムーズに対応したい人に「Gear Circle」はおすすめだ。
サムスン 「Gear Circle」のスペック
- ドライバーユニット 口径12mm(ダイナミック型)
- Bluetoothのバージョン 3.0
- プロファイルはHSP/HFP/A2DP/AVRCPに対応
- 対応コーデック SBC、apt-X、Samsung HD
- バッテリ容量 180mAh
- 使用可能時間 音楽再生9時間、通話11時間、待ち受け300時間
- 長さ610mm、重量:約28g
イヤホン右側には着信応答/終了や再生/一時停止の操作ができるPlay/Talkキーとスワイプで調整できる音量タッチパッド、イヤホン左側には電源スイッチユニット部にはUSB端子、首に当たるユニットが着信時に振動するバイブレーション機能を搭載。最大8台までのマルチペアリングに対応。
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