2019年5月23日に発売されたサムスン「Galaxy Buds」のスペック、性能、機能、魅力、価格を紹介! 前モデルの「Galaxy Gear IconX」との比較・違いも紹介しています。
※2022年9月29日、「Galaxy Buds2 Pro」が発売されました。
※2020年3月から「Galaxy Buds+」も発売中です。
「Galaxy Buds」はGear IconXと全く似ていない?
サムスン「Galaxy Buds」は 「Galaxy Gear IconX」(2018)の後継となる完全ワイヤレスイヤホンだ。ニュースによればバッテリー寿命が長くなり、新たにAKGサウンドチューニングや「クイック アンビエント モード」(Quick Ambient mode)が搭載されているという。
たしかにデュアルマイク構成によるクリアな通話や「Galaxy Wearable」アプリによるスムーズな自動ペアリング、人間工学デザインを採用した3種類のウイングチップとイヤーチップなど新しい要素がふんだんに取り入れられ、より使いやすく改善されているといえるだろう。
しかし、最も気になるのは前モデルの「Galaxy Gear IconX」との違いだ。
「Galaxy Gear IconX」は他の通常の完全ワイヤレスイヤホンと違い、単体で活動量や音楽再生(※4GBストレージを内蔵)ができることをウリにしていた異色のモデルだったが、サムスン「Galaxy Buds」の公式製品紹介ページにはその説明は一切ない。
つまり、サムスン「Galaxy Buds」はたしかに前モデルの「Galaxy Gear IconX」の後継モデルとして発売されるが、実は両者の中身は全く異なっており、別系統のモデルが新たに発売されたということになる。
どちらかというとサムスン「Galaxy Buds」は異色な面が全くない通常の完全ワイヤレスイヤホンの系統に入り、音質や通話のしやすさにこだわった製品に仕上がっている。
面食らうような画期的な面はないものの、前モデル「Galaxy Gear IconX」やAppleの人気完全ワイヤレスイヤホン「AirPods」よりも価格が安く、性能の高い実用的な完全ワイヤレスイヤホンであることは間違いない。
音質&通話にこだわった完全ワイヤレスイヤホン サムスン「Galaxy Buds」
サムスン「Galaxy Buds」は左右分離型の完全ワイヤレスイヤホン。小型ボディに単体で6時間の音楽再生、5時間の通話が可能なバッテリーを搭載。ケースの充電を合わせて最大13時間使用できるほか、ワイヤレス充電、急速充電、デュアルマイク構成によるクリアな通話、AKGサウンドチューニング、「Quick Ambient mode」、音声認識技術「Bixby」、「Galaxy Wearable」アプリによる自動ペアリング、人間工学デザイン(3種類のウイングチップとイヤーチップ)にも対応する。
公式製品紹介ページはこちら
https://www.galaxymobile.jp/galaxy-buds/
公式レビュー動画 ディスプレイの見え方やボディの質感・特徴が分かる
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サムスン「Galaxy Buds」のスペック 一覧
- バッテリー 本体側 58mAh 充電ケース側 252mAh
※急速充電、ワイヤレス充電に対応 - マイク デュアルマイク
- 対応OS Android5.0以上、1.5GB以上(RAM)のスマートフォン
- 通信 Bluetooth 5.0に対応
※A2DP、AVRCP、HFP対応 - 対応コーデック AAC、SBC、スケーラブル
- 対応Bluetoothプロファイル A2DP、AVRCP、HFP
- チップセット Broadcom製BCM43014
- OS RTOS
- イヤホンのサイズ/重量 17.5(幅)×19.2(高さ)×22.5(奥行)mm / 重量は約6g
- 充電ケースのサイズ/重量 70(幅)×26.5(高さ)×38.8(奥行)mm / 重量 約40g
- カラー ブラック、ホワイト、イエロー
- 同梱品 3種類のウイングチップとイヤーチップ
- 付属品 ウィングチップ(3セット)、イヤーチップ(3セット)、充電ケース、USBTypeCケーブル、クイックスタートガイド、保証書
「Galaxy Buds」の性能・機能
サムスン「Galaxy Buds」の性能・機能を、前モデルの「Galaxy Gear IconX」の違いをふまえてまとめてみました。
バッテリー性能
バッテリー容量は本体側が58mAhで、最大6時間の音楽再生と最大5時間の通話が可能。充電ケースのバッテリー容量は252mAhで、音楽再生で最大13時間、通話で最大11時間 駆動する。また、15分の急速充電で最大100分間の音楽再生が可能。充電ケースはワイヤレス充電にも対応する。
なお、前モデル「Galaxy Gear IconX」のバッテリー容量は本体が82mAh、ケース(USB Type-C端子付き)が340mAh。駆動時間は、内蔵の楽曲を再生する場合で最大6時間、Bluetoothのストリーミングモードで最大5時間、通話で最大4時間だった。
ボディ・本体
ボディはケース・本体ともに「Galaxy Gear IconX」よりも約30%小型化。人間工学に基づいて設計された3種類のウイングチップとイヤーチップで、耳にもフィットしやすい。防水には対応していない。
音質の性能
音質面では、オーストリアのオーディオブランド「AKG」のサウンドチューニングを採用し、繊細で広々とした音質を実現。AndroidならGalaxy Wearableアプリを使用することで、イコライザー調整も可能になっている。
また、通話面では、騒がしい場所でもデュアルマイクが自動起動し、外の音を遮断しながら声を集音することで、よりクリアな音声で通話することが可能。「クイック アンビエント モード」(Quick Ambient mode)を搭載し、本体外側のタッチパネルを長押しすることで、イヤホンを外す手間なくすぐにボリュームを下げられる。
なお、前モデル「Galaxy Gear IconX」にはフィットネスに最適化した新しいドライバーを搭載していたが、ー「AKG」によるサウンドチューニングなどは採用していなかった。
音楽再生の機能
スマートフォンに保存した音楽をストリーミング再生することが可能。前モデル「Galaxy Gear IconX」のように内蔵ストレージを搭載していないため、単体での音楽再生には対応していない。
本体には加速度センサーを搭載し、イヤフォンの位置を自動的に検知することが可能。本体を耳に装着することで自動で音楽再生可能なスタンバイ状態になる。
中断からの再生、取り外す際の一時停止する「オートスイッチ」も利用可能。イヤフォンのタッチパッドをタップすることで、ショートカット機能が利用も利用できる。
そのほか、シングルタップで再生と一時停止、ダブルタップで曲送りと電話の応答/終了、トリプルタップで前の曲に戻る操作が可能。左右それぞれに長押しでの音声コマンド、クイック周囲音、音量アップ/ダウンの操作を割り当ても行える。
スマホとの連携 機能
Android5.0以上、1.5GB以上(RAM)のスマートフォンに対応。スマートフォンやタブレットの近くで充電ケースを開くことで、自動的にペアリングのポップアップを表示。スムーズにデバイス同士を接続できるようになっている。
ワイヤレス通信・Bluetooth
通信はBluetooth 5.0に対応し、対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、対応コーデックはAAC、SBC、スケーラブル(Galaxyスマートフォンで採用されているSamsung独自のもの)。チップセットはBroadcom製BCM43014を採用する。
なお、前モデル「Galaxy Gear IconX」はBluetooth 4.2に対応し、対応プロファイルはA2DP, AVRCP, HF、対応コーデックは SBCとスケーラブル(Samsung Scalable codec)だった。
サイズ・重さ・カラー
イヤホンのサイズは17.5(幅)×19.2(高さ)×22.5(奥行)mmで、重量は約6g。充電ケースのサイズは70(幅)×26.5(高さ)×38.8(奥行)mmで、重量は約40g本体のカラーは、ブラック、ホワイト、イエローの3色をラインナップする。
なお、前モデル「Galaxy Gear IconX」のイヤホン本体 サイズは約18.9 x 約21.8 x 約22.8mm (高さx幅x厚さ)で、本体の重さは8g。ケースサイズは約73.4×約44.5×約31.4mm (高さx幅x厚さ)で、ケースの重さは54.5gだった。
「Galaxy Buds」と 「Galaxy Gear IconX」の違い
サムスン「Galaxy Buds」と前モデルの「Galaxy Gear IconX」はどのように違っているのだろうか? スペックや機能を比較しながら、その違いを明らかにしてみよう。
デュアルマイクで通話が快適
サムスン「Galaxy Buds」には前モデルの「Galaxy Gear IconX」にはないデュアルマイク構造(インイヤー構造)が採用されている。この内部のマイクはたんに音を拾うだけでなく、ノイズレベルに合わせて内側のマイクと外側のマイクを自動で使い分け、騒がしい場所や風が強く吹く時に自動起動する。
また、外の音を遮断しつつ耳の中にあるユーザーの声を集め、クリアな音声が聞こえるようにすることでクリアな通話が可能になる。前モデルの「Galaxy Gear IconX」にはこのようなマイクは搭載されておらず、通話の面ではサムスン「Galaxy Buds」の方が圧倒的に有利であるといえる。
クイック アンビエント モードが使える
サムスン「Galaxy Buds」には前モデルの「Galaxy Gear IconX」にはない「クイック アンビエント モード」(Quick Ambient mode)が利用できる。これは一般的に本体外側のタッチパネルを長押しすることで、すぐにボリュームを下げられる機能として紹介されているが、実は周囲の音を取り込む外音取り込み機能のこと。
つまり、タッチパネルを長押しすれば、周囲の音がよく聞こえるようになり、わざわざイヤホンをはずす手間が省けるようになる。サムスン「Galaxy Buds」の場合は、リモコンなどは一切使わずにタッチパネル長押しで周囲の音を取り込めるので非常に便利だ。
AKGチューニングを施したサウンドが聴ける
前モデル「Galaxy Gear IconX」にはフィットネスに最適化した新しいドライバーを搭載していたが、サムスン「Galaxy Buds」では新たにオーストリアのオーディオブランド「AKG」のサウンドチューニングが施されるようになっている。AKGサウンドは高解像度でクリアな音を再生することで定評があり、バランスのとれた安定した音質で音楽が楽しめる。
ボディが小型化 耳にもフィットしやすく
サムスン「Galaxy Buds」はケース・本体ともに前モデル「Galaxy Gear IconX」よりも約30%小型化されている。また、前モデル「Galaxy Gear IconX」には採用されていなかった人間工学デザインが採用されており、より耳にフィットしやすくなっている。
単体での活動量計 音楽再生機能は省かれる
前モデル「Galaxy Gear IconX」には単体で時間や距離、消費カロリーなどを自動で計測・記録し、過去の活動量も音声で通知することが可能になっていた。一方、サムスン「Galaxy Buds」ではそのフィットネストラッカー(活動量計)としての機能が省かれており、通話や音楽再生のみに特化した通常の完全ワイヤレスイヤホンと同じスタイルの製品になっている。
また、前モデル「Galaxy Gear IconX」には4GBの内蔵ストレージを搭載し、単体で音楽再生が可能だったが、サムスン「Galaxy Buds」ではスマートフォンに保存した音楽をストリーミング再生する機能のみに限られている。
バッテリーが長寿命に
サムスン「Galaxy Buds」は本体側に58mAh(最大6時間の音楽再生と最大5時間の通話が可能)、充電ケース側に252mAh(音楽再生で最大13時間、通話で最大11時間)のバッテリーが搭載されている。一方、前モデル「Galaxy Gear IconX」は本体側に82mAh、ケース側に340mAhのバッテリーを搭載。Bluetooth モードで連続5時間の音楽再生が可能で、連続通話時間 は最大4時間だった。単体での使用に関しては、音楽再生時間が1時間長くなり、通話時間も1時間長くなっている。
Bluetooth4.2から5.0へ
前モデル「Galaxy Gear IconX」はBluetooth4.2を採用していたが、サムスン「Galaxy Buds」からはBluetooth5.0に変更されている。Bluetooth4.2は4.0よりも省電力で駆動できるように改善されているが、Bluetooth5.0には新たな機能が追加されている。具体的には通信範囲が10mから100mへ広がり、転送速度も1mpsから2mpsへと最大2倍に。それに加えて通信速度も約2倍になるなどの機能向上が図られている。
サムスン「Galaxy Buds」の魅力
サムスン「Galaxy Buds」にはどのような魅力があるのだろうか? スペックや機能、前モデルの「Galaxy Gear IconX」、Apple「AirPods」などの他の完全ワイヤレスイヤホンと比較しながら、その実力と魅力を探ってみよう。
クリアな音声で通話できる
サムスン「Galaxy Buds」にはデュアルマイク構造(インイヤー構造)が採用されており、前モデルの「Galaxy Gear IconX」よりもクリアな音声で通話できる。ノイズレベルに合わせて内側のマイクと外側のマイクを自動で使い分けるため、大きな騒音がある場所でも音声がはっきりと聞こえる。
前モデルの「Galaxy Gear IconX」にはこの機能が搭載されていなかったため、通話時に聞こえづらくなるというデメリットがあった。Apple「AirPods」にはサムスン「Galaxy Buds」のデュアルマイク構造に相当する「デュアルビームフォーミングマイクロフォン」が搭載されており、周囲のノイズを取り除き、クリアな声が届くようになっている。
バッテリーが長寿命 充電の手間なし
サムスン「Galaxy Buds」は本体側に58mAh、充電ケース側に252mAh(のバッテリーが搭載されており、本体だけで最大6時間の音楽再生と最大5時間の通話が、充電ケースと組み合わせることで音楽再生で最大13時間、通話で最大11時間駆動できる。
前モデル「Galaxy Gear IconX」と比較すると音楽再生時間で1時間、通話時間で1時間長くなっており、Apple「AirPods」と比べても単体の使用は1時間長い(Apple「AirPods」のバッテリー駆動時間は5時間。充電ケースで24時間以上駆動)。このことからサムスン「Galaxy Buds」は前モデル「Galaxy Gear IconX」やApple「AirPods」よりも長く駆動でき、その分充電の手間がかからないことが分かる。
周囲の音も聞こえる
ワイヤレスイヤホンを使っていると、周囲の音が聞こえずに困ることがある。そんなとき、サムスン「Galaxy Buds」では周囲の音を取り込める「クイック アンビエント モード」(Quick Ambient mode)を使い、音楽の音だけでなく周囲の音も同時に聞こえるように調整することができる。
前モデルの「Galaxy Gear IconX」にはこの機能がなかったために、周囲の音も聴きたいときはイヤホン自体を外す必要があった。Apple「AirPods」の場合はオープンタイプの開放型イヤホンになるため、外部の音も自然に聞こえるようになっているが、サムスン「Galaxy Buds」のように外音を遮断して音楽に集中することができないというデメリットがある。
スマホとのペアリングがラク
ワイヤレスイヤホンで音楽を再生しようとするとき、意外と面倒なのが「ペアリング」。サムスン「Galaxy Buds」の場合はスマートフォンやタブレットの近くで充電ケースを開くことで、自動的にペアリングのポップアップを表示し、スムーズに接続できる。また、加速度センサー搭載でイヤフォンの位置を自動的に検知。本体を装着することで自動的に音楽再生が可能な状態になるため、特別な操作を必要とせずにすばやく音楽が楽しめる。
対応コーデックが多い
サムスン「Galaxy Buds」はAAC(MP3の後継で主にiPod/iphone向けの高音質コーデック)、SBC(標準的コーデック)、スケーラブル(サムスンのGalaxyシリーズのみに対応した専用高音質コーデック)の3つのコーデックに対応している。前モデルの「Galaxy Gear IconX」は正式には SBCとスケーラブル(Samsung Scalable codec)のみに対応していた。また、Apple「AirPods」はSBCとAACのみに対応しており、いずれもサムスン「Galaxy Buds」より対応コーデックの数が少なくなっている。
サムスン「Galaxy Buds」の価格は?
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