2020年9月に登場した「Apple Watch SE(第1世代)」は、Apple Watchの優れた体験をより多くの人に届けるために開発された、コストパフォーマンス抜群のスマートウォッチです。発売から数年が経過した今もなお、その完成度の高さと手頃な価格から、初めてスマートウォッチを手にする方やiPhoneユーザーに注目され続けています。
このレビューでは、Apple Watch SE(第1世代)で何ができるのか、バッテリーは本当に持つのか、そして今からでも買う価値はあるのか、ユーザーのリアルな口コミや評価を交えながら、その実力を徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Apple Watch SE(第1世代)の長所(Pros):
- 主要機能を備えながら圧倒的に手頃な価格
- S5チップ搭載による快適なパフォーマンス
- iPhoneの通知確認やApple Payが非常に便利
- シンプルで洗練されたデザインと豊富なバンドによる高いファッション性
Apple Watch SE(第1世代)の短所(Cons):
- バッテリー駆動時間が短く、毎日の充電が必須
- 常時表示ディスプレイ、心電図、血中酸素ウェルネス機能が非搭載
- 2024年秋にOSのアップデートサポートが終了済み
- ACアダプタが付属しない
総合評価:
Apple Watch SE(第1世代)は、日常的な通知確認、キャッシュレス決済、基本的な健康管理といった用途に最適なモデルです。特に、Apple Watchの便利な機能をまずは試してみたいと考えている方にとって、これ以上ない入門機と言えるでしょう。
<この記事で分かること>
- Apple Watch SE(第1世代)で具体的に「できること」一覧(健康管理・スポーツ機能)
- 詳しいスペック(仕様)とデザインの特徴
- 第2世代との簡単な見分け方や性能の違い
- メリットとデメリット(良い点・悪い点)の徹底解説
- ユーザーによるリアルな口コミ・評判まとめ
- バッテリーの持ちは実際どのくらい?充電に関する注意点
- OSサポート終了の影響と今後の使い方
- 中古や整備済み品の価格相場と購入時の注意点
- 8項目にわたる詳細な5段階評価と総合的なレビュー
この記事を最後まで読むことで、本当にApple Watch SE(第1世代)が「買い」なのか、それとも他のモデルを検討すべきなのかが、はっきりと分かるはずです。購入で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
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公式ニュースリリース:Apple Watch SE:デザインと機能性、お求めやすい価格を極限まで追求したモデル – Apple (日本)
価格と機能の完璧なバランス:Apple Watch SE(第1世代)のすべて
Apple Watch SE(第1世代)は、Apple Watchの主要な機能を搭載しつつ、より手頃な価格で提供することを目指したモデルとして2020年9月18日に発売されました 。多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となるよう、デザイン、機能性、価値の究極的な組み合わせを追求して開発されました 。
GPSモデルが29,800円(税別)から、GPS + Cellularモデルが34,800円(税別)からという価格設定で、Apple Watchを初めて使用する人やコストパフォーマンスを重視するユーザーにとって最適な入門モデルと位置づけられています 。
デザインとディスプレイ
Apple Watch SE(第1世代)は、ケースの縁を細くしたモダンなデザインを採用しています 。ケースの素材は再生アルミニウム100%で、仕上げはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色から選択可能です 。
ディスプレイはSeries 3よりも30%以上大きいRetinaディスプレイを搭載しており、アプリケーションのアイコンや文字盤の情報がより大きく見やすくなっています 。ただし、上位モデルに搭載されている「常時表示」機能には対応しておらず、時間を確認するには手首を上げるなどの動作が必要です 。
パフォーマンスと基本機能
心臓部にはSeries 5と同じS5 System in Package(SiP)とデュアルコアプロセッサを搭載し、Apple Watch Series 3と比較して最大2倍の高速パフォーマンスを実現しています 。これにより、アプリの起動や操作が非常にスムーズです 。
もちろん、Apple Watchの基本的な機能であるiPhoneの通知確認、Apple Payによる決済、音楽のコントロール、通話やメッセージの送受信なども可能です 。iPhoneを取り出さずに手元で多くの操作を完結できる利便性は、多くのユーザーから高く評価されています 。
健康と安全を守る先進機能
Apple Watch SEは、健康と安全に関する多くの重要な機能を搭載しています。第2世代の光学式心拍センサーにより、高い心拍数や低い心拍数、不規則な心拍リズムを検知して通知を送ることができます 。また、加速度センサーとジャイロスコープを活用した転倒検出機能や、緊急時に助けを呼べる緊急SOS機能も備わっており、万が一の際の安心感を高めています 。
さらに、このモデルで新たに追加された機能として、一日中リアルタイムで高度を計測する「常時計測の高度計」があります 。これにより、ハイキングや登山などのアクティビティでより詳細なデータを記録できるようになりました 。
watchOS 7による革新的な新機能
搭載されているwatchOS 7により、これまでにない新しい機能が利用可能になりました 。特に注目すべきは「ファミリー共有設定」です 。これにより、自分のiPhoneを持っていない子どもやシニアの家族でもApple Watchを利用できるようになり、コミュニケーションや安全確認、健康管理が可能になります 。
また、「睡眠記録」機能で睡眠の質を把握したり、「自動手洗い検出」機能で衛生管理をサポートしたりするなど、ユーザーのウェルネス向上に貢献する機能も新たに追加されました 。
バッテリー性能と評価
公式のバッテリー駆動時間は最大18時間とされています 。多くのユーザーレビューでは、日常的な使用で1日は持つものの、毎日の充電が必須であるとの意見が多く見られます 。特にワークアウトや睡眠記録など、機能をフルに活用する場合はバッテリーの消費が早くなる傾向があります 。
一方で、ディスプレイの常時表示機能がない分、上位モデルと比較してバッテリーの持ちが良いという評価もあり、使い方によっては2日間近く使用できるという報告もあります 。充電には付属の磁気充電ケーブルを使用しますが、ACアダプタは同梱されていません 。
Apple Watch SE (第1世代)でできること
ここではApple Watch SE (第1世代)の「できること」を紹介します。
健康を見守るヘルスケア機能
日々の健康管理をサポートする機能が充実しています。搭載された第2世代の光学式心拍センサーが心拍数を継続的に計測し、心拍数が高すぎたり低すぎたりする場合や、不規則な心拍リズムを検知した際には通知で知らせてくれます 。
また、watchOS 7から搭載された睡眠記録機能を使えば、睡眠時間やその質を記録し、より良い睡眠習慣を身につけるためのサポートが受けられます 。さらに、ノイズアプリで周囲の騒音レベルを測定し、聴覚に影響を与える可能性がある場合に警告してくれる機能もあります 。
■主なヘルスケア機能
- 心拍数の計測(第2世代の光学式心拍センサー)
- 高い心拍数と低い心拍数、不規則な心拍リズムの通知
- 睡眠の記録
- ノイズアプリによる聴覚の保護
- 自動手洗い検出
- 月経周期の記録
あらゆる動きを記録するスポーツ機能
ランニングやウォーキング、ヨガ、ダンスといった多様なワークアウトに対応しており、運動時の消費カロリーや心拍数などを正確に記録します 。GPSと常時計測の高度計を内蔵しているため、屋外でのアクティビティでは移動した距離やペース、高度の変化まで把握できます 。日々の活動量は「ムーブ」「エクササイズ」「スタンド」の3つのリングで分かりやすく表示され、目標達成に向けたモチベーションを維持するのに役立ちます 。
■主なスポーツ機能
- 各種ワークアウトの記録(ランニング、ウォーキング、ヨガ、ダンス、高強度インターバルトレーニングなど)
- 日々の活動量を記録するアクティビティリング(ムーブ、エクササイズ、スタンド)
- GPS、コンパス、常時計測の高度計によるトラッキング
- 50メートルの耐水性能
- GymKit対応
便利さが充実した「その他の機能」
Apple Watch SE(第1世代)は、iPhoneと連携することで日常生活をより豊かで便利にする多彩な機能を備えています。通知や着信を手元で確認できるのはもちろん、Siriに話しかけてタイマーを設定したり、天気を尋ねたりすることも可能です。Apple Payに対応しているため、手首をかざすだけで電車に乗ったり、買い物をしたりでき、スマートフォンを取り出す手間を省けます 。また、App Storeからアプリを追加することで、自分好みに機能を拡張することもできます 。
安心を支える安全機能とファミリー共有
万が一の事態に備える安全機能も搭載されています。転倒検出機能は、ユーザーが激しく転倒したことを検知し、応答がない場合には自動的に緊急通報サービスに連絡します 。また、緊急SOS機能を使えば、サイドボタンを長押しするだけで素早く助けを呼ぶことができます 。特に画期的なのが「ファミリー共有設定」で、iPhoneを持っていない子どもやシニアの家族もApple Watchを利用できます 。これにより、家族がいつでも連絡を取り合ったり、安全機能を使ったりすることが可能になります 。
■主なその他の機能
- 各種通知の確認(電話、メッセージ、アプリ通知など)
- Apple Payによるキャッシュレス決済(Suicaなど)
- 転倒検出、緊急SOS、海外における緊急通報(Cellularモデル)
- Siriによる音声操作
- iPhoneを持たない家族が使えるファミリー共有設定
- 音楽の再生コントロール
- Bluetoothでの通話機能
- カメラのリモート操作
Apple Watch SE(第1世代)のサポート期間について
Apple Watch SE(第1世代)のOSアップデートサポートは、2024年秋に配信されたwatchOS 11から対象外となり、終了しました 。これにより、watchOS 11以降の新しい機能追加やセキュリティアップデートは提供されませんが、最終対応OSであるwatchOS 10での利用は引き続き可能です 。
OSのサポートは終了したものの、心拍数計測、高度計、転倒検出、海外における緊急通報といった基本的な機能は今後も利用できます 。Apple Watchの一般的な寿命は4〜5年程度とされており、OSサポートの終了は一つの目安となります 。
そのため、バッテリーの持ちが悪くなったり、動作の遅延が気になったりした場合は、買い替えを検討するタイミングと言えるでしょう 。なお、Apple Supportでは有償でのバッテリー交換サービスも提供されています 。結論として、OSアップデートは終了しましたが、watchOS 10の環境で基本的な機能を引き続き使用することは可能です 。
Apple Watch SE(第1世代)の見分け方
Apple Watch SE(第1世代)は、後継の第2世代と外観が非常に似ていますが、いくつかの方法で見分けることが可能です。
本体やiPhoneアプリで確認する方法
正確なモデル名や世代を特定するには、以下の方法があります。
- Apple Watch本体の刻印を確認する: Apple Watchの裏面にはモデル名やケースサイズが刻印されています 。
- iPhoneのApple Watchアプリで確認する: ペアリングしているiPhoneでWatchアプリを開き、「一般」から「情報」へ進むと、モデル番号が確認できます 。
- 外箱のシールを確認する: 製品の外箱が手元にあれば、背面のシールに記載されている型番やモデル番号から世代を特定できます 。
- モデル番号で検索する: 上記の方法で確認したモデル番号をインターネットで検索することで、より詳細なモデル名(世代)がわかります 。
外観や機能の違いから見分ける
手元にあるApple Watch SEを直接見て判断できるポイントもあります。
- カラーバリエーション: Apple Watch SE(第1世代)には「ゴールド」のアルミニウムケースが存在しますが、第2世代ではこの色が廃止されています 。そのため、お持ちのApple Watch SEがゴールドであれば、第1世代であると判断できます。
- 衝突事故検出機能の有無: 第2世代には「衝突事故検出機能」が搭載されていますが、第1世代にはありません 。iPhoneのWatchアプリの設定項目などを確認し、この機能がなければ第1世代です。
これらの方法を組み合わせることで、お持ちのApple Watch SEの世代を特定することができます。
Apple Watch SE (第1世代)のメリット・デメリット
Apple Watch SE(第1世代)は、Apple Watchの主要な機能を備えながら価格を抑えた、コストパフォーマンスに優れたモデルです 。多くの人にとって魅力的な選択肢ですが、購入を検討する上ではメリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。ここでは、実際のユーザーの声や公式情報をもとに、その長所と短所を詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:優れたコストパフォーマンス
最大のメリットは、その手頃な価格です 。発売当時の価格はGPSモデルが29,800円(税別)からと、上位モデルであるSeries 6に比べて大幅に安価に設定されていました 。にもかかわらず、デザインはSeries 6とほぼ同じで 、基本的な機能は網羅されているため、「Apple Watch入門におすすめ」という声が多く聞かれます 。
メリット2:十分なパフォーマンスと機能
Series 5と同じS5チップを搭載しており、Series 3の最大2倍という高速なパフォーマンスを誇ります 。アプリの起動や操作は快適で、ストレスを感じることは少ないでしょう 。また、転倒検出、心拍数のモニタリング、緊急SOSといった健康と安全に関する重要な機能も備わっています 。常時計測の高度計も搭載しており、フィットネス機能も充実しています 。
メリット3:iPhoneとのシームレスな連携
iPhoneユーザーにとって、Apple Watchとの連携は非常に便利です 。電話やLINE、メールなどの通知を手元で確認できるため、iPhoneをポケットやバッグから取り出す回数が劇的に減ります 。また、Apple Payを使ったキャッシュレス決済も手首をかざすだけで完了し、その手軽さから「もう手放せない」と評価するユーザーも少なくありません 。
メリット4:使い方次第で良好なバッテリー性能
上位モデルに搭載されている「常時表示ディスプレイ」機能がないため、その分バッテリー消費が抑えられ、スタミナ性能が良いという利点があります 。スペック上の駆動時間は最大18時間ですが、使い方を工夫すれば実質2日間充電なしで動作可能だったというレビューもあり、特に睡眠記録を活用したいユーザーにとっては、夜間のバッテリー切れの心配が少ないというメリットがあります 。
【デメリット】
デメリット1:バッテリー駆動時間の短さ
多くのユーザーが最大のデメリットとして挙げるのが、バッテリー持ちの悪さです 。公称値は最大18時間ですが、実際には「毎日充電が必要」との意見が大多数を占めます 。特にワークアウトやGPSを頻繁に利用すると消費が激しくなり、1日持たないこともあります 。このため、常にバッテリー残量を気にしながら使うことにストレスを感じるユーザーもいます 。
デメリット2:一部の先進機能が非搭載
価格を抑えるため、いくつかの先進的なヘルスケア機能が搭載されていません 。具体的には、ディスプレイの「常時表示」機能、心電図(ECG)アプリ、そして血中酸素ウェルネスアプリには対応していません 。これらの機能を重視する場合は、上位モデルを検討する必要があります。
デメリット3:付属品とOSサポート
Appleの環境への取り組みの一環として、製品パッケージにACアダプタが同梱されていません 。付属するのはUSB-C端子の磁気充電ケーブルのみのため、対応するACアダプタを別途用意する必要があります 。また、2024年秋にリリースされたwatchOS 11のサポート対象から外れたため、今後新しい機能が使えなくなる点も大きなデメリットです。
Apple Watch SE(第1世代)の口コミ情報・評判 まとめ
ここではApple Watch SE(第1世代)の口コミ情報・評判をまとめて紹介します。
【総合評価】
- iPhoneユーザーにとっては、一度使うと手放せないほど便利なデバイス。
- Apple Watch入門機として最適で、基本的な機能は十分に備わっている。
- iPhoneを取り出す回数が減り、生活が効率的になるという意見が多い。
- 「毎日の充電」が許容できるかどうかが、満足度を分ける大きなポイント。
- 運動や健康管理、通知確認といった明確な目的があれば、非常に価値のある商品。
【デザイン】
良い点
- Apple製品らしいシンプルでスタイリッシュなデザイン。
- アルミ素材でも安っぽさがなく、高級感がある。
- バンドや文字盤を自由に変えられるため、飽きずに楽しめる。
- 気になる点
- 付属バンドの色が、想像していたイメージと異なる場合がある(例:ピンクサンド)。
【操作性】
良い点
- iPhoneユーザーなら直感的に操作でき、反応もサクサクで快適。
- スクロール操作ができる「Digital Crown」が便利。
- 気になる点
- 本体での細かい設定は少し難しく、iPhoneから設定する方が楽。
【機能性】
良い点
- iPhoneを見ずに手元で通知(電話、LINE、メール等)を確認でき、非常に便利。
- Apple Pay(Suica、IDなど)での支払いがスムーズ。
- 心拍数、睡眠、運動量の計測機能が、健康への意識やモチベーションを高めてくれる。
- 文字盤のカスタマイズ性が高く、気分や場面に合わせて変更できるのが楽しい。
- 音楽再生のリモコンとしても役立つ。
気になる点
- 常時表示機能がないため、時間を確認する際に腕を上げるか画面をタップする必要がある。
- LINEの通話には対応していない、という意見がある。
【サイズ・装着感】
良い点
- 40mmモデルは女性や腕の細い男性にもフィットし、ちょうど良いサイズ感。
- 軽くて装着感が良く、一日中つけていても気にならないという意見がある。
気になる点
- 腕時計に慣れていない人や、他社製の軽量バンドと比較すると重く感じる場合がある。
- 左腕に装着して交通系ICカード(PASMO等)を使う際、改札でタッチしにくいことがある。
【バッテリー】
- 多くのレビューで言及されている重要項目。
- 実用性
- 通常使用であれば、1日は問題なく持つ。
- 2日目の使用は厳しく、毎日の充電が必須。
- 入浴中など、充電するタイミングを生活サイクルに組み込めばストレスなく使える。
課題
- ワークアウト(運動記録)を長時間使用すると、バッテリー消費が激しくなる。
- 他社スマートウォッチと比較すると、バッテリー持ちは短い。
【その他・注意点】
- 付属の充電ケーブルはUSB-C端子。対応するACアダプタがない場合は別途購入が必要。
- セルラーモデルは、iPhoneが近くになくても通信できるが、生活スタイルによっては不要な場合もある。
- 安価な非純正の充電器は、すぐに壊れる可能性があるため注意が必要。
Apple Watch SE (第1世代)のスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 44mm (368x448px) / 40mm (324x394px) LTPO OLED Retinaディスプレイ (輝度1,000ニト)
- プロセッサ: S5 SiP(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載)※Apple Watch Series 3と比べて最大2倍高速
- チップ: W3 Appleワイヤレスチップ
- ストレージ: 32GB
- バッテリー: リチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵、最大18時間
- 充電: 磁気充電ケーブル
- ワイヤレス通信: Wi-Fi (802.11b/g/n 2.4GHz)、Bluetooth 5.0 ※GPS + Cellularモデルもあり
- NFC&Apple Pay: 対応・利用できます
- インターフェース: 磁気充電
- スピーカー: あり
- マイク: あり
- センサー: GPS/GNSS、コンパス、常時計測の高度計、第2世代の光学式心拍センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、環境光センサー
- 耐水性能: 50メートル ※プールや海など浅水でのアクティビティで使用可能
- 音声認識: Siri
- ケース材質: ケース:アルミニウム、裏蓋:セラミックとサファイアクリスタル
- OS: watchOS 7(発売時)
- サイズ: 44mm / 40mm
- 重量: GPS: 30.49g (40mm), 36.20g (44mm) / GPS + Cellular: 30.68g (40mm), 36.36g (44mm)
- カラー: シルバー、ゴールド、スペースグレイ
Apple Watch SE(第1世代)の評価
8つの評価基準で「Apple Watch SE(第1世代)」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
Series 3より30%以上大きいRetinaディスプレイは明るく見やすいですが、常時表示機能がないため、時計として瞬時に時間を確認しづらい場面があります。
健康管理・スポーツ:★★★★☆
心拍数測定、転倒検出、睡眠記録、多様なワークアウト対応など、日常的な健康管理やフィットネスには十分すぎる機能ですが、心電図など一部の高度な機能は非搭載です。
機能性:★★★★☆
Apple Payや通知機能、ファミリー共有設定など主要機能は網羅されています。しかし、OSのアップデートが終了したため、将来的な機能追加は見込めません。
バッテリーの持ち:★★☆☆☆
多くのユーザーが最大の欠点として挙げており、毎日の充電が必須です。使い方によっては1日持たないこともあり、常に残量を気にする必要があります。
耐久性:★★★★☆
アルミニウムケースと50メートルの耐水性能を備えており、日常使いやフィットネスでの利用には十分な耐久性を持っています。
ファッション性:★★★★★
Apple製品らしい洗練されたデザインは秀逸です。豊富なバンドを付け替えることで、ビジネスからプライベートまであらゆるシーンに対応できる高いカスタマイズ性を誇ります。
価格:★★★★★
主要機能を備えながら、発売当時29,800円からという価格は圧倒的です。Apple Watchの入門機として最高のコストパフォーマンスを実現しています。
使いやすさ:★★★★☆
S5チップによる快適な動作とiPhoneとのシームレスな連携は非常に優れています。ただし、常時表示がない点とバッテリー管理の手間が少しだけ利便性を損ねています。
総評:★★★★☆
入門機に最適なコスパに優れるモデル
Apple Watch SE(第1世代)は、「Apple Watchの体験を、より多くの人へ」というコンセプトを完璧に体現したモデルです。高価な上位モデルの主要な機能をほとんど受け継ぎながら、驚くほどの低価格を実現しており、総合的に見て非常に完成度の高い製品と言えます。多くの人にとって、Apple Watchの世界への扉を開く最高の入門機となるでしょう。
優れた点
最大の魅力は、その圧倒的なコストパフォーマンスにあります。S5チップによる快適な動作、転倒検出や心拍数通知といった安心の健康・安全機能、そしてApple Payの利便性など、多くのユーザーが必要とする機能がすべて詰まっています。デザインも上位モデルと遜色なく、バンド交換で自分らしさを表現できるため、日常的なファッションアイテムとしても非常に優秀です。
注意すべき点
しかし、いくつかの妥協点も存在します。最も多くのユーザーが指摘するのはバッテリーの持ちで、基本的に毎日の充電が必須です。また、常時表示ディスプレイや心電図、血中酸素濃度測定といった先進機能は非搭載となっています。さらに重要な点として、2024年秋にリリースされたwatchOS 11のサポート対象から外れたため、今後は最新の機能アップデートが受けられなくなります。
どんな人に最適か
これらの点を踏まえると、Apple Watch SE(第1世代)は、「初めてApple Watchを使ってみたい方」や「通知確認や決済、基本的な健康管理ができれば十分」と考えるユーザーにとって、今なお魅力的な選択肢です。ただし、最新機能を長く使い続けたい方や、バッテリーの充電を手間に感じる方には不向きかもしれません。多機能性と価格のバランスをどう捉えるかが、このモデルを評価する鍵となります。
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Apple Watch SE(第1世代)の価格・購入先
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