「SOYES XS-L」Android9.0の極小スマホ Palm Phone と比較


2019年7月に発売された「SOYES XS-L」のスペック、価格、対応バンドを紹介! 「Palm Phone」、「SOYES XS」との比較・違いも紹介します。

※2020年12月、Android9.0搭載で3.46型の「SOYES S10-H」が発売されました。

※2020年9月から、2.5インチの「SOYES XS11」も発売されています。

※2020年1月から3.0インチの「SOYES S10」も発売中です。

Android9.0搭載の3.5型スマホ「SOYES XS-L」

 

SOYES XS-L」はAndroid 9.0を搭載した3.5型のスマートフォン。厚さ10mmのボディにMediaTek MT6739CW クアッドコア CPUと3 GB RAMを搭載。解像度340×800 ピクセルの液晶、1350 mAhバッテリー、32GBストレージ、背面1300万画素、前面800万画素カメラを備えるほか、顔認証、2枚のSIMを同時に挿して使える「DSDS」、デザリング、USB Type-C接続 にも対応している。

「SOYES XS-L」 スペック 一覧

  • ディスプレイ 3.5インチ、解像度340×800 ピクセルの液晶
  • プロセッサ MediaTek MT6739CW クアッドコア 1.5GHz
  • GPU IMG PowerVR GE8100
  • RAM(メモリ) 3 GB
  • ストレージ容量 32 GB
  • 外部ストレージ micro SDカードで最大256 GBまで増設可能
  • バッテリー容量 1350 mAh
  • 背面カメラ 1300万画素
  • 前面カメラ 800万画素
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.0、GPS(A-GPS)
  • インターフェース USB Type-C。搭載センサーは加速度計、近接。
  • OS Android 9.0
  • 付属品 スマートフォンカバー×1、保護フィルム×1、充電器×1、充電ケーブル×1、Sim ピン×1、説明書(英語)×1
  • SIMカード  Nano SIM+Micro SIM、もしくは nano SIM + 標準SIM
  • 対応バンド  4G FDD-LTE B1 / B3 / B5 / B8, TD-LTE B38 / B39 / B40 / B41 、3G WCDMA B1 / B5 / B8 、2G GSM 850 / 900 / 1800

驚異的に進化を遂げた極小スマホ「SOYES XS-L」

SOYES XS-L」は、Android6.0を搭載していた「SOYES XS」の後継となる最新モデルだ。

液晶ディスプレイは3.0インチから3.5インチへと大型化。プロセッサはMediaTek MTK6737からMediaTek MT6739CWへ、メモリは2GBから3GBへと強化されている。

また、カメラは背面500万画素、前面500万画素から背面1300万画素、前面800万画素に強化。OSはAndroid6.0からAndroid9.0へとアップグレードされている。

SOYES XS-L」の価格は15,800円(Amazon / 送料無料)。3.3インチの「Palm Phone」は 44,800円なので、2万9千円ほど安くなる。

3インチ台の極小スマホには他にもAndroid8.1を搭載した3.45型「K-touch i10」、3.4型「MELROSE 2019」などもあるが、「SOYES XS-L」はその中でも最も性能とコスパに優れるスマホになりそうだ。

「SOYES XS-L」のスペックを「SOYES XS」と比較

以下、「SOYES XS-L」のスペックを「SOYES XS」と比較しながら紹介していきます。

ディスプレイを比較

SOYES XS-L」のディスプレイは3.5インチ、解像度340×800 ピクセルの液晶を搭載。ベゼルがなくなりフルスクリーン仕様になり、高い没入感を実現。また、前モデル「SOYES XS」よりも縦長になり、画面の両端がより見やすくなっている。

なお、前モデル「SOYES XS」は3.0インチ、解像度480×854 ピクセルの液晶(ベゼルあり)を搭載。「Palm Phone」は3.3インチ、解像度1280×720のIPS液晶を搭載(16:9・フルスクリーン)していた。

プロセッサ・メモリ、グラフィックを比較

SOYES XS-L」のプロセッサはMediaTek MT6739CW クアッドコア 1.5GHz 、RAMは3 GB を搭載。28 nmプロセスで製造された64ビット対応の4コアプロセッサで、最大1.5GHzの周波数で駆動。グラフィック(GPU)はIMG PowerVR GE8100を採用し、動画やゲームを滑らかに再生する。

なお、前モデル「SOYES XS」はMediaTek MTK6737 クアッドコア 1.1GHz 、RAM(メモリ)は2 GB 、グラフィック(GPU)はMali T720 MP2を採用していた。「Palm Phone」はQualcomm Snapdragon 435(MSM8940) オクタコア 1.4GHz、RAM(メモリ)は3GB、グラフィック(GPU)はAdreno 505を採用していた。

ベンチマークのスコアを比較

SOYES XS-L」のベンチマークスコアはまだ公開されていないが、プロセッサとメモリが「UMIDIGI A3 Pro」と同じため、ベンチマーク結果もほぼ同じものになると思われる。「UMIDIGI A3 Pro」のAnTuTuアプリによるベンチマークスコアは、総合で「43322」、CPUで「19825」、GPUで「3030」、UXで「16331」、MEMで「4136」。

なお、「Palm Phone」のAnTuTu アプリによるベンチマークスコアは、総合で「59333」、CPUで「28040」、GPUで「8958」、UXで「17630」、MEMで「4705」となっている。

バッテリーを比較

SOYES XS-L」のバッテリー容量は1350 mAh 。通常使用時で8〜10時間ほど駆動できると思われる。

なお、前モデル「SOYES XS」は1580mAhバッテリーを搭載していた。「Palm Phone」は800mAhバッテリーを搭載し、通常使用時で8時間ほど駆動できた。

ストレージを比較

SOYES XS-L」のストレージ容量は 32 GB

なお、前モデル「SOYES XS」は16GBで、micro SDカードで最大64GBまで増設できた。「Palm Phone」は32 GBで、micro SDカードで最大256GBまで増設できた。

カメラを比較

SOYES XS-L」のカメラは背面1300万画素、前面800万画素。

手ブレ補正、顔検出、スマイルショット、自動シーン検出、セルフタイマー、オートフォーカス、フラッシュ、タッチフォーカス、HDR、パノラマ、ジオタグなどの機能が利用できる。

なお、前モデル「SOYES XS」のカメラは背面500万画素、前面500万画素だった。「Palm Phone」は背面1200万画素 、前面800万画素カメラを搭載していた。

通信・対応バンド・Wi-Fi・Bluetooth 

SOYES XS-L」の通信は4G、3G、2Gに対応。

対応バンド・ネットワーク(周波数)は 4G FDD-LTE B1 / B3 / B5 / B8, TD-LTE B38 / B39 / B40 / B41 、3G WCDMA B1 / B5 / B8 、2G GSM 850 / 900 / 1800。

SIMカードサイズはNano SIM+Micro SIM、もしくは nano SIM + 標準SIM

Wi-Fi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.0、GPS(A-GPS)もサポートする。

格安SIMは使えるの?

ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルの通信網に対応。楽天モバイル、LINEモバイル、BIGLOBE、DMMモバイル、OCNモバイル、IIJmio、イオンモバイルなどの格安SIMも利用できる。

auの通信網には対応していないため、mineoなどのau対応の格安SIMは利用できない。

インターフェースを比較

SOYES XS-L」のインターフェースは USB Type-C。搭載センサーは加速度計、近接。

なお、前モデル「SOYES XS」はインターフェースは USB Type-Cだった。「Palm Phone」はUSB Type-C、3.5mm ジャックを搭載していた。

サイズや重さ、色を比較

SOYES XS-L」のサイズは102mm × 45mm × 10mm で、重量は100 g。カラーはブラック、ゴールド、マジョーラをラインナップする。

なお、前モデル「SOYES XS」のサイズは91mm×47mm×10 mmで、重量は100 gだった。「Palm Phone」のサイズはサイズは約 56.0(W)×96.6(D)×7.4(H)mmmmで、重量は62.5gだった。

「SOYES XS-L」と「Palm Phone」の違い

SOYES XS-L」は「Palm Phone」とどのように違っているのだろうか? スペックや機能を比較しながら、その違いを明らかにしてみよう。

0.2インチ大きい液晶 解像度は劣る

SOYES XS-L」は3.5インチ、解像度340×800 ピクセルの液晶を搭載。一方、「Palm Phone」は「Palm Phone」は3.3インチ、解像度1280×720のIPS液晶を搭載。どちらもベゼルのないフルスクリーン液晶で非常に見やすいが、「SOYES XS-L」の方がディスプレイサイズが0.2インチ大きい。

バッテリー容量が多い

SOYES XS-L」は1580mAhバッテリーを搭載。一方、「Palm Phone」は800mAhバッテリーを搭載し、通常使用時で8時間ほど駆動する。「SOYES XS-L」の方が780mAhバッテリー容量が多いことから、「SOYES XS-L」の方がより長く駆動することが分かる。

1300万画素カメラを搭載

SOYES XS-L」は背面1300万画素、前面800万画素カメラを搭載。一方、「Palm Phone」は背面1200万画素 、前面800万画素カメラを搭載。画素数はほぼ同じになっていることから、「SOYES XS-L」は「Palm Phone」と同等の画質で写真を撮影できることが分かる。

動作スピードで劣る

SOYES XS-L」はMediaTek MT6739CW クアッドコアCPUを搭載し、ベンチマークスコアは総合で「43322」ほど。一方、「Palm Phone」はQualcomm Snapdragon 435(MSM8940) オクタコア CPUを搭載し、AnTuTu アプリによるベンチマークスコアは、総合で「59333」。「Palm Phone」の方が約1万5千ほどベンチマークスコアが高いことから、より高速に動作することが分かる。

DSDS対応で2枚のSIMカードが使える

SOYES XS-L」はDSDS対応で2枚のSIMカードが使える。一方、「Palm Phone」はDSDSに対応せず、一枚のSIMカードしか使えない。

デザリングが使える

SOYES XS-L」はデザリングに対応し、データ通信を利用してタブレットやゲーム機などで通信できる。一方、「Palm Phone」はデザリングに対応していない。

防水・防塵に対応していない

SOYES XS-L」は防水・防塵に対応していない。一方、「Palm Phone」はIP68の防水・防塵に対応。ランニング、水泳、サイクリング、ハイキングなどでも安心して使用できる。

3.5mmイヤホンジャックがない

SOYES XS-L」は3.5mmイヤホンジャックを搭載していない。一方、「Palm Phone」は3.5mmイヤホンジャックを搭載し、ヘッドホンやスピーカーなどを有線で接続できる。

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「SOYES XS-L」は買うべきか?

SOYES XS-L」は本当に買うべきスマホなのだろうか? メリットやデメリット、前モデル「SOYES XS」、「Palm Phone」との比較を参考にして、その是非を明らかにしてみよう。

メリット

・実用的な動作スピード

※「UMIDIGI A3 Pro」と同じ

・液晶が3.5インチで見やすい

※前モデル「SOYES XS」は3.0インチ
※「Palm Phone」は3.3インチ

・デザリングが使える

※「Palm Phone」はデザリングに対応していない

・3 GBメモリ & 32GBストレージ 搭載

※前モデル「SOYES XS」は2GBメモリ & 16GB ストレージ

・DSDS対応で2枚のSIMカードが使える

※「Palm Phone」はDSDSに対応していない

・1300万画素カメラが使える

※背面1300万画素、前面800万画素
※前モデル「SOYES XS」のカメラは背面500万画素、前面500万画素
※「Palm Phone」は背面1200万画素 、前面800万画素

・1580mAhバッテリーを搭載

※前モデル「SOYES XS」は1580mAh
※「Palm Phone」は800mAh(駆動時間は8時間)

・Android9.0で使える

※前モデル「SOYES XS」はAndroid 6.0
※「Palm Phone」はAndroid 8.1

・顔認証が使える

※前モデル「SOYES XS」は非対応
※「Palm Phone」は対応

・価格が安い

※Amazonで15,800円(送料無料)
※「Palm Phone」は 44,800円

デメリット

・防水・防塵に対応していない

※「Palm Phone」はIP68の防水・防塵に対応

・NFCに対応していない

・3.5mmイヤホンジャックがない

※「Palm Phone」はあり

※変換アダプターを使用することで、有線接続が可能になる

・多彩な機能がない

※「Palm Phone」はジェスチャーパッド」機能、「Life Mode」機能、Googleアシスタント 起動ボタンがある

・指紋認証が使えない

・ディスプレイ解像度が低い

※ 解像度340×800 ピクセル
※「Palm Phone」は解像度1280×720

総合 評価

SOYES XS-L」のスペックや機能をみると、前モデル「SOYES XS」から飛躍的に進化したことが分かる。動作面ではMediaTek MT6739CW クアッドコア 1.5GHzと3GB メモリの組み合わせで、「UMIDIGI A3 Pro」とほぼ同じ動作スピードを発揮。液晶ディスプレイは3.0インチから3.5インチへと大型化し、より見やすくなっている。

また、カメラが背面1300万画素、前面800万画素と実用的なレベルに強化されたことも大きい。「Palm Phone」のカメラとほぼ同等の画質で撮影できることで、決定的な違いがなくなったともいえる。

ただし、動作スピードは「Palm Phone」の方が速く、ジェスチャーパッド」機能、「Life Mode」機能、Googleアシスタント 起動ボタンなどの多彩な機能が使えるというメリットもある。

SOYES XS-L」は防水・防塵に対応していないという弱点もあるので、デメリットをよく考慮してから購入した方がいいだろう。

それにしても、「SOYES XS-L」がAndroid9.0を搭載していることは非常に魅力的だ。DSDS対応であること、デザリングが利用できることなどを考慮すると、当分の間は3インチ台のスマホの中で最も性能が高くコスパに優れたスマホであり続けるだろう。

「SOYES XS-L」の対応バンドを詳細にチェック!

[twitter]

SOYES XS-L」の対応バンドは以下の通りです。

4G FDD-LTE B1 / B3 / B5 / B8, TD-LTE B38 / B39 / B40 / B41 、

3G WCDMA B1 / B5 / B8 、

2G GSM 850 / 900 / 1800

SIMカード はNano SIM+Micro SIM、もしくは nano SIM + 標準SIMを採用しています。

以下、「SOYES XS-L」の対応バンドを詳細に紹介していきます。

「SOYES XS-L」のドコモ回線対応状況

SOYES XS-L」の4G LTE通信は日本全国で利用できるバンド1、 東京・名古屋・大阪の高速通信バンド3、地下や郊外でも繋がりやすいプラチナバンドの19には対応していません。3G通信は日本全国で使えるバンド1に対応していますが、極一部の山岳地帯や農村地区をサポートするFOMAプラスエリア(バンド6の800MHz帯と、バンド19の800MHz帯)には非対応なので該当地域へ行くときは注意が必要です。

SOYES XS-L」はドコモLTE通信バンドのほとんどに対応し、3Gも主なバンドに対応しているので大部分のエリアで快適な通信が可能です。

主なドコモ回線SIM:楽天モバイル、LINEモバイル、BIGLOBE、DMMモバイル、OCNモバイル、IIJmio、イオンモバイルなど

「SOYES XS-L」のソフトバンク回線、ワイモバイル回線の対応状況

※ソフトバンクとワイモバイルは同じ回線を利用しています。

SOYES XS-L」の4G LTEは、メインとなる バンド1、エリアが広い元Emobile回線のバンドの3、通信エリアを広くカバーするプラチナバンドの8に対応。また、モバイルWiFiやSoftbank Airなどに使われる、通信方式の異なるTDD-LTEのバンド41にも対応。3Gも通信に必要なバンド1および8に対応しています。

SOYES XS-L」はソフトバンクやワイモバイルのスマホと同じように通信できる対応バンドを持っています

「SOYES XS-L」のau回線対応状況

SOYES XS-L」はau VoLTE SIMのバンドに対応し、通話もデータ通信も行えることになっています。しかし、au回線は対応バンドが合致していても、うまく通信できない場合があります。実機レビューなどでau VoLTE SIMが利用できるのを確かめた上で、購入した方がいいでしょう。

「SOYES XS-L」の価格は?

SOYES XS-L」は、

Amazonで15,800円、

で販売されています。

また、「SOYES 7S PLUS」は、

Amazonで16,300円、

で販売されています。

Amazonで「SOYES XS-L」をチェックする

楽天市場で「SOYES 2.5」をチェックする

ヤフーショッピングで「SOYES XS11」をチェックする

Banggoodで「SOYES S10-H」をチェックする

AliExpressで「SOYES S10-H」をチェックする

 

 

 

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★「SOYES S10-H」(3.46インチ)

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