3.45インチのスマートフォン Anicastore「K-touch i10」を紹介!3型の極小サイズのスマホとして注目の製品。「Palm Phone」や「SOYES XS」にはない魅力を持っている。
中国から2019 最新 極小スマホが続々
見たこともない極小サイズのスマホがAmazonで販売されているのを知って驚いた人も多いことだろう。
実は2019年に入り、3インチの前後の極小スマホが続々と発売されており、その数は着々と増えつつある。
中国の深センAnicaテクノロジー社から発売された「K-touch i10」もその一つで、その他に3.4インチの「Melrose 2019」、2.45インチの「Melrose S9 Plus」、3インチの「FSMART U2」なども販売されている。
日本では3.3インチの「Palm Phone」や3.0インチの「SOYES XS」、2.45インチの「Jelly Pro」、2.45インチの極小タフネススマホ「Unihertz Atom」などが有名だが、まだまだ選択肢は少ない。
できるだけ性能が高くて価格が安いものを選ぶためにも、2019年の最新 極小スマホをしっかりと見極めておきたい。
3.46インチの極小スマホ「K-touch i10」
「K-touch i10」はAndroid 8.1を搭載した3.45型のスマートフォン。厚さ9.5mmの極小ボディにMediaTek MT6739V/CWA クアッドコアCPUと3GB RAMを搭載。3.45インチのIPS液晶、1260mAhバッテリー、64GBストレージ、背面800万画素、前面500万画素カメラを備えるほか、3D 顔認証、指紋認証、DSDS同時待受(4G VoLTE+4G/3G)、デザリング、4K動画撮影、スローモーション撮影、OTG、OTA、マルチ言語対応(※日本語対応)にも対応している。
Anicastore「K-touch i10」のスペック 一覧
- ディスプレイ 3.45インチ、解像度800 x 340 ピクセルのIPS液晶
※2.5D エッジレス - プロセッサ MediaTek MT6739V/CWA クアッドコア 1.5GHz x 4
- GPU IMG PowerVR GE8100
- RAM(メモリ) 3GB LPDDR3
※2GB RAMモデルもあり - ストレージ容量 64GB
※16GB / 32GB モデルもあり - 外部ストレージ micro SDカードで最大128GBまで拡張可能
- バッテリー容量 1260mAh (取り外し不可)
- 背面カメラ 800万画素
- 前面カメラ 500万画素
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth4.0、GPS( A-GPS)
- インターフェース USB Type-C
- OS Android 8.1
- サイズ 101.8×44.9×9.5mm
- 重量 87g (バッテリー含む)
- カラー ブラック、ブルー、グリーン、ゴールド
- SIMカード (MicroSIM+nanoSIM
- 対応バンド 4G FDD-LTE: B1(2100)/B3(1800)/B7(2600)/B20(800)MHz TDD-LTE: 1880-1920(B39)/2300-2400(B40)/2570-2620(B38)/2496-2690(B41)MHz、3G:WCDMA:B1(2100)/B2(1900)/B5(850)/B8(900) MHz (HSDPA)、2G:GSM:800/900/1800/1900MHz
「K-touch i10」のスペックを「Palm Phone」「SOYES XS」と比較
以下、「K-touch i10」の詳細なスペック情報を、「Palm Phone」、「SOYES XS」と比較しながら説明していきます。
ディスプレイを比較
「K-touch i10」のディスプレイは3.45インチ、解像度800 x 340 ピクセルのIPS液晶を搭載。視野角の広いIPS液晶で快適にアプリや動画を楽しめる。
なお、「Palm Phone」は3.3インチ、解像度1280×720のIPS液晶(16:9)。「SOYES XS」は3.0インチ、解像度480×854 ピクセルの液晶を搭載していた。
プロセッサやメモリ、ベンチマーク、グラフィックを比較
「K-touch i10」のプロセッサはMediaTek MT6739V/CWA クアッドコア 1.5GHz x 4 、RAMは3GB を搭載(※2GB RAMモデルもあり)。28 nmプロセスで製造された64ビット対応のプロセッサで、最大1.5GHzの周波数で駆動。
「UMIDIGI A1 Pro」とほぼ同じプロセッサなことから、AnTuTuアプリによるベンチマークスコアは「45110」(CPU)程度だと考えられる。グラフィック(GPU)はIMG PowerVR GE8100を採用し、動画やゲームを滑らかに再生する。
なお、「Palm Phone」のプロセッサはQualcomm Snapdragon 435(MSM8940) オクタコア 1.4GHz、RAMは3GB。AnTuTuアプリによるベンチマークスコアは「43500」(CPU)。
「SOYES XS」のプロセッサはMediaTek MTK6737 クアッドコア 1.1G 、RAMは2 GB。EveryPhone MEと同じプロセッサで、AnTuTuアプリによるベンチマークスコアは「10704」(CPU)だった。
バッテリーを比較
「K-touch i10」のバッテリー容量は1260mAh (取り外し不可)。駆動時間は不明。おそらく3Gで利用した場合、8時間ほどはもつと思われる。4G LET利用の場合は1日持たないと予想される。
なお、「Palm Phone」のバッテリー容量は800mAhで駆動時間は通常使用時で8時間ほど(連続待受時間は3日間以上)。「SOYES XS」のバッテリー容量は1580mAhだった。
ストレージを比較
「K-touch i10」のストレージ容量は64GB(※16GB / 32GB モデルもあり)で、micro SDカードで最大128GBまで増設できる。
なお、「Palm Phone」のストレージ容量は32 GBで、micro SDカードで最大256GBまで拡張可能。「SOYES XS」のストレージ容量は16GBで、micro SDカードで最大64GBまで拡張できた。
カメラを比較
「K-touch i10」のカメラは背面800万画素、前面500万画素。
オートフォーカス、デュアルLEDフラッシュ、顔認識、タッチフォーカス、HDR、パノラマ、ジオタグなどの機能が利用できる。
動画撮影は 4K動画撮影 (1080P, 720P/ 30fps)、スローモーショ撮影にも対応する。
なお、「Palm Phone」のカメラは背面1200万画素 、前面800万画素。「SOYES XS」のカメラは背面500万画素、前面500万画素(※手ブレ補正対応)だった。
通信・対応バンド
「K-touch i10」の通信は4G、3G、2Gに対応。
対応ネットワーク(周波数)は4G FDD-LTE: B1(2100)/B3(1800)/B7(2600)/B20(800)MHz TDD-LTE: 1880-1920(B39)/2300-2400(B40)/2570-2620(B38)/2496-2690(B41)MHz、3G:WCDMA:B1(2100)/B2(1900)/B5(850)/B8(900) MHz (HSDPA)、2G:GSM:800/900/1800/1900MHz 。
SIMカードサイズは(MicroSIM+nanoSIM、1スロットはMicroSDカードスロット兼用)。また、docomo XiクロッシーSIM 、Foma SIM、SoftBank 4G LTE SIMおよびガラケー用のSIMにも対応する。
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth4.0、GPS( A-GPS)もサポートする。
格安SIMは使えるの?
「K-touch i10」はドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルの通信網に対応。楽天モバイル、LINEモバイル、BIGLOBE、DMMモバイル、OCNモバイル、IIJmio、イオンモバイルなどの格安SIMも利用できる(※auの通信網には対応しない)。
インターフェース
「K-touch i10」のインターフェースはUSB Type-C、イヤホンマイクジャック、microSDスロット。搭載センサーは光センサー、加速度センサー、距離センサー。
ボディはどうなってる?
「K-touch i10」のボディにはアルミ(金属)素材を採用。美しい曲線を描いた細長のボディで、手にもフィットしやすい。また、光を照り輝かせるグラデーションバックパネルを採用し、高級感のある仕上がりになっている。
サイズや重さ、色を比較
「K-touch i10」のサイズは101.8×44.9×9.5mmで、重量は87g (バッテリー含む)。カラーはブラック、ブルー、グリーン、ゴールドをラインナップする。
なお、「Palm Phone」のサイズは約 56.0(W)×96.6(D)×7.4(H)mmmmで、重量は62.5g。「SOYES XS」のサイズは91mm×47mm×10 mmで、重量は100 gだった。
「K-touch i10」の特徴と魅力
「K-touch i10」の特徴と魅力を3.3インチの「Palm Phone」や3.0インチの「SOYES XS」との違いをふまえてまとめてみました。
ディスプレイ解像度は低め でも見やすい
「K-touch i10」は3.45インチ、解像度800 x 340 ピクセルのIPS液晶を搭載しており、解像度が低いようにも思える。しかし、ディスプレイサイズが通常のスマートフォンよりも小さいため、解像度が低くても十分見やすい。「SOYES XS」は3.0インチ、解像度480×854 ピクセルの液晶でも粗い画質ではなかった。
また、「Palm Phone」は3.3インチ、解像度1280×720の液晶だったが、画面がかなり見やすかった。「K-touch i10」の解像度の低さはそれほど気にすることはないだろう。
動作スピードは「Palm Phone」と同レベル
「K-touch i10」はMediaTek MT6739V/CWA クアッドコアCPUを搭載し、AnTuTuアプリによるベンチマークスコアは4万(CPU)ほど。一方、「Palm Phone」はSnapdragon 435オクタコアCPUを搭載し、ベンチマークスコアは「43500」(CPU)と、「K-touch i10」と同じくらいのスコアになっている。
また、「SOYES XS」はMediaTek MTK6737 クアッドコア CPUを搭載し、ベンチマークスコアは1万(CPU)ほどであることから、「K-touch i10」の方がかなり高速に動作することが分かる。
バッテリー容量は標準レベル 少なくはない
「K-touch i10」のバッテリー容量は1260mAhと、一見少ないようにも思える。しかし、3.3インチの「Palm Phone」が800mAh(8時間駆動)、3.0インチの「SOYES XS」が1580mAhと、「K-touch i10」と比べてそれほど大きな違いがあるわけではない。
インターネットをあまり使わないのであれば、8時間ほどはもつと考えられる。ただし、4G LET通信を頻繁に使うなどハードな使い方をすれば、当然 一日もたないことになるので注意が必要だ。
動画撮影に強いカメラ
「K-touch i10」のカメラは背面800万画素、前面500万画素で、とりたてて目立った特徴がないように思える。しかし、動画撮影はでは4K動画撮影 (1080P, 720P/ 30fps)やスローモーショ撮影にも対応する(※Amazon.co.jpの製品説明による)。
「Palm Phone」(背面1200万画素 、前面800万画素)は4K/ 30pの動画撮影に対応するものの、スローモーション撮影には対応していないようだ。「SOYES XS」のカメラは背面500万画素、前面500万画素で、4K動画撮影ややスローモーショ撮影には対応していない。
3D顔認証に対応
「K-touch i10」は顔の特徴を立体的に捉える3D顔認証に対応している。このため、他人になりすませてロック解除されるリスクが低くなるというメリットがある。一方、「Palm Phone」は顔認証に対応しているものの、3D顔認証には対応せず、あくまでカメラに自分の顔を映してすばやくロック解除できるだけにとどまる。「SOYES XS」は顔認証にも指紋認証にも対応していない。
「K-touch i10」は買うべきか?
「K-touch i10」は果たして買うべき極小スマホなのだろうか? 3.3インチの「Palm Phone」や3.0インチの「SOYES XS」などの他の極小スマホを参考にしながら、その是非を明らかにしてみよう。
「K-touch i10」の価格は安いのか?
「K-touch i10」を購入すべきかどうかを検討する前に、大まかな価格の違いをおさえておこう。
「K-touch i10」はAmazonで 3GB&64GBモデルが26,900円(送料別)。2GB&16GBモデルが21,900円、3GB&32GBモデルが24,900円で販売されている。一方、3.3インチの「Palm Phone」は44,800円で、3.0インチの「SOYES XS」は11,500円。「K-touch i10」は2万円台なので、ちょうどこの2つのスマホの中間の価格となっている。
すでに述べたように「K-touch i10」は全体的な性能は「Palm Phone」には劣るものの、それにかなり近いものがある。特に動作スピード、バッテリー、カメラ性能は「Palm Phone」と比べてもほぼ同等であり、大きな差がない。
また、4K動画撮影や3D顔認証など使い勝手の面で優れる機能があり、「SOYES XS」よりも格段に使いやすさを感じる面が多々ある。
表面的なスペックだけをみれば、ディスプレイ解像度が低い点やバッテリー容量が少ない点などが気になるところだが、極小スマホの標準的なスペックを参考すれば、大きな欠点ではないことが判明する。
以上の観点から、「K-touch i10」は極小スマホのなかでもコスパの高いスマホであることが分かる。「Palm Phone」を購入するために44,800円も払うよりは「K-touch i10」を購入した方が圧倒的にお買い得であることは言うまでもない。お試しで3.0インチの「SOYES XS」を買うという選択肢もあるが、もう一万円程度出してより長く使えそうな「K-touch i10」を選んだ方がいいだろう。
「K-touch i10」の価格は?
Anicastore「K-touch i10」は、
日本のAmazonで24,900円、
AliExpressでUS $69.88 – 169.99、
で販売されています。
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