HUAWEI FreeArc徹底レビュー!装着感と音質、機能をPro 4と比較

HUAWEI FreeArc top
ファーウェイから待望のオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeArc」が登場しました!クラウドファンディングで大きな注目を集めたこのモデルは、特にその卓越した装着感が大きな魅力です。

ファーウェイ独自の「C-bridge Design」で、ランニングやジムでのトレーニングといった激しい動きの中でも、驚くほどズレずに安定して装着できます。

さらに驚くべきは、耳を塞がないオープンイヤー型でありながら、その常識を覆すほどの高音質を実現している点です。大型の高感度ドライバーユニットや特性の異なる振動板(PUとチタンコーティングPEN)を組み合わせることで、パワフルな低音からクリアで解像度の高い高音まで、バランスの取れたクオリティの高いサウンドを楽しめます。「ながら聴き」でも妥協しない、驚異的なサウンドです。

この記事では、そんな魅力あふれる「HUAWEI FreeArc」のスペック、性能、そして実際の使い勝手を徹底的に深掘りしていきます。特に、同じファーウェイの最新カナル型イヤホンであり、高音質・高機能で評価の高い「HUAWEI FreeBuds Pro 4」と比較しながら、それぞれのメリット・デメリット、そしてどのような使い方や好みにマッチするのかを明らかにしていきます。

オープンイヤー型とカナル型、どちらが最適なのか、その答えを見つけるヒントがあります。

この記事で分かること

  1. HUAWEI FreeArcのスペックと価格
  2. FreeArcの音質、装着感、バッテリー、機能などの詳細レビュー
  3. FreeArcとHUAWEI FreeBuds Pro 4の徹底比較(装着感、音質、ノイキャン、機能など)
  4. HUAWEI FreeArcと他の競合オープンイヤー型イヤホン(Sony LinkBuds Open, Nothing Ear (open)など)との比較
  5. FreeArcのメリット・デメリットまとめ

また、購入する前に知っておきたい評価や詳細な価格情報も紹介!数ある完全ワイヤレスイヤホンの中から、後悔しない一台を選ぶための情報を詳しくお届けしているので、ぜひ参考にしてみてください。

ファーウェイ、待望のオープンイヤー型「HUAWEI FreeArc」が発売開始!

HUAWEI FreeArc

2025年3月25日、華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)は、新たな完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeArc」の一般発売を開始しました。耳を塞がないオープンイヤー型で、快適な装着感と安定性を追求した耳掛けタイプのデザインが特徴です。カラーバリエーションはグリーン、ブラック、そしてECサイト限定のグレーの3色展開。市場想定価格は18,800円と、高機能ながら手に取りやすい価格設定となっています。

クラウドファンディングで圧倒的支持、満を持して一般発売へ

この「HUAWEI FreeArc」は、一般発売に先駆けて、2025年2月7日よりクラウドファンディングサイトGREEN FUNDING」にて先行予約販売が実施されました。そこでは累計1,590万円、1,110人以上もの支援を集めるなど、非常に高い関心と期待が寄せられていました。この大きな反響を受け、今回の一般発売が決定。世界に先駆けて日本で初めてお披露目された新製品として、多くのユーザーの手に届くことになります。

快適さを極めた装着感:人間工学に基づいた独自設計

HUAWEI FreeArcの大きな魅力の一つが、その卓越した装着感です。ファーウェイ独自の「C-bridge Design」は、10,000件以上の膨大な耳のデータを分析し、人間工学に基づいてミリ単位で最適化されています。これにより、様々な耳の形に優しくフィットし、例えばランニングやジムでのトレーニングといった激しい運動中でもずれにくい、驚くほどの安定感を実現しています。

さらに、耳掛け部分には航空宇宙産業でも使われる柔軟なNi-Ti形状記憶合金を採用。イヤホン表面の大部分(約81.5%)は、医療分野でも使用される肌に優しい液状シリコーンで覆われており、まるで着けていることを忘れるかのような、ソフトで快適な着け心地を提供します。長時間の映画鑑賞や音楽リスニング、オンライン会議などでも、耳への負担を感じさせません。

オープンイヤーならではの安全性と「ながら聴き」体験

耳を塞がないオープンイヤー型であるため、「HUAWEI FreeArc」は音楽や通話を楽しんでいる最中でも、周囲の音を自然に聞き取ることが可能です。これにより、街中での歩行中や、オフィスでの作業中に同僚からの呼びかけに気づくなど、周囲の状況を把握しながら安全に行動できます。また、耳穴への圧迫感がないため、蒸れにくく、長時間の使用でも快適。「ながら聴き」スタイルに最適なイヤホンと言えます。

パワフルでクリアなサウンド:オープン型の常識を超える音質

オープンイヤー型イヤホンは構造上、音質面で妥協が必要とされることもありますが、「HUAWEI FreeArc」はその常識を覆すことを目指しています。17x12mmという大型の高感度ドライバーユニットを搭載し、PU振動板によるパンチの効いた低音と、チタンコーティングPEN振動板による豊かで解像度の高い高音域の両立を図りました。左右対称の音響構造やダイナミック低音アルゴリズムといった技術も投入され、オープン型としてはバランスの取れた、質の高いサウンドを提供します。

周囲への配慮:進化した音漏れ抑制技術

電車内や静かなカフェなど、公共の場での使用時に気になるのが音漏れです。「HUAWEI FreeArc」は、独自の指向性音声伝送技術を採用。音を出すスピーカーとは反対側から逆位相の音波を発生させることで、効果的に音漏れを抑制します。これにより、周囲への配慮が必要な環境でも、比較的安心して音楽やポッドキャスト、電子書籍の読み上げなどを楽しむことができます。

日常を快適にする充実の機能

バッテリー性能も充実しており、イヤホン単体で最大7時間、充電ケースを併用すれば最大で約28時間の連続音楽再生が可能です。うっかり充電を忘れても、わずか10分間の充電約3時間再生できる急速充電に対応しているため、忙しい朝でも安心です。さらに、スマートフォンとPCなど、最大2台のデバイスと同時に接続できるマルチポイント機能も搭載。オンライン会議中にスマートフォンへの着信に応答するといった切り替えもスムーズに行えます。

通話品質にもこだわり、デュアルマイクとファーウェイ独自のノイズリダクション技術により、騒がしい環境でもクリアな音声を相手に届けます。風切り音を低減する設計も施されており、屋外での通話も快適です。

お得な発売記念キャンペーンも見逃せない!

HUAWEI FreeArc」の一般発売を記念し、2025年4月30日(水)までの期間限定で、特別なキャンペーンが実施されます。期間中に指定の取り扱い店で購入すると、通常約1,680円相当の「イヤホン紛失サポート」が無料で付帯します。

このサポートにより、購入日から1年間、万が一どちらか片方のイヤホンを紛失してしまった場合に、特別価格3,980円で片方を追加購入できます(通常は約7,620円)。初めてのオープンイヤー型イヤホンとしても、安心して試すことができる嬉しい特典です。(※利用は保証期間中1回限り)

そのほかにも魅力が満載!

その他にも、雨や汗を気にせず使えるIP57の防水防塵性能(イヤホン本体のみ)、特許取得のアンテナレイアウトによる安定したBluetooth 5.2接続、専用アプリ「HUAWEI AI Life」によるイコライザー設定や操作カスタマイズ、SBC/AACコーデックに対応するなど魅力的な要素が満載です!

早速どんな完全ワイヤレスイヤホンなのか、もっとくわしくその価格や特徴(メリット)、変更点を見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンクAliExpress リンク

公式ページ:HUAWEI FreeArc – HUAWEI 日本

価格をチェック!HUAWEI FreeArcは他の完全ワイヤレスイヤホンよりも安いのか?

HUAWEI FreeArc 実機の箱

HUAWEI FreeArcは、HUAWEI オンラインストア18,800円で販売されています。

一方、ECサイトのAmazonでは10%OFFクーポン適用で実質15,382円で販売中。楽天市場(17,090円・送料無料)、ヤフーショッピング(17,091円)でも購入できます。

海外ストアのAliExpressでは23,501円で販売されています。日本の方が安く購入できるようです。

Sony LinkBuds Open

2024年10月11日に発売された「Sony LinkBuds Open」はAmazonで21,657円で販売中です。こちらは、ソニーの「LinkBuds Open」は、耳を完全に塞がないユニークな開放型デザインが最大の魅力です。音楽を楽しみながら周囲の音も自然に聞くことができ、圧迫感のない快適な装着感を実現しました。ランニング中やオフィスでの使用にも最適です。

独自のリング型11mmドライバーと統合プロセッサーV2により、クリアでバランスの取れたサウンドを提供。圧縮音源をアップスケーリングする「DSEE」や、臨場感あふれる立体音響技術「360 Reality Audio」にも対応し、高音質な音楽体験を楽しめます。

Nothing Ear (open)

2024年10月1日に発売された「Nothing Ear (open)」はAmazonで17,000円で販売中です。こちらは、周囲の音を取り込みながら音楽を楽しめるオープンイヤー型イヤホンです。Nothingならではの洗練されたデザインと、耳にしっかりフィットするシリコン製イヤーフックが特徴で、アクティブなシーンでも安定した装着感を提供します。

14.2mmの大口径ダイナミックドライバーとチタンコーティング振動版を搭載し、クリアで豊かなサウンドを実現。独自の低音強化アルゴリズムにより、オープンイヤー型ながら迫力のある低音も楽しめます。指向性スピーカー設計で音漏れも抑制されています。

Apple AirPods 4

2024年9月20日に発売された「Apple AirPods 4」はAmazonで19,000円で販売中です。こちらは、Apple AirPods 4は、iPhoneやiPad、MacといったAppleデバイスとのシームレスな連携が最大の魅力です。接続やデバイス間の切り替えが驚くほどスムーズで、設定も簡単。Appleのエコシステムを最大限に活用できます。

パワフルなH2チップと新しい音響アーキテクチャにより、クリアで歪みの少ない豊かなサウンドを実現しました。パーソナライズされた空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキングに対応し、音楽や映画、ゲームで臨場感あふれる没入体験を提供します。通常モデルに加え、静寂の中でコンテンツに集中できるアクティブノイズキャンセリング搭載モデルも選択可能です。

HUAWEI FreeBuds Pro 4

2025年2月7日に発売された「HUAWEI FreeBuds Pro 4」はAmazonで23,000円で販売中です。こちらは、音質に徹底的にこだわった完全ワイヤレスイヤホンです。11mmダイナミックドライバーと平面振動板ドライバーによる革新的なデュアルドライバー構成を採用し、LDACやL2HCといったハイレゾコーデックにも対応。14Hzから48kHzの広帯域再生を実現し、繊細な高音からパワフルな低音まで、圧倒的な表現力で音楽を楽しめます。

従来モデルから30%性能が向上した強力なアクティブノイズキャンセリング機能を搭載し、周囲の騒音を効果的に低減。静寂の中で音楽に没入したり、作業に集中したりできます。AIノイズキャンセリング技術により、通話時も自分の声をクリアに相手へ届けます。

まとめ

HUAWEI FreeArcは、特にAmazonのクーポンを適用した場合、実質15,000円台となり、今回比較した中ではNothing Ear (open)(17,000円)に次いで手頃な価格帯に位置することがわかりました。

しかし、価格だけでなく、各モデルにはそれぞれ独自の魅力があり、選択肢は非常に多岐にわたります。予算はもちろん、重視するポイント(装着感の好み、音質へのこだわり、ノイズキャンセリングの必要性、連携させたいデバイスなど)を総合的に考慮して、最適な一台を見つける必要があります。

デザイン比較:FreeArcの質感とPro 4とのスタイルの対比

HUAWEI FreeArc

HUAWEI初の耳掛け型オープンイヤーイヤホン「FreeArc」。発表された時からそのユニークなデザインに注目していました。実際に手に取ってみると、未来的なフォルムと素材へのこだわりに、想像以上の魅力を感じています。今回はそのデザイン面に絞って、私が感じた魅力やメリットをお伝えします。

FreeClipから受け継ぐC-bridgeと、進化した素材感

イヤーカフ型の「HUAWEI FreeClip」も斬新でしたが、FreeArcはその「C-bridge Design」を継承しつつ、素材使いで一歩進んだ印象です。特に、接続部分に使われているNi-Ti形状記憶合金。これが単なる機能部品ではなく、デザインのアクセントとして非常に効いています。見た目のシャープさだけでなく、触れた時のしっかりとした感触も良いですね。

FreeClipよりも広範囲を覆う液状シリコーンも、マットな質感が金属部分との対比を生んでいて、個人的にはとても好みです。肌触りが良いのはもちろんですが、デザインとして見た時に、この異素材の組み合わせが安っぽさを感じさせず、洗練された雰囲気を醸し出していると思います。

FreeBuds Pro 4とは違う魅力:アクセサリーとしてのFreeArc

高性能な「HUAWEI FreeBuds Pro 4」は、宝石のような高級感が魅力のスティック型イヤホンです。もちろんPro 4のデザインも素晴らしいのですが、FreeArcは全く異なるベクトルで「欲しい」と思わせる魅力があります。

FreeArcは、もっと軽やかで、ファッションアイテムに近い感覚。耳に掛けるスタイル自体が個性的で、アクセサリーのようにコーディネートの一部として楽しめます。個人的には、かしこまった場面ならPro 4、日常のスタイルに遊び心を取り入れたい時はFreeArc、という風に使い分けたいと感じました。このユニークなデザインは、所有する喜びだけでなく、「使う楽しさ」も与えてくれます。

細部に宿るこだわりと、私が気に入っているポイント

FreeArcのデザインは、ただ珍しいだけではありません。耳に沿うS字カーブや、耳の後ろに収まるしずく型の部分は、見た目にも美しく、よく計算されているなと感じます。私が特に気に入っているのは、この流れるような曲線。耳元をすっきりと、かつ印象的に見せてくれる効果があると思います。

細部の仕上げも丁寧で、金属リング部分のPPVD加工やレーザー彫刻は、さりげない高級感を演出しています。正直、写真で見るよりも実物の方が質感の高さを感じました。こういう細かな部分へのこだわりが、製品全体の満足度を高めてくれます。

日常が少し楽しくなるデザイン体験

このユニークなデザインは、日常のふとした瞬間に気分を上げてくれます。例えば、カフェでFreeArcを取り出すと、その珍しい形に友人が興味を示してくれたりします。ちょっとした会話のきっかけになるのも、面白いメリットだと感じました。

また、デスクの上に無造作に置いておくだけでも、なんだか様になるんです。充電ケースも丸みを帯びたデザインで可愛らしく、ガジェット特有の無機質さがあまりない点も気に入っています。私はグレーを選びましたが、落ち着いた色味なので思った以上に服装を選ばず、自然と溶け込んでくれています。

まとめ:HUAWEI FreeArcのデザイン、ここが魅力!

  • 未来的な耳掛けスタイル: 見た目のインパクトと斬新さが最大の魅力。
  • 洗練された素材感: Ni-Ti合金とシリコーンの組み合わせが絶妙で、安っぽさがない。
  • アクセサリー感覚: ファッションの一部として楽しめるデザイン。
  • 美しい曲線: 耳元を綺麗に見せる計算されたフォルム。
  • 質感の高さ: 細部の加工や仕上げが丁寧で、所有欲を満たす。
  • 会話のきっかけにも: ユニークなデザインが周りの興味を引くことも。
  • 選べるカラー: 個性を表現できる3色展開(グリーン、ブラック、グレー)。

FreeArc 最大の魅力!「C-bridge Design」による快適&安定装着感レビュー

HUAWEI FreeArc

HUAWEI FreeArcを使う上で、私が最も期待していたのが「装着感」です。耳掛け型のオープンイヤーイヤホンは数あれど、長時間ストレスなく、かつ安定して使えるものは意外と少ないと感じていました。

FreeArcはまさにその点に徹底的にこだわって開発されたと聞き、実際に試してみるのが楽しみでした。結論から言うと、その快適さと安定性は期待以上のものでした!

まず驚くのは、その「軽さ」

イヤホン本体の重量は約8.9g。この数字だけ見てもピンとこないかもしれませんが、実際に耳に着けてみると、その軽さに驚かされます。正直、数時間つけっぱなしにしていても、重さをほとんど意識しませんでした。

例えば、リモートワーク中に半日ほど着けてオンライン会議や音楽再生に使ってみましたが、耳が疲れる感覚は皆無。「着けていることを忘れる」という表現が、これほどしっくりくるイヤホンは初めてかもしれません。この軽さは、長時間のリスニング体験において、間違いなく大きなメリットです。

肌に触れる部分の「心地よさ」も格別

FreeArcの快適さを支えているもう一つの要素が、肌に触れる素材です。イヤホン表面の約81.5%が、医療用カテーテルなどにも使われるという液状シリコーンで覆われています。これが本当に柔らかくて、肌触りが非常に良いんです。耳に掛けた時のひんやり感もなく、優しくフィットしてくれます。

音楽の専門家の方も「よい素材を使っている。高級感のある液体シリコンがやわらかくてよい」と評価していましたが、まさにその通りだと私も感じました。長時間肌に触れるものだからこそ、この素材へのこだわりは嬉しいポイントです。ただ、素材の特性上、細かいホコリが少し付着しやすい点は、正直な感想として挙げておきます。

耳の形を選ばない?絶妙な「フィット感」の秘密

C-bridge Design」と呼ばれるこの特徴的な形状は、10,000件以上の耳のデータを分析して設計されているそうです。実際に装着してみると、私の耳にもぴったりとフィットし、どこか一点に圧力がかかるような不快感は全くありませんでした。

緩やかなS字カーブが耳の形に自然に沿い、接続部分に使われているしなやかなNi-Ti形状記憶合金が、様々な耳の形への適応性を高めているのだと感じます。以前、他のイヤホンで感じたような「耳が凝る」ような圧迫感がなく、本当に快適です。

動いてもズレない!驚きの「安定性」

そして、私が最も感動したのが安定性の高さです。FreeArcは「ゴールデンアングルサポート」と呼ばれる3点支持構造と、計算された重心バランスによって、驚くほど耳にしっかりと固定されます。耳の後ろに当たる「しずく型デザイン」の部分も、耳裏に寄り添うようにフィットし、安定感を高めています。

試しに装着したままウォーキングや軽いジョギングをしてみたり、家事をしながら首を振ったりしてみましたが、イヤホンがズレたり、落ちそうになったりする不安は全くありませんでした。日常生活での「あっ、落ちるかも」というヒヤッとする瞬間がないのは、精神的にも非常に楽です。これは大きな安心感に繋がりますね。

FreeClipと比較して感じた、安定性の進化

以前、HUAWEIのイヤーカフ型イヤホン「FreeClip」も使っていましたが、FreeArcは装着安定性の面で明らかに進化していると感じます。FreeClipもユニークで良かったのですが、時々、服の着脱時などに引っ掛けて落としそうになることがありました。FreeArcは耳全体をホールドするような形状で接触面積も広く、前述の3点支持構造のおかげで、FreeClipよりも格段に外れにくいです。アクティブに動く場面でも、FreeArcなら安心して音楽を楽しめます。

眼鏡ユーザーにも朗報?

私は普段眼鏡をかけていますが、イヤホンのアーム部分(C-Bridge)が薄く設計されているためか、眼鏡のつると干渉して気になる、ということはありませんでした。耳の上にイヤホンと眼鏡のつるが重なることになりますが、圧迫感や違和感はほとんど感じませんでした。これは眼鏡ユーザーにとっては非常に重要なポイントだと思います。

まとめ:HUAWEI FreeArcの装着感、ここがすごい!

  • 驚きの軽さ: 約8.9gで、長時間でも着けていることを忘れるほど快適。
  • 優しい肌触り: 液状シリコーンが広範囲を覆い、柔らかく心地よい。
  • 絶妙なフィット感: C-bridge DesignとNi-Ti合金により、様々な耳に圧迫感なくフィット。
  • 抜群の安定性: ゴールデンアングルサポートと重心バランスで、動いてもズレにくく落ちにくい。
  • FreeClipからの進化: より接触面積が広く、安定感が向上し、外れにくさを実感。
  • 眼鏡と干渉しにくい: 薄型のアームで、眼鏡ユーザーも快適に使える可能性が高い。
  • 長時間利用に最適: 軽さ、フィット感、安定性の三拍子が揃い、ながら聴きや長時間作業にぴったり。

装着スタイルの違い:FreeArcの「開放感」 vs Pro 4の「没入感」

HUAWEI FreeArc

イヤホンを選ぶとき、音質と同じくらい重要なのが「どんな風に音を聴きたいか」ですよね。HUAWEIのラインナップの中でも、「HUAWEI FreeArc」と「HUAWEI FreeBuds Pro 4」は、この点で非常に対照的な魅力を持つイヤホンです。

FreeArcは耳を塞がない「オープンイヤー型」、Pro 4は耳栓のように装着する「カナル型」。この根本的な装着スタイルの違いが、全く異なるリスニング体験を生み出します。ここでは、両者を実際に使ってみて感じた「開放感」と「没入感」の違い、そしてそれぞれがどんなシーンに向いているのかをレビューします。

FreeArcの魅力:耳を塞がない「開放感」と「ながら聴き」の快適さ

まずFreeArcですが、これは耳の穴を塞がずに、耳の近くで音を鳴らす「オープンイヤー型」イヤホンです。最大の特徴は、音楽などを聴きながらでも周囲の音が自然に聞こえること。これが想像以上に快適なんです。

私が特にメリットを感じたのは、家事をしながらPodcastを聴いたり、子供の様子を気にしながら音楽を楽しんだりする「ながら聴き」の場面。イヤホンをしていても家族の声やインターホンの音が聞こえるので、いちいちイヤホンを外す必要がありません。

また、散歩やランニング中に使う際も、車の接近音や周囲の状況が把握しやすいため、安全面での安心感が格段に高まります。耳への圧迫感も全くないので、長時間つけっぱなしでも本当に楽です。

FreeArcの注意点:音漏れと没入感の限界

一方で、FreeArcにはオープンイヤー型ならではの注意点もあります。それは、構造上、音量を上げすぎると音漏れがしやすいこと。電車の中や静かなオフィスなど、周りに人がいる環境では、少し音量に気を使う必要があると感じました。指向性技術音漏れは軽減されているとのことですが、ゼロではありません。

また、周囲の音が聞こえるということは、音楽や映画の世界に完全に「没入」したい、という使い方にはあまり向きません。あくまでBGMのように、環境音と一緒に楽しむスタイルに適していると言えるでしょう。

Pro 4の魅力:世界と切り離される「没入感」と「集中」

対してHUAWEI FreeBuds Pro 4は、耳栓のように耳穴にしっかりと挿入する「カナル型」イヤホンです。イヤーチップで物理的に耳を塞ぐことで、まず周囲の音をある程度遮断(パッシブノイズキャンセリング)します。さらに、搭載されている強力なアクティブノイズキャンセリング機能が、周囲の騒音を積極的に打ち消してくれます。

Pro 4を装着してノイズキャンセリングをオンにすると、驚くほど静かな空間が訪れます。通勤中の電車の騒音、カフェのざわめきなどがスッと消え、聴いている音楽の細かなニュアンスや、映画のセリフがクリアに聞き取れます。

まさに「音に集中する」「コンテンツに没入する」ためのイヤホンです。特に、付属している新開発の形状記憶フォームイヤーチップを使うと、耳への密着度がさらに高まり、遮音性と没入感は圧巻でした。集中して作業したい時や、じっくり音楽や映画を楽しみたい時には、この没入感が最高の体験を提供してくれます。

Pro 4の注意点:圧迫感と周囲への注意

カナル型の宿命とも言えますが、耳をしっかりと塞ぐため、人によっては圧迫感を感じることがあります。Pro 4は装着感もかなり改善されていると感じましたが、それでもオープンイヤーのFreeArcと比べると、耳の中への「装着している感」はあります。長時間使用時の快適さでは、個人的にはFreeArcに軍配が上がると感じます(ただし、付属のフォームチップは比較的圧迫感が少ない印象でした)。

また、高い遮音性はメリットである一方、周囲の音が聞こえにくくなるため、歩行中や自転車乗車時など、周囲の状況把握が必要な場面では注意が必要です。もちろん、外音取り込み機能を使えば周囲の音を聞くことも可能ですが、FreeArcのような自然な聞こえ方とは異なります。

あなたのスタイルはどっち?利用シーン別おすすめ

結局のところ、どちらが良いかは利用シーンや好みによります。

HUAWEI FreeArcがおすすめな人・シーン:

  • 家事や育児、仕事をしながら「ながら聴き」したい
  • 散歩やランニングなど、周囲の音も聞きながら安全に楽しみたい
  • オフィスでBGMを聴きつつ、同僚の声も聞き逃したくない
  • イヤホンの圧迫感が苦手、長時間ストレスなく使いたい
  • 音楽はBGMとして、環境音と共に楽しみたい

HUAWEI FreeBuds Pro 4がおすすめな人・シーン:

  • 通勤電車や飛行機など、騒がしい場所で静かに過ごしたい
  • カフェや自室で、作業や勉強、読書に集中したい
  • 音楽や映画、ゲームの世界に深く没入したい
  • 音質、特に低音の迫力や繊細な表現を重視したい
  • 最新のノイズキャンセリング機能を体験したい

まとめ:装着スタイルの違いが生む体験の差

FreeArc (オープンイヤー):

  • 装着スタイル: 耳を塞がない耳掛け型
  • 体験: 開放感があり、周囲の音が自然に聞こえる
  • メリット: ながら聴きに最適、安全性が高い、圧迫感がなく長時間快適
  • デメリット: 音漏れの可能性、音楽への没入感は低い
  • キーワード: #開放感 #ながら聴き #安全性 #長時間快適

FreeBuds Pro 4 (カナル型):

  • 装着スタイル: 耳栓のように耳穴に入れるスティック型
  • 体験: 高い遮音性とノイズキャンセリングによる静寂と没入感
  • メリット: 音楽や作業に集中できる、音の世界に深く浸れる
  • デメリット: 圧迫感を感じる場合がある、周囲の音が聞こえにくい(注意が必要)
  • キーワード: #没入感 #集中 #ノイズキャンセリング #高音質

どちらも素晴らしいイヤホンですが、装着スタイルによって得意なこと、不得意なことが明確に異なります。ぜひライフスタイルや「どう聴きたいか」に合わせて、最適な一台を選んでみてください。

FreeArcの音質をチェック:オープンイヤーの常識を超えるバランスサウンド?

HUAWEI FreeArc

オープンイヤー型イヤホンというと、「周囲の音が聞こえるのは良いけれど、音質、特に低音は物足りないのでは?」という先入観を持っている方も少なくないかもしれません。私もその一人でした。

しかし、HUAWEI FreeArcを実際に試してみて、その考えが良い意味で裏切られました。今回は、FreeArcの音質について、私が実際に聴いて感じた魅力や特徴を詳しくレビューしていきます。

大口径ドライバーとこだわりの設計が音の基礎

FreeArcの音質の秘密を探ると、まず目につくのが17x12mmという比較的大型の高感度ダイナミックドライバーです。オープンイヤー型としてはかなり大きいこのドライバーが、豊かなサウンドの土台となっています。

さらに、低音域用には柔らかく弾力性のあるPU振動板、高音域用にはチタンコーティングされたPEN振動板と、帯域ごとに適した素材を使い分けている点もポイント。

これにより、パワフルな低音とクリアな高音の両立を目指していることが伺えます。また、音量を変えても音のバランスが崩れにくい「等ラウドネス適応機能」も搭載されており、どんな音量でも心地よく聴けるよう配慮されています。

オープンイヤーとは思えない、パワフルでしっかりした低音

実際に様々なジャンルの音楽を聴いてみて、まず驚いたのが低音の豊かさです。オープンイヤー型はどうしても低音が抜けやすい構造ですが、FreeArcは「オープンイヤー型としてはかなりはっきり聴こえる」という評価通り、しっかりとベースラインやバスドラムのアタック感を感じさせてくれます。例えば、YOASOBIの「アイドル」のようなアップテンポな曲のビート感も、ぼやけることなく気持ちよく伝わってきました。

もちろん、耳を完全に塞ぐカナル型イヤホンのような沈み込む重低音とまではいきませんが、「物足りない」と感じることはほとんどなく、むしろこの開放感でこれだけの低音が出るのか、と感心しました。

際立つ「明瞭さ」:クリアな中高音域

HUAWEI FreeArc

FreeArcの音質のもう一つの大きな特徴は、中高音域のクリアさ明瞭さだと思います。ボーカルの声や、ギター、ピアノといった楽器の音が非常にクリアに聴こえ、音が団子にならず、一つ一つの音が分離して感じられます。特に、Aimerさんのような女性ボーカルの繊細な息遣いや、アコースティックギターの弦を弾く音などが、雑味なくスーッと耳に入ってくる感覚は心地よいです。この「抜けの良さ」が、長時間聴いていても疲れにくい理由の一つかもしれません。

全体のサウンドバランス:聴きやすく、ジャンルを選ばない

低音から高音まで、特定の帯域が極端に強調されることなく、非常にバランスの取れたサウンドだと感じました。音楽の専門家が「バランスがよいと、どのジャンルでも聴きやすい」とコメントしていましたが、まさにその通りで、ポップス、ロック、ジャズ、クラシックなど、色々なジャンルを聴いてみましたが、どれもそつなく鳴らしてくれます。

特定のジャンルに特化しているというよりは、どんな音楽も心地よく楽しめるオールラウンダーな音質という印象です。このバランスの良さは、音楽だけでなく、映画やドラマなどの動画視聴にも非常に向いていると感じました。

FreeClipと比較して:より豊かに、バランス良く

以前のモデルであるイヤーカフ型の「HUAWEI FreeClip」と聴き比べてみると、音質の進化をはっきりと感じます。FreeClipもユニークなイヤホンでしたが、音質面ではやや高音域がシャリつく印象がありました。

それに対してFreeArcは、低音域がより力強くなり、全体のバランスが向上しています。高音域のクリアさは保ちつつ、耳に刺さるようなシャリつき感が抑えられ、より自然で聴きやすいサウンドになったと感じます。ドライバーサイズの違い(FreeClipは10.8mm)も、この差に影響しているのかもしれません。

音量について:パワフルさを実感

これは個人的な感覚ですが、FreeArcは他のオープンイヤー型イヤホンと比較して、同じ音量設定でも音が大きく、パワフルに感じられます。Androidスマホで他のイヤホンと聴き比べた際、FreeArcだけ2レベルほど音量を下げても十分なくらいでした。これは、単に音量が大きいというだけでなく、音の密度感やエネルギー感が高いことの表れかもしれません。

音漏れは?逆音波システムの効果

オープンイヤー型で気になるのが音漏れですが、FreeArcは「逆音波システム」という技術で音漏れを抑制する工夫がされています。実際に静かな室内で試してみると、常識的な音量であれば、隣にいる人にほとんど聴こえないレベルに抑えられていると感じました。

音楽の専門家も「音漏れも気にならなかった」とコメントしています。もちろん、大音量で聴けば漏れますし、周囲の騒音レベルにもよりますが、思った以上にプライベートなリスニングが可能です。

アプリで自分好みにカスタマイズ

HUAWEI AI Lifeアプリを使えば、サウンド体験をさらにカスタマイズできます。「ボーカル強調」や「低音強調」など4つのプリセットサウンド効果に加え、10バンドのグラフィックイコライザーも搭載されています。これにより、かなり細かく自分好みの音質に調整することが可能です。私は少しだけ低音を持ち上げて、より迫力のあるサウンドにして楽しんでいます。

動画視聴や通話も快適

バランスの良いサウンドは動画視聴にも最適で、登場人物の声もクリアに聞き取れます。また、通話品質も良好で、マイクが自分の声をしっかりと拾ってくれるため、オンライン会議などでも問題なく使用できました。相手からも「聞き取りやすい」と言われたので、ビジネスシーンでの利用も十分可能だと感じています。

まとめ:HUAWEI FreeArcの音質、ここが魅力!

  • バランスの良さ: 低音から高音までクセがなく、様々なジャンルを心地よく楽しめる。
  • オープンイヤー離れした低音: 構造的な不利を感じさせない、パワフルでしっかりとした低音域。
  • 際立つ明瞭さ: ボーカルや楽器の音がクリアで、抜けが良い中高音域。
  • FreeClipからの進化: 低音が強化され、全体のバランスが向上し、より聴きやすいサウンドに。
  • パワフルな音量感: 他機種と比較しても、音のエネルギー感をしっかりと感じられる。
  • 音漏れへの配慮: 逆音波システムにより、オープンイヤー型ながら音漏れを抑制。
  • カスタマイズ性: アプリのイコライザーで自分好みのサウンドに調整可能。
  • 動画・通話も快適: バランスの良さとクリアさで、音楽以外の用途にも適している。

音質徹底比較:FreeArcの自然さとPro 4の高解像度・ハイレゾ対応

HUAWEI FreeArc

イヤホン選びで最も重要な要素の一つが「音質」です。HUAWEI FreeArcとHUAWEI FreeBuds Pro 4は、どちらも魅力的なイヤホンですが、そのサウンド設計のコンセプトは大きく異なります。

FreeArcはオープンイヤー型ならではの自然な聴き心地を、Pro 4は最新技術を投入した高解像度サウンドを追求しています。今回は、この二つのモデルをじっくり聴き比べ、それぞれの音質の魅力と違い、そしてどんな人にどちらのサウンドがおすすめなのかをレビューします。

音質の心臓部:ドライバー構成の違い

まず、音を生み出す「ドライバー」の構成が両者では全く異なります。FreeArc17x12mmという大型のシングルダイナミックドライバーを搭載しています。オープンイヤー型としては大型のドライバーで、パワフルでバランスの取れたサウンドを目指していることが分かります。

一方、FreeBuds Pro 4は、11mmダイナミックドライバーと平面振動板ドライバーを組み合わせたデュアルドライバー構成を採用しています。異なる特性を持つ2種類のドライバーを搭載し、それぞれが得意な音域を担当させることで、より広い周波数帯域をカバーし、高解像度なサウンドを実現しようという、より複雑で高度な設計です。このドライバー構成の違いが、両者のサウンドキャラクターの根本的な差を生み出しています。

ハイレゾ対応の有無:LDACコーデックがもたらす差

音質にこだわる上で見逃せないのが、対応するBluetooth®コーデックです。FreeArcは標準的なSBCとAACに対応しています。これらは多くのスマートフォンで利用でき、一般的なリスニングには十分な音質を提供します。

対してPro 4は、SBC/AACに加え、高音質なLDACコーデックにも対応し、「ハイレゾワイヤレス」認証も取得しています。LDACは、従来のSBCの約3倍の情報量を伝送できるため、対応するスマートフォンや音楽プレイヤーと組み合わせれば、より繊細で情報量の多いハイレゾ相当のサウンドを楽しむことができます。純粋な音質スペックや、ハイレゾ音源を最大限に楽しみたいという点では、Pro 4に明確なアドバンテージがあります。

FreeArcのサウンド:ナチュラルで聴きやすいバランス重視

FreeArcの音質を一言で表すなら、「バランスが良く、自然で聴きやすいサウンド」です。オープンイヤー型でありながら、低音も必要十分に出ており、中高音域はクリアで明瞭。特定の帯域が突出することなく、全体のまとまりが良い印象です。

私が実際に聴いてみて感じたのは、その「疲れにくさ」です。長時間BGMとして音楽を流していても、音が耳に刺さるようなことがなく、非常に快適です。ボーカルもクリアで、ポップスやロック、アコースティックな楽曲などをリラックスして楽しむのに最適だと感じました。オープンイヤーならではの音の広がり方も自然で、閉塞感がないのも魅力です。

Pro 4のサウンド:高解像度でパワフル、没入感を高める音

Pro 4のサウンドは、FreeArcとは対照的に、解像度の高さとパワフルさが際立ちます。デュアルドライバーとLDACコーデックの恩恵か、一つ一つの音の輪郭がクッキリとし、細かい音までしっかりと描き分けられている印象です。

特に、前モデル(FreeBuds Pro 3)と比較して低音の迫力が増し、より締まりのあるサウンドになったと感じました。かといって低音過多ではなく、中音域のボーカルも明瞭で、高音域も綺麗に伸びます。

全体としては、高域と低域に少しメリハリをつけた「弱ドンシャリ」傾向で、ロックやEDMなどを聴くと、その迫力とノリの良さを存分に楽しめます。情報量の多いオーケストラなども、各楽器の音を細かく聴き分けたい場合にPro 4の解像度の高さが活きてきます。まさに「音楽に没入する」ためのサウンドチューニングだと感じました。

得意なジャンルと聴き方の違いは?

聴き比べてみると、得意なジャンルや適した聴き方に違いが見えてきます。

  • FreeArc: ポップス、ロック、アコースティック、ボーカル中心の曲、ラジオやPodcastなど、ながら聴きや長時間リスニングに向いています。自然で疲れないサウンドが魅力です。
  • Pro 4: ロック、EDM、ジャズ、クラシック、ハイレゾ音源など、音の情報量や迫力、繊細な表現を楽しみたい場合や、じっくり音楽に集中したい場合に向いています。解像度の高さと没入感が魅力です。

アプリでのカスタマイズ

どちらのモデルも「HUAWEI AI Life」アプリでイコライザー調整が可能です。Free Arc10バンドのカスタムイコライザーを備えていますが、Pro 4はさらに「Hi-Fiライブ」や「クラシック」といったプロフェッショナルモードのプリセットも用意されており、より多彩な音作りが楽しめます。ただ、どちらも十分なカスタマイズ性を持っていると言えるでしょう。

結論:何を重視するかで選択が変わる

音質面でどちらか一方を選ぶなら、何を最も重視するかで答えが変わってきます。

  • 音質スペック(解像度、ハイレゾ対応)を最優先するなら → HUAWEI FreeBuds Pro 4
  • 自然な聴こえ方、長時間聴いても疲れないバランスを重視するなら → HUAWEI FreeArc

Pro 4は、より高音質を追求するための技術が惜しみなく投入されており、音楽を深く楽しみたいユーザーの期待に応えてくれます。一方、FreeArcはオープンイヤー型という特性を活かし、日常に溶け込む自然で快適なサウンドを提供してくれます。どちらもそれぞれの分野で非常に高いレベルにあると感じました。

まとめ:HUAWEI FreeArc vs FreeBuds Pro 4 音質比較

ドライバー:

  • FreeArc: 大口径シングルダイナミック (17x12mm)
  • Pro 4: デュアルドライバー (11mmダイナミック + 平面振動板) → より複雑で高解像度向き

対応コーデック:

  • FreeArc: SBC, AAC
  • Pro 4: SBC, AAC, LDAC (ハイレゾ対応) → より高音質伝送が可能

サウンド傾向:

  • FreeArc: バランス重視、ナチュラル、クリア、明瞭 → 自然で聴きやすい
  • Pro 4: 高解像度、弱ドンシャリ、パワフル、滑らか → 没入感高くノリが良い

得意なこと:

  • FreeArc: 長時間リスニング、ながら聴き、自然な音の広がり
  • Pro 4: 音楽への集中、ハイレゾ音源再生、細かい音の表現

選択のポイント:

  • 音質最優先、ハイレゾを楽しみたい → Pro 4
  • 自然な聴こえ方、快適さ重視 → FreeArc

ノイズキャンセリングと外音コントロール:Pro 4の強みとFreeArcの割り切り

HUAWEI FreeArc

イヤホンを選ぶ上で、「周りの音をどれだけ遮断したいか、あるいは聞きたいか」は非常に重要なポイントです。HUAWEI FreeArcとHUAWEI FreeBuds Pro 4は、この点で全く異なるアプローチをとっています。

Pro 4が強力なノイズキャンセリング(ANC)による「静寂」を提供するのに対し、FreeArcは耳を塞がないことによる「開放性」を重視しています。今回は、両者のノイズキャンセリングと外音コントロールに関する機能と、それがもたらす体験の違いを詳しく見ていきましょう。

FreeArcのスタンス:ANCは非搭載、常に周囲と繋がる安心感

まず明確にしておきたいのは、HUAWEI FreeArcは耳を塞がないオープンイヤー型であるため、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載していないということです。これは技術的に搭載できなかったというより、「常に周囲の音を聞こえるようにする」という製品コンセプトに基づいた設計思想、いわば「割り切り」と言えるでしょう。

ANCがないことの最大のメリットは、やはり安全性です。音楽を聴きながら街を歩いていても、車の音や自転車のベル、人に呼ばれる声などが自然に耳に入ってきます。特に交通量の多い場所や、お子さんと一緒にいる時などは、この安心感は何物にも代えがたいと感じました。また、耳を塞がないので圧迫感がなく、長時間使用しても快適です。「ながら聴き」をする上で、これ以上自然な外音コントロールはありません。

FreeArcの通話:ノイズの中でも声はクリアに?

ANCはありませんが、FreeArcも通話時のノイズ対策はしっかり行われています。デュアルマイクノイズリダクション技術により、騒がしい場所でも自分の声は比較的クリアに相手に届けてくれる印象です。実際にカフェや駅のホームで通話してみましたが、相手からは「問題なく聞こえる」と言われました。もちろん、周囲の騒音自体は自分にも聞こえていますが、会話を妨げるほどではありませんでした。風切り音を抑える設計もされているようです。

Pro 4の真骨頂:強力な「インテリジェントダイナミックANC」

一方、HUAWEI FreeBuds Pro 4の最大の武器は、非常に強力なアクティブノイズキャンセリング(ANC)です。しかも、周囲の騒音レベルに応じてANCの強さを自動で最適化してくれる「インテリジェントダイナミックANC」を搭載しています。

このANC性能は、実際に体験すると本当に驚きます。電車内の騒音やカフェの話し声などが、まるでボリュームを絞ったかのようにスッと静かになります。

特に、付属の形状記憶フォームイヤーチップを使うと、物理的な遮音性(パッシブノイズキャンセリング)も高まり、ANCの効果がさらに向上します。「2万円台のANCイヤホンとしては最高峰」という評価も納得の効き目で、音楽に没入したい時や、作業に集中したい時には、これ以上ないほどの静寂を提供してくれます。

Pro 4の「外音取り込み」:必要な音は聞き逃さない

強力なANCを備える一方で、Pro 4は外音取り込み機能も搭載しています。イヤホンを着けたままでも、マイクで拾った周囲の音を聞くことができる機能です。FreeArcのような自然さには及びませんが、コンビニでの会計時や駅のアナウンスを聞きたい時など、一時的に周りの音を確認したい場面で非常に役立ちます。人の声を聞き取りやすくする「音声モード」があるのも便利だと感じました。

Pro 4の通話品質:ノイズの中でもクリアな声を追求

Pro 4は通話時のノイズキャンセリングにも抜かりがありません。トリプルマイクに加え、骨伝導VPUマイク(自分の声の振動を拾うマイク)まで搭載し、AIによるノイズリダクションと組み合わせることで、騒音下でも自分の声だけをクリアに相手に届けようとします。

スペック上は約100dBの騒音まで除去できるとされており、実際に騒がしい場所で試しても、相手にはかなりクリアに声が届いていたようです。ただし、強力なノイズ処理のためか、若干声がこもって聞こえる場合もあるかもしれません。

静寂性か、開放性か?あなたの選択は

結局のところ、どちらのイヤホンが適しているかは、イヤホンを使う環境や、何を最も重視するかによって決まります。

  • 周囲の音を遮断し、静寂の中で音楽や作業に集中したい → HUAWEI FreeBuds Pro 4
  • 周囲の状況を把握しながら、安全かつ快適に「ながら聴き」を楽しみたい → HUAWEI FreeArc

Pro 4のANC性能は間違いなくトップクラスであり、「静寂」を求めるなら最高の選択肢の一つです。しかし、常に周囲との繋がりを保ちたい、圧迫感なく自然に使いたいというニーズには、ANC非搭載のFreeArcが非常によく応えてくれます。

まとめ:ノイズ/外音コントロール比較

HUAWEI FreeArc:

  • ノイズキャンセリング: なし (オープンイヤー構造)
  • 外音コントロール: 常時周囲の音が聞こえる (構造上の特徴)
  • メリット: 安全性が高い、圧迫感がない、自然な「ながら聴き」
  • 通話ノイズ対策: デュアルマイク + ノイズリダクション
  • キーワード: #開放性 #安全性 #ながら聴き #ANC非搭載

HUAWEI FreeBuds Pro 4:

  • ノイズキャンセリング: 強力なインテリジェントダイナミックANC搭載
  • 外音コントロール: 自然な外音取り込み機能あり (音声モード付き)
  • メリット: 高い静寂性、音楽や作業への集中、クリアな通話
  • 通話ノイズ対策: トリプルマイク + 骨伝導VPU + AIノイズリダクション
  • キーワード: #静寂 #集中 #ANC #外音取り込み

自分の使い方に合わせて、最適な「静寂」または「開放性」を選びましょう。

通話品質と気になる音漏れ:FreeArcの実力は?Pro 4と比較

HUAWEI FreeArc

イヤホンは音楽を楽しむだけでなく、今や通話やオンライン会議に欠かせないツールです。そこで気になるのが、「自分の声が相手にクリアに届くか」「相手の声がしっかり聞こえるか」、そして周囲への配慮として「音漏れはしないか」という点。

ここでは、オープンイヤー型のHUAWEI FreeArcと、カナル型のHUAWEI FreeBuds Pro 4について、これらのポイントを比較しながらレビューしていきます。

FreeArcの通話品質:自分の声は「自然」に届く

まずFreeArcですが、通話時にはデュアルマイクDNN(ディープ・ニューラル・ネットワーク)を用いたAIノイズリダクションが機能し、周囲の騒音を抑えながら自分の声を拾ってくれます。風切り音を低減する設計も施されているとのこと。

実際に使ってみて感じたのは、自分の声が比較的自然に相手に届いているという点です。以前のモデルFreeClipと比較すると、FreeClipの方が周囲のノイズをより強力に消してくれる反面、自分の声が少し詰まったように聞こえることがありました。

FreeArcはその点が改善され、より自然な声質で通話できる印象です。騒がしいカフェなどで試しても、相手からは「ちゃんと聞こえる」と言われました。

FreeArcの通話品質:相手の声は「周囲の音と共に」

相手の声の聞こえ方については、FreeArcはオープンイヤー型なので、良くも悪くも周囲の環境音と一緒に聞こえてきます。静かな場所での通話なら全く問題ありません。しかし、交通量の多い路上や駅のホームなど、騒音が大きい場所では、どうしても相手の声が聞き取りにくくなる場面はありました。これはオープンイヤー型の構造的な特性と言えます。

FreeArcの音漏れ:シーンによっては配慮が必要?

オープンイヤー型で最も気になるのが音漏れです。FreeArcは「逆音波システム」で音漏れを抑制する工夫がされています。実際に静かなオフィスや自宅で使ってみると、常識的な音量であれば、すぐ隣に人がいてもほとんど音漏れは気にならないレベルだと感じました。

ただし、電車の中のように比較的静かで人との距離が近い環境だと、少し注意が必要かもしれません。耳の穴に近いFreeClipと比較すると、FreeArcの方がやや音が広がりやすい印象を受けました。大音量で音楽を聴くのは避け、周りの状況に合わせて音量を調整する配慮は必要だと思います。

Pro 4の通話品質:騒音下でも声を届ける「技術力」

一方、HUAWEI FreeBuds Pro 4は、通話品質に関しても最新技術が投入されています。トリプルマイクに加え、自分の声の振動を拾う骨伝導VPUマイクまで搭載。これらにAIノイズリダクションを組み合わせることで、非常に騒がしい環境でも自分の声だけをクリアに相手に届けようとします。

スペック上は約100dBの騒音(例えば工事現場の音)の中でもノイズを低減できるとされており、実際に試してみても、そのノイズ除去能力の高さには驚かされます。ただし、強力な処理の代償か、人によっては自分の声が少しこもって聞こえる、と感じる可能性はあります。

Pro 4の通話品質:相手の声に「集中」できる静寂

相手の声の聞こえ方についても、Pro 4は強力なアクティブノイズキャンセリング(ANC)が大きなアドバンテージになります。周囲の騒音を大幅にカットしてくれるため、騒がしい場所でも相手の声に集中して聞き取ることができます。オンライン会議などで、相手の話をしっかり聞く必要がある場面では、この静寂性は非常に役立ちます。

Pro 4の音漏れ:心配はほぼ不要

音漏れに関しては、Pro 4はカナル型で耳穴をしっかり塞ぐ構造に加え、ANC機能もあるため、心配はほとんど不要と言って良いでしょう。よほどの大音量でなければ、電車内などでも周囲に迷惑をかけることはまずないはずです。音漏れを気にせず音楽や通話に集中したいなら、Pro 4が圧倒的に有利です。

オンライン会議での使い勝手は?

オンライン会議での利用を考えると、どちらにもメリット・デメリットがあります。

  • FreeArc: 自分の声が自然に聞こえ、耳への圧迫感がないため長時間の会議でも快適。ただし、周囲が騒がしいと相手の声が聞き取りにくい可能性あり。
  • Pro 4: 周囲の騒音をカットし相手の声に集中でき、騒音下でも自分の声をクリアに届けやすい。ただし、人によっては長時間の装着で圧迫感を感じる可能性あり。

どちらを選ぶかは、会議を行う環境や、何を重視するか(自分の声の自然さか、相手の声の聞き取りやすさか)によって変わってきそうです。

まとめ:通話品質と音漏れ比較

自分の声のクリアさ(騒音下):

  • FreeArc: 自然な声質だが、ノイズ除去はPro 4に劣る可能性。
  • Pro 4: 非常に強力なノイズ除去(骨伝導VPU搭載)。ただし声がこもる可能性も。

相手の声の聞き取りやすさ(騒音下):

  • FreeArc: 周囲の音も聞こえるため、聞き取りにくい場合あり。
  • Pro 4: ANCで騒音をカットし、声に集中できる。

音漏れの少なさ:

  • FreeArc: オープンイヤー型としては配慮されているが、静かな場所では注意が必要。
  • Pro 4: カナル型+ANCで非常に漏れにくい。

通話時の快適性:

  • FreeArc: 圧迫感がなく、自分の声も自然に聞こえる。
  • Pro 4: 閉塞感を感じる可能性はあるが、静寂の中で会話できる。

オンライン会議適性:

  • FreeArc: 長時間、自然な会話向き(静かな環境推奨)。
  • Pro 4: 騒音下での会議、相手の声への集中向き。

通話品質や音漏れは、利用シーンによって重要度が大きく変わります。ご自身の使い方に合わせて、最適なモデルを選んでください。

【バッテリー&充電比較】FreeArc vs Pro 4:毎日の使い勝手を左右する重要ポイント

HUAWEI FreeArc

完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ上で、バッテリー持ちや充電の手軽さは、日々の使い勝手を大きく左右する重要な要素です。HUAWEI FreeArcHUAWEI FreeBuds Pro 4は、それぞれ異なる特徴を持っています。

ここでは、この二つのモデルのバッテリー性能と充電機能について、スペックを比較しつつ、実際に使ってみて感じた利便性や注意点などを詳しくレビューしていきます。

イヤホン単体のスタミナ:どちらも十分、ただし条件に注意

まず、イヤホン単体でどれだけ連続再生できるかを見てみましょう。FreeArc約7時間の音楽再生が可能です。一方、FreeBuds Pro 4は、使い方によって変動しますが、最も標準的なAACコーデックでノイズキャンセリング(NC)オフの状態であれば最大約7時間と、FreeArcと同等のスタミナを持っています。

ただし、Pro 4で高音質なLDACコーデックを使用したり、強力なノイズキャンセリングをオンにしたりすると、再生時間は約4.5時間~5時間程度になります。私の使い方(主にAAC接続で、NCは状況に応じてオンオフ)では、どちらのモデルも通勤往復や数時間の作業中にバッテリー切れを心配することはなく、十分な持続時間だと感じました。しかし、常に高音質・NCオンで長時間使いたい場合は、Pro 4のバッテリー消費がやや早くなる点は考慮が必要です。

ケース込みの総再生時間:Pro 4がやや優勢?

充電ケースを使えば、イヤホンを複数回充電できます。ケース込みの総再生時間では、FreeArc約28時間であるのに対し、Pro 4は使い方次第ですが最大約33時間(AAC/NCオフ時)と、ややPro 4の方が長い傾向にあります。

とはいえ、Pro 4もLDAC/NCオンの状態だと約22時間となり、FreeArcとの差は縮まります。どちらのモデルも、数日に一度の充電で十分運用できるレベルであり、短い旅行などであれば充電器を持たずに済むかもしれません。個人的には、この総再生時間の差が、日常使いで決定的な違いになるとは感じませんでした。

充電ケース容量と充電時間:ほぼ互角

興味深いことに、充電ケース自体のバッテリー容量は、FreeArcもPro 4も510mAhで同じです。ケースを空の状態から満充電にする時間は、USB Type-Cの有線接続の場合、FreeArcが約60分、Pro 4が約50分と、Pro 4の方が若干速いですが、大きな差ではありません。イヤホン本体をケースで満充電にする時間は、どちらも約40分と共通しています。

充電方法の選択肢:Pro 4の圧勝!ワイヤレス充電の魅力

バッテリー関連で最も大きな違いが現れるのが、充電方法の選択肢です。FreeArcは、充電ケースの充電がUSB Type-Cによる有線接続のみです。

一方、Pro 4は、有線充電に加えてワイヤレス充電(Qi規格)に対応しています。これが個人的には非常に便利だと感じました。デスクのワイヤレス充電パッドにポンと置くだけで充電できる手軽さは、一度体験すると手放せなくなります。ケーブルを探したり、抜き差ししたりする手間から解放されるのは、想像以上に快適です。

さらにPro 4は、対応スマートフォンからイヤホンケースを充電できるリバース充電にも対応しており、外出先での緊急時にも役立つ可能性があります。充電の利便性においては、明らかにPro 4に軍配が上がります。

急速充電:いざという時の安心感はFreeArc?

充電忘れは誰にでもあること。そんな時に頼りになるのが急速充電です。FreeArcは、わずか10分の充電で約3時間の音楽再生が可能という、非常に優れた急速充電機能を備えています。朝、出かける前に充電し忘れたことに気づいても、身支度をしている間にサッと充電すれば、通勤時間は十分乗り切れます。この「いざという時の安心感」は、FreeArcの大きな強みだと感じました。

一方、FreeBuds Pro 4のスペックには、FreeArcのような明確な急速充電の記載が見当たりませんでした(充電自体は速いと思われますが)。急いでいる場面でのリカバリー能力では、FreeArcの方が一枚上手かもしれません。

個人的な評価:利便性のPro 4か、急速充電のFreeArcか

バッテリー持ち自体は、どちらのモデルも日常使いには十分満足できるレベルです。しかし、充電という行為の手軽さを考えると、ワイヤレス充電に対応しているPro 4の利便性は非常に魅力的です。ケーブルレスの環境を整えている方にとっては、大きなメリットになるでしょう。

一方で、FreeArcの「10分で3時間」という急速充電も、うっかり充電を忘れてしまいがちな私のようなユーザーにとっては、非常に心強い存在です。どちらを重視するかは、個々の充電スタイルや環境によって変わってきそうです。

まとめ:バッテリー&充電 比較ポイント

単体再生時間:

  • FreeArc: 約7時間
  • Pro 4: 約4.5時間 (LDAC/NCオン) ~ 約7時間 (AAC/NCオフ) → Pro 4は使い方で変動

ケース込み再生時間:

  • FreeArc: 約28時間
  • Pro 4: 約22時間 (LDAC/NCオン) ~ 約33時間 (AAC/NCオフ) → Pro 4が最大値では優位

ケース容量: 510mAh (両機種共通)

充電方法:

  • FreeArc: 有線 (USB-C) のみ
  • Pro 4: 有線 (USB-C) + ワイヤレス充電 (Qi) + リバース充電対応 → Pro 4が圧倒的に多機能

急速充電 (イヤホン):

  • FreeArc: 10分充電で約3時間再生 → 非常に優秀
  • Pro 4: 明確な記載なし

使い勝手:

  • 利便性重視 → Pro 4 (ワイヤレス充電)
  • 充電忘れ対策重視 → FreeArc (急速充電)

バッテリーと充電機能は、毎日の快適さに直結します。自分の使い方や充電環境を考慮して、最適なモデルを選んでください。

【機能・操作性比較】FreeArc vs Pro 4:毎日の使い勝手、どちらが快適?

HUAWEI FreeArc

イヤホンは毎日使うものだからこそ、機能の便利さや操作性の良し悪しは非常に重要です。HUAWEI FreeArcHUAWEI FreeBuds Pro 4は、基本的な機能は共通しつつも、細かい部分で異なる特徴を持っています。

ここでは、マルチポイント接続や防水性能、タッチ操作、そして専用アプリ「HUAWEI AI Life」の機能などを比較し、どちらがよりストレスなく、快適に使えるのか、私の個人的な使用感も交えながらレビューしていきます。

マルチポイント接続:どちらも便利!複数デバイス持ちの必須機能

まず、スマートフォンとPC、タブレットなど、複数のデバイスを使いこなす現代人にとって欠かせないのが「マルチポイント接続」です。嬉しいことに、FreeArcもPro 4も、最大2台のデバイスと同時に接続できるマルチポイントに対応しています。

実際に使ってみると、この機能は本当に便利。例えば、ノートPCでオンライン会議中に、個人のスマホにかかってきた電話にシームレスに応答する、といったことがイヤホンを付け替えることなく可能です。

通勤中にスマホで音楽を聴き、会社に着いたらそのままPCに接続して作業用BGMを流す、といった使い方もスムーズに行えます。Pro 4は高音質なLDACコーデックとマルチポイントの併用が可能というメリットもありますが、基本的な利便性はどちらも非常に高いと感じました。

防水性能:アクティブに使うならFreeArcが安心?

HUAWEI FreeArc

イヤホンを屋外やスポーツシーンで使いたい場合、防水性能は気になるポイントです。この点では、FreeArcがIP57等級の高い防水・防塵性能を持っていることが大きなアドバンテージになります。

IP57は、一定時間水中に沈めても大丈夫とされるレベルなので、ランニング中の突然の雨や、ワークアウトで大量の汗をかいても、安心して使うことができます。これはアクティブなライフスタイルを送る私にとっては非常に嬉しいポイントでした。

一方、FreeBuds Pro 4の防水性能については、公式な情報で明確なIP等級が見当たりません(前モデルはIP54でした)。日常的な汗や多少の雨なら問題ない可能性はありますが、FreeArcほどの高い防水性能は期待できないかもしれません。ただし、注意点として、FreeArcも充電ケースは防水非対応なので、ケースごと水に濡らさないように気をつける必要はあります。

操作方法:タッチか、ピンチか、スワイプか

イヤホン本体での操作方法も両者で異なります。FreeArcは、イヤホンのタッチセンサー部分をタップ(ダブル/トリプル)、長押し、そしてスワイプすることで、再生/停止、曲送り、音量調整などの操作を行います。タッチエリアが比較的広く、反応も良好だと感じました。

Pro 4は、イヤホンの軸部分をピンチ(つまむ)する操作(1回/2回/3回/長押し)と、側面をスワイプする操作、さらにハウジング部分をタップする操作にも対応しています。操作方法の種類はPro 4の方が多いですが、個人的にはFreeArcのシンプルなタッチ&スワイプ操作の方が直感的で分かりやすいと感じる場面もありました。これは慣れや好みの問題が大きいかもしれません。どちらのモデルもスワイプでの音量調整に対応しているのは便利です。

操作のカスタマイズ性:自由度のFreeArc、網羅性のPro 4

操作のカスタマイズ性にも違いがあります。FreeArcは、HUAWEI AI Lifeアプリを使って、ダブルタップ、トリプルタップ、長押し、スワイプの各操作に割り当てる機能を、かなり自由に設定できます。例えば、「私は音量調整をスワイプでやりたい」「誤操作が多いから長押しはオフにしたい」といった細かい要望に応えてくれるのが嬉しいポイントです。

Pro 4もアプリで操作設定の確認はできますが、FreeArcほど自由なカスタマイズはできず、用意された項目の中から選択する形式です。とはいえ、基本的な操作(再生/停止、曲送り/戻し、音量調整、ノイキャン切り替えなど)はデフォルトで網羅されているため、特に不便を感じることは少ないかもしれません。カスタマイズにこだわりたいならFreeArc、標準的な操作で十分ならPro 4、という選択になりそうです。

Pro 4ならではの便利機能群

機能面では、Pro 4にしかない便利な機能がいくつかあります。装着検出機能は、イヤホンを耳から外すと自動で音楽が一時停止し、着けると再生を再開してくれるので、地味ながら非常に便利です。

また、ヘッドコントロール機能を使えば、電話がかかってきた時にうなずくだけで応答、首を横に振るだけで拒否といった操作が可能になります。

さらに、ゲームプレイ時に映像と音声のズレを低減する低遅延モードも搭載されています(ただし、その効果については評価が分かれる部分もあります)。これらの付加機能は、Pro 4の魅力の一つと言えるでしょう。

アプリ「HUAWEI AI Life」:Pro 4の方が多機能

専用アプリ「HUAWEI AI Life」は、どちらのモデルでもイヤホンの設定やカスタマイズに役立ちます。FreeArcでは、サウンド効果の選択、イコライザー調整、タッチ操作のカスタマイズ、イヤホン検索などが可能です。

Pro 4では、これらの機能に加えて、ノイズキャンセリングモードの詳細設定、外音取り込みモードの調整、コーデックの切り替え(LDAC/AAC)、イヤーチップの適合度テスト、ヘッドコントロールの設定など、より多くの項目をアプリ上で管理・設定できます。機能の豊富さ、設定の細かさという点では、Pro 4の方が充実していると言えます。(ただし、Android版アプリの導入方法が少し特殊な点は留意が必要です。)

個人的な評価:どちらの使い勝手が良いか?

総合的な使い勝手としては、一長一短あると感じました。機能の豊富さやワイヤレス充電(バッテリー編参照)などの先進性を求めるならPro 4が魅力的です。装着検出やヘッドコントロールも、慣れると手放せなくなるかもしれません。

一方で、シンプルな操作性、高いカスタマイズ自由度、そしてIP57の高い防水性能を重視するならFreeArcも非常に使いやすいイヤホンです。特に、タッチ操作を自分好みに細かく設定できる点は、個人的に高く評価したいポイントです。どちらを選ぶかは、どんな機能を重視し、どんなシーンで主に使いたいかによって決めるのが良さそうです。

まとめ:機能・操作性 比較ポイント

  • マルチポイント: 両機種とも対応(2台同時接続)で非常に便利。Pro 4はLDAC併用可。
  • 防水性能: FreeArc (IP57) が高く、アクティブシーンで安心。Pro 4は情報不明(おそらくIP54程度)。※ケースはどちらも非防水
  • 操作方法:FreeArc: タッチ&スワイプ(シンプルで直感的)Pro 4: ピンチ&スワイプ&タップ(多彩な操作が可能)
  • カスタマイズ性: FreeArcの方が自由度が高い。Pro 4は選択式だが基本操作は網羅。
  • 独自機能: Pro 4のみ装着検出、ヘッドコントロール、低遅延モードなどを搭載。
  • アプリ機能: Pro 4の方が多機能(ノイキャン設定、コーデック切替など)。
  • 使い勝手:多機能・先進性 → Pro 4 シンプルさ・カスタマイズ性・防水 → FreeArc

自分の使い方や求める機能に合わせて、より快適に使えるモデルを選んでみてください。

HUAWEI FreeArcのメリット

HUAWEI FreeArc

HUAWEI FreeArcはいくつかの点で他のイヤホンに劣る部分もありますが、逆に他の完全ワイヤレスイヤホンと比較して明確なメリットや強みも持っています。

圧倒的な装着感と安定性

FreeArc最大の魅力は、他の多くのイヤホンと比較しても際立つ装着感の良さです。人間工学に基づいた独自の「C-bridge Design」と軽量設計、肌触りの良い素材により、まるで着けていることを忘れるほどの快適さを実現しています。

特に、耳掛け式と3点支持構造による安定性は高く、ランニングなどの激しい運動中でもずれにくい点は、同じオープンイヤー型のSony LinkBuds OpenやNothing Ear (open)、インナーイヤー型のApple AirPods 4と比較しても大きなアドバンテージと言えるでしょう。

クラス最高レベルの防水性能

アクティブなシーンでの利用を考えると、IP57という高い防水・防塵性能は大きなメリットです。これは、Sony LinkBuds Open(IPX4)、Nothing Ear (open)(IP54)、Apple AirPods 4(IP54)、HUAWEI FreeBuds Pro 4(IP54)といった比較対象機種の防水等級よりも高く、突然の雨や大量の汗に対してもより高い安心感を提供します。水濡れを気にせず様々な環境で使いたいユーザーにとっては、FreeArcの防水性能は非常に魅力的です。

際立つ急速充電のスピード

バッテリー性能において、FreeArcが特に優れているのは急速充電機能です。「10分間の充電で約3時間再生可能」というスペックは、充電を忘れがちなユーザーにとって非常に心強い機能です。Sony LinkBuds Openも急速充電に対応していますが、具体的な性能はFreeArcほど明確に示されていません。忙しい朝や急な外出時でも、短時間で十分な再生時間を確保できる点は、日々の利便性を大きく向上させるメリットです。

自由度の高い操作カスタマイズ

イヤホンの操作性において、FreeArcはアプリ「HUAWEI AI Life」を通じてタッチ操作の割り当てをかなり自由にカスタマイズできます。ダブルタップ、トリプルタップ、長押し、スワイプといった各操作に、ユーザーが好みの機能を割り当てられるため、自分にとって最も使いやすい操作体系を構築できます。これは、カスタマイズ性が比較的限定的なApple AirPods 4HUAWEI FreeBuds Pro 4と比較した場合のメリットと言えます。

優れたコストパフォーマンス

これだけの装着感、IP57防水、急速充電といった特徴を備えながら、HUAWEI FreeArcは市場想定価格18,800円、実売価格ではさらに手頃になる場合があります。これは、同価格帯かそれ以上の価格であるSony LinkBuds Open、Apple AirPods 4、HUAWEI FreeBuds Pro 4と比較して、優れたコストパフォーマンスを持っていることを示唆しています。特に装着感を重視するユーザーにとっては、非常に魅力的な価格設定と言えるでしょう。

これらの点から、HUAWEI FreeArcは特定の先進機能では他のモデルに譲るものの、装着感、防水性能、急速充電、コストパフォーマンスといった独自の強みを持つ、非常にバランスの取れたオープンイヤー型イヤホンであると言えます。

HUAWEI FreeArcのデメリット

HUAWEI FreeArcは、その卓越した装着感やバランスの取れた性能で魅力的なオープンイヤー型イヤホンですが、他の完全ワイヤレスイヤホンと比較した場合、いくつかの点でデメリットがあります。購入する前に必ず確認しておきましょう。

ノイズキャンセリング機能の不在

まず、音楽への没入感や静かな環境を求めるユーザーにとって、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能がない点は大きなデメリットです。例えば、HUAWEI FreeBuds Pro 4Apple AirPods 4のANC搭載モデルは、周囲の騒音を効果的に低減し、静寂の中で音楽や作業に集中できます。FreeArcは構造上、常に周囲の音が聞こえるため、電車内や騒がしいカフェなどでの利用シーンでは、これらのANC搭載モデルに比べて快適性で劣る可能性があります。

音質面での制限

音質に関しても、FreeArcはSBCとAACという標準的なコーデックに対応していますが、より高音質な再生を求める場合には物足りなさを感じるかもしれません。HUAWEI FreeBuds Pro 4はLDACやL2HCといったハイレゾ相当のコーデックに対応し、デュアルドライバー構成により広い周波数帯域をカバーしています。

また、Sony LinkBuds Openは圧縮音源をアップスケーリングする「DSEE」や立体音響技術「360 Reality Audio」に対応しており、FreeArcにはない付加価値を提供しています。

利便性・付加機能の差

日々の使い勝手に関わる機能面でも、他のモデルに軍配が上がる点があります。FreeArcはワイヤレス充電に対応していませんが、HUAWEI FreeBuds Pro 4Apple AirPods 4(ANC搭載モデル)はQi規格のワイヤレス充電に対応しており、充電の手間を省けます。

また、FreeBuds Pro 4AirPods 4が搭載するイヤホン装着検出機能(耳から外すと再生停止)や、Sony LinkBuds Openの「スピーク・トゥ・チャット」(話すと再生停止)のような、あると便利な機能はFreeArcには搭載されていません。

これらの比較から、HUAWEI FreeArcは快適な装着感と基本的な性能に優れる一方、最高レベルの静寂性、ハイレゾ級の高音質、あるいはワイヤレス充電などの先進的な利便性機能を求める場合には、他の選択肢も検討する価値があると言えます。

HUAWEI FreeArcのスペック(仕様)

  • 形式: 耳掛け型オープンイヤー
  • オーディオ: 17x12mm高感度ドライバー, PU/PEN振動板, 低音強調, イコライザー対応
  • 音声: デュアルマイク, トリプルノイズリダクション, 音漏れ軽減設計, クリアな通話
  • コーデック: SBC/AAC
  • バッテリー: イヤホン55mAh, 充電ケース510mAh
  • 駆動時間: 音楽再生最大8時間 (単体)/36時間 (ケース込), 通話最大5時間 (単体)/20時間 (ケース込)
  • 充電: USB Type-C, イヤホン約40分/ケース約60分, 急速充電10分で3時間再生
  • 通信: Bluetooth 5.2, 安定した長距離接続
  • マイク: デュアルマイク, ノイズリダクション, ビームフォーミング対応
  • 防水: イヤホンIP57, 充電ケース非対応
  • 操作: タッチコントロール, カスタマイズ可能
  • 接続: マルチポイント接続 (最大2台), Android/iOS/Windows対応
  • 機能: 快適な装着感, 優れた音質, 音漏れ軽減, ノイズキャンセリング通話, 急速充電, マルチポイント, アプリ連携
  • アプリ: HUAWEI AI Lifeアプリ, HUAWEI Audio Connectアプリ (iOS)
  • 筐体: C-bridge Design (Ni-Ti形状記憶合金 + 液状シリコーン), 軽量設計 (約8.9g/イヤホン), 3色展開 (グリーン, ブラック, グレー), 人間工学に基づいた設計
  • サイズ: イヤホン約45.40 mm x 約18.35 mm x 約47.50 mm (H x W x D), 充電ケース約67.80 mm x 約67.80 mm x 約26.50 mm (H x W x D)
  • 重量: イヤホン約8.9 g, 充電ケース約67 g
  • カラー: グリーン, ブラック, グレー (ECサイト限定販売)
  • 対応OS: Android, iOS, Windows
  • 付属品: イヤホンx1ペア(左右ペア), 充電ケースx1, クイックスタートガイド&安全に関する注意事項x 1, 保証書 x 1

HUAWEI FreeArcの評価

HUAWEI FreeArc

7つの基準で「HUAWEI FreeArc」を5段階で評価してみました。

音質: ★★★★☆ (4/5)

理由: 大口径ドライバーを搭載し、オープンイヤー型ながらバランス良くパワフルなサウンドを提供します。低音も十分感じられ、中高音はクリアです。アプリでのイコライザー調整も可能です。

ノイズキャンセリング: ★☆☆☆☆ (1/5)

理由: アクティブノイズキャンセリング機能は搭載されていません。周囲の音を聞きながら使用することを前提とした設計です。ただし、通話時のノイズ低減機能は備わっています。

装着性・デザイン: ★★★★★ (5/5)

理由: 独自設計「C-bridge Design」により、非常に軽量で安定した、抜群の装着感を実現。長時間でも快適です。未来的なデザインと質感の高さも魅力です。
バッテリー: ★★★★☆ (4/5)

理由: 単体で約7時間、ケース込みで約28時間の再生が可能。特に10分充電で約3時間使える急速充電は非常に便利です。ワイヤレス充電には対応していません。

機能: ★★★★☆ (4/5)

理由: 2台同時接続のマルチポイント、IP57の高い防水防塵性能、自由度の高いタッチ操作カスタマイズなど、実用的な機能を搭載。装着検出などはありませんが必要十分です。

使いやすさ: ★★★★☆ (4/5)

理由: 圧倒的な装着感の良さで「ながら聴き」が快適。周囲の音が聞こえる安全性とマルチポイントの利便性も良い点です。静かな場所での音漏れには少し注意が必要です。

価格: ★★★★☆ (4/5)

理由: 市場想定価格は18,800円ですが、実売価格(割引適用時など)を考慮すると、優れた装着感や機能に対してコストパフォーマンスが高いと言えます。

総評: ★★★★☆ (4/5)

卓越した装着感とデザイン

HUAWEI FreeArcは、特に装着感を最重視するユーザーにとって、非常に魅力的なオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンです。人間工学に基づいた独自設計「C-bridge Design」は、驚くほどの軽さと安定感、そして肌に優しい素材による快適さを提供し、長時間の使用でもストレスを感じさせません。未来的なデザインも所有欲を満たしてくれます。

バランスの取れた音質と充実の基本機能

音質面では、オープンイヤー型という制約の中で健闘しており、バランスの取れたクリアなサウンドを実現しています。低音もしっかりと感じられ、様々なジャンルの音楽や動画コンテンツを心地よく楽しめます。アプリでのイコライザー調整も可能です。

機能面では、2台同時接続可能なマルチポイントやIP57の高い防水性能、カスタマイズ性の高いタッチ操作など、日常使いで便利な機能が搭載されています。特に10分で3時間再生できる急速充電は、忙しい現代人にとって心強い味方です。

注意点:ANC非搭載と割り切った仕様

一方で、本製品はアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載していません。これは「周囲の音を聞きながら使う」というオープンイヤー型のコンセプトに基づくものであり、静寂の中で音楽に没入したいユーザーには向きません。

また、ワイヤレス充電に非対応である点、装着検出機能がない点も、人によってはマイナスポイントとなるでしょう。しかし、これらの点を理解した上で、「ながら聴き」を快適かつ安全に行いたい、耳への圧迫感から解放されたい、そして優れたコストパフォーマンスを求めるユーザーにとっては、HUAWEI FreeArcは非常に有力な選択肢となるはずです。

HUAWEI FreeArcは買うべき?FreeArcが「買い」と言えるのは、こんな人

イヤホン選びで装着感の快適さや安定性を最優先するなら、FreeArcは非常に有力な候補です。長時間使用しても耳が疲れにくく、ランニングなどの運動中でもずれにくいフィット感は、他のイヤホンと比較しても大きな魅力と言えます。また、音楽を聴きながらも周囲の音を自然に把握したい、いわゆる「ながら聴き」を安全かつ快適に行いたいユーザーにも最適です。

さらに、IP57という高い防水性能は、スポーツやアウトドア活動でイヤホンを使いたい方にとって大きな安心材料となります。加えて、優れた急速充電機能(10分で約3時間再生)や、機能に対するコストパフォーマンスの高さ**も、FreeArcを選ぶ大きな理由となるでしょう。

他のイヤホンを検討すべきなのは、こんな人

一方で、特定の機能や性能を重視する場合は、FreeArc以外の選択肢を検討した方が良いかもしれません。例えば、電車内や騒がしい場所での利用が多く、周囲の騒音をしっかりと遮断したいのであれば、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を持つHUAWEI FreeBuds Pro 4Apple AirPods 4(ANCモデル)が適しています。

FreeArcにはこの機能がありません。また、音質に強いこだわりがあり、LDACなどのハイレゾ相当コーデックでの再生や、Sony LinkBuds Openの「DSEE」のような独自の高音質化技術を求める場合、FreeArcでは満足できない可能性があります。

さらに、ワイヤレス充電の利便性を求めるなら、対応しているHUAWEI FreeBuds Pro 4AirPods 4(ANCモデル)が優位です。イヤホンの着脱を検知して再生・停止を行う装着検出機能や、特定のスマート機能(Sony LinkBuds Openのスピーク・トゥ・チャットなど)が必要な場合も、FreeArcには搭載されていないため、他のモデルを検討する必要があります。Appleデバイスとの連携を重視するならAirPods 4が最適でしょう。

結論:優先順位を決めることが重要な決め手に

HUAWEI FreeArcは、その卓越した装着感、ながら聴きの快適性、高い防水性能、そして魅力的な価格設定において、非常に優れたオープンイヤー型イヤホンです。これらの点を重視するならば、購入する価値は十分にあると言えます。

しかし、ノイズキャンセリングによる静寂性、最高レベルの音質、あるいはワイヤレス充電といった特定の機能が譲れないのであれば、自分のニーズに合った他のイヤホンを探すことをお勧めします。最終的には、ライフスタイルやイヤホンに求める優先順位によって、FreeArcが最適な選択肢となるかどうかが決まります。

HUAWEI FreeArcの価格・購入先

HUAWEI FreeArc

「HUAWEI FreeArc」はファーウェイのオンラインストア、もしくはAmazonなどのECサイトで購入できます。

HUAWEI オンラインストア

18,800円で販売されています。

HUAWEI オンラインストアで「HUAWEI FreeArc」をチェックする

ECサイト

  • Amazonで17,091円(税込・10%OFFクーポン適用で実質15,382円)、
  • 楽天市場で17,090円(送料無料)、
  • ヤフーショッピングで17,091円、
  • AliExpressで23,501円、
  • 米国 Amazon.comで$149.90、

で販売されています。

Amazonで「HUAWEI FreeArc」をチェックする

楽天市場で「HUAWEI FreeArc」をチェックする

ヤフーショッピングで「HUAWEI FreeArc」をチェックする

AliExpressで「HUAWEI FreeArc」をチェックする

米国 Amazon.comで「HUAWEI FreeArc」をチェックする

おすすめの類似製品を紹介

HUAWEI FreeArcに似た性能をもつ完全ワイヤレスイヤホンも販売されています。

Sony LinkBuds Open

ソニーから発売された耳をふさがない開放型の完全ワイヤレスイヤホンです(2024年10月11日発売)。

リング型の11mmドライバーユニット、高磁力ネオジウムマグネット、統合プロセッサーV2、イヤホン単体の音楽再生で最大8時間 駆動するバッテリーを搭載しています。

また、Sound Connect アプリ、急速充電、マルチポイント機能、audio switch、Google Fast Pair、クイックペアリング(PC)、IPX4相当の防滴性能、スピーク・トゥ・チャット、アダプティブボリュームコントロール、ワイドエリアタップ、Sound AR機能、ヘッドトラッキング機能、360 Reality Audio、「DSEE」、イコライザー調整、音声コントロール(Sony 独自、Google アシスタント、Amazon Alexa)、高精度ボイスピックアップテクノロジー、AIノイズリダクションシステム、SBC/AAC/LC3 コーデック、Bluetooth 5.3、LE Audioに対応しています。

価格は、Amazonで21,657円(税込)、楽天市場で21,300円(送料無料・ポイント10倍あり)、ヤフーショッピングで23,815円、米国 Amazon.comで $178.00、です。

関連記事:LinkBuds Open レビュー|音質・装着感・機能を徹底解説

Nothing Ear (open)

Nothingから発売された耳を塞がないオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンです(2024年10月1日発売)。

14.2 mm ダイナミックドライバー、チタンコーティングの振動版、シリコン製のイヤーフック、指向性スピーカー、マイク、イヤホンに64 mAh、ケースに635 mAhのバッテリーを搭載しています。

また、低遅延モード、Sound Sealシステム、3点バランスシステム、低音強化(音質を調整する自動アルゴリズム)、AIノイズキャンセリング(通話のみ)、Google Fast Pair、Microsoft Swift PairIP54防水防塵、AAC・SBC コーデック、デュアル接続(マルチポイント接続)、ピンチコントロール、Nothing X アプリ、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで17,000円(税込)、楽天市場で24,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで24,800円(送料無料)、AliExpressで16,129円、米国 Amazon.comで$115.00、です。

関連記事:Nothing「Ear (open)」と歴代のNothingイヤホンを比較

Apple AirPods 4

Appleから発売された完全ワイヤレスイヤホンです(2024年9月20日 発売)。

通常モデルのほかにアクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載モデルも用意しています。

アップル製ドライバー、「H2」チップ、最大5時間、充電ケース併用時は最大30時間 駆動するバッテリー、新しい音響アーキテクチャ、歪みを低減するドライバ、ハイダイナミックレンジアンプ、新しい感圧センサー、アップグレードされたマイクを搭載しています。

また、空間オーディオ、ダイナミックヘッドトラッキング、48kHz/16bitでの音楽再生、IP54相当の防水・防塵性能、外部音取り込みモード、Siri音声操作、USB-Cポート(充電ケース)、Apple Watchの充電器・Qi規格の充電器(※ANC搭載モデルの充電ケースのみ)、「探す」アプリのスピーカー(※ANC搭載モデルの充電ケースのみ)、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで19,000円(セール価格)、楽天市場で21,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで20,480円、AliExpressで13,755円、です。

関連記事:Apple「AirPods 4」とAirPods 3、Pro 2を比較

HUAWEI FreeBuds Pro 4

HUAWEIから発売されたカナル型の完全ワイヤレスイヤホンです(2025年2月7日発売)。

11mmのクアッドマグネットダイナミックドライバーと平面振動板ドライバー、新開発の3層構造形状記憶フォームイヤーチップ、充電ケース込みで約33時間駆動できるバッテリー、3つのマイク(AIノイズキャンセリング対応)を搭載しています。

また、30%向上したノイズキャンセリング、外部音取り込み機能、ヘッドコントロール機能、マルチポイント接続、ポップアップペアリング、コーデック(L2HC、LDAC、AAC、SBC)、ハイレゾワイヤレス認証、パーソナライズされたサウンド、IP54防水防塵、HUAWEI AI Life アプリ、S、M、Lの3サイズのイヤーチップ(付属)、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで23,000円(税込)、楽天市場で22,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで25,920円(送料無料)、AliExpressで29,196円、米国 Amazon.comで$177.98、です。

関連記事:HUAWEI FreeBuds Pro 4 レビュー!音質、ノイキャン、装着性は最強か?

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