Ryzenで最安「BMAX B5 A Pro」の性能と評価を解説

BMAX B5 A Pro top
AMD Ryzen7 5825U 搭載のミニPC「BMAX B5 A Pro」。早くも「あり得ないほどコスパが高い」と評判です。しかし、その一方で「どのくらいの性能なのか、よく分からない」という人も多くいるようです。

そこで今回はその性能を明らかにするために、次の7点を重点的に解説します。

  1. プロセッサ(CPU)性能
  2. メモリ
  3. ストレージ
  4. USBポート
  5. 映像出力
  6. 通信性能
  7. デザインサイズ重量

また、前モデル「BMAX B8 Pro」との違いも紹介!ベンチマークやゲーム性能、原神のFPS、スペック、

購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。

「BMAX B5 A Pro」が日本で発売開始!

2024年10月、日本で中国のPCメーカーBMAX(ビーマックス)の新製品「MaxMini B5 A Pro」(マックスミニ B5 エー プロ)が発売されました(Amazonで発売中)。

AMD Ryzen7 5825U プロセッサを搭載した Windows ミニPCです。

BMAXからは2023年11月にインテル Core i7-1255U プロセッサ搭載の「BMAX B8 Pro」が発売されています。

このミニPCは「Adobeのフォトショップやイラストレーターも快適に使える」、「3つのモニターに映像出力できるのが便利」と評判でした。

新モデルはプロセッサをAMD Ryzenに変更しつつ、5万円以下の低価格で販売されていることで話題になっています。

もちろん、最大64GBまでメモリ増設できて、PCゲームもプレイできますよ。

それでは早速どんなミニPCなのか、その特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。

この製品の購入はこちら→ Amazon リンク

公式ページ:MaxMini B5 A Pro from China manufacturer – BMAX

AMD Ryzen7 5825Uの性能とベンチマーク

BMAX B5 A Pro CPU

新モデル「BMAX B5 A Pro」はAMD Ryzen7 5825U プロセッサを搭載しています。

このプロセッサはZen 3アーキテクチャを採用したモバイル向けの高性能なAPU(Accelerated Processing Unit)で、

動画編集やゲームで快適に動作します。

具体的には7nmプロセスで製造された8コア、16スレッド、最大4.5GHz駆動のCPUを搭載し、

15Wという低いTDP(CPUの発熱量と消費電力の目安)で動作します。

内蔵のGPUはRadeon RX Vega 8で、高いグラフィック性能を発揮。

ゲーム、動画編集、3Dモデリングなど、様々な用途で利用できます。

CPU性能はどのくらいか?

PassmarkのCPUベンチマーク(マルチ)で約 1万8千 を記録しています。

CPUのベンチマークの測定結果 一覧

BMAX B5 A Pro ベンチマーク

PassmarkのCPUベンチマークで「18346」

Geekbench 6のシングルコア「1730」、マルチコア「6340」

Cinebench R23 シングルコア「1459」、マルチコア「10751」

性能的にはRyzen 5 6600H プロセッサとほぼ同じくらいで、

第11世代のインテル Core i5 11400HRyzen 7 5700U、第12世代のインテル Core i7-1255U よりも高くなります。

Adobeのフォトショップ(Photoshop)、イラストレーター(Illustrator)などのグラフィックソフト、ライトルーム(Lightroom)などの写真編集ソフトは快適に動作します。

動画編集ソフト「PowerDirector」や「DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」、オープンソースの統合型3DCGソフト「Blender」も動作し、

ChatGPT、Stable Diffusionなどの生成AIサービスにも使えます。

CPUランキング

1.Core i9-11900H (Minisforum MS-01)・・・Passmark:20647

2.Ryzen 5 6600H (Beelink EQ6/NucBox M6)・・・Passmark:18798

3.★ Ryzen7 5825U (BMAX B5 A Pro)・・・Passmark:18346

4.Core i5 11400H (Blackview MP200)・・・Passmark:15904

5.Ryzen 7 5700U (Blackview MP100)・・・Passmark:15850

6.Core i7-1255U (BMAX B8 Pro)・・・Passmark:13607

7.Core i7-11390H (BMAX B7 Power)・・・Passmark:9943

8.Intel N97 (GMKtec NucBox G5)・・・Passmark:5877

9.Intel N100 (BMAX B4 Plus/CHUWI LarkBox X)・・・Passmark:5553

10.Ryzen 3 3200U (AYANEO AM01)・・・Passmark:3819

11.Core i3-1000NG4 (BMAX B6 Plus)・・・Passmark:3554

PCゲームはできるのか?

BMAX B5 A Pro ゲーム

Fire Strike グラフィックスコアで「3708」を記録しており、

比較的 負荷の軽いゲームは動作します。

GPUのベンチマーク・グラフィックスコア 一覧

  • Fire Strike グラフィックスコアで「3708」
  • Time Spy グラフィックスコアで「1104」
  • 3DMark Night Raidで「14993」
  • 3DMark Wild Life「7797」

プレイできるゲームタイトルとFPS

ゲーム用のベンチマークではFF14がフルHDのデスクトップ向け標準品質(最低プリセット)で「3718」を記録し、プレイ可能なレベルです。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシーのベンチマーク

フルHDのデスクトップ向け標準品質(最低プリセット)で「3718」

他に「ストリートファイター 6」を設定変更で最低画質にすると、平均56.41 FPSでプレイできます。

ストリートファイター 6」・・・最低画質 平均56.41 FPS

マインクラストなどの負荷の軽いゲームはすべて快適に動作します。

マインクラフト Bedlock版・・・40 FPS 前後

サイバーパンク2077やエルデンリング: ELDEN RING などの負荷の高いゲームはまともに動作しないので注意してください。

サイバーパンク2077・・・最低画質 17.5 FPSでまともに動作しない

その他のゲームタイトルとFPS> ※画質は最低に設定

  • League of Legends・・・148 FPS
  • Dota 2・・・102 FPS
  • CS:Go・・・95 FPS
  • PUBG・・・65 FPS
  • World of Tanks・・・60 FPS

違い1:16GB DDR4 メモリ 搭載で最大64GBまで増設できる

BMAX B5 A Pro メモリ

新モデル「BMAX B5 A Pro」は16GB DDR4 メモリを搭載しています。

メモリは交換可能で、最大64GBまで拡張・増設できます。

なお、16GBまであるとイラストレーターやフォトショップでも快適に動作します。

重い動画ファイルを頻繁に扱うなどの作業をしなければ、増設する必要はありません。

一方、前モデル「BMAX B8 Pro」は24GB DDR5で、

容量も多く、高速な転送が可能でしたが、増設には対応していません。

BMAX B7 Pro」は16GB DDR4(最大64GB)メモリ搭載で、新モデルと同じメモリ容量です。

BMAX B4 Pro」は16GB DDR4 メモリ搭載で、増設に対応していません。

メモリの容量・増設を比較

1.「BMAX B5 A Pro」・・・16GB DDR4(最大64GB)

2.「BMAX B8 Pro」・・・24GB DDR5(増設不可)

3.「BMAX B7 Pro」・・・16GB DDR4(最大64GB)

4.「BMAX B4 Pro」・・・16GB DDR4(増設不可)

違い2:512GB M.2 NVMe SSD ストレージ搭載で増設もできる

BMAX B5 A Pro ストレージ

新モデル「BMAX B5 A Pro」は512GB M.2 NVMe SSD ストレージを搭載しています。

NVMe規格はストレージの高速な接続規格で、従来のSATA接続に比べて、高速な転送が可能です。

そのため、アプリやOSの起動やゲームのロード時間なども大幅に短縮され、全体的にキビキビとした動作が可能です。

また、拡張スロットを1つ搭載し、M.2 NVMe 2280 SSDで、ストレージを増設することができます。

価格は512GBで5千円前後、1TBで1万円前後から購入できます。

そのほか、2.5インチ拡張スロットも搭載。安価なHDD/SSDでストレージを増設できます。

一方、前モデル「BMAX B8 Pro」と「BMAX B7 Pro」は1TB M.2 NVMe SSD ストレージ搭載で、

M.2と2.5インチHDDで拡張・増設できました。

BMAX B4 Pro」は2.5インチの512GB SSDストレージ搭載で、

交換して増設することができます。

ストレージ容量と増設を比較

1.「BMAX B5 A Pro」・・・512GB M.2 NVMe SSD(M.2と2.5インチHDDで拡張可能)

2.「BMAX B8 Pro」・・・1TB M.2 NVMe SSD(M.2と2.5インチHDDで拡張可能)

3.「BMAX B7 Pro」・・・1TB M.2 NVMe SSD(M.2と2.5インチHDDで拡張可能)

4.「BMAX B4 Pro」・・・512GB SSD(2.5インチHDDを交換して拡張可能)

違い3:フル機能のType-C ポートを搭載・USB 3.2ポートとUSB 2.0ポートも利用できる

BMAX B5 A Pro USB

新モデル「BMAX B5 A Pro」はフル機能USB Type-C ポートを搭載し、高速なデータ転送、映像出力、電力の供給を一本のケーブルで行うことができます。

また、2つのUSB 3.2ポートと2つのUSB 2.0を搭載し、他の周辺機器とスムーズに接続できます。

他のミニPCと比較

一方、前モデル「BMAX B8 Pro」は映像出力用のUSB 3.1 Type-C ポートを搭載し、フル機能のType-Cポートは搭載していませんでした。

BMAX B7 Pro」はフル機能のType-Cポートは搭載していますが、USB 3.2ポートはなく、USB 3.0ポートを搭載しています。

BMAX B4 Pro」はType-Cポートを搭載していません。

USBポートを比較

1.「BMAX B5 A Pro」・・・ Type-C (フル機能) x 1、USB 3.2 x2、USB 2.0 x2

2.「BMAX B8 Pro」・・・USB 3.1 Type-C (映像出力) x 1、USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2

3.「BMAX B7 Pro」・・・Type-C (フル機能) x 1、USB 3.0 x 2、USB 2.0 x 2

4.「BMAX B4 Pro」・・・USB 3.2 x2、USB 2.0 x2

違い4:4K画質で3つのモニターに映像出力できる・DPポートもあり

BMAX B5 A Pro モニター

新モデル「BMAX B5 A Pro」は3つのモニターに同時に映像出力できる「3画面出力」に対応しています。

映像出力にはType-C (フル機能)、Displayport 1.4HDMI 2.1 ポートを利用します。

また、4K/60Hz出力Dynamic HDRにも対応しています。

Dynamic HDRはHDR(ハイダイナミックレンジ)技術の一種で、

映像の明るさやコントラストをシーンごとに最適化し、より自然でリアルな映像を再生できます。

一方、前モデル「BMAX B8 Pro」と「BMAX B7 Pro」は4K 3画面出力が可能でしたが、Displyportがありませんでした。

BMAX B4 Pro」は4K 2画面出力が可能ですが、Displyportがありません。

Displyport(ディスプレイポート)は 144Hz、240Hzといった高いリフレッシュレートに対応し、滑らかな映像表現が可能です。

ゲームなど、動きの速い映像を楽しむ際に特に効果を発揮します。

映像出力を比較

1.「BMAX B5 A Pro」・・・4K 3画面出力(DPポートあり)

2.「BMAX B8 Pro」・・・4K 3画面出力(DPポートなし)

3.「BMAX B7 Pro」・・・4K 3画面出力(DPポートなし)

4.「BMAX B4 Pro」・・・4K 2画面出力(DPポートなし)

違い5:Wi-Fi 6対応で超高速通信を利用できる・Bluetooth 5.0、有線LANも利用可能

新モデル「BMAX B5 A Pro」はWi-Fi 6Bluetooth 5.01Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。

Wi-Fi 6はWi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上した高速通信が利用できます。

そのため、高画質なストリーミング動画を視聴したり、ゲームでストリーミングプレイをしても、

遅延なく安定した通信が可能です。

1Gbpsのギガビット有線LANは有線ケーブルをした安定した通信が可能ですが、

より高速な2.5Gbpsに比べると速度が遅くなります。

一方、前モデル「BMAX B8 Pro」と「BMAX B7 Pro」はWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、1Gbpsのギガビット有線LANに対応していました。

新モデルよりもBluetoothのバージョンが新しく、より高速で安定した通信が可能になっています。

BMAX B4 Pro」はWi-Fi 5、Bluetooth 4.2、1Gbpsのギガビット有線LANに対応していました。

こちらはWi-Fi 6に対応しておらず、Bluetoothのバージョンもやや古くなります。

通信性能を比較

1.「BMAX B5 A Pro」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、1Gbpsのギガビット有線LAN

2.「BMAX B8 Pro」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、1Gbpsのギガビット有線LAN

3.「BMAX B7 Pro」・・・Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、1Gbpsのギガビット有線LAN

4.「BMAX B4 Pro」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2、1Gbpsのギガビット有線LAN

違い6:クールなブラックカラーで光沢のあるデザイン・VESAマウントにも対応

BMAX B5 A Pro デザイン

新モデル「BMAX B5 A Pro」は従来のモデルとは異なる、全体的に光沢のあるブラックカラーを前面に出したデザインになっています。

BMAXはこのデザインを「クールなブラック ウォリアー スタイル」と称しています。

本体の上部 表面にはCD パターン模様をあしらい、表面の光沢のある、エレガントなデザインをよりいっそう際立たせる効果を演出しています。

側面は落ち着いたダークグレーカラーで、左右には空気を排出する通気孔を設けています。

VESAマウント

モニターの背面に設置できるVESAマウントに対応していますが、マウントに必要なネジなどは付属していません。

サイズ・重量を比較

1.「BMAX B5 A Pro」・・・サイズ 125 x 112 x 44 mm / 重量 300g

2.「BMAX B8 Pro」・・・サイズ 125 x 112 x 44 mm / 重量 370g

3.「BMAX B7 Pro」・・・サイズ 125 x 112 x 44 mm / 重量 370g

4.「BMAX B4 Pro」・・・サイズ 125 x 112 x 44 mm / 重量 310g

「BMAX B5 A Pro」のデメリット

BMAX B5 A Pro 分解

BMAX B5 A Pro」のデメリットを紹介します。

デメリット1:ACアダプターなしで使えない

BMAX B5 A Pro」は本体内に電源供給ユニットを内蔵していないため、

起動時には必ずACアダプターを必要とします。

一方、「Beelink EQ6」は電源供給ユニットを内蔵し、ACアダプターなしで起動できます。

デメリット2:USB4ポートがない

BMAX B5 A Pro」はUSB4ポートを搭載していないため、40Gbpsの転送やDP映像出力、PD給電が一本のケーブルで利用できません。

一方、「Beelink SER8」はUSB4ポートを搭載しています。

デメリット3:負荷の高いゲームをプレイできない

BMAX B5 A Pro」はサイバーパンク2077やエルデンリング: ELDEN RING などの負荷の高いゲームはプレイできません。

外付けのGPUボックスと接続するための端子もないので、負荷の高いゲームはあきらめるしかありません。

一方、一般的な大型デスクトップPCは高性能なグラフィックカードを追加することで、負荷の高いゲームもプレイ可能になります。

「BMAX B5 A Pro」のスペック

  • モデル MaxMini B5 A Pro
  • プロセッサ AMD Ryzen7 5825U
    ※7nm/8コア/16スレッド/最大4.5GHz/TDP 15W
  • GPU Radeon RX Vega 8 (Ryzen 4000)
  • RAM(メモリ)16GB DDR4 SO-DIMM
  • 拡張メモリ 最大64GBまで
  • ストレージ 512GB M.2 NVMe SSD
  • 拡張ストレージ M.2 NVMe 2280 SSD スロット x1、2.5インチHDD/SSD SATA スロット x1
  • 電源 DC19V/3.42A
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.0
  • 有線LAN 1000Mbps Ethernet x1
  • インターフェース Type-C (フル機能) x 1、USB 3.2 x2、USB 2.0 x2、Displayport 1.4 x1、HDMI 2.1 x1、RJ45 x1、3.5mmヘッドホンジャック、DCポート
  • 映像出力 3画面出力、4K/60Hz Dynamic HDR
  • 冷却システム 「Space Capsule」(2つの銅製ヒートパイプ、大型ファン、冷却設計のトップカバー)
  • VESAマウント 対応(ネジの付属なし)
  • 筐体 クールなブラック ウォリアー スタイル、CD パターンの光沢のある表面デザイン、クールなカーボン ゴールド ブラック カラー
  • OS Windows 11 (Linux とのデュアルOSをサポート)
  • サイズ 125 x 112 x 44 mm
  • 重量 300g
  • カラー ブラック/グレー

BMAX ミニPCでBIOS画面を表示させる方法

BMAX ミニPCでは、どうやってBIOSを表示させるのでしょうか?

調べてみると、

「メーカーロゴが出ているときにDelキーを数回押す」

というのがありました。

Delキーを押すのは、一般的なPCでもありますが、

数回押すというのは初めて聞きました(※普通は押しっぱなしにするはず)。

なお、リカバリーでOSやアプリをなどをすべて削除する場合は、「F9」を数回押す必要があるそうです。

製品の公式ページにも書かれていますが、リカバリー機能でシステムを簡単に初期化できるんですよね。

これは意外と便利な機能だなと思います。

BMAX ミニPCは安全か?

BMAX ミニPCは厳しい品質管理のもとで製造されているため、

バックドアなどの心配はなく、安全に使用できます。

万が一故障しても、販売先が公式BMAXであるなら、

交換や返品に応じてくれます。

ただし、Windows OSが企業用の「ボリュームライセンス」だったという話はよく聞きます。

購入した人がAmazonに連絡したら、すぐにOEM版のラインセンスを送ってもらえたという話も聞いたこともあります。

いずれにせよ、気になる人は購入後にすぐにOSのライセンスを確認した方がいいでしょう。

ちなみに、自分はミニPCをサブ的にしか使わないため、仮にボリュームライセンスだったら、そのままにしておきます。

中身は同じなので、あまり気にしません。

「BMAX B5 A Pro」の評価

BMAX B5 A Pro 裏面

6つの基準で「BMAX B5 A Pro」を5段階で評価してみました。

  • スペック:★★★★
  • デザイン:★★★★
  • 通信:★★★★
  • 機能(拡張性):★★★★
  • 使いやすさ:★★★★
  • 価格:★★★★

<総合評価>

BMAXから発売されたAMD Ryzen7 5825U プロセッサ搭載のミニPCです。

価格を5万円以下に抑えつつ、グラフィック編集やゲーム、3Dモデリングで使える高い性能を持っています。

プロセッサ性能に関しては負荷の高いゲームをプレイできないなどの制限はありますが、

5万以下の価格を考慮すると、実用性が高く、十分に合格レベルです。

イラストレーターやフォトショップがサクサクと使えて、

DaVinci Resolve(ダビンチ・リゾルブ)」や「PowerDirector」などの動画編集ソフトも使えるので、

仕事でも快適に使えるレベルです。

また、メモリを最大64GBまで増設できたり、ストレージをM.2 NVMe 2280 SSDや2.5インチHDD/SSDで増設できるなど、

拡張性も十分にあります。

最初から16GBメモリ512GB M.2 NVMe SSDが搭載されているため、購入後にパーツを付け足す必要もありません。

そのほか、映像出力用のディスプレイポートが搭載されていることも大きなメリットです。

高フレームレート対応のゲーミングディスプレイとも接続でき、滑らかな映像でゲームを楽しめます。

(まとめ)

新モデル「BMAX B5 A Pro」は5万円以下ながらも高いパフォーマンスを発揮できる性能を持っています。

グラフィック編集、動画制作、ストリートファイター6などのPCゲームなども利用できるため、

趣味や仕事でフル活用できるでしょう。

AMD Ryzen搭載で5万以下のコスパの高いミニPCを探している人におすすめです。

「BMAX B5 A Pro」の価格・販売先

BMAX B5 A Pro 正面

ECサイト

Amazonで50,295円(税込・11000円 OFFクーポン)、

ヤフーショッピングで78,868円、

米国 Amazon.comで$499.99、

で販売されています。

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おすすめの類似製品を紹介

BMAX B5 A Pro」に似た性能をもつミニPCも販売されています。

<2024/10 発売>

「CHUWI LarkBox S」

CHUWIから発売された第12世代 Intel Core i3-1220P 搭載のミニPCです(2024年10月 発売)。

Windows 11 Home、16GB DDR4 3200MHzメモリ、512GB PCIe 3.0 SSD ストレージ、SO-DIMM スロットを搭載しています。

また、RGBライト、4K 3画面出力、最大64GBまでのメモリ拡張、冷却システム、最大 1TB までのストレージ拡張、VESAマウント、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、1Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、AliExpressで46,862円 (16GB+512GB)です。

関連記事:「CHUWI LarkBox S」とLarkBox X、HeroBoxを比較

「GMKtec NucBox M5 Plus」

GMKtecから発売されたAMD Ryzen7 5825U プロセッサ搭載のミニPCです。

Window 11 Pro、16GB DDR4メモリ、512GB M.2 NVMeストレージ、M.2の拡張スロットを搭載しています。

また、4K 3画面出力(HDMI、USB-C)、最大2TBまでのストレージ拡張、冷却システム、VESAマウント、最大64GBまでのメモリ拡張、2.5G ギガビット有線LAN、USB-C (DP/PD/DATA) x1、USB3.2 Gen1 x2、USB 2.0 x2、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応しています。

価格は、Amazonで50,295円(税込・11000円 OFFクーポン)、ヤフーショッピングで78,868円、米国 Amazon.comで$499.99、です。

関連記事:衝撃コスパ「GMKtec NucBox M5」とRyzenミニPCを比較

「MINISFORUM UM760 Slim」

MINISFORUMから発売されたAMD Ryzen 5 7640HS プロセッサ搭載のミニPCです。

Windows 11、32GB DDR5-4800MHzメモリ、512GB/1TB M.2 ストレージ、M.2 2280 PCIe4.0 SSD スロットx2を搭載しています。

また、8K 3画面 出力、M.2 SSDで最大8TBまでのストレージ拡張、最大96GBまでのメモリ拡張、効率的な放熱システム、VESAマウント、1つのUSB 4.0 Type-Cポート (Alt PD/40G/DP出力) 、2つのUSB3.2 Type-A (Gen2) ポート、Wi-Fi 6E、BlueTooth 5.3、2.5Gギガビット有線LAN通信に対応しています。

価格は、Amazonで55,873円(税込)、楽天市場で68,980円(送料無料)、AliExpressで63,227円、米国 Amazon.comで$319.00、です。

関連記事:「MINISFORUM UM760 Pro」の選択はアリか? 注目の高性能ミニPCと徹底 比較!

「Blackview MP100」

Blackviewから発売されたRyzen 7 5700U 搭載のミニPCです。32GB メモリ、1TB M.2 ストレージ搭載で、RGBライト、4K 3画面出力、冷却システム、VESAマウント、VESAマウントに対応しています。

価格は、AliExpressで50,036円(16GB+1TBモデル)です。

関連記事:「Blackview MP100」をゲーミングPCとして使えるかを検証してみた

「Beelink EQ6」

Beelinkから発売されたAMD Ryzen 5 6600H / Ryzen 7 7735HS / Ryzen 9 6900HXプロセッサ搭載のミニPCです。Windows 11 Pro、16GB/24GB DDR5 メモリを搭載。500GB/1TB M.2 2280 PCle4x4 ストレージ、ストレージ用の拡張スロット(最大4TB)、電源供給ユニット、HDMI 2.0 (最大4K) x2搭載で、

4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、ACケーブルからの電源供給、最大8TBまでのストレージ拡張、最大64GBまでのメモリ拡張、自動電源ON、USB-C (10Gbps) x1、USB3 (10Gbps) x3、USB2.0 (480Mbps) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、デュアル ギガビット有線LANに対応しています。

価格は、Amazonで45,220円(税込・Ryzen 5 6600H)、米国 Amazon.comで$349.00、です。

関連記事:Ryzenで電源内蔵「Beelink EQ6」のメリット・デメリット

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