3.5インチの携帯ゲーム機「Powkiddy RGB10X」。早くも「ANBERNICのRG35XX Hみたいで、しかも安い」と評判です。
しかし、その一方で「安すぎて、まともに使える性能かどうか不安」という人も多くいるようです。
そこで今回はその性能をよく知ってもらうために、次の8点を重点的に解説します。
- エミュレーター・収録ゲーム
- プロセッサ(CPU)とAntutu
- ディスプレイ
- バッテリー・充電
- 操作・ボタン
- デザイン(サイズ・重量)
- TFカードスロット
- OS(LinuxベースのArk OS)
また、ANBERNIC「RG35XX H」との違いや他のPowkiddy ゲーム機(V10、RGB10MAX3 Pro、RGB30)との違いも紹介!エミュレーターや対応ゲーム、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「Powkiddy RGB10X」が発売開始!
2024年9月、中国のゲーム機メーカー Powkiddy (パウキディ) の新製品「RGB10X」(アールジービー10エックス)が発売されました(AmazonとAliExpressで発売中)。
Rockchip RK3326とLinux OSを搭載した3.5インチ(アスペクト比 4:3)の携帯ゲーム機です。
Powkiddyからは2023年9月にAmlogic A311D搭載の5型「RGB10MAX3 Pro」(Linux OS)が発売されています。
このゲーム機は「PSPやニンテンドー64、ドリームキャストゲームも快適に動く」、「ホットキー搭載で操作が快適」と評判でした。
新モデルはボディを3.5インチに小型化しつつ、よりコスパの高いモデルになっていることで話題になっています。
もちろん、豊富な収録ゲーム(内蔵ゲーム)で気軽に遊べて、カスタムファームウェア(CFW)のアップデートも利用できますよ。
それでは早速、どんなゲーム機なのか、その特徴(メリット)をくわしく見ていきましょう。
この製品の購入はこちら→ Amazon リンク / AliExpress リンク
公式ページ:POWKIDDY RGB10X Handheld Game Console – Powkiddy official store
違い1:12種類以上のエミュレーターに対応・ゲームの追加もできる
「Powkiddy RGB10X」の電源を入れると、目に飛び込んでくるのは、各エミュレーターのアイコンがずらりと並んだグラフィカルなメニュー画面。まるでゲームセンターに来たかのようなワクワク感を味わえます。
ファミコン、スーパーファミコン、プレイステーション、ゲームボーイアドバンス… あの頃夢中になったゲーム機が勢ぞろい。MAMEエミュレーターを使えば、アーケードゲームの名作も楽しめます。
NEOGEO、メガドライブ、ニンテンドー64など、当時人気を博したゲーム機も網羅。さらに、ドリームキャストやPSP、MSX、PCエンジンなど、コアなファンも唸るラインナップとなっています。
<Powkiddy RGB10Xの対応エミュレーター>
- MAME(マメ アーケード)
- N64(ニンテンドー64)
- PS1(プレイステーション1)
- NEOGEO(ネオジオ)
- GBA(ゲームボーイアドバンス)
- NES(ファミコン)
- SFC(スーパーファミコン)
- MD(メガドライブ)
- NDS(ニンテンドーDS)
- GB(ゲームボーイ)など
※実際には上記以外のDC ドリームキャストやPSP、MSX、PCエンジンなどが含まれています。
ゲームの追加
しかも、Powkiddy RGB10Xは単にプリインストールされたゲームをプレイするだけではありません。LinuxベースのArk OSを搭載し、レトロアーチを利用することで、自分好みのゲームを追加することも可能です。
また、64GB、128GBの大容量microSDカードには、数千ものレトロゲームが収録されているので、飽きることなく楽しめます。
なお、Powkiddy の収録ゲームタイトル(内蔵ゲーム)はYouTubeで公開されています。
くわしくはこちらをご覧ください。Burari Akiba – YouTube
<エミュレーターの数を比較>
- 1.「Powkiddy V10」・・・10種類以上
- 2.「RGB10MAX3 Pro」・・・10種類以上
- 3.「Powkiddy RGB30」・・・30種類以上(実際には41種類以上あり)
- 4.「RG35XX H」・・・30種類以上
違い2:Rockchip RK3326 プロセッサの性能とAntutuベンチマーク
Powkiddy RGB10Xは、確かにRockchip RK3326プロセッサを搭載しており、Antutu V10ベンチマークでは7~8万点前後というスコアです。これは、Powkiddy V10など、同社の低価格帯モデルと同等の性能です。
しかし、ベンチマークスコアだけでPowkiddy RGB10Xを判断するのは早計です。このデバイスの真価は、PS1やスーパーファミコン、PCエンジン、ネオジオ、MAMEアーケード、CPS(カプコンアーケード)といった、多くのレトロゲームを快適にプレイできる点にあります。これらのゲームでは、遅延を感じることなく、スムーズな動作を楽しむことができます。
例えば、PS1の名作「ファイナルファンタジーVII」の戦闘シーンも、3Dグラフィックが滑らかに描写され、ストレスなくプレイできます。スーパーファミコンの「クロノトリガー」のような2D RPGも、美しいドット絵の世界を堪能しながら、快適に冒険を進めることができます。PCエンジンの「イースI・II」のようなアクションRPGも、軽快な操作性で楽しめます。
もちろん、一部のPSP、ドリームキャスト、ニンテンドー64のゲームでは、処理能力の限界から遅延が発生する場合もあります。しかし、Powkiddy RGB10Xは、多くのレトロゲームを快適にプレイできるだけの性能を備えています。
懐かしのゲームを気軽に楽しみたいというユーザーにとって、Powkiddy RGB10Xは、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。
<プロセッサとAntutuベンチマークを比較>
- 1.「Powkiddy RGB10X」「Powkiddy V10」・・・Rockchip RK3326、Antutu:約 7-8万 前後
- 2.「RGB10MAX3 Pro」・・・Amlogic A311D、Antutu:約 13-15万 前後
- 3.「Powkiddy RGB30」・・・Rockchip RK3566、Antutu:約 10万 前後
- 4.「RG35XX H」・・・Allwinner H700、Antutu:約 12万 前後
違い3:3.5インチの高精細なディスプレイ・4:3でゲームを見やすく表示できる
Powkiddy RGB10Xは、3.5インチのIPSディスプレイを搭載しています。
特筆すべきはそのアスペクト比です。レトロゲームに最適な4:3を採用することで、懐かしのゲームを当時の雰囲気そのままに楽しむことができます。例えば、スーパーファミコンの「スーパーマリオワールド」をプレイする場合、横に引き伸ばされることなく、オリジナルの画面比率でプレイできます。
解像度も640×480pxと高精細です。同じ3.5インチディスプレイを搭載したPowkiddy V10と比べると、その差は歴然で、ドット絵の一つ一つがより鮮明に表示されます。例えば、「ファイナルファンタジーVI」のドット絵キャラクターも、細部までくっきりと表示され、当時の感動が蘇ります。
ANBERNIC RG35XX Hと同等のディスプレイを搭載しながら、Powkiddy RGB10Xはより低価格を実現しています。高画質でレトロゲームを楽しみたいというユーザーにとって、これ以上のコストパフォーマンスは望めないでしょう。
<ディスプレイのサイズ、解像度を比較>
- 1.「Powkiddy V10」・・・3.5インチ、解像度 480 x 320 px のIPS LCD
- 2.「RGB10MAX3 Pro」・・・5インチ、解像度854 x 480 pxのIPS
- 3.「Powkiddy RGB30」・・・4.0インチ、解像度720 x 720 pxのLCD IPS
- 4.「RG35XX H」・・・3.5インチ、解像度640 x 480 pxのIPS
違い4:2800 mAhバッテリーで8時間駆動できる・充電はType-C
Powkiddy RGB10Xは、2800mAhのバッテリーを搭載し、約8時間もの長時間プレイを実現しています。例えば、「ロックマンX」(スーパーファミコン)を約8時間もぶっ続けでプレイできます。2時間の充電で、たっぷりゲームを楽しむことができます。
しかも、充電はType-Cに対応しており、10W(5V/2A)の急速充電に対応しているため、わずか約2.5時間でフル充電が完了します。外出先でも、ちょっとした空き時間に充電すれば、「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」(スーパーファミコン)のダンジョン攻略をすぐに再開できます。
興味深いのは、Powkiddy V10と比べてバッテリー容量が200mAh少ないにも関わらず、駆動時間は同じ約8時間である点です。これは、Powkiddy RGB10Xの省電力設計が優れていることを示しています。
ANBERNIC RG35XX Hは、3300mAhとより大容量のバッテリーを搭載していますが、駆動時間はPowkiddy RGB10Xと同じ約8時間です。つまり、Powkiddy RGB10Xは、より少ない電力で同等の駆動時間を達成していると言えるでしょう。
さらに、Powkiddy RGB10Xは、ネジを外すことで裏蓋を取り外せる構造になっています。そのため、バッテリーの交換が可能になると思われます。これは、ANBERNIC RG35XX Hにも見られる特徴です。バッテリー交換が可能になることで、デバイスをより長く愛用することができます。
長時間のゲームプレイを可能にするバッテリー性能、そして交換可能なバッテリー設計。Powkiddy RGB10Xは、まさに「遊び尽くせる」携帯ゲーム機と言えるでしょう。
<バッテリー容量・充電方式を比較>
- 1.「Powkiddy V10」・・・3000 mAh / Type-C充電
- 2.「RGB10MAX3 Pro」・・・4000 mAh / Type-C充電
- 3.「Powkiddy RGB30」・・・4100mA / Type-C充電
- 4.「RG35XX H」・・・3300 mAh / Type-C充電
違い5:ジョイスティックレバーとトリガーボタンで快適に操作できる
Powkiddy RGB10Xは、レトロゲームを快適にプレイするのに優れた操作性を実現しています。
まず目を引くのは、十字キーの下に配置されたジョイスティックレバーです。これにより、「怒首領蜂」(MAME)のようなアーケードシューティングゲームや、「ゼルダの伝説 時のオカリナ」(NINTENDO64)のような3Dアクションアドベンチャーなど、繊細な操作が求められるゲームもスムーズにプレイできます。
Powkiddy V10にはなかったこのジョイスティックレバーが、Powkiddy RGB10Xの操作性を大きく向上させています。
本体上部には、R1/R2/L1/L2のトリガーボタンを搭載。「グランツーリスモ」(PS1)のようなレースゲームや、「スターフォックス64」(NINTENDO64)のようなシューティングゲームなど、様々なジャンルのゲームに対応し、快適な操作を実現しています。十字キーやABXYボタンは、従来機種と同様の配置で、違和感なく操作できます。
実際にプレイしてみると、その操作性の良さに驚かされます。「ザ・キング・オブ・ファイターズ’98」(NEOGEO)の必殺技コマンドもスムーズに入力でき、ストレスフリーでゲームを楽しむことができます。
ジョイスティックレバーは1つだけですが、これはPowkiddy RGB10Xが低価格帯のモデルであることを考慮すれば十分でしょう。RGB10MAX3 ProやPowkiddy RGB30のように2つのジョイスティックレバーを搭載したモデルもありますが、価格差を考えると、Powkiddy RGB10Xのコストパフォーマンスの高さが際立ちます。
ANBERNIC RG35XX Hも2つのジョイスティックレバーを搭載していますが、Powkiddy RGB10Xは、価格を抑えつつもジョイスティックレバーを搭載することで、「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」(PS1)のような2Dアクションゲームから、「バイオハザード2」(PS1)のような3Dアクションゲームまで、幅広いゲームに対応できる操作性を実現している点が魅力です。
Powkiddy RGB10Xは、快適な操作性と高いコストパフォーマンスを両立させた、まさに「手に馴染む」携帯ゲーム機と言えるでしょう。
<ジョイスティックレバーの数を比較>
- 1.「Powkiddy V10」・・・ジョイスティックレバーなし
- 2.「RGB10MAX3 Pro」・・・ジョイスティックレバー2つあり
- 3.「Powkiddy RGB30」・・・ジョイスティックレバー2つあり
- 4.「RG35XX H」・・・ジョイスティックレバー2つあり
違い6:手のひらサイズの超小型デザイン・3色カラーを用意
Powkiddy RGB10Xは、145 x 73.2 x 17 mmというコンパクトなサイズを実現した、まさに手のひらサイズの携帯ゲーム機です。
片手で楽に握ることができるので、長時間のプレイでも疲れにくく、「ファイナルファンタジーVI」(スーパーファミコン)の長編RPGも快適に楽しむことができます。
カラーバリエーションは、トランスペアレントブラック、グレー、イエローの3色展開。クールなトランスペアレントブラック、落ち着いたグレー、鮮やかなイエローと、好みに合わせて選ぶことができます。
真四角のPowkiddy RGB30と比較すると、横幅は同じですが、縦幅がよりコンパクトになっています。ANBERNIC RG35XX Hとほぼ同じサイズ感でありながら、Powkiddy RGB10Xはより軽量で、携帯性に優れています。
Powkiddy V10と比べると、そのコンパクトさは一目瞭然です。Powkiddy V10は103.2 x 94 x 22.5 mm、重量165gなのに対し、
Powkiddy RGB10Xはさらに小型軽量化を実現しています。RG35XX Hの180gと比べても、Powkiddy RGB10Xは軽量です。
このコンパクトさ、そして軽さは、携帯ゲーム機にとって大きな魅力です。カバンやポケットに手軽に収納できるので、いつでもどこでも「ポケットモンスター 赤・緑」(ゲームボーイ)の世界を楽しむことができます。
Powkiddy RGB10Xは、そのコンパクトなデザインによって、携帯性と快適な操作性を両立させた、まさに「持ち運べる」携帯ゲーム機と言えるでしょう。
「Powkiddy RGB10X」のデザインはこちらのYouTubeでも確認できます。ぜひご覧ください。
<サイズ・重量を比較>
- 1.「Powkiddy V10」・・・103.2 x 94 x 22.5 mm (本体) (ボタン最上部30.2 mm)、重量 165 g
- 2.「RGB10MAX3 Pro」・・・サイズ 183 x 84.5 x 18mm、重量 不明
- 3.「Powkiddy RGB30」・・・サイズ 145 x 86.5 x 18mm、重量 207g
- 4.「RG35XX H」・・・サイズ 145 x 69 x 16 mm、重量 180 g
違い7:2つのSDカードスロットを搭載・システム、ゲームを分けて使用できる
Powkiddy RGB10Xは、2つのTF(microSD)カードスロットを搭載している点が大きな魅力です。1つはシステム用、もう1つはゲーム用と、用途が明確に分かれているため、非常に使い勝手が良いです。
システム用のストレージ容量は16GBで、OSやエミュレーターなどがインストールされています。さらに、最大256GBまで容量を拡張できるので、システムアップデートも安心して行えます。例えば、最新のアーケードゲームに対応したFinalBurn Neoエミュレータのバージョンアップも、容量不足を心配することなく行えます。
ゲーム用には、64GBまたは128GBのmicroSDカードが用意されており、数千ものレトロゲームがプリインストールされています。例えば、「ロックマンX」(スーパーファミコン)、「メタルスラッグX」(NEOGEO)、「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」(PS1)など、様々なジャンルの名作が楽しめます。
こちらも最大256GBまで拡張可能なので、容量を気にせず、好きなゲームを追加して楽しむことができます。例えば、「聖剣伝説3」(スーパーファミコン)や「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」(NINTENDO64)など、自分にとって思い出深いゲームを追加して、自分だけのゲームライブラリを作ることができます。
Powkiddy V10やRGB10MAX3 Proでは、TFカードスロットが1つしかありませんでした。そのため、システムアップデートを行う際に、ゲームROMに影響を与える可能性がありました。しかし、Powkiddy RGB10Xでは、システム用とゲーム用が独立したスロットになったことで、そのようなリスクを回避できます。
ANBERNIC RG35XX HやPowkiddy RGB30と同様に、2つのTFカードスロットを搭載したPowkiddy RGB10Xは、より快適で安全にレトロゲームを楽しむことができる、優れた携帯ゲーム機と言えるでしょう。
<SDカードスロットの数を比較>
- 1.「Powkiddy V10」・・・TF (microSD) カードスロット 1つ
- 2.「RGB10MAX3 Pro」・・・TF (microSD) カードスロット 1つ
- 3.「Powkiddy RGB30」・・・TF (microSD) カードスロット 2つ
- 4.「RG35XX H」・・・TF (microSD) カードスロット 2つ
LinuxベースのArk OSを採用・レトロゲームに最適化された、軽快で使いやすい
Powkiddy RGB10Xは、LinuxベースのArk OSを搭載している点も大きな魅力です。
Ark OSは、レトロゲームに特化したOSとして開発されており、直感的な操作で、誰でも簡単にゲームを楽しむことができます。例えば、初めて携帯ゲーム機を使う人でも、迷うことなく「パックマン」(MAME)を起動してプレイできます。
わかりやすいインターフェースで、ゲームの起動や設定変更もスムーズに行えます。例えば、「R-TYPE」(PCエンジン)の難易度を上げたい場合でも、複雑な操作をすることなく、簡単に設定を変更できます。
また、Ark OSはオープンソースであるため、世界中の開発者によって常に改良が続けられています。そのため、安定性が高く、安心して使用することができます。
さらに、Ark OSはカスタマイズ性にも優れており、自分好みのテーマや設定に変更することができます。壁紙を「ファイナルファンタジーVI」(スーパーファミコン)のイラストに変えたり、アイコンをスーパーファミコンのコントローラー風にするなど、自分だけのオリジナルなゲーム機にすることができます。
Powkiddy RGB10Xに搭載されているArk OSは、レトロゲームを快適に楽しむための最適な環境を提供してくれます。その使いやすさ、安定性、カスタマイズ性の高さは、他の携帯ゲーム機にはない大きな魅力と言えます。
「Powkiddy RGB10X」のデメリット
「Powkiddy RGB10X」のデメリットを紹介します。
Wi-Fi、Bluetoothに対応していない
「Powkiddy RGB10X」はWi-Fi機能がないため、オンラインでのシステムアップデートやストリーミングプレイなどが利用できません。
また、Bluetoothに対応していないため、Bluetoothに対応したワイヤレスのゲームパッドも使用できません。
一方、ANBERNIC「RG35XX H」はWi-Fi 5とBluetooth 4.2に対応していました。
「RGB10MAX3 Pro」は通信機能がありませんでしたが、Wi-Fiアダプター装着で通信できるようになります。
「Powkiddy RGB30」はWi-Fi、Bluetoothに対応していました。
<通信性能を比較>
- 1.「Powkiddy V10」・・・Wi-Fi対応
- 2.「RGB10MAX3 Pro」・・・Wi-Fiアダプター(別売)で通信可
- 3.「Powkiddy RGB30」・・・Wi-Fi 5、Bluetoothに対応
- 4.「RG35XX H」・・・Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2
HDMI映像出力に対応していない
「Powkiddy RGB10X」はHDMIポートがないため、テレビやモニターに映像出力することができません。
一方、ANBERNIC「RG35XX H」はminiHDMIポートを搭載し、映像出力が可能でした。
<HDMI映像出力を比較>
- 1.「Powkiddy V10」・・・HDMI映像出力できない
- 2.「RGB10MAX3 Pro」・・・HDMI映像出力できない
- 3.「Powkiddy RGB30」・・・Type-CからDP映像出力できる
- 4.「RG35XX H」・・・miniHDMIで映像出力できる
「Powkiddy RGB10X」のスペック
- ディスプレイ 3.5インチ、解像度 640 x 480 px のIPS LCD
※4:3/OCAフルフィット - リフレッシュレート 60HZ
- プロセッサ Rockchip RK3326 クアッドコア 1.5GHZ
※4コア/4スレッド/Cortex-A35-1.5GHz - GPU ARM Mali-G31 (サポート OpenGL ES3.2, Vulkan 1.0, OpenCL 2.0)
- RAM(メモリ)1GB DDR3L
- ストレージ TFカードスロット システム:16GB(最大256GB)、ゲーム: 64GB、128GB(最大256GB)
- 拡張ストレージ microSDカードで最大256GBまで
- バッテリー 2800 mAh (最大消費電力:5W)
- 駆動時間 8時間(2時間の充電)
- 充電 Type-C、5V/2A、時間:2.5時間
- ワイヤレス通信 なし
- インターフェース Type-C(OTG)x1、DC (Type-C/充電用) x1、TF1 カードスロット x1、TF2 カードスロット x1、3.5mm ヘッドホンジャック x1、音量ボタン
- スピーカー 内蔵キャビティスピーカー 2W x1 (前面、大音量)
- 操作 ジョイスティックレバー x1、A、B、X、Y、L1 / L2、R1 / R2、十字キー、リセット、電源ボタン、セレクト、スタート
- ゲームの追加 対応
- セーブ機能 対応
- 筐体 ABS樹脂(プラスチック)
- OS Open Source Linux
- サイズ 145 x 73.2 x 17 mm (本体) (ボタン最上部30.2 mm)
- 重量 不明
- カラー トランスペアレント ブラック、グレー、イエロー
- 付属品 USB Type-Cケーブル、説明書(英語、日本語、中国語)
「Powkiddy RGB10X」の評価
6つの基準で「Powkiddy RGB10X」を5段階で評価してみました。
- スペック:★★★
- 操作性:★★★
- エミュレーター:★★★
- 通信:×(なし)
- デザイン:★★★★
- 使いやすさ:★★★★
- 価格:★★★★
<総合評価>
Powkiddyから発売された3.5インチのヨコ型 携帯ゲーム機です。
Rockchip RK3326を搭載した低価格なモデルながらも、コスパに優れるモデルになっています。
プロセッサの性能から、PSPやDC、N64ゲームをメインにバリバリプレイできるゲーム機ではありません。
しかし、比較的負荷の低いPS1やスーパーファミコン、PCエンジン、ネオジオぐらいのゲームであれば快適に動作します。
アタリやMSXなど8bitのレトロゲームにも相性が良いのでおすすめです。
コスパが高いと感じるのは、まずディスプレイの解像度が比較的高い点です。
ANBERNIC「RG35XX H」と同じ解像度 640 x 480 pxの高精細な表示が可能で、画面は見やすい方だと思います。
また、ジョイスティックレバーが1つ搭載されているのも便利です。
2つないのは残念ですが、あまり使わないので大きな問題にはならないでしょう。
ジョイスティックレバーが全くない「Powkiddy V10」よりも操作性は良いといえます。
そのほかにも、TFカードスロットが2つ(システム用とゲーム用)搭載されていたり、Type-Cポートが2つ(OTG用と充電用)搭載されていたりと、
細かい点もしっかり考慮されて作られています。
Wi-Fi、Bluetoothなどの通信機能がないこと、HDMI映像出力がないことなどのデメリットがありますが、
その分価格が安くなっているので、お買い得です。
なお、個人的には中華ゲーム機で通信機能とHDMI映像出力は使わないようにしています。
Wi-Fiを使うとバッテリーが早く消耗してしまうのと、大画面でプレイするメリットが少ないからです。
そもそも大画面でプレイしたいなら、中華ゲーム機を買わなくてもいいですよね?
まあ、あったらあったらで便利ですが・・・。
「Powkiddy RGB10X」の発売時の価格は、$39.99 USD(日本円で約5634円)です。
AliExpressでは5,918円からで、やはりかなり安いです。
低価格でコスパの高い3.5インチの携帯ゲーム機を探している人におすすめです。
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AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介
「Powkiddy RGB10X」に似た性能をもつ携帯ゲーム機も販売されています。
「Powkiddy X35H」
Powkiddyから発売された3.5インチのLinux携帯ゲーム機です(2025年1月 発売)。
Powkiddy OS、Rockchip RK3566、1GB LPDDR4X、解像度640 x 480 pxのIPS液晶、3000 mAhバッテリーを搭載しています。
また、HDMI映像出力、最大2台までのゲームパッド接続、20種類以上のエミュレーター、2つのジョイスティックレバー、デュアルスピーカー、ゲームの追加、セーブ機能、Type-Cポート(OTG)、Bluetoothに対応しています。
価格はAliExpressでゲームROMなしモデルが9,488円、64GBモデルが10,279円、128GBモデルが11,861円、です。
関連記事:Powkiddy X35Hレビュー!独自OSで進化を遂げた3.5インチ携帯ゲーム機
「GKD Bubble」
Game Kiddyから発売されたセガ ゲームギア 風のデザインを採用した3.5型Linux 携帯ゲーム機です。
IPS液晶(解像度640 x 480 px)、RockChip RK3566 クアッドコア プロセッサと1GB メモリ、4000 mAhバッテリー、2つのTFカードスロット(システムとゲーム用)、miniHDMI端子を搭載しています。
また、22種類以上のエミュレーター、フローティング ディスク Dパッド、HDMI映像出力、オンライン対戦プレイ、ストリーミングプレイ、デュアルスピーカー、ゲームの追加、セーブ機能、USB Type-C (OTG) x1、Wi-Fi、Bluetoothに対応しています。
価格は、AliExpressで10,472円(ゲームROMなしモデル・128GBで12,251円、256GBで13,365円)です。
関連記事:セガ ゲームギア風「GKD Bubble」携帯ゲーム機の魅力を解説
「ANBERNIC RG40XX H」
ANBERNICから発売された4インチの携帯ゲーム機です。
Allwinner H700、1GB LPDDR4 メモリ、アスペクト比1:1のIPS液晶(解像度640 x 480 px)、3200 mAhバッテリー、2つのTFカードスロット、Hi-Fi スピーカーを搭載しています。
また、RGBライト、30種類以上のエミュレーター、HDMI出力、ストリーミングプレイ、対戦プレイ、振動モーター、ゲームの追加、Wi-Fi 5、Bluetooth 4.2に対応しています。
価格は、Amazonで13,599円(税込)、AliExpressで10,589円(64GBモデル)、米国 Amazon.comで$89.99 です。
関連記事:「ANBERNIC RG40XX H」とRG35XX H、Cubeの違い
ANBERNIC「RG 35XX H」
ANBERNICから発売された3.5インチの携帯ゲーム機です。
Linux OS、Allwinner H700、1GB LPDDR4メモリ、解像度640 x 480 pxのIPS液晶、3300 mAh バッテリー、デュアルジョイスティック、ショルダーボタン、2つのTFカードスロットを搭載しています。
また、PSPを含む30種類以上のエミュレーター、ストリーミングプレイ、HDMI映像出力、ワイヤレス投影、Hi-Fi スピーカー、有線/無線ゲームパッドとの接続、振動モーター、ゲームの追加、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 4.2に対応しています。
価格は、Amazonで12,599円、楽天市場で19,988円(送料無料)、ヤフーショッピングで14,280円、AliExpressで6,689円、米国 Amazon.comで$89.99 です。
関連記事:PSP対応「RG35XX H」と人気の小型ゲーム機を徹底 比較!
「Powkiddy V10」
Powkiddyから発売された3.5インチのLinux 携帯ゲーム機です。Rockchip RK3326、1GB DDR3L、解像度 480 x 320 px のIPS液晶、3000 mAh バッテリー搭載で、Wi-Fi通信、大音量のキャビティスピーカー、ゲームの追加、セーブ・ロード機能、最大256GBまでのストレージ拡張、Type-C(OTG)x1に対応しています。
価格は、Amazonで8,999円(税込)、AliExpressで5,755円、です。
関連記事:激安でも快適「Powkiddy V10」ゲーム機のメリット・デメリット
「Retroid Pocket Mini」
Retroid Pocketから発売された3.7インチの携帯ゲーム機です。
Android 10、Qualcomm Snapdragon 865、6GB LPDDR4x メモリ、解像度 1280 x 960 pxのAMOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1 ストレージ、4000 mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。
また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティック R1/R2/L1/L2、アクティブ冷却、A/B/X/Yボタンの配置カスタマイズ、デュアルスピーカー (1W x 2)、USB Type-C (OTG/)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。
価格は、Retroid Pocket公式サイトで$199.00(日本円で約28431円)です。
関連記事:「Retroid Pocket Mini」と2S、Pocket 5の違い
他のPowkiddy ゲーム機と比較
他にもPowkiddy のゲーム機が販売されています。2024モデルもあるので、ぜひチェックしてみてください。
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