格安タブレット「Blackview Tab 70 Wi-Fi」が高評価なのはなぜか?特徴やAntutuベンチマーク、スペックなどを手掛かりにその理由を探っていきます。
※2024年6月、「Blackview Tab 90 WiFi」が発売されました。
※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」が発売開始!
2024年4月、モバイル機器を販売する Blackview (ブラックビュー)ブランドから新製品「Tab 70 Wi-Fi」が発売されました。
Android 13ベースのDoke OS P3.0を搭載した10.1インチのタブレットです。
Blackviewからは2023年6月にMediaTek MT8183搭載の「Tab 11 WiFi」が発売されています。
このタブレットは「サクサクと動く」、「機能が豊富で使いやすい」と評判でした。
新モデルは低価格ながらもRockchip RK3562 プロセッサを搭載し、よりコスパに優れるモデルになっているようです。
早速、どんなタブレットなのか、詳しく見ていきましょう。
ニュースリリース:「Blackview Tab 70 WiFi」 Shenzhen Doke Electronic Co.、Ltd.のプレスリリース
格安でもサクサク動く意外な性能
1万円台前半の安いタブレットは動作が遅いと思っていませんか? タブレットの動作スピードを決めるのは、価格ではなく、主に「プロセッサ」と「メモリ」の性能です。
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」なら Rockchip RK3562 プロセッサと最大8GB(うち4GBは仮想メモリ)までのメモリで、サクサクと動きます。
動画視聴もWebでの調べもの、ビデオ通話、音楽再生など、たいていの用途で高速に動作するので、ストレスを感じません。
Antutuベンチマーク
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」はRockchip RK3562 プロセッサを搭載しています。
このプロセッサは、12nmプロセスで製造された4コア、4スレッド、最大2.0GHzのCPUを搭載し、
Antutu V10 ベンチマーク総合で約26万 前後を記録しています。
例: Antutu V10 総合で「228638」、CPUで「27836」、GPUで「18251」、MEMで「151679」、UXで「30872」。
同じプロセッサを搭載したモデル
同じプロセッサは「OUKITEL OT6」、「DOOGEE U10」などにも搭載されており、Antutuベンチマーク スコアもほぼ同じくらいになります。
OUKITEL OT6(Rockchip RK3562) ・・・・Antutu V10 ベンチマーク総合で約26万
DOOGEE U10 (Rockchip RK3562) ・・・Antutu V10 ベンチマーク総合で「257689」
例: Antutu V10 総合で「257689」、CPUで「31786」、GPUで「17843」、MEMで「173333」、UXで「34727」。
他のCPUと比較
他のCPUとAntutu ベンチマークで比較すると、低価格なモデルの中でも高いスコアを記録していることが分かります。
MediaTek Helio G99・・・Antutu 総合で約 40万 前後
Snapdragon 695 5G・・・Antutu 総合で約 40万 前後
Unisoc T616・・・Antutu 総合で約 30万
Snapdragon 680・・・Antutu総合で約 27万 前後
★ Rockchip RK3562・・・Antutu総合で約 26万 前後
Unisoc T606・・・Antutu 総合で26万 前後
MediaTek MT8788・・・Antutu総合で約 20万 前後
MediaTek MT8183・・・Antutu総合で約 20万 前後
Allwinner A523・・・Antutu 総合で16万 以上
MediaTek MT8766・・・Antutu 総合で10万 前後
原神も動く
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」は人気ゲーム「原神」も動作します。画質「低」で快適にプレイできます。メモリは最大8GBまで増設した方が快適にプレイできます。
また、そのほかのゲームも動作します。
PUBG Mobile・・・28 FPS
Call of Duty: Mobile・・・30 FPS
フォートナイト Fortnite・・・26 FPS
Shadowgun Legends・・・54 FPS
World of Tanks Blitz・・・59 FPS
Mobile Legends: Bang Bang・・・30 FPS
このほかにも、このほか、「ビックリマン・ワンダーコレクション」や「HIT : The World」、「Call of Duty: Warzone Mobile」、「PUBGモバイル」、「マインクラフト」、「ウマ娘」などのゲームもプレイできます。
Widevine L1対応だから動画視聴も快適
NetflixやAmazonプライムビデオなどを視聴しているとき、「もっといい画質で観たい」と思ったことはありませんか?
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」なら、DRM(デジタル著作権管理)技術「Widevine L1」に対応しているため、1080Pの高画質な映像で動画配信サービスを視聴することができます。
おまけに目の疲れを軽減する3つのアイ コンフォートモード付き。2つのアプリを同時に使える画面分割やワイヤレス投影にも対応するので、とっても便利に活用できます。
Wi-Fi 6対応で通信速度が速い
自宅のルーターが「Wi-Fi 6」に対応しているのに何故か通信速度が遅くありませんか?実はタブレット側も「Wi-Fi 6」に対応していないと、十分な速度で通信できないようになってます。
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」ならWi-Fi 6に対応しているので、通信速度も超高速。動画ファイルをわずか数秒でダウンロードしたり、プレステやPCなどのゲームでストリーミングプレイを楽しんだりできます。
最大8GBのメモリと64GB ストレージで快適
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」は4GB LPDDR3 メモリを搭載し、+4GBの仮想メモリ機能で、最大8GBまで増設できます。
8GBまでメモリを拡張すると、ブラウザのスクロールでカクつきもなくなり、スムーズにスクロールできます。
また、64GB eMMC 5.1 ストレージ搭載で、別売のmicroSDカードで最大1TBまで増設できます。
大量の写真やPDFファイルなども余裕で保存できるので便利です。
長持ち6580 mAhバッテリで充電の手間なし
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」は6580 mAhバッテリー搭載で、スタンバイで48日間、ビデオ再生で5時間、音楽再生で32時間、ゲームで4時間 駆動できます。
これだけ長い時間 動作すると、頻繁に充電の手間がかからず便利です。バッテリーの持ちは非常に良い方です。
なお、充電はType-Cポートを利用して行います。急速充電はなく、一般的な10Wの充電になります。
Google Lens対応のカメラを使える
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」は背面に5MPのメインカメラを搭載しています。
このカメラではAIを活用したGoogle Lensの機能を利用できます。
例えば、文字を映して検索したり、目の前のものを映して名前や情報を知ったり、外国語を写して翻訳したりできます。
また、前面に2MPのフロントカメラを搭載し、チャットやビデオ通話に利用できます。
顔認証ですばやくロック解除できる
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」は顔認証に対応し、安全かつスピーディにログインできるようになっています。
指紋認証には対応していません。暗いシーンでは顔がカメラに認識されないこともあるので注意してください。
デュアル BOXスピーカーで音がいい
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」はデュアル BOXスピーカーを搭載し、比較的「音がいい」ことです。BOXスピーカーは低音もしっかりと再生できるため、他のタブレットよりも音楽を聴いていても心地いい感じがします。
厚さ9.9mm、重さ520gで2色カラーを用意
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」はサイズ 246.5 x 163.3 x 9.9 mm、重さ 520.5gの薄型軽量デザインを採用しています。
厚さ9.9mmでかばんにもラクラクと収納でき、重さも約520gと軽いです。
また、カラーはスペースグレー、トワイライトブルーの2色を用意しています。どちらもシンプルで飽きのこないデザインです。
公式ページ: blackview.hk/products/item/tab70wifi
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」のスペック
- ディスプレイ 10.1インチ、解像度 800 x 1200 pxのIPS
※HD+/16:10/画面比率79%/アイコンフォートモード/画面分割 - 液晶の機能 ダークモード、ナイトライトモード、リーディングモード
- Widevine L1 対応
- プロセッサ Rockchip RK3562
※12nm/4コア/4スレッド/最大2.0GHz - CPU 4x ARM Cortex-A53 @ 2,0 GHz
- GPU ARM Mali-G52 2EE MC2
- RAM (メモリ) 4GB LPDDR3
- 拡張メモリ +4GBで最大8GBまで
- ストレージ 64GB eMMC 5.1
- 外部ストレージ microSDカードで最大1TBまで
- バッテリー 6580 mAh
- 駆動時間 スタンバイで48日間、ビデオ再生で5時間、音楽再生で32時間、ゲームで4時間
- 充電 Type-C、5V/2A
- 背面カメラ 5MP ※Google Lens 対応 (スキャン/認識/翻訳/検索)
- 前面カメラ 2MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (802.11b/g/n/ac,2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0
- ワイヤレス投影 対応
- インターフェース USB Type-C (OTG)、3.5mm ヘッドホンジャック
- スピーカー デュアル BOXスピーカー、1217
- 生体認証 顔認証
- OS Android 13ベースのDoke OS P3.0 ※GSM認証、Google Playストア 対応
- サイズ 246.5 x 163.3 x 9.9 mm
- 重量 520.5g
- カラー スペースグレー、トワイライトブルー
- 付属品 充電ケーブル x1、充電アダプタ x1、ユーザーマニュアル x1
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」のデメリット
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」のデメリットを紹介します。
4G LET通信に対応していない
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」はWi-Fi通信に対応し他モデルで、SIMフリーの4G LET通信には対応していません。
Wi-Fi環境がないとインターネットと接続できないというデメリットもあるので注意してください。
ドルビー・アトモスに対応していない
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」はDolby Atmos(ドルビー・アトモス)には対応していないため、映画館のような臨場感のあるサウンドは再生できません。
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」の評価
スペック:★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★★
総合評価
中国のShenzhen DOKE Electronic Co. Ltdが所有する「Blackview」ブランド から発売されたエントリー向けの Android 13 タブレットです。
第一のメリットは Rockchip RK3562 プロセッサ搭載で、比較的快適に動作する点です。
動画視聴やWebでの調べもの、音楽再生などは快適にこなせます。また、人気ゲーム「原神」も画質「低」で快適に動作し、その他のゲームもプレイできます。
性能的には決して高速なプロセッサではありませんが、負荷の高いゲームをプレイしなければ、ある程度 満足できる性能です。
なお、メモリは 4GB しかないので、別売の microSDカード を使って最大8GBまで 増設 した方がいいでしょう。その方が圧倒的に快適に動作します。
第二のメリットは Widevine L1 に対応していることです。
Netflix などの動画配信サービスで、1080P (HD)の高画質な映像を視聴を視聴できます。ディスプレイの解像度は解像度 800 x 1200 pxのHD画質ですが、IPSパネルなので視野角は広く、斜めから見ても見やすい液晶です。最近の液晶はHD画質でもなかなかキレイで、タブレットでも快適に動画を視聴できます。
第三のメリットはデュアル BOXスピーカーを搭載し、比較的「音がいい」ことです。
BOXスピーカーは低音もしっかりと再生できるため、他のタブレットよりも音に厚みがあり、音楽を聴いていても心地いい感じがします。
また、6580 mAhバッテリー搭載なので、音楽再生なら32時間も連続 駆動できます。バッテリ切れの心配なく音楽を楽しめるのも大きな魅力です。
(まとめ)
そのほかにも、Wi-Fi 6の超高速通信が利用できること、背面5MPカメラで Google Lens を利用できること、ワイヤレスでタブレットの画面をテレビなどに映し出せる「無線投影」、顔認証に対応していることなどのメリットがあります。
全体的なスペックは高くはありませんが、動画視聴やゲームなどもある程度快適にこなすことができ、スリムな薄型軽量ボディ(厚さ9.9mm、重さ520.5g)で外出先にも持ち出して使いやすいです。
なお、安いタブレットだからといってすぐ壊れることはありません。Blackviewのタブレットは耐久性にも優れているので、安心して使用できます。
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」の発売時の価格は、12,900円。
販売先によってはもっと安い価格で販売されていることがあるので、非常にお買い得です。低価格でもしっかりと使える Android 13 タブレットを探している人におすすめです。
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」の価格・販売先
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」は、
Amazonで15,900円(税込・2000円 OFFクーポン付き)、
楽天市場で12,900円(送料無料)、
ヤフーショッピングで11,900円(送料無料)、
AliExpressでUS $92.79 (日本円で約14032円)、米国 Amazon.comで$159.99 ($70 OFFクーポン付き)、
で販売されています。
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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
類似モデルの紹介
「Blackview Tab 70 Wi-Fi」に似たモデルも販売されています。
「OUKITEL OT6」
OUKITELから発売されたエントリー向けのタブレットで、Rockchip RK3562プロセッサを搭載しています。また、Widevine L1やメモリの拡張、顔認証にも対応しています。
価格は、Amazonで13,900円(税込・2000円OFFクーポン付き)、楽天市場で14,800円(送料無料・ポイント10倍あり)、米国 Amazon.comで$89.99 (5% OFFクーポン付き)です。
関連記事: 「OUKITEL OT6」意外なほど高性能? 超人気の激安タブレットと徹底 比較!
「DOOGEE U10」
DOOGEEから発売されたエントリー向けのAndroid 13タブレットです。Rockchip RK3562 プロセッサ、最大9GBメモリ、128GB UFS2.1ストレージを搭載しています。
価格は、Amazonで9,900円(税込・専用ケース付属)、楽天市場で15,742円円(送料無料)、ヤフーショッピングで17,070円、DOOGEE公式サイトで15,000円、AliExpressでUS $89.35 (Pro版)、米国 Amazon.comで $75.99 (日本円で約11492円) です。
関連記事: 「DOOGEE U10」渾身の激安モデル? 最新の低価格タブレットと徹底 比較!
「TECLAST P30T」
Android 14 OSを搭載したTECLASTのエントリー向けタブレットです。Allwinner A523 プロセッサや最大10GBメモリ、128GBストレージを搭載しています。
価格は、Amazonで17,900円(5000円OFFクーポン付き)、楽天市場で14,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで14,980円(送料無料)、AliExpressでUS $59.51 (日本円で約8999)、米国 Amazon.comで $119.99 ($20 OFFクーポン付き)です。
関連記事:「TECLAST P30T」新OSでサクサク? 最安コスパのタブレットと徹底 比較!
他のBlackviewのタブレットと比較
他のBlackviewのタブレットも販売されています。サイズは7インチから10インチ、11インチ、12インチがあります。Android 13 OSやAndroid 14 OSを搭載したモデルも多数あるので、ぜひ比較してみてください。
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