キーボードを備えたスマートフォン「ブラックベリー」の人気が再び高まっている。人気の背景には最新機種「BlackBerry Priv」の登場が大きい。従来まで採用していたBlackBerry OSを廃止し、新たにGoogleのAndroid OSを搭載。それまで決定的な弱点とされてきたアプリの数がいっきに増え、利用者が急増した。
しかし、ブラックベリーの人気は以前から着々と高まっていたことも忘れてはならないだろう。発売されてきたモデルを遡ってみると、従来のブラックベリーデザインを復活させた「BlackBerry Classic」、ディスプレイに4.5インチの正方形サイズを採用した「BlackBerry Passport」などRIM社は魅力的なモデルを次々に発表していた。
さらに遡ってみると、その前身には「BlackBerry Q10」、「BlackBerry Q5」と将来の人気モデルにつながる機種がブラックベリーファンたちに温かく迎えられていたのだった。「BlackBerry Priv」の成功は、こうした過去の機種とファンの支えがあってこそ生まれたものだと言ってもいいだろう。数々の失敗を乗り越えて、ブラックベリーは再び栄光の道を歩み始める。
再び注目されるブラックベリー 最新機種から旧機種まで
ブラックベリーの最新モデルから旧モデルまでをまとめて紹介する。最新のものはAndroid OSを搭載し、使い勝手が大幅に向上。旧モデルは少々古くても物理キーボード&SIMフリーでまだまだ使えるものが多い。
BlackBerry スマホ まとめ パートⅠ
ここでは2018年〜2019年にかけて発売された最新のブラックベリースマホをまとめて紹介する。
<デュアルカメラ&キャリアSIM対応のハイスペックスマホ>
「BlackBerry KEY2」
「BlackBerry KEY2」はAndroid 8.1を搭載した4.5 型のスマートフォン。厚さ8.5 mmの薄型ボディにQWERTY物理キーボードと1200万画素のデュアルカメラ(背面)を搭載。ブラックベリー独自の高度なセキュリティ機能が利用できるほか、指紋認証、Wi-Fiデュアルバンド、NFC、ショートカット機能、3大キャリアSIMでの通信、キャリアアグリゲーション、急速充電にも対応している。
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<スナドラ 636搭載のブラックベリースマホ>
「BlackBerry KEY2 LE」
「BlackBerry KEY2 LE」はAndroid 8.1を搭載した4.5型のスマートフォン。物理キーボードを備えたボディにQualcomm Snapdragon 636 オクタコアCPUと4GB RAMを搭載。1300万画素+500万画素のデュアルカメラ、22時間駆動する3000 mAhバッテリー、最大64 GBストレージNano-SIMスロットを備えるほか、セキュリティ機能「DTEK」、急速充電( Quick Charge 3.0)、Bluetooth5.0、Wi-Fiデュアルバンド、USB Type-C接続、NFC、キャリアアグリゲーション、Google Plaストア、DSDV(デュアルSIM版のみ)にも対応している。
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<スマート物理キーを搭載したAndroid 7.1スマホ>
「BlackBerry Motion」
「BlackBerry Motion」はAndroid 7.1を搭載した5.5型のスマートフォン。側面に頻繁に利用するアプリを呼び出せる物理キーを搭載。プライベートなファイルや写真を保護する指紋認証センサーや1200万画素カメラを備えるほか、防水防塵、Wi-Fiデュアルバンド、USB Type-C、NFCにも対応している。
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<究極の完成形 スマートに進化した物理キーボード搭載 Android7.1スマホ>
「BlackBerry KEYone」
「BlackBerry KEYone」はAndroid 7.1を搭載した4.5型のスマートフォン。新たに設計しなおしたスマートなボディとキーボードで快適に入力できるほか、BlackBerry独自の強力なセキュリティ機能を搭載。PDAFが可能な1200万画素カメラや急速充電、WiFiデュアルバンド、NFC、FMラジオ機能も利用できる。
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BlackBerry スマホ まとめ パートⅡ
ここでは2017年〜2018年にかけて発売されたブラックベリースマホをまとめて紹介する。
<Android OS&スライドキーボード搭載・BlackBerry>
「Priv」
「BlackBerry PRIV」は、キーボード付きのブラックベリーでは初めてAndroid OSを搭載したモデル。スライドキーボードを使って、快適に文字入力することができる。ディスプレイは5.4インチ、解像度1440 x 2560のAMOLED液晶を搭載。タッチ対応の有機ELで両サイドがカーブししたデザインを採用している。
通信は4G LET、3G、2Gに対応。
対応バンドは4G FDD-LTE 2100MHz(1) / 1900MHz(2) / 1800MHz(3) / 1700/2100MHz(4) / 850MHz(5) / 2600MHz(7) / 900MHz(8) / 700MHz(12) / 700MHz(13) / 700MHz(17) / 800MHz(19) / 800MHz(20) / 1900MHz(25) / 700MHz(28) / 700MHz(29) / 2300MHz(30)、TDD-LTE
Band38 / Band40 / Band41、3G(HSPA+)2100MHz(1) / 1900MHz(2) /1700/2100MHz(4) / 850MHz(5) / 800MHz(6) / 900MHz(8)、2G GSM 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz。
SIMカードサイズはNanoSIMを採用する。
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BlackBerry スマホ まとめ パートⅢ
ここでは型落ちしたブラックベリースマホをまとめて紹介する。
<ブラックベリーファンのために生まれた最新機種>
「BlackBerry Classic」
「BlackBerry Classic」(Q20)は従来のブラックベリーデザインを復活させたモデル。BlackBerry 10 OSやQualcomm製プロセッサ、RAMに2GBを搭載するなど、中身も格段にパワーアップされている。
ディスプレイは3.5インチ、解像度720 x 720(294 ppi)のIPS液晶を搭載。プロセッサはQualcomm製 MSM 8960 1.5GHz、RAMは2GBを備える。
通信は4G LET、3G、2Gに対応。
対応バンドはネットワーク : 2G GSM 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz、3G W-CDMA 850 / 900 / 1900 / 2100 MHz、4G LTE 800 / 850 / 900 / 1800 / 1900 / 2100 / 2600 MHz。
SIMカードサイズはNano SIMを採用する。
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<4.5インチの正方形液晶を搭載した>
「Blackberry Passport」
「BlackBerry Passport」はディスプレイに4.5インチの正方形サイズを採用したモデル。プロセッサはQualcomm製 Snapdragon 800デュアルコアを搭載し、RAMは3GBを備える。バッテリー容量は3450mAhで最大30時間の連続使用が可能。カメラは前面1300万画素、背面200万画素と十分に使えるレベルになっている。
通信は4G LET、3G、2Gに対応。
対応バンドは4G LTE700/800/850/900/1700/1800/1900/2100/2600、3G WCDMA:850/900/1700/1900/2100 MHz、2G GSM:850/900/1800/1900 MHz。
Wi-fi:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth:4.0、NFC、 Miracastもサポートする。SIMカードサイズはNano SIMを採用する。
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<BlackBerry 10.2を搭載したハイエンドモデル>
「BlackBerry Q10」
「BlackBerry Q10」はOSにBlackBerry 10.2を採用したモデル。言語はOSアップデートすることで日本語も使えるようになっている。ディスプレイは3.1 インチ、解像度720 x 720(330ppi)のIPS液晶を搭載。プロセッサは1.5GHzデュアルコア、RAMは2GBを備える。ストレージは16GBで、microSD カードで最大 32 GBまで増設可能。バッテリーは2100 mAhとなっている。
カメラは背面800万画素、前面200万画素。背面カメラはLEDフラッシュやオートフォーカスも利用できるようになっている。インターフェースはマイクロUSB、マイクロHDMI、イヤホンジャック。
通信は4G LET、3G、2Gに対応。
対応バンド(※SQN100-1の場合)は、LTE 2,5,4,17、HSPA+/UMTS 1, 2, 5/6、GSM/GPRS/EDGE (850/900/1800/1900 MHz)。Wi-Fi a/b/g/n, Bluetooth 4.0、NFCもサポートする。SIMカードサイズはMicro-SIMを採用する。サイズは66.8(W)×10.35(D)×119.6(H)mmで、重量は約139gとなっている。
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<物理QWERTYキーを搭載したエントリーモデル>
「Blackberry Q5」
「BlackBerry Q5」は物理QWERTYキーを搭載したBlackBerry入門機。最新OSのBerry OS 10.2を搭載して通信はLETにも対応する。ディスプレイは3.1インチ、解像度720×720のIPS液晶を搭載。プロセッサはQualcomm Snapdragon 4 1.2GHz デュアルコア、RAMは2GBを備える。ストレージは8GBで、microSDカードで最大32GBまで増設可能。バッテリー容量は 2180mAh。カメラは背面500万画素、前面200万画素。背面カメラはLEDフラッシュ、タッチフォーカス対応になっている。
通信は4G LET、3G、2Gに対応。
対応バンドは4G LTE (FDD) Bands 17/ 5/ 4/ 2、3G UMTS 850/ 1700 2100 / 1900, 2100 MHz、2G GSM 850/ 900/ 1800/ 1900 MHz。Wi-Fi a/b/g/n, Bluetooth 4.0、NFCもサポートする。SIMカードサイズはMicro-SIMを採用する。サイズは120 x 66 x 10.8 mm 、重量は120 g 。カラーはブラック、ホワイトのほか、レッド、グレイ、ピンクもラインナップする。
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ドコモのブラックベリーが売れてる?!
ここだけの話だが、実は今、ドコモから発売されていた旧機種のブラックベリーが売れている。ブラックベリーの人気が出てきたことで、今までその存在を知らなかった人たちが興味を持ち始めてきたらしいのだ。
ドコモはブラックベリーの端末向けのサービス「ブラックベリーサービス」を2017年3月31日に終了するのだが、それでも売れているのは、破格の安さにあるだろう。詳しくは下記の関連記事を読んでほしい。
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