NTTドコモは、ブラックベリー端末向けのサービス「ブラックベリーサービス」を2017年3月31日に終了する。
「ブラックベリーサービス」はBlackBerry製端末向けの独自ネットワークサービス。法人向けのインターネットサービス「BlackBerry Enterprise Service」、個人向けの「BlackBerry Internet Service」、法人および個人両方のサービスを利用できる「BlackBerry Dual Service」が用意されていた。
今回ドコモが各種サービスを終了することで、2017年4月からはメールの送受信やWebの閲覧、データ通信を伴うアプリの利用ができなくなる。なお通話とSMSは引き続き可能となる。
通信できなくなるわけではなかった?! ドコモ「ブラックベリーサービス」終了の真実
ドコモの「ブラックベリーサービス」の中身をご存じだろうか? これはまだSIMフリー端末などなかった時代の代物で、当時はこれを利用しなければ3Gでの通信ができなかった。
3Gでの通信といっても、OSが古すぎるためネット閲覧も遅すぎて使い物にならないレベル。かろうじて瞬時にメールが届く「プッシュメール」機能だけが便利だった。
しかし、当時はドコモのあまりの高額料金に閉口した。ドコモの「ブラックベリーサービス」を使えば、月に一万円程度はかかった。たかが「プッシュメール」機能しかまともに利用できない代物になぜ一万円近く払わなければならないのか? 当時からドコモに対する不信感はかなり高かった。その後、契約終了を待って、即ドコモの契約を解約した。「ブラックベリーサービス」もそのときを境に終了した。
でも普通に使える!
だが、それで通信できなくなったかと言えば、そうではなく、Wi-Fiでは何ら問題なく使用できた。つまり、旧機種のブラックベリーでもモバイルルーターを使えば、外出先でもWi-Fi経由で通信できる。メールやネット閲覧は問題なく可能なのだ。当時はSIMフリー端末がなかったので利用できなかったが、今ならSIMフリー端末をデザリングして、ブラックベリー端末を利用することができる。
また、ドコモのブラックベリーに対してSIMロックを解除する業者も登場中だ。ただし、ドコモのブラックベリーのSIMロック解除は相当な困難を伴う。こちらの記事を参考に実行するべきか検討した方がいいだろう。
ドコモ「ブラックベリーサービス」終了を受けてBlackberryが激安に?!
ドコモ「ブラックベリーサービス」終了を受けてBlackberryが値下げされている。値下げされているのは、主にドコモが販売していたブラックベリー端末。もう古くて何にも役に立たない用にも思えるが、ツイッターとの相性は抜群にいい。
カメラで撮影した写真をツイッターに投稿し、そのままキーボードでコメントを入力。タッチスクリーンと比べると、これが想像以上に快適だ。タッチスクリーンになじめないキーボード派のユーザーにはやはりブラックベリーがおすすめ。旧機種でもメモやツイッター専用機にすれば、まだまだ現役で使える。
※旧機種ブラックベリーは使っているうちに故障することあり。そのため中古品の購入はおすすめしない。
使える言語を確認してから購入しよう!
旧ブラックベリーを使う際には使える言語をチェックするのが鉄則。海外製のものはSIMフリー(※3G対応)で使うことができるが、日本語に対応していないので基本的に使えない。古い機種のブラックベリーは当然のことながら、Android OSではなく、BlackBerry OSを使っているためだ。
最新のBlackBerry OSは日本語に対応しているが、昔のBlackBerry OSは日本語に対応していないことをおさえておこう。なお、それでも使用する場合は、自力で日本語を導入する手もあるが、初心者にはハードルが高すぎるので注意が必要だ。ドコモから発売されていた旧ブラックベリーは日本語に対応しているので、特別な設定などしなくても普通に使用できる。ブラックベリー初心者の場合は、ドコモ製のブラックベリーを購入することを強くおすすめする。
ドコモで発売されたブラックベリー 一覧(※日本語対応)
ここではドコモで発売されたブラックベリーをまとめて紹介します。
docomo BlackBerry Bold9000
「BlackBerry Bold 9000」はブラックベリーのドコモブランドモデルとして2009年2月に日本で初めて発売されたモデル。ディスプレイは2.7インチ、解像度480×320のTFT液晶。前面QWERTY配列キーボードを備えたストレートタイプを採用。中心部にあるトラックボールで上下左右にカーソルや画面を動かせる。バッテリーカバーは取り替えが可能で、他の色のカバー、デニム生地のカバー、カーボンカバーなどが販売されている。
連続通話時間 3Gで約130分、GSMで約130分、連続待受時間 3Gで約250時間、GSMで約210時間。外部メモリはmicroSDHC対応で最大16GBまで増設できる。Wi-Fi、Bluetooth 2.0もサポートする。カメラは背面約200万画素。
通信は3G、2Gに対応。対応バンドは3G:W-CDMA 2100/1900/850/800MHz(ドコモ向け端末のみFOMAプラスエリア対応)、
2G:GSM 1900/1800/900/850MHz。
SIMスロットはシングル仕様で、SIMカードサイズは標準SIMサイズを採用する。
サイズ 114 × 66 × 15 mmで、重量は137 g。カラーはブラックとホワイトの2色をラインナップする。
ドコモ Blackberry Curve 9300
「Blackberry Curve 9300」はブラックベリーのドコモブランドモデルとして2010年12月に日本で発売されたモデル。「BlackBerry 9900」や「BlackBerry Bold 9000」よりもスペックを落とし、気軽に購入できるモデルとして発売された。
ディスプレイは2.4インチ、解像度320×240のTFT液晶。RAMは256 MBとなっている。カメラは背面のみで200万画素画素(オートフォーカス対応/ CMOSセンサー搭載)。
通信は3G、2Gに対応。対応バンドは3G:W-CDMA 2100/1900/850/800MHz(FOMAプラスエリア対応)、2G:GSM 1900/1800/900/850MHzSIMスロットはシングル仕様で、SIMカードサイズはMini-SIMを採用。Wi-Fi 802.11b/g/n、Bluetooth4.1もサポートする。
ボディは従来モデルと同様にQWERTY配列のキーボードを配したストレートタイプ。中心部には光学式トラックパットを搭載し、直感的に操作できる。キーボードはBlackBerry Bold 9700やBoldとは若干異なり、キーがそれぞれ独立して配置。また、音楽再生用の[<<]戻る [ |> ]再生・停止 [>>]局送りといったメディア再生ボタンが搭載されている。
外部メモリは microSDHC対応で、最大32GBまで増設できる。OSはBlackBerry OS 5.0を採用。サイズは 109 × 60 × 13.9 mm、重量は 104 gカラーはブラックのみを用意する。
Blackberry Bold 9700
「Blackberry bold 9700」は2009年、ドコモから発売されたカナダの製のスマートフォン。QWERTY配列キーボードを備えたストレートタイプで、トラックパッドも搭載されていた。
液晶サイズは、2.7 インチ。画面解像度480×360のTFTを搭載(非タッチ式)。プロセッサは624 MHzで、RAMは256 MBを備える。ストレージはmicroSDカードで16 GB搭載可能。バッテリー容量は1500 mAhで、連続待受時間は3Gで約400時間、2G GSMで約270時間となっている。
カメラは320万画素。通信は3G(※日本での音声通話が可能なHSDPAに対応)、2G(GPRS)に対応。対応ネットワークは3G:W-CDMA 2100/1900/850/800MHz(FOMAプラスエリア対応)
2G:GSM 1900/1800/900/850MHz。SIMカードサイズはMini-SIMを採用。Wi-Fi 802.11 b/g、Bluetooth 2.1(+EDR1対応)もサポートする。
インターフェースはmicro SDカードスロット、micro USB、3.5mmステレオジャックなど。センサーにはGPS(A-GPS)を備える。サイズは109 x 60 x 14 mmで、重量は122 g。カラーはブラックのみをラインナップする。
BlackBerry Bold 9780 docomo
「BlackBerry Bold 9780」はBlackBerry OS 6.0を搭載した2.4インチ、のスマートフォン。2011年6月にBlackBerry Bold 9700の後継機種としてドコモから発売された。
ディスプレイは2.4インチ、解像度480 x 360の液晶を搭載。プロセッサはMarvell PXA930 624 MHz、RAMはRAM 256 MBを備える。バッテリー容量は1500 mAhストレージ容量は512 MBで、micro SDカードで最大32GBまで増設できる。カメラは背面500万画素画素、前面なし。
通信は3G、2Gに対応。対応バンドは3G:W-CDMA 2100/1900/850/800MHz(FOMAプラスエリア対応)、2G:GSM 1900/1800/900/850MHz。SIMカードサイズはMini-SIMを採用。Wi-Fi 802.11 b/g、Bluetooth 2.1(A2DP)、GPS(A-GPS)もサポートする。
インターフェースはmicroUSB 2.0、micro SDカードスロット、3.5mmステレオジャック。搭載センサーはFingerprint、accelerometer、gyro、proximity、compass。
サイズは109 × 60 × 14.1 mmで、重量は122 g。カラーはブラック、ホワイトの2種類をラインナップする。
「BlackBerry Bold 9780」のスペック
- ディスプレイは2.4インチ、解像度480 x 360の液晶
- プロセッサはMarvell PXA930 624 MHz、
- RAMはRAM 256 MB
- ストレージ容量は512 MBで、micro SDカードで最大32GBまで増設できる。
- バッテリー容量は1500 mAh
- カメラは背面500万画素画素、前面なし。
- OSはBlackBerry OS 6.0
BlackBerry Bold 9900 docomo
「BlackBerry Bold 9900」はブラックベリーのドコモブランドモデルとして2012年3月に日本で初めて発売されたモデル。CPUにSnapdragon MSM8655(1.2GHz)を搭載しているほか、デジタルコンパスやNFCにも対応している。
ディスプレイは2.8インチ、解像度640×480のTFT液晶を搭載。液晶はフルタッチ対応になっている。通信は3Gと2Gに対応。対応ネットワークは3G:W-CDMA 2100/1900/850/800MHz(FOMAプラスエリア対応)、2G:GSM 1900/1800/900/850MHz。
SIMスロットはシングル仕様で、SIMカードサイズは標準SIMサイズを採用。背面はこれまでの革張りではなくカーボンファイバー素材のカバーを採用している。OSはBlackBerry OS 7.1。外部メモリには microSDHCに対応し、最大32GBまで増設できる。サイズは 115 × 66 × 10.5 mmで、重量は 130 g。カラーはホワイトとブラックの2種類をラインナップする。
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