2019年7月に発売された7.8型のEinkタブレット「BOOX Nova Pro」の特徴、スペック、性能、価格を紹介! 「Kindle Paperwhite」や「Amazon Fire HD 8」との違いも合わせて掲載しています。
※2020年11月13日にSKTから7.8型「Boox Nova3」が発売されました。
※2020年5月6日にSKTから7.8型「BOOX Nova2」が発売されました。
「Boox Nova Pro」の特徴
「Boox Nova Pro」の特徴についてまとめてみました。
筆圧 4096段階のワコムペンで手書き入力できる
「Boox Nova Pro」はワコム(Wacom)の電磁誘導式スタイラスペンで手書き入力できるようになっています。筆圧検知は 4096段階。電磁タッチと静電容量式タッチの両方がサポートされているため、スタイラスで描きながら、指で操作することもできます。
Android 6.0搭載・Google Playストアに対応
「Boox Nova Pro」はOSにAndroid 6.0を採用しているため、Google Playストアからアプリをダウンロードできるようになっています。すべてのアプリには対応していませんが、KindleやKoboなどの電子書籍ストアアプリや朝日新聞デジタルなどの新聞系アプリを利用することは可能です。
高精細なEink液晶・フロントライトも使える
「Boox Nova Pro」は7.8インチのCarta Eink液晶を搭載しています。解像度は1872×1404ピクセルで、ピクセル密度は300 PPI 。非常に高精細なため、細かい字もはっきりくっきりと表示できます。
また、薄暗い場所でも読書できるようにフロントライトを搭載。反射の少ないガラスパネルを採用しているため、快適に読書することができます。
Onyx Booxの公式 製品紹介 動画
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「BOOX Nova Pro」 のスペック
- ディスプレイ 7.8インチ、解像度1872×1404ピクセルのCarta Eink液晶
※フロントライト付き / 300 PPI / 16色グレーススケール / リフレッシュ技術:Regal / タッチ:静電容量方式タッチ / フロントライト:あり / フラットパネル - プロセッサ 1.6GHzクアッドコア
- RAM(メモリ) 2GB LPDDR3
- ストレージ容量 32GB
- バッテリー 2800mAh
- 駆動時間 7日間以上
- カメラ なし
- 通信 WiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.1
- インターフェース USB Type-C
- OS Android 6.0
- サイズ 196.3×137×7.7mm
- 重量 240g
- スタイラスペン 筆圧検知 4096段階 / ワコム(Wacom)の電磁誘導式スタイラスペン
- 発売日 2019年7月4日 ※日本
- 対応ファイルフォーマット
ドキュメント形式 PDF、EPUB、TXT、DJVU、HTML、RTF、FB2、DOC、MOBI、CHM など
画像フォーマット形式 PNG、JPG、TIFF、BMPで
オーディオフォーマット形式 WAV、MP3
デジタル著作権管理「DRM」もサポート
「BOOX Nova Pro」の性能
「BOOX Nova Pro」の性能についてまとめてみました。
ディスプレイの性能
ディスプレイは7.8インチ、解像度1872×1404ピクセルのCarta Eink液晶を搭載。ピクセル密度300 PPI 、16色グレーススケール のタッチ対応液晶で、目の負担を抑えながら快適に読書することができる。また、フロントライト付きで暗い場所でも読書することが可能。新しいEインクリーガルリフレッシュテクノロジを採用し、ページめくり後に影やゴーストの線を残さず、読書できる。
インターフェースの性能
インターフェースはUSB Type-C。マイク・スピーカー、イヤフォンジャック、microSDカードスロットは非搭載で利用不可。本体は物理ボタン(バック、電源)が搭載されている。
OS・Google Play
OSはAndroid 6.0を搭載で、Google Playストアも利用可能。独自のAPPストア「BOOXストア」も利用でき、アプリをダウンロードできる。また、新しいユーザーインターフェースデザインを採用し、より直感的に操作できるように改善されている。
アップデート情報
なお、2019年5月のソフトウェアアップデート( ver2.1.1 ) により、従来のEvernoteとDropboxに加えて、Onenote(現状は個人アカウントのみ)にも同期(※PDF形式で保存)が可能。日本語による手書き認識機能にも対応している。
「BOOX Nova Pro」と「Kindle Paperwhite」との違い
「BOOX Nova Pro」は「Amazon Kindle Paperwhite」と比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのだろうか? ディスプレイ、ストレージ、アプリ、通信、音楽再生の5項目に分けて、その違いを明確にしてみよう。
ディスプレイの違い
「BOOX Nova Pro」は7.8インチの大型液晶を採用しており、6インチのAmazon Kindle Paperwhiteと比較して、1画面に68%多くのテキストを収めることができる。また、「BOOX Nova」の解像度は1872×1404で、6インチのKindle Paperwhiteの解像度「1448×1072」を上回っている。
ストレージの違い
「BOOX Nova Pro」は32GBストレージを搭載しており、PDFなどのデータも大量に保存することができる。対するAmazon Kindle Paperwhiteは4GB(約1000冊を保存可能)。Amazon Kindle用の電子書籍やテキストデータは大量に保存できるものの、大量のPDFを保存するのには向いていない。
アプリの違い
「BOOX Nova Pro」はAndroid 6.0を搭載しており、Google Playからアプリをダウンロードできる。対するAmazon Kindle PaperwhiteはAndroid OSを搭載していないため、アプリをダウンロードして利用することができない。そのため、新聞購読アプリ(朝日新聞デジタルなど)も利用することができないという不都合が生じることになる。「BOOX Nova」は新聞購読アプリ(朝日新聞デジタルなど)が利用可能で、目の疲れを軽減して新聞を読むことができる。
通信の違い
「BOOX Nova Pro」はWiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)とBluetooth 4.1を搭載している。それに対し、Amazon Kindle PaperwhiteはWiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)のみで、Bluetooth通信に対応していない。そのため、ワイヤレススピーカーと接続できないという不都合が生じる。ただし、Amazon Kindle Paperwhiteは無料4G通信が利用可能なモデルが用意されており、モバイル性能はAmazon Kindle Paperwhiteの方が高い。
オーディオの違い
「BOOX Nova Pro」はスピーカーやイヤホンジャックが搭載されておらず、音楽再生時にはBluetooth通信でワイヤレススピーカーと接続する必要がある。それに対し、Amazon Kindle Paperwhiteはスピーカーやイヤホンジャックは非搭載で、Bluetooth通信も不可。音楽再生することができないというデメリットがある。
「BOOX Nova Pro」と「Amazon Fire HD 8」の違い
「BOOX Nova Pro」は8インチのAndroidタブレット「Amazon Fire HD 8」と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのだろうか?動作、目の疲れ具合、バッテリー駆動時間、使用できるアプリ、価格の5項目に分けて、検証してみよう。
動作スピードは遅め
「BOOX Nova Pro」はAndroidタブレットにEink液晶を搭載したタブレットではなく、電子書籍リーダーにAndroid OSを搭載させたものだ。そのため、クアッドコアCPUを搭載していても、動作面は通常のAndroidタブレットよりも「もっさり」したものとなる。したがって、動作面では「Amazon Fire HD 8」の方が高速に動作する。電子書籍リーダーのゆったりした動作スピードが気に入られない人はEinkタブレットは選択しない方がいい。「BOOX Nova」の動作スピードは決して速くない。
目が疲れにくい
「BOOX Nova Pro」はCarta Eink液晶を搭載しているため、目の負担を大幅に抑えることができる。直射日光下でも見やすいため、屋外での使用に向いている。一方、「Amazon Fire HD 8」は読書モードなど目の疲れを軽減する機能がついているものの、Eink液晶よりも目の負担が大きい。あまり目に負担をかけたくないならば、Eink液晶を選択した方がよい。
Eink液晶でバッテリーも長い
「BOOX Nova Pro」のバッテリー容量は2800mAhだが、電力消費の少ないEink液晶を採用しているため、一度の充電で数週間連続して使用することができる。それに対し、「Amazon Fire HD 8」は最大10時間の連続駆動が可能になっており、すぐに充電する必要が出てくる。充電なしで数週間使いたい場合はEink液晶を選択した方がいいだろう。
Android&Google Playアプリが使える
「BOOX Nova Pro」はAndroid6.0&Google Playストア対応で、ブラウザやニュース・SNS系などのアプリが利用できるが、重いゲームアプリなどはうまく動作しないことがある。一方、「Amazon Fire HD 8」はGoogle Playストアには非対応なものの、APKPure(https://apkpure.com/jp/)などから豊富なAndroidアプリをダウンロードすることができる。「BOOX Nova」はすべてのAndroidアプリに対応しているわけではないので、事前に調べてから購入した方がいいだろう。
価格はやや高め
「BOOX Nova Pro」は現在Amazonで 3〜4万円で販売されており、決して安くはない。それに対し、「Amazon Fire HD 8」は10,980円で購入でき、手軽に購入できるメリットがある。
しかし、今まで述べてきたとおり、電子書籍リーダーのAmazon 「Kindle Paperwhite」と比較した場合には数多くのメリットがあり、Androidタブレット「Amazon Fire HD 8」と比較しても大きなメリットが存在する。「BOOX Nova」を購入する際には、それらのメリットが自分にとって、差額の2万円を埋めるほどの価値を持っているかどうかを考える必要がある。
「BOOX Nova Pro」の価格は?
「BOOX Nova Pro」は、
AliExpressでUS $289.99 – 309.99
楽天市場で26,800円 (税込中古品)、
で販売されています。
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他のEinkタブレットと比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。
★「BOOX Poke3」(6インチ・Android 10)
★「Likebook P6」(6インチ・Android 8.1)
★「Likebook P10」(10.1インチ・Android 8.1)
「Boox Nova3」(7.8インチ)
「BOOX Nova2」(7.8インチ)
「LikeBook Ares Note」(7.8インチ)
「Likebook Muses」(7.8インチ)
「Likebook Mars」(7.8インチ)
「Boox Poke Pro」(6.0インチ)
「BOOX Note2」(10.3インチ)
「BOOX Note Air」(10.3インチ)
「Likebook Alita」(10.3インチ)
「BOOX Max3」(13.3インチ)
その他のおすすめタブレットは?
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