2023年11月14日に発売された富士通「STYLISTIC WQ2/H3」と高性能なタブレットPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。
「STYLISTIC WQ2/H3」の特徴
「STYLISTIC WQ2/H3」の特徴をまとめてみました。
10.1のフルHD液晶・筆圧ワコムペン・31Whバッテリ
「STYLISTIC WQ2/H3」は10.1インチで解像度1920×1200ドットのワイド ディスプレイを搭載。1677万色の色表示に対応した高精細なフルHD液晶で、落下時の衝撃に強い構造も採用しています。また、筆圧4096段階のワコム製スタイラスペンが付属。電磁誘導方式で、ペン先のズレや書き初めの遅延を防ぎつつ、より正確に描くことができます。
そのほか、31Whバッテリーを搭載し、約13時間の駆動が可能。Type-Cポートを介したPD充電やACアダプタを利用した駆動にも対応しています。
インテル N5100・最大8GB+256GB・映像出力
「STYLISTIC WQ2/H3」は第11世代のIntel Celeron N5100 プロセッサを搭載。10nmプロセスで製造された4コア、4スレッド、最大2.8GHz駆動のCPUで、PassmarkのCPUベンチマークで約3千3百を記録しています。また、4GB/8GBLPDDR4Xメモリを搭載し、スムーズに動作。ストレージは64GB/128GB/256GB eMMCで、別売のmicroSDカードで拡張することもできます。
そのほか、OSにWindows 11を搭載。インターフェースには、DPモードで外部モニターに映像出力できるUSB3.2(Gen1) Type-CポートとUSB3.2(Gen1) Type-Aポートを備え、周辺機器ともスムーズに接続できます。
防水防塵/MIL・Wi-Fi 6・キーボード
「STYLISTIC WQ2/H3」は防水防塵に対応し、雨や水しぶきに耐えることが可能。MIL規格「MIL-STD 810H」に準拠したテスト項目をクリアする高い堅牢性を備えるほか、滑りにくくて落としにくいラウンド形状や摩擦力の高いテクスチャー(背面)も採用しています。また、通信面では超姑息なWi-Fi 6に対応。Bleutooth 5.1によるワイヤレス接続も利用できます。
そのほか、オプションでLAN付軽量スリムキーボードを用意。スタンドとしても使える専用「フォリオカバー」、HDMIポートなど豊富なインターフェースを備えた「USB Type-Cポートリプリケーター」、USB2.0接続の外付けスーパーマルチ(DVD/CD)ドライブユニット「光ディスクドライブ」なども用意しています。
公式ページ: [富士通WEB MART] STYLISTIC WQ2/H3 カスタムメイドモデル : 富士通パソコン
STYLISTIC QHシリーズ(WQ2/H3):特長 – FMWORLD.NET
価格を比較
「STYLISTIC WQ2/H3」と「Surface Pro 9」、「Alldocube iWork GT」、「Ubook XPro 2023」の価格を比較してみました。
「STYLISTIC WQ2/H3」
「STYLISTIC WQ2/H3」はAmazonで101,980円(8GB+128GBモデル)、富士通WEB MARTで89,500 円〜(2023年11月モデル)で販売されています。
「Surface Pro 9」
「Surface Pro 9」は、Amazonで226,880円 (税込)、楽天市場で176,880円(税込・送料無料・Core i5)、ヤフーショッピングで174,100円(税込・送料無料・未開封品・Microsoft SQ3)、マイクロソフト公式ストアで176,880円~(税込・送料無料)、米国 Amazon.comで$1,249.99で販売されています。
「Alldocube iWork GT」
「Alldocube iWork GT」は、AliExpressでUS $659.40 (日本円で約99164円)、米国 Amazon.comで$699.99で販売されています。
「Ubook XPro 2023」
「Ubook XPro 2023」は、Amazonで62,900円 (税込・8000円 OFFクーポン付き)、楽天市場で83,141円(送料無料)、ヤフーショッピングで59,900円、CHUWI公式ストアで54,900円(税込・本体+キーボードのセットは59,900円、本体+キーボード+H7ペンのセットは64,900円)、AliExpressでUS $329.00 (日本円で約49477円)、米国 Amazon.comで $419.99 ($30 OFFクーポン付き)で販売されています。
スペックを比較
「STYLISTIC WQ2/H3」と「Surface Pro 9」、「Alldocube iWork GT」、「Ubook XPro 2023」のスペックを比較してみました。
「STYLISTIC WQ2/H3」のスペック
- 型番 FMVQH03001
- ディスプレイ 10.1インチ、解像度1920×1200ドットのワイド
※1677万色 - プロセッサ Intel Celeron N4500 or N5100
- GPU Intel UHD グラフィックス
- RAM(メモリ) 4GB or 8GB(LPDDR4X-2933)[オンボード/増設・交換不可]
- ストレージ 64GB/128GB/256GB eMMC
- バッテリー リチウムポリマー 31Wh(交換不可)
- 駆動時間 約13.0時間
- 電源 ACアダプタ(本体接続)または、リチウムポリマーバッテリ
- 背面カメラ 8MP ※ライト付き
- 前面カメラ 2MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6 (2.4Gbps・IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n準拠)、Bluetooth 5.1
- インターフェース USB3.2(Gen1) Type-C×1(USB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応)、USB3.2(Gen1) Type-A×1、microSDカードスロット、3.5mmステレオ・ミニジャック
- 外部ディスプレイ表示 最大3840×2160ドット / 1677万色
- スタイラスペン 専用スタイラスペン×1 標準添付、筆圧4096段階、ワコム製
- 光学ドライブ 外付けスーパーマルチドライブ[USB2.0接続]
- スピーカー ステレオスピーカー内蔵
- マイク デジタル(ステレオ)マイク内蔵
- オーディオ チップセット内蔵+High Definition Audioコーデック
- 防水防塵 対応
- 耐久性 MIL-STD-810H、耐衝撃、耐寒、耐熱
- Officeアプリ なし、もしくはMicrosoft 365 Basic+Microsoft Office Home & Business 2021(個人向け)
- 生体認証 指紋認証(タッチ式標準内蔵 Windows Hello対応)
- OS Windows 11 Pro 64ビット版
- サイズ タブレット単体:262.8×168.7×12.3mm、LAN付軽量スリムキーボード装着時:約264×214.9×24.7mm
- 重量 タブレット単体:約610g(ペン非搭載時)、LAN付軽量スリムキーボード装着時:約1000g
- カラー ブラック
- 付属品 マニュアル類、ACアダプタ、専用スタイラスペン、保証書、<BlueLEDワイヤレス・マウス[Bluetooth](黒)
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「Surface Pro 9」のスペック
- ディスプレイ 13インチ、解像度2880×1920ドットのPixelSense Flow
※3:2/267ppi/コントラスト比:1200:1/アダプティブカラー/自動カラーマネジメント対応/10 ポイントマルチタッチ/DolbyVision IQ/Gorilla Glass 5 - リフレッシュレート 最大120Hz
- プロセッサ Intel Core i5-1235U/ Core i7-1255U
※5G対応モデルはMicrosoft SQ 3 - GPU Intel Iris Xe グラフィックス
※5G対応モデルはMicrosoft SQ 3 Adreno 8CX Gen 3 - RAM(メモリ) 8GB/16GB/32GB LPDDR5
※5G対応モデルは8GBまたは16 GB LPDDR4x - ストレージ SSD 128GB、256GB、512GB、1TB
※5G対応モデルはSSD 128GB、256GB、512GB - バッテリー 47.7 Wh
- 駆動時間 最大 15.5時間
※5G対応モデルは通常のデバイス使用で最大19時間 - 充電 PD急速充電 (USB Power Delivery)に対応
- 背面カメラ 10MP (AF対応・4K動画撮影)
- 前面カメラ 1080p フルHDビデオ(Windows Hello 顔認証によるサインイン用カメラ)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.1
- インターフェース USB4/Thunderbolt 4搭載USB Type-C×2、Surface Connect×1、Surface タイプカバー×1
※5G対応モデルはUSB Type-C 3.2×2、Surface Connect×1、Surface キーボード×1、nano SIM×1 - スピーカー 2Wステレオ スピーカー ※Dolby Atmos対応
- マイク Dual far-field スタジオ マイク
- キーボード 「Surface Pro Signature Keyboard」(別売・ペンの収納ポケットありで無接点充電が可能)
- スタイラスペン 「Surface Slim Pen 2」(別売/触覚フィードバック/筆圧4096段階) もしくはMPP対応のデジタイザーペン
- Officeアプリ 「Office Home & Business 2021」、「Microsoft 365」
- 筐体の素材 アルミニウム
- OS Windows 11 Home
- サイズ 287×209×9.3mm
- 重量 879g
- カラー サファイア、フォレスト、プラチナ、グラファイト
※5G対応モデルはプラチナ
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「Alldocube iWork GT」のスペック
- ディスプレイ 10.95インチ、解像度2000×1200 ドットのIPS液晶
※2K/5:3/フルラミネート/タッチ対応 - プロセッサ Core i3-1115G4/Core i5-1135G7/Core i7-1165G7
- GPU Intel UHD Graphics/Intel Iris Xe Graphics
- RAM(メモリ) 8GB LPDDR4x
- ストレージ SSD 256/512GB PCIE4.0 GEN3
- 外部ストレージ microSDカードで最大512GBまで
- バッテリー 3900mA /7.6V
- 充電 45W PD急速充電 (Type-C,PD protocol)
- 背面カメラ 5MP
- 前面カメラ 1MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi6 802.11ax/ac/a/b/g/n、Bluetooth 5.1
- インターフェース 2 × USB Type-C(フル機能)、1 × USB 3.0 Type-A、MicroHDMI、3.5mmヘッドホンジャック
- センサー 重力センサー、ホールエフェクター
- スピーカー デュアルBOXスピーカー
- マイク デュアルマイク
- キーボード 専用キーボードカバー(マグネットで着脱・別売)
- 冷却システム 大容量ファン、高スピン、静音
- OS Windows 11
- サイズ 259 x 163 x 10.58mm
- 重量 610 g
- カラー ブラック
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「Ubook XPro 2023」のスペック
- ディスプレイ 13インチ、解像度 2160 × 1440 ドットのIPS
※2K/3:2/タッチ対応
※「Ubook X 2023」は12インチ、解像度 2160 × 1440 ドットのIPS - プロセッサ Intel Core i5-10210Y クアッドコア 1.00 GHz
※14 nm/64bit/4コア/8スレッド/最大4.00 GHz
※「Ubook X 2023」はIntel Core i5-10210Y - GPU Intel UHD Graphics 300MHz, 1.05GHz
- RAM(メモリ)8GB
- ストレージ 512GB SSD 500MB/s
- 拡張ストレージ microSDカードで最大1TBまで
- バッテリー 5000 mAh /7.6V (38Wh)
※「Ubook X 2023」は4500 mAh /7.6V - 充電 PD 急速充電、12V/2A
- 背面カメラ 5MP
- 前面カメラ 2MP
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
- インターフェース USB Type-C(フル機能) ×1、USB 3.0 ×2、Micro HDMI ×1、microSDカードスロット ×1、3.5mmヘッドフォンジャック ×1、DC充電ポート
- スタイラスペン H7、筆圧4096段階、ワコム製、超低遅延、バッテリー内蔵(180日)、芯の交換に対応 ※別売
- キーボード 着脱式マグネット キーボード
- キックスタンド U字型、調整可能、厚さ9.2mm
- 筐体の素材 アルミ合金
- OS Windows 11
- サイズ 280.75 x 196.82 x 2.65 mm
※「Ubook X 2023」は263.4 × 182.1 × 4.29mm - 重量 925g
※「Ubook X 2023」は約810g - カラー アイアングレー
- 附属品 ACアダプター×1、取扱説明書×1、保証書×1
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ベンチマークを比較
「STYLISTIC WQ2/H3」と「Surface Pro 9」、「Alldocube iWork GT」、「Ubook XPro 2023」のベンチマーク スコアを比較してみました。
※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。
「STYLISTIC WQ2/H3」
<CPU> Intel Celeron N5100
Passmarkによるベンチマークスコアは「3370」(CPU)。
<GPU> Intel UHD Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「1000」前後。
<CPU> Celeron N4500
Passmarkによるベンチマークスコアは「2006」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「589」、マルチコアで「784」。
<GPU> インテル Core UHD グラフィックス
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「617」。
<プロセッサ性能を解説>
10nmプロセスで製造された4コア、4スレッド、最大2.8GHz駆動のIntel Celeron N5100 プロセッサを搭載し、PassmarkのCPUベンチマークで約3300を記録しています。
このスコアはIntel N100プロセッサ(Passmark:5500)よりも 2200 低いスコアになります。
性能的には、Office文書作成、ネットでの調べもの、動画視聴、音楽再生、画像の編集、2Dゲームなどで快適に動作する性能を持っています。
グラフィック性能があまり高くないのでPCゲームには適していません。PSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターは快適に動作します。
動画編集ソフトは軽めのものなら動作しますが、エンコード作業で時間がかかります。
「Surface Pro 9」
<CPU> Microsoft SQ 3
Passmarkによるベンチマークスコアは約「6500」(CPU)
Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1688」、マルチコアで「7538」。
<GPU> Adreno 8CX Gen 3
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「3060」。
「Alldocube iWork GT」
<CPU> Core i5-1135G7
Passmarkによるベンチマークスコアは「10134」(CPU)。
<GPU> Intel Iris Xe Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「3000~4000」前後。
「Ubook XPro 2023」
<CPU> Intel Core i5-10210Y
Passmarkによるベンチマークスコアは「4764」(CPU)。
Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「954」、マルチコアで「2770」。
<GPU> Intel UHD Graphics
3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアで約「820」。
「STYLISTIC WQ2/H3」のメリット・デメリット
「STYLISTIC WQ2/H3」のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
・10.1インチのフルHDワイド液晶・1677万色で衝撃にも強い
「STYLISTIC WQ2/H3」は10.1インチで解像度1920×1200ドットのワイド ディスプレイを搭載。1677万色の色表示に対応した高精細なフルHD液晶で、落下時の液晶割れに強い構造も採用しています。
一方、「Surface Pro 9」は13インチで解像度2880×1920ドットのPixelSense Flowディスプレイを搭載しています。「Alldocube iWork GT」は10.95インチで解像度2000×1200 ドットのIPS液晶を搭載しています。「Ubook XPro 2023」は13インチで解像度2160 × 1440 ドットのIPSディスプレイを搭載しています。
・筆圧4096段階のワコム製スタイラスペンで手書き入力できる
「STYLISTIC WQ2/H3」は筆圧4096段階のワコム製スタイラスペンが付属。電磁誘導方式で、ペン先のズレや書き初めの遅延を防ぎつつ、より正確に描くことができます。
一方、「Surface Pro 9」はプションで筆圧4096段階の「Surface Slim Pen 2」を用意しています。「Alldocube iWork GT」は専用スタイラスペンを用意していません。「Ubook XPro 2023」は筆圧感知4096段階に対応したワコム製のスタイラスペン「H7」を用意しています。
・4GB/8GB LPDDR4Xメモリ搭載でスムーズに動作する
「STYLISTIC WQ2/H3」は4GB/8GBLPDDR4Xメモリを搭載し、スムーズに動作します。
一方、「Surface Pro 9」はLPDDR5規格の8GB/16GB/32GBメモリを搭載しスムーズに動作します。「Alldocube iWork GT」は8GB LPDDR4xメモリを搭載しています。「Ubook XPro 2023」は8GBメモリを搭載し、スムーズに動作します。
・64GB/128GB/256GB eMMCストレージ搭載で拡張もできる
「STYLISTIC WQ2/H3」は64GB/128GB/256GB eMMCで、別売のmicroSDカードで拡張できます。
一方、「Surface Pro 9」はSSD 128GB、256GB、512GB、1TBストレージを用意しています。「Alldocube iWork GT」はSSD 256/512GBストレージを搭載しています。「Ubook XPro 2023」はSSD 512GBストレージを搭載し、最大1TBまで拡張できます。
・31Whバッテリー搭載でPD充電に対応・ACアダプターで駆動もできる
「STYLISTIC WQ2/H3」は31Whバッテリーを搭載し、約13.0時間の駆動が可能。Type-Cポートを介したPD充電やACアダプタを利用した駆動にも対応しています。
一方、「Surface Pro 9」は最大15.5時間駆動する47.7 Whバッテリーを搭載し、PD急速充電に対応しています。「Alldocube iWork GT」は3900mAバッテリー搭載で45W PD急速充電に対応しています。「Ubook XPro 2023」は5000mAhバッテリー搭載でPD 急速充電に対応しています。
・背面8MP(※ライト付き)カメラと前面2MPカメラが使える
「STYLISTIC WQ2/H3」は背面8MP(※ライト付き)のメインカメラと前面2MPのフロントカメラが使えるようになっています。
一方、「Surface Pro 9」は背面10MPカメラと前面1080pカメラを搭載しています。「Alldocube iWork GT」は背面5MPカメラと前面1MPカメラを搭載しています。「Ubook XPro 2023」は背面5MPカメラと前面2MPカメラを搭載しています。
・Wi-Fi 6 とBluetooth 5.1に対応
「STYLISTIC WQ2/H3」は従来よりも約4〜10倍の速度で通信できる次世代通信規格「Wi-Fi 6」(IEEE 802.11ax)に対応しています。また、Bluetooth 5.1によるワイヤレス接続も利用できます。
一方、「Surface Pro 9」はWi-Fi 6eとBluetooth 5.1に対応するほか、5G通信対応モデルも用意しています。「Alldocube iWork GT」はWi-Fi 6とBluetooth 5.1に対応しています。「Ubook XPro 2023」はWi-Fi 5のデュアルバンド、Bluetooth 4.2に対応しています。
・ステレオスピーカー搭載で音がいい
「STYLISTIC WQ2/H3」はステレオスピーカー搭載で高音質なサウンドを再生できます。
一方、「Surface Pro 9」は2Wステレオ スピーカー搭載で、Dolby Atmosサウンドに対応しています。「Alldocube iWork GT」はデュアルBOXスピーカーを搭載しています。「Ubook XPro 2023」はモノラルスピーカー搭載です。
・防水防塵でMIL-STD-810H準拠の耐衝撃、耐寒、耐熱に対応
「STYLISTIC WQ2/H3」は防水防塵に対応し、雨や水しぶきに耐えられます。また、MIL規格「MIL-STD 810H」に準拠したテスト項目をクリアする高い堅牢性を備えるほか、滑りにくくて落としにくいラウンド形状や摩擦力の高いテクスチャー(背面)も採用しています。
一方、「Surface Pro 9」と「Alldocube iWork GT」、「Ubook XPro 2023」は防水防塵やMIL-STD-810Hに対応していません。
・指紋認証が使える
「STYLISTIC WQ2/H3」は背面に指紋センサーを搭載し、タッチするだけで すばやくログインできます。
一方、「Surface Pro 9」と「Alldocube iWork GT」、「Ubook XPro 2023」は指紋認証に対応していません。
・専用キーボードを用意
「STYLISTIC WQ2/H3」はオプションでLAN付軽量スリムキーボードを用意しています。
一方、「Surface Pro 9」は専用キーボードカバー「Surface Pro Signature Keyboard」を用意しています。「Alldocube iWork GT」はマグネットで着脱できる専用のキーボードカバーが用意されています。「Ubook XPro 2023」は着脱式のマグネット キーボード(別売)を用意しています。
・厚さ12.3mm、重さ約610gのタフボディ・ブラックカラーを用意
「STYLISTIC WQ2/H3」は厚さ12.3mm、重さ約610gのタフボディで、ブラックカラーを用意しています。
一方、「Surface Pro 9」は厚さ9.3mm、重さ879gの薄型軽量デザインで、サファイア、フォレスト、プラチナ、グラファイトの4色カラーを用意しています。「Alldocube iWork GT」は厚さ10.58mm、重さ610 gで、ブラック カラーを用意しています。「Ubook XPro 2023」は厚さ2.65 mmで重さ925gの薄型軽量デザイン・アイアングレーカラーを用意しています。
・Windows 11 Pro 64ビット搭載で新機能も使える
「STYLISTIC WQ2/H3」はWindows 11 Pro 64ビット搭載で、新機能も使えるようになっています。
Windows 11には、
タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、
「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリの利用)
などの新機能が追加されています。
一方、「Surface Pro 9」はWindows 11 Homeを搭載しています。「Alldocube iWork GT」はWindows 11を搭載しています。「Ubook XPro 2023」はWindows 11搭載で新機能も使えるようになっています。
デメリット
・5G/4G通信に対応していない
「STYLISTIC WQ2/H3」は単体で通信できる5G/4G通信に対応していません。
一方、「Surface Pro 9」は5G対応モデルを用意しています。「Alldocube iWork GT」と「Ubook XPro 2023」は5G/4G通信に対応していません。
・キックスタンドがない
「STYLISTIC WQ2/H3」は自立可能なキックスタンドを搭載していません。※自立可能なフォリオケースは別売で用意しています。
一方、「Surface Pro 9」と「Ubook XPro 2023」はキックスタンドを搭載しています。「Alldocube iWork GT」はキックスタンドを搭載していません。
「STYLISTIC WQ2/H3」の評価
「STYLISTIC WQ2/H3」の評価を紹介します。
スペック:★★★★
通信:★★★★
機能:★★★★
デザイン:★★★★
使いやすさ:★★★★
価格:★★★
<総合評価>
富士通から発売されたタフネス仕様のWindowsタブレットPCです。筆圧ワコムペンが付属するほか、LANポート付きのキーボードなど豊富なオプション製品も用意されています。
プロセッサはIntel N5100でPassmasrkのCPUベンチマークで約3300ほど。「Surface Pro 9」が搭載するMicrosoft SQ 3の約半分のスコアになってしまいますが、Officeアプリの文書作成や動画視聴などには十分な性能です。
また、インターフェースにはUSB3.2(Gen1) Type-C ポートを搭載し、DPモードで外部モニターに映像出力が可能。最大8GBメモリ、最大256GBストレージ搭載で、Wi-Fi 6に対応するなど、上位モデル級の性能を備えている面もあります。
なお、耐久性に対応しては防水防塵、「MIL-STD 810H」に加え、液晶表面をフレームで覆い、落下の衝撃にも強い構造になっています。
プロセッサ性能はやや低いですが、ビジネスシーンで使用するのには十分な性能です。タフネス仕様で付属の筆圧ワコムペンで手書き入力もできるため、いろいろな活用の仕方がありそうです。
「STYLISTIC WQ2/H3」の発売時の価格は89,500 円〜。
ハイスペックな「Surface Pro 9」と比べると、約半分以下の価格になります。Windowsタブレットで筆圧ペン付属であることを考えると、安いかもしれませんね。防水防塵に対応したタフなWindows タブレットPCを探している人におすすめです。
「STYLISTIC WQ2/H3」の販売・購入先
「STYLISTIC WQ2/H3」は、
Amazonで101,980円(8GB+128GBモデル)、
富士通WEB MARTで89,500 円〜(2023年11月モデル)、
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★「dynabook K2」(10.1・N4500・着脱キーボード・ペン)
ASUS「ExpertBook B3 Detachable」(10.5・Snapdragon 7c Gen 2)
「HUAWEI MateBook E」(12.6有機EL・第11世代Core i)
「Surface Go 3」(Intel Core i3-10100Y/Pentium Gold 6500Y)
「ASUS Vivobook 13 Slate」(13.3有機EL・Pentium Silver N6000)
「One-Netbook T1」(13インチ・Core i7-1260P)
「ALLDOCUBE iWork GT 12」(12.6の2K液晶・Ryzen 5 7520U)
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