「Surface Pro 9」と高性能な2in1タブレットPCを比較

Surface Pro 9-top
Surface Pro 9」と高性能2in1タブレットPCを徹底 比較!価格やスペック、ベンチマークの違いに加えて、メリット・デメリット、評価を紹介します。

※2024年6月18日、「Surface Pro 11」が発売されました。

※2022年10月25日に「Surface Laptop 5」が発売されました。

※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。

「Surface Pro 9」が発売開始!

Surface Pro 9-main

2022年11月29日、日本でマイクロソフトの新製品「Surface Pro 9」(サーフェイス プロ 9)が発売されました。

Surfaceシリーズの第9世代モデルとなる13インチのWindows タブレットPCです。

マイクロソフトからは2021年11月に第11世代のインテルCore iプロセッサ搭載の「Surface Pro 8」が発売され、

これまで以上に高い性能を発揮できるタブレットPCとして評判になりました。

新モデルではその性能を受け継ぎつつ、5G通信に対応したモデルも用意しているようです。

早速どんなタブレットPCなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

公式ページ :Surface Pro 9 | Microsoft Surface

Core i5-1235U / Core i7-1255U の性能

Surface Pro 9」はインテルCore i5-1235U プロセッサとCore i7-1255U プロセッサを搭載しています。

ベンチマークの結果

インテル Core i5-1235U プロセッサはPassmarkのCPUベンチマークで「13519」、Geekbench 6のシングルコアで「1856」、マルチコアで「5708」を記録しています。

Core i7-1255U プロセッサはPassmarkのCPUベンチマークで「13566」、Geekbench 6のシングルコアで「2136」、マルチコアで「6908」を記録しています。

5G対応モデルに搭載されたMicrosoft SQ 3 プロセッサはPassmarkのCPUベンチマークで「11657」で、Geekbench 6のシングルコアで「1117」、マルチコアで「5907」を記録しています。

GPUは、インテルCore iプロセッサが Intel Iris Xe Graphics、Microsoft SQ 3がAdreno 730 (Adreno 8CX Gen 3)を搭載しています。

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは、

インテル Core iモデルで約 「4000」前後、Microsoft SQ 3 モデルで「3060」になります。

他のCPUと比較

他のCPUとPassmarkのCPUベンチマークで比較してみました。スコアが高い方から順に掲載しています。13のCPUの中で、Core i7-1255Uは5番目、Core i5-1235Uは6番目に高いスコアになっています。

Ryzen 7 7735HS・・・Passmark:24225

Core i7-12650H・・・Pssmark:23910

Apple M3・・・Passmark:18942

Core i5-12450H・・・Pssmark:17950

★ Core i7-1255U・・・Pssmark:13566

★ Core i5-1235U・・・Pssmark:13519

Core i3-1215U・・・Passmark:11374

Core i7-11390H・・・Pasmmark:10500

Intel Core i3-N305・・・Passmark:10448

Intel N100・・・Passmark:5600 前後

N5105・・・Passmark:4000

AMD Ryzen 3 3200U・・・Passmark:3819

Intel Celeron J4125・・・Passmark:3000

ゲーミング性能

「Surface Pro 9」で動作が確認されているPCゲームを紹介します。

原神 (Genshin Impact)・・・60 FPS  (画質 低、1440×900)

パルワールド (Palworld)・・・30 FPS

サイバーリンク (Cyberpunk 2077)・・・30 FPS

エースコンバット (ACE COMBAT 7)

Red Dead Redemption 2・・・40 FPS

総合的な性能

動画編集、画像編集、写真の現像、動画のエンコードなどグラフィック性能を必要とする作業で快適に動作します。

Office文書作成、ネットでの調べもの、動画視聴、音楽再生でも快適に動作します。

なお、PCゲーム用ではありませんが、比較的軽めのものであればSteamなどのPCゲームもプレイできます。

また、PS2、Xbox360、Wiiを含めてPSP、PS1、SFC、DC、N64、MD、FCなどのエミュレーターも快適に動作します。

13インチのPixelSense Flow ディスプレイ

Surface Pro 9」は13インチで解像度2880×1920ドットのPixelSense Flowディスプレイを搭載しています。

このディスプレイは、Dolby Vision規格に準拠したHDR(ハイダイナミックレンジ)コンテンツの表示や周囲の環境に合わせて画面の色調を調整するアダプティブカラー、自動カラーマネジメント機能に対応しています。

また、最大120Hzリフレッシュレートに対応し、より滑らかに映像を再生することが可能。10点マルチタッチ操作や堅牢なゴリラガラス 5にも対応しています。

最大32GBメモリ&1TBストレージで快適

Surface Pro 9」はLPDDR5規格の8GB/16GB/32GBメモリを搭載しスムーズに動作します。また、SSD 128GB、256GB、512GB、1TBストレージを用意しています。

最大15.5時間駆動する47.7 Whバッテリー

Surface Pro 9」は、最大15.5時間駆動できるバッテリーを搭載。。SQ3プロセッサ搭載の5G対応モデルは最大19時間の駆動が可能になっています。また、Thunderbolt 4(USB4)互換のType-Cポートを利用し、高速なPD急速充電が利用できます。

背面10MPカメラと前面1080pカメラ

Surface Pro 9」は背面に10MPカメラを搭載。オートフォーカス機能や4K動画撮影が利用できます。また、前面は1080pのHDカメラで、ビデオ通話やWindows Hello顔認証が利用できます。

なお、5G対応モデルはWindows Studio Effectsに対応し、カメラの自動フレーミングや背景ぼかし、ノイズ消去などの機能が利用できます。

Wi-Fi 6eとBluetooth 5.1、5Gモデルも用意

Surface Pro 9」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6e」に対応しています。また、Bluetooth 5.1に対応し、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。また、SQ3プロセッサーを搭載した5G対応モデルも用意しています。

厚さ9.3mmで重さ879gの薄型軽量デザイン

Surface Pro 9」は厚さ9.3mmで重さ879gの薄型軽量デザインになっています。また、ボディにはアルミ合金素材を採用し、高級感のある外観になっています。

そのほか、プラチナ、グラファイトカラーの他に新色のサファイアとフォレストを追加。専用のキーボードカバーと組み合わせて、ユニークな配色にカスタマイズできます。

筆圧4096段階の「Surface Slim Pen 2」

Surface Pro 9」はオプションで筆圧4096段階の「Surface Slim Pen 2」を用意し、手書き入力できるようになっています。また、Microsoft Pen Protocol(MPP)に準拠するデジタイザーペンも利用できます。

キーボード「Surface Pro Signature Keyboard」

Surface Pro 9」は専用キーボードカバー「Surface Pro Signature Keyboard」を用意。「Surface Slim Pen 2」の収納ポケットを装備し、装着することでワイヤレス充電することができます。

Officeアプリが付属する

Surface Pro 9」はアプリ「Office Home & Business 2021」が付属(プリインストール済み)。WordやExcel、PowerPoint、Outlookなどのビジネスソフトが利用できます。また、クラウドプラットフォーム「Microsoft 365」アプリや「Xbox Game Pass Ultimate」の30日間試用版も利用できます。

Windows 11 Home搭載で新機能も使える

Surface Pro 9」はWindows 11 Homeを搭載し、新機能も使えるようになっています。

Windows 11には、

タスクバーの中央に配置された新しいスタート画面、スナップ機能の強化(ウィンドウ整理・画面の配置)、エクスプローラーのアイコンデザインの変更(色分け・ボタン採用)、ウィジェット機能(天気予報や株価、最新のニュースなど)、設定画面(カテゴリーごとに切り替え)、

タスクバーに統合されたビデオ会議「Teams」、「フォト」アプリの強化(サムネイル表示に対応)、「ペイントアプリ」、クリップボード履歴、音声入力の強化(テキスト入力)認識制度の向上、ゲーム機能の強化(HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のディスプレイでは自動で画質向上)、マルチディスプレイ向けの設定追加、「Amazonアプリストア プレビュー」(Androidアプリの利用)

などの新機能が追加されています。

価格を比較

Surface Pro 9の価格

Surface Pro 9」と「HUAWEI MateBook E」(2022)、「Alldocube iWork GT」、「ExpertBook B3 Detachable」の価格を比較してみました。

「Surface Pro 9」

Surface Pro 9」は、Amazonで153,500円 (税込・Core i5)、楽天市場で137,426円(税込・送料無料・Core i5)、ヤフーショッピングで137,500円(税込・Core i5)、マイクロソフト公式ストアで152,980円~(税込・送料無料)、米国 Amazon.comで $990.00です。

「HUAWEI MateBook E」(2022)

HUAWEI MateBook E」(2022)は、Amazonで54,800円 (Core i3・本体のみ)、楽天市場で55,800円(税込・送料無料・本体のみ)、ヤフーショッピングで55,800円(税込・送料無料・本体のみ)、ビックカメラで72,800円 (税込・7280ポイント・本体のみ)、AliExpressでUS $1,089.00で販売されています。

「Alldocube iWork GT」

Alldocube iWork GT」は、Amazonで85,999円(14000円OFFクーポン付き・税込・256GB)、楽天市場で105,500円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで95,578円(税込・送料無料)、AliExpressでUS $806.40、Banggoodで76,850円、米国 Amazon.comで$529.00で販売されています。

「ExpertBook B3 Detachable」

ExpertBook B3 Detachable」は、Amazonで69,800円(日本正規代理店品・B3000DQ1A-HT0058MS)、楽天市場で89,800円 (税込・送料無料・8GB)、ヤフーショッピングで89,800円 (税込・送料無料・8GB)、ビックカメラで89,800円 (税込・送料無料・8,980ポイント・8GB)、ASUS公式ストアで69,800円 (税込・4GB)で販売されています。

「Surface Pro 9」のスペック

  • ディスプレイ 13インチ、解像度2880×1920ドットのPixelSense Flow
    ※3:2/267ppi/コントラスト比:1200:1/アダプティブカラー/自動カラーマネジメント対応/10 ポイントマルチタッチ/DolbyVision IQ/Gorilla Glass 5
  • リフレッシュレート 最大120Hz
  • プロセッサ Intel Core i5-1235U/ Core i7-1255U
    ※5G対応モデルはMicrosoft SQ 3
  • GPU Intel Iris Xe グラフィックス
    ※5G対応モデルはMicrosoft SQ 3 Adreno 8CX Gen 3
  • RAM(メモリ) 8GB/16GB/32GB LPDDR5
    ※5G対応モデルは8GBまたは16 GB LPDDR4x
  • ストレージ SSD 128GB、256GB、512GB、1TB
    ※5G対応モデルはSSD 128GB、256GB、512GB
  • バッテリー 47.7 Wh
  • 駆動時間 最大 15.5時間
    ※5G対応モデルは通常のデバイス使用で最大19時間
  • 充電 PD急速充電 (USB Power Delivery)に対応
  • 背面カメラ 10MP (AF対応・4K動画撮影)
  • 前面カメラ 1080p フルHDビデオ(Windows Hello 顔認証によるサインイン用カメラ)
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.1
  • インターフェース USB4/Thunderbolt 4搭載USB Type-C×2、Surface Connect×1、Surface タイプカバー×1
    ※5G対応モデルはUSB Type-C 3.2×2、Surface Connect×1、Surface キーボード×1、nano SIM×1
  • スピーカー  2Wステレオ スピーカー ※Dolby Atmos対応
  • マイク Dual far-field スタジオ マイク
  • キーボード 「Surface Pro Signature Keyboard」(別売・ペンの収納ポケットありで無接点充電が可能)
  • スタイラスペン 「Surface Slim Pen 2」(別売/触覚フィードバック/筆圧4096段階) もしくはMPP対応のデジタイザーペン
  • Officeアプリ 「Office Home & Business 2021」、「Microsoft 365」
  • 筐体の素材 アルミニウム
  • OS Windows 11 Home
  • サイズ 287×209×9.3mm
  • 重量 879g
  • カラー サファイア、フォレスト、プラチナ、グラファイト
    ※5G対応モデルはプラチナ

他メーカーのモデルとベンチマークを比較

Surface Pro 9のベンチマーク

Surface Pro 9」と「HUAWEI MateBook E」(2022)、「Alldocube iWork GT」、「ExpertBook B3 Detachable」のベンチマーク スコアを比較してみました。

※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。

「Surface Pro 9」

<CPU> Core i5-1235U

Passmarkによるベンチマークスコアは「13519」(CPU)。

<CPU> Core i7-1255U

Passmarkによるベンチマークスコアは「13566」(CPU)。

<GPU> Intel Iris Xe

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「4739」。

<CPU> Microsoft SQ 3

Passmarkによるベンチマークスコアは「6500」(CPU)

Geekbench 5によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1688」、マルチコアで「7538」。

<GPU> Adreno 8CX Gen 3

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「3060」。

「HUAWEI MateBook E」(2022)

<CPU> Core i5-1130G7

Passmarkによるベンチマークスコアは「9913」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで約「1300」、マルチコアで約「3000」。

<GPU> インテル Iris Xe グラフィックス

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「4739」。

「Alldocube iWork GT」

<CPU> Core i5-1135G7

Passmarkによるベンチマークスコアは「10134」(CPU)。

<GPU> Intel Iris Xe Graphics

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「4739」。

「ExpertBook B3 Detachable」

<CPU> Snapdragon 7c Gen 2

Passmarkによるベンチマークスコアは「3346」(CPU)。

Octane V2総合で「20737」

<GPU> Adreno 618

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「不明」。

「Surface Pro 9」のデメリット

Surface Pro 9のメリット・デメリット

Surface Pro 9」のデメリットを紹介します。

クアッドスピーカーでない

Surface Pro 9」は高音質なデュアルスピーカーを搭載していますが、クアッドスピーカーは搭載していません。

一方、「HUAWEI MateBook E」(2022)はHUAWEI SOUND対応のクアッドスピーカーを搭載しています。「Alldocube iWork GT」はデュアルBOXスピーカーを搭載しています。「ExpertBook B3 Detachable」はデュアルスピーカー(1W+1W)を搭載しています。

MIL-STD 810H準拠のタフボディでない

Surface Pro 9」はMIL-STD 810H準拠の高い耐久性は備えていません。

一方、「ExpertBook B3 Detachable」はMIL-STD 810H準拠のタフボディになっています。「HUAWEI MateBook E」(2022)と「Alldocube iWork GT」はMIL-STD 810H準拠の高い耐久性は備えていません。

「Surface Pro 9」の評価

Surface Pro 9」の評価を紹介します。

スペック:★★★★★

通信:★★★★★

機能:★★★★

デザイン:★★★★★

使いやすさ:★★★★★

価格:★★

<総合評価>

スタンダード版「Surface Pro 9」は2021年11月に発売された「Surface Pro 8」の後継モデルで、5G対応モデルは2020年1月に発売された「Surface Pro X」の後継モデルになります。

また、スタンダード版「Surface Pro 9」は、インテルCore i5-1235U、Core i7-1255Uプロセッサを搭載しており、5G対応モデルはMicrosoft SQ 3プロセッサを搭載しています。

性能的にはインテルCPU搭載モデルの方が高いですが、5G対応モデルの方がバッテリー駆動時間が長いというメリットがあります。主に外出先で使うという人はやはり5G対応モデルの方がいいでしょう。

発売時の価格は162,580円~(5G対応モデルは216,480円~)。かなり高いですが、現状で最高の2in1タブレットPCであることは間違いなし。最高の2in1タブレットPCを探している人におすすめします。

YouTube動画の紹介

秋葉原ぶらりの公式YouTube動画でも「Surface Pro 9」を紹介しています。

「Surface Pro 9」プロニーズに応える超高性能タブレットPCが登場! 性能をざっくり解説

「Surface Pro 9」の販売・購入先

Surface Pro 9」は、

Amazonで153,500円 (税込・Core i5)、

楽天市場で137,426円(税込・送料無料・Core i5)、

ヤフーショッピングで137,500円(税込・Core i5)、

マイクロソフト公式ストアで152,980円~(税込・送料無料)、

米国 Amazon.comで $990.00、

で販売されています。

Amazonで「Surface Pro 9」をチェックする

楽天市場で「Surface Pro 9」をチェックする

ヤフーショッピングで「Surface Pro 9」をチェックする

マイクロソフト公式ストアで「Surface Pro 9」をチェックする

米国 Amazon.comで「Surface Pro 9」をチェックする

 

他のSurface シリーズと比較

他にもマイクロソフトのSurface シリーズが販売されています。ぜひ比較してみてください。

Surface シリーズ ラインナップ 全機種を紹介!

その他のおすすめタブレットPCは?

その他のおすすめタブレットPCは以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

最新 Surface風タブレットPC 全機種 ラインナップ一覧 

Surfaceスタイルで使えるタブレットPCを紹介しています。

低価格でもキッチリ使えるWindows タブレットPC まとめ

低価格な2in1タブレットPCをまとめて紹介しています。

「Surface Pro」を激安ゲット! 最新モデルと歴代 中古を比較

Surface Proシリーズをまとめて紹介しています。

超小型UMPCが続々! 最新の極小Windows ノートPC まとめ

超小型サイズのUMPCをまとめて紹介しています。