2023年7月16日に発売された「Teclast P26T」は、発売から2年が経った今でも中古市場で根強い人気を誇るタブレットです。
この記事では、「Teclast P26T」を中古で購入して失敗しないために、Antutuベンチマークからゲーム性能、スペック、メリット・デメリットまで、徹底的に解説します。
【先に結論からお伝えしましょう】
Teclast P26Tの長所 (Pros):
- 1万円台で手に入る圧倒的なコストパフォーマンス
- Widevine L1対応で動画視聴に適している
- 価格以上のデザイン性とフォリオカバーが付属する
- 最新OSのAndroid 13を搭載している
Teclast P26Tの短所 (Cons):
- エントリークラスの低い処理性能で動作が遅いことがある
- バッテリー駆動時間が短く、充電にも時間がかかる
- Wi-Fi接続が不安定で、GPSも搭載していない
- ディスプレイの解像度と輝度が低い
総合評価:
1万円台という圧倒的な価格が最大の魅力。動画視聴や電子書籍など、用途を限定したサブ機としては選択肢になりますが、処理性能、バッテリー、通信の不安定さなど多くの妥協点が存在するため、メインでの使用には向かないタブレットです。
<この記事で分かること>
- Teclast P26TのAntutuベンチマークスコアと実際の処理性能
- 原神やPUBGなど人気ゲームの動作は快適?ゲーム性能をレビュー
- 購入前に知るべきメリットと後悔しないためのデメリット
- 詳しいスペック(仕様)と基本性能の一覧
- 項目別の評価と総合評価(どんな人におすすめか)
- 発売当時の価格と中古市場での立ち位置
この記事を最後まで読むことで、「Teclast P26T」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ: Teclast P26T
日常を彩るパートナー、Teclast P26Tの魅力
Teclast P26Tは、手頃な価格でありながら、日々のデジタルライフを豊かにする多彩な魅力を備えたタブレットです。2023年7月16日に発売されたこのモデルは、美しいデザイン、動画視聴に適した大画面、そして日常使いに十分なパフォーマンスを兼ね備え、コストパフォーマンスを重視するユーザーにとって注目の選択肢となっています。
心地よさを追求した、こだわりのデザイン
P26Tの最も目を引く特徴の一つは、その洗練された外観です。きらめくブルーのボディに施された波模様のテクスチャは、光の角度によって異なる表情を見せるだけでなく、滑り止めとしての機能も果たし、しっかりとしたグリップ感を提供します。また、10.1インチのディスプレイは6mmの超薄型ベゼルに囲まれており、映像への没入感を高めます。見た目の美しさと実用性を両立させたデザインは、日々の利用にささやかな満足感を与えてくれるでしょう。
大画面で広がる、エンターテイメントの世界
10.1インチのIPSディスプレイは1280×800の解像度を持ち、広い視野角で鮮明な映像体験を保証します。動画視聴や電子書籍の閲覧といった用途において、その大画面はスマートフォンでは得られない迫力と快適さをもたらします。さらに、多くの動画配信サービスでHD画質の視聴が可能になる「Widevine L1」に対応している点も大きな魅力です。これにより、お気に入りの映画やドラマを美しい画質で心ゆくまで楽しむことができます。
最新OSと快適な操作性を両立
P26Tは最新のAndroid 13を搭載しており、ユーザーの好みに合わせてアプリやテーマを自由にカスタマイズできるほか、セキュリティとプライバシー機能も強化されています。プロセッサにはAllwinner A523オクタコアプロセッサを採用し、動画視聴やWebブラウジングといったライトな用途には十分な性能を発揮します。さらに、4GBのRAMは仮想メモリ機能によって最大8GBまで拡張可能で、複数のアプリを切り替える際のマルチタスクもスムーズに行えます。手頃な価格でありながら、日々の操作でストレスを感じさせない快適さを実現しています。
Teclast P26Tは、美しいデザイン、大画面でのエンターテイメント体験、そして日常を支える十分なパフォーマンスを、驚くほどの低価格で実現したタブレットです。発売時のセール価格は13,520円と、初めてタブレットを手にする方や、動画視聴用のサブ機を探している方にとって、まさに理想的な一台と言えるでしょう。高価なタブレットは必要ないけれど、日々の生活を少し便利で楽しくしたい、そんなニーズに完璧に応えてくれる魅力的な製品です。
Teclast P26TのAntutuベンチマーク
Teclast P26Tが搭載するAllwiner A523 プロセッサは、Antutu V10 ベンチマーク総合で約16万点を記録しています。
同じプロセッサは、TECLAST P85Tにも搭載されています。参考までにAntutuベンチマーク結果の詳細を記載しておきます。
例: Antutu V10.0.7-OB7 総合で「167245」、CPUで「61754」、GPUで「20738」、MEMで「54409」、UXで「30344」
Teclast P26Tのゲーム性能
Teclast P26Tが搭載するAllwiner A523 プロセッサのゲーム性能について、具体的なゲームタイトルとフレームレート(FPS)を交えて説明します。
原神 (Genshin Impact)
広大なオープンワールドを冒険する3DアクションRPGです。グラフィック品質を「最低」に設定しても、フレームレートは10~15FPS前後となります。キャラクターの動きや戦闘中のエフェクトで激しいカクつきが頻繁に発生し、探索やバトルをスムーズに進めることは困難です。特に複数の敵との戦闘や、元素反応が多発する場面では、画面が一時的に停止するような感覚になることもあります。
PUBG MOBILE LITE
人気バトルロイヤルゲーム「PUBG MOBILE」の軽量版で、ロースペックなデバイス向けに最適化されています。グラフィック設定を「スムーズ」、フレームレート設定を「中」にすることで、25~30FPSでの動作が可能です。建物が少ない開けた場所では比較的安定して動作しますが、他のプレイヤーとの銃撃戦や、建物が密集したエリアに降下した直後など、負荷がかかる場面では20FPS前後まで落ち込むことがあります。照準を合わせる際に若干の遅延を感じる場面もあります。
Call of Duty: Mobile (軽量モード)
世界的な人気を誇るFPSシリーズのモバイル版です。
グラフィック品質を「低」、フレームレート設定を「中」に設定し、ゲームモードを「軽量モード」にすることで、25~30FPSでのプレイが可能です。5vs5のチームデスマッチなど、比較的小規模なマップでは安定した動作を見せますが、大人数が参加するバトルロイヤルモードでは、マップの広さや敵との遭遇時にフレームレートが不安定になり、20FPSを下回ることがあります。精密な射撃が求められる場面では、パフォーマンスの限界を感じるでしょう。
ウマ娘 プリティーダービー (Uma Musume Pretty Derby)
ウマ娘を育成し、レースでの勝利を目指す育成シミュレーションゲームです。3Dグラフィック設定を「簡易」または「低」にすることで、育成パートやホーム画面は快適に動作します。3Dで描画されるレースシーンでは、出走するウマ娘の数が増えると負荷が高まり、20~25FPS程度までフレームレートが低下します。特に最終コーナーからゴールにかけての競り合いの場面で動きが重くなります。レース後のウイニングライブでは、さらにカクつきが目立つことがあります。
ポケモンGO (Pokémon GO)
現実世界を歩きながらポケモンを捕まえたり、バトルしたりする位置情報ゲームです。通常のフィールド画面では30FPS近くで動作し、ポケモンの捕獲も問題なく行えます。しかし、ジムバトルやレイドバトル、GOロケット団とのバトルなど、複数のポケモンや派手なエフェクトが表示される場面では、動作が重くなり20FPS前後まで落ち込みます。ARモードを使用すると、さらにパフォーマンスが低下し、バッテリー消費も激しくなります。
マインクラフト (Minecraft)
ブロックで構成された世界で自由に建築や冒険が楽しめるサンドボックスゲームです。描画距離を最も短く、グラフィックに関する設定を「最低」にすることで、30FPS前後でのプレイが可能です。ワールドの探索や小規模な建築であれば楽しめますが、多くの動物やモンスター(MOB)がいる場所や、レッドストーン回路などで複雑な建築物を作成したエリアでは、処理が追いつかずにフレームレートが20FPSを下回り、操作に対する反応が遅れることがあります。
まとめ:ゲーム性能
Allwinner A523プロセッサの性能は、軽量版のゲームや、グラフィック設定を大幅に下げることで、一部のゲームをプレイ可能なレベルにあります。しかし、3Dグラフィックを多用する重いゲームを快適に楽しむには性能が不足しており、日常的な用途や簡単な2Dゲームに適したプロセッサです。
Teclast P26Tのメリット・デメリット
Teclast P26Tは、非常に手頃な価格で提供されるエントリークラスのAndroidタブレットです。動画視聴やウェブブラウジングといった日常的な用途を想定して設計されていますが、その低価格を実現するためにいくつかの妥協点も存在します 。ここでは、購入を検討する上で知っておくべきメリットとデメリットを詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:圧倒的なコストパフォーマンス
最大のメリットは、その価格の安さです。Amazonでの発売時価格は通常17,900円、セール時には13,520円と、1万円台前半で購入可能な場合があります。この価格で10.1インチの画面、オクタコアプロセッサ、128GBのストレージを備えている点は、他の製品と比較しても非常に魅力的です。動画視聴や電子書籍の閲覧など、用途を限定したサブ機を探しているユーザーにとって、このコストパフォーマンスは大きな利点となります。
メリット2:デザイン性と豊富な付属品
価格を考えると、デザインは非常に洗練されています。鮮やかなブルーの背面に施された波模様のテクスチャは、見た目に美しいだけでなく、滑り止めとしても機能し、グリップ感を高めています。また、多くの低価格タブレットでは別売りとなっていることが多いフォリオカバーが標準で付属している点も嬉しいポイントです。追加の出費を抑えながら、購入後すぐに本体を保護して使い始められます。
メリット3:十分なストレージと拡張性
Teclast P26Tは、128GBのeMMCストレージを標準で搭載しています。これはエントリーモデルとしては比較的大容量であり、多くのアプリやメディアファイルを保存するのに十分です。さらに、本体にはmicroSDカードスロットが備わっており、最大1TBまでのカードに対応しているため、容量不足の心配はほとんどありません。写真や動画を大量に保存したいユーザーにとっても安心の仕様です。
メリット4:最新OSと動画視聴への適性
OSにはAndroid 13が採用されており、最新の機能やセキュリティ、カスタマイズ性を享受できます。また、DRM Widevine L1に対応しているため、多くの動画配信サービスでHD画質のコンテンツを視聴することが可能です。10.1インチのIPS液晶と合わせることで、動画視聴用タブレットとしての基本的な性能はしっかりと押さえています。
【デメリット】
デメリット1:処理性能と操作性の限界
搭載されているAllwinner A523プロセッサはエントリークラス向けであり、性能は高くありません。ベンチマークスコアも低く、日常的な操作の中でも小さな遅延や待ち時間が発生することが報告されています。特にグラフィック性能を要求される重い3Dゲームのプレイには不向きで、フレームレートが大幅に低下する場面があります。快適な操作性を求めるユーザーには物足りなく感じる可能性があります。
デメリット2:バッテリー駆動時間と充電速度
バッテリー性能は本機の大きな弱点の一つです。複数のレビューや口コミでバッテリーの持続時間が非常に短いことが指摘されており、ウェブサーフィンで7時間未満、高負荷時には3時間も持たずにバッテリーが切れるというテスト結果もあります。また、5000mAhから6000mAhという容量は本体サイズに対して小さめであり、付属の充電器ではフル充電に4時間以上を要するため、頻繁な充電が必要です。
デメリット3:ディスプレイとカメラの品質
ディスプレイの解像度は1280×800ピクセルと、10.1インチの画面サイズに対しては低めです。そのため、画素密度は149PPIにとどまり、文字や映像の鮮明さに欠けます。輝度も低く、屋外での視認性は良くありません。また、背面5MP、前面2MPのカメラは画質が低く、特にメインカメラで撮影した写真はシャープネスが不足し、ぼやけた印象になりがちです 。
デメリット4:不安定なWi-FiとGPS機能の非搭載
Wi-Fi 5に対応していますが、接続が不安定で転送速度も遅いという問題が報告されています。テスト中に接続が頻繁に途切れたり、特定のWi-Fiネットワークを認識しなかったりするケースがあり、安定した通信環境を求めるユーザーにはストレスとなる可能性があります。さらに、GPSモジュールが搭載されていないため、地図アプリなどでのナビゲーション用途には使用できません。
デメリット5:将来的なアップデートへの不安と耐久性
メーカーであるTeclastは、OSやセキュリティアップデートの提供期間・頻度について明確にしていません。ワイヤレスでのシステムアップデート(OTA)が提供された実績はあるものの、長期的なソフトウェアサポートは不透明です 。また、ユーザーレビューの中には「半年で壊れた」「バッテリーの減りが急に早くなった」といった耐久性に関する否定的な意見も見られ、長期間の使用には不安が残ります。
Teclast P26Tのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 10.1インチ、解像度1280×800ドットのIPS
※16:10アスペクト比 、6mmベゼル - リフレッシュレート: 60Hz
- プロセッサ: Allwinner A523
※8コア 、最大2.0GHz - GPU: ARM Mali-G57 MC1
- RAM(メモリ): 4GB
- 拡張メモリ: +4GBで最大8GBまで
- ストレージ: 最大128GB eMMC5.1
- 外部ストレージ: microSDカードで最大1TBまで
- バッテリー: 5000mAh
- 充電: Type-C
- 背面カメラ: 5MP+0.3MP
※AF、LEDフラッシュ 、AI機能 - 前面カメラ: 2MP
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 5 (802.11 a/b/g/n/ac/ 2.4GHz/5GHz) 、Bluetooth 5.2
- インターフェース: USB Type-C (OTG) 、microSDカードスロット 、3.5mmヘッドホンジャック
- センサー: 重力センサー、ホールセンサー
- スピーカー: デュアルチャンネルスピーカー
- オーディオ: PureSound オーディオシステム
- Widevine L1: 対応
- 筐体: プラスチック 、滑り止め波形テクスチャ
- OS: Android 13
- サイズ: 245.8 x 153.4 x 10.2mm
- 重量: 511g
- カラー: ブルー
「Teclast P26T」の評価
Teclast P26Tを、6つの基準を用いて5段階で評価しました。
スペック:★★
エントリークラスの性能であり、動画視聴やウェブ閲覧といった軽作業向けです 。重いゲームや複数のアプリを同時に使う作業には性能不足を感じることがあります。
通信:★★
Wi-Fi 5に対応していますが、接続が不安定で転送速度も遅いという報告があり、快適な通信環境とは言えません 。なお、Wi-Fi 6には対応していません。
機能:★★★
多くの動画配信サービスをHD画質で楽しめるWidevine L1に対応している点は大きな利点です 。しかし、GPSは非搭載で機能は限定的です。
デザイン:★★★★
価格を感じさせない鮮やかなブルーの筐体と、滑りにくく実用的な背面の波模様テクスチャが高く評価できます。
使いやすさ:★★★
最新OSのAndroid 13を搭載している点は良いものの、動作の遅延、短いバッテリー駆動時間、不安定なWi-Fiが快適さを損なう場面があります。
価格:★★★★★
発売時のセール価格が13,520円と、1万円台で購入できる圧倒的なコストパフォーマンスが最大の魅力です。
<総合評価>
本機は「Teclast P25T」の後継モデルとして、OSを最新のAndroid 13に刷新し、プロセッサやメモリが強化されたエントリークラスのタブレットです。
プロセッサにはAllwinner A523を搭載し、AnTuTuベンチマークでは約24万点のスコアを記録します。これは旧モデルから大幅な性能向上ですが、あくまでエントリーレベルの範囲であり、「パワフル」とまでは言えません。動画視聴やウェブ閲覧といった軽作業であればこなせますが、操作中に遅延を感じることもあります。メモリは4GBで、仮想メモリにより最大8GBまで拡張可能です。
機能面では、DRM技術「Widevine L1」に対応しているため、多くの動画配信サービスをHD画質で楽しめる点が大きな長所です。一方で、通信機能はWi-Fi 5対応に留まり、接続が不安定であるとの指摘があります。また、カメラ性能やスピーカーの音質、バッテリーの持続時間も価格相応であり、多くを期待することはできません。
このタブレットの発売時の価格は、通常17,900円、セール価格で13,520円でした。価格を最優先し、動画視聴や電子書籍の閲覧など用途を限定したサブ機として、性能面の多くの妥協点を許容できるユーザーにおすすめのモデルです。
(参考)Teclast P26Tの発売当時の価格・購入先
「Teclast P26T」の販売はすでに終了していますが、発売されていた当時の価格をそのまま残しておきます。参考にしてください。
ECサイト
- Amazonで17,900円 (税込・5500円OFFクーポン付き)、
- 楽天市場で16,246円(送料無料)、
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- AliExpressでUS $109.99 (日本円で約16,413円)、
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他のTeclast タブレットと比較する
他にもTeclast タブレットが多数 販売されています。大きさは8インチ、10.1インチ、11インチ、12インチがあります。OSがAndroid 14にアップデートされたモデルもあるので ぜひ比較してみてください。
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