iPad Air M4 2026 レビュー!M3、Pro M5違いとデメリット

2026年3月11日に発売された「iPad Air M4」は、最新のM4チップと大容量の12GBユニファイドメモリを搭載し、驚くほどスリムで軽量な筐体に秘められたその圧倒的な実力で注目を集めています。

iPad Air M4 実機 パープル 前面の外観

このレビューでは、iPad Air M4が日々の作業やクリエイティブな用途をどれだけ快適にするのか、前モデル「iPad Air M3」や上位モデル「iPad Pro M5」とどのように違っているのか、そのパフォーマンスと使い勝手を徹底比較・検証しました。

先に結論からお伝えしましょう

iPad Air M4 の長所(Pros)
  • サクサク動くM4チップと12GBメモリへの大増量による圧倒的な処理能力
  • AI処理が爆速になるApple Intelligenceへの最適化
  • 独自チップ「N1」とWi-Fi 7による高速で安定したワイヤレス通信
  • 「Apple C1X」モデムによる5G通信の高速化と省電力化
  • Apple Pencil Proの直感的な新操作(スクイーズやバレルロール)への対応
iPad Air M4 の短所(Cons)
  • 顔認証(Face ID)非対応でTouch IDのみの生体認証
  • 画面の滑らかさ(リフレッシュレート)が最大60Hzにとどまる
  • 液晶ディスプレイの継続採用(ProのようなOLED非搭載)
  • SDカードスロット非搭載によるストレージ拡張性の限界
  • 内蔵スピーカーが2基のみで、立体的な重低音ではProに劣る
総合評価

iPad Air M4は、最新のM4チップと12GBのユニファイドメモリにより処理能力が飛躍的に向上し、AI機能やWi-Fi 7・5G通信の恩恵をフルに受けられる万能タブレットです。Proモデルの鮮やかなOLEDディスプレイやリフレッシュレート120Hz駆動には及びませんが、価格据え置きで上位機種に迫る性能を実現しており、学生からビジネスパーソン、クリエイターまで幅広いユーザーに強くおすすめできるコストパフォーマンスに優れた一台です。

この記事で分かること
  1. デザインと耐久性: 100%再生アルミニウム、薄型軽量ボディ、11インチ・13インチ、Liquid Glass、マット仕上げ、Touch ID、USB-Cポート、防水防塵
  2. ディスプレイ: Liquid Retinaディスプレイ、IPSパネル、P3広色域、フルラミネーション、反射防止コーティング、True Tone、画面輝度
  3. CPU・メモリ・ストレージ: M4チップ、12GBユニファイドメモリ、8コアCPU、9コアGPU、16コアNeural Engine、仮想メモリ、高速フラッシュストレージ、排熱性能
  4. ベンチマーク:Antutu スコア、CPU性能比較(ランキング)、歴代iPad (M5、M4、M3、M2、M1)比較
  5. 通信性能: Apple N1チップ、Apple C1Xモデム、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、5G通信、eSIM専用、プラチナバンド、GPS内蔵
  6. カメラ性能: 12MP広角背面カメラ、12MPセンターフレーム前面カメラ、横向き配置、スマートHDR 4、4Kビデオ撮影、自動手ぶれ補正
  7. オーディオ性能: 横向きステレオスピーカー、デュアルマイク、空間オーディオ、声を分離、ワイドスペクトル、ドルビーアトモス
  8. バッテリー: 駆動時間テスト、実使用の電池持ち、USB-C有線充電、20W電源アダプタ、リバース充電
  9. AI機能: Apple Intelligence、作文ツール、画像マジックワンド、Image Playground、クリーンアップ、オンデバイスAI、プライベートクラウド
  10. OSと機能: iPadOS 26、新ウインドウシステム、ステージマネージャ、進化したSiri、Apple Pay、長期アップデート保証、セキュリティ
  11. ペンとキーボード: Apple Pencil Pro、スクイーズ、バレルロール、触覚フィードバック、Magic Keyboard、トラックパッド、パススルー充電
  12. 比較iPad Air M3iPad Pro M5
  13. スペック:仕様詳細
  14. 評価:5段階評価、総評、最適なユーザー、メリット・デメリット
  15. 価格:購入先、Apple公式、Amazon、楽天市場、セルラーモデル(ドコモ、au、ソフトバンク)、セール、中古
この記事を最後まで読むことで、「iPad Air M4」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

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公式ページ:iPad Air – Apple(日本)

このページ内の目次

デザインと耐久性:iPad Air M4の洗練されたボディと変わらない魅力

iPad Air M4 実機 背面の外観

毎日持ち歩くタブレットだからこそ、見た目の美しさと頑丈さは妥協できないポイントです。ここではiPad Air M4を実際に手に取って感じたリアルな質感と使い勝手をお伝えします。

洗練されたアルミニウムボディと極上の触り心地

箱を開けて初めて手に取った瞬間、フラットエッジのすっきりとした形状と、金属ならではのひんやりとした質感が心地よく手に馴染みました。ボディには100%再生アルミニウムが使用されており、マット(つや消し)な仕上げが施されています。サラサラ、そしてしっとりとした極上の触り心地で、ベタベタと指紋が目立つこともありません。

2020年の第4世代から続くお馴染みのデザインですが、その完成度の高さは健在です。また、物理的なボディの美しさに加え、iPadOS 26から採用された光を反射・屈折させる「Liquid Glass」という新しいUIデザインが、画面の中と外の境界線を曖昧にし、デバイス全体にさらなる透明感とモダンな印象を与えてくれています。

【徹底比較】サイズ・重量・カラーの明確な違い

iPad Air M4の非常に薄い側面。

持ち運びやすさに直結するサイズ感について、「iPad Air M3」および上位モデルの「iPad Pro M5」と比較してみます。

サイズと重量については、11インチモデルが厚さ6.1mm、重さ464g(Wi-Fiモデル)。13インチモデルが厚さ6.1mm、重さ616g(Wi-Fiモデル)となっています。Air M3と比較すると寸法は全く同じで、重量が数グラム増えた程度の誤差レベルです。

しかし、上位モデルのiPad Pro M5と比較すると驚きがあります。名前は「Air(空気)」ですが、実はiPad Pro M5の方がさらに薄く(11インチで約5.3mm)、重量も軽いのです。

サイズ・重量の違い
iPad Air M4
11インチ(178.5×247.6×6.1mm、464〜465g)、13インチ(214.9×280.6×6.1mm、616〜617g)
iPad Air M3
11インチ(178.5×247.6×6.1mm、460g)、13インチ(214.9×280.6×6.1mm、616〜617g)
iPad Pro M5
11インチ(177.5×249.7×5.3mm、444〜446g)、13インチ(215.5×281.6×5.1mm、579〜582g)

また、画面の縁(ベゼル幅)についても、iPad Proと比較するとAir M4の方がやや太く、その分画面占有率が少しだけ劣ります。カフェに持ち出して作業をする際、カバンへの収まりの良さは十分素晴らしいのですが、「一番薄くて軽いiPad」を求めている方はPro M5との逆転現象に注意が必要です。

カラーバリエーションの違い
iPad Air M4
ブルー・パープル、スターライト・スペースグレイ
iPad Air M3
ブルー・パープル、スターライト・スペースグレイ
iPad Pro M5
シルバー、スペースブラック

カラーオプションは、iPad Air M4ブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの4色展開です。実はこれ、前世代のiPad Air M3から全く変わっていません。個人的には、淡いソフトピンクやシトラスイエローのような、もっとフレッシュで遊び心のあるカラーが追加されれば最高だったのにな、と少し惜しく感じました。

日常使いを左右するボタンとポートの配置

iPad Air M4 実機の接続ポート

実際に使う上でストレスにならないか、各種インターフェースの位置を確認してみましょう。

タブレットを縦に持った時、上部右端に「Touch ID内蔵トップボタン」、右側面上部に「音量調節ボタン」が配置されています。指を自然に伸ばした位置にあるため、手探りでも非常に押しやすいです。
充電やデータ転送に使う「USB-Cポート」は本体下部の中央にあります。そして、ぜひ知っておいていただきたいのが、iPad Air M4にはSDカードスロットが搭載されていないという点です。写真や動画のデータ管理は、本体のストレージかクラウド、あるいはUSB-Cポートに直接挿せる外付けドライブに頼る必要があります。

接続ポート・ボタンの違い
iPad Air M4
USB-Cポート(USB 3対応・最大10Gb/s、最大6K/60Hzの外部ディスプレイ映像出力に対応)・Smart Connector、トップボタン(Touch ID内蔵)・音量調節ボタン
iPad Air M3
USB-Cポート(USB 3対応・最大10Gb/s、最大6K/60Hzの外部ディスプレイ映像出力に対応)・Smart Connector、トップボタン(Touch ID内蔵)・音量調節ボタン
iPad Pro M5
Thunderbolt / USB 4ポート(最大40Gb/s、最大6K/60Hzまたは最大4K/120Hzの外部ディスプレイ映像出力に対応)・Smart Connector、トップボタン(Face ID対応)・音量調節ボタン

USB-Cポートは「USB 3」規格を採用しており、最大10Gb/sの高速なデータ転送速度を誇ります。iPad Air M3から規格は据え置きですが、大容量の動画データを外付けSSDへ移す際にもストレスを感じません。ただし、iPad Pro M5は最大40Gb/sのThunderbolt / USB 4に対応しているため、データ転送速度の限界値にはProと明確な違いがあります。

スピーカーは上部と下部にそれぞれ配置されており、本体を横向きに持った際に左右からステレオサウンドが響く構造です。両手で強く握り込むと少し音を遮ってしまうこともありますが、一般的な持ち方なら問題ありません。

iPad Air M4 実機のボタンとスピーカー

そして注目したいのがカメラの位置です。背面カメラは左上に配置されていますが、前面カメラ(フロントカメラ)が本体の「右側の長辺」の中央へと移動しました。これにより、横向きにしてMagic Keyboardなどでタイピングしながらオンライン会議に参加する際、目線が自然に正面を向くようになり、実用性が劇的に向上しています。

持ち運びに耐えうるボディの堅牢性

剛性の高いアルミニウムボディを採用しているため、カバンの中で多少圧迫されても本体がたわむような不安感はありません。ただし、iPad Air M4にはiPhoneのようなIP等級(防水防塵性能)や、MIL規格に準拠した耐久テストの表記はありません。うっかりコーヒーをこぼしてしまったり、突然の雨に降られたりといった水濡れには非常に弱いため、水回りでの使用や屋外への持ち出しには十分な配慮が必要です。

耐久性の違い
iPad Air M4
100%再生アルミニウムボディ、耐指紋性撥油・反射防止コーティング、防水・防塵性能なし
iPad Air M3
100%再生アルミニウムボディ、耐指紋性撥油・反射防止コーティング、防水・防塵性能なし
iPad Pro M5
100%再生アルミニウムボディ、耐指紋性撥油・反射防止コーティング、防水・防塵性能なし

シンプルな同梱物とケース選びの重要性

パッケージに含まれる付属品は非常にシンプルで、iPad Air本体のほか、1mのUSB-C充電ケーブルと20W USB-C電源アダプタのみとなっています。前述の通り防水防塵性能がないため、本体を長く綺麗に保つためにはケースの装着が強く推奨されます。

背面や画面を保護する純正のSmart Folioはもちろんですが、タイピング作業が多いのであれば、接続ポートを塞がずにマグネットでピタッと吸着するMagic Keyboardを一緒に揃えると、保護と生産性の両方を一気に高めることができます。

デザインは大きく変わっていませんが、触れるとその薄さや持ちやすさの凄さを実感します。大きく変わっていないのはこれ以上ないほどの「完成形」なのかもしれませんね。ただし、防水に非対応なので外で使う際には注意です。

まとめ:デザイン

  • 第一印象:2020年の第4世代から続く完成された薄型アルミニウムボディで、マットな質感により指紋が目立たない
  • カラーオプション:ブルー、パープル、スターライト、スペースグレイの全4色展開
  • サイズと重量:厚さ6.1mm、重さ464g(11インチWi-Fiモデル)/616g(13インチWi-Fiモデル)と軽量だが、Pro M5と比較するとわずかに厚みがあり重い
  • ボタンとポート配置:上部にTouch IDと音量ボタン、下部中央にUSB-Cポートを備えるが、SDカードスロットは非搭載
  • ポート:最大10Gb/sのUSB 3ポートを搭載し (Pro M5のThunderboltには劣る)
  • 耐久性:しっかりとした剛性はあるものの、IP等級(防水防塵)はないため水濡れには十分な注意が必要

ディスプレイ:iPad Air M4の鮮やかな画面と知っておくべき妥協点

iPad Air M4 実機のディスプレイを手で持っている。

動画視聴から日常のブラウジング、クリエイティブな作業まで、タブレットの満足度を最も左右すると言っても過言ではないのが画面のクオリティです。毎日見つめるディスプレイの実力を、実際の使用感とともにお伝えします。

鮮やかな色彩と自然な発色を楽しめるLiquid Retinaパネル

ディスプレイは非常にクリアで自然な発色です。IPSテクノロジーを搭載したLCD(液晶)のLiquid Retinaディスプレイを採用し、P3の広色域をカバーしているため色の再現性が高く、写真の微妙なグラデーションや動画の鮮やかな色彩がシャープな映像で目に飛び込んできます。コントラスト比も液晶パネルとしては十分に高く、表面には反射防止コーティングが施されているため、明るい部屋でも不快な映り込みが軽減されて見やすいのが好印象でした。

【徹底比較】サイズと解像度、上位モデルとの越えられない壁

iPad Air M4 11インチと13インチのディスプレイが並んでいる

ここで画面のサイズと解像度について、前世代のM3モデルや上位のiPad Pro M5と詳細に比較してみます。

本機は前世代のM3と同様に、11インチと13インチの2サイズ展開となっています。解像度については、11インチが2,360 x 1,640ピクセル、13インチが2,732 x 2,048ピクセルと高精細で、画素密度はいずれも264ppiに統一されています。

ディスプレイサイズ、解像度の違い
iPad Air M4
11インチ(2,360 x 1,640ピクセル)、13インチ(2,732 x 2,048ピクセル)
iPad Air M3
11インチ(2,360 x 1,640ピクセル)、13インチ(2,732 x 2,048ピクセル)
iPad Pro M5
11インチ(2,420 x 1,668ピクセル)、13インチ(2,752 x 2,064ピクセル)

画面の精細さという点ではM3から大きな変更はありませんが、iPad Pro 比較となると違いが鮮明になります。Pro M5は圧倒的なコントラストと黒の締まりを実現するOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しているため、隣に並べて見比べてしまうと、LCDを採用している本機はコントラストや鮮やかさでやや劣るのを実感します。とはいえ、単体で使っている分には全く不満を感じないレベルの美しさは確保されています。

コンテンツ視聴を左右する画面の明るさと広さ

iPad Air M4の明るいディスプレイ

画面の輝度(明るさ)については、サイズによって明確な違いがあります。11インチモデルは最大500ニトですが、13インチモデルは最大600ニトとより明るく設定されています。実際に13インチモデルを使ってみると、11インチモデルよりも画面領域が30%広いうえに輝度も100ニト高いため、日中の明るい室内で映画を観る際などに圧倒的に見やすく、優位性を感じました。HDR(ドルビービジョン、HDR10など)コンテンツの再生にも対応しており、ハイライト部分のきらめきもしっかりと表現してくれます。

輝度の違い
iPad Air M4
11インチ(最大500ニト)、13インチ(最大600ニト)
iPad Air M3
11インチ(最大500ニト)、13インチ(最大600ニト)
iPad Pro M5
11インチ(SDR最大1,000ニト・XDRピーク1,600ニト)、13インチ(SDR最大1,000ニト・XDRピーク1,600ニト)

滑らかさとタッチ感度のリアルな使用感

iPad Air M4の滑らかなディスプレイ

画面の書き換え速度を示すリフレッシュレートについては、最大60Hzにとどまっています。iPad Proの120Hz駆動(ProMotionテクノロジー)と比較すると、ウェブサイトを高速でスクロールした時やペンで素早く線を引いた時の滑らかさでは明確に劣ります。Proのヌルヌルとした動きに慣れていると、わずかに残像感を感じるかもしれません。しかし、比較しなければ十分に滑らかで、日常使いや一般的なゲームにおいて不満を感じることはないでしょう。タッチ応答性自体は非常に高く、指先の操作にも遅延なくキビキビと反応してくれます。

リフレッシュレートの違い
iPad Air M4
11インチ(60Hz)、13インチ(60Hz)
iPad Air M3
11インチ(60Hz)、13インチ(60Hz)
iPad Pro M5
11インチ(10Hz〜120Hz・ProMotion対応)、13インチ(10Hz〜120Hz・ProMotion対応)

長時間の作業をサポートする目の保護機能

仕事や読書で長時間画面を見続ける際、目の疲れにくさも重要です。周囲の光に合わせて画面の色温度を自動調整してくれる「True Tone」機能が搭載されており、紙の本を読んでいるような自然な色合いにしてくれるため、目の負担が和らぐのを実感しました。また、ディスプレイのガラスと液晶パネルの隙間をなくすフルラミネーションディスプレイが採用されているため、ペン先と実際に描画される線のズレ(視差)が少なく、ストレスフリーで作業に没頭できます。

目の保護機能の違い
iPad Air M4
11インチ(True Tone・反射防止コーティング)、13インチ(True Tone・反射防止コーティング)
iPad Air M3
11インチ(True Tone・反射防止コーティング)、13インチ(True Tone・反射防止コーティング)
iPad Pro M5
11インチ(True Tone・反射防止コーティング・Nano-textureガラスオプションあり)、13インチ(True Tone・反射防止コーティング・Nano-textureガラスオプションあり)

iPad Air M4 ディスプレイの主な仕様

種類
Liquid Retinaディスプレイ(IPSテクノロジー搭載LEDバックライト)
サイズ
11インチ / 13インチ
解像度
2,360 x 1,640ピクセル(11インチ)/ 2,732 x 2,048ピクセル(13インチ)
輝度
最大500ニト(11インチ)/ 最大600ニト(13インチ)
色再現性
広色域(P3)対応
リフレッシュレート
最大60Hz
発色やコントラストはやはり最高レベルで動画視聴が快適です。iPad Pro M5と比べるとリフレッシュレートの値が劣りますが、それを感じさせない滑らかさも保っています。輝度も十分で思わず屋外に持ち出したくなりますね。

まとめ:ディスプレイ

  • 第一印象:鮮やかな色彩でシャープな映像を楽しめるが、OLEDのProと比べるとコントラストでやや劣る
  • 種類と性能:自然な発色のLCD(IPS)パネルで、P3広色域やTrue Toneによる目の保護機能も充実
  • サイズと解像度:11インチと13インチの2展開でM3から据え置き、高精細さは維持されている
  • 輝度:13インチは600ニトと明るく画面も広いため、室内での映画鑑賞などで優位性を発揮
  • 滑らかさ:リフレッシュレートは60HzでProには及ばないが、比較しなければ十分に快適なタッチ感度

CPU・メモリ・ストレージ:iPad Air M4の圧倒的な処理能力と実用性

iPad Air M4 のCPU、M4チップ

タブレットの快適さを根底から支えるのがプロセッサーとメモリです。最新のM4チップと増量された大容量メモリによって、これまでのAirとは別次元のサクサク感を手に入れました。実際の重い作業で感じたレスポンスの良さをお伝えします。

M4チップによる次世代の処理速度

本機は第2世代3nmプロセスで製造された最新の「M4」チップを搭載しています。3つの高性能コアと5つの高効率コアからなる8コアCPU構成を採用しており、アプリの起動から日々のWebブラウジング、UIの操作に至るまで、あらゆる動作が非常に滑らかです。

前世代であるiPad Air M3と比較してパフォーマンスが最大30%向上しており、明確なM3 M4 違いを感じることができます。ただし、上位モデルのiPad Pro M5はさらにコア数の多い構成を採用しているため、純粋な処理の天井の高さ(Pro 比較)ではProに軍配が上がります。

CPU・チップの違い
iPad Air (2026)
M4チップ、8コアCPU、高性能コア3+高効率コア5
iPad Air (2025)
M3チップ、8コアCPU、高性能コア4+高効率コア4
iPad Pro (2025)
M5チップ、9コアCPU(256GB/512GBモデル)、10コアCPU(1TB/2TBモデル)

グラフィックスを劇的に向上させる9コアGPU

映像処理を担うGPUは9コア構成となっており、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングにも対応しています。前世代のiPad Air M3と比較すると、GPUのコア数や機能自体は同じ据え置き仕様となっています。一方で、上位モデルのiPad Pro M5は10コアGPUに加えてNeural Acceleratorsを搭載しているため、より高度なグラフィック処理能力を持っています。

しかし、iPad Air M4でも高解像度の動画編集や複雑な3Dレンダリングにおいて処理の待ち時間は短く、日常的なクリエイティブ作業においてProとの差を不満に感じることはまずありません。

GPUの違い
iPad Air M4
9コアGPU、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング対応
iPad Air M3
9コアGPU、ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング対応
iPad Pro M5
10コアGPU、Neural Accelerators搭載

AI処理を高速化する16コアNeural Engine

機械学習を処理するNeural Engineは16コアを搭載し、38 TOPSという驚異的な演算能力を誇ります。前世代のiPad Air M3(最大35 TOPS)と比較して処理能力が底上げされており、写真の被写体切り抜きやノイズ除去などのオンデバイス処理がより瞬時に完了するようになりました。ただし、iPad Pro M5のNeural Engineは推定130〜150+ TOPSと、M4比で最大3.5倍も高速化しています。将来的に超高負荷なAI機能を多用する場合はPro M5が圧倒的ですが、現状のアプリ動作においてはM4でも非常に頼もしい存在です。

AI性能の違い
iPad Air M4
16コアNeural Engine、38 TOPS
iPad Air M3
16コアNeural Engine、最大35 TOPS
iPad Pro M5
16コアNeural Engine、推定 130〜150+ TOPS(M4比で最大3.5倍高速)

12GBへ増量された大容量・高速メモリ

個人的に最大のメリットだと感じたのがメモリ容量の増加と規格の進化です。M3モデルの8GB(LPDDR5規格・帯域幅102.4GB/s)から、本機は12GBのユニファイドメモリLPDDR5X-7500規格・帯域幅120GB/s)へと大増量・高速化されました。

iPadOSの仮想メモリ(メモリスワップ)機能と組み合わせることでマルチタスクの快適さが桁違いに向上しています。iPad Pro M5は帯域幅が153GB/sとさらに太く、最大16GBの選択肢もありますが、Air M4の12GBでも多数のアプリを開いたまま再読み込みが発生しにくく、十分すぎる恩恵を感じられます。

メモリ容量・規格・仮想メモリの違い
iPad Air M4
12GBユニファイドメモリ、LPDDR5X-7500規格・メモリ帯域幅120GB/s。仮想メモリスワップ対応(最大16GB〜)
iPad Air M3
8GB RAM、LPDDR5-6400規格・メモリ帯域幅102.4GB/s。仮想メモリスワップ対応
iPad Pro M5
12GBまたは16GB RAM、LPDDR5規格・メモリ帯域幅153GB/s。仮想メモリスワップ対応

超高速ストレージと拡張性の限界

ストレージは128GB、256GB、512GB、1TBの4種類が用意されています。このラインナップは前世代のiPad Air M3から全く変わっていません。一方で、上位モデルのiPad Pro M5は最小容量が256GBから始まり、最大2TBまで選択できるうえ、読み書き速度も最大2倍に高速化されています。

本機もNVMeベースの超高速フラッシュストレージを採用しているため重いアプリのインストールも一瞬で終わりますが、歴代のiPadと同様にmicroSDカードスロットは非搭載です。写真や動画を多く扱う方は、あらかじめ256gb以上の余裕のある容量を選ぶか、外付けSSDを活用する必要があります

ストレージ容量の違い
iPad Air M4
128GB・256GB・512GB・1TB、最大1TB
iPad Air M3
128GB・256GB・512GB・1TB、最大1TB
iPad Pro M5
256GB・512GB・1TB・2TB、読み書き速度が最大2倍高速化

複数アプリも快適な動作感と優れた排熱性

iPad Air M4で動画を編集している

実際の動作感として、Lightroomを使って2GB分(約120枚)のRAWデータに一括で色調補正やレンズ補正を適用したところ、わずか40秒ほどで処理が完了しました。iPadOSのウインドウシステムを使ってSafari、メモ、動画編集のFinal Cut Proを同時に並べて作業しても、アプリの切り替えで引っかかることは一切ありません。また、これほど高い負荷をかけても本体がほんのり温かくなる程度で、過度な発熱や性能低下(サーマルスロットリング)が起きない静音性と冷却効率の高さにも驚かされました。

CPU性能が非常に高いため、ゲームや動画編集でもサクサク動きますね。負荷の高い作業をしなければ、Airで十分であるように思います。ただし、microSDカードは使えないで、最初のストレージ容量を選ぶ際には慎重になった方がいいでしょう。

まとめ:CPU・メモリ・ストレージ

  • プロセッサー:第2世代3nmプロセスのM4チップ(8コアCPU)を搭載し、M3モデルから最大30%の性能向上
  • GPU性能:9コアGPUを搭載し、ハードウェアレイトレーシングにも対応するが、Pro M5には一歩譲る
  • AI性能:16コアNeural Engine(38 TOPS)により、機械学習処理が極めて高速
  • メモリ(RAM):120GB/sの帯域幅を持つ12GBユニファイドメモリを搭載し、仮想メモリにも対応
  • ストレージ:数GB/sの読み書き速度を持つ超高速フラッシュストレージを採用(microSDは非対応)
  • 実使用のレスポンス:大容量データの画像一括補正も瞬時に終わり、高負荷時も過度な発熱がない

ベンチマーク

iPad Air M4(11インチ)のAntutu ベンチマーク V11 総合スコアは、約312万点であることが報告されています。

iPad Air M4(11インチ・2026・第8世代)

Antutu V11.0.0

総合「3,124,243」

3,124,243

CPU「950,253」

950,253

GPU「1,137,525」

1,137,525

MEM「327,328」

327,328

UX「709,137」

709,137

CPUスコアは約95万点、GPUスコアは約113万点になります。

なお、Antutu V10に換算すると、総合スコアは約275万点になります。

iPad Air M3との比較からわかること

前世代のiPad Air M3(第7世代)と比較すると、Antutu V11における総合スコアは約45万点(約16%)の向上を見せています。内訳を見ると、GPUスコアの伸びが約11%であるのに対し、CPUスコアは約74万点から約95万点へと約28%もの大幅な伸びを記録しています。この結果から、M4チップへの移行による基礎的な演算能力の底上げが非常に顕著であり、確実なスペックアップを果たしていることがわかります。

iPad Air M3(11インチ・2025・第7世代)のAntutuベンチマーク

Antutu V11.0.0

総合「2,675,129」

2,675,129

CPU「740,943」

740,943

GPU「1,019,584」

1,019,584

MEM「289,001」

289,001

UX「625,601」

625,601

CPU性能を比較

※Antutu V10 換算で総合スコアは約238万点になります。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合スコアで比較したものです。

iPadシリーズ Antutuスコア比較ランキング

1位:M5 (iPad Pro M5 2025 11inch)

346万点

2位:M4 (iPad Air 2026 11inch)

275万点

3位:M3 (iPad Air 2025 11inch)

238万点

4位:M2 (iPad Air 2024 11inch)

197万点

5位:A16 Bionic (iPad 11・2025)

164万点

6位:A17 Pro (iPad mini 7・2024)

155万点

7位:M1 (iPad Air 2022 10.9inch)

128万点

iPad Pro M5との比較からわかること

上位モデルであるiPad Pro M5(2025年モデル)のAntutu V10総合スコアは約346万点であり、iPad Air M4のV10換算スコア(約275万点)と比較すると、約71万点の明確な差が存在します。CPUスコアで約117万点、GPUスコアで約140万点を叩き出すM5チップの処理能力は圧倒的です。極限のパフォーマンスが要求される用途においては、依然としてM5チップを搭載するiPad Proに絶対的な優位性があることがベンチマークの数値からも読み取れます。

iPad Pro M5 2025 11inchのAntutuベンチマーク

Antutu V10.1.4 総合で「3464032」、CPUで「1172277」、GPUで「1400202」、MEMで「439143」、UXで「452410」

他のiPadとの比較からわかること

無印のiPad(第11世代・A16 Bionic搭載)の約164万点や、iPad mini(第7世代・A17 Pro搭載)の約155万点といったAシリーズチップ搭載モデルと比較すると、iPad Air M4は100万点以上の圧倒的な大差をつけています。さらに、M1チップを搭載したiPad Air(2022年モデル)の約128万点と比較すると実に2倍以上ものスコアを記録しており、世代を重ねたMシリーズチップの飛躍的な進化と、iPad Air M4がタブレット市場全体においてトップクラスの処理能力を有していることが証明されています。

通信性能:iPad Air M4のつながりやすさと次世代ワイヤレス通信の実力

iPad Air M4 パープルが横に置かれている。

外出先での作業や動画視聴など、タブレットの快適さを左右する大きな要因が通信環境です。最新の専用チップを搭載したことで、場所を問わずストレスフリーに繋がるようになった実感と、前世代や上位モデルとの明確な違いをお伝えします。

C1Xモデムがもたらす5Gの高速化と圧倒的な省電力

Wi-Fiモデルとは別に用意されているWi-Fi + Cellularモデルには、新たに独自設計のモバイル通信モデム「Apple C1X」が搭載されています。実際に外出先で5G通信(sub-6 GHz)を利用してみると、大容量の動画ファイルや重い資料のダウンロードが驚くほどスムーズでした。iPad Air M3と比較すると、モバイルデータ通信のパフォーマンスが最大50%高速化されており、明確なM3 M4 違いを感じます。

さらに、通信時のエネルギー使用量が最大30%少なくなっているため、テザリングを多用してもバッテリーの減りが緩やかです。上位のiPad Pro M5も同等の高速通信を備えていますが、Air M4でも日常的な出先での作業においては十分すぎる恩恵を受けられます。また、物理SIMスロットが廃止され、eSIM専用となっている点もスマートで、海外渡航時などに複数のプランを切り替えるのが非常に簡単になりました。

5G通信・モデムの違い
iPad Air M4
5G(sub-6 GHz)対応、Apple C1Xモデム搭載
iPad Air M3
5G(sub-6 GHz)対応、Qualcomm Snapdragon X70 (SDX70M) 5Gモデム
iPad Pro M5
5G(sub-6 GHz)対応、Apple C1Xモデム搭載

また、対応バンドについては、iPad Air M3やiPad Pro M5と同様に、国内主要キャリアのプラチナバンド(8/18/19/28)やドコモのBand 21を含む幅広い帯域を網羅的にカバーしています。先日、電波の入りにくい建物の奥まったカフェや地方へ出張した際にも、圏外にならず安定してネットワークに接続し続けられるメリットを強く実感しました。

対応バンド(キャリア)・プラチナバンドの違い
iPad Air M4
国内主要キャリアに網羅的に対応、プラチナバンド(8/18/19/28)やBand 21を含む幅広い帯域をカバー
iPad Air M3
国内主要キャリアに網羅的に対応、プラチナバンド(8/18/19/28)やBand 21を含む幅広い帯域をカバー
iPad Pro M5
国内主要キャリアに網羅的に対応、プラチナバンド(8/18/19/28)やBand 21を含む幅広い帯域をカバー

SIMに関しては、前モデルのM3から引き続き物理SIMスロットが廃止され、eSIM専用となっています。物理的なSIMカードを差し替える手間がなくなり、海外渡航時などにデジタル上で安全かつすばやく新しいプランを追加・切り替えできるのは非常にスマートで簡単です。

SIMの違い
iPad Air M4
eSIM専用、物理的なSIMカードには非対応
iPad Air M3
eSIM専用、物理的なSIMカードには非対応
iPad Pro M5
eSIM専用、物理的なSIMカードには非対応

独自設計「Apple N1」チップによるワイヤレスの進化

iPad Air M4の高速通信でビデオ通話している

今回のモデルチェンジで大きな意味を持つのが、Appleが設計した新しいワイヤレスネットワークチップ「N1」の搭載です。iPad Air M3までの汎用チップから自社製チップへと移行したことで、システム全体との連携がより緊密になりました。

これにより、インターネット共有(テザリング)のオンオフや、他のAppleデバイスとのAirDropでのデータ転送が、以前よりも一瞬で確実に行われるようになっています。iPad Pro M5にも最新のワイヤレスチップが搭載されていますが、Air M4でもこのN1チップのおかげで、Pro 比較においても遜色のないシームレスな通信体験を味わうことができます。

Wi-Fi 7とBluetooth 6が作るストレスフリーな接続環境

N1チップの恩恵として、最新規格であるWi-Fi 7(802.11be)とBluetooth 6に対応しています。自宅の対応ルーターに接続して高画質のストリーミング動画を再生してみましたが、シークバーを飛ばしても瞬時に読み込まれ、接続の安定性は抜群です。iPad Air M3(Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3)と比較すると、将来的なネットワーク環境の進化に対する余裕が大きく異なります。

また、Bluetooth 6により、ワイヤレスイヤホンや外部キーボードを接続した際の遅延が極限まで抑えられており、タイピング時の文字入力のレスポンスも非常に快適でした。iPad Pro M5と通信規格は横並びとなっており、通信環境のベース部分においてAir M4が妥協していないことがわかります。

Wi-Fi・Bluetoothの違い
iPad Air M4
Wi-Fi 7 対応、Bluetooth 6 対応
iPad Air M3
Wi-Fi 6E 対応、Bluetooth 5.3 対応
iPad Pro M5
Wi-Fi 7 対応、Bluetooth 6 対応

迷わず目的地へ導く高精度なGPSと実体験

CellularモデルにはGPS/GNSSが内蔵されており、位置情報の取得が可能です。先日、初めて訪れる都市への出張の際、広めの画面でマップを確認するためにナビゲーションとして使用しました。ビルが立ち並ぶエリアでも自分の現在地がピタッと正確に追従し、交差点での向きも遅れることなく表示されたため、非常に心強かったです。

iPad Air M3の頃からGPS精度は高かったですが、C1Xモデムの安定した通信と相まって、より途切れにくくなった印象を受けます。iPad Pro M5と同様に、カーナビ代わりや旅行先のガイド端末として、完璧に役割をこなしてくれます(※Wi-FiモデルにはGPSが搭載されていないため、この用途を想定する場合は必ずCellularモデルを選ぶ必要があります)。

GPSの違い
iPad Air M4
Wi-Fi + Cellularモデルに搭載、GPS/GNSS対応
iPad Air M3
Wi-Fi + Cellularモデルに搭載、GPS/GNSS対応
iPad Pro M5
Wi-Fi + Cellularモデルに搭載、GPS/GNSS対応
外出先でiPadを使いたい人にはやはりセルラーモデルがおすすめです。モバイルルーターなしで通信できるのはやはり超快適。C1Xモデムが追加され通信速度が向上しているので、M3モデル(2025)よりも快適です。

まとめ:通信性能

  • 5G通信とモデム:Cellularモデルは新開発の「C1X」モデムにより、M3比で最大50%高速化・30%省電力化を実現
  • ワイヤレスチップ:独自設計の「Apple N1」チップを搭載し、AirDropやテザリングの安定性と速度が劇的に向上
  • Wi-Fi規格:最新のWi-Fi 7に対応し、M3(Wi-Fi 6E)よりも大容量データの送受信がスムーズで将来性も高い
  • Bluetooth規格:Bluetooth 6に対応し、ワイヤレスイヤホンやキーボード接続時の遅延が少なく極めて安定している
  • 位置情報(GPS):Cellularモデル内蔵のGPSはビル街でも精度が高く、Pro M5と同等の正確なナビゲーションが可能

カメラ性能:iPad Air M4の日常使いに寄り添う実用的なレンズ

iPad Air M4 パープル 背面にあるカメラ

タブレットのカメラは、資料のスキャンやオンラインミーティングなど、今や仕事や生活に欠かせないツールです。日常の記録からリモートワークまで、実際に撮影して感じた画質や使い勝手をお伝えします。

実物に近い色合いを残す12MP背面カメラとスマートHDR 4

iPad Air M4の背面には、1200万画素(12MP)の広角カメラ(ƒ/1.8絞り値)が1基搭載されています。iPad Air M3から画素数やF値などの基本的なカメラスペックは据え置きですが、スマートHDR 4の画像処理により、明暗差のある室内でも黒つぶれや白飛びがしっかりと抑えられます。

iPad Air M4のカメラを利用している

実際に窓際のカフェで撮影した際も、自然で色再現性の高い、ノイズの少ないクリアな写真が撮れました。最大5倍のデジタルズームやFocus Pixelsを使ったオートフォーカスも素早く、ピント合わせの精度も良好です。また、自動手ぶれ補正により手持ちでもブレにくくなっています。ただ、上位モデルのiPad Pro M5のようにLiDARスキャナや高度なTrue Toneフラッシュ、超広角などの追加レンズは搭載されていません。

暗所での撮影やプロレベルのこだわりがある場合はPro M5に明確なアドバンテージがありますが、書類のスキャンや日常のメモ代わりの撮影であれば、Air M4の画質でまったく不満はありません。

背面カメラ構成・機能の違い
iPad Air M4
12MP広角カメラ(ƒ/1.8絞り値)、スマートHDR 4対応
iPad Air M3
12MP広角カメラ(ƒ/1.8絞り値)、スマートHDR 4対応
iPad Pro M5
12MP広角カメラ(ƒ/1.8絞り値)、LiDARスキャナおよびアダプティブTrue Toneフラッシュ搭載

リモートワークを劇的に変える横向きフロントカメラ

iPad Air M4のセンターフレームカメラ

前面カメラは、ƒ/2.0絞り値の1200万画素(12MP)超広角カメラです。一番のメリットは、このカメラが本体の横向き(ランドスケープ)配置へと変更されていることです。これまでの古いiPadでオンライン会議をする際、目線がどうしてもズレてしまうのが悩みでしたが、画面の長辺中央にカメラが来たことで、相手と自然に目を合わせて話せるようになりました。

被写体を自動で画面の中央に維持してくれる「センターフレーム」機能も非常に優秀です。部屋を歩き回りながらビデオ通話をした際も、スムーズに自分を追従してくれました。iPad Air M3と比較しても、リモートワークにおける明瞭度と使いやすさの向上は絶大です。iPad Pro M5も横向き配置を採用していますが、Air M4でも同等の快適なビデオ通話環境が構築できます。

前面カメラ構成・機能の違い
iPad Air M4
12MPセンターフレームカメラ(横向き・ƒ/2.0絞り値)、スマートHDR 4対応
iPad Air M3
12MPセンターフレームカメラ(横向き・ƒ/2.0絞り値)、スマートHDR 4対応
iPad Pro M5
TrueDepth 12MPセンターフレームカメラ(横向き・ƒ/2.0絞り値)、ポートレートモードおよびアニ文字/ミー文字対応

高精細な4K映像と手ぶれを抑えたスムーズな動画撮影

動画撮影について、背面カメラ最大4K解像度(24fps、25fps、30fps、または60fps)の高精細なビデオ撮影に対応しています。映画レベルのビデオ手ぶれ補正がしっかりと機能するため、歩きながら風景を撮影した際も、不快なガタつきの少ない滑らかな映像を残せました。

一方の前面カメラ1080p HDビデオ撮影(25fps、30fps、または60fps)に対応しており、FaceTimeなどで非常にクリアな映像を届けてくれます。iPad Pro M5はProResビデオ撮影のような映像制作プロフェッショナル向けのフォーマットに対応していますが、SNS用の動画撮影や仕事での記録用途であれば、iPad Air M4の撮影性能で十二分に美しい映像を残すことができます。

動画撮影の違い
iPad Air M4
最大4Kビデオ撮影(最大60fps)、映画レベルのビデオ手ぶれ補正
iPad Air M3
最大4Kビデオ撮影(最大60fps)、映画レベルのビデオ手ぶれ補正
iPad Pro M5
最大4K ProResビデオ撮影対応、オーディオズームおよびステレオ録音対応

まとめ:カメラ性能

  • 背面カメラ:1200万画素(12MP)の広角カメラ(ƒ/1.8)で、スマートHDR 4やFocus Pixelsによる高速AFに対応している
  • 前面カメラ:1200万画素(12MP)でƒ/2.0の明るさを持ち、横向き配置になったことで自然な目線でのリモートワークが可能になった
  • 動画撮影(背面):最大4K解像度(24/25/30/60fps)での高精細なビデオ撮影と映画レベルの手ぶれ補正に対応し、滑らかな映像が撮れる
  • 動画撮影(前面):1080p HDビデオ撮影に対応し、センターフレーム機能と合わせてビデオ通話のクオリティが非常に高い
  • Pro M5との違い:フラッシュや追加レンズ、ProRes動画撮影機能はないが、日常使いやビジネス用途では不満のない完成度を誇る

オーディオ性能:iPad Air M4の映像を引き立てる没入サウンド

iPad Air M4 実機のスピーカー

美しい映像体験には、それに見合う上質なサウンドが欠かせません。映画鑑賞からオンライン会議まで、毎日の用途で実感した音の広がりとマイクのクリアな性能をお伝えします。

映像への没入感を高める横向き配置のステレオスピーカー

本機は本体の上下にスピーカーを配置しており、横向き(ランドスケープ)にした際に左右から音が広がるステレオスピーカー仕様となっています。前世代のiPad Air M3からこの配置は引き継がれており、動画視聴時の自然なステレオ感は健在です。

スピーカー・オーディオ技術の違い
iPad Air M4
ステレオスピーカー(横向き)、空間オーディオ再生対応
iPad Air M3
ステレオスピーカー(横向き)、空間オーディオ再生対応
iPad Pro M5
4スピーカーオーディオ、空間オーディオ再生対応

ただし、上位モデルのiPad Pro M5が上下左右に4つのスピーカーを搭載して圧倒的な立体感を生み出すのに対し、本機は2スピーカー構成であるため、音の厚みや迫力の面ではPro 比較で明確な違いを感じます。とはいえ、内蔵スピーカーでの空間オーディオ再生に対応しており、十分に没入感のあるサウンドを楽しめます。また、ユーザー自身で設定が可能な最大音量制限機能も備わっており、急な大音量から耳を守ることができるのも嬉しいポイントです。

ボーカルが際立つバランスの取れたクリアな音質

実際にApple Musicでストリーミング音楽を再生してみると、中音域の抜けが良く、ボーカルの歌声が非常にクリアに聴こえます。高音はシャカシャカと刺さることなくマイルドに響き、低音はサイズなりにしっかりとベースラインをなぞってくれます。

映画の爆発シーンのような重低音はiPad Pro M5の4スピーカーには及びませんが、日常的に音楽を流したりYouTubeを見たりする分には全く不満のないバランスの良さです。ボリュームを最大音量にまで引き上げても音が割れることはなく、13インチの大画面モデルであれば、横向きに配置されたステレオスピーカーが広めの部屋でも十分に響き渡る没入感の高いサウンドを再現してくれます。

クリアな通話を約束する高性能デュアルマイク

音声入力には、通話やオーディオ録音のためのデュアルマイクが搭載されています。iPad Air M3から続く仕様ですが、FaceTimeなどのビデオ通話時には空間オーディオに対応し、画面上の相手がいる位置から声が聞こえるような自然な通話が可能です。

さらに、周囲の雑音をカットして自分の声だけをクリアに届ける「声を分離」モードや、逆に周囲のあらゆる音を拾って現場の雰囲気を伝える「ワイドスペクトル」のマイクモードに対応しています。カフェでのオンライン会議で「声を分離」を試したところ、BGMや雑踏の音が見事に抑えられ、相手に声がはっきりと伝わりました。iPad Pro M5に搭載されているスタジオ品質のマイクと比較すると録音の繊細さでは一歩譲りますが、一般的なリモートワーク用途では完璧に機能します。

マイクの違い
iPad Air M4
デュアルマイク、「声を分離」と「ワイドスペクトル」のマイクモード対応
iPad Air M3
デュアルマイク、「声を分離」と「ワイドスペクトル」のマイクモード対応
iPad Pro M5
スタジオ品質の4マイクアレイ、「声を分離」・「ワイドスペクトル」のマイクモード・ローカル収録対応

多彩なフォーマットに対応するワイヤレスと外部出力

歴代モデルと同様に3.5mmイヤホンジャックは搭載されていないため、有線イヤホンを使う場合はUSB Type-Cポートに変換アダプタを接続する必要がありますが、ロスレス音源などを楽しむ際にはこのデジタル出力が重宝します。Bluetooth 6に対応しているため、ワイヤレスイヤホンとの接続も極めて安定しており、遅延や音質の劣化はほとんど感じません。

対応するオーディオフォーマットも非常に幅広く、AAC、MP3、Apple Lossless、FLACに加え、ドルビーデジタル、ドルビーデジタルプラス、ドルビーアトモスなどの高品質なオーディオフォーマットに幅広く対応しています。AirPodsなどのハイレゾワイヤレス対応機器と組み合わせることで、ケーブルの煩わしさなしに最高品質の音楽体験に浸ることができます。

クアッドスピーカーのProと違ってAirはデュアルスピーカーになりますが、音質はいい方です。タブレットでは難しい低音もしっかり出ていて、繊細な音も楽しめます。ワイヤレスでも音がいいので、音楽鑑賞用にも最適ですね。

まとめ:オーディオ性能

  • スピーカー配置:横向き(ランドスケープ)配置のステレオスピーカーで、空間オーディオ再生にも対応
  • 音質と最大音量:ボーカルなどの中音域がクリアで、最大音量でも音割れせず十分な迫力があるが、Pro M5の4スピーカーと比較すると重低音や立体感は劣る
  • マイク性能:デュアルマイクを搭載し、「声を分離」や「ワイドスペクトル」モードにより快適なビデオ通話が可能
  • 外部出力:3.5mmジャックは非搭載だが、USB-C接続や安定したBluetoothによるワイヤレス出力に対応
  • 対応フォーマット:AAC、FLAC、Apple Losslessやドルビーアトモスなど、幅広い高品質オーディオ形式に対応

バッテリー持ちと充電:iPad Air M4の一日中使えるスタミナと充電性能

iPad Air M4にキーボードをつけて使用している

タブレットを外へ持ち出す際、コンセントがない場所でどれだけ長く作業できるかは非常に重要です。動画視聴や長時間のクリエイティブワークなど、実際の電池持ちと充電の仕様について詳しくまとめました。

頼れる大容量バッテリーと客観的なテスト結果

本機には、11インチモデルで28.93Wh13インチモデルで36.59Whのリチャージャブルリチウムポリマーバッテリーが内蔵されています。公称のバッテリー駆動時間は、Wi-Fiでのインターネット利用やビデオ再生で最大10時間、モバイルデータ通信で最大9時間とされています。上位モデルのiPad Pro M5はバッテリー容量自体はわずかに大きいものの、前世代のiPad Air M3も含めて、この公称値である最大10時間という基本スペックは3機種とも共通しています。

バッテリー容量・駆動時間の違い
iPad Air M4
11インチ(28.93Wh)・13インチ(36.59Wh)、Wi-Fi最大10時間・セルラー最大9時間
iPad Air M3
11インチ(28.93Wh)・13インチ(36.59Wh)、Wi-Fi最大10時間・セルラー最大9時間
iPad Pro M5
11インチ(31.29Wh)・13インチ(38.99Wh)、Wi-Fi最大10時間・セルラー最大9時間

しかし、実際のパフォーマンスを測るバッテリーテストの結果では、11インチモデルで9時間44分29秒という素晴らしいバッテリー駆動時間を記録しました。同じテストで9時間41分だったiPad Air M3と比較して、M4チップの省電力性がしっかりと機能していることがわかります。

ハードな実使用で試したリアルな駆動時間

iPad Air M4で負荷の高いマルチタスクをしている

では、実際の体験談としてどれくらいバッテリーが持つのかをお話しします。出張時にノートパソコンの代わりに本機をメインマシンとして使い、大量のSafariのタブを開きながらGoogleドキュメントで原稿を書き、バックグラウンドで音楽をストリーミング再生し、時折Final Cut Proで動画編集を行うというハードな使用状況を試してみました。その結果、実際のバッテリー駆動時間は約7〜8時間になりました。

これだけ高負荷な作業を連続して行っても半日以上は余裕で持つため、カフェや新幹線での移動中も充電を気にする必要がなく非常に安心感があります。もちろん、軽いウェブブラウジングや動画視聴程度のカジュアルな用途であれば、公称値に近く、丸1日は十分に充電なしで乗り切ることができます。また、使っていないスタンバイ時のバッテリー消費もごくわずかで、数日放置していてもバッテリーが空っぽになるようなことはありませんでした。

シンプルなUSB-C有線充電と便利なリバース充電

充電方式は本体下部のUSB Type-Cポートを使用します。パッケージには20W USB-C電源アダプタと1mのUSB-C充電ケーブルが同梱されており、完全放電状態から満充電までにかかる時間約2時間強といったところです。スマートフォンのようなワイヤレス充電(QiやMagSafe)には対応していないため、有線での充電が必須となります。

充電の違い
iPad Air M4
USB-C充電対応、20W USB-C電源アダプタ同梱
iPad Air M3
USB-C充電対応、20W USB-C電源アダプタ同梱
iPad Pro M5
約30分で最大50%の高速充電対応、20W USB-C電源アダプタ同梱

iPad Air M4と前世代のM3は充電仕様が同じですが、上位モデルのiPad Pro M5と比較すると、Proはわずか約30分で最大50%まで回復する高速充電に対応している点で差があります。短時間で素早くバッテリーを回復させたい場面ではProに軍配が上がります。

また、このUSB-Cポートを利用して、iPad Air M4のバッテリーからiPhoneやApple Watchへ給電するリバース充電(モバイルバッテリー代わりの使用)も可能なので、外出先でスマートフォンの電池が切れそうな時など、いざという時の電源確保先としても非常に役立ちます。

超薄型でもバッテリー持ちはいいですね。一日の外出ならモバイルバッテリーは不要です。外出先でSNSチェックや動画視聴をしていてもバッテリー切れを心配しなくてすむところがいいですね。充電スピードも十分でした。

まとめ:バッテリー持ちと充電

  • バッテリー容量:11インチは28.93Wh、13インチは36.59Whのリチウムポリマーバッテリーを内蔵
  • 公称駆動時間:Wi-Fi利用時で最大10時間、モバイル通信時で最大9時間の電池持ちを誇る
  • 実テストと体験談:テストでは9時間44分29秒を記録し、動画編集などのハードな実使用でも約7〜8時間は充電なしで駆動する
  • 充電仕様:付属の20WアダプタによるUSB-C有線充電のみで、ワイヤレス充電には非対応
  • リバース充電:iPhoneなどへの給電にも対応

AI機能:iPad Air M4が叶えるスマートな日常とクリエイティブ体験

iPad Air M4 実機のApple Intelligence

最新のApple Intelligenceがもたらす革新的なAI機能は、私たちの作業効率を劇的に引き上げてくれます。実際に日々のタスクやクリエイティブな作業でAIを使い倒してわかった、驚きのスピードと実用性をお伝えします。

Apple Intelligenceに最適化された驚異の演算能力

iPad Air M4は、38 TOPSの演算能力を持つ16コアNeural Engineと、120GB/sのメモリ帯域幅を誇る12GBユニファイドメモリを搭載しています。これにより、デバイス内で完結するオンデバイス処理が極めて高速に行われます。例えば、Goodnotesで講義のメモを取る際、急いで書いた乱雑な手書き文字でも瞬時に認識してテキスト化してくれました。

前世代のiPad Air M3(メモリ8GB、最大35 TOPS)と比較すると、バックグラウンドで複数のAI機能が動いていても動作に引っかかりがなく、明らかな余裕を感じます。上位のiPad Pro M5はさらに圧倒的なAI性能(推定130〜150+ TOPS)を持ちますが、Air M4でも日常的なAI処理において待ち時間を感じることはほぼありません。

文章も画像も思いのままに生成する強力なサポート

iPad Air M4の画像マジックワンド

日々のコミュニケーションやアイデア出しにおいて、「Apple Intelligence」は心強い相棒です。「作文ツール」を使って、取引先へ送るメールを作成した際、箇条書きのメモから丁寧なトーンへの変更や、長文の校正・要約がわずか数秒で自然な日本語として出力され、作業時間の大幅な短縮に繋がりました。

また、メモアプリで適当に描いた花のスケッチを、「画像マジックワンド」を使って囲むと、あっという間に美しい水彩画風のイラストへと変換されました。さらに「Image Playground」を使えば、テキストで指示するだけでイメージ通りの画像を瞬時に生成できます。これらの一連の動作が、全くストレスなくサクサクと進むのは感動的です。

プロ向けアプリも軽々と動かす高度な編集機能

iPad Air M4の写真クリーンアップ

写真や動画の編集においても、AIの恩恵は絶大です。旅行中に撮影した最高の一枚に通行人が写り込んでしまった時も、写真アプリの「クリーンアップ」ツールを使えばワンタップで不要なオブジェクトを自然に削除できました。また、より本格的な作業として、「Final Cut Pro」でのシーン除去マスク(背景除去)や、「Pixelmator Pro」でのAI超解像処理を試したところ、増量された12GBユニファイドメモリのおかげで重い処理も非常にスムーズに進行しました。

M3モデルでは少しもたつくことがあった複雑なAI演算も、Air M4なら快適そのものです。Pro M5の圧倒的な処理スピードには一歩及びませんが、プロの映像クリエイターでなければAir M4のパフォーマンスで十二分に満足できるはずです。

安全性を最優先した強固なプライバシー保護

AIを使う上で気になるのがデータの安全性ですが、Appleはここでも妥協していません。iPad Air M4で実行されるAI機能の多くは「オンデバイスAI」として端末内で処理が完結するため、個人の写真や文章が外部に漏れる心配がありません。より複雑な処理が必要な場合でも、Apple独自の「プライベートクラウドコンピューティング」を通じて安全に通信が行われ、ユーザーのデータがAppleに保存されたり学習に使われたりすることはないと明言されています。

この徹底したプライバシー保護の姿勢により、仕事の機密情報やプライベートな写真でも安心してAIに任せることができます。

iPad Air M4の主なAI機能

文章作成
作文ツール(Writing Tools)
画像生成
画像マジックワンド(Image Wand)
クリエイティブ
Image Playground
写真加工
写真アプリのクリーンアップツール
テキスト解析
文章の要約・校正
スケッチ変換
ラフスケッチからの画像生成
ビデオ制作
シーン除去マスク(Final Cut Pro)
画像処理
AI超解像(Pixelmator Pro)
学習支援
手書きメモの数式解決(Math Notes / Goodnotes)
AIアシスタント
進化したSiri(Apple Intelligence対応)
M4チップに変わってから、AI処理がより高速になりました。手書きのラフなスケッチでも簡単にキレイなイラストを生成したり、作文ツールでサクッと記事も書いたりできるので便利です。ちょっとした作業であればパソコンは不要ですね。

まとめ:AI機能

  • Apple Intelligenceへの最適化:38 TOPSの16コアNeural Engineと12GBメモリにより、M3モデルより高速で余裕のあるオンデバイス処理を実現
  • 文章生成のサポート:作文ツールにより、仕事のメールの校正・要約やトーンの変更が自然かつ迅速に行える
  • 画像生成のサポート:画像マジックワンドやImage Playgroundを使えば、ラフなスケッチの変換や画像生成が瞬時に完了する
  • 高度な写真・動画編集:クリーンアップやFinal Cut Proでの背景除去など、重いAI演算も12GBメモリの恩恵で極めて快適
  • プライバシーとセキュリティ:オンデバイスAIとプライベートクラウドコンピューティングにより、データ漏洩の心配がない強固なプライバシー保護を確立

OSと機能:iPad Air M4の頭脳と毎日の使い勝手を左右する操作感

iPad Air M4のUIデザインとLiquid Glass

タブレットの使いやすさは、本体の性能だけでなく、それを動かすシステムと機能に大きく依存します。最新OSとAIがもたらす革新的な操作感や、毎日のロック解除・決済のリアルな使い勝手をお伝えします。

Liquid Glassが彩る美しいUIとPCに迫るウインドウ操作

本機は最新の「iPadOS 26」を標準搭載しています。まず目を引くのが、半透明の素材感や光の屈折を表現した新UI「Liquid Glass」です。背景が美しく透けつつも、UIの透明度とコントラストのバランスが絶妙に調整されているため、視認性を損なうことなく作業の集中力を高めてくれます。また、新しいウインドウシステムにより、アプリの自由なウインドウサイズ変更が可能になり、画面上部のメニューバーからコマンドにアクセスしやすくなりました。ステージマネージャ機能と合わせて使えば、マルチタスクの快適さは完全にPC(Mac)に近づいています。

OS・UIの違い
iPad Air M4
iPadOS 26搭載、Liquid Glassデザイン・新しいウインドウシステム採用
iPad Air M3
iPadOS 18搭載、Apple Intelligence・計算メモ・スマートスクリプト対応
iPad Pro M5
iPadOS 26搭載、Liquid Glassデザイン・新しいウインドウシステム採用

さらに、iPad専用の編集・注釈ツールとして「プレビューアプリ」が独立し、PDFや画像への書き込みがこれまで以上に直感的に行えるようになりました。iPad Air M3でも同じOSは利用できますが、本機のM4チップと12GBメモリのおかげで、多数のウインドウを重ねても動作の引っかかりが一切ない点に確かな違いを感じます。

iPad Air M4で複数ウインドウを動かしている

M4チップが約束する長期的なアップデート保証

決して安くないデバイスを購入する際、「いつまで使える」のかは非常に気になるポイントです。本機は、現在Appleシリコンの中でも最高峰クラスであるM4チップと大容量12GBメモリを搭載しています。これにより、将来的なOSの要求スペックが高くなっても余裕で対応できるため、一般的に6〜8年以上という非常に長期的なソフトウェアサポート期間が期待できます。Appleのヴィンテージ/オブソリート製品リストに入るその日まで、最新機能のアップデートを受け取りながら第一線で長く使い続けられる安心感は絶大です。

Touch IDでシームレスに完結するApple Pay決済

日々のオンラインショッピングやアプリ内課金において、Apple Payの使い勝手は非常にスムーズです。Web上での支払時やアプリ内購入認証が求められた際、トップボタンに指をサッと添えるだけでコンタクトレス決済が完了します。パスワードをいちいち手入力する手間が省けるため、買い物からサブスクリプションの登録まで、流れるような動線でストレスなく実行できました。

Apple Intelligenceで生まれ変わったSiriの賢さ

音声アシスタントのSiriも、Apple Intelligenceの統合により劇的に賢くなりました。文脈理解の能力が向上したため、言いよどんだり前後の会話を踏まえた複雑な依頼をしたりしても、正確に意図を汲み取ってくれます。また、画面認識の機能により、現在開いているアプリや写真の情報を理解したアクションも可能です。さらに、外出先のカフェなど声を出せない環境では、新機能「Type to Siri」を使ってテキスト入力で依頼できるようになったため、活用できるシーンが格段に広がりました。

安全なオンデバイスAIと一長一短の生体認証

セキュリティ面では、トップボタンに統合されたTouch ID(指紋認証)を採用しています。タブレットを単体で手に持って使う際は、電源を入れる自然な動作でロックが解除でき、生体認証の成功率も極めて高いです。しかし、Magic Keyboardを装着してノートPCスタイルで作業している際は、いちいちキーボードから手を離して画面端のボタンまで指を伸ばす必要があり、少し煩わしさを感じました。この点については、画面の前に座るだけでロックが解除されるFace IDを搭載した上位モデルのiPad Pro M5と比較すると、Face ID非対応であることが少し惜しいと感じる場面です。

生体認証・セキュリティの違い
iPad Air M4
Touch ID(指紋認証)対応、トップボタンに内蔵
iPad Air M3
Touch ID(指紋認証)対応、トップボタンに内蔵
iPad Pro M5
Face ID(顔認証)対応、TrueDepthカメラによる顔認識

一方で、データ保護の実装については完璧です。高度なAI機能を利用する際も、基本はオンデバイスAIとして端末内で処理され、より複雑な演算が必要な場合のみプライベートクラウドコンピューティングを利用します。この際も情報の非保持が徹底されているため、個人のプライバシー保護は最高レベルで担保されています。

まとめ:OSと機能

  • OS・UIデザイン:iPadOS 26の新UI「Liquid Glass」と自由なウインドウサイズ変更により、PCに迫る快適なマルチタスクを実現
  • アップデート保証:M4チップと12GBメモリの恩恵で、ヴィンテージ製品になるまで6〜8年以上の長期的なソフトウェアサポートが期待できる
  • Apple Pay:トップボタンのTouch IDを利用し、Webやアプリ内での支払いが極めてシームレスなコンタクトレス決済で完結する
  • 進化したSiri:Apple Intelligenceによる文脈理解や画面認識が向上し、「Type to Siri」で声を出さずとも賢くサポートしてくれる
  • 生体認証とセキュリティ:Touch IDは手持ちでは快適だがキーボード装着時はPro M5のFace IDが恋しくなる。AI処理はオンデバイスとプライベートクラウドで安全に保護される

ペンとキーボード:iPad Air M4の創造力を拡張する魔法のツール

iPad Air M4で「Apple Pencil Pro」を使用している

ここではiPad Air M4の文字入力や描画を支える、ペンとキーボードについて書いていきます。実際に専用アクセサリーを組み合わせて使って感じた、直感的な操作性や打鍵感についてお伝えします。

直感操作を極めたApple Pencil Proの多彩な機能

iPad Air M4は、最新の「Apple Pencil Pro」に完全対応しています。指で強く押す「スクイーズ」操作を行うと瞬時にパレットが表示され、ツールの切り替えが直感的に行えます。また、ペン本体を回転させる「バレルロール」により、異なる形のペン先やブラシツールを正確にコントロールできるのは非常に便利です。操作のたびに手元に軽い振動が伝わる「触覚フィードバック」が心地よく、確実な操作感をサポートしてくれます。

さらに、ペン先が画面に触れる場所をプレビューできる「Apple Pencilのホバー」機能やダブルタップにも対応しており、AI機能の「画像マジックワンド」を呼び出すトリガーとしても大活躍します。万が一置き忘れても「探す(Find My)対応」となったことで、すぐに見つけ出せる安心感も加わりました。前モデルのiPad Air M3でもApple Pencil Proは使用可能ですが、M4チップの処理能力によってAI機能との連携がよりスムーズになっています。

Apple Pencil Proの性能・機能 一覧

感圧機能
スクイーズ
回転検知
バレルロール
フィードバック
触覚フィードバック
ホバー
Apple Pencilのホバー
ジェスチャー
ダブルタップ
紛失防止
「探す」アプリ対応
接続・充電
マグネットによるペアリング・充電・保管
精度
ピクセルレベルの精度
反応速度
低いレイテンシー
傾き検知
傾きを感知するセンサー
誤操作防止
パームリジェクションテクノロジー

アプリに最適化された繊細な書き味と追従性の違い

iPad Air M4のペンで描いたイラスト

実際に「Procreate」や「Pixelmator Pro」といった主要なサードパーティアプリでイラストを描いてみると、スクイーズなどの新機能が完璧にアプリの最適化を受けていることがわかります。筆圧感知や傾き検知は非常に繊細で、手を画面に思い切り乗せて描いても誤動作しないパームリジェクションも完璧に機能しました。スクイーズ機能で色や太さを変えながらシームレスに描画できる体験は、一度味わうと手放せなくなります。ただ、書き味の追従性(レイテンシー)については、上位モデルのiPad Pro M5と比較すると明確な差があります。

Pro M5は120HzのProMotionディスプレイを搭載しているため、ペン先の動きにインクが吸い付くような遅延のない感覚がありますが、リフレッシュレートが60HzにとどまるAir M4では、素早く線を引いた際にわずかながらインクの遅れを感じます。とはいえ、比較しなければ気にならない程度であり、十分に精度の高い描画が可能です。

快適なタイピングとPCライクな操作を叶えるMagic Keyboard

iPad Air M4 実機にMagic Keyboardを装着

文字入力の頼れる相棒となるのが、iPad Air用「Magic Keyboard」です。マグネットでピタッと吸着し、宙に浮くような「フローティングデザイン」により、画面の角度をスムーズに調整できます。キーボードには新たに「14のファンクションキー」列が追加され、画面の明るさや音量調節が手元で瞬時に行えるようになりました。十分なキーピッチと深めのストロークによってしっかりとした打鍵感があり、暗い場所でも作業しやすいバックライトキーボードを搭載しているため、長時間のタイピングも非常に快適にこなせます。

iPad Air M4のキーボード配列、トラックパッド

また、手元にはマルチタッチジェスチャーに完全対応した大型ガラス製トラックパッドを備えており、iPadOS 26のウインドウ操作をスムーズに行えます。ヒンジ部分にはUSB-Cパススルー充電ポートがあり、本体のポートを外付けSSDなどのために空けておける拡張性も優秀です。

なお、ここには上位モデルのiPad Pro M5用キーボードとの明確な機能差が設けられています。Pro用トラックパッドに搭載されている押し込み時の「触覚フィードバック」には非対応であり、パームレストもPro用のアルミニウム製に対してAir用はポリウレタン素材のままとなっています。

Magic Keyboardの性能・機能 一覧

キー配列
14のファンクションキー列
操作感
大きなガラス製トラックパッド
触覚機能
触覚フィードバック(iPad Pro用のみ)
操作対応
Multi-Touchジェスチャー対応
デザイン
フローティングカンチレバー(Pro/Air用のみ)
筐体素材
アルミニウムのパームレスト(Pro用のみ)
外部接続
USB-Cパススルー充電ポート
装着方法
マグネットによる取りつけ
接続方式
スイッチ、プラグ、ペアリング不要
保護性能
前面と背面を保護するカバー機能
調整機能
角度調整可能なスタンド
脱着性
取り外せるキーボード(Folioのみ)
構成
バックパネルとの2つのパーツ構成(Folioのみ)
Apple Pencil Proの定価は21,800円(税込)で、11インチiPad Air(M4)用Magic Keyboardは46,800円です。価格は高めですが、やはり最低でもペンがないと何もはじまらない感じがします。iPad Airでたくさんイラストを描いてみたいですね。

まとめ:ペンとキーボード

  • Apple Pencil Pro:スクイーズやバレルロール、触覚フィードバックを搭載し、画像マジックワンドの呼び出しや「探す」機能に対応
  • 描画の追従性:筆圧感知や傾き検知は高精度だが、60Hz画面のため120HzのPro M5と比較すると素早い描画でわずかに遅延を感じる
  • アプリの最適化:ProcreateやPixelmator Proなどの主要アプリで、新機能がシームレスかつ直感的に動作する
  • Magic Keyboardの打鍵感:14のファンクションキー列とバックライトキーボードを備え、十分なキーピッチで快適なタイピングが可能
  • トラックパッドと構造:マルチタッチ対応の大型ガラス製トラックパッドとUSB-Cパススルー充電を備えるが、Pro M5用のような「触覚フィードバック」やアルミニウム製パームレストは非搭載

検証してわかったiPad Air M4のメリット・デメリット

ここでは、iPad Air M4を実際に使ってわかったメリット・デメリットについて書いていきます。前モデルのiPad Air M3や上位モデルのiPad Pro M5と比較しながら、どのような強みがあり、どこに妥協点があるのかを詳しく解説します。

メリット(長所、利点)

  • メリット1:サクサク動くM4チップと12GBメモリへの大増量(iPad Air M3はM3チップ・8GBメモリ)

iPad Air M4は最新のM4チップと12GBのユニファイドメモリを搭載しています。前モデルのiPad Air M3(8GBメモリ)からメモリが大幅に増量されたことで、複数アプリを並べたマルチタスクや重い画像処理が格段にスムーズになりました。上位のiPad Pro M5には及びませんが、日常的なクリエイティブ作業には十分すぎる性能です。

  • メリット2:AI処理が爆速になるApple Intelligenceへの最適化(iPad Air M3は最大35 TOPS)

16コアNeural Engineが38 TOPSの処理能力を発揮し、デバイス内でのAI処理が極めて高速に動作します。iPad Air M3と比較して、AIによる文章の要約や画像生成における待ち時間が短縮されました。重いAI処理でも引っかかりがなく、作業効率が大きく向上します。

  • メリット3:独自チップ「N1」とWi-Fi 7による通信の安定(iPad Air M3はWi-Fi 6E/汎用チップ)

最新規格のWi-Fi 7とBluetooth 6に対応し、新たにApple独自設計の「N1」チップを搭載しました。これにより、iPad Air M3と比べて大容量ファイルのダウンロードやAirDropでのデータ転送速度が劇的に向上し、ワイヤレス機器との接続もより安定しています。

  • メリット4:「Apple C1X」モデムによる5G通信の高速化(iPad Air M3はQualcomm製モデム)

Cellularモデルには新しいモバイル通信モデム「Apple C1X」が搭載されています。外出先での5G通信がiPad Air M3と比較して最大50%高速化されており、ネットサーフィンや動画視聴が非常に快適です。また、通信時の消費電力も抑えられているため、テザリングを多用してもバッテリーが長持ちします。

  • メリット5:Apple Pencil Proの直感的な操作に対応(旧世代Pencilとは一線を画す機能)

最新のApple Pencil Proに完全対応しており、指で強く押す「スクイーズ」やペンを回転させる「バレルロール」といった直感的な操作が可能です。操作するたびに手元に伝わる触覚フィードバックが心地よく、イラスト制作やメモ書きが格段に楽しく、そして快適になります。

デメリット(短所、欠点)

  • デメリット1:顔認証非対応でTouch IDのみ(iPad Pro M5はFace ID対応)

セキュリティ認証はトップボタンのTouch ID(指紋認証)のみとなっています。手に持っている時は自然に解除できて便利ですが、Magic Keyboardを装着してノートPCのように使っている際は、画面の前に座るだけでロック解除できるiPad Pro M5のFace IDが羨ましく感じる場面が多々あります。

  • デメリット2:画面の滑らかさが最大60Hzにとどまる(iPad Pro M5は120Hz ProMotion対応)

画面の書き換え速度を示すリフレッシュレートは、最大60Hzのままです。iPad Pro M5の120Hz駆動(ProMotion)と比較すると、ウェブサイトを素早くスクロールした時やペンで素早く線を引いた際に、わずかな残像感やインクの遅延を感じてしまうのは少し残念なポイントです。

  • デメリット3:液晶ディスプレイの継続採用(iPad Pro M5はOLED搭載)

ディスプレイは引き続き液晶(Liquid Retina)を採用しています。発色は自然で十分に美しいですが、漆黒や圧倒的なコントラストを表現できるiPad Pro M5のOLED(有機EL)ディスプレイと隣に並べて比較してしまうと、映像の迫力や鮮やかさではどうしても見劣りしてしまいます。

  • デメリット4:SDカードスロット非搭載による拡張性の限界(microSDカード非対応)

歴代のiPadと同様に、microSDカードスロットは搭載されていません。そのため、本体のみでストレージ容量を後から手軽に拡張することができず、大容量の動画や写真を多く保存したい場合は、外付けSSDを別途持ち歩くか、あらかじめ容量の大きいモデルを選ぶ必要があります。

  • デメリット5:内蔵スピーカーが2基のみ(iPad Pro M5は4スピーカー搭載)

横向き配置のステレオスピーカーは音質がクリアで優れていますが、2基のみの搭載です。iPad Pro M5が上下左右に4つのスピーカーを搭載し、立体的で迫力のある重低音を響かせるのと比較すると、映画鑑賞時などの没入感ではどうしても一歩譲る形になります。

iPad Air M4のスペック(仕様)

ディスプレイ
11インチ/13インチ Liquid Retinaディスプレイ(IPS、264ppi、最大600ニト)
リフレッシュレート
最大60Hz(ProMotion非対応)
プロセッサ
Apple M4チップ(8コアCPU、16コアNeural Engine)
GPU
9コアGPU(ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシング対応)
RAM(メモリ)
12GBユニファイドメモリ
ストレージ
128GB、256GB、512GB、1TB
バッテリー
11インチ:28.93Wh / 13インチ:36.59Wh リチウムポリマー内蔵
駆動時間
Wi-Fi利用時で最大10時間、モバイルデータ通信時で最大9時間
充電
USB-C有線充電(20W USB-C電源アダプタ付属)
背面カメラ
12MP広角カメラ(ƒ/1.8、最大5倍デジタルズーム、4K動画撮影対応)
前面カメラ
12MPセンターフレームカメラ(横向き配置、ƒ/2.0)
ワイヤレス通信
Wi-Fi 7(802.11be)、Bluetooth 6(Apple N1チップ搭載)
Apple Pay
対応
インターフェース
USB-Cポート(USB 3規格・最大10Gb/s)
センサー
Touch ID、3軸ジャイロ、加速度センサー、気圧計、環境光センサー
映像出力
USB-C経由で1台の外部ディスプレイに最大6K解像度(60Hz)出力対応
スピーカー
ステレオスピーカー(横向き配置)
オーディオ
空間オーディオ再生、AAC、FLAC、ドルビーアトモス等の形式に対応
マイク
通話、ビデオ撮影、オーディオ録音用のデュアルマイク
防水防塵
非対応
スタイラスペン
Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C)に対応
キーボード
14ファンクションキー搭載のiPad Air用Magic Keyboardに対応
機能
Apple Intelligence、センターフレーム、Liquid Glassデザインのウインドウシステム
生体認証
Touch ID(トップボタン内蔵の指紋認証・Face IDは非搭載)
筐体
100%再生アルミニウムを使用
OS
iPadOS 26
サイズ
11型:247.6×178.5×6.1mm / 13型:280.6×214.9×6.1mm
重量
11型:464g〜465g / 13型:616g〜617g
カラー
ブルー、パープル、スターライト、スペースグレイ
付属品
USB-C充電ケーブル(1m)、20W USB-C電源アダプタ
モバイル通信
5G(sub-6 GHz)、ギガビットLTE(Apple C1Xモデム搭載)
SIMカード
eSIM専用(物理的なSIMカードには非対応)
対応バンド
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル回線に対応
5G
バンドn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n14、n20、n25、n26、n28、n29、n30、n38、n40、n41、n48、n66、n70、n71、n75、n77、n78、n79
4G
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71)、TD-LTE(バンド34、38、39、40、41、42、48)
3G
UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)

iPad Air M4の評価

iPad Air M4 実機 Magic Keyboardが机の上に置かれている

9つの評価基準で「iPad Air M4」を5段階で評価してみました。

項目別評価

  • 画面の見やすさ:★★★★

明るく鮮明で自然な発色のLiquid Retinaディスプレイですが、リフレッシュレートが60Hzにとどまるため、ProMotion(120Hz)と比べるとスクロール時の滑らかさで一歩譲ります。

  • スペック:★★★★★

最新のM4チップと12GBの大容量ユニファイドメモリを搭載しており、重い画像編集や多数のアプリを開くマルチタスクも非常にサクサクとこなせる圧倒的な処理能力を誇ります。

  • デザイン:★★★★

前世代から変わらない薄型で美しいアルミニウムボディですが、Face IDがなくTouch IDのみな点や、上位のProモデルに比べてベゼルがやや太い点は好みが分かれる部分です。

  • 耐久性:★★★☆☆

100%再生アルミニウムを使った堅牢なボディで剛性はしっかりしていますが、IP等級(防水防塵性能)やMIL規格などに関する明記がないため、水回りでの使用には注意が必要です。

  • 通信:★★★★★

Wi-Fi 7対応のN1チップと、5G通信が最大50%高速化したC1Xモデム(Cellularモデル)を搭載しており、外出先でも極めて快適で安定したデータ通信が可能です。

  • 機能:★★★★★

横向きに配置されたフロントカメラで自然な目線でのビデオ通話が可能になり、Apple IntelligenceによるAI処理の高速化など、日常を便利にする実用的な機能が満載です。

  • 拡張性(周辺機器):★★★★

Apple Pencil Proの直感的な操作や、14のファンクションキーを備えたMagic Keyboardの快適さは素晴らしいですが、microSDカードスロットが非搭載のため本体のみでの容量拡張はできません。

  • 使いやすさ:★★★★★

iPadOS 26の新しいウインドウシステムによりマルチタスクがPC並みに快適になり、Touch IDによる生体認証や決済もスムーズで、誰にでも直感的に操作できる完成度の高さです。

  • コストパフォーマンス:★★★★★

前世代のM3モデルから価格が据え置かれているにもかかわらず、高性能なM4チップや12GBメモリへ大増量されており、価格以上の非常に高いコストパフォーマンスを誇ります。

  • 総合評価:★★★★★
M4チップと独自通信チップで進化した薄型万能モデル

M4チップとAI機能がもたらす圧倒的なメリット

iPad Air M4は、最新のM4チップと12GBのユニファイドメモリを搭載し、前世代から処理能力が飛躍的に向上しました。マルチタスクや重い動画・画像編集もサクサクとこなし、デバイス内で完結するApple IntelligenceのAI処理も極めて高速です。文章の要約や画像生成など、日常的な作業効率を劇的に高めてくれます。

N1とC1Xチップによる次世代の通信性能

通信面でも大きな進化を遂げています。独自設計の「N1」ワイヤレスネットワークチップにより最新のWi-Fi 7に対応し、AirDropやテザリングの安定性が格段に向上しました。さらにCellularモデルには新しい「C1X」モデムが搭載され、5G通信が最大50%高速化しつつ消費電力も抑えられています。外出先でも途切れることなく、快適に作業を続けることが可能です。

創造力を拡張する先進的なアクセサリ

Apple Pencil ProとMagic Keyboardとの組み合わせも、本機の大きな魅力です。スクイーズやバレルロールといった直感的な操作ができるPencil Proは、繊細な描画やAI機能の呼び出しに大活躍します。14のファンクションキーを備えたMagic Keyboardを使えば、本格的なPCライクのタイピング環境が整い、仕事から趣味まで作業の幅が大きく広がります。

購入前の注意点とPro M5との明確な違い

非常に優秀な本機ですが、上位のiPad Pro M5と比較するといくつかの妥協点があります。リフレッシュレートが最大60Hzの液晶ディスプレイであるため、Proの120Hz駆動OLEDのような滑らかさや漆黒の表現には及びません。また、Face IDではなくTouch IDのみの対応であることや、スピーカーが2基にとどまる点など、Proモデルとの性能差は確かに存在します。

幅広いユーザーに最適な万能タブレット

プロレベルのディスプレイ性能や圧倒的なグラフィックス処理を極限まで求めないのであれば、iPad Air M4のスペックでほとんどの作業は快適にこなせます。価格が据え置かれながらも劇的な進化を遂げた本機は、学生からビジネスパーソン、クリエイターまで、幅広い方にとって最適な選択肢となる、自信を持っておすすめできる万能な一台です。

iPad Air M4の価格・購入先

iPad Air M4 前面の外観 スターライト、スペースグレイ

※価格は2026/03/16に調査したものです。価格は変動します。

Appleの公式オンラインストア

現在使っている対象のiPadをオンラインストアやApple Store直営店などで下取り(Apple Trade In)に出すことで、最大110,000円の割引を受けることもできます。

11インチモデル

  • Wi-Fiモデル: 98,800円(税込)から
  • Wi-Fi + Cellularモデル: 124,800円(税込)から
  • 学生・教職員価格: 90,800円(税込)から
  • 分割払い: 月額8,233円(12回払い)から購入可能です。

13インチモデル

  • Wi-Fiモデル: 128,800円(税込)から
  • Wi-Fi + Cellularモデル: 154,800円(税込)から
  • 学生・教職員価格: 120,800円(税込)から
  • 分割払い: 月額10,733円(12回払い)から購入可能です。

Appleの公式オンラインストアで「iPad Air M4」をチェックする

ECサイト(Amazon、楽天、ヤフー)

  • Amazonで98,800円(税込)、
  • 楽天市場で108,210円、
  • ヤフーショッピングで96,980円(中古)、

で販売されています。

Amazonで「iPad Air M4」をチェックする

楽天市場で「iPad Air M4」をチェックする

ヤフーショッピングで「iPad Air M4」をチェックする

米国 Amazon.comで「iPad Air M4」をチェックする

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楽天市場

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セルラーモデル(キャリア)の価格・購入先

ドコモ

ドコモでのiPad Air M4(128GB)の販売価格は以下の通りです。

13インチiPad Air(M4)

  • 機種代金(総額):185,680円
  • 実質負担額:89,320円(いつでもカエドキプログラム利用時)
  • 月々の支払額:3,883円(1〜23回目)

11インチiPad Air(M4)

  • 機種代金(総額):145,200円
  • 実質負担額:68,640円(いつでもカエドキプログラム利用時)
  • 月々の支払額:2,984円(1〜23回目)

ドコモで「iPad Air M4」をチェックする

au

auでのiPad Air M4(128GB)の販売価格は以下の通りです。

13インチiPad Air(M4)

  • 機種代金(総額):186,800円
  • 実質負担額:96,800円(スマホトクするプログラム+適用、25か月目に返却時)
  • 月々の支払額:初回4,224円、以降4,208円(2〜23回目)

11インチiPad Air(M4)

  • 機種代金(総額):149,800円
  • 実質負担額:78,800円(スマホトクするプログラム+適用、25か月目に返却時)
  • 月々の支払額:初回3,428円、以降3,426円(2〜23回目)

※いずれも128GB・機種変更時の税込価格です。プログラム利用には、25か月目までに本体を返却(回収)することが条件となります。

auで「iPad Air M4」をチェックする

ソフトバンク

ソフトバンクでのiPad Air M4(128GB)の販売価格は以下の通りです。

13インチiPad Air(M4)

  • 機種代金(総額):193,680円
  • 実質負担額(最短13ヶ月目):68,880円(新トクするサポート+適用時)
  • 月々の支払額:1〜12回目まで2,990円
  • ※最短の「特典A(13ヶ月目返却)」利用には、早期利用料22,000円と特典利用料11,000円が別途必要です。

11インチiPad Air(M4)

  • 機種代金(総額):156,240円
  • 実質負担額(最短13ヶ月目):51,380円(新トクするサポート+適用時)
  • 月々の支払額:1〜12回目まで1,990円
  • ※最短の「特典A(13ヶ月目返却)」利用には、早期利用料16,500円と特典利用料11,000円が別途必要です。

ソフトバンクで「iPad Air M4」をチェックする

おすすめのライバル機種と価格を比較

「iPad Air M4」に似た性能をもつタブレットも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。

iPad Air M3(第7世代)

Appleから発売された11インチ/13インチのタブレットです(2025年3月12日 発売)。

iPadOS 18、Apple M3チップ、8GBメモリ、128GB/256GB/512GB/1TBストレージ、11インチ: 28.93Whバッテリー/13インチ: 36.59Whバッテリー (リチャージャブルリチウムポリマーバッテリー、最大10時間駆動)、背面12MP広角カメラ、前面12MPセンターフレームカメラを搭載しています。

また、Apple Intelligence、Apple Pencil (第2世代/USB-C※別売)、Apple Pencil Pro(別売)、Magic Keyboard (別売) に対応。

Apple Pay、音声操作 Siri、Smart Connector、Touch ID(指紋認証)、20W USB-C電源アダプタ(同梱)、USB-Cポート (充電、DisplayPort映像出力、最大10Gb/s)、eSIM、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、5G通信(Cellularモデル)にも対応しています。

✅価格は、Amazonで96,800円~(税込)、楽天市場で88,400円(送料無料)、ヤフーショッピングで87,780円(送料無料)、です。

👉関連記事:iPad Air (M3) 徹底レビュー!性能と機能をM2と比較・評価

Amazonで「iPad Air M3」をチェックする

iPad Pro M5

Appleから発売された11インチおよび13インチのタブレットです(2025年10月22日 発売)。

iPadOS 26、Apple M5チップ、12GB/16GB RAM、Ultra Retina XDR(タンデムOLED)ディスプレイ(11インチ [2,420 x 1,668] / 13インチ [2,752 x 2,064])、256GB、512GB、1TB、2TBストレージ、最大10時間駆動する31.29Wh/38.99Whバッテリー、、背面12MP広角カメラ、前面12MPセンターフレームカメラ(横向き)を搭載しています。

また、AI機能「Apple Intelligence」、Thunderbolt / USB 4経由での高速充電(約30分で最大50%)、ProMotionテクノロジー(10Hz〜120Hzアダプティブリフレッシュレート)、4スピーカーオーディオ、空間オーディオ再生、ドルビーアトモス、スタジオ品質の4マイクアレイ、専用ペン(Apple Pencil Pro、Apple Pencil(USB-C)・別売)、専用キーボード(iPad Pro用Magic Keyboard・別売)に対応。

最大6K/60Hzまたは4K/120Hzの外部ディスプレイ出力、AirPlayミラーリング(最大4K)、Siri、Apple Pay、Face ID(TrueDepthカメラによる顔認識)、OSレベルでのプライバシー保護、App Store、Thunderbolt / USB 4ポート(充電、DisplayPort、Thunderbolt 3、USB 4、USB 3対応)x1、5G通信(Cellularモデルのみ)、eSIM(物理SIM非対応)、Wi-Fi 7、Bluetooth 6にも対応しています。

✅価格は、Amazonで168,800円~、楽天市場で147,980円(送料無料)、ヤフーショッピングで133,980円(中古)、Apple オンラインストアで168,800円~、です。

👉関連記事:iPad Pro M5 徹底レビュー 新チップの進化点、M4との違いを評価

Amazonで「iPad Pro M5」をチェックする

iPad(第11世代)

Appleから発売された11インチのタブレットです(2025年3月12日 発売)。

A16 Bionicチップ、4コア GPU、11インチLiquid Retinaディスプレイ(2,360 x 1,640ピクセル解像度、264ppi)、128GB/256GB/512GBストレージ、28.93Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー、背面12MP広角カメラ、前面12MPセンターフレームカメラ、iPadOS 18を搭載しています。

また、Apple Pencil(USB-C、第1世代 ※別売)、Magic Keyboard Folio(別売)、Apple Pay、Touch ID(指紋認証)、ステレオスピーカー(横向き) デュアルマイクに対応。

音声アシスタント Siri、最大5倍のデジタルズーム、スマートHDR 4、4Kビデオ撮影、1080pスローモーションビデオ、Smart Connector、USB-Cコネクタ、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.3、5G通信(※Wi-Fi + Cellularモデルのみ)にも対応しています。

✅価格は、Amazonで58,800円(税込)、楽天市場で58,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで59,989円、Appleストアで58,800円~、です。

👉関連記事:A16チップ搭載!iPad(第11世代)を徹底レビュー!前世代と性能を比較

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iPad mini(第7世代)

Appleから発売された8.3インチのタブレットです(2024年10月23日発売)。

Apple A17 Pro チップ、Liquid Retina液晶、128GB/256GB/512GBストレージ、最大10時間駆動する19.3Wh バッテリー、背面12MPのメインカメラ、前面12MPのフロントカメラ、iPadOS 18を搭載しています。

また、Apple Intelligence、Apple Pencil Pro(別売)、ステレオスピーカー、FaceTimeオーディオ、Apple Pay、Touch IDに対応。

音声認識 Siri、4Kビデオ撮影、1080pスローモーションビデオ、FaceTimeビデオ、センターフレーム、USB Type-C(10Gbps、DP、PD)、5G通信、eSIM、GPS (Wi-Fi + Cellularモデルのみ)、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3にも対応しています。

✅価格は、Amazonで70,000円(税込)、楽天市場で68,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで72,000円、です。

👉関連記事:iPad mini(第7世代)を徹底レビュー!第6世代との違いを比較・評価

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この記事を書いた人:秋葉原ぶらり

ガジェットブロガー / 動画クリエイター。2014年からブログを開始。以来、Android端末やWindowsデバイス、ゲーム製品、Apple製品、PC周辺機器などのレビューを発信し続けている。目標は東京「秋葉原」をぶらぶらと探索する楽しさを、そのままネット上で体験できるようにすること。趣味は、写真、プログラミング、読書、小説やエッセイの文筆、デザイン制作など多岐にわたる。最新の更新情報はX:旧Twitter(URL:https://x.com/akiba_burari)やThread(URL:https://www.threads.com/@akibaburari)、でも発信中。
動画はYouTubeで(https://www.youtube.com/@秋葉原ぶらり)公開中。

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