14.5インチで3K有機EL搭載!Lenovo Legion Y900レビュー

Lenovo Legion Y900 top
2023年4月に中国 レノボから「Lenovo Legion Y900」(レノボ レギオン ワイ900)が発売されました。14.5インチで3K有機EL搭載を搭載したこのタブレットは早くも多くの注目を集めています。

Lenovo Legion Y900の魅力

最大の魅力は超大型の14.5インチの大型ディスプレイを搭載していることです。この液晶は解像度3000×1876ドットのOLED(有機EL)で、圧倒的に高画質な映像を映し出せます。

また、パワフルなMediaTek Dimensity 9000プロセッサを搭載していることも大きな魅力です。Antutu ベンチマークで100万以上を記録し、原神などの負荷の高いゲームもサクサクとプレイできます。

その他にも、リフレッシュレート 120H、12300 mAhの大容量バッテリーと68Wの超高速充電、Type-Cポートからの映像出力やPCのセカンドモニターとして利用できる機能など魅力が満載です。

もちろん、グローバル版で同じ性能の「Lenovo Tab Extreme」(レノボ タブ エクストリーム)も販売されているため、日本からでも入手が可能ですよ。

※「Lenovo Legion Y900」は日本の技適(202-SMK072)に対応しています。ほぼ完全な日本語化も可能です。

それでは早速どんなタブレットなのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

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公式ページ: Lenovo Legion Y900 (中国のサイト)

MediaTek Dimensity 9000の性能とAntutuベンチマーク

Lenovo Legion Y900」はMediaTek Dimensity 9000 プロセッサを搭載しています。

このプロセッサはMediaTekが開発した高性能な5Gスマートフォン向けプロセッサで、

5G通信、AI、カメラ性能、ゲーム、動画の処理能力に優れた特徴を持っています。

具体的には、4nmプロセスで製造された、8コア、最大3.05GHz駆動のCPUを搭載し、ゲームやアプリの処理能力が大きく強化。

内蔵のGPUはMali-G710で、高度なグラフィックス処理が可能になっています。

発熱による性能低下は少なく、安定して高い性能を維持できます。

Antutuベンチマーク

Antutu V9.3.2 総合 ベンチマーク総合は約100万を超えています。

例: Antutu V9.3.2 総合で「1041818」、CPUで「265743」、GPUで「394078」、MEMで「189740」、UXで「192257」

同じプロセッサはスマートフォンの「Xiaomi Redmi K50 Pro」、「vivo X80」、「OPPO Find X5 Pro Dimensity Edition」、「OnePlus Ace 2V」、「HONOR 70 Pro+」にも搭載されています。

また、タブレットの「LAVIE Tab T14」、「OnePlus Pad」、「OPPO Pad 2」、にも搭載されています。

例: Antutu V10 総合で「1067420」、CPUで「376211」、GPUで「289567」、MEMで「210196」、UXで「191446」

性能的にはSnapdragon 8+ Gen 1よりも少し性能が低く、

Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1よりも少し性能が高くなります。

CPUランキング

※Antutu V10 ベンチマーク総合のスコアで比較したものです。

  • 1.Apple M4 (iPad Pro M4)・・・Antutu:247万
  • 2.MediaTek Dimensity 9300+ (Galaxy Tab S10)・・・Antutu:230万
  • 3.Apple M2 (第6世代 iPad Air)・・・Antutu:218万
  • 4.Snapdragon 8 Gen3 (REDMAGIC Nova)・・・Antutu:215万
  • 5.Snapdragon 8 Gen 2 (Xiaomi Pad 6S Pro 12.4/Galaxy Tab S9)・・・Antutu:150万
  • 6.MediaTek Dimensity 8300 (Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7 2025)・・・Antutu:140万・・・Antutu:140万
  • 7.Snapdragon 8+ Gen 1 (Xiaomi Pad 6 Pro/LAVIE Tab T9 T0995 HAS/Lenovo Legion Y700 2023)・・・Antutu:110万
  • 8.★ MediaTek Dimensity 9000 (Lenovo Legion Y900/OnePlus Pad/OPPO Pad 2/LAVIE Tab T14)・・・Antutu:100万
  • 9.Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1 (Galaxy Tab S8 Ultra/Galaxy Tab S8)・・・Antutu:90万
  • 10.Google Tensor G2 (Google Pixel Tablet)・・・Antutu:80万
  • 11.Snapdragon 870 5G (OPPO Pad/Lenovo Xiaoxin Pad Pro 12.7/Xiaomi Pad 6)・・・Antutu:70万
  • 12.Snapdragon 7s Gen 2 (Redmi Pad Pro/POCO Pad)・・・約 62万
  • 13.MediaTek Helio G99 (Headwolf HPad5)・・・約 40万

ディスプレイ:Lenovo Legion Y900の14.5インチの3K OLED液晶の実力

Lenovo Legion Y900は14.5インチで解像度3000×1876ドットのOLED(有機EL)ディスプレイを搭載しています。

このディスプレイは最大輝度500nitの高精細な3K液晶で、

高コントラストで見やすいHDR10+や豊かな色再現が可能な100% DCI-P3、HDR規格のDolby Visionにも対応しています。

※Widevine L1にも対応しています。HD画質でのストリーミング再生ができます。

また、1920HzのPWM調光に対応しているため、目が疲れにくいのも特徴です。

光センサー搭載のため、明るさ自動調整も利用できます。全白HDR動画再生時に輝度をLX-1336Bで計測すると、最大498nitsになります。

ベゼルはある程度幅があるため、持ちやすいです。

前面カメラは画面外にあるため、ノッチで映像を邪魔されることはなく、非常に見やすいです。

ただし、タッチ遅延は大きめで、音ゲーなどには不向きです。WALT Latency Timerで測定したタッチ遅延は合計67.5msになります。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」は14.6インチで解像度1848x2960pxのSuper AMOLED液晶を搭載しています。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」は12.4インチで解像度2560×1600 ドットの2.5K液晶を搭載しています。
  • 「LUCA TM152M4N1」は15.6インチで解像度1920 × 1080 ドットのフルHD液晶を搭載しています。

リフレッシュレート 120Hz対応で滑らかに再生できる

Lenovo Legion Y900」はリフレッシュレート 120Hzに対応し、動きの激しいシーンでも映像をより滑らかに再生することができます。

ゲーム時により鮮やかな表示にする「ゲームHDR拡張」や動画をアップスケーリングする「ビデオの品質向上」などの機能も利用できます。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」はリフレッシュレート120GHzに対応し、より滑らかに映像を映し出せます。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」はリフレッシュレート最大120GHzに対応し、より滑らかな映像を再生できます。
  • 「LUCA TM152M4N1」はリフレッシュレート 60Hzに対応しています。

 バッテリー:Lenovo Legion Y900の大容量12300 mAhと68Wの急速充電

Lenovo Legion Y900」は12300 mAh バッテリー搭載で、ビデオ再生で最大約12.7時間の駆動できます。

また、Type-Cポートを介して68W急速充電やリバース充電も利用できます。

68W急速充電は48分で80%まで充電できます。

そのほか、バッテリー保護機能により、長時間充電器に接続したままでも安心して使用できます。

なお、充電器は100V地域でも68W急速充電が利用できるので、安心です。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」は11200mAhバッテリー搭載で最大45W急速充電に対応しています。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」は10000mAhバッテリー搭載で67W急速充電に対応しています。
  • 「LUCA TM152M4N1」は8,000mAhバッテリー搭載でType-C充電に対応しています。

接続ポート:Lenovo Legion Y900のUSB 3.2 Gen 1 Type-Cポートと映像出力

Lenovo Legion Y900」はUSB 3.2 Gen 1 Type-Cポートを搭載し、

このポートを利用してDP映像出力に対応しています。

変換アダプターを使うことで、HDMI対応のディスプレイと接続でき、大画面のテレビやモニターに画面を映し出すことができます。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」はUSB 3.2 Gen 1ポート搭載で映像出力に対応しています。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」はUSB Type-C (USB3.2 Gen1/OTG)搭載で映像出力も利用できます。
  • 「LUCA TM152M4N1」は映像出力に対応していません。

PCのセカンドモニターとして利用できる

Lenovo Legion Y900」はUSB 2.0 Type-Cポートを搭載。DisplayPort Alternate Mode (DP Alt Mode)に対応し、PCのセカンドモニター(ポータブルディスプレイ)として利用することもできます。

サブモニター利用時でもタッチ操作が可能で、Windowsの画面では15ポイントタッチと表示されます。

ただし、出力は3K@60Hzまで対応で、120Hzで出力することはできません。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」はWindows PCのサブディスプレイとして使える機能も利用できます。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」と「LUCA TM152M4N1」はPCのセカンドモニターとして使える機能を備えていません。

JBL オクタスピーカー搭載でDolby Atmosサウンドに対応

Lenovo Legion Y900」は本体にJBL製のウルトラリニアスピーカーを8つ搭載しています。

また、Dolby Atmosに対応。低音に深みがあり、迫力のあるサウンドを楽しめます。

高音は少し控え目です。

オーディオ出力遅延は33.0msです。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」はDolby Atmos対応のクアッドスピーカー搭載で高音質なサウンドが楽しめます。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」はクアッドスピーカー搭載でDolby Atmosサウンドに対応しています。
  • 「LUCA TM152M4N1」はクアッドスピーカーを搭載しています。

筆圧4096段階のスタイラスペンを用意

Lenovo Legion Y900」は筆圧4096段階のスタイラスペン(別売)で手書き入力することもできます。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」は2.8msの低レイテンシーにより書き味が向上したSペンで手書き入力できます。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」は筆圧4096段階の専用スタイラスペンが用意されています。
  • 「LUCA TM152M4N1」は筆圧対応のスタイラスペンを用意していません。

専用のファンシーキーボードを用意

Lenovo Legion Y900」はガラス製の大型タッチパッドを備えた専用ファンシーキーボードを用意し、マグネットで着脱できます。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」は専用の2-in-1ブックカバーキーボードを利用することでノートPCスタイルで使用できます。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」はマグネットで着脱できる専用キーボードカバーが用意されています。
  • 「LUCA TM152M4N1」は専用キーボードを用意していません。

12GB LPDDR5Xメモリと256GB UFS3.1ストレージで快適に使用できる

Lenovo Legion Y900」はLPDDR5X規格のメモリを12GB搭載し、遅延なくスムーズに動作します。

また、UFS3.1規格の256GBストレージ搭載で、別売のmicroSDカードで最大1TBまで拡張できます。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」は12GB LPDDR5メモリと128/256GB UFS3.1ストレージを搭載しています。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」は高速なLPDDR5規格のメモリを6GB/8GB/12GBと、高速なUFS3.1規格のストレージを128GB/256GB/512GB搭載しています。
  • 「LUCA TM152M4N1」は4GBメモリと64GBストレージ搭載で最大512GBまで拡張できます。

背面13MP+5MPの2眼カメラと前面13MPカメラで撮影できる

Lenovo Legion Y900」は背面13MP+5MPの2眼カメラと前面13MPカメラを搭載しています。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」は背面13MP+6MPカメラと前面12MP+12MPカメラを搭載しています。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」は背面50MP+20MPカメラと前面20MPカメラを搭載しています。
  • 「LUCA TM152M4N1」は背面8MPカメラと前面8MPカメラを搭載しています。

Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.3、GPS対応で快適に通信できる

Lenovo Legion Y900」はWi-Fi 6の拡張版で、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯の3つの帯域が利用できる「Wi-Fi 6e」に対応しています。

また、Bluetooth 5.3に対応し、ワイヤレス機器ともスムーズに接続できます。

そのほか、GPSにも対応し、位置情報が取得できます。

屋外であれば快適なGPSナビゲーションが利用可能です。

GPS・GLONASS・BeiDou・Galileo対応で、みちびきには対応していません。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」はWi-Fi 6&Bluetooth 5.2に対応しています。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」はWi-Fi 6 、Bluetooth 5.2、2×2 MIMOに対応しています。
  • 「LUCA TM152M4N1」はWi-Fi 5のデュアルバンドとBluetooth 5.0に対応しています。

デザイン:厚さ5.85 mmのLenovo Legion Y900薄型ボディの外観とカラー

Lenovo Legion Y900」は厚さ5.85 mmの薄型軽量デザインになっています。

背面はツートンカラーで指紋が目立ちにくいデザインです。

マグネットでスタイラスペンを取り付けることができます。

重さは761.8gで、サイズが大きいため、持ち運びには不便です。

また、本体カラーとしてストームグレーを用意しています。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」は厚さ5.5mmで重さ726gになっています。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」は厚さ6.66mmで重さ620gの薄型ボディになっています。
  • 「LUCA TM152M4N1」は厚さ11 mmで重さ約1250gになっています。

OSとUI:Lenovo Legion Y900のAndroid 13 とZUI 15

Lenovo Legion Y900」はAndroid 13 ベースのZUI 15 を搭載しています。

Android 16へのアップグレードと4年間のセキュリティアップデートが保証されています。

Android 13には、

テーマ別アイコンデザイン(サードパーティ製アプリを含む)、クイック設定の変更(ボタンの位置変更・タイル数の増加・不要な実行中アプリを停止)、ホーム画面のカスタマイズ、メディアコントロール(音楽でデザインが変化)、テキストのコピーツール、アプリごとの言語設定、おやすみ時間モードのカスタマイズ(設定項目が増加)、「バイブレーションとハプティクス」(通話のバイブレーションなどの設定項目が追加)、

通知の制御(ユーザーに許可を求める)、クリップボード履歴の自動消去、特定の写真や動画のみにアクセスを許可、空間オーディオ、Bluetooth LE Audio(音楽を他のユーザーと共有)、Chromebookとの連携、端末間でコピー&ペースト、タブレットのマルチタスク、手のひらとスタイラスペンの別タッチ登録

などの機能が追加されています。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」はAndroid 12 + One UI 4.1搭載でAndroid 12の新機能も使えるようになっています。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」はAndroid 12ベースのMIUI Pad 13搭載で、MIUI 13の新機能も使えるようになっています。
  • 「LUCA TM152M4N1」はAndroid 12を搭載しています。

指紋認証と顔認証を利用できる

Lenovo Legion Y900」は指紋認証、顔認証に対応し、安全かつスピーディにログインできます。

他のタブレットと比較

  • 一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」は画面内指紋認証に対応し、画面にタッチするだけで安全かつスピーディにログインできます。
  • 「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」と「LUCA TM152M4N1」は顔認証に対応しています。

「Lenovo Legion Y900」のデメリット

Lenovo Legion Y900」のデメリットを紹介します。

タッチ入力が高速でない

「Lenovo Legion Y900」はタッチサンプリングレートが60Hzで、高速なタッチ入力ができません。

そのため、120Hzや240Hz タッチサンプリングレートに対応したタブレットよりも、入力スピードが遅くなります。

4G/5G通信に対応していない

Lenovo Legion Y900」は4G/5G通信に対応していません。

一方、「Galaxy Tab S8 Ultra」は5Gモデルも用意しています。「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」と「LUCA TM152M4N1」は4G/5G通信に対応していません。

Lenovo Legion Y900のスペック

  • ディスプレイ 14.5インチ、解像度3000 × 1876 ドットのOLED
    ※3k/16:10/最大輝度500nit/HDR10+/100% DCI-P3/Dolby Vision/Eye Care Certification 3.0
  • リフレッシュレート 120Hz
  • プロセッサ MediaTek Dimensity 9000
    ※4nm/64bit/8コア/最大3.05GHz
  • GPU Mali-G710
  • RAM(メモリ)12GB LPDDR5X
  • ストレージ 256GB UFS3.1
  • 外部ストレージ microSDカードで最大1TBまで
  • バッテリー 12300 mAh
  • 駆動時間 ビデオ再生で最大約12.7時間
  • 充電 68W急速充電、リバース充電に対応
  • 背面カメラ 13MP+5MP
  • 前面カメラ 13MP ※122度ワイドアングル
  • ワイヤレス通信  Wi-Fi 6e、Bluetooth 5.3
  • インターフェース USB 3.2 Gen 1 Type-C (DP映像出力/高速充電/オーディオ出力)、USB 2.0 Type-C (充電/DP入力/オーディオ出力)
  • スピーカー JBL オクタスピーカー (ウルトラリニアスピーカー x8、スマートアンプ内蔵)
  • オーディオ Dolby Atmosに対応
  • スタイラスペン Xiaoxinスタイラス2(筆圧4096段階・超低遅延・別売)
  • キーボード 専用ファンシーキーボード (キーピッチ1.3mm、ガラス製の大型タッチパッド、別売)
  • 機能 PCのセカンドモニター(3K/60Hz出力をサポート)、4画面分割、パフォーマンスのカスタマイズ(CPU、GPU、ファン速度など)、PCモード、ショートカットキーなど
  • 筐体の材質 高強度航空アルミニウム (CNC加工)
  • 生体認証 指紋認証、顔認証
  • OS Android 13 + ZUI 15
  • サイズ 327.8mm x 210.8 mm x 5.85 mm
  • 重量 740g
  • カラー ストームグレー

Lenovo Legion Y900 徹底評価:大画面ハイスペックタブレットの実力

2022年3月に発売された「Lenovo Legion Y700」の後継モデルとして登場した「Lenovo Legion Y900」。14.5インチという大型ディスプレイを搭載した本機の実力を、詳細な評価と共にご紹介します。前モデルの「Lenovo Legion Y700」は8.8インチのコンパクトなゲーミングタブレットとして注目を集めましたが、「Lenovo Legion Y900」はゲーミング用途に特化するよりも、大画面を活かした総合的なハイスペックモデルとしての性格が強い一台です。

各項目評価:詳細コメント付き

スペック:★★★★★ (5.0/5.0)
MediaTek Dimensity 9000プロセッサを搭載しており、現行のタブレットの中でも最高クラスの処理性能を誇ります。「Galaxy Tab S8 Ultra」のSnapdragon 8 Gen 1をも上回るとされる性能は、高負荷な作業や最新ゲームも快適にこなせるでしょう。メモリやストレージの構成も十分で、まさにフラッグシップと呼ぶにふさわしいスペックです。

通信:★★★★☆ (4.0/5.0)
高速なWi-Fi通信に対応しており、動画視聴やオンラインゲームなど、大容量通信も安定して行えます。最新の規格への対応も期待でき、快適なネットワーク環境を提供してくれるでしょう。ただし、モバイルデータ通信(セルラーモデル)の有無や対応バンドについては、購入地域やモデルによって確認が必要です。

機能:★★★★★ (5.0/5.0)
8つものスピーカーを搭載しており、タブレットとは思えないほどの臨場感あふれるサウンド体験を実現します。また、高解像度の有機ELディスプレイは映像美に優れ、エンターテイメント用途での満足度は非常に高いでしょう。その他、USB Type-Cポートによる拡張性なども備えており、機能面での不足は感じさせません。

デザイン:★★★★★ (5.0/5.0)
Legionシリーズらしい、洗練されたスタイリッシュなデザインが特徴です。大型でありながらも薄型・軽量化にも配慮されており、持ち運びやすさと見た目の美しさを両立しています。金属製の筐体は高級感があり、所有欲を満たしてくれるでしょう。

使いやすさ:★★★★★ (5.0/5.0)
14.5インチの広大なディスプレイは、動画視聴はもちろん、複数のアプリを同時に表示しての作業や、電子書籍の閲覧など、あらゆる用途で高い視認性と操作性を提供します。高性能プロセッサと相まって、動作の遅延を感じることは少なく、ストレスフリーな使用感が期待できます。

価格:★★★☆☆ (3.0/5.0)
発売時の価格は約11万円と、絶対額としては高価な部類に入ります。ただし、競合となる「Galaxy Tab S8 Ultra」など同等スペックの大型タブレットと比較すると、約4万円ほど安価に設定されており、コストパフォーマンスは悪くありません。高性能を求めるユーザーにとっては魅力的な選択肢となり得ますが、予算を重視するユーザーにとっては検討が必要な価格帯です。

総評:★★★★☆ (4.5/5.0)

Lenovo Legion Y900 の概要と特徴

Lenovo Legion Y900」は、前モデル「Lenovo Legion Y700」のコンセプトを引き継ぎつつ、より大画面で高性能なタブレットへと進化しました。「Y700」が8.8インチの比較的小型なゲーミングタブレットであったのに対し、「Y900」は14.5インチのディスプレイを搭載し、ゲーミングに特化するよりも、動画視聴、クリエイティブ作業、マルチタスクなど、幅広い用途に対応できる超大型ハイスペックタブレットとしての側面が強くなっています。

プロセッサにはMediaTek Dimensity 9000を採用し、これは「Galaxy Tab S8 Ultra」に搭載されているSnapdragon 8 Gen 1よりも高速であると評価されています。また、音響面では8つのスピーカーを備え、映像面では3000 × 1876ドットという高解像度の有機ELディスプレイを搭載。これらは「Galaxy Tab S8 Ultra」と比較しても遜色ないか、項目によっては凌駕するほどの高品質なエンターテイメント体験を提供します。

Galaxy Tab S8 Ultra との比較

総合的に見ると、「Lenovo Legion Y900」は「Galaxy Tab S8 Ultra」と比較して、プロセッサ性能やスピーカー性能において優位性を持つ可能性があり、使い勝手の良いタブレットと言えそうです。美しい有機ELディスプレイも魅力で、映像コンテンツを存分に楽しめます。

ただし、ペン入力に関しては注意が必要です。「Galaxy Tab S8 Ultra」に付属するSペンは非常に高性能で、筆圧感知や追従性に優れており、イラスト制作などのクリエイティブな用途においては依然として高い評価を得ています。そのため、本格的なイラスト制作を主目的とする場合は、「Galaxy Tab S8 Ultra」の方が適している可能性があります。

価格とおすすめポイント

「Lenovo Legion Y900」の発売時における価格は、US $824.39(日本円で約11万円)と発表されています。対して、「Galaxy Tab S8 Ultra」の現在の市場価格が15万円程度であることを考慮すると、「Lenovo Legion Y900」は約4万円ほど安価に入手できる計算になります。

この価格差と性能を考慮すると、14インチクラスの大型かつハイスペックなAndroidタブレットを求めているユーザーにとって、「Lenovo Legion Y900」は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。特に、動画視聴やゲーム、ウェブブラウジングなどを大画面で快適に楽しみたい方におすすめです。

まとめ

Lenovo Legion Y900」は、14.5インチの大型有機ELディスプレイ、高性能なMediaTek Dimensity 9000プロセッサ、そして8スピーカーシステムを搭載した、非常に魅力的なハイスペックタブレットです。エンターテイメント性能は現行機種の中でもトップクラスであり、多くのユーザーに満足感の高い体験を提供するでしょう。

競合機種と比較してもコストパフォーマンスに優れており、特に大画面でのコンテンツ消費を重視するユーザーにとっては最適な一台と言えます。ただし、ペン入力性能や日本国内での入手性、サポート体制などを総合的に考慮すると、わずかに満点には届かないものの、市場に大きなインパクトを与える製品であることは間違いありません。

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Lenovo Legion Y900の価格・購入先

Lenovo Legion Y900 main

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おすすめの類似製品を紹介

Lenovo Legion Y900」に似た性能をもつタブレットも販売されています。

Xiaomi Pad 7 Ultra

Xiaomiから発売された14インチのタブレットです(2025年5月 発売)。

「Xiaomi HyperOS 2」(Android 15ベース)、XRing O1(玄戒O1)プロセッサおよび16コア Immortalis-G925 GPU、12GB/16GB LPDDR5T RAM、14インチ 3.2K OLEDディスプレイ、256GB/512GB/1TB UFS 4.1ストレージ、12000mAhバッテリー (16.9時間ストリーミング再生駆動)、背面5000万画素カメラ 、前面3200万画素超広角カメラ 、ジャイロセンサー、Z軸リニアモーターを搭載しています。

また、AI機能(AI音声認識、AIマジックペイント、AIアート、AI文章生成、AIビデオ会議ツールボックス、Gemini)、Xiaomiフォーカスタイラスペン (別売、8192段階筆圧検知)、PCクラス フローティングキーボード (別売、マグネシウム合金製)、ステレオ8スピーカー (16.5cc超大型サウンドチャンバー)、Dolby Atmos、空間オーディオ、Hi-Res & Hi-Res Wireless Audio認証 (MP3, FLAC, AAC等対応)、4マイク (マルチシーン集音、ノイズリダクション対応)に対応。

120Hzアダプティブリフレッシュレート、最大輝度1600nits、120W 超高速充電、7.5W 有線リバース充電 (PD3.0/PD2.0/MI FC2.0対応)、指紋認証(側面)、Miracast対応映像出力、USB Type-C (USB3.2 Gen2 最大10Gbps)、NFC (Xiaomiスマートフォンとのファイル転送)、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4にも対応しています。

価格は、シャオミオンラインストア(中国)で12GB+256GBモデルが5699 元(約112,726円)、GIZTOPで$999.00(約142491円)、です。

関連記事:Xiaomi Pad 7 Ultra徹底レビュー!XRing O1性能と全機能

Teclast T70

Teclastから発売された14インチのタブレットです(2024年11月発売)。

Android 14、MediaTek Helio G99、8GBメモリ、WUXGA液晶、256GB UFS ストレージ、10,000 mAhバッテリー、背面13MP + 0.1MPの2眼カメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、最大20GBまでのメモリ拡張、クアッドスピーカー、18W PD急速充電、4衛星測位のGPS、10点マルチタッチ、T-Colour 4.0、最大1TBまでのストレージ拡張、顔認証、USB Type-C (OTG)、4G LET通信、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2、GPSに対応しています。

価格は、Amazonで37,899円(税込・5%OFFクーポン付き)、AliExpressで30,292円、です。

関連記事:超大型14インチ!Teclast T70はコスパ最強 性能を徹底レビュー

LAVIE Tab T14

NECから発売された14.5インチのタブレットです(2024年2月15日に発売)。

Android 13、MediaTek Dimensity 9000、12GB LPDDR5Xメモリ、3Kの有機EL液晶、256GBストレージ、12300 mAhバッテリー、背面13MP+5MPの2眼カメラと前面13MPのフロントカメラを搭載しています。

また、DP映像出力、JBL製4ch/8スピーカー、Dolby Atmos、リフレッシュレート 120Hz、IP52防水防塵、、指紋認証、PD急速充電、ストレージ拡張(microSDカードで128GBまで)、筆圧ペン(別売)、着脱キーボード(別売)、専用カバー(別売)、USB 3.2 Gen 1 Type-C (OTG)、USB 2.0 Type-C、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、楽天市場で142,780円(送料無料)、ヤフーショッピングで114,800円(中古・展示品)です。

関連記事:「LAVIE Tab T14」は超大型のハイエンド? 人気の12型タブレットと徹底 比較!

LUCA TM152M4N1

アイリスオーヤマから発売された15.6インチのタブレットです(2022年9月15日発売)。

Android 12、Mediatek MT6779 Helio P90 (Antutu:20万)、4GBメモリ、フルHD液晶、64GBストレージ、背面8MPのメインカメラ、前面8MPのフロントカメラを搭載しています。

また、クアッドスピーカー、顔認証、専用スタンド(付属)、最大512GBまでのストレージ拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで78,470円、楽天市場で59,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで53,980円(中古品)、です。

公式ページ:タブレット TM152M4N1-B|LUCA|アイリスオーヤマ

Xiaomi Pad 6S Pro 12.4

シャオミから発売された12.4インチのタブレットです。

Android 14(Xiaomi HyperOS)、Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2、8GB / 12GB LPDDR5X メモリ、3K液晶、256GB/512GB UFS 4.0、 10000mAh バッテリ、背面 50MP+2MP の2眼カメラ、前面 32MPのフロントカメラを搭載しています。

また、リフレッシュレート 144Hz (可変)、タッチサンプリングレート 360Hz、6 スピーカー、Dolby Atmos、ディレクターモード、AIアート、FocusFrame、AIカンファレンスツールボックス、指紋認証、NFC、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.3に対応しています。

価格は、Amazonで69,865円、楽天市場で69,800円(送料無料)、ヤフーショッピングで88,800円(未使用品)、AliExpressで62,245円、米国 Amazon.comで$560.00です。

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