「Chuwi HeroBook」スペック、ベンチマーク、魅力、価格、中古

2019年3月に日本Amazonで発売された14.0型ノートPC「Chuwi HeroBook」のスペック、ベンチマーク、性能、魅力、価格、セール、中古情報を紹介します。

※2021年9月、「Chuwi HeroBook Air」が発売されました。

※2021年1月、「Chuwi HeroBook Pro+」が発売されました。

※2020年3月、「CHUWI HeroBook Pro」が発売されました。

「Chuwi HeroBook」

「Chuwi HeroBook」はWindows 10を搭載した14.0型のノートPC。重さ1.66kgのボディにBraswell世代のインテル Atom x5-E8000クアッドコアCPUと4GB RAMを搭載。フルスクリーン液晶や9時間駆動するバッテリー、64GBストレージ、M.2 SSD拡張スロット、フルサイズのキーボードを備えるほか、4K出力、急速充電にも対応している。

公式ページ
https://www.chuwi.com/product/items/Chuwi-HeroBook.html

非公式レビュー動画　ディスプレイの見え方やボディの質感・キーボード操作・アプリ・ゲームプレイの様子が分かる

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「Chuwi HeroBook」のスペック

ディスプレイ 14.0インチ、解像度1366 x 768ドットのIPS液晶
プロセッサ インテル Atom x5-E8000 Quad Core, 2.0GHz
GPU Intel UHD Graphics 600
RAM（メモリ） 4GB
ストレージ 64GB eMMC
外部ストレージ microSDカードで最大128GBまで
拡張スロット　M.2 SSD拡張スロットあり
バッテリー 38Wh　7.4V
駆動時間 7〜8時間
充電 24Wの急速充電
カメラ 30万画素Webカメラ　※録画に対応
ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 b/g/n（2.4GHz）、Bluetooth 4.2
インターフェース MiniHDMI×1、USB 3.0×1、USB 2.0×1、microSDカードスロット×1、音声出力
スピーカー　クアッドスピーカー
マイク　あり
キーボード　フルサイズ・US配列
タッチパッド 5.75インチ
OS Windows 10 Home
office アプリ オンライン版が使用可能
サイズ 332 x 214 x 21.3mm
重量 1.48 kg
カラー グレイ
発売日 2019年3月 ※日本のAmazon

「Chuwi HeroBook」のベンチマーク

「Chuwi HeroBook」のベンチマークスコアを紹介します。

＜CPU＞　Atom x5-E8000

Passmarkによるベンチマークスコアは「1075」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「182」、マルチコアで「606」。

＜GPU＞　Intel UHD Graphics 600

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。

※PassMarkは主にCPUとビデオカード（以下、グラボ）の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値として利用される。

「Chuwi HeroBook」の性能

「Chuwi HeroBook」の性能についてまとめてみました。

ディスプレイの性能

「Chuwi HeroBook」は14.0インチ、解像度1366 x 768ドットの液晶を搭載。ベゼル幅の狭いフルスクリーン液晶で、より広い視野を確保。グレア仕様でちらつきを防止するほか、夜間モードと色設定により、目の疲れを軽減できる。

プロセッサ・メモリ・グラフィックの性能

「Chuwi HeroBook」はBraswell世代のインテル Atom x5-E8000 クアッドコアプロセッサと4GB メモリを搭載。14 nmプロセスで製造された64ビット対応のプロセッサで、最大2.0 GHzの周波数で動作。グラフィック(GPU)はインテル HD グラフィックス 600 を採用し、動画やゲームを滑らかに再生する。

バッテリーの性能

「Chuwi HeroBook」は38Whバッテリーを搭載。（ポリマーリチウムイオン電池）。駆動時間は7〜8時間。24Wの急速充電にも対応し、短時間で充電を完了できる。

ストレージの性能

「Chuwi HeroBook」は64GB eMMC ストレージを搭載。microSDメモリーカードで最大128GBまで拡張できる。また、M.2 SSD拡張スロット搭載で、新たにSSDストレージを追加できる。

カメラの性能

カメラは30万画素Webカメラ。200万画素のWebカメラと比べて画質が少々粗くなる。高画質な映像でテレワーク、オンライン授業、チャット、Web会議をする場合は別途USBカメラが必要になる。

通信の性能

「Chuwi HeroBook」はWi-Fi 802.11 b/g/n（2.4GHz）、Bluetooth 4.2をサポートする。有線LANには対応していない。

インターフェースの性能

「Chuwi HeroBook」のインターフェースはMiniHDMI×1、USB 3.0×1、USB 2.0×1、microSDメモリーカードスロット×1、音声出力。有線LAN端子は搭載されていない。スピーカー、マイクは内蔵されている。

キーボードの性能

「Chuwi HeroBook」のキーボードにはUS配列のフルサイズを採用。5.75インチの特大タッチパッドを搭載するほか、さまざまなタッチジェスチャー操作にも対応する。

サウンドの性能

「Chuwi HeroBook」は4つの独立したスピーカーを搭載。歪みを最小限に抑え、臨場感あるサウンドを楽しめる。

「Chuwi HeroBook」のメモリ増設

「Chuwi HeroBook」はメモリ増設に対応していません。最初に搭載されている4GBメモリのままで変更できないので注意してください。

「Chuwi HeroBook」のSSD増設

「Chuwi HeroBook」はSSDストレージを増設することができます。本体の底面にM.2 SATAスロットがあるので、簡単に新しいSSDストレージを増設できます。

ただし、新しいSSDストレージ側から起動させるためには、事前にフリーソフトなどで元のストレージ（Windows OS が入っている）を、新しいSSD側にコピーしておく必要があります。

また、BIOSは電源を入れてESCを押すことで立ち上がりますが、「起動ストレージ」の順番を変更する際には、キーボードではなく、「マウス」での操作が必須になります。

「起動ストレージ」の順番を変更したら、設定を終了させてから再起動します。新しいSSD側から起動できたら成功です。

「Chuwi HeroBook」の魅力

「Chuwi HeroBook」の魅力はなんといっても破壊的な「価格の安さ」にあるだろう。たいていの低価格ノートPCが3万円台であることから、単純に安さだけで判断するならトップレベルのノートPCになるに違いない。

しかし、さまざまなノートPCを使ってきたベテランユーザーなら、「Chuwi HeroBook」は価格以上に使えるノートPCであることに気づくことだろう。

たしかにBraswell世代のインテル Atom x5-E8000クアッドコアCPUと4GB RAMとの組み合わせは、Office文書や動画鑑賞、Webでの調べものができる程度でしかない。動作がもたつくことも多々あることだろう。

ところが、これにM.2 SSDを追加するとどうなるか？　Amazonで5千円ほどで購入できる格安のM.2 SSDであっても、起動が高速になり、動作のもたつきもほぼ解消される。

これまで通りOffice文書や動画鑑賞、Webでの調べもの程度しかすることはできなくても、作業はサクサクとスムーズに進むことだろう。

ただし、本体の重さが1.66gkgほどなので、頻繁に持ち歩くには適していない。より軽いモデルがいいならば、フルスクリーンIPS液晶を搭載した13.3型のノートPC「Chuwi Lapbook SE」か、最薄部6mmの14.1型 Windows10ノートPC「Chuwi LapBook Air」を選んだ方がいいだろう。これらのノートPCは軽くてコスパもいい。