「ワコムのペンタブレットが使いやすい!」、「初心者でも使える」
最近よくそんな声を耳にします。
たしかに、ワコムの液晶ペンタブレットは、画面に直接描き込めるので、紙に描くように直感的に思い通りの線が描けます。 また、高精細なディスプレイは色の再現度が高く、プロの現場で求められる細部へのこだわりを可能にします。 さらに、高性能なペンは筆圧や傾きを正確に検知するため、線の強弱や濃淡といった繊細な表現も思いのままです。
この記事では、そんな魅力あふれるワコムの最新ペンタブレット(液タブ・板タブ)から、スマホやタブレットで使えるスタイラスペンまで、全ラインナップを徹底的に比較・解説していきます。
【この記事で分かること】
- ワコムの最新液晶ペンタブレット(液タブ)全機種のスペック・価格比較
- 板タブ(液晶なしモデル)の全ラインナップとそれぞれの特徴
- 初心者からプロまで、目的別のおすすめモデルの選び方
- Cintiq Pro、Cintiq、Wacom One、Intuosシリーズの違い
- 筆圧レベル(2048〜8192)の違いと選び方
- 画面サイズ(11インチ〜32インチ)ごとの特徴と比較
- 4K解像度や有機ELディスプレイ搭載モデルの詳細
- タッチ機能の有無による操作性の違い
- スタイラスペンやスマートパッドなど、周辺機器の紹介
- 各モデルに付属するソフトウェア(CLIP STUDIO PAINTなど)の情報
この記事を最後まで読むことで、どの液晶ペンタブレットを購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
【徹底比較】Wacomペンタブレットの選び方:Cintiq Pro・Cintiq・Wacom One・Intuosシリーズの違い
Wacomのペンタブレットは、プロのイラストレーターから趣味で絵を描く初心者まで、幅広い層に支持されています。しかし、一言で「ワコムのペンタブレット」と言っても、そのラインナップは多岐にわたります。ここでは、主要な4つのシリーズ「Cintiq Pro」「Cintiq」「Wacom One」「Intuos」のそれぞれの特徴と違いを詳しく解説し、あなたに最適な一台を見つける手助けをします。
プロフェッショナル向け最高峰モデル「Cintiq Proシリーズ」
「Cintiq Pro」シリーズは、一切の妥協を許さないプロクリエイター向けの最高峰モデルです 。24インチや32インチといった大型モデルがラインナップされており、最大の特徴はその卓越した表示性能にあります 。4K解像度の高精細なディスプレイは、Adobe RGBカバー率98%以上というプロの現場で求められる色再現性を誇ります 。
ペン先とカーソルの視差を極限まで抑えたフルフラットなガラス仕上げのディスプレイと、8192レベルの筆圧に対応した「Wacom Pro Pen 2」の組み合わせは、まるで紙に描いているかのような自然な描き心地を提供します 。価格は高価ですが、品質を最優先するプロの要求に応えるための最高仕様が詰まっています 。
本格的な制作を始めるなら「Cintiqシリーズ」
「Cintiq」シリーズは、プロの描き味をより多くのクリエイターに届けるための、高性能ながらも価格を抑えた液晶ペンタブレットです。代表的なモデルである「Wacom Cintiq 16」は、フルHD解像度のディスプレイと、光の反射を抑え紙のような描き心地を実現するAGフィルムディスプレイを搭載しています 。
ペンは上位モデルの「Cintiq Pro」と同じ「Wacom Pro Pen 2」を採用しており、8192レベルの筆圧検知に対応しています 。プロレベルのペン性能を持ちながら、価格を抑えているため、本格的にデジタルイラスト制作を始めたいと考えている人に最適なシリーズと言えるでしょう 。
手軽に始められる液晶ペンタブレット「Wacom Oneシリーズ」
「Wacom One」は、初めて液晶ペンタブレットを使う人や、趣味でデジタルイラストを楽しみたい方に向けたエントリーシリーズです 。フルHD解像度のディスプレイを搭載し、PCとケーブル1本で接続できる手軽さや、描きやすい角度に調整できる内蔵スタンドなど、初心者でも迷わず使える工夫がされています 。
ペンは4096レベルの筆圧に対応しており、イラスト制作には十分な性能を持っています 。近年では、指で直感的に操作できるマルチタッチ機能を搭載したモデルも登場しています 。プロモデルの描き味を体験できる手頃な価格帯が魅力で、デジタルでのお絵描きを始める第一歩として最適な選択肢です 。
初心者におすすめの板タブ「Intuosシリーズ」
「Intuos」は、画面がない「板タブレット(板タブ)」のシリーズで、パソコンの画面を見ながら手元のタブレットで操作します 。液晶ペンタブレットに比べて非常に安価なため、無理なくデジタルイラスト制作を始めたい初心者や、趣味で楽しみたい人に最もおすすめされるシリーズです 。
シンプルなUSB接続モデルから、ワイヤレスで使えるBluetooth対応モデルまで、様々な種類があります 。筆圧レベルも、モデルによって1024からプロ向けの8192レベルまで幅広くラインナップされており、本格的なイラスト制作にも対応できます 。まずは低予算で始めたいという方は、このシリーズから検討すると良いでしょう 。
最新 ワコムの液晶ペンタブレット ラインナップ 機種を紹介
ここではワコム 液晶ペンタブレット をまとめて紹介します。リンク先からさらに詳しい情報をチェックできるようになっています。
<2025/7/31 発売>
Wacom MovinkPad 11:描きたい瞬間を逃さない、新世代クリエイティブパッド
PC不要で、いつでもどこでも本格的なお絵描き体験ができるAndroid搭載のクリエイティブパッドです 。プロクリエイターにも支持される「Wacom Pro Pen 3」が付属し 、紙のような描き心地のディスプレイを採用 。スリープ状態から直接スケッチアプリを起動できる機能も備え、創作意欲を逃しません 。
おすすめポイント
- プロ仕様の「Wacom Pro Pen 3」が付属し、8192レベルの筆圧検知で繊細な表現が可能 。
- スリープ状態からペンで長押しするだけで、スケッチアプリが起動する「Quick drawing機能」 。
- 光の映り込みや指紋汚れを抑えるAG/AFガラス加工のディスプレイで、快適な描き心地を実現 。
<スペック>:Wacom MovinkPad 11
- ディスプレイ: 11.45型 (2200×1440), IPS方式, AG/AFガラス, 90Hzリフレッシュレート
- 機能: Quick drawing機能 , 10点マルチタッチ , Wacom Shelf
- ペンの筆圧: 8192レベル (Wacom Pro Pen 3)
- 付属ソフト: CLIP STUDIO PAINT DEBUT (2年ライセンス) , Wacom Canvas
- サイズ/重量: 266×182×7mm / 588g
- 価格帯: 69,080円 (税込)
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<2024/5/15発売>
Wacom Movink 13:ワコム史上最薄・最軽量の有機EL搭載ペンタブレット
ワコム初の13.3インチ有機ELディスプレイを搭載した液晶ペンタブレットです 。最薄部4mm、重さ420gという驚異的な薄さと軽さを実現し、どこへでも気軽に持ち運んで制作できます 。プロ仕様のWacom Pro Pen 3が付属し、USB-Cケーブル1本でPCやMac、Android端末と接続可能です 。
おすすめポイント
- 13.3インチのフルHD有機ELディスプレイが、プロも納得する深い黒と正確な色再現を実現 。
- ワコム史上最薄(最薄部4mm)・最軽量(420g)で、優れた携帯性を誇る 。
- 筆圧8192レベルのWacom Pro Pen 3が付属し、USB-Cケーブル1本でシンプルな接続が可能 。
<スペック>:Wacom Movink 13
- ディスプレイ: 13.3型 フルHD (1920×1080) 有機EL (OLED), DCI-P3カバー率 100%
- 機能: カスタマイズ可能なタッチキー, 10点マルチタッチ
- ペンの筆圧: 8192レベル (Wacom Pro Pen 3)
- 付属ソフト: CLIP STUDIO PAINT EX (3ヶ月ライセンス), Capture One (3ヶ月)など
- サイズ/重量: 最薄部4mm / 420g
- 価格帯: 118,800円
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<2023/8/29 発売>
Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch (DTH134):タッチで、もっと直感的に。
指でのタッチ操作に対応した13.3型の液晶ペンタブレット 。キャンバスの拡大・縮小や回転が直感的に行え、作業効率が飛躍的に向上します 。sRGBカバー率99%の鮮やかなフルHDディスプレイと、進化したWacom One Pen 2で、快適な創作環境を提供します 。
Wacom One DTH134の詳細を公式ページで確認する
おすすめポイント
- 指で直感的に操作できる10点マルチタッチ機能を搭載 。
- sRGBカバー率99%の広色域と、光の反射を抑えるAGガラスで紙のような描き心地を実現 。
- 進化したWacom One Pen 2は、カスタマイズ可能な2つのサイドスイッチを搭載 。
<スペック>:Wacom One 13 touch (DTH134)
- ディスプレイ: 13.3型 フルHD (1920 x 1080) , IPS方式 , sRGBカバー率 99%
- 機能: 10点マルチタッチ機能 , USB-Cケーブル1本で接続
- ペンの筆圧: 4096レベル (Wacom One Pen 2)
- 付属ソフト: CLIP STUDIO PAINT PROをはじめとする複数のソフトウェア(期間限定)
- サイズ/重量: 339 x 213 x 12 mm / 0.9 kg
- 価格帯: 7万円前後
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<2023/8/29 発売>
Wacom One 液晶ペンタブレット 12 (DTC121):コンパクトに、創作をはじめよう。
設置しやすく持ち運びやすい11.6型の液晶ペンタブレットです 。フルHD解像度とsRGBカバー率99%の豊かな色表現で、細部まで鮮明に描けます 。光の反射を抑えるAGガラスを採用し、紙のような描き心地を実現しました 。USB-Cケーブル1本で接続できる手軽さも魅力です 。
Wacom One (DTC121)の詳細を公式ページで確認する
おすすめポイント
- AGガラスを採用した11.6型フルHDディスプレイで、紙のような描き心地とsRGBカバー率99%の正確な色再現を両立 。
- 4096レベルの筆圧と傾き検知に対応したWacom One Pen 2には、カスタマイズ可能なサイドスイッチが2つ搭載されている 。
- PCとUSB-Cケーブル1本で接続でき、デスク周りがすっきりするシンプルな設計 。
<スペック>:Wacom One (DTC121)
- ディスプレイ: 11.6型 フルHD (1920 x 1080) , IPS方式 , sRGBカバー率 99%
- 機能: USB-Cケーブル1本で接続 , 環境に配慮した設計(再生プラスチック使用)
- ペンの筆圧: 4096レベル (Wacom One Pen 2)
- サイズ/重量: 299 x 190 x 11 mm / 0.7 kg
- 価格帯: 5万円前後
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<2020/1/16 発売モデル>
Wacom One DTC133:デジタルで描く楽しさを、この一台で。
初めての液晶ペンタブレットに最適な13.3型モデル。フルHD液晶の画面にアンチグレアフィルムが貼られており、紙に描くような自然な描き心地を実現しています 。PCやMac、一部のAndroid端末にも接続可能 。購入後すぐに始められるソフトウェアも付属します。
おすすめポイント
- アンチグレア加工のディスプレイで、光の反射を抑えつつ紙のような描き心地を再現 。
- 充電不要のWacom One Penは、4096段階の筆圧感知と傾き検知に対応し、自然な線を描ける 。
- 購入特典としてCLIP STUDIO PAINT PRO(6ヶ月ライセンス)などが付属し、すぐに創作を始められる 。
<スペック>:Wacom One DTC133
- ディスプレイ: 13.3インチ フルHD (1920×1080) IPS液晶、アンチグレアフィルム採用
- 機能: 内蔵折りたたみスタンド(19°) 、サードパーティ製ペン対応
- ペンの筆圧: 4096レベル (Wacom One Pen)
- 付属ソフト: CLIP STUDIO PAINT PRO (6ヶ月ライセンス)、Bamboo Paperなど
- サイズ/重量: 357 x 225 x 14.6 mm / 1.0 kg
- 価格帯: 2万円台
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<2017/12/15 発売>
Cintiq 13HD comic:マンガ制作に特化した本格液晶ペンタブレット
マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT EX 1年版」を同梱した13.3型の液晶ペンタブレットです 。下書きから仕上げまで、この一台で完結できます 。3段階に角度を調節できるスタンドやショートカットキーを備え、スケッチブックのような感覚で効率的に制作を進められます 。
おすすめポイント
- マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT EX 1年版」が付属し、購入後すぐに本格的なマンガ制作を始められる 。
- 筆圧2048レベルと±60レベルの傾き検出に対応した「プロペン」で、繊細な描画表現が可能 。
- 3段階(22度/35度/50度)に調節できる着脱式スタンドと、便利なショートカットキーを搭載 。
<スペック>:Cintiq 13HD comic
- ディスプレイ: 13.3インチ フルHD(1920×1080ドット)液晶
- 機能: ショートカットキー、3段階の角度調整が可能な着脱式スタンド
- ペンの筆圧: 2048レベル / ±60レベルの傾き検出機能
- 付属ソフト: CLIP STUDIO PAINT EX 1年版
- サイズ/重量: 375×248×14mm / 約1.2kg
- 価格帯:1~2万円台
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<2019/1/11 発売>
Wacom Cintiq 16 (DTK1660K0D):プロの描き味を、もっと身近に。
人気のプロペン「Wacom Pro Pen 2」の描き心地を、より多くのクリエイターに届ける15.6型液晶ペンタブレットです 。AGフィルムを貼ったフルHD画面は、紙に描いているかのような自然な描き心地を実現 。制作に集中できるエルゴノミクスデザインと、便利な内蔵スタンドも備えています 。
おすすめポイント
- 筆圧8192レベルに対応した「Wacom Pro Pen 2」で、精細なストロークを表現可能 。
- 映り込みを抑えるAGフィルムディスプレイにより、紙に描くような自然な描き心地を実現 。
- 2つのサイドスイッチを持つエルゴノミクスを追求したペンと、内蔵スタンドで快適な制作環境を提供 。
<スペック>:Wacom Cintiq 16 (DTK1660K0D)
- ディスプレイ: 15.6インチ フルHD(1920×1080ドット)のIPS液晶
- 機能: 内蔵スタンド 、AGフィルムディスプレイ
- ペンの筆圧: 8192レベル(Wacom Pro Pen 2)
- 付属ソフト: なし
- サイズ/重量: 422×285×24.5mm / 1.9kg
- 価格帯: 7万円台
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<2018/7/26 発売>
Wacom Cintiq Pro 24 (DTH-2420/K0):プロのための、最高峰4K液晶ペンタブレット
プロクリエイターの要求に応える23.6型の液晶ペンタブレットです 。4K解像度 とAdobe RGBカバー率99%の広色域 で、実物に忠実な色彩を再現します 。高精細な「Wacom Pro Pen 2」 と視差を抑えたディスプレイ で、紙に描くような自然な描き心地を提供します 。
おすすめポイント
- 23.6型の4K IPS液晶 は、Adobe RGBカバー率99% と約10億色の表示 でプロの求める色再現性を実現。
- 8192レベルの筆圧に対応した「Wacom Pro Pen 2」 と視差の少ないフルフラットなガラス画面 で、直感的な描画が可能。
- 専用PC「Wacom Cintiq Pro Engine」とドッキングでき 、パワフルな一体型制作環境を構築できる。
<スペック>:Wacom Cintiq Pro 24 (DTH-2420/K0)
- ディスプレイ: 23.6インチ、4K解像度(3840×2160ドット)のIPS液晶
- 機能: 4K解像度 ・Adobe RGBカバー率99% ・約10億色表示 ・Wacom Pro Pen 2テクノロジー
- ペンの筆圧: 8192レベル
- 付属ソフト: なし
- サイズ/重量: 677×394×47mm / 7.2kg
- 価格帯: 14万円
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<2018/11/2 発売モデル>
Cintiq Pro 32:究極の制作環境を実現する、31.5型4K液晶ペンタブレット
プロフェッショナルのための31.5型4K液晶ペンタブレットです 。広大なキャンバスに、新ペンセンサーと「Wacom Pro Pen 2」テクノロジーを搭載し、紙に描くようなリアルな描き心地を実現 。ショートカットを割り当てられる「ExpressKey Remote」にも対応し、制作効率を極限まで高めます 。
おすすめポイント
- 31.5インチの広大な4K IPS液晶を搭載し、Adobe RGBカバー率98%の正確な色再現が可能 。
- 新ペンセンサーと8192レベルの筆圧に対応した「Wacom Pro Pen 2」で、紙のような感覚で制作できる 。
- 17つのキーを持つ「ExpressKey Remote」に対応し、作業効率を大幅に向上させることができる 。
<スペック>:Cintiq Pro 32
- ディスプレイ: 31.5インチ、解像度3840×2160ドットのIPS液晶
- 機能: 4K解像度 ・Adobe RGBカバー率98% ・Wacom Pro Pen 2 ・ExpressKey Remote対応
- ペンの筆圧: 8192レベル
- 付属ソフト: なし
- サイズ/重量: 854×506×53.25mm / 13kg
- 価格帯: 40万円台
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ワコムの板タブ ラインナップ 機種を紹介
ここでは液晶が付いていないワコム製のペンタブレット(板タブ)を紹介します。
<Bluetoothに対応するペンタブレット>
Wacom Intuos Small
「Wacom Intuos Small」(CTL-4100K0)はBluetooth対応のペンタブレット。付属の4096の筆圧レベルに対応したWacom Pen 4Kで快適に手書き入力できる。本体にはバッテリーレスな独自のEMRテクノロジーを搭載。より薄くスリムなデザインで軽量化をし、ペン軸内部に替え芯を格納できるペントレイ、4つのエクスプレスキー、LEDライトも備えている。ラインナップはUSB接続に対応した「Smallベーシック CTL-4100」、Bluetooth/USB接続に対応した「Smallワイヤレス CTL-4100WL」、「Mediumワイヤレス CTL-6100WL」の3種類。
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<筆圧8,192に対応したペンタブレット>
Intuos Pro
「Intuos Pro」(PTH-660 K0)は筆圧8,192のペンタブレット。電磁誘導方式を採用し、付属のワイヤレスペン「Pro Pen 2」(バッテリーレス)で快適に手書き入力できる。
本体には「エクスプレスキー」と「タッチホイール」を搭載し、マルチタッチ入力にも対応。ペン入力時は筆圧や傾きが検出され、正確な描写も簡単にできる。通信はBluetoothに対応し、インターフェイスは、USB。対応OSはIntuos ProがWindows 7以降、macOS以降、Intuos Pro Paper EditionがWindows 7以降、Mac OS X 10.10以降。サイズには「Medium」と「Large」の2種類が用意されている。
なお、紙に描いたスケッチなどをワンボタンでデジタル化する機能を搭載した「Intuos Pro Paper Edition」も販売中。
Intuos Proに、オプションのFinetip Penやペーパークリップなどを追加することで「Intuos Pro Paper Edition」にアップグレードすることもできる。
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<初心者でも使いやすいエントリーモデル>
Intuos Draw
「Intuos Draw」(CTL-490)は筆圧1,024のペンタブレット。設定を変更することで筆圧2048レベルまで引き上げることができる。
付属のペンは力の入れ方によってペンの太さや色の濃さ、エフェクトの効果を調節することが可能。バッテリー不要で使用できる。また、本体にはショートカットとして使える「エクスプレスキー」を4つ搭載。カスタマイズが可能で、ボタンひとつで戻る/進むなどといった操作が行える。インターフェイスはUSBで、オプションのワイヤレスキットも用意されている。対応OSはWindows: Windows® 7/8/8.1/10、Mac: OS X 10.8.5以降。
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<3Dモデリングが楽しめるペンタブレット>
Intuos 3D CTH-690
「Intuos 3D CTH-690」は3Dモデリングに対応したペンタブレット。Pixologic社のスカルプティングソフト「ZBrush」をもとに開発され、自然で直感的なペン操作性によって3Dモデリングを行える。製品には3Dモデリング用ソフトとして「ZbrushCore」が付属。1枚で3回使える「DMM.make 3D PRINT」造形割引クーポンが付属し、DMM.makeなどの3Dプリントサービス「Shapeways」にアクセスして楽しめる。ペンの筆圧は1024レベルで、読取方式が電磁誘導方式。サイズは275.0(幅)×10.7(高さ)×217.2(奥行)mmで、重量は約480g。カラーはブラックを用意する。
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<マルチタッチ操作できるペンタブレット>
Intuos5 touch small / PTH-450/K2
「Intuos5 touch small / PTH-450/K2」はマルチタッチ操作にも対応したペンタブレット。2~5本の指を使ったジェスチャー操作で「拡大・縮小」「画面のスクロール」「画像の回転」「設定内容の表示」などを行うことができる。また、カスタマイズしたジェスチャーを登録することも可能。6つのファンクションキーやタッチホイール、エクスプレスビューなどの機能も利用できる。ペンの筆圧は2048レベル、読取分解能が最高0.005mm、傾き検出レベルが±60、ペン&タッチの読み取り可能範囲が157.5×98.4mm。インターフェイスとして、USB 2.0ポートも搭載する。サイズは320.1(幅)×11.5(高さ)×207.8(奥行)mmで重量は約0.7kg。
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【目的別】ワコムペンタブレットの選び方|初心者からプロまで最適な一台を見つける
Wacomのペンタブレットは、多彩なラインナップが魅力ですが、その分「自分にはどれが合っているのか」と悩んでしまうことも少なくありません。しかし、自分のスキルレベルや利用目的をはっきりさせることで、最適な一台は自ずと見えてきます。ここでは、これからデジタルイラストを始める初心者から、品質を追求するプロフェッショナルまで、目的別におすすめのモデルとその選び方を解説します。
これから始める初心者・趣味で楽しみたい方
これからデジタルでのお絵描きを始めたい、あるいは趣味として気軽に楽しみたいという方には、液晶画面のない「板タブレット」である「Intuos」シリーズがおすすめです 。液晶付きモデルに比べて価格が手頃で、無理なくデジタル制作の世界に入ることができます 。パソコンのモニターを見ながら手元のタブレットで描くスタイルに慣れは必要ですが、基本的な描画機能は十分に備わっています 。
もし初期費用を少し出せるのであれば、画面に直接描けるエントリー向けの液晶ペンタブレット「Wacom One」シリーズも良い選択肢です 。こちらは紙に描く感覚に近いため、より直感的に操作できるでしょう 。
本格的なイラスト制作を目指す中級者の方
趣味のレベルから一歩進んで、より本格的な作品作りに挑戦したい方には、「Wacom Cintiq」シリーズが適しています 。このシリーズは、プロ向けの「Cintiq Pro」が持つ高いペン性能を、より手に入れやすい価格で実現したモデルです 。
例えば「Wacom Cintiq 16」は、プロも使用する筆圧8192レベルの「Wacom Pro Pen 2」を搭載しており、繊細な線の表現が可能です 。ディスプレイには光の反射を抑え、紙のような描き心地を再現するAGフィルムが採用されており、作品のクオリティをさらに高めたいと考える方に最適な制作環境を提供します 。
品質を追求するプロフェッショナルの方
イラスト制作を「仕事」として行うプロフェッショナルには、一切の妥協がない最高峰モデル「Wacom Cintiq Pro」シリーズをおすすめします 。液晶付きモデルは画面に直接描けるため、自分の思い描いた線を正確に描きやすいという大きな利点があります 。
特に「Cintiq Pro」シリーズは、4Kの高解像度、Adobe RGBカバー率99%という広色域、そして約10億色の豊かな色表示能力を備えています 。ペン先とカーソルの視差を最小限に抑えたフルフラットなガラスディスプレイも採用されており、道具が作品の質に直結するプロの現場では、間違いなく大きな差がつく選択となるでしょう 。
Q&A ワコムのペンタブレットの疑問に答える
ペンタブレットを選ぶ際には、筆圧レベルや画面サイズ、解像度といった専門用語が多く、疑問に思う点も少なくないでしょう。ここでは、ワコムのペンタブレット選びで特に質問の多いポイントをQ&A形式で解説します。それぞれの機能の違いを理解し、あなたの創作活動に最適な一台を見つけるための参考にしてください。
筆圧レベル(2048〜8192)の違いは?
筆圧レベルとは、ペンで描く力の強弱をどれだけ細かく検知できるかを示す数値です。数値が大きいほど、より繊細なタッチを表現できます。例えば、筆圧2048レベルのペンでも滑らかな描画は可能ですが、8192レベルに対応した「Wacom Pro Pen 2」などでは、プロが求めるごくわずかな筆圧の変化も捉え、線の太さや濃淡をより忠実に再現できます。
趣味で描く場合は4096レベルでも十分ですが、本格的なイラスト制作で、より繊細な表現を追求したいと考えるなら、筆圧8192レベルに対応したモデルを選ぶと良いでしょう。
画面サイズ(11インチ〜32インチ)ごとの特徴は?
画面サイズの選択は、作業環境や持ち運びの頻度によって決まります。「Wacom One 12」のような11〜13インチのモデルは、コンパクトで設置しやすく、気軽に持ち運べるのが特徴です。 限られたスペースでの作業や、外出先での制作が多い方に適しています。
15.6インチの「Wacom Cintiq 16」あたりになると、描画エリアに十分な広さが確保でき、本格的な制作にも対応できるバランスの取れたサイズ感になります。 一方で、24インチや32インチの「Cintiq Pro」シリーズは、広大な作業領域を提供し、頻繁な拡大・縮小操作なしに細部まで描き込めるため、据え置きでじっくり作品と向き合うプロの制作環境に最適です。
4K解像度や有機ELディスプレイ搭載モデルのメリットは?
4K解像度を搭載したモデルの最大のメリットは、その圧倒的な情報量にあります。 「Wacom Cintiq Pro 24」などが対応しており、フルHDに比べて格段に精細な表示が可能なため、作品の細部にまでこだわり抜くことができます。
また、「Wacom Movink 13」に搭載されている有機EL(OLED)ディスプレイは、自発光することで液晶では難しい「完全な黒」を表現でき、非常に高いコントラスト比を実現します。 これにより、プロも納得する正確で豊かな色彩表現が可能になり、作品の質を大きく向上させます。
タッチ機能の有無による操作性の違いは?
タッチ機能が搭載されているモデルでは、指を使った直感的な操作が可能になります。「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch」のように、指でキャンバスの拡大・縮小や回転、スクロールができるため、ペンと指を使い分けることで作業効率が飛躍的に向上します。
タッチ機能がないモデルの場合、これらの操作はペンやキーボード、本体のショートカットキーで行うことになります。特に、画面を頻繁に動かしながら描くスタイルの方にとっては、タッチ機能の有無は制作のスムーズさに大きく影響する要素と言えるでしょう。
ワコムのスタイラスペン まとめ
ここではスマホやタブレットで活用できるペンタブレット(電子文具)やワコム製のスタイラスペンを紹介する。
<スマホと連携できる手書き用スマートパッド ・ワコム>
Bamboo Folio small
「Bamboo Folio small」は、本体に設置した紙の上で手書きしたものをデジタル化するA5サイズのスマートパッド。スマホやタブレットと連携し、クラウドストレージ上に保存できる。本体には物理ボタンを搭載し、押すだけでスマートフォンやタブレットに保存することが可能。保存したメモやアイデアをWacom Inkspaceアプリで編集したり、エクスポートしたファイルを共有したりすることができる。
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<紙に書いたメモをすぐにシェアできる電子文具・ワコム>
Bamboo Slate
「Bamboo Slate」は紙の上に書いたメモをデジタル化する電子文具。ノートに書きとめた内容をボタンを押すだけでクラウド上に保存することができる。本体には同社独自の電磁誘導方式(EMR <Electro-Magnetic Resonance>)デジタイザーを内蔵。その上にノートをセットしてデジタイザ対応の専用スマートペンで筆記することで、高精度の「デジタルインクデータ」を生成する。
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ワコム製のスタイラスペンも発売中!
<Windows 10で使えるスマートなスタイラスペン>
Bamboo Ink
「Bamboo Ink」はWindows 10搭載端末で使用できるスタイラスペン。「Windows 10 Anniversary Update」で追加された手書き機能「Windows Ink」に対応し、なめらかな線を描くことができる。また、操作を割りつけられるショートカットボタンなどを搭載し、Windows 10のペン機能を活用することが可能。ワコムのアクティブ静電結合方式(AES)およびMicrosoft Penプロトコル(MPP)の2つのペン入力方式に対応し、さまざまなWindows端末で利用できる。サイズは10(直径)×147(長さ)mmで、重量は約19g。
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<1.9mmの極細スタイラスペン>
Bamboo Stylus fineline
「Bamboo Stylus fineline」は先端1.9mmの極細ペン先を採用したスタイラスペン。1024レベルの筆圧感知機能にも対応し、紙の上にペンで書くように繊細なタッチで描ける。本体にリチウムイオン電池を内蔵し、USB充電で約26時間の連続使用が可能。Bluetoothは4.0 LEをサポート。カラーは、グレーとシルバー、ブルー、オレンジ、ピンクを用意する。
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<導電繊維を採用した滑らかなスタイラスペン>
Bamboo Stylus solo (第3世代)
「Bamboo Stylus solo」(第3世代)は滑りがよく、耐久性の高い導電繊維をペン先の素材を採用したスタイラスペン。ペン先に独自の導電繊維を使用することで、書き味がさらに滑らかになり、メモ書きやスケッチだけでなく、ナビゲーション操作もよりスムーズに行える。カラーは、グレー、シルバー、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンクの6色を用意。「Bamboo Stylus duo(第3世代)」も発売されている。
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<筆圧2048レベルのiPad用スタイラスペン>
Intuos Creative Stylus 2
「Intuos Creative Stylus 2」は筆圧2048レベルのiPad用スタイラスペン。2013年8月に発表したiPad用スタイラスペン「Intuos Creative Stylus」の第2世代モデルとして販売された。入力面ではペン先を細く改良することで、描き出し位置が見やすくなり、スケッチや色塗りなどを、よりきめ細かに描けるように改善。通信面ではiPadとスタイラスペンを安定して接続できるBluetooth 4.0 LEを採用している。そのほか、USB充電を採用。持ちやすいフレア形状のペンと誤操作を抑えるフラットデザインのサイドスイッチも採用されている。
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その他のおすすめ周辺機器は?
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【2024年版】イラスト上達!最新液晶ペンタブレットおすすめ機種と選び方
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<スタイラスペン>
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