Lenovo V15 Gen 2(AMD)完全購入ガイド|性能と弱点を辛口評価

Lenovo V15 Gen 2(AMD) 本体 正面
2021年7月に発売された「Lenovo V15 Gen 2(AMD)」は、型落ちモデルとなった現在でも、しばしばセール対象となり驚くほど安価に販売されています 。そのため、優れたコストパフォーマンスを持つノートPCを求める多くのユーザーから、今なお熱い視線を集めています。

Lenovo V15 Gen 2(AMD)の魅力

最大の魅力は、その手頃な価格からは想像もできないほどパワフルな処理性能です。プロセッサには高性能なCPU「AMD Ryzen 5 5500U」を搭載し、Passmarkベンチマークでは「13172」という高いスコアを記録。高速なNVMe SSDと8GBメモリとの組み合わせで、複数のアプリケーションの同時利用や負荷のかかる作業も驚くほどスムーズにこなせます。

さらに、購入後もパーツを増設できる高い拡張性や、最大約15.4時間の長時間駆動バッテリー、プライバシーシャッター付きカメラ、Dolby Audio対応スピーカーなど、実用的な機能が満載です 。

この記事でLenovo V15 Gen 2(AMD)を徹底解剖!

この記事では、そんな「Lenovo V15 Gen 2 (AMD)」の性能や実際の使い勝手、メリット・デメリットに至るまで、購入の判断に役立つあらゆる情報を専門家の視点から徹底的に解説します。ベンチマークスコアなどの客観的なデータと、忖度のないレビューを参考に、その真価を見極めてください。

この記事で分かること

  1. CPU「Ryzen 5 5500U」の詳しいベンチマークスコアと性能
  2. 内蔵GPUのグラフィック性能とゲームの快適度
  3. メモリやストレージの拡張性について
  4. TN液晶ディスプレイのメリットと知っておくべき弱点
    バッテリー駆動時間と急速充電の性能
  5. キーボードの使用感やUSB-Cポートの機能制限
  6. プライバシーシャッターなどビジネスに役立つ機能
  7. 専門家による辛口な総合評価と5段階採点
  8. 最新の価格情報と最もお得に購入する方法
  9. 購入すべき人、すべきでない人の具体的な特徴

この記事を最後まで読むことで、「Lenovo V15 Gen 2(AMD)」が本当にあなたに合うPCなのか、今購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ビジネスもプライベートも、この一台で。頼れるパフォーマンスを日常に「Lenovo V15 Gen 2 (AMD)」

Lenovo V15 Gen 2(AMD)を180度開閉したところ。

日々の仕事から、休日のエンターテイメントまで。あらゆるシーンで快適なパフォーマンスを求めるあなたに、Lenovo V15 Gen 2 (AMD)は最適な答えを提示します。パワフルな心臓部と、ユーザーの使いやすさを第一に考えた設計。この一台が、あなたのデジタルライフをより豊かに、よりスムーズに進化させます。

ストレスフリーな毎日を約束する、パワフルな性能

PCの「頭脳」にあたるCPUには、パワフルなAMD Ryzen™ 5 5500U プロセッサーを搭載。6つのコアが同時に働くことで、複数の資料やブラウザを開きながらの作業はもちろん、画像編集のような少し負荷のかかるクリエイティブなタスクまで、驚くほどスムーズにこなします。その処理能力は一世代前のハイエンドCPUに匹敵し、日々のあらゆる操作で「待たされる」というストレスからあなたを解放します。

さらに、高速なデータアクセスを実現する NVMe SSDストレージと8GBのメモリを組み合わせることで、OSやアプリケーションの起動、データの読み書きも瞬時に完了。忙しいあなたの時間を無駄にしません。

画面いっぱいに広がる、迫力の映像体験

15.6インチの大画面には、高精細なフルHD(1920×1080)液晶を採用。特筆すべきは、ディスプレイの額縁を極限まで細くした4辺ナローベゼルデザインです。これにより、画面占有率は88%に達し、まるで映像だけが空間に浮かんでいるかのような圧倒的な没入感を生み出します。

Excelなどの表計算ソフトは広々と使えて作業効率が向上し、映画やドラマを鑑賞すれば、その世界に深く引き込まれるでしょう。サウンド面でも、立体音響技術Dolby Audio™に対応したステレオスピーカーが、クリアで臨場感あふれる音響空間を創り出します。

ビジネスの信頼性と、オンラインの安心感を両立

Lenovo V15 Gen 2(AMD)の背面デザイン。

Lenovo V15 Gen 2 (AMD)は、プライベートだけでなくビジネスシーンでもあなたの頼れるパートナーとなります。

オンライン会議も安心: プライバシーに配慮した物理シャッター付きHDカメラを搭載。ワンタッチでレンズを確実に覆い、意図しない映り込みを防ぎます。クリアな音声を届けるデジタルマイクと合わせ、快適なオンラインコミュニケーションを実現します。

柔軟な働き方をサポート: 本体は180度フラットに開くことができ、対面での打ち合わせ時に画面を共有するのもスムーズです。また、安定したネットワーク接続が可能な有線LANポートや、データを強固に保護するセキュリティチップ(TPM)も備え、オフィス内外での多様な働き方に柔軟に対応します。

長く、安心して使い続けるための拡張性と機動力

最大で約15.4時間もの長時間駆動が可能なバッテリーを搭載。コンセントの場所を気にせず、リビングやカフェなど、好きな場所で作業に集中できます。万が一のバッテリー切れの際も、65Wの急速充電に対応しているため、短時間で素早くエネルギーを補給できます。

さらに、将来的なアップグレードを見据えたメモリの拡張スロットや、写真や動画をたっぷり保存できる2.5インチドライブ増設スペースも確保。長く、快適に使い続けられる安心設計です。

性能、デザイン、信頼性のすべてを高い次元でバランスさせた「Lenovo V15 Gen 2 (AMD)」。仕事も趣味も、一切の妥協をしたくないあなたのための、コストパフォーマンスに優れた一台です。

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公式ページ:Lenovo V15 Gen 2(AMD) |  | レノボ・ ジャパン 

Lenovo V15 Gen 2(AMD)のベンチマーク

Lenovo V15 Gen 2(AMD) 本体 斜め

Lenovo V15 Gen 2(AMD)が搭載するAMD Ryzen5 5500Uの性能はどのくらいでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

CPUのベンチマーク結果・AMD Ryzen5 5500U

  • PassmarkのCPUベンチマークスコア「13172」
  • Geekbench 6のシングルコア「1298」、マルチコア「4537」
  • Cinebench 2023 シングルコア「1185」、マルチコア「6250」
  • Cinebench 2024 シングルコア「68」、マルチコア「367」
  • PCMark 10 スコア「5300」(よく利用されるアプリの使用感を計測)

CPUのベンチマーク結果から分かること

AMD Ryzen 5 5500Uのベンチマークデータは、このCPUがノートPC向けのミドルレンジ市場において、非常にバランスの取れた優れた性能を提供することを示しています。Passmarkのスコア「13172」は、その総合的なCPUパワーが現代の要求に応えるレベルにあることを裏付けており、様々な用途での活躍が期待されます。Geekbench 6のシングルコア「1298」、マルチコア「4537」という数値は、単一タスクの機敏な処理と、複数の作業を同時にこなすマルチタスク能力の双方において高い水準にあることを明確にしています。これにより、ユーザーはウェブサイトを複数タブで開きながらドキュメント作成を行うといった日常的なマルチタスクもスムーズに実行できるでしょう。

Cinebench 2023のシングルコア「1185」、マルチコア「6250」、そしてCinebench 2024のシングルコア「68」、マルチコア「367」という結果は、特にCPUに負荷のかかるクリエイティブな作業や専門的な計算処理においても、このCPUが確かな実力を発揮することを示しています。特にCinebench 2023のマルチコアスコアは、内蔵グラフィックス性能とは別に、CPU自体の純粋な演算能力が高いことを示しており、動画エンコードや3Dモデリングといった作業をある程度こなせるポテンシャルを秘めていると言えます。異なるバージョンであるCinebench 2024のスコアも、その時点での評価基準においてCPUの能力を測る一つの指標となります。

そして、PCMark 10のスコア「5300」は、これらの個別の性能が実際の日常利用シーンでどのように体感されるかを具体的に示しています。オフィスアプリケーションの快適な動作、スムーズなウェブブラウジング、オンラインコミュニケーションなど、現代のPC利用に不可欠なタスク全般において、Ryzen 5 5500Uは高い満足度を提供できる性能を持っていることが分かります。このスコアは、特定の専門作業だけでなく、幅広いユーザー層にとって実用的なパフォーマンスを発揮することの証左です。

総じて、AMD Ryzen 5 5500Uは、日々の軽作業から、ある程度のマルチタスク、さらには入門レベルのクリエイティブワークまで、多岐にわたるニーズに対応可能な、コストパフォーマンスに優れたCPUであると結論付けられます。これらのベンチマーク結果は、このCPUを搭載したノートPCが、多くのユーザーにとって信頼性が高く、快適なコンピューティング環境を提供できる強力な選択肢となることを強く示唆しています。特に、汎用性と効率性を求めるユーザーにとって、魅力的な性能バランスを持っていると言えるでしょう。

グラフィック性能

Lenovo V15 Gen 2(AMD)の正面で、Windowsの画面。

Ryzen5 5500Uが内蔵するAMD Radeon グラフィックスのグラフィック性能はどのくらいでしょうか?ベンチマークで測定してみました。

GPUのベンチマーク結果・Ryzen5 5500U内蔵・AMD Radeon グラフィックスのグラフィックスコア

  • Fire Strike グラフィックスコアで「2356」(DirectX 11)
  • Fire Strike Extreme グラフィックスコアで「1050」
  • Time Spy グラフィックスコアで「689」(DirectX 12)
  • 3DMark Night Raidで「12154」(DirectX 12, 低負荷)
  • 3DMark Wild Life「6900」(Vulkan/Metal, モバイル向け)

GPUのベンチマーク結果から分かること

AMD Radeon Graphics(Ryzen 5 5500U内蔵)のベンチマーク結果を総合的に分析すると、この内蔵GPUは、最新のAAAタイトルを高画質・高フレームレートでプレイするようなヘビーなゲーミング用途には不向きであるものの、日常的なコンピューティング環境におけるグラフィック処理や、比較的軽量なゲーム、特定のクリエイティブ作業のアクセラレーションにおいては十分な性能を持っていることが分かります。

Fire Strikeのスコア「2356」は、DirectX 11ベースの環境において、一定の3D描画能力があることを示しており、画質設定を適切に調整すれば、人気のeスポーツタイトルや数年前のゲームタイトルならプレイ可能です。しかし、Fire Strike Extremeのスコア「1050」が示すように、解像度や描画負荷が上昇すると性能は大きく低下するため、高解像度でのゲーミングや重いグラフィック処理には限界があります。

DirectX 12環境での性能を示すTime Spyのスコア「689」は、最新APIに対応したゲームでも、この内蔵GPUの処理能力の限界を示しており、専用のディスクリートGPUと比較すると見劣りします。最新ゲームを快適に楽しむには力不足と言わざるを得ません。しかしながら、3DMark Night Raidのスコア「12154」は、DirectX 12環境下でも負荷の軽いカジュアルゲームや日常的なグラフィックタスクであれば、非常にスムーズにこなせることを裏付けています。動画視聴やウェブブラウジング、オフィスソフトの利用といった一般的な用途では、何ら不満を感じることはないでしょう。

さらに、3DMark Wild Lifeのスコア「6900」は、モバイル向けのAPIであるVulkanやMetalにおいても一定の性能を発揮することを示唆しており、これはRyzen 5 5500Uが搭載されるノートPCが、省電力を意識しつつも、ある程度のモバイルゲームやマルチメディアコンテンツを楽しめる能力を持っていることを意味します。

結論として、AMD Ryzen 5 5500Uの内蔵Radeon Graphicsは、専用のゲーミングGPUには及ばないものの、統合グラフィックスとしては健闘しており、一般的なPC利用、HD動画再生、ウェブブラウジング、オフィスアプリケーションの利用といった日常的なタスクを快適にこなし、さらに設定次第では軽量なゲームやカジュアルなeスポーツタイトルもプレイ可能なレベルの性能を提供します。

高度な3Dレンダリングや最新の重量級ゲームを主目的とするユーザーには物足りませんが、コストパフォーマンスとバッテリー持続時間を重視するモバイルユーザーや、ライトなエンターテイメント用途を求めるユーザーにとっては、バランスの取れた選択肢と言えるでしょう。このGPUは、CPU性能と合わせて、ノートPC全体の応答性や使い勝手を高める上で重要な役割を果たしています。

購入前に必ずチェック!「Lenovo V15 Gen 2 (AMD)」のメリットと【知っておくべきデメリット】

Lenovo V15 Gen 2(AMD)の背面。

高いコストパフォーマンスで魅力的な「Lenovo V15 Gen 2 (AMD)」。しかし、価格が安いからという理由だけで選んでしまうと、後悔するポイントも存在します。

ここでは、本製品の優れた点(メリット)と、購入前に必ず知っておくべき注意点(デメリット)を、忖度なく解説します。

ここが素晴らしい!Lenovo V15 Gen 2 (AMD)のメリット

1. 価格以上のパワフルな処理性能

プロセッサにはAMD Ryzen™ 5 5500U を搭載。Web会議をしながら資料を編集するなど、複数の作業を同時に行っても動作が重くなりにくいのが大きな強みです。高速なNVMe SSDとの組み合わせで、PCの起動やアプリの立ち上がりも非常にスピーディ。日常的な作業でストレスを感じることはほとんどないでしょう。

2. 将来も安心の「拡張性の高さ」

多くの薄型ノートPCが購入後のパーツ交換(増設)が難しい中、このモデルは拡張性に優れています。メモリ用の空きスロットが1つ、さらに2.5インチのSATAドライブを追加できるスペースが用意されています。「最初は最低限の構成で、後からメモリやストレージを増やしたい」というニーズに応えられ、一台を長く使い続けたい人にとって大きなメリットです。

3. ビジネス利用で光る、堅実な機能

プライバシーシャッター: Webカメラには物理的なシャッターが付いており、使わない時はレンズを確実に塞げます。オンライン会議後の「消し忘れ」の心配がなく、プライバシーをしっかり守れます。
有線LANポート: Wi-Fiが不安定な環境でも、有線LANに接続すれば安定した通信が可能です。在宅ワークやホテルでの利用時に重宝します。

180度開くヒンジ: 画面を完全にフラットにできるため、対面での打ち合わせ時に相手に画面を見せながら説明する、といった使い方がスムーズに行えます。

4. 広々使える大画面と必要十分なサウンド

15.6インチのフルHD大画面は、額縁が細い「ナローベゼル」デザインのおかげで、実際のサイズ以上に画面が広く感じられます。作業スペースを広く確保できるだけでなく、動画視聴時の没入感も高まります。また、Dolby Audio™対応スピーカーは、内蔵スピーカーとしてはクリアで聞き取りやすいサウンドを提供します。

【要注意】購入前に知っておくべきデメリット

1. ディスプレイは「真正面」で見るのが前提(TN液晶)

本製品の最大の弱点とも言えるのが、TN方式の液晶パネルを採用している点です。IPS方式のパネルに比べ、視野角が狭く、見る角度を変えると色合いや明るさが大きく変わって見えます。複数人で画面をのぞき込んだり、寝転がって動画を見たりする使い方には不向きです。写真や動画の色再現性もやや淡白なため、クリエイティブな作業を重視する方にはおすすめできません。

2. USB Type-Cポートは「充電・映像出力」に非対応

USB Type-Cポートは搭載されていますが、残念ながらデータ転送専用です。USB PD(Power Delivery)による充電や、このポートを使ったモニターへの映像出力はできません。「Type-Cケーブル1本で充電も画面出力も」といったスマートな使い方を想定している方は、ご注意ください。

3. キーボードバックライトがない

キーボードにバックライトは搭載されていません。そのため、少し暗い部屋や、消灯後の機内などで作業をする際には、キーが見えにくく不便を感じるでしょう。タイピングの場所や時間帯が限られる方は、事前に考慮すべきポイントです。

4. 指紋認証・顔認証に非対応

指紋認証や顔認証といった生体認証機能は備わっていません。ログインのたびにパスワードやPINコードを入力する必要があります。最近のスマートフォンやPCの利便性に慣れていると、少し手間に感じるかもしれません。

5. 最新規格「Wi-Fi 6」には非対応

対応するWi-Fiの規格は「Wi-Fi 5 (802.11ac)」までとなります。最新の「Wi-Fi 6」には対応していません。現時点では大きな問題になることは少ないですが、将来的にWi-Fi 6対応の高速なネット環境を最大限に活かしたい場合には、性能を発揮しきれません。

6. 持ち運びには少し気合がいる重さ

重量は約1.7kg。15.6インチクラスとしては標準的ですが、決して軽量ではありません。「毎日カバンに入れて、気軽にどこへでも」という使い方にはあまり向いていません。基本的には室内での移動がメインで、たまに外に持ち出す、というくらいの想定がよいでしょう。

Lenovo V15 Gen 2(AMD)のスペック(仕様)一覧

  • ディスプレイ 15.6インチ、解像度1920×1080ドットのTN液晶
    ※FHD/光沢なし/LEDバックライト/4辺ナローベゼル/画面占有率88%
  • プロセッサ AMD Ryzen5 5500U
    ※7nm/6コア/12スレッド/最大4.0GHz
  • GPU AMD Radeon グラフィックス
  • RAM(メモリ) 8GB DDR4-3200
  • 拡張メモリ 1オンボード+1スロット
  • ストレージ M.2 SSD 256 GB (PCIe-NVMe)
  • 拡張ストレージ 2.5インチSATAドライブベイ
  • バッテリー 38Wh (3セル リチウムイオンバッテリー)
  • 駆動時間 最大約15.4時間(JEITA2.0)
  • 電源アダプター 65W急速充電に対応
  • カメラ 720p HDカメラ (プライバシーシャッター付)
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11ac/a/b/g/n (Wi-Fi準拠) 2×2 & Bluetooth
  • 有線LAN 対応
  • インターフェース USB Type-C 3.2 Gen 1、USB 3.2 Gen 1、USB 2.0、HDMI、電源コネクタ、有線LAN(RJ-45)、セキュリティキーホール、マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック
  • スピーカー Dolby Audio対応のステレオスピーカー
  • マイク 内蔵・デジタルマイクロホン
  • キーボード フルサイズ・キーボード (6列)、105キー (Fnキー、PgUpキー、PgDnキー、Windowsキー)、JIS配列、マルチタッチパッド
  • 180度開閉 対応
  • セキュリティ TCG V2.0準拠のセキュリティチップ(TPM)
  • 冷却システム 1本のヒートパイプとヒートシンク、冷却ファン (VRMに金属製のヒートスプレッダを採用)
  • 指紋認証 指紋リーダーなし・利用できません
  • Office ソフトウエア なし
  • OS Windows 11 Home
  • サイズ 約 359x236x19.9mm
  • 重量 約 1.7kg
  • カラー ブラック
  • 発売日 2021年 7月 6日 発売

辛口レビュー:Lenovo V15 Gen 2 (AMD) の総合評価【専門家の本音コメント付き】

Lenovo V15 Gen 2 (AMD)」は、2021年に発売されたビジネス向けノートPCです。型落ちモデルとなった今、その真価はどこにあるのでしょうか。性能や機能、そして価格のバランスを5段階評価でシビアに採点し、専門家の視点から本音のコメントを付け加えていきます。

項目別評価

処理性能:★★★★☆ (4.0 / 5.0)

【コメント】CPUに搭載された「Ryzen 5 5500U」は、発売から数年経った今でも日常的なビジネス用途には十分すぎるほどのパワーを持っています。Officeソフトの操作、Web会議、複数のブラウザタブを開くといった作業で力不足を感じることはまずありません。

さらに、メモリやストレージを後から増設できるという、この価格帯では驚異的な拡張性も備えており、長く使えるポテンシャルを秘めている点を高く評価しました。最新の3Dゲームや本格的な動画編集には向かないため満点ではありませんが、価格を考えれば文句なしの性能です。

画面品質:★★☆☆☆ (2.0 / 5.0)

【コメント】評価が最も分かれるポイントです。フルHD解像度で画面のフチが細い「ナローベゼル」は良い点ですが、採用されているTN液晶パネルが大きな弱点。少し見る角度が変わるだけで色が白っぽく見え、鮮やかさにも欠けます。

一人で正面から文書作成やWebサイト閲覧をするなら問題ありませんが、写真・動画の鑑賞や、複数人で画面を共有する用途には全く向きません。画質を重視するなら、このPCは避けるべきでしょう。

機能・使いやすさ:★★★☆☆ (3.0 / 5.0)

【コメント】一長一短、というのが正直な評価です。プライバシーシャッターや有線LANポート、180度開くヒンジなど、ビジネス現場で「あると嬉しい」機能がしっかり搭載されている点は好印象。一方で、キーボードバックライトや指紋認証といった、今や標準的ともいえる快適機能が省略されているのは明確なマイナスです。USB-Cポートが充電(PD)に非対応な点も利便性を損ねています。堅実ですが、華やかさや先進性はありません。

デザイン・携帯性:★★★☆☆ (3.0 / 5.0)

【コメント】デザインは良くも悪くも「LenovoのビジネスPC」そのものです。シンプルで飽きのこないデザインですが、筐体はプラスチック製で高級感はありません。重量も約1.7kgと、毎日カバンに入れて持ち運ぶには少し覚悟がいる重さです。自宅や職場内で移動させる分には問題ありませんが、モバイル用途をメインに考えている方には、より軽量なモデルをおすすめします。

コストパフォーマンス:★★★★★ (5.0 / 5.0)

【コメント】このPC最大の魅力であり、全ての弱点を許容させるだけの価値がここにあります。 型落ちとなった2025年現在、中古・アウトレット市場では非常に安価(3万円台~5万円台が目安)で入手可能です。この価格で、日常業務を快適にこなせる処理性能と高い拡張性を持つPCが手に入るのは、まさに「破格」と言えます。弱点を理解した上で購入するなら、これ以上ないほどお買い得な一台です。

<総合評価> 弱点さえ許せば「最高の相棒」。尖った魅力を持つ高コスパ機

Lenovo V15 Gen 2 (AMD)」は、「強力なエンジンを積んでいるが、乗り心地(液晶)や快適装備(便利機能)は最低限に絞った、玄人好みの実用車」のようなノートPCです。

その性能は、Webサイトの閲覧や動画視聴、Officeを使った資料作成といった一般的な用途であれば、今でも全く問題なく、むしろ快適そのものです。しかし、その快適さを享受するためには、「画面の色味や視野角は気にしない」「キーボードバックライトや指紋認証は不要」といった、いくつかの妥協が必要になります。

動画制作をおすすめする声もあるようですが、正直なところ、色再現性に難があるTN液晶では正確なカラーグレーディングが困難なため、メイン機としては推奨できません。

結論として、このPCは「PCの弱点を明確に理解し、自分の使い方なら問題ないと割り切れる人」にとって、最高のコストパフォーマンスを発揮する一台となります。低予算で、日々のタスクをスムーズにこなせるセカンドPCや、学生・新社会人の最初の一台を探している方には、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

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Lenovo V15 Gen 2(AMD)の価格・購入先

レノボ公式サイト

69,960円(税込・送料無料・セール価格)で販売されています。

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ECサイト

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楽天市場で72,800円 (税込)、

ヤフーショッピングで 81,980円、

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