「LIVA Q1D」と低価格な超小型PCを徹底 比較!


2021年3月20日に発売された「LIVA Q1D」と低価格な超小型PCを徹底 比較して紹介!価格やスペック、ベンチマークスコアの違いに加えて、メリット・デメリットも紹介します。

「LIVA Q1D」の特徴

LIVA Q1D」の特徴をまとめてみました。

重さ約174gで超小型サイズ・VESAマウント対応

LIVA Q1D」は74x74x34.6mmの超小型サイズを採用し、重さも約174gと非常に軽くなっています。バッグの中に入れて持ち歩き、オフィスや学校で使うことも可能です。また、VESAマウントに対応しているため、液晶モニターの背後に設置することもできます。

4K出力・2画面同時出力・有線LANに対応

LIVA Q1D」はIntel Celeron N3350 デュアルコア プロセッサと4GB LPDDR4メモリを搭載し、4K動画もスムーズに再生できます。また、HDMI 2.0ポートの他に高速転送が可能なDisplayPortを搭載。2画面同時出力にも対応しています。そのほか、高速で途切れづらいWi-Fi デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)とBluetooth 4.1に対応。より安定した通信が可能な有線LANにも対応しています。

IoTモデル&OSなしモデルも用意

LIVA Q1D」はWindows 10 Proを搭載するモデルのほかに、デジタルサイネージなどの組み込み用OS「Windows 10 IoT」を搭載するモデルも用意しています。また、OSなしのモデルも用意。無料の軽量Linux OSをインストールするなど自由にOSを選んで導入することができます(※Linux OSはサポート外)。

公式ページ  LIVA Q1D

価格を比較

LIVA Q1D」と、「CHUWI LarkBox」、「GMK NucBOX」、「ThinkCentre M73 Tiny」の価格を比較してみました。

「LIVA Q1D」

LIVA Q1D」は、楽天市場で31,180円 (税込・OSなしモデルは28,262円)、ヤフーショッピングで28,262 円( Windows 10 Pro搭載)で販売されています。

「CHUWI LarkBox」

CHUWI LarkBox」(Pro)は、Amazonで16,915円(Pro版)、楽天市場で22,867円 (税込・Pro版)、ヤフーショッピングで24,565 円(Pro版)、Banggoodで19,944円、AliExpressでUS $189.99、Gearbestで25759 円で販売されています。

「GMK NucBOX」

GMK NucBOX」は、米国Amazon.comで$239.99 (日本発送は+ $26.61)、ヤフーショッピングで50,600 円で販売されています。

「ThinkCentre M73 Tiny」

ThinkCentre M73 Tiny」は、Amazonで25,920円(整備品)、楽天市場で26,400円 (税込・中古・新品SSD)、ヤフーショッピングで28,600 円(税込・正規版Office付き)で販売されています。

スペックを比較

LIVA Q1D」と、「CHUWI LarkBox」、「GMK NucBOX」、「ThinkCentre M73 Tiny」のスペックを比較してみました。

「LIVA Q1D」のスペック

  • プロセッサ Apollo Lake世代のIntel Celeron N3350 デュアルコア 1.10 GHz
    ※14nm/64bit/2コア/2スレッド/最大2.40 GHz
  • GPU Intel HD Graphics 500
  • RAM(メモリ) 4GB LPDDR4
    ※増設不可
  • ストレージ 64GB eMMC
  • 外部ストレージ micro SDカードで最大128GBまで拡張可能
  • 電源 ACアダプター 入力:AC100-240V、出力:DC12V/2A (24W)
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/ac/b/g/n(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.1
  • 有線LAN 1×Gigabit LAN (10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T)
  • インターフェース  2×USB 3.0、1×USB 2.0、1×Micro SD、1×HDMI 2.0(HDMI-CEC対応)、1×DP 1.2、1×有線ギガビットLANポート、1×給電用DCポート
  • 映像出力  4K/60fps
  • 冷却方式 ファンシンク
  • VESA 対応
  • ケンジントンロック 対応
  • OS
    LIVAQ1D-4/64(N3350)→ OSなし
    LIVAQ1D-4/64-W10Pro(N3350) → Windows 10 Pro 64bit
    LIVAQ1D-4/64-W10(N3350) IOT→ Windows 10 IoT Enterprise LTSC 64bit
  • サイズ 74x74x34.6mm
  • 重量 約174g
  • カラー ブラック
  • 付属品 1×ACアダプタ、1×VESAマウント、6×VESA用スクリュ、1×クイックガイド

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「CHUWI LarkBox」のスペック

  • プロセッサ Gemini Lake世代のインテル  Celeron  J4115 クアッドコア  1.8 GHz
    ※14nm / 64bit / 4コア / 4スレッド / 最大2.5 GHz   ※Pro版はCeleron J4125
  • GPU  インテル  UHDグラフィックス600、750MHzz
  • ビデオ出力 4K60Hz
  • RAM(メモリ)  6GB  LPDDR4
  • ストレージ  128G  eMMC
  • 拡張ストレージ SSD M.2 2242スロットあり(底面)・最大2TBのSSDを増設可能
  • 電源 ACアダプター・接続用のUSB Type-C(12V/2A専用)あり
  • 充電 24W(12V / 2A)DC
  • ワイヤレス通信  Wi-Fi 802.11a / ac / b / g / n (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.1
    ※Intel Wireless-AC 9461で433Mbpsの速度で通信可能
  • インターフェース  USB-C x 1(電源用のみ)、USB-A 3.0  x 2、microSDカードスロット、HDMI  x 1、3.5mmオーディオジャック
    ※USB PD非対応
  • 冷却ファン 超小型ファン内蔵・ヒートシンクを強制冷却
  • 静音動作 対応
  • VESAマウント 対応・モニター背後に設置可能
  • 4K出力 対応
  • 材質 Al-Mgアロイ&ポリカーボネート
  • 消費電力 10W
  • OS  Windows 10 Home 64bit
    ※Linux、Chrome OS (CloudReady)をサポート
  • サイズ 61  x  61  x  43(H)mm
  • 重量 127g
  • カラー ブラック
  • 付属品 充電アダプター、VESAマウントキット、ユーザーマニュアル

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「GMK NucBOX」のスペック

  • プロセッサ Gemini Lake Refresh世代のIntel Celeron J4125クアッドコア 2.0GHz
    ※14nm/64bit/4コア/4スレッド/最大2.70 GHz
  • GPU Intel HD Graphics 600
  • RAM(メモリ) 8GB LPDDR4
  • ストレージ 128/512GB SSD M.2_SATA_2242  x1
  • 外部ストレージ microSDカードで最大128GBまで
  • バッテリー なし
  • 電源 12V 2A/DC Type-C
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11 ac/a/b/g/n (2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 4.2
  • 有線LAN端子 なし・利用できません
  • インターフェース USB 3.0 x2、Type-C (電源用12V 2A/DC IN ONLY)、mini HDMI(出力解像度4096×2160@30Hz) x 1 、3.5mmヘッドホンジャック x 1、microSDカード x1
  • 材質 メタル(金属)・CNCプロセス
  • 冷却ファン 90mm冷却ファン
  • 4K出力 対応・最大4K @ 60Hzの再生・H.264、H.265 / HEVC、VP-9ビデオのエンコードとデコードをサポート
  • OS Windows 10
    ※Linux Ubuntu サポート
  • サイズ 6.2 x 6.2 x 4.2 cm
  • 重量 125g
  • カラー ブラック&シルバー
  • 付属品 1x充電アダプター

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「ThinkCentre M73 Tiny」のスペック 例

  • (※モデルによって仕様が異なります)
  • プロセッサ Haswell世代のIntel Core i5-4570T デュアルコア 2.90-3.60GHz
    ※14nm / 64bit / 2コア / 4スレッド / 6MBキャッシュ
  • GPU Intel HD Graphics 4600
  • RAM(メモリ) 8GB DDR3
    ※PC3-12800 DDR3/DDR3L SDRAM SODIMM / スロット数2 / 空スロット数1
  • ストレージ SSD 128/256GB/512GB
  • 拡張スロット なし
  • ワイヤレス通信  対応 ※Wi-Fiアダプター付き
  • 有線LAN 対応(10/100/1000)
  • インターフェース USB 3.0ポート x 2(前面 x 2) 、USB 2.0ポート x 3(背面 x 3) 、RJ-45 x 1 、VGA x 1 、DisplayPort x 1
  • スピーカー 内蔵 あり
  • 光学ドライブ DVD -ROM/DVD-RW ※別売
  • OS Windows10 Home 64bit MARプログラム
  • サイズ 34.5 x 182 x 179mm
  • 重量 1.98kg (最大構成)
  • カラー ブラック
  • Office KingSoft WPS Office 付
  • 付属品 電源アダプター/Officeライセンスカード

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ベンチマークを比較

LIVA Q1D」と、「CHUWI LarkBox」、「GMK NucBOX」、「ThinkCentre M73 Tiny」のベンチマークスコアを比較してみました。

※PassMark、Geekbench、3DMarkとは、主にCPUとビデオカード(以下、グラボ)の性能を数値化したベンチマークスコアの参考値を表したものです。

「LIVA Q1D」

<CPU> Celeron N3350

Passmarkによるベンチマークスコアは「1164」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「288」、マルチコアで「522」。

<GPU> Intel HD Graphics 500

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080]  によるグラフィックスコアは「 271」。

<プロセッサ性能を解説>

Apollo Lake世代のIntel Celeron N3350 デュアルコアプロセッサを搭載し、Passmarkベンチマークスコア「1164」(CPU)とかなり低いです。

Office文書作成、ネットでの調べもの、音楽や動画の再生、Web会議、オンライン授業などは快適に行えますが、容量の多い画像・動画ファイルの編集は止めた方がいいでしょう。また、3Dゲームにも向いていないので注意してください。

自分なら、無料の軽量Linux OS(Lubuntu)を入れて使用します。こちらの方がネット検索が高速ですし、Office互換アプリなど無料で使える豊富なアプリが使えるので便利です。Linux OSなら、無料の画僧編集アプリ「GIMP」、 Illustratorの代替ソフト「Inkscape」も快適に使えるでしょう。ただし、サポート外なのである程度パソコンの知識が必要です。

なお、ワンラック上の性能を持つ小型PCをお探しの方は「CHUWI LarkBox」、「GMK NucBOX」、「ThinkCentre M73 Tiny」をおすすめします。CPUの性能が比較的高いので、軽めの動画編集ソフトも使用できます。

「CHUWI LarkBox」

<CPU>  Celeron  J4115

Passmarkによるベンチマークスコアは「2747」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「413」、マルチコアで「1364」。

<GPU>  インテル  UHDグラフィックス600

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。

<CPU> Celeron J4125 ※Pro版

Passmarkによるベンチマークスコアは「3073」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「440」、マルチコアで「1437」。

「GMK NucBOX」

<CPU> Celeron J4125

Passmarkによるベンチマークスコアは「3187」(CPU)。

<GPU> Intel HD Graphics 600

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは「391」。

「ThinkCentre M73 Tiny」

<CPU> Core i5-4570T

Passmarkによるベンチマークスコアは「3236」(CPU)。

Geekbenchによるベンチマークのスコアはシングルコアで「782」、マルチコアで「1647」。

<GPU> Intel HD Graphics 4600

3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080]  によるグラフィックスコアは「553」。

「LIVA Q1D」のメリット・デメリット

LIVA Q1D」のメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・4GB LPDDR4メモリと64GB eMMCストレージを搭載

LIVA Q1D」は高速なLPDDR4メモリを4GB搭載しています。また、一般的なHDDよりも高速なeMMCストレージを64GB搭載しています。

一方、「CHUWI LarkBox」は6GB LPDDR4メモリと128G eMMCストレージを搭載しています。「GMK NucBOX」は8GB LPDDR4メモリとSSD M.2 128/512GBストレージを搭載しています。「ThinkCentre M73 Tiny」は8GB DDR3メモリとSSD 128/256GB/512GBストレージを搭載しています。

・micro SDカードで最大128GBまで拡張できる

LIVA Q1D」は別売のmicro SDカードで最大128GBまでストレージ容量を増やすことができます。

一方、「CHUWI LarkBox」はmicroSDカードのほかにSSD M.2 2242スロットで最大2TBまで拡張できます。「GMK NucBOX」はmicroSDカードで最大128GBまで拡張できます。「ThinkCentre M73 Tiny」は内蔵2.5インチ SSDを交換・増設することができます。

・Wi-Fi デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)&Bluetooth 4.1に対応

LIVA Q1D」は高速で途切れづらいWi-Fi デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)&Bluetooth 4.1に対応し、快適に通信できるようになっています。

一方、「CHUWI LarkBox」はWi-Fi デュアルバンド (2.4GHz/5GHz)&Bluetooth 5.1に対応しています。「GMK NucBOX」はWi-Fi デュアルバンド (2.4GHz/5GHz)&Bluetooth 4.2に対応しています。「ThinkCentre M73 Tiny」は標準では対応していませんが、アダプターを付けることでWi-Fi&Bluetooth通信が可能になります。

・有線LAN通信が使える

LIVA Q1D」は有線LAN端子を搭載し、ワイヤレス通信よりも安定した有線LAN通信が利用できるようになっています。

一方、「CHUWI LarkBox」と「GMK NucBOX」は有線LAN通信に対応していません。「ThinkCentre M73 Tiny」は有線LAN通信に対応しています。

・2つのUSB 3.0ポートとUSB 2.0ポートが使える

LIVA Q1D」は2つのUSB 3.0ポートと1つのUSB 2.0ポートを搭載し、さまざまなUSB機器と接続することができます。

一方、「CHUWI LarkBox」はUSB-C x 1(電源用のみ)とUSB-A 3.0  x 2が使用できます。「GMK NucBOX」はUSB 3.0 x2とType-C (電源用のみ)が使用できます。「ThinkCentre M73 Tiny」はUSB 3.0ポート x 2 とUSB 2.0ポート x 3 が利用できるようになっています。

・超小型サイズで重さ約174g

LIVA Q1D」はサイズ74x74x34.6mmで重さ約174gで、携帯性にも優れています。

一方、「CHUWI LarkBox」はサイズ 61  x  61  x  43(H)mmで重さ127gになっています。「GMK NucBOX」は6.2 x 6.2 x 4.2 cmで重さ125gになっています。「ThinkCentre M73 Tiny」はサイズ34.5 x 182 x 179mmで重さ1.98kg (最大構成)になっています。

・2画面同時出力に対応

LIVA Q1D」はHDMI 2.0ポートとDisplayPortを搭載し、2画面同時出力にも対応しています。

一方、「CHUWI LarkBox」と「GMK NucBOX」は2画面同時出力に対応していません。「ThinkCentre M73 Tiny」はVGAとDisplayPortで2画面同時出力が可能です。

・OSなしモデルも選択できる

LIVA Q1D」はOSなしモデルも選択できるようになっています。また、デジタルサイネージなどの組み込み用OS「Windows 10 IoT」を搭載するモデルも用意しています。

一方、「CHUWI LarkBox」と「GMK NucBOX」はOSなしモデルが販売されていません。「ThinkCentre M73 Tiny」は基本的にWindows10搭載ですが、中古の場合OSなしで販売されることもあります。

デメリット

・メモリやストレージの増設ができない

LIVA Q1D」はメモリやストレージを交換・増設することができません。

一方、「ThinkCentre M73 Tiny」はメモリやストレージを交換・増設することができます。

「CHUWI LarkBox」と「GMK NucBOX」はメモリやストレージを交換・増設することができません。

・Type-C端子がない

LIVA Q1D」はType-C端子がないため、Type-C対応のモバイルバッテリーで給電することができません。

一方、「CHUWI LarkBox」と「GMK NucBOX」はType-C端子があります。「ThinkCentre M73 Tiny」はType-C端子がありません。

「LIVA Q1D」の販売・購入先

LIVA Q1D」は、

楽天市場で31,180円 (税込・OSなしモデルは28,262円)、

ヤフーショッピングで28,262 円( Windows 10 Pro搭載)、

ビックカメラで31,090円 (税込)、

で販売されています。

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他の小型PCと比較する

リンク先からさらに詳しいスペック情報やベンチマーク、性能、価格などが分かるようになっています。

CHUWI LarkBox」(Pro)

GMK NucBOX

ThinkCentre M73 Tiny

MINISFORUM GK41

LIVA Q2

BMAX B1

KODLIX GK45

ZBOX PI335-GK

BMAX B2 Plus

CHUWI CoreBox

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