先日、512GBの大容量USBメモリをFireタブレットで認識させようとしたら、メッセージが出てアクセスを拒否されました。原因を調べたところ、ファイルフォーマットに原因がありました。
ネットにある情報は間違っていた!
Fireタブレット USBメモリで検索すると、以下のように書いているサイトがありました。
USBメモリを接続すると、メモリのアクセスランプが点灯し、認識される。
いかにもアダプターさえあれば接続できるという書き方ですが、完全に誤りです。
また、このように書いているサイトもありました。
Fireタブレットとパソコンの間でファイルの転送ができるよう、USB接続の設定を変更する手順をご紹介します。
これはFireタブレットがUSB接続できるということを前提としていますが、そもそもFireタブレットは簡単にUSB接続できません。こういう書き方は誤解を招きやすいので迷惑です。
FireタブレットがUSBメモリを認識しない理由
FireタブレットがUSBメモリを認識しないのはなぜでしょうか?
試しに大容量のUSBメモリをアダプター経由で接続してみましょう。すると、以下のようなメッセージが表示されます。
NTFS、exFATフォーマットはサポートしていません。
NTFS、exFATフォーマットとはいったい何でしょうか?
説明なしで警告されても困ってしまいますね。そこで、改めてファイルのフォーマットについて確認してみましょう。
NTFS、exFATフォーマットについて
exFATはフラッシュドライブ向けに最適化されたフォーマットで、扱えるファイルサイズに制限がありません。大容量のファイルをやり取りする際によく使用されます。
NTFSは、Windows NTから採用されたファイルシステムで、現在のWindows システムパーティションでも使用されているフォーマットです。こちらも扱えるファイルサイズに制限がなく、大容量ファイルのやり取りに適しています。
ここで先ほどのメッセージをもう一度見てみましょう。
NTFS、exFATフォーマットはサポートしていません。
これはつまり、「FireタブレットではNTFS、exFATでフォーマットで保存されたファイルは扱えない」という意味で、実質的に「Fireタブレットでは、何十GBもあるような大容量ファイルは扱えない」ということを意味しています。
FAT32でフォーマットし直す!
最近では128GB以上のUSBメモリは当たり前のように販売されていますが、そのほとんどは大容量サイズのファイルを扱えるようにNTFS、exFATでフォーマットされているはずです。
しかし、それをアダプター経由でFireタブレットに接続しようとしても認識されません。
なぜなら、FireタブレットはFAT32でフォーマットしたファイルしか扱えないからです。
したがって、もしも手持ちのUSBメモリがNTFS、exFATでフォーマットされていたら、FAT32でフォーマットし直す必要が出てきます。
FAT32でフォーマットする方法
ではいったいどうやってFAT32にフォーマットし直せばいいのでしょうか?
やり方はいたって簡単です。
まず、「USBメモリ」をWindowsパソコンに差し込みます。
つぎにエクスプローラーを開き、左側のメニューにある「USBメモリ」を選択。
右クリックをすると、「フォーマット」の項目があるのでそれをクリックします。
あとはFAT32を選択してフォーマットするだけですが、大容量になると時間がかかるので注意しましょう。
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