
2023年8月に発売されたDJIのアクションカメラ「Osmo Action 4」は、異例の1/1.3インチ大型センサーを搭載したことで、「画質と暗所性能が劇的に進化した」と評判です。
このレビューでは、Osmo Action 4が前モデル「Osmo Action 3」から何が変わり、どう進化したのか、その画質や使い勝手を徹底的に比較・検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
Osmo Action 4 の長所(Pros):
- 1/1.3インチ大型センサーによる圧倒的な低照度性能と階調表現
- マグネット式クイックリリースによる瞬時の着脱とスムーズな縦向き撮影
- ケースなしで水深18mまで対応する防水性能と-20℃の耐寒性
- 熱暴走に強く、4K高画質でも長時間安定して撮影できるタフネスさ
Osmo Action 4 の短所(Cons):
- 動画解像度は最大4Kまでで、競合機のような5.3K録画には非対応
- 静止画解像度が約10MPに低下しており、写真の精細感は限定的
- 最短撮影距離が0.4mとなり、手元への接写が苦手になった
- 望遠レンズは非搭載のため、ズーム撮影には不向き
総合評価:
Osmo Action 4は、前モデルAction 3から1/1.3インチへのセンサー大型化を果たし、最大の課題だった暗所画質を劇的に向上させました。動画解像度が4K止まりである点や最短撮影距離が長くなった欠点はあるものの、熱暴走への強さやマグネットマウントの使い勝手は競合を凌駕しています。スペック競争よりも「失敗しない撮影」と「夜間・屋内での実用性」を求めるユーザーに、強くおすすめできる一台です。
<この記事で分かること>
- デザイン・操作性: サイズ・重量、マグネット式クイックリリース、デュアルタッチスクリーン、操作方法・使い方(音声操作・QSボタン)、SDカードスロット
- 画質・基本性能: 1/1.3インチセンサー、4K/120fps、10-bit D-Log M、ダイナミックレンジ、色再現性
- 特殊撮影: 低照度性能、手ぶれ補正 (RockSteady 3.0)、プリ録画、ロスレス縦撮り、スローモーション、水中撮影
- 写真撮影: 静止画解像度、RAW撮影、デジタルズーム、望遠レンズ非搭載、シーン別評価(日中、夕暮れ時、夜間)
- バッテリーと熱暴走: バッテリー容量、撮影持続時間、急速充電、熱暴走耐性、耐寒性
- ソフトウェア連携と編集機能: DJI Mimo、LightCutアプリ、AIワンタッチ編集機能、専用テンプレート、インビジブルスティック、Wi-Fiライブ配信、高速転送
- 音声品質とマイク: 内蔵マイク性能、風切り音低減、ステレオ録音、DJI Mic接続、外部マイク拡張
- アクセサリーと拡張性: クイックリリース設計、おすすめの純正オプション製品(防水ケース、NDフィルター)、アドベンチャーコンボ 違い、エッセンシャルコンボ
- メリット・デメリット: DJI Osmo Action 4 比較、センサーサイズの違い、暗所性能の進化、画質の差
- スペック: 詳細仕様一覧(アドベンチャーコンボ、エッセンシャルコンボの同梱品)
- 評価: 項目別5段階評価、詳細な総評
- 価格・購入先:、Amazon、楽天、中古価格、他社ライバル機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、「Osmo Action 4」を購入するべきかどうかがはっきりと分かるはず。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:DJI Osmo Action 4 – さらけ出せ、色鮮やかな情熱を – DJI
デザインと操作性:Osmo Action 4の完成されたタフネスボディ
ここでは、Osmo Action 4の洗練された外観デザイン、優れた画面操作性、そして前モデルから強化された耐久性能について詳しくレビューしていきます。
手に馴染むサイズ感と機能的な外観デザイン
箱から取り出してまず感じたのは、アクションカメラとして非常に完成されたサイズ感です。長さ70.5mm、幅44.2mm、高さ32.8mm、重量は145gというスペックは、前モデルのOsmo Action 3と全く同じで、手に持った時の馴染みの良さも変わりません。ヘルメットやチェストマウントに装着しても重さを感じにくい絶妙なバランスです。外観上でAction 3と見分けるのは難しいほど似ていますが、ロゴの「O」の文字部分に色温度センサーが埋め込まれているデザインなど、機能美を感じさせるディテールは健在です。
細かい点ですが、レンズカバーのデザインは似ているものの、取り外してみるとねじのピッチなどが変更されており、前モデルのレンズカバーとは互換性がありません。見た目はキープコンセプトながら、細部においては新しい設計が施されていることが分かります。
視認性抜群のデュアルタッチスクリーン
画面に関しては、フロントとリアの両方にタッチ操作対応のカラーディスプレイを搭載しており、これが撮影現場で非常に役立ちました。フロント画面は1.4インチ(320×320)、リア画面は2.25インチ(360×640)で、どちらも輝度は750±50 cd/m²と非常に明るく、真夏の直射日光下でも映像がはっきりと確認できます。
特に便利だと感じたのは、フロント画面の操作性の良さです。自撮りをする際、構図を確認するだけでなく、そのまま画面をタッチして設定を変更できるため、わざわざカメラを裏返す手間が省けます。タッチのレスポンスも非常に良好で、メニューの切り替えや再生操作などがスマートフォンのようにスムーズに行えました。
直感的な物理ボタンと音声ガイドの恩恵
操作ボタンは、本体上部の録画ボタンと、側面の電源兼クイックスイッチ(QS)ボタンの2つのみというシンプルな構成です。ボタンの押し心地はしっかりとしており、厚手のグローブをしていてもクリック感が伝わるため、スキーやバイクの運転中でも確実に操作できました。
QSボタンを押すことで撮影モードを素早く切り替えられるのですが、ここで役立つのが「音声プロンプト」機能です。ボタンを押すと現在のモードを音声で読み上げてくれるため、ヘルメットに装着していて画面が見えない状態でも、「今は動画モードだ」と耳で確認して撮影を開始できます。さらに音声操作にも対応しており、両手がふさがっている状況でも声だけで録画の開始・停止ができるのは、アクティビティ中の記録漏れを防ぐ大きなメリットでした。
最大512GB対応に進化したカードスロット
側面のカバーを開けると、バッテリー挿入口の隣にmicroSDカードスロットがあります。ここで注目したいのが対応容量の増加です。前モデルのAction 3では最大256GBまででしたが、Osmo Action 4では最大512GBまでサポートされるようになりました。
4Kなどの高画質データは容量を食いますが、512GBあれば長期間の旅行でもPCなしで撮り溜めることができ、データ管理のストレスが大幅に軽減されます。スロットの位置もアクセスしやすく、カードの出し入れもスムーズに行えました。
深化した防水性能と信頼の耐寒性
耐久性に関しては、もともとタフだったAction 3からさらにスペックアップしています。最も分かりやすい進化点は防水性能で、ケースなしの「裸」の状態でも水深18mまで潜れるようになりました。Action 3が16mだったため、2mの向上です。シュノーケリングや川遊び程度ならハウジングケースを付ける必要がなく、身軽に水中撮影を楽しめます。
また、耐寒性能も優秀で、-20℃の環境でも動作が保証されています。実際に寒い屋外で長時間使用してみましたが、バッテリーの急激な低下や動作不良は見られず、安定して稼働しました。低温環境でも最大150分の録画が可能とされており、冬のアクティビティでも信頼できる相棒となると感じました。
まとめ:デザインと操作性
- 携帯性とサイズ:Action 3と同じコンパクトサイズ(70.5×44.2×32.8mm)で持ち運びやすい
- 重量:145gと軽量で、ウェアラブル使用時の負担が少ない
- 画面操作性:フロント・リア共に高輝度タッチパネルで、自撮り時の設定変更も前面から可能
- レンズ保護:レンズカバーは取り外し可能だが、Action 3との互換性はなし
- SDカード:最大容量が512GBにアップし、Action 3(256GB)より長時間録画が可能
- 防水性能:ケースなしで水深18mまで対応し、Action 3(16m)より2m進化
- 耐寒性:-20℃でも動作し、ウィンタースポーツでも高い信頼性を発揮
- 音声機能:QSボタンによるモード読み上げと音声操作により、ブラインド操作が容易
画質と映像性能
ここでは、Osmo Action 4の画質と映像性能について、基本性能、特殊・応用性能、静止画の3つのセクションに分けて詳細にレビューします。
基本性能:Osmo Action 4の大型センサーが描く圧倒的な画質と階調
Osmo Action 4の映像品質は、センサーサイズの大型化によって劇的な進化を遂げました。ここでは、1/1.3インチセンサーがもたらす画質の向上、特に低照度環境での強さと、プロフェッショナルな編集を可能にする色再現性についてレビューします。
1/1.3インチセンサーが実現した集光能力
まず注目したいのは、映像の質を決定づけるイメージセンサーの刷新です。前モデルの「Osmo Action 3」が1/1.7インチセンサーであったのに対し、Osmo Action 4では1/1.3インチセンサーへと大型化されました。画素数はAction 3の約1200万画素(4000×3000)から、Action 4では約1000万画素(3648×2736)へと数値上は減少していますが、これは1画素あたりの受光面積(ピクセルサイズ)を約2.4μm相当まで拡大させ、集光能力を高めるための合理的な選択だと感じます。
低照度環境下での圧倒的な描写力
実際に夕暮れ時の薄暗い森林コースでマウンテンバイクに乗りながら撮影してみましたが、その差は歴然でした。Action 3では木々の影が黒くつぶれ、全体的にノイズが乗ってざらついた映像になりがちだったシーンでも、Action 4は驚くほどクリアで、木の葉の一枚一枚の輪郭までしっかりと解像していました。暗所での粘り強さは、GoProなどの競合機と比較しても頭一つ抜けている印象です。
4K/120fpsと超広角FOVがもたらす臨場感
動画解像度は最大で4K/120fps(16:9)に対応しており、これはAction 3と同様のスペックですが、センサーの恩恵により、スローモーション再生時の映像の鮮明さが向上しています。動きの速いスポーツシーンでも、水しぶきや土埃の粒子感まで緻密に描写してくれました。また、155°の超広角FOVは、アクションカメラ特有のスピード感と没入感を生み出し、風景を広く取り込みたいシーンでその威力を発揮します。
最大13.5ストップのダイナミックレンジ
大型センサーの恩恵は、明るい場所での階調表現にも表れています。Osmo Action 4は、最大13.5ストップ相当の広いダイナミックレンジを実現しており、明暗差の激しいシーンでの表現力が格段に向上しました。
例えば、トンネルの中から明るい屋外へ抜けるようなシーンでは、出口の白飛びを抑えつつ、暗いトンネル内の壁面の質感も維持するという、非常に難しい露出バランスを巧みに処理してくれます。Action 3ではハイライト部分の色情報が失われがちだった強い逆光のシーンでも、Action 4は空の青さを残しながら、手前の被写体のディテールも粘り強く描写してくれました。この階調の豊かさは、センサーサイズに余裕があるからこそ成せる業でしょう。
色再現性・10-bit D-Log M
色彩表現においては、10-bit D-Log Mカラーモードの搭載が大きな進化点です。Action 3でも「D-Cinelike」というカラーモードがありましたが、Action 4のD-Log Mは10億色以上を記録でき、編集時のカラーグレーディング耐性が飛躍的に向上しています。実際にPCで編集ソフトに取り込み、空の青や夕焼けのグラデーションを調整してみましたが、トーンジャンプ(色の段差)が起きにくく、非常に滑らかな階調を維持できました。
もちろん、編集を行わない「ノーマル」モードでの色再現性も優秀です。他社製のアクションカメラに見られるような、彩度が高すぎて不自然な「塗り絵」のような発色ではなく、見たままの自然な色合いに近い落ち着いたトーンで記録されます。
水中撮影においても、内蔵の色温度センサーが的確に働き、青かぶりを抑えたリアルな水中世界を捉えてくれました。
まとめ:基本性能
- センサーサイズ:1/1.3インチに大型化し、Action 3(1/1.7インチ)と比較して集光能力が大幅に向上
- 暗所性能:ピクセルサイズの拡大により、夕暮れや室内でもノイズの少ないクリアな映像を実現
- 動画スペック:最大4K/120fpsに対応し、滑らかなスローモーション映像が可能
- 視野角:155°の超広角FOVにより、臨場感あふれるワイドな映像が撮れる
- ダイナミックレンジ:広いダイナミックレンジにより、明暗差のあるシーンでも白飛びや黒つぶれを抑制
- 色再現性:10-bit D-Log M対応により、10億色以上の記録と柔軟なカラーグレーディングが可能
- ノーマルモードの発色:過度な強調のない、自然で見た目に忠実な色合い
特殊・応用性能:Osmo Action 4の暗所性能と多彩な撮影機能
ここでは、Osmo Action 4が持つ大型センサーによる圧倒的な低照度性能や、クリエイティブな表現を支える手ぶれ補正、そして実用的な特殊撮影機能について、前モデルとの比較を交えながらレビューしていきます。
低照度性能
Osmo Action 4を使って最も感動したのは、やはり夜間や薄暗い場所での撮影能力です。1/1.3インチセンサーの恩恵は絶大で、街灯の少ない夜道を歩きながら撮影した際も、ノイズが驚くほど抑えられていました。前モデルのOsmo Action 3では、暗所になると全体がザラつき、ディテールが潰れてしまうことがありましたが、Action 4ではアスファルトの質感や周囲の風景がしっかりと描写されます。
GoProなどの競合機と比較しても、暗所での明るさとクリアさは頭一つ抜けている印象です。特に「低照度映像ブレ補正」機能が優秀で、暗い場所で歩行撮影をした際に発生しがちな、照明がにじんでブレる現象(ジッター)がかなり軽減されています。キャンプ場の焚き火のような、明暗差が激しく光量が足りないシーンでも、炎の暖かみのある色と周囲の闇を雰囲気たっぷりに捉えてくれました。
手ぶれ補正と水平維持機能
手ぶれ補正機能「RockSteady 3.0」は相変わらず強力です。マウンテンバイクで砂利道を激走しても、まるでレールの上を走っているかのような滑らかな映像になります。さらにすごいのが「HorizonSteady」です。カメラを360度回転させても映像の水平が保たれるこの機能は、激しいアクションを行う際に非常に頼もしい存在です。
ただし、補正を強くするほど画角はクロップ(切り取り)され、狭くなります。特にHorizonSteadyを使用する場合、画質は2.7K以下に制限される点には注意が必要です。それでも、45度までの傾きを補正する「HorizonBalancing」であれば4K/60fpsまで対応しており、Action 3と同様に高画質と安定性を両立できます。一点、暗所での手ぶれ補正に関しては、電子式の宿命で若干の残像感が出ることがありますが、それでもAction 3よりは改善されていると感じました。
プリ録画とロスレス縦撮り
釣りをする私にとって、「プリ録画」は神機能でした。シャッターボタンを押す前の映像を5秒から最大60秒まで遡って記録できるため、魚がヒットした瞬間にボタンを押せば、その前のやり取りもしっかり保存されています。これにより、ずっと録画しっぱなしにする必要がなくなり、バッテリーとSDカード容量の節約にもなりました。
また、SNS向けの「ロスレス縦撮り」も非常に便利です。付属の保護フレームを使えば、カメラを縦向きにマウントするだけで、センサーの画質をフルに使った縦長動画が撮影できます。他社製品のように横向きで撮って後からトリミング(切り出し)する必要がないため、画質の劣化がありません。マグネットマウントのおかげで、横から縦への切り替えが数秒で完了するのも、Action 3から続く大きなメリットです。
ズームとスローモーション
ズーム機能についてですが、本機には光学的な望遠レンズは搭載されていません。そのため、ズームはすべてデジタルズーム(動画最大2倍、写真最大4倍)となります。実際に使ってみると、やはり最大倍率では画質の劣化が見られ、どうしても解像感が落ちてしまいます。遠くの被写体を鮮明に撮りたい場合は注意が必要です。あくまで構図の調整用として割り切って使うのが良いでしょう。
一方で、スローモーション撮影は非常に高品質です。4K/120fpsでの撮影に対応しており、水しぶきや土埃が舞う一瞬を高精細かつ滑らかに捉えることができます。フルHD(1080p)なら240fpsまで対応しており、8倍スローモーションで見るアクションシーンは圧巻の迫力です。Action 3も同じフレームレートに対応していましたが、センサー性能の向上により、スロー時の画質もAction 4の方がクリアで鮮明です。
水中撮影(色温度センサー)
最後に水中撮影です。ケースなしで水深18mまで潜れるタフネスさは、Action 3の16mからさらに進化しており、シュノーケリング程度なら全く不安がありません。そして、レンズ下の「O」の文字部分に埋め込まれた色温度センサーが良い仕事をします。
海中に潜ると自動的にホワイトバランスが調整され、深く潜った時にありがちな「青かぶり」を自然に補正してくれます。実際に海で撮影した際も、魚や珊瑚の色が肉眼で見たままに近い鮮やかさで記録されており、編集で色を直す手間が大幅に省けました。
まとめ:特殊・応用性能
- 低照度性能:1/1.3インチセンサーにより、Action 3と比較して夜間や暗所でのノイズが大幅に減少
- 手ぶれ補正:RockSteadyとHorizonSteadyにより、激しい動きでも水平を維持した滑らかな映像を実現
- プリ録画:最大60秒まで遡って記録でき、釣りなどの予測できない瞬間の撮影に最適
- ロスレス縦撮り:保護フレームとマグネットマウントにより、画質を落とさずに瞬時に縦向き撮影が可能
- ズーム:望遠レンズは非搭載のため、デジタルズーム使用時は画質劣化に注意が必要
- スローモーション:4K/120fpsの高画質スロー撮影が可能で、アクションの細部まで鮮明に描写
- 水中撮影:色温度センサーが青かぶりを補正し、ケースなしで水深18mまで対応(Action 3は16m)
写真撮影:Osmo Action 4の大型センサーが切り取る静止画の世界
ここでは、大型センサーを搭載したOsmo Action 4の静止画撮影能力について、解像度やフォーマット、そして実際に様々な時間帯で撮影して感じた画質の変化を、前モデルOsmo Action 3と比較しながらレビューしていきます。
画素数よりも「画質」を選んだ10MPセンサーとRAW撮影
写真のスペックを見て最初に気づくのは、最大解像度が約1000万画素(3648 × 2736)である点です。前モデルのOsmo Action 3が約1200万画素(4000 × 3000)だったため、数値上はスペックダウンしたように見えます。しかし、実際に撮影した写真を確認すると、その懸念はすぐに払拭されました。センサーサイズが1/1.7インチから1/1.3インチへと大型化したことで、1画素あたりの受光量が増え、解像感や質感の描写力はむしろ向上しているように感じます。
画像フォーマットはJPEGに加えてRAW(DNG)形式にも対応しています。私は普段、Lightroomで現像を行いますが、Osmo Action 4のRAWデータは情報の保持力が高いと感じました。特に空のハイライト部分や建物の影など、明暗差が激しいシーンでもデータが粘って残っており、後処理での調整が非常にしやすいです。画素数を欲張らず、1画素の質を高める方向に舵を切ったDJIの判断は、結果として「使える写真」を増やしてくれました。
割り切りが必要なデジタルズームと便利な撮影モード
静止画撮影モードは、通常の「シングル」撮影に加え、0.5秒から10秒まで設定できる「カウントダウン」機能があります。自撮り棒を使ってグループ写真を撮る際、このタイマー機能は非常に役立ちました。
ズーム機能に関しては、本機には光学的な望遠レンズは搭載されていません。写真モードでは最大4倍のデジタルズームが可能ですが、これはあくまで画像をクロップ(切り出し)して拡大表示しているに過ぎません。実際に4倍までズームして遠くの看板を撮ってみましたが、輪郭が甘くなり、画質の劣化は避けられませんでした。やはりこのカメラは、155°の超広角FOVを生かしたワイドな風景写真や、被写体にぐっと寄った迫力ある構図で撮るのが正解だと感じます。ズームは、どうしても近づけない被写体を記録程度に残したい時の緊急用と割り切るのが良いでしょう。
シーン別撮影:光を味方にする大型センサーの実力
【日中の明るいシーン】 晴天の公園で撮影した際は、ノーマルモードでも色が非常に鮮やかで、かつ自然な発色でした。空の青や芝生の緑が「塗り絵」のようにベタっとならず、見たままの瑞々しい色合いで再現されます。大型センサーによるダイナミックレンジの広さはここでも有効で、強い日差しの下でも白飛びや黒つぶれが少なく、シャドウ部の階調もしっかり維持されていました。
【夕暮れ時】 日が沈みかけのマジックアワーは、Action 4の本領発揮です。Action 3では空のグラデーションにノイズが乗り始め、全体的に眠たい画になりがちだった薄暗い時間帯でも、Action 4はクリアな画質を維持します。夕焼けの赤から夜の藍色へと変わる空の階調が滑らかに描かれ、エモーショナルな一枚を残すことができました。
【夜間の撮影】 最も驚いたのは夜間の撮影です。街灯のみの暗い通りで撮影しても、Action 3と比較して明らかにノイズが少なく、黒が締まった写真が撮れました。以前のモデルでは、暗部を持ち上げようとするとザラザラのノイズが目立ちましたが、Action 4ではセンサーが光をたっぷり取り込むため、暗所でもディテールが潰れずに残ります。夜景モードなどがなくても、センサーの素の力で夜を綺麗に撮れるというのは大きなアドバンテージです。
まとめ:写真撮影
- 最大解像度:約1000万画素(3648×2736)となり、Action 3(1200万画素)より数値は減少したが実画質は向上
- センサーサイズ:1/1.3インチ大型センサーにより、画素数以上の解像感と描写力を実現
- 画像フォーマット:JPEGとRAW(DNG)に対応し、後処理での柔軟な編集が可能
- デジタルズーム:望遠レンズ非搭載のため、最大4倍ズーム時は画質劣化があり、構図調整用と割り切るのが吉
- 日中の撮影:ノーマルモードでも見た目に近い自然で鮮やかな発色と、広いダイナミックレンジ
- 低照度性能:夕暮れや夜間でもノイズが少なく、Action 3と比較して圧倒的にクリアで階調豊かな撮影が可能
バッテリーと熱暴走:Osmo Action 4のタフネスさと信頼性
ここでは、Osmo Action 4のバッテリー性能と、アクションカメラの宿命ともいえる「熱暴走」への耐性について、前モデルOsmo Action 3との比較を交えながらレビューしていきます。
大型センサーでも維持されたスタミナと急速充電
バッテリーについては、前モデルOsmo Action 3と同じ容量1770mAhの「エクストリーム バッテリー」が採用されています。センサーサイズが1/1.7インチから1/1.3インチへと大型化し、処理負荷が増しているはずですが、公称の最大駆動時間は160分(1080p/24fps時)と、Action 3のスペックをそのまま維持している点には驚かされました。
実際に4K/60fpsの高画質設定で連続撮影を行ってみたところ、公称値よりは短くなるものの、バッテリー1本で約70分〜80分ほどの撮影が可能でした。これだけの時間があれば、ちょっとしたVlog撮影やアクティビティの記録なら交換なしで乗り切れます。
また、私が特に恩恵を感じているのが急速充電機能です。わずか18分で80%まで回復するという充電スピードは、休憩中にモバイルバッテリーで継ぎ足し充電をする際に非常に重宝します。ランチタイムに充電しておけば、午後からのアクティビティもフルパワーで再開できるため、予備バッテリーを忘れた日でも焦らずに済みました。
極寒の雪山でも落ちないパフォーマンス
冬のアクティビティを楽しむユーザーにとって、耐寒性能は非常に重要です。Osmo Action 4のバッテリーは、-20℃の低温環境でも最大150分の録画が可能とされています。
実際に冬のスキー場で使用した際、スマホのバッテリーがあっという間に減ってしまうような寒さの中でも、Action 4は平然と動作し続けました。低温下でも電圧が安定しており、突然電源が落ちるようなトラブルもありませんでした。この耐寒性はAction 3から引き継がれた強みであり、ウィンタースポーツでの信頼性は抜群です。
競合を凌駕する熱暴走への耐性
アクションカメラの最大の敵である「熱暴走(オーバーヒートによる強制停止)」についても検証しました。大型センサーを搭載すると発熱量が増えるのが一般的ですが、Osmo Action 4は非常に優秀な熱管理システムを持っています。
室内(約25℃)で4K/60fpsの連続撮影テストを行ったところ、競合機であるGoPro HERO 12が約19分〜30分程度で熱停止してしまったのに対し、Osmo Action 4はそれ以上の時間、あるいはバッテリーが切れるまで熱停止することなく完走することが多々ありました。もちろん、炎天下や風のない環境で長時間回し続ければ本体はかなり熱くなり、安全機能が働いて停止することもありますが、その「粘り強さ」は明らかに向上していると感じます。Action 3も熱に強い機種でしたが、センサーが大型化してもなお同等以上の安定性を確保している点は、信頼性の証と言えるでしょう。
まとめ:バッテリーと熱暴走
- バッテリー容量:1770mAhの大容量で、Action 3と同じ信頼性の高いエクストリームバッテリーを採用
- 持続時間:大型センサー搭載ながら、最大160分(1080p/24fps)の長時間駆動を維持
- 実使用感:4K/60fps撮影時でも実測で70分以上の撮影が可能で、実用性は非常に高い
- 急速充電:18分で80%まで充電可能で、短時間の休憩中にリカバリーできる利便性は健在
- 耐寒性:-20℃の環境下でも最大150分動作し、ウィンタースポーツでもバッテリー低下の心配が少ない
- 熱暴走耐性:競合機と比較しても熱停止までの時間が長く、4K長時間撮影でも安定して動作する
- 動作環境:-20℃~45℃の広い温度範囲で動作保証されており、過酷な環境でも安心して使える
ソフトウェア連携と編集機能:Osmo Action 4のAI編集とシームレスな接続性
ここでは、Osmo Action 4の撮影体験をさらに高めるスマートフォンアプリ「DJI Mimo」および「LightCut」との連携機能、そして配信や転送の利便性について、実体験を交えてレビューします。
編集アシスト機能
撮影後の編集作業は面倒なものですが、Osmo Action 4と「LightCut」アプリの組み合わせは、その手間を劇的に減らしてくれます。特に感動したのは「AIワンタッチ編集機能」です。アプリが動画内のテーマ(自転車、ダイビング、キャンプなど)を自動で識別し、良いシーンだけをピックアップして、音楽付きの4K動画を一瞬で生成してくれます。
実際に週末のキャンプ動画を読み込ませてみましたが、焚き火のシーンやテント設営のタイムラプスなどが絶妙なタイミングで繋ぎ合わされており、自分で編集するよりもはるかにクオリティの高いVlogが完成しました。豊富な専用テンプレートも用意されており、ただ撮っただけの素材が、数タップで「見せたくなる作品」に変わる体験は非常に痛快です。Action 3でも同様の機能はありましたが、接続の安定性が増したことで、よりストレスなく編集作業に没頭できるようになりました。
進化したインビジブル スティック機能
自撮り棒を消してくれる「インビジブル スティック機能」も試してみました。この機能を使えば、まるで専属のカメラマンが前を走って撮影してくれているような、浮遊感のある映像が作れます。Action 3では主にスキーシーン向けとされていましたが、Action 4ではより幅広いシナリオに対応しており、街歩きやハイキングでも自然にスティックを消すことができました。
処理にはクラウドベースとローカルベースの2種類があります。クラウド処理の方が高解像度(最大1920×1440)で綺麗に消えますが、アップロードの手間がかかります。一方、ローカル処理は手軽ですが解像度が少し下がります(最大1280×960)。用途に合わせて使い分けるのがコツですが、クラウド処理後の映像の自然さは一見の価値ありです。
Wi-Fiライブ配信
Wi-Fiライブ配信機能も実用的です。スマートフォンのテザリング機能を使えば、旅先からリアルタイムで高画質な映像を配信できます。実際に屋外から配信テストを行ってみましたが、接続は安定しており、途切れることなく視聴者とコミュニケーションが取れました。
注目したいのは、外部電源を接続しながら配信できる点です。長時間のライブ配信ではバッテリー切れが心配になりますが、モバイルバッテリーを繋いでおけば、バッテリー残量を気にせず配信を続けられます。給電しながらでも熱暴走しにくいOsmo Action 4のタフネスさが、ここでも活きています。
Wi-Fi経由でのワイヤレス接続と転送機能
地味ながら最も恩恵を感じたのが、Wi-Fi経由での高速な接続とプレビュー機能です。「LightCut」アプリを使用すれば、カメラ内の映像をスマートフォンにダウンロードすることなく、ワイヤレスでプレビューし、そのまま編集まで行えます。
4K動画はデータ容量が巨大なので、いちいちスマホに転送しているとストレージがすぐに埋まってしまいますが、この機能のおかげでスマホの空き容量を気にせず編集作業ができました。プレビューのレスポンスも非常に高速で、カクつきもほとんど感じません。Action 3と比較しても、接続までの待ち時間が短縮され、よりスムーズに連携できるようになったと感じます。もちろん、必要なファイルだけを選んで高速転送することも可能で、その速度も非常に快適でした。
まとめ:ソフトウェア連携と編集機能
- アプリ連携:「LightCut」アプリとの接続が安定しており、遠隔操作やプレビューの遅延が少ない
- AI編集:AIワンタッチ編集が優秀で、テーマを自動識別し手軽に高品質な4K動画を作成可能
- インビジブルスティック:幅広いシーンで自撮り棒を削除でき、クラウド処理なら高画質で自然な仕上がり
- ライブ配信:外部電源接続による長時間配信が可能で、熱暴走への耐性も相まって安定性が高い
- ワイヤレス編集:素材をスマホに転送せずに編集できるため、ストレージ容量を節約でき効率的
- ファイル転送:Wi-Fiによる高速転送が可能で、必要なデータだけを素早くスマホに取り込める
音声品質とマイク:Osmo Action 4のクリアな録音性能と拡張性
ここでは、Osmo Action 4に搭載された3つの内蔵マイクによる音声品質、アクションシーンで重要な風切り音対策、そしてDJI Micをはじめとする外部マイクとの連携機能について、実体験を交えてレビューします。
内蔵マイク性能とステレオ録音
アクションカメラの映像において、画質と同じくらい重要なのが「音」です。Osmo Action 4は、前モデルAction 3と同様に3つのマイクを搭載しており、単体でも臨場感あふれるステレオ録音が可能です。
実際に手持ちでVlogを撮影してみましたが、カメラに向かって話している私の声は非常にクリアに収録されていました。指向性を切り替える必要もなく、全方向からの音をバランスよく拾ってくれるため、周囲の環境音(川のせせらぎや街の喧騒)と自分の声が良い具合にミックスされます。録音フォーマットは48kHz/16bit(AAC)に対応しており、YouTubeなどの動画投稿用としては十分すぎる品質だと感じました。外部マイクを用意するのが面倒なカジュアルな撮影なら、この内蔵マイクだけで全く問題ありません。
高度な風切り音低減機能
バイクや自転車での走行動画を撮る際、最大の敵となるのが「ボボボ」という不快な風切り音です。Osmo Action 4には高度な風切り音低減機能が搭載されており、底面に配置されたマイクとAIによる処理でノイズを効果的に抑えてくれます。
実際にロードバイクにマウントして、少し風の強い海岸沿いを走行してみました。通常なら会話がかき消されるような状況でも、再生した映像では風の音が「サー」という控えめな音に変換されており、私の息づかいやチェーンの駆動音がしっかり聞き取れました。Action 3も風切り音には強かったですが、Action 4もその優秀な遺伝子をしっかりと受け継いでおり、高速移動中の撮影でも安心して音声を任せられます。
DJI Micとのダイレクト接続
もし音質に徹底的にこだわりたいなら、DJI純正のワイヤレスマイクシステム「DJI Mic(別売)」との連携が最強のソリューションです。私が最も気に入っているのは、受信機(レシーバー)をOsmo Action 4のUSB-Cポートにダイレクト接続できる点です。
ケーブルがぶらつくことがなく、見た目もスマートなまま、アコースティックグレードの高音質録音が可能になります。実際に少し離れた場所からカメラに向かって話すシーンを撮影しましたが、内蔵マイクでは遠くなってしまう声が、DJI Micを使えばまるで耳元で話しているかのように鮮明に記録されました。ペアリングの手間もなく、接続するだけで認識される手軽さは、一度使うと手放せません。
外部マイク拡張性
DJI Micを持っていなくても、拡張性は確保されています。別売りの「Type-C – 3.5mm変換ケーブル」を使用すれば、手持ちのピンマイクやショットガンマイクなどの3.5mmプラグ対応マイクを接続できます。
私は以前から使っている小型のショットガンマイクを接続してみましたが、内蔵マイクよりもさらに狙った音を鋭く拾うことができました。シチュエーションに合わせて内蔵マイク、ワイヤレス、有線マイクと柔軟に使い分けられる点は、映像制作の幅を広げてくれる大きなメリットです。
まとめ:音声品質とマイク
- 内蔵マイク:3つのマイクによるステレオ録音で、環境音と音声をバランスよくクリアに収録
- 風切り音低減:AI処理と底面マイクにより、バイク走行中などの強風下でも不快なノイズを大幅に抑制
- DJI Mic連携:USB-Cポートへのダイレクト接続に対応し、ケーブルレスでプロ級の音声収録が可能
- 外部マイク:Type-C – 3.5mm変換により、一般的な外部マイクも使用でき拡張性が高い
- オーディオ仕様:48kHz/16bitの高音質記録に対応し、Vlogから作品制作まで幅広く対応
アクセサリーと拡張性:Osmo Action 4の変幻自在なマウントシステムと選択肢
Osmo Action 4の魅力は単体性能だけでなく、豊富なアクセサリーとそれを活かす優れたマウントシステムにあります。ここでは、撮影の自由度を広げる「クイックリリース設計」やおすすめの純正オプション、そして購入時に迷うコンボ製品の選び方について、実際の使用感を交えてレビューします。
クイックリリース設計の利便性
「Osmo Action 4」を使っていて最も恩恵を感じるのは、やはりマグネット式クイックリリース設計です。カメラの底部に強力なマグネットと爪で固定するこのシステムは、Action 3から継承されたものですが、その利便性は健在です。例えば、ヘルメットに装着したカメラを、手持ちの自撮り棒へ付け替える際も、ねじを回す手間がなくワンタッチで瞬時に移行できます。
さらに、付属の「保護フレーム(水平&垂直取り付け)」を装着すれば、カメラを縦向きにしてマウントに固定することも可能です。これにより、InstagramのリールやTikTok向けの縦長動画を、画質をクロップすることなくセンサーフルサイズで撮影できる「ロスレス縦撮り」が実現します。撮影現場で「次は縦で撮ろう」と思った瞬間、数秒でセットアップが完了するスピード感は、他のアクションカメラにはない大きな強みです。
サードパーティ製アクセサリーとの互換性
このクイックリリースアダプターマウントの底面は、一般的なアクションカメラ用マウント(いわゆるGoProマウント)の形状をしています。そのため、既に持っている他社製のマウントや、安価なサードパーティ製アクセサリー資産をそのまま活用できるのが嬉しいポイントです。
ただし、注意が必要な点もあります。本体の形状はAction 3とほぼ同じですが、レンズカバーのねじ切り形状が変更されています。そのため、Action 3用に購入したNDフィルターやレンズプロテクターは流用できません。旧モデルからの買い替えを検討している方は、レンズ周りのアクセサリーは買い直しが必要になる点を覚えておいてください。
おすすめの純正オプション製品
純正オプションには、撮影の幅を広げる実用的なアイテムが揃っています。
GPS Bluetoothリモートコントローラー: 手首や自転車のハンドルに取り付けて、カメラを遠隔操作できるだけでなく、内蔵GPSやジャイロセンサーで速度や傾斜、ルート情報を記録できます。撮影した映像にスピードメーターなどのデータを合成(ダッシュボード機能)できるため、サイクリングやドライブ動画の臨場感が格段に上がります。
1.5m 延長ロッド: 0.3mから1.5mまで伸縮可能な自撮り棒です。アドベンチャーコンボには標準で付属しますが、単体でも購入価値があります。最長まで伸ばすとドローンで空撮したような俯瞰映像が撮れるほか、底面にネジ穴があるため三脚にも接続でき、活用の幅が広いです。
Osmo Action 60m 防水ケース: 本体だけでも水深18mまで潜れますが、ダイビングなどでより深く潜る場合にはこのケースが必須です。水深60mまでの防水性能を提供し、ガラスレンズが高い透明度を確保してくれるため、深海のクリアな映像を残せます。
Osmo Action NDフィルターキット: ND8、ND16、ND32のセットで、日差しの強い日中にシャッタースピードを落として自然なモーションブラーを作りたい時に重宝します。
Osmo Action コールドシュー拡張キット: カメラにライトや外部マイクを追加したい場合に便利です。コンパクトなセットアップで照明や音声を強化できるため、Vlog撮影のクオリティアップに貢献します。
コンボ製品(スタンダード・アドベンチャー・エッセンシャル)
購入時に悩むのがパッケージの選択ですが、基本的にはバッテリーの数と付属品で選びます。
スタンダードコンボ: カメラ本体にバッテリー1個、保護フレーム、アダプターマウントなどが付属する基本セットです。AmazonなどのECサイトでは「エッセンシャルコンボ」という名称で販売されていることもありますが、内容物は基本的にエントリー向けです。短時間の撮影や、すでにUSB充電環境が整っている方に向いています。
アドベンチャーコンボ: バッテリーが合計3個、1.5m延長ロッド、そして3個のバッテリーを同時に急速充電できる「多機能バッテリーケース」が付属する豪華セットです。 個人的には、予算が許すなら断然こちらをおすすめします。特に多機能バッテリーケースが優秀で、予備バッテリーの管理が楽になるだけでなく、モバイルバッテリーとしても機能します。Action 4は高画質で撮るとバッテリー消費も早くなるため、一日中アクティビティを楽しむならバッテリー3個体制は非常に安心感がありました。
まとめ:アクセサリーと拡張性
- クイックリリース設計:マグネットと爪による強力な固定で、瞬時の着脱と縦横の切り替えが可能
- サードパーティ互換性:GoProマウント互換のアダプターにより、既存のアクセサリー資産を有効活用できる
- レンズアクセサリーの注意点:Action 3とはレンズカバーのねじ形状が異なるため、フィルター類の互換性はない
- GPS Bluetoothリモート:速度やルート情報を記録し、映像にダッシュボード情報を合成できる
- 1.5m 延長ロッド:ドローン風の撮影が可能で、アドベンチャーコンボには標準付属
- 防水・NDフィルター:水深60m対応ケースやNDフィルターなど、シーンに合わせた純正オプションが充実
- コンボ製品の選び方:長時間撮影するなら、バッテリー3個と充電ケース、延長ロッドが付くアドベンチャーコンボが圧倒的にコストパフォーマンスが高い
検証してわかったOsmo Action 4のメリット・デメリット
Osmo Action 4を実際にさまざまなフィールドで使用して検証しました。大型センサーの搭載による画質の向上や、使い勝手の良さが際立つ一方で、スペック表だけでは見えにくい気になる点もいくつか見つかりました。ここでは、前モデル「Osmo Action 3」との比較を交えながら、本機のメリットとデメリットを詳しく解説します。
メリット(長所、利点)
メリット1:大型1/1.3インチセンサーによる圧倒的な暗所性能
Osmo Action 4の最大の強みは、なんといっても1/1.3インチに大型化されたイメージセンサーです。Action 3の1/1.7インチセンサーと比較して受光面積が大幅に増えたことで、夕暮れや夜間、屋内などの低照度環境でもノイズが劇的に少なくなりました。実際に薄暗いキャンプ場で撮影した際も、黒つぶれせずに背景の木々までしっかり描写されており、アクションカメラの弱点を克服したと感じさせる進化です。
メリット2:ケースなしで水深18mまで潜れる防水性能
防水性能も地味ながら確実に進化しています。Action 3では水深16mまででしたが、Action 4では水深18mまでハウジングケースなしで潜ることが可能です。たかが2mの差ですが、シュノーケリングや素潜りを楽しむ際、この余裕が安心感につながります。色温度センサーによる水中での色再現性も高く、青かぶりを自然に補正してくれるため、追加機材なしで手軽に美しい水中映像が撮れるのは大きな魅力です。
メリット3:SDカードが最大512GBまで対応(Action 3は256GB)
長時間撮影を行うユーザーにとって嬉しいのが、microSDカードの対応容量が増えたことです。Action 3では最大256GBまででしたが、Action 4では最大512GBまで公式にサポートされています。4K/60fpsや120fpsの高ビットレート動画を撮影するとデータ容量はすぐに膨れ上がりますが、512GBあれば旅行中のデータをカード交換なしで撮りためることも現実的になり、運用が非常に楽になりました。
メリット4:熱暴走に強く、長時間の連続撮影が可能
アクションカメラの宿命である「熱暴走」による停止に対しても、Osmo Action 4は非常にタフです。4K/60fpsでの連続撮影テストでも、競合機が熱で停止する中で、本機はバッテリーが切れるまで録画を継続できるほどの安定性を見せました。センサーが大きくなると発熱も増えるのが一般的ですが、放熱設計が優秀なのか、炎天下などの過酷な環境でなければ安心して長回しができます。
メリット5:マグネット式マウントと縦撮りへのスムーズな移行
Action 3から継承されたマグネット式クイックリリースは、やはり最高に便利です。強力な磁力と爪で固定され、ボタン一つで取り外せるため、マウントの付け替えが数秒で完了します。付属の保護フレームを使えば縦向きにも装着でき、画質を落とさずにSNS用の縦動画(ロスレス縦撮り)が撮影できる点も、現代のニーズにマッチしています。
デメリット(短所、欠点)
デメリット1:動画解像度は4Kまで(5.3K/5.7Kは非対応)
競合するGoPro HERO 11/12などが5.3K録画に対応しているのに対し、Osmo Action 4の最大解像度は4Kにとどまっています。通常視聴には4Kで十分ですが、編集時にズームやクロップ(切り抜き)を行いたい場合、5K以上の解像度がある方が画質の劣化を抑えられるため、編集の自由度という点では一歩譲ります。
デメリット2:静止画解像度が10MPに低下(Action 3は12MP)
センサーは大型化しましたが、画素数はAction 3の約1200万画素から約1000万画素へと減少しています。1画素あたりの面積を広げて感度を上げるための設計ですが、写真を大きく引き伸ばしてトリミングするような用途では、解像感の物足りなさを感じるかもしれません。写真はあくまで動画のついで、あるいはサムネイル用と割り切る必要があります。
デメリット3:最短撮影距離が0.4mに後退(Action 3は0.3m)
意外な盲点だったのが、ピントが合う最短距離(最短撮影距離)が長くなったことです。Action 3では0.3mまで寄れましたが、Action 4では0.4m離れる必要があります。自撮りをする分には問題ありませんが、手に持った小物をカメラに近づけて紹介したい場合や、生き物に接写したい場合などに、ピントが合わずボケてしまうことがありました。
デメリット4:Action 3のレンズアクセサリーと互換性なし
本体のサイズや形状はAction 3とほぼ同じですが、レンズカバー部分のネジ切り形状が変更されています。そのため、Action 3用に購入したNDフィルターやレンズプロテクターをAction 4に流用することはできません。買い替えユーザーにとっては、アクセサリーの再購入が必要になる点はマイナスポイントです。
検証結果まとめ:メリット・デメリット
Osmo Action 4は、解像度競争よりも「実用的な画質」と「使いやすさ」を徹底的に磨き上げたカメラです。5K録画や高画素な写真は撮れませんが、大型センサーによる暗所性能の高さや、熱停止しにくいタフネスさ、そしてマグネットマウントの利便性は、日々の撮影ストレスを大幅に軽減してくれます。特に、夜間や室内での撮影が多い方、長時間のアクティビティを記録したい方にとっては、Action 3や競合機以上の満足感を得られる一台と言えるでしょう。
Osmo Action 4のスペック(仕様)
- モニター: フロント1.4インチ(320×320)、リア2.25インチ(360×640)タッチスクリーン
- ストレージ: 内蔵ストレージなし(microSDカードスロットにより拡張)
- 対応SDカード: microSDカード(最大512GB)
- バッテリー: リポ1S、容量1770mAh、交換可能
- 撮影時間: 最大160分(1080p/24fps、画面オフ等の条件下)
- 充電時間: 急速充電対応(約18分で80%まで充電可能)
- インターフェース: USB-Cポート
- 通信(接続性): Wi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5.0
- センサー: 1/1.3インチ CMOSセンサー
- 画質: 静止画最大約10MP、動画最大4K(120fps対応)
- 手ブレ補正: 電子手ブレ補正 RockSteady 3.0 / 3.0+、HorizonBalancing、HorizonSteady
- 耐久性: 水深18m防水(ケースなし)、動作温度-20℃~45℃
- レンズ: 視野155°、絞りf/2.8、焦点範囲0.4m~∞
- 画角: 155°(超広角)
- ISO感度: 写真・動画ともに100~12800
- マイク: 3基搭載(ステレオ録音、風ノイズ低減)
- 操作性: 前後デュアルタッチスクリーン、音声操作、クイックスイッチボタン
- 主な機能: プリ録画、10-bit D-Log M、縦向き撮影、インビジブルスティック
- 動作温度: -20℃~45℃
- サイズ: 長さ70.5mm × 幅44.2mm × 高さ32.8mm
- 重量: 145g
- カラー:ブラック(コズミックグレー)
- マウント(アクセサリー): マグネット式クイックリリース設計
- 付属品: 保護フレーム、バッテリー、マウント、ケーブル等(コンボにより内容が異なる)
製品ラインナップとコンボ構成
製品ラインナップとコンボ構成は以下の通りです。
Osmo Action 4 スタンダードコンボ(一部ECサイトではエッセンシャルコンボ)
カメラ本体に加え、基本的な撮影に必要なアクセサリーが揃ったセットです。
主な同梱物:
Osmo Action 4 カメラ本体、Osmo Action エクストリーム バッテリー × 1、Osmo Action 保護フレーム(水平&垂直取り付け)、Osmo Action クイックリリース式アダプターマウント、Osmo Action 接着式カーブベース、Osmo 止めねじ、Type-C – Type-C PD規格対応ケーブル、Osmo Action レンズフード、Osmo Action 滑り止めパッド
Osmo Action 4 アドベンチャーコンボ
バッテリーが合計3個付属し、充電ケースや延長ロッドもセットになった長時間撮影向けの構成です。
主な同梱物:
Osmo Action 4 カメラ本体、Osmo Action エクストリーム バッテリー × 3、Osmo Action 多機能バッテリーケース、Osmo 1.5m 延長ロッド、Osmo Action 保護フレーム(水平&垂直取り付け)、Osmo Action クイックリリース式アダプターマウント、Osmo Action クイックリリース式アダプターマウント(ミニ)、Osmo Action 接着式カーブベース、Osmo 止めねじ × 2、PD規格対応ケーブル(Type-C – Type-C)、Osmo Action レンズフード、Osmo Action 滑り止めパッド
Osmo Action 4の評価
10の評価基準で「Osmo Action 4」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画質(基本性能): ★★★★☆
1/1.3インチセンサーにより鮮明な映像が撮れますが、最大解像度が4Kにとどまり、競合機の5.3K録画などには対応していません。
暗所性能: ★★★★★
大型センサーの恩恵により、夜間や夕暮れ時でもノイズが非常に少なく、アクションカメラとしてはトップクラスの明るさとクリアさを実現しています。
手ぶれ補正: ★★★★★
RockSteady 3.0やHorizonSteadyにより、激しい動きや回転を伴うスポーツでも、水平を維持した滑らかな映像を撮影できます。
耐久性・防水性: ★★★★★
ケースなしで水深18mまで潜れる高い防水性能に加え、-20℃の耐寒性能も備えており、過酷な環境でも安心して使用できます。
バッテリー性能: ★★★★★
最大160分の長時間撮影が可能で、急速充電にも対応。さらに熱暴走による停止にも強く、安定して連続撮影ができます。
携帯性: ★★★★★
重量145gと軽量かつコンパクトで、ヘルメットやチェストマウントに装着しても負担が少なく、持ち運びにも最適です。
操作性: ★★★★★
マグネット式クイックリリースによる瞬時の脱着や、前後デュアルタッチスクリーンによる直感的な操作が可能で、使い勝手は抜群です。
機能性・拡張性: ★★★★☆
プリ録画やインビジブルスティックなど便利な機能が豊富ですが、光学ズームがなくデジタルズームのみである点は割り切りが必要です。
編集: ★★★★☆
LightCutアプリのAIワンタッチ編集やWi-Fi高速転送は便利ですが、PCでの高度な編集には別途ソフトが必要になります。
価格: ★★★★☆
性能向上に伴い前モデルより価格が上昇しましたが、機能と付属品の充実度を考慮すれば、依然としてコストパフォーマンスは高いと言えます。
総評: ★★★★★
Action 3からの確実な進化:大型センサーが変えた「画質」の基準
Osmo Action 4は、前モデル「Osmo Action 3」から外観上の変化は少ないものの、中身は別次元へと進化しています。最大の変更点は、イメージセンサーが1/1.7インチから1/1.3インチへと大型化したことです。これにより、Action 3ではノイズが目立ちやすかった夕暮れ時や室内などの低照度環境でも、圧倒的にクリアで階調豊かな映像を記録できるようになりました。さらに、防水性能がケースなしで水深16mから18mへと強化され、microSDカードの対応容量も最大256GBから512GBへと倍増するなど、実用面でのスペックが確実に底上げされています。
継承された使い勝手と強化されたタフネス性能
使い勝手の面では、Action 3で好評だったマグネット式クイックリリースや、前後デュアルタッチスクリーンの操作性をそのまま継承しており、ストレスフリーな撮影が可能です。加えて、アクションカメラの課題である「熱暴走」への耐性も依然として高く、4K高画質での長時間連続撮影でも安定して動作します。耐寒性能も-20℃まで対応しており、過酷な環境下での信頼性は競合機と比較しても頭一つ抜けていると言えるでしょう。
購入前の注意点:解像度とレンズ仕様の違い
購入を検討する際に注意すべき「欠点」や「違い」もあります。まず、動画の最大解像度は4Kにとどまっており、5.3Kなどの超高解像度撮影には非対応です。また、センサーサイズは大きくなりましたが、静止画の解像度はAction 3の約1200万画素から約1000万画素へ減少しています。
さらに、最短撮影距離がAction 3の0.3mから0.4mへと長くなっているため、手持ちで顔や物に近づきすぎるとピントが合わない場合があります。レンズカバーのねじ形状が変更され、Action 3用のフィルター類が流用できない点も、乗り換えユーザーは考慮が必要です。
解像度よりも「撮れ高」を重視するユーザーに最適
動画解像度が4K止まりである点や、静止画解像度が10MPである点は、トリミング耐性を重視する一部のクリエイターにはデメリットに映るかもしれません。しかし、多くのユーザーにとって4K画質は十分以上であり、むしろ10-bit D-Log Mによる階調豊かな色彩表現や、優れた手ブレ補正機能がもたらす映像美の方が恩恵は大きいでしょう。日常のVlogから過酷なアドベンチャーまで、あらゆるシーンで「失敗しない」映像を撮りたいと願うすべての人に、自信を持っておすすめできる一台です。
Osmo Action 4の価格・購入先
※価格は2025/11/28調査のものです。価格は変動します。
ECサイト
- Amazonで30,000円(税込)、
- 楽天市場で30,000円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで30,000円、
- AliExpressで47,444円、
- 米国 Amazon.comで$289.00、
で販売されています。
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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説
おすすめのライバル機種と価格を比較
「Osmo Action 4」に似た性能をもつアクションカメラも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Osmo Action 6
DJIから発売された1/1.1インチCMOSセンサー搭載のアクションカメラです(2025年11月18日 発売)。
内蔵50GBストレージ、1/1.1インチCMOS(正方形センサー)、155度の広角レンズ(f/2.0-f/4.0可変絞り)、フロント1.46インチ・リア2.5インチのOLEDタッチスクリーン、最大240分の撮影が可能な1950mAhバッテリー、SDカードスロットを搭載しています。
また、可変絞り(f/2.0〜f/4.0)、「4Kフリークロップモード」、「フィルムトーン」機能、「2倍ロスレスズーム」、FOVブーストレンズ(別売)、マクロレンズ(別売)、約38MP静止画、RockSteady 3.0 / 3.0+およびHorizonSteadyによる手ブレ補正、「OsmoAudio」(Bluetoothマイク直接接続)、マグネット式のクイックリリースシステム(両方向対応)、タイムコードに対応。
ジェスチャー操作、音声操作、スーパーナイトモード(動画ISO最大51200)、最大4K120fpsのフレームレート動画、スローモーション撮影(4K120fps)、10-bit D-Log Mカラーシステム、水深20m防水(ケースなし)、60m防水(ケースあり)、IP68等級の耐久性、-20℃の耐寒性(ケースなし)にも対応しています。
販売形態は、スタンダードコンボ、アドベンチャーコンボ(バッテリー3個、充電ケース、延長ロッド等付属)が用意されています。
価格は、Amazonで59,730円(税込)、楽天市場で61,270円(税込・送料無料)、ヤフーショッピングで61,270円、AliExpressで79,046円、米国 Amazon.comで$369.00、です。
関連記事:Osmo Action 6徹底レビュー!5 Proとの決定的な違いと進化点は?
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Osmo Action 5 Pro
DJIから発売されたデュアルOLEDタッチスクリーンを搭載したアクションカメラ。
1/1.3インチCMOSセンサー、新型のチップセット、47GBのストレージ、1950 mAhバッテリー、3つのマイク、SDカードスロットを搭載しています。
また、スーパーナイトモード、4:3の4K動画撮影、プリ録画機能、960fpsの超スローモーション撮影、10-bit D-Log M/HLGに対応した高画質な撮影、被写体センタリング/トラッキング機能、360°HorizonSteadyの手ブレ補正機能、
防水ケースなしで20mの防水性能、ホワイトバランス精度の向上、30WのUSB PD充電、DJI製ワイヤレスマイク「DJI Mic 2」の接続、155°の超広角撮影、4000万画素の静止画撮影、microSDカード(最大1TBまで)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。
価格は、Amazonで45,000円(税込)、楽天市場で45,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで49,070円、です。
関連記事:Osmo Action 5 Pro 徹底レビュー!Action 4比較と欠点
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Osmo Action 3
DJIから2022年9月に発売されたアクションカメラです。
1/1.7型CMOSセンサー、1770mAhのエクストリームバッテリー、フロント1.4型スクリーン(320×320)、リア2.25型スクリーン(360×640)、microSDカードスロット(最大256GB)を搭載しています。
また、155度の超広角撮影、EIS(電子式映像ブレ補正・RockSteady 3.0)、映像ブレ補正機能「HorizonSteady」、4K/120fpsの動画撮影、色温度キャリブレーション、10-bit 色深度、4K HDR、
急速充電(18分で0~80%まで・50分でフル充電)、耐寒性(-20度の低温環境で最大150分の連続撮影)、高強度ガラス、音声での確認・操作、タイムコード(複数カメラ使用時の撮影映像をすばやく同期)、
ステレオ録音、インビジブル スティック(スキー用)、Wi-Fiライブ配信、動画配信アプリ「LightCut」、防水水深16m(防水ケースなし)/水深60m(防水ケース使用時)、クイックリリース設計(垂直マウント)に対応しています。
価格は、Amazonで37,000円(税込)、ヤフーショッピングで24,800円(中古)、米国 Amazon.comで$289.00、 です。
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Insta360 GO Ultra
Insta360から発売されたアクションカメラです(2025年8月21日 発売)。
1/1.28インチセンサー、156°の超広角レンズ(F2.85)、アクションポッドに搭載された2.5インチのフリップ式タッチスクリーン、カメラ単体で70分、アクションポッドとの併用で200分の撮影が可能なバッテリー(カメラ: 500mAh, アクションポッド: 1450mAh)を搭載しています。
また、AI編集(FlashCut)、豊富なテンプレートを使った編集、最高4K60fpsの動画撮影、PureVideoモード、FlowState手ブレ補正技術と360度水平維持、スローモーション撮影、クリエイティブモード、AIによるノイズリダクション機能付きマイク、ジェスチャー操作、音声制御2.0、最大50MPの写真解像度、防水(カメラ本体は水深10mまで)、IPX4防滴のアクションポッド、マグネット式のマウントシステムに対応しています。
価格は、Amazonで55,000円、楽天市場で55,000円(送料無料)、ヤフーショッピングで64,800円、です。
関連記事:Insta360 GO Ultra 徹底レビュー!GO 3Sからの進化点と欠点
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Insta360 Ace Pro 2
Insta360から発売されたライカレンズ搭載のアクションカメラです(2024年10月22日 発売)。
デュアルチップ、1/1.3インチ8Kセンサー、157度のライカ・ズマリットレンズ、2.5インチのタッチスクリーン(フリップ式)、180分の撮影が可能な1800mAhバッテリーを搭載しています。
また、「ポーズ録画」(録画の一時停止やキャンセル)、ジェスチャー操作、音声制御2.0(音声による操作)、AIハイライト・アシスタント、自動編集、8K30fps動画、4K60fpsアクティブHDR、PureVideoによる低照度性能、4K120fpsスローモーション、FlowState手ブレ補正技術、
風切り音を軽減するためのウィンドガード(付属)、防水(潜水ケースなしで12m、潜水ケースに入れた状態で60mまで)、マグネット式のマウントシステムに対応しています。
価格は、Amazonで51,800、楽天市場で51,800円(税込)、ヤフーショッピングで51,800円(送料無料)、です。
関連記事:Insta360 Ace Pro 2を徹底レビュー!初代からの進化点と欠点は?
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GoPro HERO13 Black
GoProから発売されたアクションカメラです。1/1.9型CMOSセンサー、1900mAhの「Enduroバッテリー」、GP2 プロセッサを搭載しています。
また、デオブレ補正「HyperSmooth 6.0」、最大5.3K/60fpsの動画記録、「HERO Black (HB)シリーズレンズ」(別売・超広角レンズ、マクロレンズ、アナモフィックレンズ)、「バーストスローモーション」、「Contactoマグネット式ドア(別売)」、「マグネット式ラッチ機能」、GPS機能(速度、経路、地形、高度、重力、加速度を記録)、NDフィルター(ND4、8、16、32の4枚1セット・別売)に対応しています。
価格は、Amazonで55,800円(税込)、楽天市場で54,450円、ヤフーショッピングで54,450円、です。
関連記事:GoPro HERO13 Blackレビュー!HERO12との比較でわかる違い
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GoPro HERO12 Black
GoProから発売されたアクションカメラです(2023年9月発売)。1/1.9型CMOSセンサー、背面2.27型モニター、前面1.4型モニター、1720mAhのEnduroバッテリー、底面1/4-20ネジ穴を搭載しています。
また、最大5.3Kの動画記録、HDRによる動画撮影/静止画撮影、GP-LogによるLog撮影、Bluetoothオーディオ接続での音声の取り込み(ワイヤレスイヤホン/ヘッドホンやマイクなど)、ビデオブレ補正「Hypersmooth 6.0」、「水平ロック機能」、水深10mまで対応する防水性能(保護ハウジングありで60m)、アクセサリー「Maxレンズモジュラー2.0」(別売・視野角やブレ補正などが強化)に対応しています。
価格は、Amazonで49,800円(税込)、楽天市場で60,349円(送料無料)、ヤフーショッピングで59,800円(送料無料)、米国 Amazon.comで$299.00、 です。
関連記事:「GoPro HERO12 Black」の進化した点と評判、価格を紹介
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他のアクションカメラと比較する
他にもアクションカメラが販売されています。2025、2024年の最新モデルもあるので、ぜひチェックしてみてください。
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