Wear OS 4を搭載した「TicWatch Atlas」。早くも「新しく追加された機能が便利すぎる」と評判です。しかし、その一方で「似たモデルが複数あって違いがよく分からない」と困っている人も多くいるようです。
そこで今回は従来モデルとの違いがはっきりと分かるように、次の8点を重点的に解説します。
- 価格の違い
- ヒートマップ
- 転倒検出&緊急SOS
- TicMotion(AIアルゴリズム)
- ディスプレイ
- バッテリー・充電
- 耐久性
- アプリ(Wear OS by Google)
また、前モデル「TicWatch Pro 5」(Enduro、Pro 3 Ultra)との違いも紹介!できることや新機能、前モデルと共通したメリット、スペック、
購入する前に知っておきたいデメリットや評価、詳細な価格情報もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
「TicWatch Atlas」が日本で発売開始!
2024年10月16日、日本で中国 Mobvoi(モブボイ)の新製品「TicWatch Atlas」(ティックウォッチ アトラス)が発売されました。
Wear OS 4とSnapdragon W5+ Gen 1 チップを搭載したスマートウォッチです。
Mobvoiからは2023年5月25日にWear OS 3とSnapdragon W5+ Gen 1 チップを搭載した「TicWatch Pro 5」(ティックウォッチ プロ5)が発売されています。
このスマートウォッチは「ディスプレイがキレイでバッテリーもちもいい」、「耐久性が高く登山でも使える」と評判でした。
新モデルはその性能を強化しつつ、ヒートマップ機能や転倒検出・緊急SOS機能が使えることで話題になっています。
もちろん、 Google マップやGoogle Pay、Googleアシスタント、YouTube Music アプリも利用できますよ。
それでは早速どんなスマートウォッチなのか、その価格や特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。
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公式ページ:TicWatch Atlas – When adventure calls.
価格の違い
新モデル「TicWatch Atlas」の特徴(メリット)をくわしく見ていく前に、関連したスマートウォッチの価格を全体的に抑えておきましょう。
Amazon.co.jpで調べたところ、新モデル「TicWatch Atlas」は49999円で販売されていました。
一方、2023年5月に発売された前モデル「TicWatch Pro 5」は49,999円(税込)で、新モデルと同額です。
セールなどでは約3万5千円ほどに値下げされることがありますが、かなりまれであまり安くなりません。
2024年5月に発売された「Ticwatch Pro 5 Enduro」も同じく49,999円です。
2021年10月に発売された「Ticwatch Pro 3 Ultra」は28,999円(税込)で、新モデルと比べると約2万円ほど安くなります。
他メーカーでは、2024年10月に発売された「Amazfit T-Rex 3」が39,900円で、新モデルよりも約1万円安くなります。
そのほか、ライト機能を備えた「Garmin Instinct 2X」が62,000円、ソーラー充電対応の「Garmin Enduro 3」が134,422円と、
耐久性の高い高いスマートウォッチは高額になる傾向があります。
果たして「TicWatch Atlas」は他のスマートウォッチよりもお買い得なのでしょうか?詳しい特徴(メリット)をじっくりと見てみましょう。
違い1:ヒートマップ機能で視覚的に運動を把握できる
新モデル「TicWatch Atlas」は新たにヒートマップ機能が利用できるようになっています。
この機能はワークアウト後に、最もアクティブだった場所を視覚的に確認できる機能です。
地図上に最も活動量が多かった場所が熱を帯びているかのように色濃く表示され、
運動中にどこで最も活動的だったのかを一目で把握できます。
これにより、過去のデータと比較して自分の運動のパターンを把握したり、
どこで体力を使うべきかといった運動メニューの改善に役立てたりできます。
<ヒートマップ機能のメリット>
- 直感的に理解できる・・・グラフや数字だけでなく、視覚的に自分の運動を把握できます。
- 詳細な分析・・・距離や消費カロリーなど、具体的なデータも確認できます。
- 多様な運動に対応・・・ランニングだけでなく、様々な運動に対応しています。
一方、前モデル「TicWatch Pro 5」はヒートマップ機能に対応していませんでした。
「Ticwatch Pro 5 Enduro」や「Ticwatch Pro 3 Ultra」もヒートマップ機能を利用できません。
ヒートマップ機能を利用するには新モデル「TicWatch Atlas」が必要になります。
<ヒートマップ機能を比較>
1.「TicWatch Atlas」・・・ヒートマップ機能を利用できる
2.「TicWatch Pro 5」・・・ヒートマップ機能を利用できない
3.「Ticwatch Pro 5 Enduro」・・・ヒートマップ機能を利用できない
4.「Ticwatch Pro 3 Ultra」・・・ヒートマップ機能を利用できない
違い2:転倒検出&緊急SOS機能に対応・自動で緊急連絡先に通報できる
新モデル「TicWatch Atlas」は転倒検出&緊急SOS機能を搭載しています。
この機能は万が一の転倒や事故などの際に、自動で緊急連絡を発信するものです。
本体内に内蔵された高度なモーションセンサーとAIアルゴリズムで、激しい衝撃や転倒を検知し、
事前に登録しておいた緊急連絡先に位置情報と共にメッセージを送信します。
この機能は主に、
- 登山やアウトドアでの転倒・・・山道で転倒してしまった場合など、一人でいる時に事故が起こった際
- ランニングやサイクリングでの事故・・・交通事故に遭ってしまった場合
- 高齢者の救助・・・屋内で転倒し、助けを求められない場合
で役立ちます。
なお、SOS発信は自動送信だけでなく、手動によるボタン操作(回転式リューズを5回押す)で通報することも可能です。
緊急連絡先の登録や通知内容をカスタマイズすることもできます。
ただし、検出精度は100%保証できるものではありません。
また、この緊急通報を利用するにはネットワーク環境(スマホ接続、Wi-Fi)が必要になります。
一方、前モデル「TicWatch Pro 5」は転倒検出&緊急SOS機能を搭載していませんでした。
「Ticwatch Pro 5 Enduro」や「Ticwatch Pro 3 Ultra」でも利用できません。
現時点で転倒検出&緊急SOS機能を利用できるのは新モデル「TicWatch Atlas」のみです。
他のモデルは今後アップデートなどで利用できるようになる可能性があります。
<転倒検出&緊急SOS機能の対応を比較>
1.「TicWatch Atlas」・・・転倒検出&緊急SOS機能に対応する
2.「TicWatch Pro 5」・・・転倒検出&緊急SOS機能に対応しない
3.「Ticwatch Pro 5 Enduro」・・・転倒検出&緊急SOS機能に対応しない
4.「Ticwatch Pro 3 Ultra」・・・転倒検出&緊急SOS機能に対応しない
違い3:強化された「TicMotion」でより正確にスポーツを自動検出できる
新モデル「TicWatch Atlas」は新しいAIアルゴリズムで強化された「TicMotion」(ティックモーション)に対応し、自動でスポーツを検出してデータを記録できます。
主に検出できるのは、ウォーキング、ランニング、サイクリングなどの屋外アクティビティ(その他のスポーツにも対応)で、
運動中の心拍数、距離、消費カロリー、最大酸素摂取量(VO2 Max)などを確認できます。
運動を開始する前に、手動で運動の種類を設定する必要がないため、気軽に運動を開始できます。
一方、前モデル「TicWatch Pro 5」は強化された「TicMotion」を利用できませんでした。
「Ticwatch Pro 5 Enduro」や「Ticwatch Pro 3 Ultra」も対応していません。
現時点で強化された「TicMotion」を利用できるのは新モデル「TicWatch Atlas」のみです。
今後アップデートなどで他のモデルでも利用できるようになるかもしれません。
<強化された「TicMotion」の対応を比較>
1.「TicWatch Atlas」・・・強化された「TicMotion」に対応する
2.「TicWatch Pro 5」・・・強化された「TicMotion」に対応しない
3.「Ticwatch Pro 5 Enduro」・・・強化された「TicMotion」に対応しない
4.「Ticwatch Pro 3 Ultra」・・・強化された「TicMotion」に対応しない
違い4:1.43インチの二層ディスプレイ・堅牢なサファイアクリスタルで保護
新モデル「TicWatch Atlas」は1.43インチ(解像度466 x 466 px)の二層ディスプレイ(OLED+FSTN液晶)を採用しています。
OLEDディスプレイは鮮やかな発色でグラフィカルな測定データを美しく表示できますが、バッテリー消費が大きくなります。
一方、FSTN液晶ディスプレイはモノクロ表示であるため低消費電力で駆動でき、時刻などの時計表示で長時間駆動できます。
新モデルはこの2つのディスプレイをシーンによって使い分けて使用できます。
例えば、運動中はAMOLEDディスプレイで詳細な情報を確認し、
ふだんの日常生活ではFSTN液晶ディスプレイでバッテリーを節約するといった使い方が可能です。
また、ディスプレイは高い硬度と耐傷性が特徴の「サファイアクリスタル」ガラスで保護されています。
これにより、傷つきにくく、長期間にわたって美しい状態を保てます。
一方、前モデル「TicWatch Pro 5」も1.43インチ(解像度466 x 466 px)の二層ディスプレイ(AMOLED+FSTN液晶)を搭載していましたが、
新モデルと違い、Corning Gorilla Glassが採用されており、傷がつきにくくなっています。
「Ticwatch Pro 3 Ultra」も二層ディスプレイでゴリラガラスで保護されています。
<ディスプレイの仕様を比較>
1.「TicWatch Atlas」・・・ 1.43インチ、解像度466 x 466 pxのOLED + 超低電力FSTN液晶(サファイアクリスタル)
2.「TicWatch Pro 5」・・・ 1.43インチ、解像度466 x 466 pxのAMOLED + 超低電力FSTN液晶(Gorilla Glass)
3.「Ticwatch Pro 5 Enduro」・・・ 1.43インチ、解像度466 x 466 pxのAMOLED + 超低電力FSTN液晶(サファイアクリスタル)
4.「Ticwatch Pro 3 Ultra」・・・1.4インチ、解像度454 x 454 pxのAMOLED + 超低電力FSTN液晶(Gorilla Glass)
違い5:スマートモードで90時間、エッセンシャルモードで45日 使用できる
新モデル「TicWatch Atlas」は容量 628mAh のバッテリーを搭載し、
スマートモードで90時間、エッセンシャルモードで45日 使用できます。
- スマートモード・・・様々なスマートウォッチ機能をフル活用できるモード
- エッセンシャルモード・・・時計としての基本機能に絞ったモード
新モデルは二層ディスプレイとハードウェアやソフトウェアによる最適化で消費電力を抑えることで、
一般的なWear OS搭載スマートウォッチよりも長く駆動できるようになっています。
充電はマグネット式で、急速充電に対応し、30分の充電で2日使用できます。
一方、前モデル「TicWatch Pro 5」は628mAhバッテリー搭載で、スマートモードで最大80時間、エッセンシャルモードで最大45日の使用が可能でした。
新モデルは前モデルと同じバッテリー容量ですが、スマートモードで約10日長く使用できるように改善されています。
<バッテリー駆動時間を比較>
1.「TicWatch Atlas」・・・スマートモードで90時間、エッセンシャルモードで45日
2.「TicWatch Pro 5」・・・スマートモードで最大80時間、エッセンシャルモードで最大45日
3.「Ticwatch Pro 5 Enduro」・・・スマートモードで90時間、エッセンシャルモードで45日
4.「Ticwatch Pro 3 Ultra」・・・スマートモードで最大72時間、エッセンシャルモードで最大45日間
違い6:MIL-STD-810Hと5気圧防水に対応・水泳やシャワーでも使用できる
新モデル「TicWatch Atlas」はアウトドアでも使用できるように高い耐久性を備えています。
具体的にはアメリカ規格「MIL-STD-810H」に準拠。
耐熱性、耐衝撃性、耐水性、防塵性、防湿性など、過酷な環境下でも耐えられるようになっています。
また、ディスプレイに傷がつきにくいサファイアクリスタルガラスを採用。
水深50メートルまでの防水性能(5気圧防水)を備え、水泳やシャワーなどでも安心して使用できます。
一方、前モデル「TicWatch Pro 5」と「Ticwatch Pro 5 Enduro」はMIL-STD-810Hと5気圧防水に対応していましたが、
ディスプレイはゴリラガラスで保護されています。
「Ticwatch Pro 3 Ultra」はMIL-STD-810G対応でIP68防水防塵に対応していました。
IP68は50m防水よりも強力な防水性能をもち、深さ1.5mまでの水没に30分耐えられます。
<耐久性を比較>
1.「TicWatch Atlas」・・・MIL-STD-810H / 5気圧防水
2.「TicWatch Pro 5」・・・MIL-STD-810H / 5気圧防水
3.「Ticwatch Pro 5 Enduro」・・・MIL-STD-810H / 5気圧防水
4.「Ticwatch Pro 3 Ultra」・・・MIL-STD-810G / IP68防水防塵
違い7:Wear OS 4搭載でさまざまなアプリを追加できる・文字盤カスタマイズも可
新モデル「TicWatch Atlas」はWear OS by Google (Wear OS 4)を搭載し、さまざまなアプリを利用できるようになっています。
Wear OSで利用できる主なGoogleアプリには、次の通りです。
- 1.Googleアシスタント・・・音声で天気予報の確認、アラームの設定、地図の検索などができる
- 2.Google Fit・・・Google Fitアプリと連携することで、より詳細な健康データを管理できます。
- 3.Google マップ・・・地図を確認したり、目的地までのルートを検索したりすることができます。
- 4.Google Keep・・・メモを取ったり、チェックリストを作成したりできます。
- 5.Google カレンダー・・・スケジュールを確認したり、新しいイベントを追加したりできます。
- 6.YouTube Music・・・音楽を再生して聴くことができます。
- 7.Google Pay・・・Google Payを使って非接触決済を利用できます。
このほかにも、Google Playストアからさまざまなアプリをインストールできます。
ウォッチフェイスをダウンロードしてカスタマイズすることもできます。
<利用できるウォッチフェイスの種類>
- アナログ・・・時計の針で時間を表示する、伝統的なデザインのウォッチフェイスです。
- デジタル・・・数字で時間を表示する、シンプルなデザインのウォッチフェイスです。
- ハイブリッド・・・アナログとデジタルの要素を組み合わせた、両方の特徴を持つウォッチフェイスです。
- カスタマイズ・・・自分でデザインを作成したり、様々な要素を組み合わせてオリジナルのウォッチフェイスを作ることができます。
そのほか、登山アプリのYAMAPやヤマレコをインストールすることが可能です。
これにより、スマートフォンを取り出さなくても、リアルタイムで心拍数や距離、標高を確認でき、現在位置がわかる地図も表示できます。
※「TicWatch Atlas」のデザインはこちらのYouTube動画で確認できます。ぜひご覧ください。
<Wear OSのバージョンを比較>
1.「TicWatch Atlas」・・・Wear OS 4
2.「TicWatch Pro 5」・・・Wear OS 3
3.「Ticwatch Pro 5 Enduro」・・・Wear OS 3.5
4.「Ticwatch Pro 3 Ultra」・・・Wear OS 3までアップデート可
「TicWatch Atlas」の機能
「TicWatch Atlas」の機能をスポーツ、健康管理、その他の3つに分けてまとめてみました。
スポーツの機能
- 110種類以上のワークアウト モードを利用できる
- 「TicMotion」機能でスポーツを自動で認識・検出できる
- ヒートマップ機能でワークアウト後に最もアクティブな場所を可視化できる
- 転倒検出&緊急SOSで位置情報を共有したり緊急SOSを発信できる
- GPS内蔵で距離やペース、ルートを測定できる
- 登山アプリのYAMAPと連携できる(リアルタイムで現在位置、心拍数、距離、標高を確認)
- 最大酸素摂取量(VO2 Max)、回復時間(リカバリー)を測定できる
健康管理の機能
- 24時間の心拍数、睡眠(自動睡眠検出)、血中酸素、ストレス、消費カロリーを測定できる
- 心臓の異常を警告できる
- TicHealth アプリでデータを一元管理できる
その他の機能
- Google Playストアからのアプリ追加
- 文字盤デザインのカスタマイズ(共有プラットフォーム「Timeshow」で15,000以上を用意)
- 通知の受信(SNS、LINE、メールなど)
- Bluetooth通話
- Googleアプリの利用
「TicWatch Atlas」のデメリット
「TicWatch Atlas」のデメリットを紹介します。
デメリット1:オフラインの地図機能がない
「TicWatch Atlas」はGoogle Mapを利用できますが、オフラインの地図は利用できません。
地図を利用する際はネットワーク接続が必要で、通信できない場所では地図を利用できません。
一方、「Amazfit T-Rex 3」はオフラインの地図機能を搭載し、インターネット接続なしでウォッチ上で地図を閲覧できます(※事前にダウンロードが必要)。
デメリット2:ライト機能がない
「TicWatch Atlas」はライト機能がないため、完全な暗闇を明るく照らすことができません。
一方、「Garmin Instinct 2X」は暗所を明るく照らせるフラッシュライトを搭載しています。
デメリット3:ソーラー充電を利用できない
「TicWatch Atlas」はソーラー充電を利用できません。そのため、バッテリーがきれるとすべての機能が利用できなくなります。
一方、「Garmin Enduro 3」はソーラー充電に対応し、バッテリーがなくなっても太陽光で充電して繰り返し利用できます。
TicWatch Atlasのスペック
- ディスプレイ 1.43インチ、解像度466 x 466 pxのOLED + 超低電力
※フルカラー/326ppi/常時表示 - 画面 サファイアクリスタル
- 回転リューズ (クラウン) 触覚フィードバック内蔵(画面スクロール、音量の調整、地図の拡大縮小など)
- チップセット Snapdragon W5+ Gen 1 ウェアラブル プラットフォーム
- RAM(メモリ)2GB
- ストレージ 32GB
- バッテリー 628mAh (標準)
- 駆動時間 スマートモードで90時間、エッセンシャルモードで45日
- 充電 急速充電(30分で2日使用)
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 5.2
- 衛星測位 GPS、Beidou、Glonass、Galileo、QZSS (5つのグローバル衛星システム)
- NFC・Google Pay 対応(Googleウォレット アプリを利用)
- インターフェース 充電端子
- センサー 加速度計、ジャイロセンサー、HD PPG 心拍数センサー、SpO2 センサー、皮膚温度センサー、低遅延オフボディセンサー、気圧計、コンパス
- スピーカー・マイク 内蔵(通話に対応)
- 防水 5気圧防水 ※屋内の水泳で使用可
- 耐久性 MIL-STD-810Hに対応、耐寒・耐熱・耐衝撃
- ケース ステンレススチール、7000 シリーズアルミニウム、グラスファイバー入り高強度ナイロン
- ストラップ フッ素ゴム(交換可能) 24mm
- バイブレーター 内臓
- アプリ Mobvoi Health
- 対応OS Android 8.0 以降
- OS Wear OS by Google (Wear OS 4)
- Google Play ストア 対応・Googleアシスタント、Google Fit、YouTube Music、Googleマップ、Google ウォレット、Gmail受信・返信も利用可能
- サイズ 52.2 x 47.8 x 12.05 mm
- 重量 47.2 g
- カラー ブラック&シルバー
TicWatch Atlasの評価
7つの評価基準で「TicWatch Atlas」を5段階で評価してみました。
- 測定機能・・・・★★★
- 機能性・・・・・★★★★★
- 耐久性・・・★★★★
- バッテリーの持ち・・・・・★★★★
- ファッション性・・・・・★★★
- 価格・・・・・★★★
- 使いやすさ・・・・・★★★★
<総合評価>
2023年5月に発売された「TicWatch Pro 5」の後継モデルになります。
OSをWear OS 3からWear OS 4に一新し、
ヒートマップ、転倒検出&緊急SOS、TicMotionなどの機能も追加されています。
注目すべき点はヒートマップ機能が使えることです。
この機能は地図上に最も活動した場所を視覚的に把握するためのもので、
地図に熱を帯びたような色が濃く表示されます。
例えば、運動場でサッカーをした場合、
グランドに赤くなっている部分がところどころに表示され、
自分がどのポジションで最も活動的だったのかが分かります。
また、ランニングなどのトレーニングでも場所によって、活動量が少ない場所を見つけることで、
自分の弱点や克服すべき点をみつけやすくなっています。
「TicMotion」機能について
もう一つ注目なのは強化された「TicMotion」機能で、
こちらは自動でスポーツを認識してくれる機能です。
スマートウォッチで運動を始めるとき、
必ず運動の種類(ランニング、サイクリング、テニス、ダンスなど)を手動で設定しなければなりませんが、
「TicWatch Atlas」ではその作業が一切なくなります。
もちろん、すべてのスポーツを完璧に認識できる精度ではありませんが、
ランニングやウォーキング、サイクリングなど一般的なものであれば、AIアルゴリズムでより正確に検出できます。
転倒検出&緊急SOSについて
転倒検出&緊急SOSについてはすでに他の多くのスマートウォッチにも搭載されており、目新しさはありませんが、
やはり登山などのアウトドアではなくてはならない必須の機能のように思えます。
「TicWatch Atlas」の場合はMIL-STD-810Hに準拠した耐寒・耐熱・耐衝撃性能や5気圧防水、
サファイアクリスタルによる液晶の保護などにも対応しているので、屋外でも安心して使用できそうです。
(まとめ)
新モデル「TicWatch Atlas」はヒートマップ、転倒検出&緊急SOS、「TicMotion」などの機能が追加され、より便利に使えるようになっています。
また、MIL-STD-810Hや5気圧防水に対応している高い耐久性やGoogle マップやGoogle Payなどの豊富なアプリ、
二層ディスプレイによる長時間の駆動も可能なので、アウトドアなどの屋外でも快適に使用できます。
価格は49,999円とやや高めですが、機能性にかけては抜群の性能です。
アウトドアでも使えるGoogle Wear OS搭載のスマートウォッチを探している人におすすめです。
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TicWatch Atlasの価格・購入先
Mobvoi公式サイト
49999円で販売されています。
※支払い方法はクレジットカード、Paypalです。
ECサイト
- Amazonで27,625円(税込)、
- 楽天市場で49,999円(送料無料)、
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おすすめの類似製品を紹介
「TicWatch Atlas」に似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。
Garmin Instinct 3 Tactical(AMOLED/Dual Power)
Garminから発売される独自OS搭載のタフネスGPSスマートウォッチです(2025年5月9日に発売)。
AMOLEDカラー液晶(1.3インチ)/MIPモノクロ液晶(0.9インチ)、4GB内蔵メモリ、スマートウォッチモードで約24日間/GPSモードで約40時間稼働するバッテリー(AMOLEDの場合)、Garmin Elevate光学式心拍計、ABCセンサー(高度計、気圧計、電子3軸コンパス)、ジャイロセンサー、加速度計、温度計を搭載しています。
また、通知に画像表示(AMOLEDのみ)、ソーラー充電(Dual Powerのみ)、Applied Ballisticsによる精密射撃、ラッキングアクティビティ、LEDフラッシュライト、ステルスモード、ジャンプマスター、ナイトビジョンモード、キルスイッチ、マルチGNSS、SatIQ機能搭載)、トラックバックルーティング、Garmin Messengerアプリに対応。
血中酸素トラッキング、Body Battery、ストレス計測、睡眠・回復機能の強化: 睡眠コーチ、昼寝検出、HRVステータス、モーニングレポート、MIL規格準拠の耐久性(耐熱・耐衝撃・耐水性)、Garmin PayおよびSuicaによるキャッシュレス決済機能、Connect IQ・Garmin Connectなどのアプリ連携、ゲーム機能(GameOnアプリ対応など)、Bluetooth・ANT+通信、10気圧防水にも対応しています。
価格は、Amazonで80,639円(Dual Power45mm/AMOLED50mmモデルは95,332円・税込)、楽天市場で87,011円(送料無料・Dual Power Tactical・Tactical AMOLEDは103,800円で9,430ポイント付き)、ヤフーショッピングで87,011円(Dual Power Tactical・Tactical AMOLEDは103,800円)、です。
関連記事:Garmin Instinct 3 Tacticalレビュー:進化と選び方を解説
Garmin Instinct 3
ガーミンから発売されたタフネス仕様のGPSウォッチです(2025年1月発売)。
※Dual Power、AMOLED、Solar、Eのモデルを用意
AMOLED液晶(半透過MIP液晶)、最大18日間駆動するバッテリー(ソーラーは最大28日)を搭載しています。
また、LED フラッシュライト(※Eモデルはなし)、30種類以上のスポーツモード、モーニングレポート、ヘルススナップショット機能、昼寝検出、ワークアウトの作成、
SATIQテクノロジーによるGNSSマルチバンド、バッテリーセーバーウォッチモード、安全性と追跡機能、ライブトラック機能、
10気圧防水、MIL-STD-810CONNECT IQ ストア、スマート通知(LINE対応)、Bluetoothにも対応しています。
価格は、Amazonで65,273円(Dual Power45mm/AMOLEDモデル45mmは72,545円)、楽天市場で65,211円(送料無料・Dual Power45mm)、ヤフーショッピングで65,211円、米国 Amazon.comで$395.99(Dual Power45mm)、です。
関連記事:Garmin Instinct 3レビュー!有機ELとライトで進化を遂げたGPSウォッチ
Amazfit T-Rex 3
Zepp Healthから発売されたZepp OS 4搭載のスマートウォッチです(2024年10月10日発売)。
1.5インチのHD AMOLEDディスプレイ(解像度480 x 480 px)、一般的な使用で27日 駆動する700 mAhバッテリー、バイオトラッカー PPGセンサー、マイクを搭載しています。
また、オフラインの地図機能(ベースマップ、スキーマップ、コンターマップ)、AI音声アシスタント「Zepp Flow」、音声によるメッセージ返信機能(LINE対応)、グローブモード、10気圧防水、MIL-STD-810G、
170種類以上のスポーツモード、自動認識(8つのスポーツ)、Zeppコーチ、ランニング機能(仮想ペーサー、自動ラップ)、ワンタップ測定、ミニアプリの追加、Alexa音声操作、400種類以上の文字盤デザイン、6衛星測位のGPS、Wi-Fi(2.4GHz)、Bluetooth 5.2 BLEに対応しています。
価格は、Amazonで39,900円、楽天市場で39,900円(送料無料・ポイント10倍あり)、ヤフーショッピングで39,900円、AliExpressで37,168円、米国 Amazon.comで$279.99です。
関連記事:「Amazfit T-Rex 3」と歴代のT-Rexシリーズを比較
TicWatch Pro 5
TicWatchから発売されたWear OS 3 搭載のスマートウォッチです。Qualcomm Snapdragon W5+ Gen 1、2GBメモリ、AMOLED + 超低電力(FSTN液晶)の2層式ディスプレイ、32GBストレージ、80時間駆動できる628mAhバッテリー搭載で、
100種類以上のワークアウトモード、ワンタップ測定、5つの衛星測位、Google Payキャッシュレス決済、急速充電(30分で65%まで回復)、5気圧防水、
MIL-STD-810H、気圧・コンパスの測定、VO2MAX(最大酸素摂取量)・血中酸素・心拍数・睡眠・ストレスの計測、Google Playストア(アプリの追加)、Wi-Fi (2.4GHz)、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで49,999円、楽天市場で49,999円(送料無料)、ヤフーショッピングで36,999円、AliExpressで43,013円、米国 Amazon.comで$227.49 です。
関連記事:「TicWatch Pro 5」は超高性能? 機能性に優れたスマートウォッチと徹底 比較!
Garmin Instinct 2X
ガーミンから発売されたタフネスGPSウォッチです(2023年5月発売)。1.1インチのモノクロ半透過MIPスクリーン、40日間 駆動するバッテリー搭載で、
ソーラー充電、フラッシュライト、GNSSマルチバンド(みちびきGPSを含む)、Garmin Pay/Suicaキャッシュレス決済、セーフティ&トラッキング機能、トラックバックルーティング機能、10気圧防水、「MIL-STD-810」(耐熱、耐衝撃、耐水)、
30種類以上のスポーツモード、ヘルスケア機能(血中酸素、心拍、睡眠、VO2 MAXの計測)、CONNECT IQ ストア、Bluetooth、ANT+にも対応しています。
価格は、Amazonで62,000円(税込)、楽天市場で61,943円(送料無料)、ヤフーショッピングで61,943円、米国 Amazon.comで$417.92 です。
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ガーミンから発売されたAndroid、iOSに対応したGPSウォッチ(スマートウォッチ)です(2024年8月発売)。1.4インチ (35.56 mm)のディスプレイ、32 GBストレージ、約36日間(ソーラー充電利用で+54日間) 駆動できるバッテリー搭載で、
LEDフラッシュライト(赤色LEDモード、ストロボモード)、マップ機能(日本詳細地形図、海外大陸地図)、音楽再生(2000曲保存、ストリーミング音楽アプリ対応)、パワーセーブモード、「Garminシェア」機能、アプリ「Garmin Messenger APP」、
10気圧防水、「MIL-STD-810」、「セーフティ トラッキング」(事故・転倒検出)機能、抗菌ナイロン織りの「UltraFit 2 Nylon Strap」バンド、Suica決済、Garmin Pay、100種類以上のスポーツアプリ、VO2Max(最大酸素摂取量)、GNSSマルチバンド、SatIQ(衛星自動選択モード)機能、Bluetooth、ANT+、Wi-Fiにも対応しています。
価格は、楽天市場で134,422円(送料無料)、ヤフーショッピングで148,000円、米国 Amazon.comで$899.99、です。
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