2024年10月16日に発売された「TicWatch Atlas」は、Wear OSスマートウォッチの弱点であったバッテリー問題を克服し、驚異的なスタミナとタフネス性能で注目を集めるアウトドアスマートウォッチです。
このレビューでは、TicWatch Atlasが日々の活動や過酷なアウトドアシーンでどれだけのパフォーマンスを発揮するのか、前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」からどのように進化したのか、そして他の競合製品と比べて何が優れているのかを、実際に使用して徹底的に検証しました。
【先に結論からお伝えしましょう】
TicWatch Atlas の長所 (Pros):
- Wear OS搭載機として最高峰のバッテリー性能(通常使用で3~4日)
- MIL規格準拠の高い耐久性と傷に強いサファイアガラス
- Wear OSならではの豊富なアプリ拡張性(YAMAPやGoogleマップなど)
- 転倒検出&緊急SOSといった、安心感を高める安全機能
TicWatch Atlas の短所 (Cons):
- Suica(FeliCa)に非対応で、日常の決済シーンで不便
- Googleアシスタントなどの音声アシスタントが搭載されていない
- 睡眠分析の精度が完璧ではない場合がある
- iPhone(iOS)には対応していない
総合評価:
TicWatch Atlasは、バッテリーとタフネス性能を最優先するAndroidユーザーにとって理想的な選択肢ですが、Suica決済や音声操作といった日常の利便性を重視するユーザーにとっては、いくつかの妥協が必要なモデルです。
<この記事で分かること>
- TicWatch Atlasの美しいデザインと、MIL規格準拠の堅牢な耐久性
- 前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」との詳細な違いと比較
- 二層式ディスプレイの見やすさと、改良された回転式クラウンの操作性
- アウトドア機能(GPS精度、YAMAP連携、転倒検出&緊急SOS)の実力
- スポーツ機能(110以上のモード、新機能ヒートマップ、自動検出)の使い勝手
- ヘルスケア機能(心拍数精度、睡眠分析、ユニークないびき検出)の詳細
- 実際のバッテリー持続時間と急速充電の性能
- スマート機能(LINE返信、音楽再生、NFC決済)の利便性と注意点
- パフォーマンス(Snapdragon W5+ Gen 1)とWi-Fi・Bluetoothの接続性
- Wear OS 4とGoogleアプリの使い勝手、アップデートの将来性
- ライバル機種とのメリット・デメリット比較
- 専門家による5段階評価と詳細な総評
- 最新の価格とお得な購入先・他機種との価格比較
この記事を最後まで読むことで、TicWatch Atlasを購入するべきかどうかがはっきりと分かるはずです。購入に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
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公式ページ:TicWatch Atlas – When adventure calls.
デザインと耐久性:TicWatch Atlas の冒険心をくすぐる外観と堅牢設計
ここでは、TicWatch Atlasが持つデザインの魅力と、過酷な環境にも耐えうる頑丈さについて、前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」と比較しながら、実際に使って感じたことを詳しくレビューしていきます。
力強さと洗練さを両立した外観
箱から取り出した瞬間に感じたのは、「ワイルドで力強い印象」です。サンドブラスト加工されたステンレススチールと、アウトドアウォッチらしい目盛りが刻まれた円形のベゼルが、タフな冒険を予感させます。前モデルのTicwatch Pro 5 Enduroがどちらかといえば「ややカジュアル寄り」なデザインだったのに対し、TicWatch Atlasはより無骨で、アウトドア志向を強く打ち出したデザインへと進化しました。
週末に友人とキャンプへ出かけた際も、その堅牢な見た目は自然の中で見事に調和し、頼もしい相棒がいるような高揚感を覚えました。それでいて、スポーティーさが絶妙に抑えられているため、普段のカジュアルな服装にも合わせやすく、ビジネスシーンでも過度に浮かず、幅広い場面で使えるのが嬉しいポイントです。
見た目を裏切る快適な装着感
TicWatch Atlasの本体サイズは52.2 x 47.8mmで、前モデルのTicwatch Pro 5 Enduro(50.15 x 48mm)と比較すると、縦に約2mm大きくなっています。本体重量も47.2gと、Enduro(44.7g)よりわずかに重くなりました。この数値だけを見ると大ぶりに感じますが、実際に腕に着けてみるとその重さをほとんど感じさせません。
その秘密は、幅24mmのしっかりとしたフッ素ゴム製バンドにあります。このバンドが手首に的確にフィットし、重量を巧みに分散してくれるため、睡眠中に装着していても全く気になりませんでした。また、バンドの穴が細かく設定されているおかげで、自分の手首にぴたりと合わせることができ、朝のランニング中でも時計がずれることなく快適でした。裏面の凹凸加工が蒸れを防いでくれるのも、長時間の装着には嬉しい配慮です。
<サイズ・重量>
- TicWatch Atlas:52.2×47.8×12.05 mm、バンドなしで47.2 g
- TicWatch Pro 5 Enduro:50.15 x 48 x 11.95 mm、バンドなしで44.7 g
カラーバリエーション:異なる魅力の2色展開
TicWatch Atlasのカラーバリエーションは、シックな「ブラック」とクリーンな「シルバー」の2色展開です。どちらも腕時計の定番カラーであり、服装やシーンを選ばずに使える安心感があります。
一方、前モデルの「Ticwatch Pro 5 Enduro」は、「オブシディアンブラック」と「スレート」という、より深みのある名称の2色が用意されていました。特にスレートは、「スレートグリーン」と呼ばれる色合いで、ケース本体は「限りなくシルバー」に近い質感のため、光の加減で表情を変える独特の魅力があったようです。
TicWatch Atlasはよりストレートで分かりやすいカラー構成になったと言えるでしょう。今回は服装に合わせやすいシルバーを選びましたが、その輝きが全体のタフな印象に上品さを加えてくれており、大変満足しています。
<カラーの違い>
- TicWatch Atlas: ブラック、シルバー
- TicWatch Pro 5 Enduro: オブシディアン、スレート
あらゆる環境に耐えるタフネス性能
このウォッチの真価は、その圧倒的な耐久性にあります。米国国防総省のMIL規格「MIL-STD-810H」に準拠しており、耐熱性から耐衝撃性、耐水性まで備えているため、日常使いはもちろん、厳しいアウトドア環境でも安心して使えます。実際に登山中、誤って岩にぶつけてしまったのですが、ディスプレイのサファイアクリスタルガラスには傷一つなく、その頑丈さに感動しました。さらに5気圧防水にも対応しているため、突然の雨や汗をかくワークアウト、さらには水泳中でも時計を外す必要がないのは、アクティブなライフスタイルを送る上で大きなメリットだと感じました。
機能美を追求したバンドとスタイル
付属のバンド(ストラップ)は、しなやかで肌触りの良いフッ素ゴム製です。従来のシリコン製バンドにあったような粘着感がなく、耐久性も向上しているため、過酷な環境でも安心して使えます。デザインにも機能美が追求されており、バンドの裏面には凹凸加工が施されているため、通気性が良く、汗をかいても蒸れにくいのが特徴です。
実際にジムでトレーニングをした際も、バンドが肌に張り付く不快感がなく、集中して運動に取り組むことができました。また、ストラップの穴が細かく用意されているため、自分の手首に完璧にフィットさせることが可能です。これにより、激しい動きでも時計がずれる心配がありませんでした。まさに、タフなだけでなく、長時間の装着でも快適さを損なわない、考え抜かれた設計だと感じます。
<TicWatch Atlasの付属品>
- TicWatch Atlas 本体
- バンド
- 説明書
- 安全に関する説明書
- 充電ケーブル(USB Type-A)
まとめ:デザインと耐久性
- 外観と形状:円形のケースに、より太く立体的なベゼルを組み合わせ、前モデルより無骨で力強い印象を強調
- サイズと装着感:前モデルより縦に約2mm大型化したが、重量を分散させるバンド設計により見た目を裏切る快適な装着感
- 耐久性:MIL規格準拠の堅牢なボディと、傷に強いサファイアクリスタルガラスで過酷な環境でも安心
- バンド:肌触りが良く蒸れにくいフッ素ゴム製で、フィット感と機能性を両立
ディスプレイと操作性:TicWatch Atlas の二層ディスプレイと進化した操作感
ここでは、TicWatch Atlasの顔ともいえる二層式ディスプレイの美しさと視認性、そして前モデルから進化した操作性について、実際に使用した感想を交えて詳しくレビューしていきます。
サファイアガラスが魅せる、息をのむほどの透明感
TicWatch Atlasの電源を初めて入れたとき、そのディスプレイの美しさに思わず息をのみました。AMOLED(有機EL)とFSTN液晶の二層構造になっているとは到底思えないほどの透明感で、まるで一枚のクリアなガラスの奥に鮮やかな映像が浮かんでいるかのようです。これは、前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」から引き続き採用されているサファイアクリスタルガラスの恩恵でしょう。傷に強いだけでなく、これほどの高級感と視認性の高さを両立していることに、Mobvoiのこだわりを感じずにはいられません。
ディスプレイのサイズは1.43インチ、解像度は466×466ピクセルで、これは前モデルのTicwatch Pro 5 Enduroと全く同じ仕様です。数値上の変化はありませんが、その見やすさは注目すべき点です。AMOLEDディスプレイは高精細で、文字やグラフは鮮明に表示されます。色の発色も自然で、ウォッチフェイスの鮮やかな色彩を忠実に再現してくれます。
晴れた日の公園でランニングをした際も、AMOLEDディスプレイは十分に明るく、運動中のデータやLINEの通知をくっきりと確認できました。また、環境光に応じてバックライトの色が自動で変わる機能も搭載されており、視認性をサポートしてくれます。一方で、省電力のFSTN液晶は、日差しの強い屋外では少し見えにくいと感じる場面もありました。夜間にふと時間を確認したい時には、バックライトのおかげで最低限の電力で十分な視認性を確保してくれました。
直感的でストレスフリーな操作体験
TicWatch Atlasの操作性は、まさに「ヌルサク」という言葉がぴったりです。Snapdragon W5+ Gen 1チップの搭載により、画面のスワイプやアプリの切り替えで遅延を感じることは一切なく、非常にスムーズです。タッチ感度も良好で、画面上の小さなアイコンも正確にタップできました。
そして、最も感動したのは回転式クラウンボタンの進化です。前モデルのTicwatch Pro 5 Enduroと比較して、明らかに回しやすくなっています。指の腹で軽く触れるだけでスムーズに回転し、手袋をしたままでも楽にメニューをスクロールできました。これにより、運動中にわざわざ手袋を外す手間が省け、トレーニングの流れを止めることなく操作できるのは大きなメリットだと感じました。
気分で変える、自分だけのウォッチフェイス
ウォッチフェイス(文字盤)は、スマートウォッチの楽しみの一つです。TicWatch Atlasは、プリインストールされているデザインに加え、Google Playストアや専用アプリ「TimeShow」から、15,000種類以上という膨大な数のウォッチフェイスをダウンロードできます。クラシカルなアナログ時計風のデザインから、必要な情報を詰め込んだデジタルデザインまで、その日の服装や気分に合わせて自由にカスタマイズできるのは嬉しいポイントです。
私自身、休日はアナログ風、仕事の日はスケジュールが分かりやすいデジタル風、といったように使い分けて楽しんでいます。ただし、標準で用意されているウォッチフェイスの種類はやや少なく、一つの文字盤に表示できる情報(コンプリケーション)のカスタマイズ性も限定的だと感じました。より自分好みのウォッチフェイスを追求したい場合は、サードパーティ製のアプリを活用することをおすすめします。
<TicWatch Atlasのディスプレイ仕様>
- 種類: AMOLED + FSTN液晶 二層式ディスプレイ
- サイズ: 1.43インチ
- 解像度: 466 x 466 ピクセル (326ppi)
- ガラス: サファイアクリスタルガラス
- 常時表示: 対応(FSTN液晶を使用)
まとめ:ディスプレイと操作性
- ディスプレイ品質:サファイアクリスタルガラスによる、二層構造とは思えないほどの高い透明感と美しさ
- 視認性:AMOLEDは高精細で鮮やかだが、FSTN液晶は直射日光下で見えにくい場面も
- タッチ操作:Snapdragon W5+ Gen 1搭載で、遅延のないスムーズなタッチ感度
- 物理ボタン:前モデルより回しやすくなった回転クラウンで、操作性が大幅に向上
- ウォッチフェイス:サードパーティアプリで豊富な選択肢がある一方、標準のカスタマイズ性は限定的
アウトドア機能:TicWatch Atlas の冒険を支える先進ツール
ここでは、TicWatch Atlasが誇るアウトドア機能の数々をレビューします。高精度なGPSナビゲーションから、前モデル Ticwatch Pro 5 Enduroにはなかったヒートマップや安全機能まで、実際にフィールドで使って感じたその実力と魅力に迫ります。
登山から日常まで、頼れるGPSとナビゲーション
TicWatch Atlasの真価は、まずその正確で信頼性の高いGPS機能にあります。GPSだけでなく北斗やガリレオなど5つの衛星システムに対応しているおかげで、都心部のビル街から深い山の中まで、驚くほど安定して現在地を捉えてくれました。特に感動したのは、登山地図アプリ「YAMAP」や「ヤマレコ」との連携です。
先日、少し道の入り組んだ山へハイキングに出かけた際、スマートフォンを取り出すことなく、手元の画面で常に地図と自分の位置をリアルタイムに確認できました。特に「ヤマレコ」は事前に地図をウォッチにダウンロードできるため、スマートフォンの電波が届かない場所でも単独でナビゲーションが機能し、心強かったです。回転クラウンを回すことで地図を直感的に拡大・縮小できる操作性も相まって、道迷いの不安から解放され、目の前の自然を存分に楽しむことができました。
方角と天候を読む、コンパスと気圧計
アウトドア活動において、コンパスと気圧計は生命線とも言えるツールです。TicWatch Atlasは、電波の届かない場所でも正確に方角を示してくれるコンパスを内蔵しています。前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」ではコンパスの動作が不安定という意見も見られましたが、私が使用した限りでは、Atlasのコンパスは常に安定しており、安心して頼ることができました。
また、気圧の変化をグラフで追跡できる気圧計は、天候の急変を予測するのに役立ちます。テント泊の際に、夜間の気圧の下降傾向から翌朝の天候悪化を予測し、早めに行動計画を修正するといった判断も可能で、安全なアウトドア活動に欠かせない機能だと再認識しました。
万が一に備える「転倒検出&緊急SOS」
そして、アウトドア愛好家にとって最大の魅力とも言えるのが、前モデルには搭載されていなかった「転倒検出&緊急SOS」機能です。これは、万が一滑落などで激しい衝撃を検知すると、自動で緊急連絡先に通報し、位置情報を送信してくれるというもの。単独で山に入ることを趣味にしている私にとって、この機能はまさに「お守り」のような存在です。
もちろん、リューズを5回素早く押すことで手動でも起動できるため、緊急時に自ら助けを求めることも可能です。この機能があるというだけで、これまで以上に安心して、一歩先の冒険に挑戦できる。この精神的な支えこそが、TicWatch Atlasがもたらす最大の価値かもしれません。これだけでも、前モデルから買い替える価値は十分にあると感じました。
<TicWatch Atlasのアウトドア機能 一覧>
- GPS機能:5つの衛星システム(GPS、北斗、グロナス、ガリレオ、QZSS)に対応
- ナビゲーション機能:YAMAP、ヤマレコなどの登山アプリに対応
- 気圧計:気圧と高度の変化をグラフで追跡
- コンパス:スマートフォン接続なしで単独動作
- 安全機能:転倒検出&緊急SOS(自動・手動)
まとめ:アウトドア機能
- GPSとナビゲーション:5つの衛星システムで高精度な測位を実現し、YAMAPやヤマレコといった登山アプリとの連携で快適なナビゲーションが可能
- 基本ツール:安定した動作のコンパスと気圧計を搭載し、天候予測や方角の確認といった基本を確実にサポート
- 安全機能:前モデルにはない転倒検出と緊急SOS機能を新搭載し、万が一の際の安心感が飛躍的に向上
スポーツ機能:TicWatch Atlas の多彩なワークアウトとパフォーマンス分析
ここでは、TicWatch Atlasが日々の運動をどのようにサポートしてくれるのか、その多彩なスポーツ機能についてレビューします。110種類以上のワークアウトモードから、前モデルにはなかった新機能、そして実際のランニングでの使用感まで、詳しく掘り下げていきます。
あらゆる運動をカバーする、110種類以上のワークアウトモード
TicWatch Atlasは、日常的なウォーキングやランニングはもちろんのこと、5気圧防水性能を活かした「オープンウォータースイミング」や、ジムでの筋力トレーニング、さらにはクロスカントリースキーといった専門的な種目まで、110種類以上もの多彩なワークアウトモードに対応しています。これは前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」の豊富な対応種目を引き継ぎつつ、さらに充実させたもので、ほとんどの人のスポーツ活動をカバーできると言えるでしょう。これだけ選択肢があれば、新しいスポーツに挑戦する際も、適切なモードで正確なデータを記録できるという安心感があります。
記録忘れを防ぐ、賢い「TicMotion™」自動検出機能
その中でも特に便利なのが、Mobvoi独自の自動検出機能「TicMotion™」です。ウォーキングやランニング、サイクリングといった屋外での活動を始めると、ウォッチがそれを自動で認識します。特に感動したのは、ワークアウトモードを手動で開始する前に、ウォッチが活動を検知し、超低電力ディスプレイに現在の心拍数や消費カロリーといったリアルタイムの情報を表示してくれることです。
そして、運動が終わると「このアクティビティを記録しますか?」と尋ねてくれます。最終的な判断は私に委ねられているため、記録したくない短い移動などが勝手に保存されることもありません。このユーザー中心の設計が非常に好印象でした。
チームスポーツがもっと楽しくなる新機能「ヒートマップ」
そして、スポーツ機能における最大の進化点が、前モデルにはなかった「ヒートマップ機能」の搭載です。これは、サッカーやテニス、バスケットボールといった特定のチームスポーツやコートスポーツで利用できる機能で、運動後に自分がフィールド上のどのエリアで最も活発に動いていたかを地図上で可視化してくれます。
先日、友人とフットサルを楽しんだ後にこの機能を使ってみたところ、自分がピッチのどの範囲を主に走り、どこでエネルギーを多く消費したかが一目瞭然でした。自分のプレイを客観的に分析し、次の試合への戦略を立てるのに役立つ、非常に面白い機能です。
データが登山を変える、充実のハイキング体験
実際にTicWatch Atlasを装着して登山をしてみると、その真価をはっきりと体感できました。5つの衛星システムに対応したGPSは、深い森の中でも信号を素早く捕捉し、登山開始から下山まで、驚くほど正確に私の軌跡を記録し続けてくれました。特に感動したのは、登山地図アプリ「YAMAP」を手元で確認できることです。複雑な分岐点に差しかかった際も、わざわざザックからスマートフォンを取り出すことなく、手首を傾けるだけで現在地と進むべきルートを瞬時に確認できました。
急な登り坂で息が上がってくると、ディスプレイのバックライトが心拍数の上昇に合わせてウォームアップの緑から有酸素運動のオレンジ色へと変化し、自分の運動強度を直感的に知らせてくれます。これにより、オーバーペースになるのを防ぎ、体力を効果的に管理しながら登頂することができました。
下山後、Mobvoi Healthアプリを開くと、その日の詳細な活動記録が同期されています。歩いたルートや高度の変化が地図とグラフで視覚的に表示されるだけでなく、登山の運動強度から算出されたVO2 Maxや、次の山行までに必要な「回復時間」まで提示してくれます。単なる記録以上に、次の登山をより安全で楽しいものにするための貴重なデータを与えてくれる、頼れるパートナーです。記録は「Strava」とも簡単に同期できるため、達成感を仲間と共有する楽しみも広がりました。
<TicWatch Atlasのスポーツ機能 一覧>
- 対応スポーツ:110種類以上のワークアウトモード(ウォーキング、ランニング、水泳、筋力トレーニングなど)
- 自動検出機能:TicMotion™によるウォーキング、ランニング、サイクリングなどの自動記録
- ヒートマップ機能:特定のチームスポーツで活動エリアや強度を可視化
- GPS機能:5つの衛星システムに対応し、高精度なルート・距離・ペース記録が可能
- 運動中の心拍数計測:心拍ゾーンに応じてディスプレイのバックライト色が変化
- 高度なデータ分析:VO2 Max、回復時間、ケイデンス、歩幅などを記録・分析
- 外部アプリ連携:「Strava」や「Adidas Running」などとのデータ同期に対応
まとめ:スポーツ機能
- 対応種目:110種類以上の豊富なワークアウトモードと便利な自動検出機能で、あらゆる活動をカバー
- 新機能:ヒートマップ機能が新たに追加され、チームスポーツのパフォーマンス分析がより楽しく
- 登山サポート:高精度GPSと心拍ゾーンの可視化で、トレーニングの質を向上
- データ分析:VO2 Maxや回復時間など、専門的な指標でコンディション管理を強力にサポート
- 連携機能:Stravaなどの主要なフィットネスアプリとスムーズにデータ同期が可能
ヘルスケア機能:TicWatch Atlas の毎日を支える健康管理ツール
ここでは、TicWatch Atlasが私たちの日常に寄り添うヘルスケア機能について、詳しくレビューします。睡眠の質を可視化するユニークな機能から、各種センサーの精度、そして実際の睡眠記録体験まで、その実力を紹介します。
睡眠の質を可視化する「いびき検出」機能
TicWatch Atlasのヘルスケア機能の中でも特にユニークなのが、前モデルから引き続き搭載されている「いびき検出」機能です。就寝時にスマートフォンの「Mobvoi Health」アプリを連携させておくと、ウォッチが睡眠状態を記録するのと同時に、スマートフォンのマイクがいびきを録音・分析してくれます。翌朝、実際に自分のいびきの音声を再生してみたときは、少し気恥ずかしい半面、これまで知ることのなかった睡眠中の自分の状態を客観的に知る、またとない機会になりました。これは単なる睡眠トラッキングを超えた、新しい次元の健康管理体験だと感じます。
心拍・血中酸素センサーの測定精度
24時間体制のヘルスモニタリングにおいて、最も重要なのはデータの精度です。その点、TicWatch Atlasの心拍数測定は非常に信頼性が高いと感じました。安静時はもちろん、運動中の激しい心拍数の変化にも正確に追従し、設定した間隔で欠測することなく安定してデータを記録してくれました。あるテストでは、より高価なApple Watch Ultra 2と比較しても遜色ない精度が報告されており、安心して健康指標の参考にできます。
一方で、血中酸素濃度(SpO2)の測定については、時折、実態と少し離れた数値を示すことがありました。常に完璧な数値を期待するというよりは、長期的な傾向を把握するための目安として活用するのが良いかもしれません。
手動操作不要の自動睡眠トラッキング
日中の活動だけでなく、夜間の睡眠もTicWatch Atlasは自動で詳細に記録してくれます。特別な操作は一切不要で、ただウォッチを装着して眠るだけで、睡眠時間やその質を分析してくれるのは非常に手軽で便利です。翌朝には、深い睡眠・浅い睡眠といった睡眠段階から、睡眠中の皮膚温度の変化まで、包括的なデータが「Mobvoi Health」アプリにまとめられています。
この詳細な睡眠レポートを確認するのが、私の毎朝の楽しみになりました。アプリを開くと、まず睡眠スコアが出迎え、色分けされたグラフで昨晩の睡眠の質が一目で把握できます。特に興味深いのは睡眠中の皮膚温度の変化で、少し体調が優れないと感じた夜は、実際に平均よりわずかに高く記録されており、自分の体調を客観的に見つめる良いきっかけになりました。
ただ、睡眠分析の精度は完璧というわけではないようです。ある日の記録では、実際にベッドで目覚めてスマートフォンを触っていた時間と、ウォッチが記録した起床時間に数分のズレが見られました。これは他のユーザーからも同様の指摘があるため、生活習慣を見直すための非常に優れた参考データとして捉えるのが良さそうです。それでも、アプリから送られてくる「昨晩は就寝が遅かったですね」といった、少しおせっかいなコーチからのようなアドバイスは、自分の生活を振り返る良いきっかけになっており、今では欠かせない機能の一つです。
体調変化を捉える皮膚温・ストレス測定
本機は皮膚温度センサーも搭載しており、主に睡眠中に体の表面温度の変化を記録してくれます。これにより、自身の平熱からの変動を把握でき、体調変化の兆候を早期に察知するきっかけになります。ストレスレベルについては、心拍変動(HRV)データをもとに算出されますが、飲み会でストレス数値が上昇するなど、身体的な負荷が素直に反映されているのが興味深かったです。これらのデータは、日々のコンディションを客観的に理解する上で、非常に役立つツールだと感じました。
<TicWatch Atlasのヘルスケア機能 一覧>
- いびき検出:Mobvoi Healthアプリとの連携で、睡眠中のいびきを録音・分析
- 心拍数測定:24時間365日の常時測定、高・低心拍数や不整脈の可能性を通知
- 血中酸素濃度(SpO2)測定:常時測定に対応し、体内の酸素レベルの傾向を把握
- 皮膚温度測定:睡眠中の皮膚温度の変化を記録し、体調変化の指標として活用
- ストレス測定:心拍変動(HRV)に基づき、ストレスレベルを自動で計測
- 睡眠トラッキング:自動で睡眠段階を記録し、睡眠スコアを算出
まとめ:ヘルスケア機能
- ユニークな機能:いびき検出機能により、これまで知らなかった睡眠の質を多角的に分析可能
- 心拍数精度:常時測定でも安定しており、信頼性の高いデータを提供
- 追加センサー:皮膚温とストレスレベルの計測により、日々のコンディションを客観的に把握するのを補助
- SpO2精度:長期的な傾向把握には有用だが、時折不安定な数値を示すことも
- 睡眠分析:自動記録は便利だが、時間のズレなど分析精度は参考程度と捉えるのが適切
- アプリ連携:Mobvoi Healthアプリでデータを一元管理し、健康への意識を高める
バッテリー持ちと充電:TicWatch Atlas の驚異的なスタミナと急速充電
ここでは、TicWatch Atlasがスマートウォッチの常識を覆すほどのバッテリー性能と、その利便性を高める充電機能について、前モデルとの比較や実際の使用体験を交えながら詳しくレビューしていきます。
毎日の充電から解放される、圧倒的なバッテリー持続力
TicWatch Atlasの最大の魅力は、なんといってもその驚異的なバッテリーの持ちにあります。メーカー公称値では、通常使用の「スマートモード」で最大90時間、機能を絞った「エッセンシャルモード」では最大45日間という、Wear OS搭載スマートウォッチとしては驚異的な数値を誇ります。そして、この数値は決して誇張ではありません。実際に、心拍数や睡眠トラッキングなど、ほとんどのヘルスケア機能を有効にした状態で一日中使っても、バッテリー消費は30~40%程度に収まりました。
先日、1泊2日の出張に出かけた際も、充電器を持たずに出発しましたが、帰宅時にもまだバッテリーは残っており、全く不安を感じませんでした。これまで使ってきたスマートウォッチは毎日の充電が当たり前でしたが、TicWatch Atlasなら3~4日に一度の充電で十分です。この「充電を気にしなくてよい」という精神的な解放感は、想像以上に快適なものでした。バッテリー容量は前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」と同じ628mAhですが、最適化が進んでいるのか、同等かそれ以上のスタミナを実感できました。
短時間で復活、ストレスフリーな急速充電
長持ちするバッテリー性能をさらに快適にしているのが、急速充電への対応です。たとえバッテリーを使い切ってしまっても、わずか30分の充電で約65%、時間に換算すると約2日分も使用できるレベルまで回復します。私の場合、朝の身支度をしている間やお風呂に入っている間に充電するだけで、常に十分なバッテリー残量を確保できました。
充電は専用のマグネット式ケーブルで行い、ウォッチの背面に近づけるだけで「カチッ」と確実に接続されます。ワイヤレス充電には対応していませんが、この確実な接続性は、充電したつもりができていなかった、というようなストレスとは無縁です。フル充電までにかかる時間も約90分と、大容量バッテリーを搭載していることを考えれば非常に高速だと感じました。
<TicWatch Atlasのバッテリー・充電 仕様>
- バッテリー容量:628mAh
- 公称駆動時間:スマートモードで最大90時間、エッ- センシャルモードで最大45日間
- 充電方式:専用マグネット式USBケーブル
- 急速充電:約30分で65%まで充電可能
まとめ:バッテリー持ちと充電
- バッテリー持続力: Wear OS搭載機としてはトップクラスで、通常使用で3~4日は充電不要
- 実際の使用感:ヘルスケア機能をフル活用しても、1泊2日の旅行なら充電器なしで十分対応可能
- 急速充電:わずか30分の充電で約2日分使用でき、充電切れのストレスを大幅に軽減
- 充電方式:マグネット式で確実かつ手軽に接続可能
スマート機能:TicWatch Atlas の日常を豊かにする連携力
ここでは、TicWatch Atlasが単なるフィットネスツールにとどまらない、日常をより便利で豊かにする「スマート機能」についてレビューします。スマートフォンとの連携で何ができるのか、音楽再生や決済、通知機能などを実際に使って感じた魅力と、注意すべき点に迫ります。
スマートフォンを置いて、音楽と共に出かけよう
TicWatch Atlasの便利なスマート機能の一つが、ウォッチ単体での音楽再生です。休日に近所の公園へランニングに出かける際、これまではスマートフォンが必須でしたが、今ではTicWatch Atlasだけで身軽に出かけられるようになりました。事前に「YouTube Music」アプリからお気に入りのランニング用プレイリストをウォッチ本体にダウンロードしておけば、あとはBluetoothイヤホンをペアリングするだけ。スマートフォンがなくても、軽快な音楽と共にトレーニングに集中できます。強力なSoCのおかげか、音楽再生が途切れることもなく、非常に安定していた点も好印象でした。
Googleウォレット対応、しかしFeliCaは非対応
TicWatch Atlasは、Google ウォレットによるNFC決済に対応しており、対応店舗ではウォッチをかざすだけで支払いが完了します。運動後にコンビニでドリンクを買う際など、財布やスマートフォンを持っていなくても決済できるのは非常に便利です。
しかし、日本国内のユーザーにとって最も重要な注意点があります。それは、SuicaやiD、QUICPayといったおサイフケータイ(FeliCa)には対応していないことです。これは前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」から変わらない点であり、駅の改札や多くの店舗でのタッチ決済が利用できないのは、大きなデメリットと言わざるを得ません。
手元で完結する通知確認とLINEの返信
TicWatch Atlasの真骨頂は、その優れた通知機能にあります。これが可能なのは、本機が「Wear OS by Google」を搭載し、Google Playストアから専用の「LINE」アプリをインストールできるからに他なりません。これにより、単なる通知のミラーリングに留まらない、ウォッチ上で独立して機能する豊かな体験が実現されています。
例えば、電車での移動中など、スマートフォンを取り出しにくい場面でメッセージを受信しても、手元で内容を確認できるだけでなく、過去のトーク履歴を遡って会話の流れを把握することまで可能です。さらに、定型文やスタンプはもちろん、音声入力での返信にも対応しており、その認識精度は驚くほど高く、実用性は十分です。この「スマホいらず」のコミュニケーションは、一度体験すると手放せなくなります。ただし、LINEの電話着信通知が一度しか鳴らない点や、原因不明の振動(幻の振動)が時折発生するのは、今後の改善に期待したいところです。
大きな欠点、音声アシスタントの不在
多機能なTicWatch Atlasですが、一つ大きな欠点があります。それは、音声アシスタントが搭載されていないことです。Googleアシスタントが利用できなくなり、後継のGeminiにも対応していないため、声でタイマーをセットしたり、天気を尋ねたりといった操作が一切できません。スマートウォッチの利便性の中核をなす機能が欠けている点は、非常に残念に感じました。
<TicWatch Atlasのスマート機能 一覧>
- 音楽再生:ウォッチ本体への音楽保存と単体再生(YouTube Musicなどに対応)
- NFC決済:Google ウォレットによるタッチ決済に対応
- 通知機能:各種アプリの通知受信、内容表示(画像含む場合あり)
- メッセージ返信:LINEなどで定型文、キーボード、音声入力による返信が可能
- 履歴確認:LINEアプリで過去のトーク履歴を閲覧可能
まとめ:スマート機能
- 音楽再生:スマートフォンなしで音楽を楽しめ、ランニングなどの身軽なアクティビティに最適
- 通知機能:LINEの履歴確認や音声返信が非常に便利で、コミュニケーションが手元で完結
- 決済機能:NFC決済には対応するものの、SuicaなどFeliCa(おサイフケータイ)が使えない点が最大のネック
- 音声アシスタント:非搭載のため、音声での操作ができず利便性を大きく損なっている
パフォーマンスと接続性:TicWatch Atlas の快適動作を支える内部性能
ここでは、TicWatch Atlasの滑らかな操作感を実現する内部のパフォーマンスと、スマートフォンとの安定した連携を可能にする接続性について、前モデルとの比較や実際の使用体験を交えながら詳しくレビューしていきます。
パワフルな処理性能と快適な操作感
TicWatch Atlasのパフォーマンスは、前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」から引き続き、Qualcommの「Snapdragon® W5+ Gen 1」ウェアラブルプラットフォームを搭載しています。RAM 2GB、ROM 32GBというスペックも同様ですが、その動作は驚くほど快適です実際に、アプリの起動や画面の切り替え、通知のスクロールなど、日常のあらゆる操作で「もたつき」や「遅延」を感じることは一切ありませんでした。
特にその恩恵を感じたのが、複数のアプリを切り替えながら使用する場面です。例えば、ランニング中に「YouTube Music」で音楽を聴きながら、「YAMAP」で地図を確認し、届いた「LINE」の通知に返信する、といったマルチタスクもストレスなくこなせました。以前のスマートウォッチではアプリがクラッシュすることもあった「YouTube Music」も、TicWatch Atlasでは非常に安定して動作しており、大容量のメモリがその安定性に貢献していることを実感しました。また、長時間のGPSを使用したワークアウトの後でも、本体が過度に熱くなることはなく、安心して使い続けることができました。
スムーズな連携を可能にする安定した接続性
TicWatch Atlasは、Bluetooth 5.2とWi-Fi(2.4GHz)に対応しており、ウォッチ単体での利便性を高めています。特にBluetooth接続はスマホやその他のデバイスとの接続でも途切れることなく非常にスムーズです。例えば、ジムでのトレーニングの際には、ウォッチに保存しておいた「YouTube Music」のプレイリストをワイヤレスイヤホンと直接ペアリングして問題なく聴いています。スマートフォンをロッカーに置いたままでも、音飛びや接続切れを経験することはなく、極めて安定した接続品質で満足しています。
一方、自宅のWi-Fiに接続しておけば、ウォッチ単体で直接インターネットに接続し、GmailやOutlookのメールを遅延なく受信することができます。スマートフォンを常に持ち歩かなくても、重要な連絡を見逃す心配がありません。
そして、さらに便利なのが、Googleの高速ペアリング技術「Google Fast Pair」への対応です。箱から出して電源を入れると、スマートフォンの画面に自動でセットアップのポップアップが表示され、数タップでペアリングが完了しました。この手軽さは、スマートウォッチの初期設定が苦手な人にとっても、非常に嬉しいポイントでしょう。
<TicWatch Atlasのパフォーマンス 仕様>
- チップセット:Snapdragon® W5+ Gen 1 ウェアラブル プラットフォーム
- メモリ:RAM 2GB / ROM 32GB
- Bluetooth:5.2
- Wi-Fi:2.4GHz
まとめ:パフォーマンスと接続性
- チップセット性能:Snapdragon® W5+ Gen 1搭載で、アプリの起動や操作が非常にスムーズ
- メモリとストレージ:RAM 2GB、ROM 32GBの大容量で、マルチタスクや音楽保存も快適
- 発熱:長時間の使用でも本体が過度に熱くなることはなく、安定した動作を維持
- Bluetooth接続:安定しており、スマートフォンとの連携で通知の遅延などもなし
- 初期設定:Google Fast Pair対応で、誰でも簡単かつ迅速にセットアップが可能
OSとアプリ:TicWatch Atlas の体験を支える Wear OS と Google のエコシステム
ここでは、TicWatch Atlasのスマート体験の核となるOSとアプリについて、詳しくレビューします。最新の「Wear OS 4」がもたらす快適なユーザーインターフェース(UI)の使い勝手や、日々の生活を豊かにするGoogleアプリとの連携について、その実力と魅力を紹介します。
Wear OS 4 が実現する、タイル形式の直感的なUI
TicWatch Atlasは、前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」が発売時に搭載していたWear OS 3.5から進化した、「Wear OS by Google (Wear OS 4)」を搭載しています。そのUIは、左右のスワイプで「タイル」と呼ばれるウィジェットを切り替えるのが基本操作です。私はよく使う「Google カレンダー」の予定や天気、その日の活動量などをタイルに設定しており、文字盤からワンアクションで必要な情報にアクセスできるのが非常に便利だと感じました。
画面を上から下にスワイプすればWi-FiやGoogleウォレットのオンオフができるクイック設定が、下から上にスワイプすれば通知一覧が表示されるなど、全体の操作系は非常に直感的で分かりやすいです。UIのアニメーションは概ねスムーズですが、他のOSと比較するとやや硬い印象を受ける場面もありました。なお、本機はAndroid 8.0以降を搭載したスマートフォン専用であり、iPhone(iOS)には対応していない点には注意が必要です。
手首の上で広がる、Googleアプリの強力なエコシステム
Wear OSの最大の魅力は、Google Playストアから豊富なアプリをダウンロードし、ウォッチの機能を自分好みに拡張できる点にあります。特にGoogle公式アプリとの連携は強力です。
先日、初めて訪れる場所へ向かった際には、「Google マップ」を手首に表示させ、歩きながら次の角を曲がる指示を確認しました。スマートフォンを都度取り出す必要がなく、非常にスムーズに目的地へ到着できました。
また、会議前には「Google カレンダー」のタイル(ウィジェット)で予定をさっと確認し、移動中には「Gmail」の通知で重要なメールの概要を把握するなど、一日を通してスマートフォンに触れる時間が明らかに減りました。ただし、現状ではWear OS 5へのアップデートに関する公式な情報はなく、常に最新のOSを求めるユーザーにとっては、少し気になる点かもしれません。
<TicWatch AtlasのOS・アプリ 仕様>
- 搭載OS:Wear OS by Google (Wear OS 4)
- 対応スマートフォン:Android 8.0 以降(iOSには非対応)
- UI操作:タッチスクリーン、回転式クラウン、サイドボタン
- アプリストア:Google Playストアに対応
まとめ:OSとアプリ
- OSバージョン:Wear OS 4を搭載し、スムーズで安定した動作を実現
- UIの使い勝手:タイル形式のUIで、スワイプ操作による情報アクセスが非常に直感的
- Googleアプリ連携:Google マップやカレンダーなどが手首で完結し、日常生活の利便性が大幅に向上
- 互換性:Androidスマートフォン専用で、iPhoneユーザーは利用不可
- 将来性:Wear OS 5へのアップデートは現時点で未定であり、今後の情報に注意が必要
TicWatch AtlasとTicwatch Pro 5 Enduroの主な違い
「TicWatch Atlas」と「Ticwatch Pro 5 Enduro」は、多くの優れたスペックを共有する兄弟モデルですが、いくつかの重要な違いが存在します。ここでは、両モデルの主な違いを項目別に解説します。
OS(オペレーティングシステム)
- TicWatch Atlas: Wear OS by Google (Wear OS 4)
- Ticwatch Pro 5 Enduro: Wear OS by Google (Wear OS 3.5)
- 違い:Atlasはより新しいOSバージョンを搭載しており、最新の機能や最適化が適用されています。
サポート期間(アップデート)保証
- TicWatch Atlas: 新しいモデルのため、今後のOSアップデートなど、より長期のサポートが期待されます。
- Ticwatch Pro 5 Enduro: Atlasより先に発売されたモデルです。
- 違い:提供された資料には、両モデルの明確なサポート期間(アップデート保証)に関する記述はありません。しかし、一般的に発売時期が新しいAtlasの方が、長期的なソフトウェアサポートを受けられる可能性が高いと考えられます。
サイズ
- TicWatch Atlas: 52.2 × 47.8 × 12.05mm
- Ticwatch Pro 5 Enduro: 50.15 x 48 x 11.95 mm
- 違い:Atlasの方が、縦にわずかに長く、若干厚みがあります。
重量
- TicWatch Atlas: 47.2 g(バンドなし)
- Ticwatch Pro 5 Enduro: 44.7 g(バンドなし)
- 違い:Atlasの方が、わずかに重くなっています。
カラー
- TicWatch Atlas: ブラック&シルバー
- Ticwatch Pro 5 Enduro: オブシディアン、スレート
- 違い:提供されるカラーバリエーションが異なります。
耐久性
- TicWatch Atlas: MIL-STD-810H準拠。より頑丈さを追求し、「サンドブラストされたスチール」で再設計されたと説明されています。
- Ticwatch Pro 5 Enduro: MIL-STD-810H準拠。耐久性と洗練されたデザインの両立が特徴とされています。
- 違い:基本的な耐久性能の規格(MIL規格、5気圧防水、サファイアガラス)は共通ですが、Atlasはより頑丈さを追求したデザインとして再設計されています。
新機能
- TicWatch Atlas: ヒートマップ機能、転倒検出&緊急SOS機能
- Ticwatch Pro 5 Enduro: 上記の機能は非搭載
- 違い:Atlasには、スポーツ分析や安全性を高めるための新しい機能が追加されています。
まとめ
TicWatch AtlasとTicwatch Pro 5 Enduroは、バッテリー性能、ディスプレイ、チップセットといった基本的なハードウェア性能の多くを共有しています。最大の違いは、Atlasがより新しいWear OS 4を搭載し、「ヒートマップ機能」や「転倒検出&緊急SOS機能」といった、フィットネス分析と安全性を強化する新機能を追加している点です。デザイン面でも、Atlasはより頑丈さを強調した設計になっており、わずかにサイズと重量が増しています。どちらも非常に高性能なモデルですが、最新のOSと付加価値の高い新機能を求めるならTicWatch Atlasが、基本的な性能を重視するならTicwatch Pro 5 Enduroが選択肢となるでしょう。
TicWatch Atlasのメリット・デメリット
「TicWatch Atlas」は、優れたハードウェアと多機能なWear OSを搭載した魅力的なスマートウォッチですが、他のモデルと比較することで、その真の強みと弱みが見えてきます。ここでは、前モデルや競合機種との比較を交えながら、TicWatch Atlasのメリットとデメリットを詳しく解説します。
【メリット】
メリット1:Wear OS搭載機として最高峰のバッテリー性能
TicWatch Atlasの最大のメリットは、Wear OSを搭載しながら通常使用で最大90時間(約4日間)という驚異的なバッテリー持続時間を実現している点です。これは、最大40時間程度の「Galaxy Watch8」と比較して2倍以上であり、毎日の充電というストレスからユーザーを解放してくれます。「Amazfit T-Rex 3」や「Garmin Instinct 3」は独自OSにより数週間の駆動が可能ですが、アプリの拡張性ではWear OSに劣ります。多機能性とバッテリー持ちを高次元で両立している点が、本機の最大の強みです。
メリット2:アプリで進化するWear OSならではの拡張性
「Wear OS by Google」を搭載するTicWatch Atlasは、Google Playストアから豊富なアプリをインストールできる高い拡張性を誇ります。「YAMAP」や「Strava」といった専門的な登山・フィットネスアプリから、「Googleマップ」や「YouTube Music」といった日常を便利にするアプリまで、自分好みにカスタマイズが可能です。これは、「Amazfit T-Rex 3」シリーズのZepp OSや、「Garmin Instinct 3」の独自OSにはない大きな利点であり、単なるタフネスウォッチに留まらない「スマート」な体験を提供してくれます。
メリット3:高い耐久性と洗練されたデザインの両立
米軍MIL規格「MIL-STD-810H」に準拠した堅牢なボディと、傷に強いサファイアクリスタルガラスを採用しながらも、そのデザインは洗練されています。「Amazfit T-Rex」シリーズや「Garmin Instinct 3」がよりアウトドアに特化したデザインであるのに対し、TicWatch Atlasはビジネスに近いカジュアルな服装にも合わせやすい汎用性を持っています。タフさとスタイリッシュさを兼ね備えているため、オン・オフ問わず幅広いシーンで活躍できるでしょう。
メリット4:安全性を高める転倒検出&緊急SOS機能
前モデル「Ticwatch Pro 5 Enduro」にはなかった「転倒検出&緊急SOS」機能が新たに追加された点も大きなメリットです。万が一の転倒を検知して自動で緊急連絡先に通報するこの機能は、特に単独でのアウトドア活動や、高齢の家族の見守りといった用途で絶大な安心感をもたらします。「Galaxy Watch8」や「Garmin Instinct 3」といった競合も同様の機能を備えており、TicWatch Atlasが最新の安全基準に追いついたことを示しています。
【デメリット】
デメリット1:Suica(FeliCa)非対応という決済機能の弱点
TicWatch AtlasはNFCによるGoogleウォレットのタッチ決済には対応していますが、日本国内で広く普及しているSuicaやiDといったFeliCa(おサイフケータイ)には対応していません。これは、Suicaに対応している「Garmin Instinct 3」や「Galaxy Watch8」と比較して、日常的な利便性で大きく劣る点です。駅の改札やコンビニでの支払いをスマートウォッチで完結させたいユーザーにとって、この点は購入をためらう大きな理由となるでしょう。
デメリット2:音声アシスタントの不在
スマートウォッチの主要機能であるべき音声アシスタントが搭載されていない点も、深刻なデメリットです。「Galaxy Watch8」はGoogle Geminiに、「Amazfit T-Rex 3 Pro」はZepp Flow(GPT-4o統合)に対応しており、声でタイマーをセットしたり情報を検索したりできます。音声操作が一切できないTicWatch Atlasは、これらの競合製品と比較して「スマート」さで一歩劣ると言わざるを得ません。
デメリット3:独自OS搭載機に劣る絶対的なバッテリー駆動時間
Wear OS搭載機としては最高峰のバッテリー性能を誇るTicWatch Atlasですが、その駆動時間は約4日間です。これは、独自OSを搭載し、標準的な使用で25日以上も駆動する「Amazfit T-Rex 3」や「Amazfit T-Rex 3 Pro」と比較すると、絶対的な数値では大きく見劣りします。アプリの拡張性よりも、とにかく充電の手間を極限まで減らしたいと考えるユーザーにとっては、Amazfit製品の方が魅力的に映るかもしれません。
デメリット4:OSアップデートの不透明さ
TicWatch AtlasはWear OS 4を搭載していますが、将来的なOSアップデートについては不透明な部分があります。一方で、競合である「Galaxy Watch8」は最新のWear OS 6.0を搭載して登場しており、メーカーによる定期的なアップデートも期待できます。常に最新の機能やセキュリティを求めるユーザーにとって、Mobvoiのアップデート方針は一つの懸念材料となる可能性があります。
TicWatch Atlasのスペック(仕様)一覧
- ディスプレイ: 1.43インチ、解像度466 x 466 pxのOLED + 超低電力ディスプレイ(フルカラー/326ppi/常時表示)
- 画面: サファイアクリスタル
- 回転リューズ (クラウン): 搭載(画面スクロールやメニュー選択などに使用)
- チップセット: Snapdragon W5+ Gen 1 ウェアラブル プラットフォーム
- RAM(メモリ): 2GB
- ストレージ: 32GB
- バッテリー: 628mAh (標準)
- 駆動時間: スマートモードで最大90時間、エッセンシャルモードで最大45日間
- 充電: 急速充電(約30分で65%まで充電)
- ワイヤレス通信: Wi-Fi 802.11b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 5.2
- 衛星測位: GPS、Beidou、Glonass、Galileo、QZSS (5つのグローバル衛星システム)
- NFC・Google Pay: 対応(Googleウォレット アプリを利用)
- インターフェース: 充電端子
- センサー: 加速度計、ジャイロセンサー、HD PPG 心拍数センサー、SpO2 センサー、皮膚温度センサー、低遅延オフボディセンサー、気圧計、コンパス
- スピーカー・マイク: 内蔵(通話に対応)
- 防水: 5気圧防水(オープンウォータースイミングで使用可)
- 耐久性: MIL-STD-810Hに対応、耐寒・耐熱・耐衝撃
- ケース: ステンレススチール、7000 シリーズアルミニウム、グラスファイバー入り高強度ナイロン
- ストラップ: フッ素ゴム(交換可能) 24mm
- バイブレーター: 内蔵
- アプリ: Mobvoi Health
- 対応OS: Android 8.0 以降
- OS: Wear OS by Google (Wear OS 4)
- Google Play ストア: 対応(Google Fit、YouTube Music、Googleマップ、Google ウォレット、Gmail受信・返信も利用可能)
- サイズ: 52.2 x 47.8 x 12.05 mm
- 重量: 47.2 g(バンドなし)
- カラー: ブラック&シルバー
TicWatch Atlasの評価
8つの評価基準で「TicWatch Atlas」を5段階で評価してみました。
【項目別評価】
画面の見やすさ:★★★★☆
サファイアクリスタルガラスによる透明感は素晴らしいですが、省電力ディスプレイは直射日光下では少し見にくい場面がありました。
健康管理・スポーツ:★★★★☆
24時間モニタリングや110以上のワークアウトモードは非常に優秀です。ただ、睡眠分析の精度は完璧とは言えない部分もあります。
機能性:★★★☆☆
Wear OSによるLINE連携や単体での音楽再生は便利ですが、Suica(FeliCa)非対応と音声アシスタント不在が大きなマイナス点です。
バッテリーの持ち:★★★★★
Wear OS搭載機としては驚異的の一言です。通常使用で3〜4日は余裕で持つため、毎日の充電から解放されます。
耐久性:★★★★★
MIL規格準拠のタフなボディと傷に強いサファイアガラスで、アウトドアでも日常でも安心して使えます。
ファッション性:★★★★☆
アウトドア向けの力強いデザインですが、質感が高くカジュアルな服装にもマッチします。ただし、フォーマルな場面には向きません。
価格:★★★☆☆
優れたハードウェア性能を考えれば妥当ですが、Suicaや音声アシスタントといった重要な機能が欠けている点を考慮すると、少し割高に感じるかもしれません。
使いやすさ:★★★★☆
サクサク動くUIと、改良された回転式クラウンの操作性は秀逸です。Google Fast Pairによる初期設定も非常に簡単でした。
【総評】★★★★☆
ハードウェアの完成度は最高峰、しかし惜しい点も
TicWatch Atlasは、スマートウォッチの最大の悩みである「バッテリー問題」をほぼ完璧に解決した一台です。Wear OSの多機能性を享受しながら、3〜4日に一度の充電で済むという体験は、他の多くの機種では得られない圧倒的な魅力と言えます。MIL規格準拠の堅牢な作りとサファイアクリスタルガラスの採用による耐久性も最高レベルで、まさに「どこへでも連れていける相棒」という安心感があります。パフォーマンスも非常に高く、アプリの操作やマルチタスクでストレスを感じることはありませんでした。
購入前の注意点
一方で、日本国内での日常的な利便性を考えると、無視できない欠点も存在します。最大のネックは、やはりSuica(FeliCa)に非対応である点です。駅の改札や日々の買い物でスマートウォッチ決済をメインに考えているユーザーにとっては、致命的な欠点となり得ます。また、Googleアシスタントが搭載されていないため、声による操作が一切できないのも、スマートウォッチとしての利便性を大きく損なっていると感じました。
どんな人におすすめか
結論として、TicWatch Atlasは「バッテリーの持ちとタフさを何よりも重視するAndroidユーザー」にとって、最高の選択肢の一つとなるでしょう。毎日の充電の手間から解放され、アウトドアやスポーツでハードに使える一台を求めているなら、これ以上のモデルはなかなかありません。また、Wear OSの強みを生かし、様々なアプリを活用したい人にとってもおすすめです。特にGoogle マップやLINEアプリは日常生活の利便性を多いに高めてくれるでしょう。
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TicWatch Atlasの価格・購入先
※価格は2025/09/14に調査したものです。価格は変動します。
Mobvoi公式サイト
- ブラック:27499円、
- シルバー:25000円、
で販売されています。
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※支払い方法はクレジットカード、Paypalです。
ECサイト
- Amazonで25,000円(税込)、
- 楽天市場で27,499円(送料無料)、
- ヤフーショッピングで27,498円、
- AliExpressで29,053円、
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で販売されています。
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おすすめのライバル機種と価格を比較
「TicWatch Atlas」に似た性能をもつスマートウォッチも販売されています。価格の比較もできるので、ぜひ参考にしてみてください。
Amazfit T-Rex 3 Pro
Amazfitから発売されたZepp OS 5.0搭載のスマートウォッチです(2025年9月に発売)。
1.5インチのHD AMOLED タッチスクリーン、標準的な使用で最大25日間駆動できるバッテリーを搭載しています。
また、オフラインマップ、オフラインルートプランニング機能、ルートナビゲーション機能(GPXデータのインポート、ターンバイターン方式)、デュアルLEDフラッシュライト(白色光、赤色光、SOSモード)、デュアルバンド円偏波GPSアンテナ(6衛星測位システム対応)10気圧防水(ダイビング対応)、米国MIL規格に対応しています。
180種類以上のスポーツモード、Zeppコーチ、「レディネス」「BioCharge」などの健康管理機能、音楽ストレージ(単体での音楽再生)、Bluetooth通話、音声アシスタント(Zepp Flow)、ウォッチフェイスのカスタマイズ(170種類以上)、通知の受信、Bluetooth 5.2、にも準拠しています。
価格は、Amazonで53,500円(税込)、楽天市場で57,900円、ヤフーショッピングで39,900円、米国 Amazon.comで$329.99、です。
関連記事:Amazfit T-Rex 3 Proレビュー!ナビで差がつくタフウォッチ評価
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Garmin Instinct 3 Tactical(AMOLED/Dual Power)
Garminから発売される独自OS搭載のタフネスGPSスマートウォッチです(2025年5月9日に発売)。
AMOLEDカラー液晶(1.3インチ)/MIPモノクロ液晶(0.9インチ)、4GB内蔵メモリ、スマートウォッチモードで約24日間/GPSモードで約40時間稼働するバッテリー(AMOLEDの場合)、Garmin Elevate光学式心拍計、ABCセンサー(高度計、気圧計、電子3軸コンパス)、ジャイロセンサー、加速度計、温度計を搭載しています。
また、通知に画像表示(AMOLEDのみ)、ソーラー充電(Dual Powerのみ)、Applied Ballisticsによる精密射撃、ラッキングアクティビティ、LEDフラッシュライト、ステルスモード、ジャンプマスター、ナイトビジョンモード、キルスイッチ、マルチGNSS、SatIQ機能搭載)、トラックバックルーティング、Garmin Messengerアプリに対応。
血中酸素トラッキング、Body Battery、ストレス計測、睡眠・回復機能の強化: 睡眠コーチ、昼寝検出、HRVステータス、モーニングレポート、MIL規格準拠の耐久性(耐熱・耐衝撃・耐水性)、Garmin PayおよびSuicaによるキャッシュレス決済機能、Connect IQ・Garmin Connectなどのアプリ連携、ゲーム機能(GameOnアプリ対応など)、Bluetooth・ANT+通信、10気圧防水にも対応しています。
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関連記事:Garmin Instinct 3 Tacticalレビュー:進化と選び方を解説
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Garmin Instinct 3
ガーミンから発売されたタフネス仕様のGPSウォッチです(2025年1月発売)。
※Dual Power、AMOLED、Solar、Eのモデルを用意
AMOLED液晶(半透過MIP液晶)、最大18日間駆動するバッテリー(ソーラーは最大28日)を搭載しています。
また、LED フラッシュライト(※Eモデルはなし)、30種類以上のスポーツモード、モーニングレポート、ヘルススナップショット機能、昼寝検出、ワークアウトの作成、
SATIQテクノロジーによるGNSSマルチバンド、バッテリーセーバーウォッチモード、安全性と追跡機能、ライブトラック機能、
10気圧防水、MIL-STD-810CONNECT IQ ストア、スマート通知(LINE対応)、Bluetoothにも対応しています。
価格は、Amazonで66,055円(税込・Dual Power)、楽天市場で65,211円(送料無料)、ヤフーショッピングで65,212円、米国 Amazon.comで$449.00 (AMOLED)、です。
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Amazfit T-Rex 3
Zepp Healthから発売されたZepp OS 4搭載のスマートウォッチです(2024年10月10日発売)。
1.5インチのHD AMOLEDディスプレイ(解像度480 x 480 px)、一般的な使用で27日 駆動する700 mAhバッテリー、バイオトラッカー PPGセンサー、マイクを搭載しています。
また、オフラインの地図機能(ベースマップ、スキーマップ、コンターマップ)、AI音声アシスタント「Zepp Flow」、音声によるメッセージ返信機能(LINE対応)、グローブモード、10気圧防水、MIL-STD-810G、
170種類以上のスポーツモード、自動認識(8つのスポーツ)、Zeppコーチ、ランニング機能(仮想ペーサー、自動ラップ)、ワンタップ測定、ミニアプリの追加、Alexa音声操作、400種類以上の文字盤デザイン、6衛星測位のGPS、Wi-Fi(2.4GHz)、Bluetooth 5.2 BLEに対応しています。
価格は、Amazonで39,900円、楽天市場で39,900円(送料無料)、ヤフーショッピングで39,418円、米国 Amazon.comで$279.99、です。
関連記事:Amazfit T-Rex 3 徹底レビュー!先代比較とメリット・デメリット
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TicWatch Pro 5
TicWatchから発売されたWear OS 3 搭載のスマートウォッチです。Qualcomm Snapdragon W5+ Gen 1、2GBメモリ、AMOLED + 超低電力(FSTN液晶)の2層式ディスプレイ、32GBストレージ、80時間駆動できる628mAhバッテリー搭載で、
100種類以上のワークアウトモード、ワンタップ測定、5つの衛星測位、Google Payキャッシュレス決済、急速充電(30分で65%まで回復)、5気圧防水、
MIL-STD-810H、気圧・コンパスの測定、VO2MAX(最大酸素摂取量)・血中酸素・心拍数・睡眠・ストレスの計測、Google Playストア(アプリの追加)、Wi-Fi (2.4GHz)、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで17,500円、楽天市場で17,500円(送料無料)、ヤフーショッピングで16,979円、AliExpressで16,685円、米国 Amazon.comで$139.50、 です。
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Garmin Instinct 2X
ガーミンから発売されたタフネスGPSウォッチです(2023年5月発売)。1.1インチのモノクロ半透過MIPスクリーン、40日間 駆動するバッテリー搭載で、
ソーラー充電、フラッシュライト、GNSSマルチバンド(みちびきGPSを含む)、Garmin Pay/Suicaキャッシュレス決済、セーフティ&トラッキング機能、トラックバックルーティング機能、10気圧防水、「MIL-STD-810」(耐熱、耐衝撃、耐水)、
30種類以上のスポーツモード、ヘルスケア機能(血中酸素、心拍、睡眠、VO2 MAXの計測)、CONNECT IQ ストア、Bluetooth、ANT+にも対応しています。
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関連記事:「Garmin Instinct 2X Dual Power」の性能と評価
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Garmin Enduro 3
ガーミンから発売されたAndroid、iOSに対応したGPSウォッチ(スマートウォッチ)です(2024年8月発売)。1.4インチ (35.56 mm)のディスプレイ、32 GBストレージ、約36日間(ソーラー充電利用で+54日間) 駆動できるバッテリー搭載で、
LEDフラッシュライト(赤色LEDモード、ストロボモード)、マップ機能(日本詳細地形図、海外大陸地図)、音楽再生(2000曲保存、ストリーミング音楽アプリ対応)、パワーセーブモード、「Garminシェア」機能、アプリ「Garmin Messenger APP」、
10気圧防水、「MIL-STD-810」、「セーフティ トラッキング」(事故・転倒検出)機能、抗菌ナイロン織りの「UltraFit 2 Nylon Strap」バンド、Suica決済、Garmin Pay、100種類以上のスポーツアプリ、VO2Max(最大酸素摂取量)、GNSSマルチバンド、SatIQ(衛星自動選択モード)機能、Bluetooth、ANT+、Wi-Fiにも対応しています。
価格は、Amazonで134,518円(税込)、楽天市場で134,422円(送料無料)、ヤフーショッピングで134,422円、米国 Amazon.comで$899.99、です。
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