「Mac mini M1」(2020)のベンチマーク、性能、価格を解説!M1チップの性能、他のミニPCとの比較、接続ポート、映像出力、メモリなどのスペック情報、メリット・デメリット、詳細な価格情報、おすすめの類似製品も掲載しています。
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「Mac mini M1」が日本で発売開始!
2020年11月17日、米国 Appleの新製品「Mac mini M1」(マック ミニ エム1)が発売されました。
Apple M1 チップを搭載したMac OSのミニPCです。
アップルからは2018年に第8世代の Intel core i 3 / 5/ 7プロセッサを搭載した「Mac mini 2018」が発売されています。
このミニPCは「インテルCPUでサクサク動く」、「4つのThunderbolt 3ポートが使えるのが便利」と評判でした。
新モデルはAppleが独自に開発した、よりパワフルなM1チップを搭載していることで話題になっています。
もちろん、メモリの交換や増設もできますよ。
それでは早速どんなミニPCなのか、その特徴をくわしく見ていきますよ。
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公式ニュースリリース:次世代のMacを発表 – Apple (日本)
Apple M1チップの性能とベンチマーク
新たにARM技術をベースとしたApple M1チップを搭載しています。
このチップは4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載し、同価格帯のWindowsパソコンよりも最大5倍、前世代Mac miniと比べて最大3倍高速に動作します。
また、ARMベースで動作するため、iPhoneアプリやiPadアプリ向けに作成されたアプリも動作します。
PassmarkのCPUベンチマークは約1万4千を記録しています。
<CPUのベンチマーク結果>
- PassmarkのCPUベンチマークで「14156」
- Geekbench 6のシングルコア「1708」、マルチコア「7294」
- Cinebench R23 シングルコア「1507」、マルチコア「7811」
GPUは最大8コアのGPUで、従来モデルとの比較でグラフィックス性能も6倍向上。
画像処理や動画編集、ゲームなどのグラフィック集約型の作業も快適に行えます。
3DMark Fire Strikeのグラフィックスコアは約9千を記録し、
GeForce GTX1050Ti(スコア:6600)以上のグラフィック性能を発揮します。
<GPUのベンチマーク結果・グラフィックスコア>
- 3DMark Fire Strike [DX11_1920x1080] によるグラフィックスコアは約「9000」(DirectX 11)
- iGPU-FP32 (単精度GFLOPS)パフォーマンスで「2600」
- 3DMark Wild Life Overall Score 「4492」
- 3DMark Wild Life Average frame rate「26.9 FPS」
そのほか、機械学習処理を高速化するための16コアのNeural Engineを搭載。
これにより、AIや機械学習を活用したアプリケーションをスムーズに動作させることができます。
2つのThunderbolt 3ポートを利用できる
「Mac mini M1」(2020)は2つのThunderbolt 3/USB 4ポートを搭載しています。
このポートは最大40Gbpsの高速なデータ転送が可能で、大容量のファイルを短時間で転送したり、複数の高解像度ディスプレイに接続したりすることができます。
また、最大100Wの電力供給が可能で、ノートパソコンの充電はもちろん、高性能な周辺機器にも十分な電力を供給できます。
そのほか、DisplayPort映像出力にも対応しています。
他のミニPCと比較
一方、「ASUS PB60」、「MINISFORUM DeskMini DMAF5」、「CHUWI CoreBox」はThunderbolt 3端子がないため、外付けeGPUボックスを接続することはできません。
8GBのユニファイドメモリと高速SSDで快適に使える
「Mac mini M1」(2020)は8GBのユニファイドメモリを搭載しています。
ユニファイドメモリ(Unified Memory)とは、CPUとGPUが共通のメモリ空間を共有し、あたかも一つのメモリのように扱える技術のことです。
これにより、CPUとGPU間でのデータ転送が高速化され、高解像度の動画の編集やエンコードも高速化されます。
ストレージは256GB SSD/512GB SSDストレージを用意しています。
他のミニPCと比較
一方、「ASUS PB60」は4/8GBメモリ(最大32GB)と1TB 2.5inch SATA HDDを搭載、
「MINISFORUM DeskMini DMAF5」は8/16GB DDR4メモリと256/512GB NVMe SSDストレージを搭載、
「CHUWI CoreBox」は8GB DDR3メモリと256GB M.2 SSDストレージを搭載しています。
最大2台に出力・6K解像度やHDRも利用できる
「Mac mini M1」(2020)は映像出力用のHDMIポートとThunderboltポートを搭載しています。
HDMIポートでは4K解像度(3840 x 2160ピクセル)で最大60Hzのリフレッシュレートに対応した映像出力が可能です。
HDR(ハイダイナミックレンジ)コンテンツを表示することもでき、広色域の色表現にも対応しています。
また、Thunderboltポートでは最大6K解像度(6016 x 3384ピクセル)で最大60Hzに対応し、
AppleのPro Display XDRなどの高解像度ディスプレイも利用できるようになっています。
同時に接続できるディスプレイは最大2台までです。
コンパクトサイズなアルミボディ・省スペースで使用できる
「Mac mini M1」(2020)は197×197×36mmのコンパクトサイズで重さ1.2kg。省スペースで利用できるうえに持ち運びも簡単です。
他のミニPCと比較
一方、「ASUS PB60」はサイズ175 mm×175 mm×34.2 mmで重さ約1.19 kg、
「MINISFORUM DeskMini DMAF5」はサイズ128×127×46mmで重さ500~1.4kg、
「CHUWI CoreBox」はサイズ173×158×73mmで重さ805gになっています。
Wi-Fi 6とBluetooth 5.0&有線LAN通信に対応
「Mac mini M1」(2020)はWi-Fi 6&Bluetooth 5.0&有線LAN通信に対応し、快適に通信できるようになっています。
他のミニPCと比較
一方、「ASUS PB60」はWi-Fiデュアルバンド&Bluetooth 5.0&有線LANに対応、
「MINISFORUM DeskMini DMAF5」はWiFi 6(802.11ax)&Bluetooth 5.1&有線LANに対応、
「CHUWI CoreBox」はWi-Fiデュアルバンド&Bluetooth 4.2&有線LANに対応しています。
「Mac mini M1」のデメリット
「Mac mini」(M1 2020)のデメリットを紹介します。
拡張メモリスロットがない
「Mac mini」(M1 2020)は拡張メモリスロットがありません。
一方、「ASUS PB60」と「MINISFORUM DeskMini DMAF5」は拡張メモリスロット搭載で最大32GBまで容量を増やすことができます。
有線LAN端子が1つしかない
「Mac mini」(M1 2020)は有線LAN端子を1つしか搭載していません。
一方、「MINISFORUM DeskMini DMAF5」だけは有線LAN端子を2つ搭載し、他のパソコンに接続することができます。
安価な2.5インチHDDを内蔵できない
「Mac mini」(M1 2020)は安価な2.5インチHDDを内蔵させることができません。
一方、「ASUS PB60」、「MINISFORUM DeskMini DMAF5」、「CHUWI CoreBox」は安価な2.5インチHDDを内蔵させることができます。
「Mac mini」(M1 2020)のスペック
- プロセッサ Apple M1チップ
※4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した8コアCPU - GPU 8コアGPU 16コアNeural Engine
- RAM(メモリ) 8GB
※オプションで16GBに変更可能 - ストレージ 256GB SSD/512GB SSD
※オプションで512GB、1TB、2TB or 1TBまたは2TBに変更可能 - 電源 ACアダプター・電源電圧:100〜240V AC
- カメラ なし
- ワイヤレス通信 Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz/Wi-Fi6対応)、Bluetooth 5.0
- 有線LAN 対応
- インターフェース Thunderbolt 3/USB 4×2、USB 3.0×2、HDMI 2.0、Gigabit Ethernet、音声出力
- OS macOS Big Sur
※Rosetta 2採用で既存のIntelベース向けアプリとiPhone/iPad用アプリも動作可能 - サイズ 197×197×36mm(幅×奥行き×高さ)
- 重量 1.2kg
- カラー シルバー
「Mac mini M1」(2020)の価格・販売先
ECサイト
楽天市場で54,989円 (中古品・税込・MGNR3J)、
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おすすめの類似製品を紹介
「Mac mini M1」(2020)に似た性能をもつミニPCも販売されています。
「Mac mini M4」
Appleから発売されたmacOS Sequoia 搭載のミニPCです(2024年11月8日 発売)。
Apple M4チップ、16GB / 24GB ユニファイドメモリ、256GB / 512GBストレージ、スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載しています。
また、Apple Intelligence、3つのThunderbolt 4ポート(DP映像出力、最大100WのPD給電)、3画面出力、HDMI映像出力、USB-Cポート(最大10Gb/s) x2、有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3に対応しています。
価格は、Amazonで94,800円(税込)です。
関連記事:Apple AI対応「Mac mini M4」とM2、M1モデルを比較
「CHUWI LarkBox S」
CHUWIから発売された第12世代 Intel Core i3-1220P 搭載のミニPCです(2024年10月 発売)。
Windows 11 Home、16GB DDR4 3200MHzメモリ、512GB PCIe 3.0 SSD ストレージ、SO-DIMM スロットを搭載しています。
また、RGBライト、4K 3画面出力、最大64GBまでのメモリ拡張、冷却システム、最大 1TB までのストレージ拡張、VESAマウント、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、1Gbpsのギガビット有線LAN通信に対応しています。
価格は、AliExpressで46,862円 (16GB+512GB)です。
関連記事:「CHUWI LarkBox S」とLarkBox X、HeroBoxを比較
「BMAX B5 A Pro」
BMAXから発売されたミニPCです(2024年10月発売)。
AMD Ryzen7 5825U、16GB DDR4 メモリ、512GB M.2 NVMe SSDストレージ、拡張スロット(ストレージ用)、Displayport 1.4 x1、HDMI 2.1 x1、Windows 11を搭載しています。
また、4K 3画面出力、最大64GBまでのメモリ拡張、ストレージ拡張(M.2 NVMe、2.5inch HDD)、冷却システム、VESAマウント、Type-C (フル機能) x 1、USB 3.2 x2、USB 2.0 x2、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、ギガビット有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで50,295円(税込・11000円 OFFクーポン)、ヤフーショッピングで78,868円、米国 Amazon.comで$499.99です。
関連記事:Ryzenで最安「BMAX B5 A Pro」の性能と評価を解説
「Beelink EQ13」
Beelinkから発売されたIntel N200 プロセッサ搭載のミニPCです。16GB DDR4 3200MHz メモリ、500GB M.2 2280 SATA SSD PCle 3.0 ストレージ、2つのHDMI ポート搭載で、
4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、埃の侵入を防ぐフィルター(底面)、最大4TBまでのストレージ拡張、Type-C (10Gbps,DP Alt 4K 60Hz) x1、USB 3.2 (10Gbps) x3、デュアル有線LAN、Wi-Fi 6 (intel AX101)、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで39,800円(税込・4000円OFFクーポン付き)、楽天市場で45,290円(送料無料)、ヤフーショッピングで51,244円、AliExpressで35,734円、米国 Amazon.comで$299.00 です。
関連記事:ミニPC「Beelink EQ13」アダプター不要のメリット・デメリット
「GMKtec NucBox M6」
GMKtecから発売されたAMD Ryzen 5 6600H プロセッサ搭載のミニPCです(2024年5月21日 発売)。Window 11 Pro、16GB/32GB DDR5-4800 メモリ、512GB/1TB M.2 NVMe (PCIe 4.0 M.2 2280) ストレージ、M.2の拡張スロット (PCIe 3.0 or PCIe 4.0 M.2 2280)を搭載しています。
また、4K 3画面出力(HDMI、USB4.0、DP)、最大4TBまでのストレージ拡張、冷却システム、VESAマウント、最大64GBまでのメモリ拡張、2.5G デュアル ギガビット有線LAN、USB 4.0 Type-C (DP/PD/DATA) x1、USB3.2 Gen2 x2、USB 3.2 x1、USB 2.0 x1、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2に対応しています。
価格は、Amazonで42,664円(税込・タイムセール価格)、楽天市場で59,880円(送料無料・16GB+512GB)、ヤフーショッピングで58,383円、AliExpressで54,854円、米国 Amazon.comで$399.99 ($100 OFFクーポン付き)です。
関連記事:圧倒コスパ「GMKtec NucBox M6」ミニPCの性能を調べてみた
「Beelink EQ6」
Beelinkから発売されたAMD Ryzen 5 6600H / Ryzen 7 7735HS / Ryzen 9 6900HXプロセッサ搭載のミニPCです。Windows 11 Pro、16GB/24GB DDR5 メモリを搭載。500GB/1TB M.2 2280 PCle4x4 ストレージ、ストレージ用の拡張スロット(最大4TB)、電源供給ユニット、HDMI 2.0 (最大4K) x2搭載で、
4K 3画面出力、冷却システム MSC2.0、ACケーブルからの電源供給、最大8TBまでのストレージ拡張、最大64GBまでのメモリ拡張、自動電源ON、USB-C (10Gbps) x1、USB3 (10Gbps) x3、USB2.0 (480Mbps) x1、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、デュアル ギガビット有線LANに対応しています。
価格は、Amazonで45,220円(税込・Ryzen 5 6600H)、米国 Amazon.comで$349.00、です。
関連記事:Ryzenで電源内蔵「Beelink EQ6」のメリット・デメリット
他のMac miniと比較
他にもAppleのMac miniが販売されています。2024モデルもあるので、ぜひ比較してみてください。
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