「Dragon Touch Y80」のスペック、Antutu、性能、価格、比較


2019年7月に発売された「Dragon Touch Y80」のスペック、Antutuベンチマーク、性能、価格を紹介! 。「Teclast P80H」との比較・違いも紹介します。

※2020年4月、「Dragon Touch Notepad Y80」が発売されました。

「Dragon Touch Y80」の特徴 まとめ

Dragon Touch Y80」はAndroid8.1を搭載した8.0型のタブレット。重さ320gのボディにRockchip RK3326 クアッドコア CPUと2GB RAMを搭載。HD画質のIPS液晶、4000mAhバッテリー、16GBストレージ、背面200万画素、前面200万画素カメラを備えるほか、Google Play ストア、Kidoz(子供向け&知育アプリのためのプラットフォーム)、日本語の表示、OTGにも対応している。

使いやすさに秀でる「Dragon Touch Y80」

先日、Amazonである商品を探していたら、Android8.1を搭載した8.0型のタブレット「Dragon Touch Y80」を偶然見つけた。

スペックにはとりわけ際立ったところはないものの、8インチのコンパクトさで、1万円ほどの低価格。HD画質で見やすいIPS液晶や日常使いで十分なパワー、一日充電なしで使えるバッテリーを備えており、Google Playストアにも対応する。

8千円台で販売されている8インチの「Teclast P80H」(Android7.0)を購入するという選択肢もあるが、OSがAndroid7.0とやや古く、スペックが低め。同じく8千円台で販売されている「Amazon Fire HD 8」はGoogle Play対応ではなく、初心者にとってやや使いづらいという弱点がある。

Dragon Touch Y80」は「Teclast P80H」や「Amazon Fire HD 8」よりもやや価格が高いが、両機種にはない「使いやすさ」があり、大人だけでなく子供でも使えるというメリットがある。

「Dragon Touch Y80」のスペック・仕様

  • ディスプレイ 8.0インチ解像度1280×800ドットの液晶
  • プロセッサ Rockchip RK3326 Quad-core 1.5 GHz
  • GPU Mali G31MP2
  • RAM(メモリ) 2GB DDR3
  • ストレージ容量 16GB
  • 外部ストレージ 最大128GBまで
  • バッテリー 4000mAh
  •  背面カメラ 200万画素
  • 前面カメラ 200万画素
  • ワイヤレス通信 WiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.0
  • インターフェース microUSB、microSDカードスロット×1、ヘッドホンジャック×1
  • OS Android8.1
  • サイズ  124.5×208.5×9.2mm
  • 重量  320g
  • カラー  ブラック
  • 付属品 1×USBケーブル、1×ユーザーマニュアル(※日本語の取扱説明書あり)
    ※12ヶ月のメーカー保証あり

「Dragon Touch Y80」のAntutuベンチマーク

Dragon Touch Y80」のAntutuベンチマークスコアはまだ公開されていませんが、プロセッサ(Rockchip RK3326)が「Vankyo MatrixPad Z4 PRO」と同じになるため、ベンチマークスコアもほぼ同じになることが予想されます。

Vankyo MatrixPad Z4 PRO」のAntutuベンチマークスコアは、総合で「43100」、CPUで「16108」、GPUで「3174」、MEMで「16824」、UXで「6991」。

※Antutuスコアとは3D性能、UX速度、CPU性能、RAM性能を総合した評価点のこと。

参考資料「Teclast P80H」のAntutuベンチマーク

参考資料として「Teclast P80H」のAntutuベンチマークスコアを紹介します。

Teclast P80H」のAnTuTuアプリによるベンチマークスコアは総合で24300、3Dで2243、UXで10308、CPUで7974,RAMで3775。

性能を比較

「Dragon Touch Y80」の性能項目別(ディスプレイ、プロセッサ、バッテリー、ストレージ、カメラ、通信、インターフェース)にまとめてみました。また、「Teclast P80X」、「ALLDOCUBE iPlay8 Pro」、「Teclast P80H」との比較違いも合わせて掲載しています。

ディスプレイの性能

Dragon Touch Y80」は8.0インチ、解像度1280×800ドットのIPS液晶を搭載しています。明るく色鮮やかなIPS液晶で、快適にアプリや動画を楽しむことができます。また、IPSパネルを採用しているため、178ºの広視野角に対応し、どの角度から見ても見やすくなっています。

Teclast P80X」・・・8.0インチ解像度1280 x 800 ドットのIPS液晶
ALLDOCUBE iPlay8 Pro」 ・・・8.0インチ、解像度1280×800 ドットのIPS液晶
Teclast P80H」・・・は8インチ、解像度1280×800 ドットのIPS 液晶

他の8型タブレットと比較してみると、全く同じ仕様でした。「Dragon Touch Y80」のディスプレイ性能は低価格なタブレットとしては標準的なレベルであるといえます。

プロセッサの性能

Dragon Touch Y80」はRockchip RK3326 クアッドコアプロセッサを搭載しています。このプロセッサは64ビット対応の4コア プロセッサで、最大1.5 GHzの周波数で駆動できます。Antutuベンチマークスコアは総合で約4万点です。

Teclast P80X」・・・Spreadtrum SC9863A オクタコア / Antutu総合で「73562」
ALLDOCUBE iPlay8 Pro」 ・・・MediaTek MT8321 クアッドコア / Antutu総合で約4万7千点
Teclast P80H」・・・MediaTek MTK8163 クアッドコア / Antutu総合で約2万5千点

他社のタブレットと比べてみると、「Teclast P80H」よりは約1万5千点上になり、「ALLDOCUBE iPlay8 Pro」と同じ4万点台になります。8インチの低価格タブレットでは「Teclast P80X」で最も高速になります。

バッテリー性能

Dragon Touch Y80」は4000mAh バッテリーを搭載し、連続して8時間ほど駆動できます。

Teclast P80X」・・・4200mAh
ALLDOCUBE iPlay8 Pro」 ・・・5500 mAh / 動画再生時で 最大 6時間
Teclast P80H」・・・3400mAh

他のタブレットと比べてみると、「Teclast P80H」より800mAh容量が多くなり、「Teclast P80X」とほとんど同じになります。「ALLDOCUBE iPlay8 Pro」 は最もバッテリー容量が多く、長時間駆動できるようです。

ストレージの性能

Dragon Touch Y80」は16GB ストレージを搭載しています。別売のmicroSDカードを利用することで、最大128GBまで拡張できます。

Teclast P80X」・・・16GB / microSDカードで最大 128GB まで
ALLDOCUBE iPlay8 Pro」 ・・・32 GB / microSDカードで最大128GBまで
Teclast P80H」・・・8GB

他のタブレットと比較してみると、「Teclast P80H」よりも容量が2倍多くなっており、「Teclast P80X」と全く同じ容量であることが分かります。「ALLDOCUBE iPlay8 Pro」は最もストレージ容量が多く、「Dragon Touch Y80」の2倍の容量となる32GBストレージを内蔵しています。

カメラの性能

Dragon Touch Y80」は背面に200万画素、前面に200万画素カメラをそれぞれ搭載しています。

Teclast P80X」・・・背面200万画素、前面30万画素
ALLDOCUBE iPlay8 Pro」 ・・・背面200万画素、前面30万画素
Teclast P80H」・・・背面200万画素、前面30万画素

他のタブレットと比べてみると、「Dragon Touch Y80」は前面カメラの画素数が170も高いことが分かります。主にWebカメラとしてチャットやWeb会議、Skypeなどで利用するもので、他のタブレットよりも高画質な映像でコミュニケーションすることができます。

通信の性能

Dragon Touch Y80」はWiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.0をサポートしています。高速で途切れづらい通信が可能なWi-Fiデュアルバンドには対応していません。GPS通信はWi-Fi経由で利用できます。

Teclast P80X」・・・WiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.1、GPS
ALLDOCUBE iPlay8 Pro」 ・・・Wi-Fi 802.11b/g/n/ac (2.4GHz)、Bluetooth 4.0、GPS
Teclast P80H」・・・WiFi 802.11 b/g/n(2.4GHz)、Bluetooth 4.0、GPS

他のタブレットと比較してみると、どれもWi-Fiデュアルバンドに対応していないことが分かります。「Teclast P80X」のBluetoothバージョンが4.1になっていることだけが違っています。

インターフェースの性能

Dragon Touch Y80」はmicroUSB 2.0、microSDカードスロット×1、ヘッドホンジャック×1を搭載しています。また、マイクとスピーカーも内蔵しています。microHDMIは搭載されていません。

Teclast P80X」・・・microUSB、microSDカードスロット×1、SIMスロット×1、ヘッドホンジャック×1
ALLDOCUBE iPlay8 Pro」 ・・・Micro USB×1、microSDカードスロット、3.5 mm ジャック×1
Teclast P80H」・・・Mirco USB 2.0、Micro SD カードスロット、3.5mm のイヤホンジャック、micro HDMI

他のタブレットと比較してみると、「Dragon Touch Y80」は「ALLDOCUBE iPlay8 Pro」と同じインターフェースになっていることが分かります。「Teclast P80X」はSIMカードスロットがある点で、「Teclast P80H」はmicroHDMI端子がある点で違っています。

ボディ・筐体・デザイン

Dragon Touch Y80」のサイズは124.5×208.5×9.2mmで、重量は320g。カラーはブラックのみを用意しています。また、ボディには手触りのいいメタル素材を採用。重さ320gと軽く、片手でもラクラクと持つことができます。

Teclast P80X」・・・205 x 121 x 5.8 mm / 重量 400g
ALLDOCUBE iPlay8 Pro」 ・・・:215.0mm x 幅:122.9mm x 厚さ:8.9mm / 重量 345g
Teclast P80H」・・・210 x 121 x 9.9 mm / 重量 331g

他のタブレットと比べてみると、「ALLDOCUBE iPlay8 Pro」 とほぼ同サイズであることが分かります。厚さは「Teclast P80H」よりも薄くなっています。

「Dragon Touch Y80」と 「Teclast P80H」の違い

Dragon Touch Y80」は、8インチの「Teclast P80H」(Android7.0)とどのように違っているのでしょうか? スペックや機能を比較しながら、その違いを明らかにしてみましょう。

16GBストレージを搭載

Dragon Touch Y80」は16GBストレージを搭載しています。一方、 「Teclast P80H」は8GBで、「Dragon Touch Y80」の方が容量が2倍多いことになります。また、「Dragon Touch Y80」にはmicroSDカードで最大128GBまで拡張できるというメリットもあります。

前面にも200万画素カメラを搭載

Dragon Touch Y80」のカメラは背面200万画素、前面200万画素。一方、「Teclast P80H」のカメラは背面200万画素、前面30万画素で、「Dragon Touch Y80」の方が前面カメラの画素数が高くなります。

HDMI出力に対応しない

Dragon Touch Y80」はHDMI出力に対応しないため、外部ディスプレイにケーブルで出力することができません。一方、「Teclast P80H」は
micro HDMIポートを搭載しており、外部ディスプレイやテレビなどに出力できるというメリットがあります

薄型軽量のボディ

Dragon Touch Y80」は厚さ9.2mmで、重さは320g。一方、「Teclast P80H」は厚さ9.9 mmで、重さは331g。「Dragon Touch Y80」は「Teclast P80H」よりも0.7mm薄く、11g 軽くなっています。

Rockchip RK3326 搭載

Dragon Touch Y80」は64ビット対応の「Rockchip RK3326」プロセッサを搭載している。2018年に出荷された比較的新しいプロセッサで、ブラウジングやYouTubeなどの動画視聴、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSアプリ、ブラウザゲームぐらいなら快適に動作します。

メリット・デメリット

Dragon Touch Y80」は本当に買うべきタブレットなのでしょうか? メリットやデメリット、そして 8インチの「Teclast P80H」、「Amazon Fire HD 8」との比較を参考にしながら、その是非を明らかにしてみましょう。

メリット

・Google Playストアに対応
※「Amazon Fire HD 8」はGoogle Playストアに対応していない
※TwitterアプリやFacebookアプリ、Instagramアプリなどが使用できる。

・OTGに対応
※microUSB経由でキーボードやマウスと有線接続することができる。

・HD画質のIPS液晶を搭載している
※IPS液晶なので発色が良く、視野角も広い

・16GBストレージ搭載
※「Teclast P80H」は8GB

・電子書籍や動画視聴も快適
※8インチなので、7インチのタブレットよりも画面が見やすい

・Android8.1で使える
※「Teclast P80H」はAndroid7.0

・1年間の保証期間がある
※万が一故障した場合に相談できる

デメリット

・SIMフリーではない
※SIMスロットは搭載されていないため、Wi-Fi通信とBluetooth通信のみとなる。

・HDMI出力に対応していない
※「Teclast P80H」は対応しており、タブレットの画面を大型のディスプレイに映し出すことができる。

・スピーカーが貧弱
※1Wスピーカーなので音楽用として不向き。別途ワイヤレススピーカーを用意する必要がある。

総合 評価

Dragon Touch Y80」は一万円程度で購入できるタブレットとしては、標準的なスペックをもっています。HD画質のIPS液晶、ブラウジングや動画視聴で快適に動作するプロセッサ、快適に使うために必要最低限な16GBストレージ、8時間ほど駆動するバッテリー。これらのスペックはAmazonで販売されている他の8型Androidタブレットにもないわけではありません。

しかし、もしも「Dragon Touch Y80」がセールなどで8千円前後の価格になったとしたら、非常にお買い得なタブレットになるに違いありません。Google Playストアはもちろん、日本語の表示や1年間の保証期間もついており、初心者の人にも安心だ。Kidoz(子供向け&知育アプリのためのプラットフォーム)も対応しているので、子供に持たせておくタブレットとしても最適です。

価格は?

Dragon Touch Y80」は、

Amazonで8,999円、

ヤフーショッピングで10,891円 (税込)、

米国 Amazon.comで$69.99、

で販売されています。

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