2019年6月12日に発売された「Google Nest Hub」をレビュー! 5.5インチの「Amazon Echo Show 5」と比較し、その違いも掲載しています。
※2021年5月5日、「Nest Hub 2」が発売されました。
※2019年11月22日、「Nest Hub Max」が発売されました。
※2020年10月15日から「Nest Audio」も発売中です。
「Google Nest Hub」の特徴 まとめ
「Google Nest Hub」はGoogle アシスタント対応のスマートディスプレイ。コンパクトボディに7インチのタッチ対応LCDスクリーン液晶を搭載。音声でGoogleサービス機能(検索、YouTube、Google フォト、カレンダー、マップなど)をディスプレイに表示させて利用できるほか、
画面の明るさを自動調整する「アンビエントEQ機能」、「フォトフレーム機能」、「スマートホーム向けデバイス一括管理」機能、最大6人までの声を判別する「ボイスマッチ」機能などを備えている。
公式製品紹介ページはこちら
https://store.google.com/jp/product/google_nest_hub
公式レビュー動画 ディスプレイの見え方やボディの質感・機能・特徴が分かる
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「Google Nest Hub」のスペック 一覧
- ディスプレイ 7 インチ LCD タッチ スクリーン(解像度は1024×600ドット)
- スピーカー フルレンジ スピーカー
- マイク 2 マイク配列
- カメラ 非搭載 ※テレビ電話は使用不可
- 通信 Wi-Fi 802.11b/g/n/ac(2.4GHz / 5GHz)、Bluetooth 5.0 対応
- センサー 静電容量方式タッチセンサー 周囲光センサー
- 電源 15 W アダプター
- ポート DC 電源ジャック
- カラー Sand, Aqua, Chalk, Charcoal
- サイズ 奥行: 67.3 mm 幅: 178.5 mm 高さ: 118 mm
- 重量 480 g
- カラー チョーク/チャコール/アクア/サンド
- 電源ケーブル: 1.5 m
- 付属するサービス YouTubeの有料サービス「YouTube Premium」を3カ月無料で利用できる特典
「Google Nest Hub」のディスプレイ性能
「Google Nest Hub」7インチの液晶を搭載しています。5.5インチの「Amazon Echo Show 5」と比べると、1.5インチ大きく、その分見やすくなっています。
解像度は1024×600ドットで細かい字もはっきりと表示。タッチ対応なので音声なしでも操作できます。
また、本体上部にアンビエントEQ機能のライトセンサーを搭載。「自動照度調整」機能で周囲の光に合わせてまぶしく光らないように自動で明るさを調整してくれます。この機能を利用すると、就寝時に画面の照度が暗くなり、眠りを妨げないちょうどいい明るさになります。
「Google Nest Hub」の機能
スマートホーム向けデバイスを一括で管理
「Google Nest Hub」はスマートホーム向けデバイスを一括で管理することが可能。画面を上から下にスワイプすると、自宅で繋がっているスマートデバイスを一覧表示で確認することができます。
フォトフレーム機能でアルバムを自動作成
「Google Nest Hub」はフォトフレーム機能を搭載しています。この機能でGoogleフォトと連携すると、アルバムを自動作成してスライドショーとして表示してくれます(※事前に表示したい人物やペットを指定する必要あり)。
「ルーティン」機能で情報をまとめて表示
「Google Nest Hub」にはよく使うコマンドをまとめて実行できる「ルーティン」機能が用意されています。この機能を利用すると、通勤ルートの交通情報、リマインダー、天気予報などを一度に確認することができます。
「ボイスマッチ」機能でユーザーを自動判別
スマートディスプレイを家族など複数人で利用していると、個人個人の異なる予定を教えてくれる機能が必要になります。
「Google Nest Hub」には「ボイスマッチ」機能という最大6人までの声を判別する機能があり、この機能のおかげで話しかけた人を自動で判別。個別の予定など個人的な情報もきちんと教えてくれます。
「Google Nest Hub」の音楽配信サービス
「Google Nest Hub」はGoogle Play Music、Spotify、AWA、うたパス、dヒッツ、YouTube Musicなどの音楽配信サービスに対応しています。「Amazon Echo Show 5」のようにAmazonのプライムミュージックには対応していないので注意してください。
「Google Nest Hub」の音質
「Google Nest Hub」は本体にフルレンジスピーカーを搭載。コンパクトなサイズながらもパワフルに響きます。音質は高級なオーディオ機器には劣りますが、6畳一間で音楽を楽しむには十分なレベル。じっくり音楽を聴きたいときはやはりBluetooth経由で外部スピーカーを利用した方がいいでしょう。
「Google Nest Hub」の動画配信サービス
「Google Nest Hub」はYouTubeやHulu、U-NEXT(ユーネクスト)、ビデオパスといった動画配信サービスに対応しています。Youtubeに関してはブラウザ経由での視聴になる「Amazon Echo Show 5」と違い、アプリから直接視聴できます。
「Google Nest Hub」の対応コンテンツ
「Google Nest Hub」は、日本国内では「AJINOMOTO PARK」「E・レシピ」「オレンジページ」などの料理レシピを提供するコンテンツに対応しています。また、「AWA」「うたパス・ビデオパス」「dヒッツ」「Hulu」「ラジコ」などの音楽・動画コンテンツにも対応。「ウェザーニュース」「日経電子版」「テレ朝ニュース」「WIRED」などのニュースコンテンツ(6月時点)などにも対応しています。
「Google Nest Hub」は「Echo Show 5」よりお買い得か?
「Google Nest Hub」を買うべきか、それとも「Amazon Echo Show 5」を買うべきか悩んでいる人も多いでしょう。
「Google Nest Hub」は15,120円(税込)、「Amazon Echo Show 5」は 9,980円(税込)と、これまで販売されてきた10.1インチのAmazon「Echo Show」(27,980円)、10.1インチの「Lenovo Smart Tab P10」(32,270円)よりもどちらも手ごろな価格で購入しやすくなっています。
また、「Google Nest Hub」が7インチ、「Amazon Echo Show 5」が5.5インチと液晶ディスプレイのサイズも比較的近いです。
音声による音楽再生機能(画面上に歌詞表示も可)、料理のレシピ検索(画面上に表示)も非常に充実しており、どちらも便利に使うことができそうです。
ただし、「Google Nest Hub」と「Amazon Echo Show 5」には大きな違いがいくつかあります。その違いを以下で詳しく説明していきます。
「Google Nest Hub」と「Amazon Echo Show 5」を比較
「Google Nest Hub」は、5.5インチの「Amazon Echo Show 5」とどのように違っているのでしょうか? スペックや機能を比較しながら、その違いを明らかにしてみましょう。
7インチの見やすい液晶ディスプレイ
「Google Nest Hub」は7インチ、タッチ対応のLCDスクリーン液晶(解像度は1024×600ドット)を搭載しています。一方、「Amazon Echo Show 5」5.5インチ(解像度960×480ドット)で、画面が1.5インチほど小さくなります。ただし、机の上などで使用する場合は5.5インチの方が大き過ぎずかえって見やすくなる場合があり、一概に大きければ良いというわけではなさそうです。
カメラは非搭載 テレビ電話は利用不可
「Google Nest Hub」はカメラを搭載していないため、「Amazon Echo Show 5」のようにテレビ電話を利用することができません。
ただし、その代わり、勝手に覗かれるというリスクがなくなり、プライバシーを保護しやすいというメリットがあります。
なお、「Amazon Echo Show 5」には新たに「プライバシー設定機能」が追加されており、カバーでカメラを使わないようにすることもできるようになっています。
Huluを視聴できる
「Google Nest Hub」は「Hulu」、「U-NEXT」(ユーネクスト)、「ビデオパス」に対応しています。
一方「Amazon Echo Show 5」はPrime Video、YouTube、AbemaTVに対応しており、「Hulu」、「U-NEXT」(ユーネクスト)、「ビデオパス」といった動画配信サービスを利用することは現在のところ不可能です。
なお、「Google Nest Hub」は「ネットフリックス」にも対応する予定になっています。「Amazon Echo Show 5」は「ネットフリックス」には対応していないので、この点が大きな違いになりそうです。
音楽視聴が快適
「Google Nest Hub」はフルレンジスピーカーを搭載し、Google Play Music、Spotify、AWA、うたパス、dヒッツ、YouTube Musicなどの音楽サービスにも対応しています。
一方、「Amazon Echo Show 5」は1.65インチの4Wのスピーカーを搭載。対応サービスはAmazon Music、Spotify、dヒッツ powered by レコチョク、うたパスなどに対応しています。
どちらもキッチンなどで視聴する際に十分な音質(※本格的なサウンド再生は無理)だが、「Amazon Echo Show 5」は周囲360°に音を出すことから隣の部屋などにも音が漏れてしまうというリスクがあります。「Google Nest Hub」は前面のスピーカーのみから音が出るため、その心配はあまりありません。
自動でデータを同期・共有できる
「Google Nest Hub」で交通経路などを検索した場合、その経路が自動的にスマートフォンにも同期されます。また、スマートフォンで撮影した写真をGoogleフォトにアップロードすることで瞬時に共有され、同じ写真が「Google Nest Hub」でも見られるようになります。このデバイス間で強力にデータを共有できる点が「Amazon Echo Show 5」にはないメリットです。
「Google Nest Hub」は買うべきか?
「Google Nest Hub」は本当に買うべきなのでしょうか? スペックや機能、5.5インチの「Amazon Echo Show 5」、10.1インチのAmazon「Echo Show」、2.5インチの「Amazon Echo Spot」、10.1インチの「Lenovo Smart Tab P10」と比較しながら、「Google Nest Hub」を買うべきかどうかを再検討してみましょう。
料理レシピは充実しているが・・・
「Google Nest Hub」はレシピ動画サービスの「kurashiru」などと連動し、音声でレシピを画面上に表示できます。
「最初のレシピを表示」でレシピが表示され、作り方は1ステップずつ音声で通知されるため、料理も作りやすいです。
ただ、この機能を利用するのは主婦の方や料理に興味がある男性のみ。デジタルガジェットが大好きな人で「料理作りがとっても好き」という人は非常にまれであることから、購入の理由にはならないように思います。
Googleフォト連携は便利だが・・・・
「Google Nest Hub」はGoogleフォトと連携しており、Googleフォトの写真を音声操作で表示したり、プレイリストを作成して、ループ再生することもできます。スマートフォンで撮影した写真もGoogleフォトにアップすることで、「Google Nest Hub」からも見られるようになります。
ただし、この機能を利用する人は日常的に写真を撮影する人や家族間で写真を共有したいと思っている人に限られます。Googleフォト連携機能は「Google Nest Hub」を購入するための強力な理由にはならないように思います。
音楽も聴けるが・・・
「Google Nest Hub」はたしかにフルレンジスピーカーを搭載し、Google Play Music、Spotify、AWA、うたパス、dヒッツ、YouTube Musicなどの音楽サービスも利用できます。
しかし、本格的なオーディオ機器と比べると音質が劣るため、「じっくり音楽を楽しむ」といった用途には向いていないようです。どちらかというと、キッチンなどで料理を作ったり、洗い物をしたりするときに、「ちょっと音楽を聴きたいな」というときに向いている感じがします。
この点を考慮すると、主婦など日常的に自宅にいる人には最適ですが、会社員で自宅を空けている時間が多い人にはあまりメリットがないようにも思います。
動画視聴は超快適!
「Google Nest Hub」は「Hulu」、「U-NEXT」(ユーネクスト)、「ビデオパス」に対応しており、対応する動画配信サービスが最も多い(※「ネットフリックス」にも対応する予定)。
一方、5.5インチの「Amazon Echo Show 5」、10.1インチのAmazon「Echo Show」、2.5インチの「Amazon Echo Spot」、10.1インチの「Lenovo Smart Tab P10」では「Hulu」、「U-NEXT」(ユーネクスト)、「ビデオパス」といった動画配信サービスは利用できません。
「Google Nest Hub」は据え置き型で7インチの液晶ディスプレイを搭載しており、動画視聴には非常に向いているといえます。
最大の課題は検索の精度にあり!
「Google Nest Hub」を購入するまえにどうしても知っておきたいのが、「タブレットとの違い」です。実は「Google Nest Hub」は通常のタブレットでは当たり前のように使える「タッチ操作によるWebブラウジング」(※検索のこと)が利用できません。基本的には音声で検索することになるのですが、音声検索がうまくいかないときには困ったことになります。なんと、タッチ操作に切り替えて検索することができないのです。
この点で「Google Nest Hub」のようなスマートディスプレイは現時点において、非常に大きな課題を持っているといえます。ただし、10.1インチの「Lenovo Smart Tab P10」は本体から分離してタブレット単体でも利用できるため、この課題は克服しているといえます。
「Lenovo Smart Tab P10」の価格は32,270円(税込)と「Google Nest Hub」の2倍以上するが、現時点で最高のスマートディスプレイであるといえます。
購入の決めては「Stadia」対応かどうか?
スマートディスプレイなんてちっとも興味がない人でも、「Googleのクラウドゲームプラットフォーム Stadia に対応するよ!」と言われたら、態度を一変させてしまうことでしょう。
ご存知の通り、Googleは月額9.99ドルでゲームやり放題サービスを世界で展開する予定になっており、いずれ日本でも展開される可能性が非常に高いです。この「Stadia」はスマホ、タブレット、PC、Chromecastを接続したテレビなどでも利用できます。
「Google Nest Hub」は据え置き型で安定した設置が可能で、しかも7インチと机の上においてゲームをするのにちょうどいい大きさ。Bluetooth 5.0 にも対応しているため、ワイヤレスのゲームパッドも利用できます。「Stadia」が日本で展開されるのは2020年以降になるかもしれませんが、将来を見据えて早めに購入しておくのもいいかもしれません。
「Google Nest Hub」の価格は?
「Google Nest Hub」は、
Amazonで8,299円、
楽天市場で7,500円 (税込)、
ヤフーショッピングで7,380円、
ビックカメラで9,900円 (税込)、
で販売されています。
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他のスマートスピーカーと比較する
リンク先からさらに詳しいスペック情報や機能、性能、価格などが分かるようになっています。
★「Nest Hub 2」(7インチ)
「Echo Show 10」(第3世代)
「Smart Tab M10」(2020)
「Echo Show 8」(8インチ)
「Echo Show 5」(5インチ)
「Google Nest Audio」(スマートスピーカー)
「Chromecast with Google TV」(TVスティック)
「Lenovo Yoga Smart Tab」(タブレット)
「Fire HD 10」(タブレット)
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