2.8インチ「Miyoo Mini」の使い方とメリット・デメリット

2.8インチ「Miyoo Mini」の使い方とメリット・デメリットを紹介！内蔵ゲーム、エミュレーター、スペック、評価、価格を紹介します。

※2024年4月25日、「Miyoo Mini A30」が発売されました。

※2023年2月、「Miyoo mini Plus」が発売されました。レビュー記事で詳しく解説しています。

※本ページはプロモーション（広告）を含んでいます。

このページ内の目次

「Miyoo Mini」とは？

「Miyoo Mini」はLinux OSを搭載した2.8型のエミュレーターゲーム機です。

ゲームボーイ風のタテ型のデザインで、PS1、PCエンジン、スーパーファミコン、ネオジオ、ゲームボーイ（アドバンス）、メガドライブ、カプコンアーケードなど13種類のエミュレーターに対応しています。

プロセッサはARM Cortex A7 1.2GHz、メモリは128MB （Plus版は256GB）ですが、比較的軽量なOSを採用しているため、遅延なくスムーズに動作します。

また、収録ゲーム数が64GBで約 15000、128GBで約 25,000 （※販売先・バージョンによって異なる）と非常に豊富。

デフォルトのOSはLinux (Retro Arch)ですが、柔軟なカスタマイズに対応する独自の Onion OS を導入できるというメリットもあります。

公式サイト:Miyoo Mini Plus + V2 V3 V4 | Official Store | $79 In Stock https://officialmiyoomini.com/

「Miyoo Mini」ならこんな楽しみ方ができる！

ゲーム機「Miyoo Mini」を利用して、以下のような3つの楽しみ方ができます。

1.ゲームボーイ風のタテ型ボディで、レトロなゲームを楽しむ

2.レトロアーチ（RetoroArch）やOnion OS の導入で、さまざまなカスタマイズを楽しむ

3.ANBERNICやPowkiddyのゲーム機には収録されていない豊富なゲームを楽しむ（※64GB/128GBのみ可能）

ゲームをプレイする方法

「Miyoo Mini」でゲームにアクセスするには「Game」、もしくは「RetroArch」（レトロアーチ）にアクセスします。

アクセスすると、各エミュレーターが表示され、その中のゲームタイトルにアクセスできるようになります。

ゲームを開始する際にセレクトボタンを押す必要があるゲームもあります。セレクト→スタートボタンでゲームが始まります。

なお、上記は「ゲームROM付き」モデルを購入した場合に可能になる操作です。「ゲームROMなし」を購入すると、必要なファイルが足りず、ゲームが起動しないことがあるので注意してください。

「Miyoo Mini」の基本的な操作方法

「Miyoo Mini」ではAボタンが決定、Bボタンが戻るです。

ゲームを途中でやめたいときは本体の正面、中央にあるメニューボタンを押し、「Exit」を選択します。

メニューボタンは本体の正面中央、十字キーとABXYボタンの間にあります。

メニューボタンからゲームのセーブ・ロードも行えます。

「Miyoo Mini」でゲームを追加する方法

「Miyoo Mini」本体からTFカードを本体から取り出し、アダプターを介してPCに接続します。ゲームのフォルダがあるので、そこに自分で吸い出したゲームのROMを保存します。

例えばファミコンならFCもしくはNES、スーパーファミコンならSFC、メガドライブならMDのフォルダにROMを保存します。

なお、「Miyoo mini」(Plus版も同じ)の場合、OTG対応のUBS Type-Cケーブルを利用して直接PCと接続できます。

接続後にファイルを追加・削除することもできます。

「Miyoo Mini」でファームウェアをアップデートする方法

サイトからファームウェアのファイルをダウンロードし、そのファイルをmicroSDカードに保存します。

本体の電源を切り、先ほどのmicroSDカードを本体に装着します。

この状態で本体をケーブルで充電し、「充電モード」にさせます。すると、自動的にアップデートが開始されます。

ただし、ファームウェアのファイルは中国のサイトにあり、ダウンロードする際には中国の百度サービスにログインする必要があります。

Firmware download – Shenzhen le miyou technology co., ltd. https://www.lomiyoo.com/en/gujianxiazai.html

実質的に日本からはファームウェアをダウンロードするのが非常に難しく、初心者には不可能です。

「Miyoo Mini」のバッテリーを交換する方法

「Miyoo Mini」(Plus版も同じ)はバッテリーを交換することができます。

交換するには、まず本体からバッテリーを取り外します（※白い端子を本体から外す必要あり）。

取り外す際にはドライバーは不要です。蓋は手で簡単に外れます。

新しいバッテリーバッテリーを接続します（※白い端子を本体につなげる必要あり）。

これで完了です。

なお、バッテリーはAliExpressで、約千円ほどで販売されています。

「Miyoo Mini battery」で検索するといくつか表示されるはずです。

「Miyoo Mini」を日本語にする方法

「Miyoo Mini」のシステム言語は「英語」と「中国語」のみ対応しています。設定（メニュー画面にアイコンあり）から「英語」と「中国語」の変更はできますが、日本語を選択することはできません。

ただし、レトロアーチ（Retro Arch）を日本語にすることは可能です。方法はパソコン版レトロアーチ（Retro Arch）の言語変更方法と同じです。

以前、Linuxパソコン用に記事を書いたのでそちらを参照してみてください。難しくありません。

Linuxにretoroarchをインストール！文字化けも回避して遊び放題に

「Miyoo Mini」でOnion OSを導入する方法

SDカードを用意し、FAT32形式でフォーマットします。

SDカードにOnionOSを保存します。

ファイルはこちら→Releases · OnionUI/Onion https://github.com/OnionUI/Onion/releases

本体の電源を切り、SDカードを装着します。

SDカードを挿入し、本体を起動させます。

Onion OSで「Miyoo Mini」が起動します。

メニュー画面がいつもの表示と変わっていれば成功です。

「Miyoo Mini」のエミュレーター

「Miyoo Mini」には全部で20種類のエミュレーターがあります。

バージョンが異なるモデルが多数販売されているので多少の違いがあります。

FC (6786)
GB (1845)
GBA (1584)
MD (3819)
SFC (6339)
PS (54)
MS (1210)
WSC (89)
PCE (936)
NGP (38)
ATARI 2600 (699)
ATARI 7800 (125)
ARCADE (75)
FBN (75)
FFPlay (1)
MAME 2010 (39)
MAME Plus (410)
NEOGEO (152)
PicoDrive (3819)
SmsPlus (1210)

「Miyoo Mini」の内蔵ゲーム・収録タイトル

「Miyoo Mini」の収録ゲーム数は64GBで約 15000、128GBで約 25,000 になります（※販売先・バージョンによって異なる）。

内蔵されているゲームのタイトルはYouTube動画で確認できます。

「Miyoo Mini game list」でいくつか表示されるはずです。

なお、YouTubeの「Burari Akiba」（秋葉原ぶらりのサブチャンネル）でも「Miyoo Mini」の内蔵ゲーム・収録タイトルを公開しています。

気になる人はチェックしてみてください。

PS1、NEOGEOの収録ゲームタイトル

GBA、GBの収録ゲームタイトル

その他の収録ゲームタイトル

その他の収録ゲームタイトルはYouTubeの「Burari Akiba」（秋葉原ぶらりのサブチャンネル）で公開していきます。上のエミュレーター以外のゲームタイトルを知りたい人はぜひチェックしてみてください。

Burari Akiba – YouTube

「Miyoo Mini」のメリット

「Miyoo Mini」のメリットを紹介します。

タテ型で2.8型の高解像度IPS液晶が見やすい

「Miyoo Mini」は2.8インチで解像度640x480pxのIPSスクリーンを搭載。高精細なきれいな映像を映し出せます。

一方、「Powkiddy A20」は3.5インチで解像度640x480pxのIPS液晶を搭載しています。「RG351V」は3.5インチで解像度640×480 pxのIPS液晶を搭載しています。「GKDmini」は3.5インチで解像度320 x 240 pxのIPS液晶を搭載しています。

16種以上のエミュレーターに対応

「Miyoo Mini」は16種以上のエミュレーターに対応しています。

一方、「Powkiddy A20」は18種類のエミュレーターに対応しています。「RG351V」は20種類以上のエミュレーターに対応しています。「GKDmini」は15種エミュレーターのエミュレーターに対応しています。

microSDカードで最大128GBまで拡張できる

「Miyoo Mini」はmicroSDカードにシステム・ゲームが収録されています。また、最大128GBまで拡張できます。

一方、「Powkiddy A20」は8GBストレージ搭載でmicroSDカードで最大256GBまで拡張できます。「RG351V」は16GBメモリ搭載でmicroSDカードで最大256GBまで拡張できます。「GKDmini」は32GBストレージ搭載で　microSDカードで最大512GBまで拡張できます。

1900mAバッテリー搭載で交換もできる

「Miyoo Mini」は1900mAバッテリー搭載で4～5時間駆動できます。また、バッテリーの交換も可能です。

一方、「Powkiddy A20」は3000mAhバッテリーを搭載しています。「RG351V」は3900mAhバッテリーを搭載しています。「GKDmini」は2500mAhバッテリーを搭載しています。

Type-Cで充電できる

「Miyoo Mini」はType-Cで充電できるようになっています。

一方、「Powkiddy A20」、「RG351V」、「GKDmini」もType-C充電に対応しています。

厚さ18mmで重さ110gの小型軽量ボディ

「Miyoo Mini」は厚さ18mmで重さ110gの小型軽量デザインになっています。

一方、「Powkiddy A20」は厚さ19mmで重さ185gになっています。「RG351V」は厚さ27mmで重さ223gになっています。「GKDmini」は厚さ19 mmで重さ162g(アルミ合金バージョン227g)になっています。

「Miyoo Mini」のデメリット

「Miyoo Mini」のデメリット（弱点）を紹介します。

メモリ容量が少ない

「Miyoo Mini」は128MB DDR3メモリを搭載しています。

一方、「Powkiddy A20」は2GB DDR4メモリを搭載しています。「RG351V」は1GB DDR3Lメモリを搭載しています。「GKDmini」は128MB LPDDR2メモリを搭載しています。

ワイヤレス通信に対応していない

「Miyoo Mini」はワイヤレス通信に対応していません。

一方、「Powkiddy A20」と「RG351V」はWi-Fi通信に対応しています。「GKDmini」はWIFI/Bluetoothモジュールに接続して通信できます。

「Miyoo Mini」のスペック

ディスプレイ 2.8インチ、解像度640 x 480 pxのIPSスクリーン
プロセッサ SigmaStar SSD202D x2 Cortex A7@1.2GHz
GPU 2D GPU
RAM（メモリ） 128MB DDR3
ストレージ 32GB (microSD/※販売先によって異なります)
外部ストレージ microSDカードで最大128GBまで
バッテリー 1900mAh /3.7v　※交換可能
駆動時間　4～5時間
カメラ　なし
ワイヤレス通信 非対応
インターフェース Type-C、TFカードスロット、3.5mmオーディオジャック
スピーカー　本体前面の下部にあり
セーブ　対応・最大10レコードまで
ゲームの追加　対応
振動（バイブレーション）　対応
言語　英語、日本語、フランス語、中国語など多言語に対応
OS Linux (Retoroarch) ※Onion OS を導入可能
サイズ 93.5 x 65 x 18mm
重量　110g
カラー　ホワイト、グレー

「Miyoo Mini」の評価

「Miyoo Mini」の評価を紹介します。

スペック：★★★

通信：★

機能：★★★

デザイン：★★★★

使いやすさ：★★★★

価格：★★★★★

＜総合評価＞

タテ型で2.8インチのレトロ携帯ゲーム機です。他のモデルよりも低価格で親しみやすいデザインと初心者でも使いやすい操作性を兼ね備えています。

魅力はなんといってもバッテリーを交換できるところ。ほとんどの中華系携帯ゲーム機はバッテリーが交換できないため、充電できなくなった時点で使えなくなりますが、「Miyoo Mini」はバッテリーを交換することで半永久的に使い続けられます。

また、意外と2.8インチのIPS液晶が高解像度で見やすいところも魅力的です。Retoroarchでエミュレーターを変更できたり、最近プレイしたゲームやお気に入りのゲームにすばやくアクセスできたりと玄人にも素人にも使いやすい操作性を備えているところも好感が持てます。

価格は7,999円(Amazon)。Raspberry Piを使って携帯ゲーム機を作るよりも安いですね。低価格で使いやすいレトロ携帯ゲーム機を探している人におすすめです。

新型「Miyoo mini Plus」も発売！

2023年2月、「Miyoo mini Plus」が発売されました。従来モデルとの違いは、ディスプレイサイズ、ストレージ容量、バッテリー容量です。また、Wi-FI通信に対応しています。

こちらの記事でレビューしているのでぜひご覧ください。

レビュー「Miyoo mini Plus」使って分かったメリット・デメリット

その他のスペックは共通しています。

「Miyoo mini Plus」のスペック

ディスプレイ 3.5インチ、解像度640 x 480 pxのIPSスクリーン
プロセッサ ARM Cortex A7 1.2GHz
GPU PowerVR SGX544MP
RAM（メモリ）256MB DDR3
ストレージ 64GB / 128GB (microSD / ※販売先によって異なります)
外部ストレージ microSDカードで最大128GBまで拡張可能
バッテリー 3000 mAh
充電 Type-C (5V/1.5A)
ワイヤレス通信 Wi-Fi対応
インターフェース Type-C、TFカードスロット、3.5mmオーディオジャック
スピーカー 本体前面の下部にあり
セーブ 対応・最大10レコードまで
ゲームの追加 対応
振動（バイブレーション）対応
言語英語、中国語
OS Linux (Onion OSを導入可能)
サイズ 108 x 78.5 x 22.3 mm
重量 110g
カラー ホワイト、ブラック（透明）、パープル（透明）、レトロなど多数あり
付属品 USBタイプCデータケーブル x1、カードリーダー x1、ユーザーマニュアル x1、スクリーンプロテクター x1

「Miyoo mini Plus」の価格は？

Amazonで7,899円（税込・セール価格）、

楽天市場で17,945～20,700円、

ヤフーショッピングで13,590円、

AliExpressで7,491円、

米国 Amazon.comで$76.00

で販売されています。

Amazonで「Miyoo Mini Plus」をチェックする

楽天市場で「Miyoo Mini Plus」をチェックする

ヤフーショッピングで「Miyoo Mini Plus」をチェックする

AliExpressで「Miyoo Mini Plus」をチェックする

米国 Amazon.comで「Miyoo Mini Plus」をチェックする

「Miyoo Mini」の価格・販売先

「Miyoo Mini」は、

AliExpressでUS $45.67 (V2モデル・V3モデルはUS $63.8)、

米国 Amazon.comで$123.99 (V2モデル・ケース付き)、

で販売されています。

Amazonで「Miyoo Mini」をチェックする

楽天市場で「Miyoo Mini」をチェックする

ヤフーショッピングで「Miyoo Mini」をチェックする

AliExpressで「Miyoo Mini」をチェックする

Banggoodで「Miyoo Mini」をチェックする

米国 Amazon.comで「Miyoo Mini」をチェックする

※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底解説

他の携帯ゲーム機と比較

他にも最新の携帯ゲーム機が続々と販売されています。2024モデルもあるのでぜひ比較してみてください。

海外のレアすぎる携帯ゲーム機 2023 まとめ

その他のおすすめ携帯ゲーム機は？

その他のおすすめ携帯ゲーム機は以下のページにまとめてあります。ぜひ比較してみてください。

超極小サイズの携帯ミニゲーム機最新まとめ

超極小サイズの携帯ミニゲーム機を紹介しています。

ANBERNICの携帯ゲーム機が超絶進化で大人気！2023 最新機種まとめ

ANBERNICのゲーム機をまとめて紹介しています。

Powkiddyの中華ゲーム機が意外といい？！全機種まとめ

Powkiddyの中華ゲーム機をまとめて紹介しています。