「raytrektab DG-D10IWP」レビュー以上のお絵かきタブレット


ドスパラでWindows10を搭載した10.1型のタブレットPC「raytrektab DG-D10IWP」が発売されている。手書きに特化したクリエイター向けのWindowsタブレットとして注目の製品。前モデル「raytrektab DG-D08IWP」と比べて高速に動作するように改善されている。

「raytrektab DG-D10IWP」の特徴

クリエイター向けに作られた10.1型のWindowsタブレットPC。Windowsの豊富なアプリが利用できるほか、付属アプリ「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」とデジタイザーペンで快適にイラスト制作が行えるようになっている。

動作面ではGemini Lake世代のインテル Celeron N4100 クアッドコアCPUと8GB RAMを搭載。高速な128GB SSDも搭載され、イラスト制作に必要なアプリも快適に動作する。

また、前モデルよりも大きいフルHDの10.1型液晶を搭載。解像度も1,280×800ドットから1,920×1,200ドットへと変更され、よりイラストを描きやすくなっている。そのほか、ワコム製で筆圧4,096段階に対応するデジタイザーペンが付属。別売のオプション製品として「カバータイプキーボード」や「USB Type-Cハブ」も用意されている。

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非公式レビュー動画 イラスト制作・ペンで描く様子が分かる

「raytrektab DG-D10IWP」スペック 詳細

イラスト制作を快適化する10.1型 Windowsタブレット

raytrektab DG-D10IWP」はWindows10を搭載した10.1型のタブレットPC。メタルボディにGemini Lake世代のインテル Celeron N4100 クアッドコアCPUと8GB RAMを搭載。フルHD液晶や128GB SSDを備えるほか、筆圧4,096段階の手書き入力、指紋認証、Wi-Fiデュアルバンドにも対応している。

ディスプレイはどうなってる?

ディスプレイは10.1インチ解像度1920 x 1200 ドットの液晶を搭載。前モデル「raytrektab DG-D08IWP」の解像度1,280×800ドットから1,920×1,200ドットに変更されたことで、画面が高精細で見やすくなっている。また、前モデル「raytrektab DG-D08IWP」の8.0インチから2.1インチ大きくなったことで、イラストがより描きやすくなっている。

プロセッサやメモリーはどうなってる?

プロセッサはGemini Lake世代のインテル Celeron N4100 (1.10GHz-2.40GHz/4コア/4スレッド) 、RAM(メモリ)は 8GB を搭載。

前モデル「raytrektab DG-D08IWP」のIntel Atom x5-Z8350 クアッドコアからGemini Lake世代のCPUに変更したことで処理能力が大幅にアップ。メモリも4GBから8GBに増強され、処理速度が向上した。グラフィック(GPU) はインテル UHDグラフィックス600 (CPU内蔵)を採用する。

ベンチマークのスコアは?

Passmark によるベンチマークスコアは「2276」(CPU)。

Geekbench によるベンチマークのスコアはシングルコアで「1747」、マルチコアで「4943」。

バッテリーやストレージはどうなってる?

バッテリーは リチウムイオンバッテリーで駆動時間は 約7時間となる。ストレージ容量は128GB SSD。前モデル「raytrektab DG-D08IWP」の64GB eMMC から2倍に増強されたほか、高速なSSDに変更され、処理能力も向上している。

カメラはどうなってる?

カメラは 背面500万画素、前面200万画素

インターフェースはどうなってる?

インターフェースは USB Type-C×1(給電兼用)、microSDXCカードスロット×1、マイク・ヘッドホン×1。スピーカー、マイクも内蔵する。

通信・Wi-Fi・Bluetooth は?

通信は WiFi 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)Bluetooth 4.2 をサポートする。

専用デジタイザーペンはどうなってる?

付属のデジタイザーペンはワコム製で筆圧検知4,096段階をサポート。充電不要で使用できるほか、低遅延で違和感を感じない描き心地を実現している。また、5gと非常に軽いボディを採用。同じWACOM Feel Technology対応の他のペンも使用可能で、自分の好みのペンでイラスト制作できる。

イラスト用のアプリ(ソフト)は使える?

イラスト用の定番アプリ(株式会社セルシス)の「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」の シリアルコードを全数にバンドル。タブレットを購入後にすぐにイラスト制作が始められる。

ボディはどうなってる?

ボディには美しいメタル素材を採用。指紋センサーも搭載し、すばやくロック解除することもできる。

サイズや重さ、色はどうなってる?

サイズは 245(幅)×176(高さ)×9(奥行)mmで、重量は 約657g。カラーはブラックをラインナップする。

「raytrektab DG-D10IWP」 スペック  一覧

  • ディスプレイは10.1インチ解像度1920 x 1200の液晶
  • プロセッサはGemini Lake世代のIntel Celeron N4100 (1.10GHz-2.40GHz/4コア/4スレッド)
  • GPUはインテル UHDグラフィックス600(CPU内蔵)
  • RAMは 8GB DDR4
  • ストレージ容量は128GB SSD
    ※microSDカードスロット で最大128GBまで拡張可能
  • バッテリーはリチウムイオンバッテリーで駆動時間は約7時間
  • カメラは背面500万画素、前面200万画素
  • OSはWindows10 Home 64bit
  • デジタイザ Wacom feel IT technologies デジタイザ4096階調, スキャンレート180Hz
    ペン重量 約5g
  • 付属品はACアダプター / 筆圧感知機能付きペン / 手書き風液晶保護フィルム
    ※CLIP STUDIO PAINT DEBUT (シリアルコード同封)

「raytrektab DG-D10IWP」の価格は?

ドスパラでの「raytrektab DG-D10IWP」の価格は現在 73,889 円(+税)。イラスト制作を快適化する10.1型のWindowsタブレットを探している人におすすめだ。

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前モデル「raytrektab DG-D08IWP」との違い

raytrektab DG-D10IWP」は前モデル「raytrektab DG-D08IWP」とどのような違いがあるのだろうか? 両者を比較してみると、スペックが全体的に大きく異なっていることが分かる。

ディスプレイは8.0インチから10.1インチへと大型化し、解像度も1,280×800ドットから1,920×1,200ドットへと高精細化。

プロセッサは‎Cherry Trail世代のAtom x5-Z8350 クアッドコアCPUからGemini Lake世代のCeleron N4100にクアッドコアCPUに、メモリは4GB DDR3Lから 8GB DDR4へ、ストレージは8GB eMMC から高速な128GB SSDへと変更され、前モデル「raytrektab DG-D08IWP」よりも高速に動作するようになっている。

ただし、デジタイザーペンは最新のワコム製になったものの、スペックそのものは変わっておらず、筆圧4096段階をサポート。重さも5gと前モデルと全く同じ仕様になっている。動作スピードは圧倒的に「raytrektab DG-D10IWP」の方が速く、10.1インチのディスプレイでイラストも描きやすいが、8インチの「raytrektab DG-D08IWP」は携帯性に優れており、それほど重いアプリを使わなければ十分に活用できるモデルであるといえる。

前モデル「raytrektab DG-D08IWP」のスペック

  • ディスプレイは8インチ解像度1280×800の液晶プロセッサはIntel Atom x5-Z8350 クアッドコア 1.44GHz
  • GPUは Intel® HD Graphics 400
  • RAMは4GB DDR3L
  • ストレージ容量は 64GB
  • バッテリーはリチウムイオンバッテリー(約4時間 JEITA2.0)
  • カメラは背面200万画素、前面200万画素Webカメラ、
  • OSはWindows10 Home
  • デジタイザ Wacom feel IT technologies デジタイザ4096階調, スキャンレート180Hz 重量 約5g

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「raytrektab DG-D10IWP」の魅力

「raytrektab DG-D10IWP」にはどのような魅力があるのだろうか? スペックや機能、前モデルの「raytrektab DG-D08IWP」、ペンタブレットなどを参考にしながら、その実力と魅力を明らかにしていきたい。

イラスト制作がすぐに始められる

「raytrektab DG-D10IWP」にはペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」が付属する。プロも愛用するほど本格的なペイントソフトで描きやすさも抜群にいい。ベクターレイヤーを使えば繊細な線画もラクラク。描いた後で拡大・縮小などの変形も簡単に行える。また、ワコムのWacom feel IT technologies対応のデジタイザペンも付属。筆圧4096段階で細かい線もスムーズに描き込めるほか、 約5gの重さで軽やかに描き続けられる。

Windows用のアプリが使える

「raytrektab DG-D10IWP」はWindows10を搭載しているため、付属ペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT DEBUT」の他にもさまざまなソフトを活用できる。例えば、画像編集「Adobe Photoshop」や「Fotophire」、ベクターグラフィックの「Illustrator 」や「AFFINITY DESIGNER」なと。

他にもSYSTEMAX「ペイントツールSAI」や「Corel Painter 2018」なども人気があり、本格的なイラスト制作に欠かせないソフトとなっている。なお、「raytrektab DG-D10IWP」のストレージは128GB SSDなので、前モデルの「raytrektab DG-D08IWP」(64GB)よりも多くのソフトや画像データを保存できる。動作スピードも速くなっているので、さまざまなソフトをストレスを感じることなく使用できる。

8GB メモリとSSDストレージでサクサク動く

「raytrektab DG-D10IWP」はGemini Lake世代のIntel Celeron N4100が搭載されており、Intel Atom x5-Z8350搭載の前モデルの「raytrektab DG-D08IWP」よりも処理スピードがアップしている。動画編集や負荷の高い3Dゲームには向かないが、画像系のソフトやアプリなら快適に動作する。

また、「raytrektab DG-D10IWP」には大容量8GB メモリと128SSDストレージが搭載されているため、さらに処理スピードが向上。複数の画像やアプリ、ソフトを起動させていても、遅延することなく快適に動作する。

付属のデジタイザーペンが使いやすい

「raytrektab DG-D10IWP」は前モデルの「raytrektab DG-D08IWP」と同じようにワコム製デジタイザーペンが付属する。このペンは筆圧検知4,096段階をサポートし、遅延することなく滑らかに描けるスグレもの。5gと非常に軽いために長時間描いていても疲れを感じることなく、面倒な充電不要で使用できる。

一応、WACOM Feel Technologyに対応していれば、他のペンも使用可能だが、この付属のデジタイザーペンが使いやすいので、別途他のペンを必要とすることはまずないだろう。なお、この付属ペンは単体でも発売され、2500円ほどで購入できる。失くしてしまっても別途購入できるので安心して使える。

スキャナーと連携して使える

「raytrektab DG-D10IWP」はWindows10 OSを搭載しているため、通常のペンタブレットと違い、他社から発売されているスキャナーと連携して使用することができる。例えば、紙に印刷されたイラストをドキュメントスキャナーやモバイルスキャナーで取り込み、下書き用の画像として「raytrektab DG-D10IWP」に直接保存することができる。

一度データとして取り込んでしまえば、必要なときに取り出してすぐトレースできるので非常に便利だ。なお、最近のスキャナーの中にはクラウド連携機能を持つものも登場している。アナログの紙データをクラウドに保存しておくことで、スキャナーなしでも必要なデータをダウンロードできるようになる。

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