自炊スキャナーでペーパーレス! おすすめ最強モデルを比較


部屋を掃除した後、大量の書類が出てきて処分に困ったという経験はないだろうか? 紙データで一番困るのは、何が必要で必要でないのか一目で判断しづらいところ。思い切って捨ててみたものの、後で必要だったことに気がついて後悔することもある。しかし、スキャナーでペーパーレス化すれば、そんな手痛い失敗に合わずに済む。

一度スキャンして取り込んだ文書データはPDFファイルにすることで「検索」できるようになる。仮にファイルが大量にあっても、パソコンのハードディスクに保存しておけばいつでも必要なときに検索して取り出すことが可能だ。もちろん、スキャナーを用意すればアナログ写真や名刺、レシート、メモ、カードなども簡単にスキャンしてデータすることができる。会議などで使用する紙データをペーパーレス化することで大幅な経費削減にもつながる。

書籍の自炊化に強い富士通のドキュメントスキャナー

最近ではさまざまなタイプのスキャナーが登場しているが、書籍の自炊化に強いのはやはりドキュメントスキャナーだろう。古くなった中古本であっても、断裁さえしておけば、きれいに読み取ってくれる。人気が高いのはやはり富士通 PFU「ScanSnap iX500」。読み取りスピードも早く、あっという間に自炊データを作成できることで根付いよい人気を誇る。なお、富士通 PFUからは6年ぶりの最新モデル「ScanSnap iX1500」が発売中。こちらはタッチパネルとクラウド連携に対応し、より簡単に自炊データを作成できるようになっている。

断裁しないドキュメントスキャナーが人気

また、富士通PFUからは断裁不要のオーバーヘッド型スキャナー「ScanSnap SV600」も発売中。この断裁しないでスキャンするタイプ(ドキュメントカメラ/書画カメラ)は海外からも多数発売されており、低価格化も進んでいる。そのほか、A3原稿を一度にスキャンできるフラットベッドスキャナ「400-SCN025」も発売中。綴じしろの影が映らずにスキャンできるフラッドヘッドスキャナー「400-SCN033」のようなタイプ(ブックスキャナーとも呼ばれる)の人気も高い。

スキャナー製品 まとめ パートⅠ

<大画面タッチパネルが使えるドキュメントスキャナー PFU>

「ScanSnap iX1500」

PFU「ScanSnap iX1500」はタッチパネル搭載のドキュメントスキャナー。4.3型の大画面タッチパネルで、直感的に操作できるほか、画面上に登録しておいたアイコンを押すだけで整理や活用などをスムーズに行える。「ScanSnap Cloud」と連携したクラウドサービスも利用可能。新しくなった専用ソフトウェア「ScanSnap Home」で、原稿の読み取りやコンテンツの閲覧、編集、管理、検索、アプリケーションへの連携できるほか、データの生成や管理をサポートする学習機能も利用できる。スキャン速度はA4カラー両面で毎分30枚(300dpi)。通信はWi-Fi 802.11a/b/g/n/acをサポート。サイズは292(幅)×152(高さ)×161(奥行)mmで、重量は3.4kg。

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<A3原稿を一度にスキャンできるフラットベッドスキャナ>

「400-SCN025」

400-SCN025」はA3対応のフラットベッドスキャナ。見開きの雑誌や大きめの写真、A4用紙2枚も1度でスキャンできる。原稿カバーは一般的な横開き式ではなく、上開き(縦開き)式を採用し、他の物とぶつかることなく開閉することが可能。カバーは工具不要で簡単に取り外すことが可能で、厚手の本などもラクラクとスキャンできる。

機能面では「Batch Scan」機能を搭載し、複数の原稿を1度に同時にスキャンし、自動で分割して保存することが可能。スキャンモードとしてカラー、グレー、モノクロの3モードが利用できる。対応サイズは最大299×427mm。解像度は最大2400dpiに対応する。サイズは576(幅)×72(高さ)×406(奥行)mmで、重量は約4.6kg。

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<本を裁断せずにスキャンできるフラットヘッドスキャナー>

「400-SCN033」

400-SCN033」は本を裁断せずにスキャンするためのブックスキャナー。ガラス面までの間のエッジを約6mmとし、綴じしろの影を映すことなくキレイにスキャンすることができる。A4サイズ(300dpi/カラー)の場合、1枚あたり約7秒の高速スキャンが可能。原稿カバーは持ち上がる構造で、分厚い本もしっかり押さえてスキャンできる。

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<Wi-Fi内蔵の高速ドキュメントスキャナー・富士通 PFU>

「ScanSnap iX500」

ScanSnap iX500」はPFUの最新パーソナルドキュメントスキャナー。本体にWi-Fiを内蔵し、タブレット端末やスマートフォンと連係できる。専用アプリケーション「ScanSnap Connect Application」で、タブレット端末やスマートフォンからスキャンが可能。スキャン済みの原稿は、PDFやJPEG形式で直接タブレット端末などに保存される。

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<断裁不要のオーバーヘッド型スキャナー>

「ScanSnap SV600」

ScanSnap SV600」は本を裁断せずに非破壊でスキャンできるドキュメントスキャナー。最大A3サイズまでの新聞や書籍・雑誌の見開きなどを断裁不要でスキャンできる。

機能面では見開きにした本の湾曲を自動的に補正する「ブック補正」や「ページめくり検出」機能を搭載。高被写界深度レンズ、高指向性LED光源、ライン型CCDセンサーを組み合わせた「Versatile Imaging Technology」を搭載し、ムラを最小限に抑えながら、均一で読みやすいドキュメントを作成できる。また、複数枚の原稿を自動的に切り出す「マルチクロップ」機能を搭載。PDF編集ソフト「Adobe Acrobat Standard」や、名刺管理ソフト「CardMinder」なども付属する。サイズは210(幅)×383(高さ)×156(奥行)mmで、重量は3kg。

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スキャナー製品 まとめ パートⅡ

ここではビジネス用のモバイルスキャナーを中心に紹介する。価格も一万円程度とそれほど高くはなく、気軽に購入しやすい。会議で使用する紙をペーパーレス化して印刷代を節約したい人、職場のデスクが書類だらけになっている人、名刺がたまり過ぎて整理できずに困っている人におすすめしたい。

<超コンパクトなA4モバイルスキャナー>

「EPSON ES-60WB/WW」

EPSON ES-60WB/WW」は、Wi-Fi対応のA4モバイルスキャナー。机の中にも収納できるコンパクトサイズで、A4サイズの原稿を1枚あたり4秒で高速スキャンできる。

解像度は600dpi×600dpiで、読み取り解像度は50~1200dpi(1dpi刻み)。名刺やレシート、学校からのお知らせ文書のほか、医療機関での保険証のスキャン、店舗での売上報告用のジャーナル用紙のスキャンなどにも利用できる。本体にはバッテリーを搭載し、フル充電でA4サイズ原稿を約300枚スキャンすることが可能。Wi-FiとUSB接続を切り替えて使用できるほか、充電状況やWi-Fiの接続状況をアイコンで表示する液晶パネルも備えている。サイズは272(幅)×33.8(高さ)×47(奥行)mmで、重量は約300g。カラーはブラックとホワイトの2色を用意する。

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<たまった名刺をデータ化する>

「400-SCN051」

400-SCN051」はA6サイズまでの原稿に対応した名刺スキャナー。名刺管理ソフト「Plustek MobileOffice A6 Simplex Series」「Presto! BizCard 6」が付属し、スキャンの実行、データ管理・編集、CSVファイルへの書き出しなどが行える。

対応サイズはA6の他に、はがき、KG、Lサイズ。光学解像度は1200dpi(ハードウェア解像度は1200×1200dpi)で、1枚あたり約5.5秒(カラー、300dpi)でスキャンできる。対応OSは、Windows 10/8.1/8/7で、インターフェイスはUSB 2.0。電源はUSBバスパワーを利用する。サイズは174.5(幅)×38.5(高さ)×60.5(奥行)mmで、重量は約190g(本体のみ)。

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<A4サイズのドキュメントスキャナー>

「400-SCN050」

400-SCN050」はA4サイズに対応したドキュメントスキャナー。一度にA4までの用紙を20枚セットできるほか、両面のスキャンにも対応する。

本体にはカード専用スロットを搭載し、名刺や厚手のカードのスキャンもスキャンすることが可能。付属ソフト「Plustek MobileOffice AD480」を利用すれば、PDF変換やOCR化、印刷なども行える。保存形式はJPEG、TIFF、PDF、PNG、Windows Bitmap。Evernote、ペイント、Windows Photo Viewer、PageManagerへ直接転送することもできる。解像度は600dpi。サイズは288.5(幅)×98(奥行)×75(高さ)mmで、重量は約1.3kg(本体のみ)。

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<2通りの使い方ができるモバイルスキャナー>

「400-SCN040」

400-SCN040」は2通りの使い方ができるモバイルスキャナー。A4サイズまでの書類や書籍に本体をかざしてスキャンできるほか、本体の中に原稿を差し込んでスキャンすることもできる。

スキャン解像度は、300・600・1200dpiの3種類から選択可能。保存形式は、PDF・JPEGの2種類から選択できる。また、スキャンデータはmicroSDカードに保存することが可能。スキャン結果は本体の液晶画面ですぐに確認できる。対応サイズは名刺サイズやA4サイズ。電源はアルカリ乾電池で、コードレスでスキャンすることができる。

このほか、別売りのカードリーダー(Android用400-GADR002W・ iPhone・iPad用 400-ADRIP07WN)を接続することで、スマートフォンに直接保存することが可能。製品にはOCRソフト「MagicScan Pro」、専用ドックも付属する。サイズは260(幅)×39(奥行)×26.5(高さ)mmで、重量は約146g。

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<カラー液晶のモバイルスキャナ・サンワサプライ>

「ハンディスキャナ 400-SCN032」

ハンディスキャナ 400-SCN032」はカラー液晶を搭載したハンディスキャナ。パソコンを使用しなくてもスキャン結果をその場で確認することができる。スキャン可能な幅は最大21.6cm。A4の原稿でもらくらくと読み取ることができる。

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スキャナー製品 まとめ パートⅢ

ここではスキャナーの中でも極めて珍しいタイプのものを紹介する。辞書として使えるもの、スマホにスキャンできるもの、マウスでスキャンできるものなどがあり、これからも増えていくと予想される。

<データをシェアできる超小型ハンディスキャナー>

「PenPower BeeScan NX-600」

PenPower BeeScan」はポケットに入れて持ち運べるハンディスキャナー。スマートフォンなどとBluetoothでワイヤレス接続でき、パソコンがなくても外出先で即座に画像を取り込み、クラウド上で共有できる。対応サイズは最大B4サイズまで。スキャナーでページ全体をなぞることで、ページ全体の綺麗なスキャナ画像として出力できる。

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<なぞるだけで意味が瞬時にわかるペン型電子辞書>

「シャープ ナゾル」

シャープ ナゾル」はペン先に搭載されたスキャナーでなぞることで簡単にその意味を調べられるペン型電子辞書。書籍や新聞、雑誌などを読んでいて、わからない言葉があったときに瞬時に意味を調べられる。ディスプレイは2.6インチ、15文字×3行表示のモノクロ液晶を搭載。文字の読み取りが可能な範囲は約6ポイント(約2.1mm大)~約22ポイント(約7.8mm大)。履歴は100件まで保存できる。

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<発音も分かる電子ペン辞書>

「ナゾル2」

ナゾル2」は英語や中国語の活字をなぞると意味を液晶画面に表示するペン型の電子辞書。発音を音声で確認できる機能を備えるほか、覚えたい単語を登録して繰り返し学習することもできる。

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「ナゾル 和英モデル」(BN-NZ1N)

ナゾル 和英モデル」(BN-NZ1N)はペン型スキャナー辞書の和英モデル。わからない日本語をなぞるだけで英語の表現が調べられる。

辞書には「グランドコンサイス和英辞典」を採用。日常生活のあらゆる分野から、法律、経済など社会系、動物、植物、医学など科学系の各種専門語やビジネス用語、スポーツ用語、固有名詞、慣用表現などを調べられる。液晶は2.6インチのモノクロ3行表示。電源には単4形アルカリ/Ni-MH乾電池×2を使用し、約30日連続して使用できる。サイズが158(幅)×21(高さ)×36(奥行)mmで、重量が約86g(電池含む)。製品には単4形アルカリ乾電池×2が付属する。

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<iPhoneに直接取り込めるアルバムスキャナー>

「Omoidori PD-AS01」

Omoidori PD-AS01」はiPhoneをセットして使用するアルバムスキャナー。内部のLEDフラッシュが2方向から光って撮影を開始し、反射していない部分を瞬時に合成することでキレイに取り込める。

機能面では写真に印字された日付を自動で認識して、Exifデータを変更することが可能。集合写真など大きいサイズの写真は、写真を半分ずつスキャンし、1枚の画像に自動で合成することもできる。また、自動トリミング、顔向き補正、赤目補正などの機能も搭載。スキャン後はアプリを通じてプリントやフォトブックの注文が行なえる。ファイルは450dpi~600dpi程度のJPEG形式で出力。対応機種は、iPhone 6s/6/SE/5s/5で、iPhone SE/5s/5は付属のアタッチメントを使って対応する。電源は単4電池×2。サイズは112(幅)×142(高さ)×158(奥行)mm(使用時)で、重量は310g(電池含む)。

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<マウスでスキャンできる>

「KINGJIM MSC10」

KINGJIM MSC10」はキングジム製のマウス型スキャナ。400dpiのスキャンセンサーを内蔵し、マウスのスキャンボタンでスキャナに切り替えられる。ソフトには、トリミングやコントラストなどの簡易編集機能を搭載。OCR機能で文字を取り込むこともできる。保存サイズはA4までで、保存形式はPDF/JPG/TIFF/BMP/PNG/XLS/DOC。マウスのセンサーはレーザーで解像度は1,200dpi。対応OSは、Windows 7/8.1。サイズは約60×115×37mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約110g。

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