2018年4月に発売された「Xiaomi Black Shark」( SKR-A0)のスペック、Antutuベンチマーク、特徴、魅力、価格、対応バンドを紹介! 「Razer Phone」との違いも紹介します。
※2022年4月、「Black Shark 5 Pro」が発売されました。
※2021年3月26日、「Black Shark 4」(Pro)が発売されました。
※2020年3月、「Black Shark 3」(Pro)が発売されました。
※2019年8月6日、「Black Shark 2 Pro」が発売されました。
「Xiaomi Black Shark」( SKR-A0)
「Xiaomi Black Shark」( SKR-A0)はAndroid 8.0を搭載した5.99 型のスマートフォン。放熱性にすぐれるボディにQualcomm Snapdragon 845 オクタコアCPUと最大8GB RAMを搭載。
ゲームに特化した独自の「Shark モード」や熱暴走を抑止する液体冷却システム、デスグリップを回避する「Xアンテナ」搭載するほか、前背面にソニー製2000万画素カメラを搭載。指紋認証、急速充電(Quick Charge 3.0)、Wi-Fiデュアルバンドにも対応している。なお、別売で専用の専用ゲームパッド(コントローラー)も用意されている。
「Xiaomi Black Shark」のスペック
- 型番 SKR-A0
- ディスプレイ 5.99 インチ、解像度1080 x 2160 のIPS液晶
※画面比率 18:9 / 403pp / DCI-P3対応 / 色域 97% - リフレッシュレート 60Hz
- プロセッサ Qualcomm SDM845 Snapdragon 845 Octa-core 4×2.8 GHz& 4×1.8 GHz)
- ※10 nm / 64-bit / 8コア / 最大2.8 GHz
- GPU Adreno 630
- RAM(メモリ) 6/8GB
- ストレージ容量 64/128 GB
- バッテリー容量 4000mAh
- 充電 Qualcomm 急速充電規格「Quick Charge 3.0」に対応
- 背面カメラ 1200万画素+2000万画素
- 12 MP=f / 1.8、1 / 2.9インチ、1.25 µm、デュアルピクセルPDAF
20 MP=f / 1.8、1.0µm、AF、2倍光学ズーム - メインカメラの機能 光学2倍ズーム、デュアルピクセル位相検出オートフォーカス(PDAF)、デュアルLEDデュアルトーンフラッシュ、タッチフォーカス、HDR、パノラマ、ジオタグなど
- 動画撮影 2160p@30fps(4K UHD),1080p@30fps,720p@120fps
- 前面カメラ 2000万画素
- 20 MP= f/2.2, (wide), 1/2.8″, 1.0μm
- 前面カメラの機能 プロフェッショナルポートレートモード、自動シーン認識、フロントソフトライト、セルフタイマーなど
- インターフェース USB Type-C
- ※3.5mmイヤホンジャック、microSDカードスロットは非搭載
- センサー 指紋(フロントマウント)、加速度計、ジャイロ、近接、コンパス
- OS Android 8.0 Oreo + Joy UI
- 拡張性(オプション製品) 「Xiaomi Black Shark」に取り付けられる専用のゲームパッド(コントローラー)を用意
- 付属品 保護ケース、USBタイプCケーブル、USBタイプC〜3.5mmアダプタ、電源アダプタ、ドキュメント
- サイズ 161.6 x 75.4 x 9.3 mm
- 重量 190 g
- カラー ブラック、グレイ
- 冷却性能 液体冷却
- SIMカード nano-SIM(デュアルSIM)
- 対応バンド 4G: LTE Band 1/3/4/5/7/8/12/34/38/39/40/41 、 3G: Band 1/2/5/8 、2G GSM: 850/900/1800/1900 MHz
「Xiaomi Black Shark」のベンチマーク
初代「Xiaomi Black Shark」(SKR-A0)のAntutuベンチマークスコアが判明。総合で26万9千点を超えていました。プロセッサはQualcomm SDM845 Snapdragon 845 Octa-core です。 pic.twitter.com/TubxQJMJtr
— BURARI (@akiba_burari) January 13, 2020
「Xiaomi Black Shark」のベンチマークスコアを紹介します。
「Xiaomi Black Shark」 のAnTuTuアプリによるベンチマークスコアは、
総合で「269108」、CPUで「91326」、GPUで「108469」、MEMで「11296」、UXで「58017」。
※Antutuスコアとは3D性能、UX速度、CPU性能、RAM性能を総合した評価点のこと。
「Xiaomi Black Shark」の特徴
「Xiaomi Black Shark」(SKR-A0)の特徴をまとめてみました。
色鮮やかなDCI-P3対応の液晶ディスプレイ・目も疲れにくい
「Xiaomi Black Shark」は5.99 インチ、解像度1080 x 2160 のIPS液晶を搭載。デジタルシネマ映写の色空間に対する新しい標準「DCI-P3」に対応したより色鮮やかな映像を再現できます。
また、アスペクト比 18:9のフルスクリーン液晶を採用。16:9スクリーンに比べてよりワイドで迫力ある映像が楽しめるようになっています。そのほか、画像補正によるブルーライト軽減機能を搭載。長時間のゲームプレイでも目が疲れにくい液晶になっています。
Snapdragon 845&最大8GBメモリで爆速動作!
「Xiaomi Black Shark」はQualcomm Snapdragon 845 オクタコアプロセッサを搭載。10 nmプロセスで 64-bit対応の8コアプロセッサで、Antutu ベンチマークスコアは総合で約26万9千点を記録し、負荷の高い3Dゲームもサクサク動作するようになっています。
また、6GB or 8GBメモリやAdreno 630 GPUを搭載。独立した画像処理チップも採用することで、暗いシーンのディテール処理が向上し、カクつきのない高品質映像をスムーズに再生できるようになっています。
液体冷却システムで熱暴走の心配なし
「Xiaomi Black Shark」は他の一般的なスマートフォンとは異なり、高温になることを防ぐ「液体冷却システム」を採用。ボディに放熱性の高いシールドカバーを採用することで、最大冷却面積6000mm²を実現し、CPUコア温度を8℃下げることができます。
また、液体冷却システムを採用することで、ヒートパイプ(液体冷却)を採用していないCPUと比較して約20倍の冷却性能を発揮。最大周波数で動作しているCPU稼働時間も70%増加し、長時間の駆動でも高周波で安定して動作できるようになっています。
USB Type-Cで高速充電・第三マイクでチャットも快適!
「Xiaomi Black Shark」はインターフェースにUSB Type-Cを採用。Qualcomm 急速充電規格「Quick Charge 3.0」に対応し、短時間で充電を完了できるようになっています。
また、通話スピーカー部分に隠された第三のマイクも搭載。ゲームをプレイしながら実況する際の音声をよりクリアかつ高音質にすることができます。
X 型アンテナデザインで通信の途切れなし・デスグリップを回避できる
「Xiaomi Black Shark」は通信が遮断されにくい X 型アンテナデザインを採用し、アンテナ受信感度を向上。スマートフォンを横向きにし、特定のポジションで強く握り込むことで発生する「デスグリップ(Death Grip)」を回避し、ゲームプレイ中の通信障害・遮断が起こりにくくなっています。
「Shark モード」モードでパファーマンスを向上
「Xiaomi Black Shark」はスマートフォンの性能をフルに活用して本格的なゲーム機化する「Shark モード」を搭載。本体側面の Shark キーをスライドさせることで、バックグランドのタスクや通知をOFFにし、プロセッサのパフォーマンスを向上させ、快適にゲームをプレイできるようになっています。
また、ホームボタンをスライドさせることでツールバー上にゲーム用ドックが表示。ゲームパッドのボタン設定、通知、通話などの設定を変更することができるようになっています。
専用ゲームパッド(コントローラー)が使える
「Xiaomi Black Shark」は別売で「Xiaomi Black Shark」に取り付けられる専用のゲームパッド(コントローラー)が用意されています。このゲームパッドには左側に十字ボタン(物理キー)を搭載し、ゲーム中の移動をスムーズにできるようになっています。
「Xiaomi Black Shark」の特徴 まとめ
「Xiaomi Black Shark」はゲームが快適にプレイできる独自機能をもったハイスペックなスマホです。Qualcomm Snapdragon 845 オクタコアCPUと最大8GB RAMでパワフルに動作するほか、スマートフォンの性能を最大限に引き出す「Shark モード」搭載で快適にゲームがプレイできます。
また、熱暴走を抑止する液体冷却システム、デスグリップを回避する「Xアンテナ」などゲームに特化した独自機能を搭載。音声をよりクリアで高音質にするマイクも搭載し、ゲームをプレイしながら快適に実況中継することもできます。
そのほか、前背面にソニー製2000万画素カメラを搭載。「Xiaomi Black Shark」本体に取り付けて十字方向の操作をスムーズにする専用のゲームパッド(コントローラー)も別売で用意されています。
「Xiaomi Black Shark」の魅力
「Xiaomi Black Shark」にはどんな魅力があるのだろうか? スペックや性能・機能などを考慮しつつ、その隠された魅力にせまってみたい。
熱処理に優れ、長時間のゲームプレイに耐えられる
「Xiaomi Black Shark」について詳しく調べていると、他のスマートフォンにはないゲームに特化した機能があることに気づきます。その代表的なものとして最も知られているのが「液体冷却システム」です。
送風ファンを使って冷やす「空冷」とは違い、液体を使って行う「液冷」により、高熱になるのを防ぎつつ、消費電力を抑制する働きも持っています。長時間ゲームする場合はスマートフォン本体が高熱になりすぎる傾向があり、安定したCPU性能が発揮できない場合もありますが、「Xiaomi Black Shark」の場合はそうしたトラブルにあうことなく、安定してCPUのパフォーマンスが発揮されるようになっています。
Snapdragon 845&Shark モードで最高のパフォーマンスが引き出せる
「Xiaomi Black Shark」にはQualcommの最高峰Snapdragon 845 オクタコアCPUを搭載。10nmプロセスで製造されたプロセッサでAI性能を3倍に向上させるほどパワフルに動作します。
しかし、どんなにパワフルなプロセッサでも他のアプリやタスクが動作していると、十分な性能が発揮されず、快適にゲームがプレイできないことがあります。
「Xiaomi Black Shark」にはそうしたトラブルを回避するためにボタン一つでCPUの性能をフルに引き出す「Shark モード」を搭載。他のアプリやタスクなどバックグラウンドで動作するものを完全に停止させてスマートフォンの性能が十分に発揮できるように改善されています。Snapdragon 845とShark モードのおかげで、「Xiaomi Black Shark」は最もゲームに最適なスマートフォンになったといえます。
ゲーム用ドック&専用ゲームパッドで快適にプレイできる
「Xiaomi Black Shark」にはゲーム用ドックが用意されています。これはホームボタンをスライドさせることでツールバー上に表示されるもので、ゲームプレイ中でも簡単にゲームパッドのボタン設定、通知、通話などの設定を変更できるというものです。いちいちゲームを止めずに済むのでこれまで以上にスムーズにゲームを楽しめるのが利点です。
また、「Xiaomi Black Shark」には専用ゲームパッド(コントローラー)も用意されており、これを装着することで、十字キーでスムーズに移動できるようになります。設定の変更やコントロール面で工夫されている点で、「Xiaomi Black Shark」は他のスマートフォンよりも快適にゲームしやすいスマホになっています。
カメラ性能が高くゲームの実況中継にも最適
「Xiaomi Black Shark」には前背面にソニー製2000万画素カメラを搭載。4Kでの動画撮影も可能でテレビなどでプレイしている様子を高画質で録画しておくこともできます。
また、通話スピーカー部分に隠された第三のマイクも搭載されており、クリアな音質で音声を記録することもできる。ただゲームをプレイするだけでなく、臨場感あふれるゲーム実況中継までできるところに「Xiaomi Black Shark」の隠された魅力があります。
「Razer Phone」との違いは?
ゲームに特化したスマホ「Razer Phone」と「Xiaomi Black Shark」には一体どんな違いがあるのでしょうか? スペックを比較してみると、主にディスプレイやCPU、GPU、カメラ、などで違いがあることが分かります。
「Razer Phone」は5.7インチと「Xiaomi Black Shark」よりもやや小さく、アスペクト比も 16:9 とフルビュー仕様ではありません。しかし、液晶解像度が2560 x 1440と高く、シャープ製のIGZO液晶を備えており、十分にゲーム用スマホとして活用できます。
プロセッサは前世代のQualcomm Snapdragon 835 オクタコア 2.45 GHzで、GPUも前世代のAdreno 540と「Xiaomi Black Shark」よりややパフォーマンスに劣る部分があることを気にしなければ「Razer Phone」をあえて選択してもいいでしょう。ただし、「Xiaomi Black Shark」独自の機能は「Razer Phone」では使えません。特に液体冷却システムに対応していないので、長時間のプレイをする人は「Xiaomi Black Shark」を選んだ方がいいでしょう。
参考資料「Razer Phone」のスペック
- ディスプレイは5.7インチ、解像度2560 x 1440のIGZO液晶
※リフレッシュレート120Hz / クアッドHD / アスペクト比 16:9 / 515 ppi - プロセッサはQualcomm Snapdragon 835 オクタコア 2.45 GHz
- GPUはAdreno 540
- RAMは8GB
- ストレージ容量は64GBで、micro SDカードで最大2TBまで増設可能
- バッテリー容量は4000 mAh
- カメラは背面1200万画素+1200万画素、前面800万画素
- OSはAndroid 7.11 Nougat (Androi 8.0 Oreoにアップデート予定)
- サウンドはDolby Atmos対応 THX認証
関連記事:「Razer Phone」はどんなゲームでもサクサクなスマホ
「Xiaomi Black Shark」の対応バンドを詳細にチェック!
[twitter]
「Xiaomi Black Shark」の対応バンドは以下のようになっています。
4G: LTE Band 1/3/4/5/7/8/12/34/38/39/40/41 、 3G: Band 1/2/5/8 、2G GSM: 850/900/1800/1900 MHz
SIMカード はnano-SIM(デュアルSIM)を採用しています。
以下、「Xiaomi Black Shark」の対応バンドを詳細に紹介していきます。
「Xiaomi Black Shark」のドコモ回線対応状況
「Xiaomi Black Shark」の4G LTE通信は日本全国で利用できるバンド1、 東京・名古屋・大阪の高速通信バンド3に対応。地下や郊外でも繋がりやすいプラチナバンドの19には対応していません。3G通信は日本全国で使えるバンド1に対応していますが、極一部の山岳地帯や農村地区をサポートするFOMAプラスエリア(バンド6の800MHz帯と、バンド19の800MHz帯)には非対応なので該当地域へ行くときは注意が必要です。
「Xiaomi Black Shark」はドコモLTE通信バンドのほとんどに対応し、3Gも主なバンドに対応しているので大部分のエリアで快適な通信が可能です。
主なドコモ回線SIM:楽天モバイル、LINEモバイル、BIGLOBE、DMMモバイル、OCNモバイル、IIJmio、イオンモバイルなど
「Xiaomi Black Shark」のソフトバンク回線、ワイモバイル回線の対応状況
※ソフトバンクとワイモバイルは同じ回線を利用しています。
「Xiaomi Black Shark」の4G LTEは、メインとなる バンド1、エリアが広い元Emobile回線のバンドの3、通信エリアを広くカバーするプラチナバンドの8に対応。また、モバイルWiFiやSoftbank Airなどに使われる、通信方式の異なるTDD-LTEのバンド41にも対応。3Gも通信に必要なバンド1および8に対応しています。
「Xiaomi Black Shark」はソフトバンクやワイモバイルのスマホと同じように通信できる対応バンドを持っています。
「Xiaomi Black Shark」のau回線対応状況
「Xiaomi Black Shark」はau VoLTE SIMのバンドに対応し、通話もデータ通信も行えることになっています。しかし、au回線は対応バンドが合致していても、うまく通信できない場合があります。実機レビューなどでau VoLTE SIMが利用できるのを確かめた上で、購入した方がいいでしょう。
「Xiaomi Black Shark」の価格は?
「Xiaomi Black Shark」( SKR-A0)は、
Amazonで69,000円 + ¥341の発送料、
楽天市場で37,800円〜 (税込)、
ヤフーショッピングで41,980円 〜(税込)、
AliExpressでUS $255.00 – 265.00、
米国 Amazon.comで$365.00、
で販売されています。
Amazonで「Black Shark SKR-A0」をチェックする
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他のスマートフォンと比較する
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