「Retroid Pocket 2S」のゲーム性能、エミュレーター、評価

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Retroid Pocket 2S」ののAntutuベンチマーク、原神のFPS、ゲーム性能、メリット・デメリット・スペック、評価、詳細な価格情報を紹介します。

※2024年9月10日、3.7型「Retroid Pocket Mini」が発売されました。

※本ページはプロモーション(広告)を含んでいます。

「Retroid Pocket 2S」が発売開始!

Retroid Pocket 2S main

2023年8月、中国のゲーム機メーカー Retroid Pocket の新製品「Retroid Pocket 2S」(レトロイド ポケット 2エス)が発売されました。

Unisoc T610とAndroid 11を搭載した3.5インチの携帯ゲーム機です。

Retroid Pocketからは2022年にARM Cortex A7とAndroid 8.1を搭載した「Retroid Pocket 2」が発売されています。

このゲーム機は「Androidのゲームもできる」、「コンパクトサイズで使いやすい」と評判でした。

新モデルはその性能を強化し、より高速に動作できるようになったことで話題になっています。

もちろん、レトロゲーム用のエミュレーターアプリを追加したり、自分で吸い出したゲームのROMを追加したりすることもできますよ。

それでは早速、どんなゲーム機なのか、その特徴(メリット)を詳しく見ていきましょう。

この製品の購入先はこちら→ AliExpress リンク

公式ページ:Retroid Pocket 2S Handheld

メタル版:Retroid Pocket 2S Metal Edition 

Unisoc T610の性能とAntutu ベンチマーク

Retroid Pocket 2S」が搭載するUnisoc T610 プロセッサは、中国の半導体メーカー Unisoc が開発した、主にエントリーレベルのスマートフォンやタブレット向けに設計されたSoC(System on a Chip)です。

12nmプロセスで製造された、8コア、最大1.8-2.0GHz駆動時のCPUを搭載し、高い処理性能とバッテリー効率を実現しています。

内蔵のGPUはARM Mali-G52 MP2 614 MHzで、一般的なゲームや動画再生などもスムーズに再生できます。

Antutu V9ベンチマーク総合は、約 20万 前後を記録しています。

例:例: Antutu V19 総合で「193612」、CPUで「66091」、GPUで「32186」、MEMで「37503」、UXで「57832」

Antutuで比較

Unisoc T610 プロセッサと他のCPUをAntutuベンチマーク総合で比較してみました。

すると、ゲーム機の10機種中、9番目に高いスコアを記録していました。

エントリー向けのプロセッサなので、負荷の高いゲームには向いていません。

比較的軽いAndroidゲーム、もしくはPSP、N64、DCなどのレトロなゲームに適しているといえます。

1.Qualcomm Snapdragon G3x Gen 2 (AYANEO Pocket S)・・・Antutu総合:169万

2.Snapdragon G3x Gen 1 (Razer Edge)・・・Antutu総合:100万

3.Snapdragon XR2(Pimax Portal)・・・Antutu総合:85万

4.MediaTek Dimensity 1100 (Retroid Pocket 4 Pro)・・・Antutu総合:75万

5.Qualcomm Snapdragon 865 (Retroid Pocket 5)・・・Antutu総合:60万 前後

6.MediaTek Dimensity 900 (Retroid Pocket 4)・・・Antutu総合:50万

7.Unisoc T820 (ANBERNIC RG Cube/ANBERNIC RG556)・・・Antutu総合:45万

8.Unisoc T618 (Retroid Pocket 3+)・・・Antutu総合:30万 前後

9.★ UNISOC T610 (Retroid Pocket 2S)・・・Antutu総合:20万 前後

10.Allwinner H700 (ANBERNIC RG28XX)・・・Antutu総合:15万 前後

原神のFPS

人気ゲームの「原神」はグラフィック設定「低」、24 FPS 前後で快適にプレイできます。

戦闘シーン、爆発シーンなど負荷のかかるシーンでは20 FPSまで下がることがあります。

また、街中を歩く、草原を走るなど負荷のかからないシーンでは60 FPS 以上を記録することもあります。

ゲーム性能

Unisoc T610 プロセッサはエントリー向けであるため、ゲームで遅延が生じることがあります。

各ゲームタイトルのフレームレートは以下の通りです。

原神 Genshin Impact・・・25 FPS

PUBG Mobile・・・28 FPS

Call of Duty: Mobile・・・30 FPS

フォートナイト Fortnite・・・26 FPS

Shadowgun Legends・・・54 FPS

World of Tanks Blitz・・・59 FPS

Mobile Legends: Bang Bang・・・30 FPS

そのほか、比較的軽い「Honor of Kings」、「ビックリマン・ワンダーコレクション」、「HIT : The World」、

「マインクラフト」、「ウマ娘」なども動作しますが、遅延が生じることがあります。

メリット1:3.5インチの高精細なディスプレイ・輝度450nitで明るく表示できる

Retroid Pocket 2S」は 3.5インチ(解像度640 x 480 px)のディスプレイを搭載しています。

このディスプレイは高解像度で、輝度450nitの明るい映像を映し出せます。

Android OSのため、タッチ操作にも対応しています。

リフレッシュレートは一般的なスマートフォンと同じ60Hzです。

メリット2:3Dホールスティック採用で高精度に操作できる

Retroid Pocket 2S」は高精度な操作が可能な3Dホールスティックを搭載しています。

ホール効果センサーは物理的な接触がなく、磁場による検出を行うため、部品の摩耗が少なく、ドリフトが起こりにくいというメリットがあります。

また、アナログジョイスティック R1/R2/L1/L2 も搭載し、快適に操作できます。

メリット3:最大4GBメモリと128GB eMMC ストレージで快適に使用できる

Retroid Pocket 2S」は3GB/4GB LPDDR4 1600 MHz メモリを搭載し、スムーズに動作します。

LPDDR4規格は最大3.2Gbpsの転送が可能で、LPDDR3規格(最大1.6Gbps)よりも高速になります。

また、ストレージは32GB/128GB eMMC を搭載しています。

eMMC規格は400MB/秒で転送可能です。

そのほか、SDカードスロットを搭載し、別売のmicroSDカードで拡張・増設できます。

メリット4:長持ち4000mAhバッテリーで長時間使える・充電はType-C

Retroid Pocket 2S」は容量 4000mAh のバッテリーを搭載しています。

駆動時間は公開されていませんが、一般的なスマートフォンで約2日間 駆動できる容量です。

充電はType-Cポートを利用して行います。

急速充電には対応していません。

メリット5:HDMI映像出力を利用できる

Retroid Pocket 2S」はminiHDMIポートが搭載されています。

このポートを利用して有線でテレビやモニターと接続し、

大画面でゲームを楽しむことができます。

メリット6:Android 11でOTAアップデートも利用できる

Retroid Pocket 2S」はAndroid 11を搭載し、Google PlayストアやAPK Pureなどの外部ストアから、ゲームやアプリを追加できます。

また、OTAアップデートに対応し、システムを最新の状態に更新できます。

メリット7:Wi-Fi 5とBluetooth 5.0に対応

Retroid Pocket 2S」はWi-Fi 5に対応し、ストリーミングプレイやクラウドゲームを利用できます。

また、Bluetooth 5.0に対応し、ワイヤレスのゲームパッドなどと接続できます。

「Retroid Pocket 2S」のデメリット

Retroid Pocket 2S」のデメリットを紹介します。

デメリット1:有機ELディスプレイでない

Retroid Pocket 2S」は有機ELディスプレイを搭載していません。

そのため、高コントラストで発色に優れた映像を再生できません。

一方、「Retroid Pocket Mini」は有機ELディスプレイを搭載しています。

デメリット2:急速充電に対応していない

Retroid Pocket 2S」は急速充電に対応していません。

そのため、短時間で充電を完了させることができません。

一方、「Retroid Pocket Mini」は27W急速充電に対応しています。

デメリット3:Wi-Fi 6に対応していない

Retroid Pocket 2S」はWi-Fi 6に対応していません。

そのため、Wi-Fi 5と比べて最大通信速度が約1.4倍に向上した高速な通信を利用できません。

一方、「Retroid Pocket Mini」はWi-Fi 6に対応しています。

「Retroid Pocket 2S」のスペック

  • ディスプレイ 3.5インチ、解像度640×480 px
    ※4:3/60fps/輝度450nit/タッチ操作
  • プロセッサ Unisoc T610
    ※12nm/64bit/8コア/最大1.8-2.0GHz
  • GPU ARM Mali-G52 MP2 614 MHz
  • RAM(メモリ)3GB/4GB LPDDR4 1600 MHz
  • ストレージ 32GB/128GB eMMC
  • バッテリー 4000mAh
  • カメラ なし
  • ワイヤレス通信 Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac, 2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.0
  • インターフェース USB Type-C ポート(OTG機能付き)、HDMI、microSDカードスロット、オーディオジャック
  • 映像出力 480p HDMI
  • 操作 3D ホール スティック、R1/R2/L1/L2
  • 筐体 プラスチック ※メタル版もあり
  • OS Android 11 (OTAアップデート対応)
  • サイズ 155 x 80.6 x 28 mm
  • 重量 200 g
  • カラー クリア グリーン、16ビット、ブラック、レトロ、インディゴ、クリア ブラック

「Retroid Pocket 2S」の対応エミュレーター

Retroid Pocket 2S」はGoogle Playストア、あるいはAPK Pureなどの外部ストアからAndroidのエミュレーターアプリをダウンロード・インストールできます。

また、RetroArch(レトロアーチ)をインストールして、レトロゲームを楽しむこともできます。

対応エミュレーター 一覧

CPS1/CPS2/CPS3,PSP,PS2,PS1,GENESIS,Dreamcast,Mame,GBA/GBC/GB、Wii、N64、NDS,3DS,FC,FBA,SFC,NES,GC、NEOGEO,NEOGEO Poket,NEOGEO Poket Color,PCE,SMS、MSX,SegaCD,Sega Saturn,Saga Genesis,SMS,SGG,Sega 32x,Sega SG-1000,WS,WSC,Atari Lynx,Atari 7800,Atari 2600,VirtuaBoy,3DOなど41種類以上

Unisoc T610 プロセッサの性能を考慮すると、PSP、N64、DCまでのゲームをプレイできます。

PS2は非常に負荷が高いので、ほぼ動作しないので注意してください。

主な対応ゲーム 一覧

  • CPS、CPS2、CPS3(カプコン アーケード)
  • FBA(Final Burn Alpha アーケード)
  • FC(ファミコン)
  • GBA(ゲームボーイアドバンス)
  • GB(ゲームボーイ)
  • GBC(ゲームボーイカラー)
  • NEOGEO(ネオジオ)
  • SFC(スーパーファミコン)
  • MD(メガドライブ)
  • PS(プレイステーション1)
  • N64(ニンテンドー64)
  • PSP(プレイステーション ポータブル)
  • MSX(エムエスエックス)
  • MAME(マメ)

「Retroid Pocket 2S」の評価

6つの基準で「Retroid Pocket 2S」を5段階で評価してみました。

スペック:★★★

操作性:★★★★

通信:★★★

機能:★★★

デザイン:★★★★

価格:★★★★

総合評価

2022年に発売された「Retroid Pocket 2」の後継モデルになります。

製品名の最後にSがついていますが、前モデルよりも性能が強化され、

より快適に使えるように改善されています。

OSはAndroid 8.1からAndroid 11にアップデートされています。

この変更により、対応するゲームが増え、

システムアップデートも円滑にできるようになっています。

また、プロセッサはARM Cortex A7からUnisoc T610に変更されました。

これにより、大幅に性能が向上し、

PSPやニンテンドー64、ドリームキャストなどのゲームも動作できるようになりました。

PS2はほぼ動作しませんが、レトロゲームの大半が動作するので、かなり遊べるゲーム機です。

Android OSで、比較的負荷の低いレトロゲームをプレイしたい人におすすめします。

「Retroid Pocket 2S」の価格・販売先

Retroid Pocket 公式サイト

$99.90(日本円で約 14228円)で販売されています。

Retroid Pocket 公式サイトで「Retroid Pocket 2S」をチェックする

※支払い方法はクレジットカード、Paypalです。

ECサイト

AliExpressで20,210円、

米国 Amazon.comで$159.00、

で販売されています。

Amazonで「Retroid Pocket 2S」をチェックする

ヤフーショッピングで「Retroid Pocket 2S」をチェックする

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※AliExpressでの購入方法・支払い方法はこちらのページで紹介しています。
AliExpressで激安ガジェットをお得に購入する方法を徹底 解説

おすすめの類似製品を紹介

Retroid Pocket 2S」に似た性能をもつゲーム機も販売されています。

「Retroid Pocket Mini」

Retroid Pocketから発売された3.7インチの携帯ゲーム機です。

Android 10、Qualcomm Snapdragon 865、6GB LPDDR4x メモリ、解像度 1280 x 960 pxのAMOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1 ストレージ、4000 mAhバッテリー、microSDカードスロットを搭載しています。

また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティック R1/R2/L1/L2、アクティブ冷却、A/B/X/Yボタンの配置カスタマイズ、デュアルスピーカー (1W x 2)、USB Type-C (OTG/)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Retroid Pocket公式サイトで$199.00(日本円で約28431円)です。

関連記事:「Retroid Pocket Mini」と2S、Pocket 5の違い

「AYANEO POCKET MICRO」

AYANEOから発売された3.5インチの携帯ゲーム機です。Android 13、MediaTek Helio G99、6GB/8GB LPDDR4X メモリ、解像度 960 x 960 px のIPS液晶(3:2)、128GB/256GB ストレージ、2600 mAhバッテリー、microSD 3.0 カードスロット、6軸ジャイロセンサー搭載で、

マスターコントローラー、冷却システム、Google Playストア、アプリの追加、ストリーミングプレイ、ストレージの拡張、AYASpace(フロントエンド)、AYAHome(デスクトップランチャー)、USB 2.0 Type-C(OTG)、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.2 に対応しています。

価格は、Amazonで39,800円(税込・マジックブラック・ソウルレッド レトログレーは44800円)、AliExpressで46,642円(6GB+128GBモデル・8GB+256GBモデルは52,881円)です。

関連記事:高級で超小型「AYANEO POCKET MICRO」とPocket Sの違い

「ANBERNIC RG Cube」

ANBERNICから発売された4インチの携帯ゲーム機です。

Android 13、Unisoc T820、8GB LPDDR4X メモリ、アスペクト比 1:1のIPS液晶(タッチ対応・解像度 720 x 720 px)、128GB UFS2.2 ストレージ、5200 mAhバッテリー、microSDカードスロット x1、3.5mm イヤホンジャック、6軸ジャイロスコープ搭載で、

RGBライト、ホールジョイスティック、ホールトリガー、冷却システム、最大2TBまでのストレージ拡張、ハイ フィデリティ デュアルスピーカー、振動モーター、ゲームの追加、滑り止めグリップ、USB Type-C x1(充電/OTG)、Wi-Fi 5のacデュアルバンド、Bluetooth 5.0に対応しています。

価格は、Amazonで30,999円(税込)、AliExpressで26,857円、米国 Amazon.comで $234.99 ($20 OFFクーポン付き)、です。

関連記事:「ANBERNIC RG Cube」とPowkiddy RGB30の違い

「Retroid Pocket 5」

Retroid Pocketから発売された5.5インチの携帯ゲーム機です。Android 13、Qualcomm Snapdragon 865、8GB LPDDR4x メモリ、フルHDのOLED(有機EL)液晶、128GB UFS 3.1ストレージ、5000 mAhバッテリー、TFカードスロット、3.5mmイヤホンジャックを搭載しています。

また、27W急速充電、DP映像出力、3Dホールスティック、アナログジョイスティックR2/L2、ストレージの拡張、USB Type-C (OTG)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1に対応しています。

価格は、Retroid Pocket公式サイトで$219.00 (日本円で約31166円)です。

関連記事:「Retroid Pocket 5」とPocket 4 /4Proの違いを解説

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